JPS631240B2 - - Google Patents
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- JPS631240B2 JPS631240B2 JP56210218A JP21021881A JPS631240B2 JP S631240 B2 JPS631240 B2 JP S631240B2 JP 56210218 A JP56210218 A JP 56210218A JP 21021881 A JP21021881 A JP 21021881A JP S631240 B2 JPS631240 B2 JP S631240B2
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- Japan
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- cleaning
- frame
- cleaning device
- aircraft
- fuselage
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Landscapes
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、航空機用洗浄装置に関する。
航空機の機体は、空気中の塵埃や、エンジンか
らの排気ガス,離着陸時の車輪のタイヤの摩耗片
の付着などにより機体表面が著しく汚れ、特にタ
イヤの摩耗片の付着する胴体下部は汚損が激し
い。またエンジン廻りやエンジン排気のあたる後
部胴体の下半部も、排気ガスを主体とした油まじ
りのカーボンによる汚れが激しい。このように機
体に汚物が付着することは、運航営業上の美観の
問題もさることながら、機体表面の腐蝕の問題、
更には飛行中の空気流の摩擦抵抗の問題などが発
生して航空機にとつては好ましくない状態とな
る。
らの排気ガス,離着陸時の車輪のタイヤの摩耗片
の付着などにより機体表面が著しく汚れ、特にタ
イヤの摩耗片の付着する胴体下部は汚損が激し
い。またエンジン廻りやエンジン排気のあたる後
部胴体の下半部も、排気ガスを主体とした油まじ
りのカーボンによる汚れが激しい。このように機
体に汚物が付着することは、運航営業上の美観の
問題もさることながら、機体表面の腐蝕の問題、
更には飛行中の空気流の摩擦抵抗の問題などが発
生して航空機にとつては好ましくない状態とな
る。
そこで、機体は定期的に洗浄する必要がある
が、現在機体を洗浄する上で、次のような諸問題
がある。
が、現在機体を洗浄する上で、次のような諸問題
がある。
(1) 人力による機体洗浄作業が主体であるため、
機体の大型化と共に作業者の増員と、作業時間
の延長が必要となつてきている。
機体の大型化と共に作業者の増員と、作業時間
の延長が必要となつてきている。
(2) 大型機は機体表面積が大きく、B―747など
は一度の洗浄作業で機体の半分しか洗えない。
は一度の洗浄作業で機体の半分しか洗えない。
(3) 機体の大型化と共に足場も大型化してくるた
め、高所作業としての安全上の問題がつきまと
う。
め、高所作業としての安全上の問題がつきまと
う。
(4) 機体の洗浄作業は、航空機の運航が中止され
る夜間に限定されるため、夜間作業に伴う作業
者の作業環境対策が必要となる。
る夜間に限定されるため、夜間作業に伴う作業
者の作業環境対策が必要となる。
(5) 冬期は機体表面が洗浄時に凍結し、作業がで
きない場合が生じるなど、屋外作業としての制
約をうける。
きない場合が生じるなど、屋外作業としての制
約をうける。
(6) 航空機の増大と共に、洗浄場所が自由に設け
られないなど場所の制約をうける。
られないなど場所の制約をうける。
このように航空機の洗浄には制約条件が日増し
に増大しており、これの緊急な解決策が要求され
ているのが現状であり、これに対応する国・内外
の航空機洗浄設備の開発状況はどのようになつて
いるかというと、現時点では上記の諸問題点を全
面的に解決する設備は皆無といつても過言ではな
い。
に増大しており、これの緊急な解決策が要求され
ているのが現状であり、これに対応する国・内外
の航空機洗浄設備の開発状況はどのようになつて
いるかというと、現時点では上記の諸問題点を全
面的に解決する設備は皆無といつても過言ではな
い。
本発明は、このような実情に対応すべくなされ
たもので、簡単な構成によつて従来の欠点を除去
せしめ、B―747,DC―10,L―1011などの大型
機からB―767,DC―8(何れも登録商標)など
の中,小型機の機体を自動洗浄可能となし、洗浄
効率,安全作業性,省力化の向上を計らんとする
ものである。
たもので、簡単な構成によつて従来の欠点を除去
せしめ、B―747,DC―10,L―1011などの大型
機からB―767,DC―8(何れも登録商標)など
の中,小型機の機体を自動洗浄可能となし、洗浄
効率,安全作業性,省力化の向上を計らんとする
ものである。
本発明の実施例を図面について説明すると、第
1図は全体の装置を示しており、1は基礎2上に
建設した門型のゲートフレームで、該ゲートフレ
ーム1の天井には、主翼上面用の洗浄装置A1,
A2,A3が、ゲートフレーム1の前後中心軸線を
境として左右に吊設してある。またこの主翼上面
用の洗浄装置の下手側で、かつゲートフレーム1
の中心軸線上に、これと直交する胴体上面用洗浄
装置Bが吊設してあり、この胴体上面用洗浄装置
Bより若干下手側の左右に、夫々胴体側面及び側
面と下面用洗浄装置C1,C2が吊設されている。
1図は全体の装置を示しており、1は基礎2上に
建設した門型のゲートフレームで、該ゲートフレ
ーム1の天井には、主翼上面用の洗浄装置A1,
A2,A3が、ゲートフレーム1の前後中心軸線を
境として左右に吊設してある。またこの主翼上面
用の洗浄装置の下手側で、かつゲートフレーム1
の中心軸線上に、これと直交する胴体上面用洗浄
装置Bが吊設してあり、この胴体上面用洗浄装置
Bより若干下手側の左右に、夫々胴体側面及び側
面と下面用洗浄装置C1,C2が吊設されている。
Dは上記主翼上面用洗浄装置より上手側で、而
もゲートフレーム1の中心軸線を境として左右に
吊設された垂直尾翼用洗浄装置、Eは該垂直尾翼
用洗浄装置Dの上手側に並んでゲートフレーム1
に吊設された水平尾翼用洗浄装置である。以上A
〜Eの洗浄装置は、ゲートフレーム1に夫々吊設
されるもので、この各洗浄装置A〜Eは、ゲート
フレーム1の天井に設けた、ゲートフレーム1の
前後中心軸線方向と直交する方向に配設した案内
レール3にそつて左右移動調節が可能で、かつ、
昇降可能に設けられており、B―747,DC―10,
L―1011などの大型機からB―767,DC―8など
の中,小型機に適合しうるようにしたものであ
る。
もゲートフレーム1の中心軸線を境として左右に
吊設された垂直尾翼用洗浄装置、Eは該垂直尾翼
用洗浄装置Dの上手側に並んでゲートフレーム1
に吊設された水平尾翼用洗浄装置である。以上A
〜Eの洗浄装置は、ゲートフレーム1に夫々吊設
されるもので、この各洗浄装置A〜Eは、ゲート
フレーム1の天井に設けた、ゲートフレーム1の
前後中心軸線方向と直交する方向に配設した案内
レール3にそつて左右移動調節が可能で、かつ、
昇降可能に設けられており、B―747,DC―10,
L―1011などの大型機からB―767,DC―8など
の中,小型機に適合しうるようにしたものであ
る。
また上記基礎2上には、主翼下面用洗浄装置
F1,F2及びエンジン用洗浄装置Gが設けてあり、
また必要に応じ、胴体下面及び主翼付け根用洗浄
装置Hが左右に夫々配置してある。これら洗浄装
置F1,F2,G,Hも上記同様昇降及び左右方向
への移動調節が可能に構成されている。
F1,F2及びエンジン用洗浄装置Gが設けてあり、
また必要に応じ、胴体下面及び主翼付け根用洗浄
装置Hが左右に夫々配置してある。これら洗浄装
置F1,F2,G,Hも上記同様昇降及び左右方向
への移動調節が可能に構成されている。
Jはゲートフレーム1の前後中心軸線にそつた
基礎2中に埋設した駆動チエーン4に結合された
航空機牽引装置で、この装置Jと航空機体の前車
輪部とをロツド5′により連結し、航空機を牽引
し、時には停止させるものである。
基礎2中に埋設した駆動チエーン4に結合された
航空機牽引装置で、この装置Jと航空機体の前車
輪部とをロツド5′により連結し、航空機を牽引
し、時には停止させるものである。
次に図面について、上記各洗浄装置及び航空機
牽引装置の詳細について説明する。
牽引装置の詳細について説明する。
先ず主翼上面用洗浄装置A1,A2,A3について
説明すると、この洗浄装置A1は第1,2図から
明らかなように、ゲートフレーム1の天井に配設
した上記案内レール3にそつて機体の左右方向に
移動可能となした横行フレーム5に対して、下部
にブラシなどの回転洗浄体6を設けた昇降フレー
ム7が、昇降可能にとりつけられ、更にこの昇降
フレーム7の下辺は、機体8の主翼9の傾斜角に
そうように斜めに形成されている。そしてこの各
昇降フレーム7の下辺に設けられた回転洗浄体6
は前後2列またはそれ以上にとりつけてあり、而
もこれらの各列の回転洗浄体6は、互いに洗浄帯
が重なるように、前後千鳥状に配設せしめられ、
洗浄ムラのないように構成されている。
説明すると、この洗浄装置A1は第1,2図から
明らかなように、ゲートフレーム1の天井に配設
した上記案内レール3にそつて機体の左右方向に
移動可能となした横行フレーム5に対して、下部
にブラシなどの回転洗浄体6を設けた昇降フレー
ム7が、昇降可能にとりつけられ、更にこの昇降
フレーム7の下辺は、機体8の主翼9の傾斜角に
そうように斜めに形成されている。そしてこの各
昇降フレーム7の下辺に設けられた回転洗浄体6
は前後2列またはそれ以上にとりつけてあり、而
もこれらの各列の回転洗浄体6は、互いに洗浄帯
が重なるように、前後千鳥状に配設せしめられ、
洗浄ムラのないように構成されている。
また上記各洗浄装置A1,A2,A3も夫々千鳥状
に而も各装置端の回転洗浄体6の洗浄帯が互いに
重合するようにしてあり、各装置間の洗浄ムラも
生じないように配設されている。更に上記洗浄装
置のうち、外側洗浄装置A3は、B―747専用装置
であるため、その他の機種に限つては、案内レー
ル3にそつて系外に移動させておく。尚各回転洗
浄体6の機体面に対し均圧に接触させる機構に対
しては後述する。尚実施例では示してないが、主
翼上面用洗浄装置A1のみを使用し、水平尾翼上
面の洗浄装置Eを兼用させることも可能である。
に而も各装置端の回転洗浄体6の洗浄帯が互いに
重合するようにしてあり、各装置間の洗浄ムラも
生じないように配設されている。更に上記洗浄装
置のうち、外側洗浄装置A3は、B―747専用装置
であるため、その他の機種に限つては、案内レー
ル3にそつて系外に移動させておく。尚各回転洗
浄体6の機体面に対し均圧に接触させる機構に対
しては後述する。尚実施例では示してないが、主
翼上面用洗浄装置A1のみを使用し、水平尾翼上
面の洗浄装置Eを兼用させることも可能である。
次に第1,2,3図について胴体10の上面用
洗浄装置Bについて説明すると、11は上記案内
レール3にとりつけた、走行モータによつて往復
自走するガーダーで、このガーダー11の下面に
横行フレーム12の上端が固定してあり、この横
行フレーム12には昇降フレーム13がとりつけ
られている。そしてこの昇降フレーム13の下端
部に、上記横行フレーム12の上部に設けたウイ
ンチ14のワイヤー15が結合してあり、該ウイ
ンチ14によるワイヤー15の巻取り,巻戻し作
用によつて昇降フレーム13が横行フレーム12
に対し上下調節される。
洗浄装置Bについて説明すると、11は上記案内
レール3にとりつけた、走行モータによつて往復
自走するガーダーで、このガーダー11の下面に
横行フレーム12の上端が固定してあり、この横
行フレーム12には昇降フレーム13がとりつけ
られている。そしてこの昇降フレーム13の下端
部に、上記横行フレーム12の上部に設けたウイ
ンチ14のワイヤー15が結合してあり、該ウイ
ンチ14によるワイヤー15の巻取り,巻戻し作
用によつて昇降フレーム13が横行フレーム12
に対し上下調節される。
上記昇降フレーム13の下辺には、航空機胴体
10の上半面の形状に適合するブラシホルダー1
6の中央部が連結してあり、このブラシホルダー
16は、四角錐形状の枠体17の下辺端同志を複
数個軸支連結し、この枠体17間の頂点を伸縮ロ
ツド18によつて結合したものによつて構成さ
れ、該伸縮ロツド18を、夫々に設けたエアシリ
ンダ19によつて伸縮させ、ロツドを伸長するこ
とによりブラシホルダー16の正面曲率半径を小
さくし、また縮小することによつて正面曲率半径
を大きくするようにし、B―747,DC―10,L―
1011からB―767,DC―8の胴体に適合するよう
にしたものである。そして上記各枠体17の下面
部に、ブラシなどの回転洗浄体20をとりつけた
もので、この回転洗浄体20の胴体面に対する接
触圧及び追随については後述する。またこの回転
洗浄体20は前後に少くとも2列設けられ、前後
のものが千鳥状に配設され、洗浄ムラの生じない
ようにしたことは上記主翼上面用の洗浄体と同様
である。
10の上半面の形状に適合するブラシホルダー1
6の中央部が連結してあり、このブラシホルダー
16は、四角錐形状の枠体17の下辺端同志を複
数個軸支連結し、この枠体17間の頂点を伸縮ロ
ツド18によつて結合したものによつて構成さ
れ、該伸縮ロツド18を、夫々に設けたエアシリ
ンダ19によつて伸縮させ、ロツドを伸長するこ
とによりブラシホルダー16の正面曲率半径を小
さくし、また縮小することによつて正面曲率半径
を大きくするようにし、B―747,DC―10,L―
1011からB―767,DC―8の胴体に適合するよう
にしたものである。そして上記各枠体17の下面
部に、ブラシなどの回転洗浄体20をとりつけた
もので、この回転洗浄体20の胴体面に対する接
触圧及び追随については後述する。またこの回転
洗浄体20は前後に少くとも2列設けられ、前後
のものが千鳥状に配設され、洗浄ムラの生じない
ようにしたことは上記主翼上面用の洗浄体と同様
である。
次に第1,4,5図について、胴体側面用洗浄
装置、詳しくは、胴体10の斜め上側面用の洗浄
装置C1及び斜め下側及び下面用の洗浄装置C2に
ついて説明すると、先ず洗浄装置C1を述べる。
21は往復自走するガーダー22を介し上記案内
レール3に吊設した横行フレームで、この横行フ
レーム21に対して昇降フレーム23がとりつけ
られている。
装置、詳しくは、胴体10の斜め上側面用の洗浄
装置C1及び斜め下側及び下面用の洗浄装置C2に
ついて説明すると、先ず洗浄装置C1を述べる。
21は往復自走するガーダー22を介し上記案内
レール3に吊設した横行フレームで、この横行フ
レーム21に対して昇降フレーム23がとりつけ
られている。
上記横行フレーム21の上部に設けたウインチ
24のワイヤー25端が昇降フレーム23に連結
してあつて、このウインチ24のワイヤー巻取
り,巻戻し作用にて昇降フレーム23が昇降調節
される。またこの昇降フレーム23の下端胴体側
上下に、平行したパワーシリンダ26を設け、こ
の夫々のロツド27端に、上記胴体上面用洗浄装
置Bのブラシホルダー16と同じ構造のブラシホ
ルダー28が斜め下向きに接続してあり、このブ
ラシホルダー28は上記平行したパワーシリンダ
26の上方のもの、または、下方のものを伸縮す
ることによつて、ブラシホルダー28の向きを上
向き下向に変更調節されるようにしてあるし、ま
たこのブラシホルダー28を構成する枠体29の
伸縮ロツド30を伸縮することにより、上記胴体
上面用洗浄装置Bと同様に、ブラシホルダー28
の正面曲率を大小に変更調節することができ、更
に、枠体29の下辺に設けた回転洗浄体31の複
数列配置及び面圧調整構造も装置C1のものと同
様構造である。
24のワイヤー25端が昇降フレーム23に連結
してあつて、このウインチ24のワイヤー巻取
り,巻戻し作用にて昇降フレーム23が昇降調節
される。またこの昇降フレーム23の下端胴体側
上下に、平行したパワーシリンダ26を設け、こ
の夫々のロツド27端に、上記胴体上面用洗浄装
置Bのブラシホルダー16と同じ構造のブラシホ
ルダー28が斜め下向きに接続してあり、このブ
ラシホルダー28は上記平行したパワーシリンダ
26の上方のもの、または、下方のものを伸縮す
ることによつて、ブラシホルダー28の向きを上
向き下向に変更調節されるようにしてあるし、ま
たこのブラシホルダー28を構成する枠体29の
伸縮ロツド30を伸縮することにより、上記胴体
上面用洗浄装置Bと同様に、ブラシホルダー28
の正面曲率を大小に変更調節することができ、更
に、枠体29の下辺に設けた回転洗浄体31の複
数列配置及び面圧調整構造も装置C1のものと同
様構造である。
次に胴体斜め下側面及び下面用の洗浄装置C2
を説明すると、第1,4図に示すように、上記
C1の装置と同様ではあるが、洗浄装置C1の昇降
フレームより長尺の昇降フレーム32を有し、こ
れの下端胴体側に、特に図示してないが、平行の
パワーシリンダを介し、斜め上向きで、かつ、上
記ブラシホルダー28と同様ブラシホルダー33
がとりつけてある。そして枠体,回転洗浄体の構
造は洗浄装置C1と同様であるので詳細な説明は
これを省略する。
を説明すると、第1,4図に示すように、上記
C1の装置と同様ではあるが、洗浄装置C1の昇降
フレームより長尺の昇降フレーム32を有し、こ
れの下端胴体側に、特に図示してないが、平行の
パワーシリンダを介し、斜め上向きで、かつ、上
記ブラシホルダー28と同様ブラシホルダー33
がとりつけてある。そして枠体,回転洗浄体の構
造は洗浄装置C1と同様であるので詳細な説明は
これを省略する。
尚洗浄装置C1は第1図に示すように、胴体上
面用洗浄装置Bのやゝ上手側左右に、また洗浄装
置C2は、B―747の主翼9の基部巾より若干長い
距離だけ洗浄装置C1より上手側に設けるもので、
主翼より前方の胴体側面の洗浄が終ると、機体の
牽引と他の洗浄作用を一時停止させ、この状態で
昇降フレーム32を上昇させてこれを航空機体と
無関係の高さまで上昇させたのち、再び航空機の
牽引と他の装置の洗浄を行い、主翼の後縁が洗浄
装置C1を若干通過したところで再び牽引と全て
の洗浄作用を一時停止させ、昇降フレーム32を
下降させてこれのブラシホルダー33、詳しく
は、回転洗浄体34を胴体斜め下側面にセツトし
たのち、再び航空機の牽引と全ての洗浄装置によ
る作業を再開する。
面用洗浄装置Bのやゝ上手側左右に、また洗浄装
置C2は、B―747の主翼9の基部巾より若干長い
距離だけ洗浄装置C1より上手側に設けるもので、
主翼より前方の胴体側面の洗浄が終ると、機体の
牽引と他の洗浄作用を一時停止させ、この状態で
昇降フレーム32を上昇させてこれを航空機体と
無関係の高さまで上昇させたのち、再び航空機の
牽引と他の装置の洗浄を行い、主翼の後縁が洗浄
装置C1を若干通過したところで再び牽引と全て
の洗浄作用を一時停止させ、昇降フレーム32を
下降させてこれのブラシホルダー33、詳しく
は、回転洗浄体34を胴体斜め下側面にセツトし
たのち、再び航空機の牽引と全ての洗浄装置によ
る作業を再開する。
次に垂直尾翼洗浄装置Dについて説明すると、
第1,6,7,8,9図から明らかなように、後
述する水平尾翼洗浄装置Eの若干下手側のゲート
フレーム1にとりつけられる。35は上記案内レ
ール3にそつて往復自走するガーダー36にとり
つけられた横行フレームで、該横行フレーム35
の垂直尾翼37側面には、上下方向に複数列のブ
ラシなどの回転洗浄体38が千鳥状にとりつけら
れており、前後の各回転洗浄体38端が互いに重
なりこの千鳥状配列によつて洗浄ムラが生じない
ようにしてある。
第1,6,7,8,9図から明らかなように、後
述する水平尾翼洗浄装置Eの若干下手側のゲート
フレーム1にとりつけられる。35は上記案内レ
ール3にそつて往復自走するガーダー36にとり
つけられた横行フレームで、該横行フレーム35
の垂直尾翼37側面には、上下方向に複数列のブ
ラシなどの回転洗浄体38が千鳥状にとりつけら
れており、前後の各回転洗浄体38端が互いに重
なりこの千鳥状配列によつて洗浄ムラが生じない
ようにしてある。
39は上記横行フレーム35に対して昇降自在
に設けた昇降フレームで、この昇降フレーム39
に、横行フレーム35の上部に設けたウインチ4
0のワイヤー41を連結せしめ、該ウインチ40
によるワイヤー41の巻取り,巻き戻しにより昇
降フレーム39が昇降するように構成されてい
る。そしてこの昇降フレーム39の下部に、案内
レール3と平行、詳しくは、ゲートフレームの中
心軸線に直交する方向に左右移動するスライドフ
レーム42を設け、このスライドフレーム42の
垂直尾翼側の上下四隅部に夫夫伸縮自在なパワー
シリンダによる首振りアクチユエータ43を設
け、この首振りアクチユエータ43の垂直尾翼側
に、ブラシホルダー44を連結する。
に設けた昇降フレームで、この昇降フレーム39
に、横行フレーム35の上部に設けたウインチ4
0のワイヤー41を連結せしめ、該ウインチ40
によるワイヤー41の巻取り,巻き戻しにより昇
降フレーム39が昇降するように構成されてい
る。そしてこの昇降フレーム39の下部に、案内
レール3と平行、詳しくは、ゲートフレームの中
心軸線に直交する方向に左右移動するスライドフ
レーム42を設け、このスライドフレーム42の
垂直尾翼側の上下四隅部に夫夫伸縮自在なパワー
シリンダによる首振りアクチユエータ43を設
け、この首振りアクチユエータ43の垂直尾翼側
に、ブラシホルダー44を連結する。
このブラシホルダー44は、横向き四角錐形状
の枠体45の内側端同志を複数個軸支連結し、こ
の枠体45間の外側頂点を伸縮ロツド46によつ
て結合したものによつて構成され、該伸縮ロツド
46を、夫夫に設けたパワーシリンダ47により
伸縮させ、ロツド46を伸長することによりブラ
シホルダー44を正面円弧状に屈曲させ、また縮
小することによつて正面曲率半径を大きくし、更
に大きく縮小することにより垂直方向に直線状と
なすことができるようにしたものである。
の枠体45の内側端同志を複数個軸支連結し、こ
の枠体45間の外側頂点を伸縮ロツド46によつ
て結合したものによつて構成され、該伸縮ロツド
46を、夫夫に設けたパワーシリンダ47により
伸縮させ、ロツド46を伸長することによりブラ
シホルダー44を正面円弧状に屈曲させ、また縮
小することによつて正面曲率半径を大きくし、更
に大きく縮小することにより垂直方向に直線状と
なすことができるようにしたものである。
そして上記各枠体45の側面部に、ブラシなど
の回転洗浄体48を設けたもので、該回転洗浄体
48は夫々前後方向に2列に、而も前後千鳥状に
設けてあり、洗浄ムラが生じないようにしてあ
る。この回転洗浄体48は、機体の形状に合わせ
て直線状から円弧状にまで自由に変化させ、上記
横行フレーム35の側面に設けた回転洗浄体38
では洗浄し得ない円弧状部分にフイツトさせ、
DC―10,L―1011のようなセンターエンジン4
9の洗浄を可能となしたものである。
の回転洗浄体48を設けたもので、該回転洗浄体
48は夫々前後方向に2列に、而も前後千鳥状に
設けてあり、洗浄ムラが生じないようにしてあ
る。この回転洗浄体48は、機体の形状に合わせ
て直線状から円弧状にまで自由に変化させ、上記
横行フレーム35の側面に設けた回転洗浄体38
では洗浄し得ない円弧状部分にフイツトさせ、
DC―10,L―1011のようなセンターエンジン4
9の洗浄を可能となしたものである。
次に第1,6,9,10図について水平尾翼5
0の洗浄装置Eについて説明すると、51は上記
案内レール3に対し往復自走するガーダー52に
とりつけた横行フレームで、該横行フレーム51
には昇降フレーム53がとりつけられている。そ
してこの昇降フレーム53には、横行フレーム5
1の上部に設けたウインチ54のワイヤー55が
連結してあり、このウインチ54によるワイヤー
55の巻取り,巻戻しにより昇降フレーム53が
横行フレーム51に対して昇降調整されるもので
ある。
0の洗浄装置Eについて説明すると、51は上記
案内レール3に対し往復自走するガーダー52に
とりつけた横行フレームで、該横行フレーム51
には昇降フレーム53がとりつけられている。そ
してこの昇降フレーム53には、横行フレーム5
1の上部に設けたウインチ54のワイヤー55が
連結してあり、このウインチ54によるワイヤー
55の巻取り,巻戻しにより昇降フレーム53が
横行フレーム51に対して昇降調整されるもので
ある。
更に、上記昇降フレーム53の下部には、水平
尾翼50の上下を囲う鰐口形状をしたフレーム5
6が設けてあり、このフレーム56の内側上下辺
に夫々ブラシなどの回転洗浄体57が前後複数列
設けてあり、而もこの前後列の回転洗浄体57が
互いに重り合うように千鳥状に配列されており、
洗浄ムラが生じないように構成してある。尚この
洗浄体が水平尾翼50の上下面に接する圧力及び
形状の変化に追随する装置については後述する。
また上記フレーム56の上下端の機体側には、
夫々上向き,下向きのフレーム部58,59を形
成し、これの各内面に夫々スプレーモジユール6
0,61を設け、回転洗浄体57による洗浄が困
難な機体部分に対応させるものである。
尾翼50の上下を囲う鰐口形状をしたフレーム5
6が設けてあり、このフレーム56の内側上下辺
に夫々ブラシなどの回転洗浄体57が前後複数列
設けてあり、而もこの前後列の回転洗浄体57が
互いに重り合うように千鳥状に配列されており、
洗浄ムラが生じないように構成してある。尚この
洗浄体が水平尾翼50の上下面に接する圧力及び
形状の変化に追随する装置については後述する。
また上記フレーム56の上下端の機体側には、
夫々上向き,下向きのフレーム部58,59を形
成し、これの各内面に夫々スプレーモジユール6
0,61を設け、回転洗浄体57による洗浄が困
難な機体部分に対応させるものである。
次に基礎2上に設けられる各部の洗浄装置につ
いて述べる。先ず第1,11,12,13,14
図について主翼下面用洗浄装置F1を説明すると、
これは、上記胴体上面用洗浄装置Bと主翼上面用
洗浄装置A1,A2,A3の中間位置の基礎上に設け
られるもので、62は上記基礎2面より一段と高
く形成した台座で、該台座62上に、第11,1
2図に示すように、適当間隔毎に、而も前後方向
に千鳥状に取付台63を配設し、この各取付台6
3に比較的長尺の平行リンク64の下端を夫々軸
支せしめ、該平行リンク64の上端部一側に、下
端を上記取付台63に軸支したパワーシリンダ6
5の上端を連結する。
いて述べる。先ず第1,11,12,13,14
図について主翼下面用洗浄装置F1を説明すると、
これは、上記胴体上面用洗浄装置Bと主翼上面用
洗浄装置A1,A2,A3の中間位置の基礎上に設け
られるもので、62は上記基礎2面より一段と高
く形成した台座で、該台座62上に、第11,1
2図に示すように、適当間隔毎に、而も前後方向
に千鳥状に取付台63を配設し、この各取付台6
3に比較的長尺の平行リンク64の下端を夫々軸
支せしめ、該平行リンク64の上端部一側に、下
端を上記取付台63に軸支したパワーシリンダ6
5の上端を連結する。
そして上記平行リンク64の上部にブラシなど
の回転洗浄体66を設け、更にこの平行リンク6
4の上部には、この回転洗浄体66を囲い、か
つ、前後方向に水平部を有するフレーム67を設
け、これの上手側から順に、加温水用ノズル6
8,洗剤用ノズル69,リンス用ノズル70,ホ
ツトエア用ノズル71,ワツクス用ノズル72が
上向きに設けてある。
の回転洗浄体66を設け、更にこの平行リンク6
4の上部には、この回転洗浄体66を囲い、か
つ、前後方向に水平部を有するフレーム67を設
け、これの上手側から順に、加温水用ノズル6
8,洗剤用ノズル69,リンス用ノズル70,ホ
ツトエア用ノズル71,ワツクス用ノズル72が
上向きに設けてある。
また第12図から明らかなように、航空機の牽
引により、エンジン73に該当する洗浄装置F1
は、パワーシリンダ65の作用により、回転洗浄
体66が仮想線で示す位置まで下降し、エンジン
73に接触しないようにしてある。上記回転洗浄
体66が、主翼下面に接触する圧力及び形状の変
化に伴う作用は、上記パワーシリンダ65に働く
信号指令により行われる。
引により、エンジン73に該当する洗浄装置F1
は、パワーシリンダ65の作用により、回転洗浄
体66が仮想線で示す位置まで下降し、エンジン
73に接触しないようにしてある。上記回転洗浄
体66が、主翼下面に接触する圧力及び形状の変
化に伴う作用は、上記パワーシリンダ65に働く
信号指令により行われる。
次に主翼下面用洗浄装置F2は、上記洗浄装置
F1の両端外側に配置されるもので、もつとも主
翼の長いB―747専用のもので、台座62上に所
要巾のフレーム74を設け、このフレーム74の
上面に前後2列にブラシなどの回転洗浄体75
を、千鳥状に配設したものである。この回転洗浄
体75はB―747専用であるため、他の機種の場
合は不要であるが、この回転洗浄体75の主翼下
面に対する圧力調整並に形状の変化に伴う追随装
置については後述する。
F1の両端外側に配置されるもので、もつとも主
翼の長いB―747専用のもので、台座62上に所
要巾のフレーム74を設け、このフレーム74の
上面に前後2列にブラシなどの回転洗浄体75
を、千鳥状に配設したものである。この回転洗浄
体75はB―747専用であるため、他の機種の場
合は不要であるが、この回転洗浄体75の主翼下
面に対する圧力調整並に形状の変化に伴う追随装
置については後述する。
次に、第1,15図についてエンジン用洗浄装
置Gについて説明すると、76は、上記基礎2上
に対し、ゲートフレーム1の前後中心軸線、詳し
くは、航空機の中心軸線に対して直交的に設けた
地上レール77を往復移動する走行台車で、該台
車76の左右側上面に、上記航空機の中心軸線と
平行な案内枠78を、エンジン73の巾より大き
な間隔で対称的に垂設せしめ、これをステー79
にて台車76に固定する。
置Gについて説明すると、76は、上記基礎2上
に対し、ゲートフレーム1の前後中心軸線、詳し
くは、航空機の中心軸線に対して直交的に設けた
地上レール77を往復移動する走行台車で、該台
車76の左右側上面に、上記航空機の中心軸線と
平行な案内枠78を、エンジン73の巾より大き
な間隔で対称的に垂設せしめ、これをステー79
にて台車76に固定する。
この両案内枠78間に、上向きコ字型の昇降枠
80をとりつけ、該昇降枠80の両外側面に、台
車76上に設置したシリンダ81を夫々連結し、
昇降枠80が案内枠78にそつて昇降調節しうる
ようにしてある。そして昇降枠80の両側辺及び
下辺には、洗浄剤を噴射するためのノズル82が
上下方向及び水平方向に複数本とりつけてあり、
この各ノズル82には、内側、詳しくは介入する
エンジン73方向に向けたノズルが多数設けられ
ている。
80をとりつけ、該昇降枠80の両外側面に、台
車76上に設置したシリンダ81を夫々連結し、
昇降枠80が案内枠78にそつて昇降調節しうる
ようにしてある。そして昇降枠80の両側辺及び
下辺には、洗浄剤を噴射するためのノズル82が
上下方向及び水平方向に複数本とりつけてあり、
この各ノズル82には、内側、詳しくは介入する
エンジン73方向に向けたノズルが多数設けられ
ている。
尚この実施例では、台車76上に設けた案内枠
78にそつて昇降する昇降枠80をとりつけ、こ
れにノズルを備えたノズル82を多段的に設けた
ものについて説明したが、第1図に示すように、
台車76上に、上部を切り欠いた欠円形状の円形
フレーム83を昇降可能にとりつけ、この円形フ
レーム83の内面に、該円形フレーム83の中心
に向つて洗浄剤を噴射させる多数のノズルを設け
てもよい。
78にそつて昇降する昇降枠80をとりつけ、こ
れにノズルを備えたノズル82を多段的に設けた
ものについて説明したが、第1図に示すように、
台車76上に、上部を切り欠いた欠円形状の円形
フレーム83を昇降可能にとりつけ、この円形フ
レーム83の内面に、該円形フレーム83の中心
に向つて洗浄剤を噴射させる多数のノズルを設け
てもよい。
次に、第2,12図について胴体下面及び主翼
下面の付け根部用の洗浄装置Hの構成を説明す
る。84は航空機の胴体部が通過する基礎2に設
けたピツトで、該ピツト84の底面上左右に、
夫々エキスパンダ構造体85によつて昇降する台
枠86を設け、該両台枠86上の内側に、胴体1
0の下面を洗浄するブラシなどの回転洗浄体87
が、前後方2列に、而も夫々千鳥状に配設してあ
る。尚この回転洗浄体87が胴体下面に接する圧
力調整及び形状の変化に追随する装置については
後述する。
下面の付け根部用の洗浄装置Hの構成を説明す
る。84は航空機の胴体部が通過する基礎2に設
けたピツトで、該ピツト84の底面上左右に、
夫々エキスパンダ構造体85によつて昇降する台
枠86を設け、該両台枠86上の内側に、胴体1
0の下面を洗浄するブラシなどの回転洗浄体87
が、前後方2列に、而も夫々千鳥状に配設してあ
る。尚この回転洗浄体87が胴体下面に接する圧
力調整及び形状の変化に追随する装置については
後述する。
またこの回転洗浄体87の外側方には、内側一
端を上記台枠86に軸着した台座88が設けてあ
り、この台座88の外側端に、台枠86にとりつ
けた上向きに動作するシリンダ89が連結せしめ
られており、このシリンダ89の伸縮作用によつ
て図のように台座88の外側方が上向きに傾斜上
昇するように構成し、該台座88上には、主翼の
付け根部を主として洗浄するブラシなどの回転洗
浄体90が、前後2列に、而も夫々千鳥状に配設
してある。尚この回転洗浄体90が主翼下面の付
け根部に接する圧力調整及び形状の変化に追随す
る装置については後述する。
端を上記台枠86に軸着した台座88が設けてあ
り、この台座88の外側端に、台枠86にとりつ
けた上向きに動作するシリンダ89が連結せしめ
られており、このシリンダ89の伸縮作用によつ
て図のように台座88の外側方が上向きに傾斜上
昇するように構成し、該台座88上には、主翼の
付け根部を主として洗浄するブラシなどの回転洗
浄体90が、前後2列に、而も夫々千鳥状に配設
してある。尚この回転洗浄体90が主翼下面の付
け根部に接する圧力調整及び形状の変化に追随す
る装置については後述する。
またこの洗浄装置Hは、上記エキスパンダ構造
体85によつて所定の高さまで、詳しくは、航空
機の機種に合わせて上昇しうるもので、また最小
限に下降させたときは、洗浄装置H全体が上記ピ
ツト84内に収容されるようになし、このとき、
基礎2面に対してスライド可能に設けた蓋体91
がピツト84の全上面を被い、この蓋体91上に
航空機の車輪が通過しうるようにしたものであ
る。
体85によつて所定の高さまで、詳しくは、航空
機の機種に合わせて上昇しうるもので、また最小
限に下降させたときは、洗浄装置H全体が上記ピ
ツト84内に収容されるようになし、このとき、
基礎2面に対してスライド可能に設けた蓋体91
がピツト84の全上面を被い、この蓋体91上に
航空機の車輪が通過しうるようにしたものであ
る。
次に、第1,16,17図について航空機の牽
引装置Jの構成を説明すると、92は、上記基礎
2に設けられ、かつ、上述したように上記ゲート
フレーム1の前後中心軸線、詳しくは、航空機の
中心軸線にそつた細長いピツトで、該ピツト92
はゲートフレーム外の上手順から下手側に至る間
に設けられている。そしてこのピツト92の中
に、上記駆動チエーン4が収容してあり、この駆
動チエーン4はエンドレス状であるとゝもに、そ
の中途部両端は、台車93の前後端に夫々接続せ
しめられ、前部は基礎2中に設けられた駆動スプ
ロケツト94に連結され、また後部は図示してな
いが、スプロケツトに連結してある。
引装置Jの構成を説明すると、92は、上記基礎
2に設けられ、かつ、上述したように上記ゲート
フレーム1の前後中心軸線、詳しくは、航空機の
中心軸線にそつた細長いピツトで、該ピツト92
はゲートフレーム外の上手順から下手側に至る間
に設けられている。そしてこのピツト92の中
に、上記駆動チエーン4が収容してあり、この駆
動チエーン4はエンドレス状であるとゝもに、そ
の中途部両端は、台車93の前後端に夫々接続せ
しめられ、前部は基礎2中に設けられた駆動スプ
ロケツト94に連結され、また後部は図示してな
いが、スプロケツトに連結してある。
第17図から明らかなように、台車93の両側
前後には基礎に設けた走行レール95上を走る車
輪96が設けてあり、また台車93の中央部下方
の前後には、ピツト92中に設けた左右の走行レ
ール97上を走る車輪98が設けられており、こ
の車輪98の上面には、上記基礎2面と同一面
で、かつ、ピツト92の上面を閉塞する蓋板99
が設けてあり、この蓋板99には、台車93の下
側に上記車輪98をとりつけるためのフレーム1
00が通れる溝119が全長にわたつて形成され
ている。即ち、この蓋板99上を、航空機の前輪
101が走行するため、ピツト92を溝つきの蓋
板99によつて閉塞するものである。
前後には基礎に設けた走行レール95上を走る車
輪96が設けてあり、また台車93の中央部下方
の前後には、ピツト92中に設けた左右の走行レ
ール97上を走る車輪98が設けられており、こ
の車輪98の上面には、上記基礎2面と同一面
で、かつ、ピツト92の上面を閉塞する蓋板99
が設けてあり、この蓋板99には、台車93の下
側に上記車輪98をとりつけるためのフレーム1
00が通れる溝119が全長にわたつて形成され
ている。即ち、この蓋板99上を、航空機の前輪
101が走行するため、ピツト92を溝つきの蓋
板99によつて閉塞するものである。
この牽引装置Jは、機体の中心軸線を、ゲート
フレーム1の中心軸線にそつて、洗浄中に一定の
速度で牽引する装置で、ゲートフレーム1の上手
側で機体に牽引用のロツド5′を連結し、牽引台
車93を介して地下に設置されたチエーン4を駆
動装置により引込み、牽引ロツド5′を介して機
体に力を伝えながらレール上を走行するものであ
る。また上記台車93には、上下に車輪96,9
8を配置して、着力点の差による台車93の浮上
りを防止させ、また機体のセツト位置が偏心した
場合の捩りには、上部車輪96のフランジで対抗
させるようにしたものである。
フレーム1の中心軸線にそつて、洗浄中に一定の
速度で牽引する装置で、ゲートフレーム1の上手
側で機体に牽引用のロツド5′を連結し、牽引台
車93を介して地下に設置されたチエーン4を駆
動装置により引込み、牽引ロツド5′を介して機
体に力を伝えながらレール上を走行するものであ
る。また上記台車93には、上下に車輪96,9
8を配置して、着力点の差による台車93の浮上
りを防止させ、また機体のセツト位置が偏心した
場合の捩りには、上部車輪96のフランジで対抗
させるようにしたものである。
また上記ピツト92と所要個所にマグネツトセ
ンサー102を埋設しておき、台車93にもマグ
ネツトセンサー103を設け、走行する台車93
のマグネツトセンサー103が埋設されたマグネ
ツトセンサー102上に到来したときの検知信号
を、制御装置に伝え、この制御装置によつて機体
の位置を検知させ、適正位置の確認,修正などを
行わせ、また後述する洗浄作業スケジユールにお
ける機体及び全洗浄装置の一時停止などが適確に
行われるようにしたものである。
ンサー102を埋設しておき、台車93にもマグ
ネツトセンサー103を設け、走行する台車93
のマグネツトセンサー103が埋設されたマグネ
ツトセンサー102上に到来したときの検知信号
を、制御装置に伝え、この制御装置によつて機体
の位置を検知させ、適正位置の確認,修正などを
行わせ、また後述する洗浄作業スケジユールにお
ける機体及び全洗浄装置の一時停止などが適確に
行われるようにしたものである。
次に上述した各洗浄装置に付設されている回転
洗浄体の、機体表面に対する接触圧力及び形状の
変化に対応する洗浄モジユールKについて説明す
る。この洗浄モジユーールKは、第18,19図
に示してある。またこの洗浄モジユールKは、上
述した主翼上面用洗浄装置A1,A2,A3,胴体上
面用洗浄装置B,胴体側面用洗浄装置C1,C2,
垂直尾翼用洗浄装置D,水平尾翼用洗浄装置E,
B―747専用の主翼下面用洗浄装置F2,胴体下面
及び主翼付け根用洗浄装置Hに設けられているブ
ラシなどの回転洗浄体に用いられるもので、主翼
下面用洗浄装置F1はそれ自体に洗浄モジユール
を備えているのでこの装置は適用しない。エンジ
ン用洗浄装置Gは回転洗浄体を使用しないため勿
論適用外である。
洗浄体の、機体表面に対する接触圧力及び形状の
変化に対応する洗浄モジユールKについて説明す
る。この洗浄モジユーールKは、第18,19図
に示してある。またこの洗浄モジユールKは、上
述した主翼上面用洗浄装置A1,A2,A3,胴体上
面用洗浄装置B,胴体側面用洗浄装置C1,C2,
垂直尾翼用洗浄装置D,水平尾翼用洗浄装置E,
B―747専用の主翼下面用洗浄装置F2,胴体下面
及び主翼付け根用洗浄装置Hに設けられているブ
ラシなどの回転洗浄体に用いられるもので、主翼
下面用洗浄装置F1はそれ自体に洗浄モジユール
を備えているのでこの装置は適用しない。エンジ
ン用洗浄装置Gは回転洗浄体を使用しないため勿
論適用外である。
洗浄装置A1,A2,A3,B,C1,C2,Dにあつ
ては昇降フレーム7,13,23,32,39,
洗浄装置Eにあつては鰐口形状をしたフレーム5
6,洗浄装置F2にあつてはフレーム74、また、
回転洗浄体は、上述したように、6,20,3
1,34,38,48,75であるが、説明の簡
略上、該回転洗浄体を符号6で代表させ、また昇
降フレーム及びフレームを符号7で代表させて次
のように説明する。
ては昇降フレーム7,13,23,32,39,
洗浄装置Eにあつては鰐口形状をしたフレーム5
6,洗浄装置F2にあつてはフレーム74、また、
回転洗浄体は、上述したように、6,20,3
1,34,38,48,75であるが、説明の簡
略上、該回転洗浄体を符号6で代表させ、また昇
降フレーム及びフレームを符号7で代表させて次
のように説明する。
104は上記昇降フレーム6(以下単にフレー
ムと略称)に設けた平行リンクで、該平行リンク
104を構成する一方のリンク杆104aを延長
し、これの先端部に、図示してない駆動機構によ
つて回転する回転洗浄体6が軸支され、また上述
したように、この回転洗浄体6と複列に、かつ、
千鳥状となる回転洗浄体6が仮想線で示すように
フレーム7にとりつけてある。
ムと略称)に設けた平行リンクで、該平行リンク
104を構成する一方のリンク杆104aを延長
し、これの先端部に、図示してない駆動機構によ
つて回転する回転洗浄体6が軸支され、また上述
したように、この回転洗浄体6と複列に、かつ、
千鳥状となる回転洗浄体6が仮想線で示すように
フレーム7にとりつけてある。
105は上記平行リンク104の一部を構成
し、更に、回転洗浄体6の前後方向に機体面と平
行になるように設けられた支持枠で、この支持枠
105には、上手側から順に、ノズル106を備
えた加温水パイプ107,ノズル108を備えた
洗剤パイプ109,そして回転洗浄体6を介し
て、ノズル110を備えたリンス用温水パイプ1
11,ノズル112を備えたホツトエアパイプ1
13,ノズル114を備えた液体ワツクスパイプ
115がとりつけられており、上記各パイプ10
7,109,111,113,115は、夫々回
転洗浄体6の回転軸と平行にとりつけられてい
る。
し、更に、回転洗浄体6の前後方向に機体面と平
行になるように設けられた支持枠で、この支持枠
105には、上手側から順に、ノズル106を備
えた加温水パイプ107,ノズル108を備えた
洗剤パイプ109,そして回転洗浄体6を介し
て、ノズル110を備えたリンス用温水パイプ1
11,ノズル112を備えたホツトエアパイプ1
13,ノズル114を備えた液体ワツクスパイプ
115がとりつけられており、上記各パイプ10
7,109,111,113,115は、夫々回
転洗浄体6の回転軸と平行にとりつけられてい
る。
116は上記フレーム6の反対側、詳しくは、
上記平行リンク104を設けた側と反対側にとり
つけたエアシリンダで、このエアシリンダ116
のロツド117端に、上記回転洗浄体6を軸支し
たリンク杆104aの基部に一端を固定した連杆
118の他端を軸支したものであり、上記洗浄モ
ジユールKは上述のように構成されている。
上記平行リンク104を設けた側と反対側にとり
つけたエアシリンダで、このエアシリンダ116
のロツド117端に、上記回転洗浄体6を軸支し
たリンク杆104aの基部に一端を固定した連杆
118の他端を軸支したものであり、上記洗浄モ
ジユールKは上述のように構成されている。
この実施例では、回転洗浄体6がフレーム7の
下側に位置しているが、水平尾翼用洗浄装置Eの
下側フレーム7及び主翼下面用洗浄装置F2,胴
体下面及び主翼付け根洗浄装置Hにあつては、逆
に回転洗浄体6がフレーム7の上側になるよう
に、また垂直尾翼用洗浄装置Dにあつては、フレ
ーム7が略垂直状態となり、これの垂直尾翼面側
に回転洗浄体6が位置するように用いられるよう
にすることは当然であるので、これらについての
詳細な説明は省略する。
下側に位置しているが、水平尾翼用洗浄装置Eの
下側フレーム7及び主翼下面用洗浄装置F2,胴
体下面及び主翼付け根洗浄装置Hにあつては、逆
に回転洗浄体6がフレーム7の上側になるよう
に、また垂直尾翼用洗浄装置Dにあつては、フレ
ーム7が略垂直状態となり、これの垂直尾翼面側
に回転洗浄体6が位置するように用いられるよう
にすることは当然であるので、これらについての
詳細な説明は省略する。
次に上述した各部の洗浄装置による洗浄準備ま
での制御及び洗浄装置の制御について簡単に説明
する。先ず洗浄準備までの制御としては、洗機エ
リアには、機体のゆつくりした前進に伴つて、そ
れぞれの機体部位に対してもつとも効果的,迅速
に洗機作業ができるように各洗機プロセスが配置
されており、これらの洗機プロセスは航空機の
L/G位置の前進を基準にしてすべて位置・距離
の信号によりデジタル制御されるようにしてあ
る。
での制御及び洗浄装置の制御について簡単に説明
する。先ず洗浄準備までの制御としては、洗機エ
リアには、機体のゆつくりした前進に伴つて、そ
れぞれの機体部位に対してもつとも効果的,迅速
に洗機作業ができるように各洗機プロセスが配置
されており、これらの洗機プロセスは航空機の
L/G位置の前進を基準にしてすべて位置・距離
の信号によりデジタル制御されるようにしてあ
る。
洗浄さるべき機体が、上記牽引装置Jに曳航さ
れて洗機エリア即ちゲートフレーム1内に進入し
てくるが、この状況はゲートフレームに設けられ
たビデオセンサITV(オプシヨン)によつて監視
されており曳航軌道からのズレをマグネサイン表
示盤に表示する。トーイングトラクターの運転手
はこれを見ながら機体を曳航し洗機エリアの所定
位置に停止させ、このときビデオセンサはこれを
確認しマグネサイン表示盤にOKの表示を出す
とゝもに、ホストコンピユータに機体位置OKの
信号を発信する。
れて洗機エリア即ちゲートフレーム1内に進入し
てくるが、この状況はゲートフレームに設けられ
たビデオセンサITV(オプシヨン)によつて監視
されており曳航軌道からのズレをマグネサイン表
示盤に表示する。トーイングトラクターの運転手
はこれを見ながら機体を曳航し洗機エリアの所定
位置に停止させ、このときビデオセンサはこれを
確認しマグネサイン表示盤にOKの表示を出す
とゝもに、ホストコンピユータに機体位置OKの
信号を発信する。
この状態でこれから洗機するための機体準備作
業(開口部のメクラ特殊突起物のカバーなど)を
行ない、機体のL/G部を牽引装置Jのロツド
5′に連結する。ラウンドスピーカー式ページン
グ装置により、中央操作室オペレータに準備完了
を連絡すると、オペレータはエリア全体にラウン
ドスピーカによりこれから洗機作業を開始する旨
通知し、必要な機種制御データ,プリセツトデー
タをサテライトコントローラに送りOKのアンサ
バツク信号によりスタートボタンを押す。ドロー
チエインモータはソフトスタートし、直ちにパル
スゼネレータによる位置信号が発信され計数され
全サテライトコントローラに送信される。途中、
数個所に実際位置を検出する磁気形リミツトスイ
ツチによる較正信号が発信されホストコンピユー
タで較正しサテライトに送信較正値を基準に位置
信号が計数され、以下この較正された位置信号に
より一斉に各々の洗機装置の制御が開始されるよ
うにする。
業(開口部のメクラ特殊突起物のカバーなど)を
行ない、機体のL/G部を牽引装置Jのロツド
5′に連結する。ラウンドスピーカー式ページン
グ装置により、中央操作室オペレータに準備完了
を連絡すると、オペレータはエリア全体にラウン
ドスピーカによりこれから洗機作業を開始する旨
通知し、必要な機種制御データ,プリセツトデー
タをサテライトコントローラに送りOKのアンサ
バツク信号によりスタートボタンを押す。ドロー
チエインモータはソフトスタートし、直ちにパル
スゼネレータによる位置信号が発信され計数され
全サテライトコントローラに送信される。途中、
数個所に実際位置を検出する磁気形リミツトスイ
ツチによる較正信号が発信されホストコンピユー
タで較正しサテライトに送信較正値を基準に位置
信号が計数され、以下この較正された位置信号に
より一斉に各々の洗機装置の制御が開始されるよ
うにする。
次に制御装置の制御について述べると、機体の
各部位に対応する洗機装置が待機しており、機体
の進入によりサテライトコントローラの指令にも
とずき始動を開始する。洗機装置側の始動条件
は、すべての可動部が機体の端部位置にあること
であり、例として胴体上部用洗機装置を対象とし
て全自動制御の具体的方法をのべる。
各部位に対応する洗機装置が待機しており、機体
の進入によりサテライトコントローラの指令にも
とずき始動を開始する。洗機装置側の始動条件
は、すべての可動部が機体の端部位置にあること
であり、例として胴体上部用洗機装置を対象とし
て全自動制御の具体的方法をのべる。
サテライトコントローラからの始動指令により
先ず横行フレーム走行駆動が指令され、デジタル
制御によるプログラムドポジシヨンまで移動させ
停止させる。この停止位置が正しい位置かどうか
は、検証用MLS(磁気近接スイツチ)により検知
され確認信号をサテライトコントローラに返信す
る。このアンサバツク信号により、横行フレーム
昇降装置に対して巻下げ指令が出され、同様にデ
ジタル制御によりその機種に見合う適正高さまで
移動し停止され、そのあと検証用MLSによりそ
の停止位置が正しいか否か検知し、OK信号をサ
テライトコントローラに送る。次いで、4台のモ
ジユールフレーム位置調整用アクチユエータモー
タに対して個々にその機種に見合うプログラムド
ポジシヨンまでデイジタル制御により姿勢制御さ
れる。
先ず横行フレーム走行駆動が指令され、デジタル
制御によるプログラムドポジシヨンまで移動させ
停止させる。この停止位置が正しい位置かどうか
は、検証用MLS(磁気近接スイツチ)により検知
され確認信号をサテライトコントローラに返信す
る。このアンサバツク信号により、横行フレーム
昇降装置に対して巻下げ指令が出され、同様にデ
ジタル制御によりその機種に見合う適正高さまで
移動し停止され、そのあと検証用MLSによりそ
の停止位置が正しいか否か検知し、OK信号をサ
テライトコントローラに送る。次いで、4台のモ
ジユールフレーム位置調整用アクチユエータモー
タに対して個々にその機種に見合うプログラムド
ポジシヨンまでデイジタル制御により姿勢制御さ
れる。
この位置が正しい位置範囲(たとえば、機体か
ら50〜60cm)にあるかどうかの検証は、洗機モジ
ユールKにとりつけたオートフオーカス式光学距
離測定センサによつて正確に機体との間の距離測
定を行ないデータをサテライトコントローラに送
つてあらかじめメモリイされている値と比較する
ことによつて行なわれ、OKなら直ちに洗浄行程
に移行する。このとき、もし何等かの原因で洗浄
モジユールが機体側に異常を接近したときは、洗
浄モジユールに設けられたソフトタツチ式,テレ
スコープ形タツチセンサにより第1段(異常接近
45cm)でアラーム,第2段(同35cm)で非常停止
となるように制御系とは別に監視するようにす
る。
ら50〜60cm)にあるかどうかの検証は、洗機モジ
ユールKにとりつけたオートフオーカス式光学距
離測定センサによつて正確に機体との間の距離測
定を行ないデータをサテライトコントローラに送
つてあらかじめメモリイされている値と比較する
ことによつて行なわれ、OKなら直ちに洗浄行程
に移行する。このとき、もし何等かの原因で洗浄
モジユールが機体側に異常を接近したときは、洗
浄モジユールに設けられたソフトタツチ式,テレ
スコープ形タツチセンサにより第1段(異常接近
45cm)でアラーム,第2段(同35cm)で非常停止
となるように制御系とは別に監視するようにす
る。
尚上記において、位置検証を行いつゝ自動運転
している過程で、もし検証センサがNOの判断を
した場合は、やはり非常停止を発信するものと
し、非常停止が発信されると、この洗機装置は一
旦停止しそのあとサテライトコントローラからの
指令により今まで行つてきた移動の逆を行つて元
位置へ復帰する操作を自動的に行なうようにす
る。
している過程で、もし検証センサがNOの判断を
した場合は、やはり非常停止を発信するものと
し、非常停止が発信されると、この洗機装置は一
旦停止しそのあとサテライトコントローラからの
指令により今まで行つてきた移動の逆を行つて元
位置へ復帰する操作を自動的に行なうようにす
る。
尚、他の機体の部位に対する洗機装置の制御対
象に含まれる洗浄モジユール首振りの位置制御,
スクリユーシヤフト伸縮によるリフト昇降の位置
制御、ならびに垂直尾翼用モジユールのスライド
位置制御なども同様にデジタル位置制御を基本と
し、位置検証を行なつて安全性の確実を期す制御
を行うようにする。
象に含まれる洗浄モジユール首振りの位置制御,
スクリユーシヤフト伸縮によるリフト昇降の位置
制御、ならびに垂直尾翼用モジユールのスライド
位置制御なども同様にデジタル位置制御を基本と
し、位置検証を行なつて安全性の確実を期す制御
を行うようにする。
但し、横行フレームの走行,昇降,洗浄モジユ
ールの首ふり,曲率変化等いずれの機構からさき
に制御した方が安全かを十分検討して、機体の部
位に特有の接近,退避プログラムを作成して実証
しておく必要がある。洗浄モジユールが機体に対
して最適な位置にあることを検証すると、直ちに
サテライトコントローラの指令により温水ノズ
ル,洗剤ノズル,リンスノズルの電磁弁が開指令
され、それぞれ機体に散布をはじめる。またサテ
ライトコントローラの指令による電磁弁操作によ
りエアーシリンダーが駆動され、回転ブラシアー
ムが操出されて一定圧力でブラシが機体に押しつ
けられる。ブラシは機体に接する以前に、可変周
波電源が活かされて回転を始め一定速度に達す
る。
ールの首ふり,曲率変化等いずれの機構からさき
に制御した方が安全かを十分検討して、機体の部
位に特有の接近,退避プログラムを作成して実証
しておく必要がある。洗浄モジユールが機体に対
して最適な位置にあることを検証すると、直ちに
サテライトコントローラの指令により温水ノズ
ル,洗剤ノズル,リンスノズルの電磁弁が開指令
され、それぞれ機体に散布をはじめる。またサテ
ライトコントローラの指令による電磁弁操作によ
りエアーシリンダーが駆動され、回転ブラシアー
ムが操出されて一定圧力でブラシが機体に押しつ
けられる。ブラシは機体に接する以前に、可変周
波電源が活かされて回転を始め一定速度に達す
る。
機体の部位によりそれぞれに適切なブラシ回転
速度をあらかじめプリセツトできるので、サテラ
イトコントローラからその速度を指令することも
可能である。この洗浄行程はNLG位置を基準と
して機体が所定の距離を移動する間継続され、所
定の洗浄行程が終了すると、やはりNLGの位置
を基準にしてサテライトコントローラの指令によ
つて今迄とは逆のプロセスで自動運転し、当初の
スタート位置まで復帰して次の洗浄指令があるま
で待機するようにする。以上で1サイクルの自動
洗機制御は終了し、サテライトコントローラから
ホストコンピユータへ報告される。
速度をあらかじめプリセツトできるので、サテラ
イトコントローラからその速度を指令することも
可能である。この洗浄行程はNLG位置を基準と
して機体が所定の距離を移動する間継続され、所
定の洗浄行程が終了すると、やはりNLGの位置
を基準にしてサテライトコントローラの指令によ
つて今迄とは逆のプロセスで自動運転し、当初の
スタート位置まで復帰して次の洗浄指令があるま
で待機するようにする。以上で1サイクルの自動
洗機制御は終了し、サテライトコントローラから
ホストコンピユータへ報告される。
洗浄プロセスの進行の間は、常にホストコンピ
ユータからの監視プログラムにより、サテライト
コントローラを通して各洗機モビユール部に対す
る確認,監視が行なわれており、異常に対して十
分な対応ができるよう配慮するものである。
ユータからの監視プログラムにより、サテライト
コントローラを通して各洗機モビユール部に対す
る確認,監視が行なわれており、異常に対して十
分な対応ができるよう配慮するものである。
以上のような各種洗浄装置の配置及び制御シス
テムを背景として、B―747の洗浄作用を第20
図の洗機スケジユールについて説明する。
テムを背景として、B―747の洗浄作用を第20
図の洗機スケジユールについて説明する。
機体を牽引しゲートフレーム1内に導くと、先
ず胴体の側面及び下面用洗浄装置C2により機体
の先端部から洗浄を開始し、この装置C2が前車
輪部に至ると、機体の牽引が一時停止され、該装
置C2の前車輪に接触する部分のみを一時退避す
る。この退避が終ると機体を前車輪の巾だけ牽引
したところで、再び牽引を一時停止させ、上記退
避した部分の洗浄体を旧状にセツトした状態で、
牽引と洗浄を開始する。そしてこの洗浄装置C2
の昇降フレームが、主翼の前端縁に至り、牽引と
洗浄を一時停止するまでの間、胴体上面用洗浄装
置B,胴体側面用洗浄装置C1及び先行するエン
ジン用洗浄装置Gの洗浄作業を行い、洗浄装置
C2が主翼前縁に近接した時点で再び機体の牽引
を停止し、洗浄装置C2を退避させる。
ず胴体の側面及び下面用洗浄装置C2により機体
の先端部から洗浄を開始し、この装置C2が前車
輪部に至ると、機体の牽引が一時停止され、該装
置C2の前車輪に接触する部分のみを一時退避す
る。この退避が終ると機体を前車輪の巾だけ牽引
したところで、再び牽引を一時停止させ、上記退
避した部分の洗浄体を旧状にセツトした状態で、
牽引と洗浄を開始する。そしてこの洗浄装置C2
の昇降フレームが、主翼の前端縁に至り、牽引と
洗浄を一時停止するまでの間、胴体上面用洗浄装
置B,胴体側面用洗浄装置C1及び先行するエン
ジン用洗浄装置Gの洗浄作業を行い、洗浄装置
C2が主翼前縁に近接した時点で再び機体の牽引
を停止し、洗浄装置C2を退避させる。
この退避が終ると、機体の牽引と洗浄装置B,
C1による洗浄を再開するとゝもに、主翼上面用
洗浄装置A1と主翼下面用洗浄装置F1及び後行す
るエンジンの洗浄装置Gの洗浄が開始され、この
牽引と洗浄作業は、洗浄装置C2の昇降フレーム
の下降が、主翼に接触しない位置まで行われ、そ
して再び機体の牽引と各洗浄装置による洗浄が一
時停止される。そして洗浄装置C2をセツトさせ
たのち、牽引と上記洗浄を再開する。このときエ
ンジンの洗浄は完了している。
C1による洗浄を再開するとゝもに、主翼上面用
洗浄装置A1と主翼下面用洗浄装置F1及び後行す
るエンジンの洗浄装置Gの洗浄が開始され、この
牽引と洗浄作業は、洗浄装置C2の昇降フレーム
の下降が、主翼に接触しない位置まで行われ、そ
して再び機体の牽引と各洗浄装置による洗浄が一
時停止される。そして洗浄装置C2をセツトさせ
たのち、牽引と上記洗浄を再開する。このときエ
ンジンの洗浄は完了している。
この時点から、洗浄装置A2,少し遅れてA3,
垂直尾翼用洗浄装置D,主翼下面用洗浄装置F2
の洗浄が開始され、この時点でエンジン用洗浄装
置Gは退避位置へリターンされる。そして、胴体
側面及び下面用洗浄装置C2による洗浄が完了し、
この装置を退避位置へリターンさせるときに機体
の牽引を停止させるが、この間に洗浄装置A1,
A2,F1の洗浄作業は完了し、夫々退避位置にリ
ターンされている。
垂直尾翼用洗浄装置D,主翼下面用洗浄装置F2
の洗浄が開始され、この時点でエンジン用洗浄装
置Gは退避位置へリターンされる。そして、胴体
側面及び下面用洗浄装置C2による洗浄が完了し、
この装置を退避位置へリターンさせるときに機体
の牽引を停止させるが、この間に洗浄装置A1,
A2,F1の洗浄作業は完了し、夫々退避位置にリ
ターンされている。
洗浄装置C2のリターンが完了すると、再び機
体の牽引と、洗浄装置B,C1,A3,D,E,F2
の洗浄が再開され、B及びEの洗浄が完了したと
ころで機体の牽引及び作動中の洗浄装置の洗浄は
停止される。このとき、洗浄装置A3,Dは洗浄
を終り、退避位置へリターンされている。上記洗
浄装置B及びEがリターンされると、機体の牽引
と洗浄装置C1の洗浄が再開され、全ての洗浄が
終り、装置C1及び牽引装置Jが夫々退避位置に
リターンし、次の洗浄準備に入る。
体の牽引と、洗浄装置B,C1,A3,D,E,F2
の洗浄が再開され、B及びEの洗浄が完了したと
ころで機体の牽引及び作動中の洗浄装置の洗浄は
停止される。このとき、洗浄装置A3,Dは洗浄
を終り、退避位置へリターンされている。上記洗
浄装置B及びEがリターンされると、機体の牽引
と洗浄装置C1の洗浄が再開され、全ての洗浄が
終り、装置C1及び牽引装置Jが夫々退避位置に
リターンし、次の洗浄準備に入る。
本発明は上述のように構成したので、上述の洗
浄作用説明から明らかなように、門型のゲートフ
レーム内を、牽引装置により航空機を牽引しなが
ら洗浄スケジユールに基づき通過させることによ
り、機体の外周面が洗浄し得られることは勿論の
こと、および、昇降可能であることから、B―
747,DC―10,L―1011の大型機から、B―767,
DC―8のような中小型機に至るまでの各種機種
に洗浄装置の回転洗浄体を適合させ、キメの細か
い洗浄をなすことができ、かつ、従来技術の問題
点を解消し、洗浄効率も優れている。
浄作用説明から明らかなように、門型のゲートフ
レーム内を、牽引装置により航空機を牽引しなが
ら洗浄スケジユールに基づき通過させることによ
り、機体の外周面が洗浄し得られることは勿論の
こと、および、昇降可能であることから、B―
747,DC―10,L―1011の大型機から、B―767,
DC―8のような中小型機に至るまでの各種機種
に洗浄装置の回転洗浄体を適合させ、キメの細か
い洗浄をなすことができ、かつ、従来技術の問題
点を解消し、洗浄効率も優れている。
第1図は一部を切除した全体の斜視図、第2図
は同上一部を省略した正面図、第3図は胴体上面
用洗浄装置の正面図、第4図は胴体側面用及び胴
体下面用洗浄装置を示すゲートフレームの正面
図、第5図は同上胴体側面用洗浄装置の正面図、
第6図は垂直及び水平尾翼用洗浄装置をゲートフ
レームに設けた状態の正面図、第7図は垂直尾翼
用洗浄装置の一部省略正面図、第8図はセンター
エンジン用洗浄部の正面図、第9図は垂直及び水
平尾翼の洗浄状態を示す要部の斜視図、第10図
は水平尾翼用洗浄装置の正面図、第11図は主翼
下面用洗浄装置の洗浄状態を示す斜視図、第12
図は要部の正面図、第13図は主翼下面用洗浄装
置の側面図、第14図は洗浄装置F2の側面図、
第15図はエンジン用洗浄装置の正面図、第16
図は機体牽引装置の要部を示す一部切欠側面図、
第17図は第16図のA―A線の断面図、第18
図は洗浄モジユールの平面図、第19図は同上側
面図、第20図は洗浄スケジユール図である。 1…ゲートフレーム、2…基礎、3…案内レー
ル、A1,A2,A3…主翼上面用洗浄装置、B…胴
体上面用洗浄装置、C1…胴体側面用洗浄装置、
C2…胴体側面及び下面用洗浄装置、D…垂直尾
翼用洗浄装置、E…水平尾翼用洗浄装置、F1,
F2…主翼下面用洗浄装置、G…エンジン用洗浄
装置、J…機体の牽引装置。
は同上一部を省略した正面図、第3図は胴体上面
用洗浄装置の正面図、第4図は胴体側面用及び胴
体下面用洗浄装置を示すゲートフレームの正面
図、第5図は同上胴体側面用洗浄装置の正面図、
第6図は垂直及び水平尾翼用洗浄装置をゲートフ
レームに設けた状態の正面図、第7図は垂直尾翼
用洗浄装置の一部省略正面図、第8図はセンター
エンジン用洗浄部の正面図、第9図は垂直及び水
平尾翼の洗浄状態を示す要部の斜視図、第10図
は水平尾翼用洗浄装置の正面図、第11図は主翼
下面用洗浄装置の洗浄状態を示す斜視図、第12
図は要部の正面図、第13図は主翼下面用洗浄装
置の側面図、第14図は洗浄装置F2の側面図、
第15図はエンジン用洗浄装置の正面図、第16
図は機体牽引装置の要部を示す一部切欠側面図、
第17図は第16図のA―A線の断面図、第18
図は洗浄モジユールの平面図、第19図は同上側
面図、第20図は洗浄スケジユール図である。 1…ゲートフレーム、2…基礎、3…案内レー
ル、A1,A2,A3…主翼上面用洗浄装置、B…胴
体上面用洗浄装置、C1…胴体側面用洗浄装置、
C2…胴体側面及び下面用洗浄装置、D…垂直尾
翼用洗浄装置、E…水平尾翼用洗浄装置、F1,
F2…主翼下面用洗浄装置、G…エンジン用洗浄
装置、J…機体の牽引装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基礎上に、B―747,DC―10,L―1011,B
―767,DC―8(何れも登録商標)など機種の異
なつた航空機が通過しうる門型のゲートフレーム
を設け、このゲートフレーム内の天井に、主翼上
面用洗浄装置,胴体上面用洗浄装置,胴体側面用
洗浄装置,胴体側面、および、胴体下面用洗浄装
置,垂直尾翼用洗浄装置,DC―10,L―1011の
センターエンジン用洗浄装置,水平尾翼用洗浄装
置を夫々配設するとともに、基礎上に、エンジン
用洗浄装置と主翼下面用洗浄装置を夫々配設し、
上記ゲートフレームの前後中心軸線にそつた航空
機牽引装置を上記基礎に設け、この牽引装置によ
り航空機を牽引しつつ上記ゲートフレーム内を通
過させ、機体を洗浄するようにした航空機用洗浄
装置において、 上記主翼上面用洗浄装置を、洗浄装置A1,A2,
A3の複数装置によつて構成するとともに、この
洗浄装置A1,A2,A3を上記ゲートフレームの前
後方向中心軸線を境として左右に吊架配設し、更
に、上記各洗浄装置A1,A2,A3を、上記ゲート
フレームに対して左右方向に移動可能とした横行
フレーム5と、この横行フレーム5に対して、下
部にブラシなどの回転洗浄体6を設けた昇降フレ
ーム7を昇降可能にとりつけたものによつて構成
するとともに、最外側の洗浄装置A3をB―747専
用装置としたこと、 上記胴体上面用洗浄装置を、上記ゲートフレー
ムに対して左右方向に移動可能とした横行フレー
ム12に昇降フレーム13を上下動可能にとりつ
け、この昇降フレーム13の下部に、洗浄しよう
とする航空機胴体の上半面の円形形状に適合させ
る制御機構をもち、かつ、下部に多数の回転洗浄
体20を設けたブラシホルダー16をとりつけた
ものによつて構成したこと、 上記胴体側面用洗浄装置を、上記ゲートフレー
ムに対して左右方向に移動可能とした左右一対の
横行フレーム21に昇降フレーム23をとりつ
け、この昇降フレーム23の下端胴体側の上下
に、平行したシリンダの一端を水平方向に設け、
この両シリンダの他端間に、洗浄しようとする航
空機胴体の側面形状に適合させる制御機構をも
ち、かつ、側辺に多数の回転洗浄体31を上下方
向に並設したブラシホルダー28をとりつけたも
のによつて構成したこと、 上記胴体側面、および、胴体下面用洗浄装置
を、上下ゲートフレームに対して左右方向に移動
可能とした左右一対の横行フレームに、上記胴体
側面用洗浄装置の昇降フレーム23より長尺の昇
降フレーム32をとりつけ、この昇降フレーム3
2の下端胴体側に、斜め上向きで、かつ、洗浄し
ようとする航空機胴体の側面一部と下半面の形状
に適合させる制御機構をもち、而も、側辺に多数
の回転洗浄体34を上下方向に並設したブラシホ
ルダー33をとりつけたものによつて構成すると
ともに、この洗浄装置を、上記胴体側面用洗浄装
置の配設位置よりB―747の主翼の基部巾より若
干長い距離だけ上手側に配置せしめたこと、 上記垂直尾翼用洗浄装置を、上記ゲートフレー
ムに対して左右方向に移動可能とした左右一対の
横行フレーム35の垂直尾翼側に、上下方向に回
転洗浄体38をとりつけるとともに、上記横行フ
レーム35に昇降フレーム39を設け、この昇降
フレーム39の下部に左右方向に移動可能なスラ
イドフレーム42をとりつけ、このスライドフレ
ーム42の垂直尾翼側の側辺上下方向に複数の回
転洗浄体48を設けたものによつて構成したこ
と、 上記DC―10,L―1011のセンターエンジン用
洗浄装置を、上記垂直尾翼用洗浄装置を構成する
スライドフレーム42の垂直尾翼側の上下に、平
行したシリンダの一端を水平方向に設け、この両
シリンダの他端間に、洗浄しようとするセンター
エンジンの側面形状に適合させる制御機構をも
ち、かつ、側辺に上記回転洗浄体48を設けたも
のによつて構成せしめたこと、 上記水平尾翼用洗浄装置を、上記ゲートフレー
ムに対して左右方向に移動可能とした左右一対の
横行フレーム51にとりつけた昇降フレーム53
の下部に、水平尾翼の上下面を囲う鰐口形状をし
たフレーム56を設けるとともに、このフレーム
56の内側上下辺に回転洗浄体57を夫々配設
し、更に、上記フレーム56の開口部上下端に、
垂直、および、水平尾翼の付け根部を洗浄するス
プレーモジユール60,61を設けたものによつ
て構成したこと、 上記エンジン用洗浄装置を、基礎上に設けら
れ、かつ、航空機の中心軸線に対して直交的な地
上レール77上を往復移動する走行台車76の上
面に、エンジンを囲み、かつ、エンジン方向に向
けた多数のせんざい噴射ノズルを有する昇降枠8
0、または、円形フレーム83を昇降可能に設け
たものによつて構成したこと、 更に、上記胴体上面用洗浄装置と主翼上面用洗
浄装置A1,A2,A3の配置位置の中間位置に対応
する上記基礎上に上記主翼下面用洗浄装置を設
け、この主翼下面用洗浄装置を、基礎上に、主翼
の長手方向にそつて取付台を配設し、この取付台
に、少なくとも、B―747の主翼下面と基礎面と
の距離より若干長い長さをもつ平行リンク64を
並設するとともに、この平行リンク64をシリン
ダ65により起伏可能となし、更に、平行リンク
64の上端に回転洗浄体66を設けたものによつ
て構成したこと、 上記各洗浄装置が、洗浄しようとする航空機の
機種に対応し、横行、および、昇降する動作がコ
ンピユータによつて制御されるように構成したこ
と、 主翼下面用洗浄装置を除いた全ての洗浄装置
に、洗浄モジユールKを設けたこと、 を特徴とする航空機用洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56210218A JPS58116298A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 航空機用洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56210218A JPS58116298A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 航空機用洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58116298A JPS58116298A (ja) | 1983-07-11 |
JPS631240B2 true JPS631240B2 (ja) | 1988-01-11 |
Family
ID=16585736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56210218A Granted JPS58116298A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 航空機用洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58116298A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0727407B2 (ja) * | 1988-12-12 | 1995-03-29 | 三菱電機株式会社 | 数値制御用のデータ出力装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913972A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-02-06 |
-
1981
- 1981-12-29 JP JP56210218A patent/JPS58116298A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913972A (ja) * | 1972-05-19 | 1974-02-06 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0727407B2 (ja) * | 1988-12-12 | 1995-03-29 | 三菱電機株式会社 | 数値制御用のデータ出力装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58116298A (ja) | 1983-07-11 |
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