JPS63115078A - 地中埋設物の探査方法 - Google Patents

地中埋設物の探査方法

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JPS63115078A
JPS63115078A JP61259786A JP25978686A JPS63115078A JP S63115078 A JPS63115078 A JP S63115078A JP 61259786 A JP61259786 A JP 61259786A JP 25978686 A JP25978686 A JP 25978686A JP S63115078 A JPS63115078 A JP S63115078A
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ground
soil
reflectance
ground surface
radio wave
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JP61259786A
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English (en)
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Kazuo Hiramoto
和夫 平本
Yoshihiro Michiguchi
道口 由博
Masatsugu Nishi
西 政嗣
Masumi Okada
岡田 真澄
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Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、地中埋設物の探査方法、特に、電波を探倦査
物体が埋設されている土中に向けて放射し、電波の放射
時から探査物体からの反射波の受信時までの時間から、
探査物体の位置を判定する地中埋設物の探査方法に関す
るものである。
〔発明の背景〕
地中埋設物の探査には、従来、例えば、第2図に示すよ
うな埋設物探査装置が用いられている。
び受信アンテナ、7は受信機、8はパルス発信機3及び
受信機7の制御器を示している。この埋設物探査装置で
は、パルス発振器3から時間長がおよそ0.5〜3as
のパルス4を送信アンテナ5に印加し、電波を地中に向
けて放射する。放射された電波は地表面1で屈折した後
、地中を伝播する。
地中にガス管等の埋設物2がある場合、埋設物2で電波
は散乱され、地中から地表面1、空中へと伝播し、受信
アンテナ6を用いて受信機7で検知される。
この時、パルス発振から反射波受信までの時間をΔtと
し、電波の地中伝播速さをVとすると、埋設物探査装置
から探査埋設物体までの距離tは、次式によって求める
ことができる。
透磁率μによシ次式で表せる。
通常のPA空機レーダーでは、電波の伝播媒質が空気で
あるから、ε、μとも既知でVはy6=3X10”m/
sである。従って、パルス送信から反射波受信までの時
間Δtを測定することにより、レーダーから航空機まで
の距Itを求めることができる。
一方、埋設物探査の場合は、電波の伝播媒質が土で、透
磁率は空中と同一であるが、誘電率g’lは空中の値e
oおよそ10〜50倍程度である。
このため土中での電波伝播速さvzは空中のおよそ1/
3〜1/7となり、空中での電波の速さを用いて探査物
体までの距離tを評価し九場合、およそ3〜7倍過大評
価する結果となる。従って。
探査物体までの距離tを正確に求めるにはsVIを精度
良く評価しておく必要がある。
しかし、従来の埋設物探査装置では、土中の電波速さv
lを求めることが困難であるために、探査物体までの距
離を求めることはせず、パルス胤信から受信までの時間
Δtを表示するのみであった。そのため、探査物体まで
の距1lIItを評価する際には、土の誘電率1Mを推
定する必要があシ、tを正しく求めることが難しいとい
う問題があつ九。
一方、土中の電波速さVg及び;地中探査物体までの距
離tを求めるため、目標物体の位置を定めるための三角
測量を応用した方法が鈴木他「地中探索レーダシステム
」信学技報8ANE79−40)に開示されている。
この方法では、第3図に示すように、送信アンテナ5及
び受信アンテナ6を走査し、探査物体2の真上の点Aと
他の点Bにおける反射波受信信号を用いる。点Aでのパ
ルス送信から受信までの時間をΔtム2点Bでの同様の
時間をΔt1とし。
また点人と点8間の水平方向距離をXム1とし、土中で
の電波の速さをMl、埋設物深さをLとすると>vx、
L、  Δtム、Δt、、xhs の間には次の関係が
成立する。
(3)式、(4)式では、t、及びVgが未知数である
が、ΔtA、Δ’1pXAIが既知であるため、これら
の2つの式からt、vxを求めることができる。
しかし、この方法では、一つの埋設物からの反射波を用
いて電波の速さv1%埋設物深さtを算出するため、複
数の埋設物からの反射波を受信した場合、それぞれの埋
設物からの受信信号を分離、同定する必要がある。複数
の埋設物からの受信信号を分離、同定するためには、ア
ンテナを走査し、多数の峻測点で得た受信信号の時間変
化とアンテナ位置との関係を解析する必要があシ、信号
処理が複雑になる。
また、埋設物が一つであっても、埋設物が小さい場合、
あるいは、土の導電率が高く電波の減衰が大きい場合に
は、第3図のIAIが極めて小さい範囲でのみ反射波が
検知可能である。例えば、直径10crP1の金属管が
、導電率10°167mの土に深さ15mで埋設されて
いる場合b XAIがおよそ10rIn以下の範囲での
み反射波を検知できる。この場合、(3)式と(4)式
は、はぼ同じ式になり、vl及びtを精度良く算出する
ことは困難となる。
〔発明の目的〕
本発明はS電波を用いた埋設物探査装置によって、目標
探査物体の位置を高n度で求めることができる地中埋設
物の探査方法を提供可能とすることを目的とするもので
ある。
〔発明の概要〕
の反射波の受信時までの時間から、前記探査物体の位置
を判定する地中埋設物の探査方法において。
前記探査物体が埋設されている土の表面に2種以上の周
波数の電波を照射し、該土及び該土に被覆層が設けられ
ている場合は該被覆層の表面からの反射波の測定から該
土の表面における反射率を求め、前記周波数と前記反射
率との関係から求めた前記上の誘電率を用いて該土の中
での電波伝播迷盲を求め、該電波伝播速さと前記電波の
放射時から前記探査物体からの反射波の受信時までの時
間とから前記探査物体の位置を判定することを特徴とす
るものである。
本発明は以下の検討結果に基づいてなされ念ものである
前述のように、土中での電波の伝播速さは、土の誘電率
ggと透磁率μmで決まるが、μmは真空中の値μ0と
同一で、glが土質によって変化する。81と真空中の
値#0との比を比#′R率としてg 、 / =a M
/ε0と定義する。土の場合。
8鳶′はおよそ10〜50程度で、電波の伝播速さVg
を求めるには 、、/を求めることが必要となる。
本発明では、2種類以上の周波数について、電波の地表
面反射率Rを求め、各周波数と凡の関係から、土の比誘
電率e鵞′を求める。第4図に示すように、地表面に入
射角1.で入射した電波はスネルの法則に従い、反射角
θ2=θ息で反射される。この時、電波の電界の反射率
Rは次式で表せる。
ここで g6 =&854X 10− ’ (F/m)ω=2π
f f:電波の周波数(Hz ) (5)式から分るように1反射率Rは、入射角θ量。
周波数、土の比誘電率g l/、土の導電率σ鳶(U/
m)で決まる。金属の様に導電率σが極めて大きい(1
0’U/m以上)場合には、電波は金愕表面で完全反射
(R=−1)L、Rは周波数に依存しない。また、プラ
スチック等の誘電体の場合には、導電率σが極めて小さ
く1反射率Bは周波数に依存しない。一方、土を考える
と士の導電率σ1がおよそ10−s〜10−” (tJ
/m)で。
土の比誘電率#冨′がおよそ10〜50程度である。埋
設物探査レーダーで使用する周波数はおよそ50〜50
0MHzであるから、ε冨′とσ鵞/ωe・は同程度の
大きさとなる。従って反射率Rは、周波数によシ変化す
る。
本発明ではこの点を考慮して、2種類以上の周波数の電
波について、各周波数の地表面反射率Rから(5)式に
基づいて1 、 /、σ1を求める。2種類以上の周波
数が必要であるのは、(5)式で、、/。
σ罵が未知であるためで、使用する周波数の種類が多い
ほど求めたa 、 /、σ冨の精度が向上する。
次に、2′¥II類以上の電波を放射する方法について
説明する。埋設物探査装置では、装置と探査物体との距
離が50cb 上 がTのパルスは1周波数0からおよそ2/Tまでの広範
囲の周波数スペクトルを有するため1例えば時間長が2
nsO場合およそθ〜I G Hzの周波数成分を持つ
。アンテナは、パン下パスフィルタと考えることができ
、その帯域は基準周波数foに対してα2fo程変の帯
域を有するアンテナから、”@””’6までの広帯域を
有するアンテナがある。従って、狭帯域アンテナ(例え
ば半波長ダンボールアンテナ)の場合、2個以上のアン
テナを使用し、広帯域アンテナ(例えばくさび型進行波
アンテナ)の場合、1個のアンテナで広帯域の周波数の
電波を放射できる。広帯域アンテナを使用して電波を放
射し之場合1反射波パルスを周波数分析して%’M’l
  σ1を求め、電波の伝播速さ’I D hさらに埋
設物深さtを算出する。
〔発明の実施例〕
以下、実施例について説明する。
(実施例1) 第1図は一実施例の構成図で、1は地表面、2は埋設物
、9はアスファルト表面、10はアスファルト層%11
はアスファルト−土の境界面を示し、12は矩形波13
の矩形波発振器、14は制御器、15は送信アンテナ、
1Bは受信アンテナ、17はサンプリング回路、18は
受信信号時間変化記憶装置(以下記憶装置と称する)、
19は波形モニタ、20は電波速さ算出用計算機(以下
計算機と称する)、21は空中伝播波の周波数−強度の
関係記憶装置(以下記憶装置と称する)、22は開口合
成処理装置、23は表示装置である。
この埋設物探査装置の制御器14で制御する矩形波発振
器12より、時間長0.5nsの矩形波パルス13を地
上30crrIに設置した送信アンテナ15に印加する
。送信アンテナ15及び受信アンテナ16にはくさび形
広帯域アンテナ(E、A。
Theodorou、 et a4 @f3rosdb
and pulse −optimised Ante
nna、 ”IEE Proc、 Vot 128Pt
、[A3  June 1981参照)が用いられ、こ
のくさび形広帯域アンテナは全長およそ1mでお上そ1
00MHz〜2 G Hz程変の帯域を有する。
送信アンテナ15及び受信アンテナ16は地表面に垂直
に向け、電波を地表面に垂直に放射する。
放射された電波のうち一部が地表面で反射され残シは地
中へ透過する。その九め、受信アンテナエ6では最初に
地表面反射波が検知され、その後、埋設物2からの反射
波が検知される。受信アンテナ16で検知した信号は、
サンプリング回路17を通し、その時間変化を求める。
受信信号の時間変化例を第5図及び第6図に示す。これ
らの図で。
横軸にはパルス送信後の時間t、縦軸には受信強度がと
っである。第5図は、地表面が舗装されていない場合で
、信号100が地表面1からの反射波信号で、信号10
1が埋設物2からの反射波信号を示し、第6図は地表面
が舗装されている場合の受信信号で、100′が舗装面
9からの反射波信号、102が舗装面と土の表面の境界
11からの反射波信号で、信号101が埋設物2からの
反射波信号を示しており、tC,tdはそれぞれ地表面
からの反射波信号の開始時間、終了時間、tf。
teはそれぞれアスファルト舗装と土の表面の境界か紅
の反射波信号の開始時間、終了時間を示している。
第5図、第6図で正弦波状の信号が受信されているが、
これは、くさび形アンテナでは、矩形パルスを印加する
と正弦波に近い時間変化の電波が放射されることに起因
している。サンプリング回路17を通した受信信号の時
間変化を記憶装置18で記憶し、波形モニター19で信
号の時間変化を目視する。記憶装置18に記憶した受信
信号は後述する方法により、周波数分析1−1土の比誘
電率算出に使用する。
一方、送信アンテナ15及び受信アンテナ16を空気中
で60 cmli!tして対向させ、前述の0.5n3
の長さのパルスを送受信して得た受信信号を記憶装置2
1に記憶しておく。
記憶装置18と記憶装置21に記憶した信号を用い、計
算機20により地中の比誘電率、及び。
土中の電波の伝播速さを求める。まず、地面の状況から
、地面が舗装されているか否かをあらかじめ計算機20
に入力しておく。
計算機20による、比誘電率、及び、土中の電波の伝播
速さ算出の方法を第7図の70−チャートを用いて説明
する。プログラムがスタートすると、計算機20は、記
憶装置21よシ、空気中で送信アンテナ15と受信アン
テナ16とを対向させて受信した信号について受信時間
tと受信強度E・ (1)をとシこみ、それぞれ計算機
内で記憶する(ステップ■)。次に、この記憶情報を用
いて次のようにフーリエ変換し、周波数成分とその強度
Eo(f)、即ち1周波数スペクトルを求める(ステッ
プ■)。この計算は高速フーリエ変換の手法で行なわれ
る 1゜ Eo(’)=(L  EO(i)e−j5*4t、t、
・、ベロ)上式でt、とt−は、各々パルス受信開始時
間と受信終了時間でステップ■の中で(6)式の積分計
□ 算を行なう前に求めておく(ステップ■)。
次に、記憶装置18に記憶された地面からの反射信号を
計算機20にとりこみ、受信時間音と受信強度E、(t
)を計算機20内に記憶する(ステップ■ン。次に、受
信時間tと受信強度Es (t)7時間t4を求める(
ステップ■)。この反射波信号は、前述し九ように、モ
ノサイクルの正弦波信号となるため、ステップ■で【、
とt4は、次のようにして計算機20で求めることがで
きる。
即ち、tが0からスタートした受信信号がまず微小な値
di>O)をこえる時間を求めることでt、を得ること
ができる。次に信号が牛ティクル終了して負の値になル
、1サイクル終了にかかって0に近づいてくる。この時
、信号強度が−Δεよシ大きくなる点を判定してt4を
得ることができる。
次にステップ■で上記のt、とt4及びB1(t)を用
いてEt(t)のフーリエ変換Et(f )を(6)式
と同様にして求める。ステップ■で求め九E1(f)と
ステップ■で求め九Eo(f)から地表面反射率のR(
f)(几(f )=IEl (f)/&(f)l)の周
波数依存性を求める(ステップ■)。例えば地表面が舗
装されておらず土の比誘電率す′や510で、導電率σ
1が10−”([7/m)の場合の周波数fとR(f)
の関係は第8図に示すようになる。との図から分かるよ
うに、周波数が高くなるにつれて反射率R(f)が減少
し、500MHz以上ではぼ一定となる。
次に、計算機20にあらかじめ設定しておい大周波数f
tとf、についての反射率R(fz)及びR(f冨)か
b(5)式を用いて地表面の比誘電率81′及び、導電
率σ冨を求める(舗装の場合は、アスファルトの比誘電
率と導電率)(ステップ■)。
九だし、本実施例では、を波を地表面に垂直に入射させ
るため、(5)式のθ温は0″ である。従って、(5
)式を用い大火の式から61′、σ■を求める。
上式でftとR(fl )t  r!とR(ft)が既
知であるから#鳶′とσ罵を解析的に求めることができ
、これをステップ■で数値計算する。
ここで、前述したようにあらかじめ入力した地表面が舗
装されているか、舗装されていないかの判定を行ない(
ステップ■)、舗装されていない場合、ステップ@に進
む。この時、ステップ■で求めたg 、 /がまさに地
中の比誘電率であり、このel′から、ステップ[相]
で誘電率Co。
e冨′を求めて(2)式から伝播速さvlを求める。
一方、ステップ■で舗装されていると判定した場合、ス
テップ◎で再び、計算機20内に記憶した受信時間tと
受信強度Es(t)の関係(第6図の波形)から、アス
ファルト舗装と土の表面の境界からの反射波信号(第6
図の信号102)の開始時間t、と終了時間1.を求め
る。とれはステップ■で求めた方法と同じ方法で得るこ
とができる。また、前述のステップ■、ステップ■と同
様にして、受信時間t、からtlの間の信号についてフ
ーリエ変換を求め(ステップO)、舗装面と土の境界面
11からの反射信号についてR(f)を計算する(ステ
ップ■)。
ここで、求め九R(f)には、電波が空気中からアスフ
ァルトへ入射した時の境界面11での透過率、及び、ア
スファルト側から空気中へ伝播し前者の透過率が2/<
1+Ver>で後者の透過率が2v′7T/(v”i”
+ 1)である(アスファルトの導電率σは無視でき透
過率はd“のみで決まる。)。この比誘電率ε“は、ス
テップ■で求めた比誘電率ξ鵞′である。このe〃を用
い、ステップ■f求26九R(f ) t=4 v’T
” / (v’ g”+1)!で割ったものが境界面1
1での真の反射率となる(ステップO)。ステップ■で
、こ0TCtD反射率R,(’ ) (v’i”+1 
)” /W’7 ヲ用イてステップ■と同様にして、土
の比誘′を率1 、 /と導電率σ鵞を求める。このe
鳶′を用いてステップOで土中の電波伝播速さV■を算
出する。
以上の処理によシ、Mlを得ることができるから、アン
テナを走査し、埋設物からの受信信号(第5図の信号1
01)の受信時間の変化を得て開口合成処理装置22に
よシ開ロ合成処理を行い、埋設物の位置を判定し表示装
置22に表示する。
(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例の構成を第9図に示す。第
1図及び第2図と同一部分には同一の符号が附してあり
、24はモノサイクルパルス。
25は送信用半波長ダイポールアンテナ、26は受信用
半波長ダイポールアンテナ、27は地表面反射波強度記
憶装置(以下記憶装置と称する)。
28は空中伝播波強度記憶装置(以下記憶装置と称する
)、29は地表面ズ射率計算装置(以下計算装置と称す
る)、30は土中電波速さ計算装置(以下計算装置と称
する)を示している。
本実施例では、パルス発振器4でモノサイクルパルス2
4を発信し、送信用半波長ダイポールアンテナ25にパ
ルスを印加する。パルス発振器4は、基本周波数100
 MHz 、及び400MHzのモノサイクルパルス2
4を発振可能で、送信用半波長ダイポールアンテナ25
に選択して印加する。一方、送信用及び受信用の半波長
ダイポールアンテナ25及び26はモノサイクルパルス
の基本周波数が100MHzの場合、全長が1.5m。
基本周波数が400MHzの場合、全長が38Cn1で
ある。そこで、ダイポールアンテナの全長を可変とする
か、もしくは、モノサイクルパルスの周波数に応じて別
個のダイポールアンテナを使用する。また、送受は2個
のアンテナを別々に行うが、各ダイポールアンテナは同
一長とする。
送受用の半波長ダイポールアンテナ25.26を地表面
上高さ30cMに置き電波を放射し、地表面からの反射
波を受信用半波長ダイポールアンテナ26で検出する。
ここでは、土の比誘電率g 、 /が30で導電率σ1
が10”U/mであシ、土の表面は舗装されていない場
合について考える。
まず、モノサイクルパルスの基本周波数を100MHz
とし、送受に全長が15mの半波長ダイポールアンテナ
を使用する。半波長ダイポールアンテナは、周波数帯域
が狭く、モノサイクルパルスの基本周波数成分のみ送受
信できる。そこで。
100MHzの場合の反射波信号をサンプリング回路1
7を通し記憶装置18に記憶した後、記憶装fi27に
よシ地表面反射波強度を求め記憶する。
次に、モノサイクルパルスの基本周波数を400MHz
とし、送受に全長が38画の半波長ダイポールアンテナ
を使用して、前述と同様の方法によシ、地表面反射波強
度を記憶装置27に記憶する。
一方、記憶装置28には、空中で送受のアンテナを60
cm (=30cmX 2 )離して、電波を受信した
場合の100 MHz 、 400M1lzの電波強度
を記憶しておく。計算装置29によシ、周波数100M
Hz、400■hについて空中伝播の電波の強度と地表
面で反射された電波の強度を実施例1の場合と同様に比
較し、地表面の電波反射率を求める。ただし1本実施例
では実施例1と異なシ周波数分析する必要はない。前述
の土の条件では、周波数100MHzでは、反射率Rが
0.75..400MHzではRが0.67である。
この結果と(5)式を用いて、実施例1の方法と同様の
方法を用い計算装置30により土の比誘電率tz’=3
0、即ち誘電率t m = a854X30 (F/m
)、及び導電率6 yg = 10−’ (U / m
 )を得る。さらに、この値から、計算装置30によシ
ミ波の速さvg =5.5X10’ m/sを得る。
次に、送受のアンテナを走査し、埋設物からの反射波信
号の受信時間の変化と上記の電波の速さvgを用いて、
開口合成処理装置22によシ開ロ合成処理し1表示装置
23に表示する。以上によシ、埋設物の位置を高精度で
判定できる。
以上、述べたように、これらの実施例の地中埋設物の探
査方法では、地表面での電波の反射率の周波数依存性か
ら、土の誘電率を求め、さらに。
土中での電波の伝播速さvlを求めることができる。特
に、アンテナを走査することなく、かつ、地表面が舗装
されている場合にも土中での電波伝播速さを求めること
ができる。すなわち、従来の地中埋設物の探査方法では
、土中の電波速さv。
を得ることが困難であるために、埋設物の位置を精度良
く判定することが難しかったが、この実施例の地中埋設
物の探査方法では、vHを求めることができるため、埋
設物の位置を正しく評価することができる。
なお、実施例1では、全長およそ1mのくさび形体帯域
アンテナを送受信に使用し、およそ100MH2〜2G
Hzの広帯域の電波を送受信することができるが、アン
テナの大型化が問題とならない場合には1周波数帯域を
10MHz〜2GHz程度にまで広げることができる。
〔発明の効果〕
本発明は%電波を用いた埋設物探査装置によって、目標
探査物体の位置を高精度で求めることができる地中埋設
物の探査方法を提供可能とするもので、産業上の効果の
大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の地中埋設物の探査方法の一実施例を実
施する装置の構成の説明図、第2図は従来の地中埋設物
の探査方法を実施する装置の構成の説明図、第3図は三
角測量を応用して土中電波の速さを求める方法の説明図
、第4図は電波の屈折の説明図、第5図及び第6図はパ
ルス送信後時間と受信強度との関係を示す線図、第7図
は本発明の地中埋設物の探貸方法において伝播速さを求
めるフローチャート図、第8図は周波数と地表面反射率
との関係を示す線図、第9図は本−A明の地中埋設物の
探査方法の他の実施例を実施する装置の構成の説明図で
ある。 工・・・地表面、2・・・埋設物、9・・・アスファル
ト表面。 10・・・アスファルト層、11・・・(アスファルト
−土の)境界面、15・・・送信アンテナ、16・・・
受信アンテナ、17・・・サンプリング回路、18・・
・受信信号時間変化記憶装置、19・・・彼形モニタ、
20・・・屯波速さ算出用計算機、21・・・空中伝播
波の周波数−強度の関係記は装置、22・・・開口合成
処理惨20 第3m 矩4−ロ 鱈 5圀 第す図 ハ0)しヌ、碧(イき彩り哲イl1ti第1 口 字5 口 隘1う叱(〆Hz〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、電波を探査物体が埋設されている土中に向けて放射
    し、前記電波の放射時から前記探査物体からの反射波の
    受信時までの時間から、前記探査物体の位置を判定する
    地中埋設物の探査方法において、前記探査物体が埋設さ
    れている土の表面に2種以上の周波数の電波を照射し、
    該土及び該土に被覆層が設けられている場合は該被覆層
    の表面からの反射波の測定から該土の表面における反射
    率を求め、前記周波数と前記反射率との関係から求めた
    前記土の誘電率を用いて該土の中での電波伝播速さを求
    め、該電波伝播速さと前記電波の放射時から前記探査物
    体からの反射波の受信時までの時間とから前記探査物体
    の位置を判定することを特徴とする地中埋設物の探査方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05196728A (ja) * 1991-11-22 1993-08-06 Japan Radio Co Ltd 埋設物位置探査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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