JPS6311438Y2 - - Google Patents

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JPS6311438Y2
JPS6311438Y2 JP1979159720U JP15972079U JPS6311438Y2 JP S6311438 Y2 JPS6311438 Y2 JP S6311438Y2 JP 1979159720 U JP1979159720 U JP 1979159720U JP 15972079 U JP15972079 U JP 15972079U JP S6311438 Y2 JPS6311438 Y2 JP S6311438Y2
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JP
Japan
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air
float
skirt
air reservoir
air chamber
Prior art date
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JP1979159720U
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JPS5676787U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は液体管路に取り付けられる空気だめ
の改良に関する。
背景技術 従来、この種の液体管路、例えば、自動車のオ
イル配管系には、そのオイル・ポンプからの吐出
し流量の脈動によつて、配管が振動したり、ある
いは、その脈動による音が発生し、また、この脈
動が激しい場合には、そのオイルの慣性によつて
大きな圧力変動が起こり、配管内でキヤビテーシ
ヨンが生じたり、水撃現象が生じたりしてさまざ
まなトラブルの原因になつている。
この種の配管内の脈動を抑制する対策として、
そのオイル管路に、空気だめを取り付け、ポンプ
側から送られた液体圧を、その空気だめで吸収し
て、圧力変動を抑制するものが見られる。
しかし、そのような空気だめでは、そのオイル
圧と空気だめ内の空気圧との圧力差のバランスに
よつて脈動を抑制しているため、その脈動の抑制
は比較的不安定な傾向にあつた。
考案の目的・課題 この考案の目的・課題は、液体管路内の脈動を
抑制して、その流量をほぼ一定にし、その脈動に
伴う音を防止し、さらに、その脈動によつて発生
し易いキヤビテーシヨンや水撃現象を防止する空
気だめの提供にある。
目的・課題に係る構成上の考案の概要: 請求する考案の内容 上述の目的・課題に関連して、この考案の空気
だめは、液体管路に連結されるエア・チヤンバを
内部に有する空気だめ本体と、ほぼ円垂形ヘツ
ド、その空気だめ本体の内側面との間に僅かな空
隙を生じさせる大きさでそのヘツドの周囲に一体
的に成形されたスカート、および、そのスカート
の下方の周囲に適宜の間隔を置いて形成された複
数の切欠きよりなり、、そのエア・チヤンバに上
下動可能に挿入されるキヤツプ状フロートとを含
んで構成し、その液体管路内に脈動が生じると、
その脈動により、そのエア・チヤンバ内の液面が
上下し、それに伴つて、そのフロートが上下し、
特に、そのエア・チヤンバ内の圧縮された空気
で、その液面が下がる際、そのフロートのヘツド
上に流れた液体が、そのフロートの下降に伴つ
て、その空気だめ本体の内側面とそのスカートの
周囲との間の僅かな空隙からその切欠きを通つて
下方に流れ、そのフロートの下方に流れる液体が
その僅かな空隙を生じさせているところのそのス
カートの周囲とその空気だめ本体の内側面とに抵
抗を生じ、そのフロートを緩やかに下降させ、そ
の液体管路内の脈動を吸収するものである。
具体例の説明 以下、この考案に係る空気だめの望ましい具体
例について、図面を参照して説明する。
第1乃至3図は、この考案の空気だめを自動車
の燃料配管系30に適用した具体例10を示して
いる。
その空気だめ10は、液体管路20に連結され
たエア・チヤンバ12を内部に有する空気だめ本
体11と、ほぼ円垂形ヘツド17、その空気だめ
本体11の内側面との間に僅かな空隙を生じさせ
る大きさでそのヘツド17の周囲に一体的に形成
されたスカート13、およびそのスカート13の
下方の周囲に適宜の間隔を置いて形成された複数
の切欠き14よりなり、そのエア・チヤンバ12
に上下動可能に挿入されたキヤツプ状フロート1
5とを含んだ構造に製作されている。すなわち、
この空気だめ10は、内側を円筒形の空洞状に形
成し、かつ、下方には、管路20に接続される連
結ポート19を有するほぼ円筒形のエア・チヤン
バ12を備えた空気だめ本体11と、そのエア・
チヤンバ12内に挿入されるように、ほぼ円垂形
ヘツド17、その空気だめ本体11の内側面との
間に僅かな空隙を生じさせる大きさでそのヘツド
17の周囲に一体的に形成されたスカート13、
およびそのスカート13の下端の周囲に適宜に位
置決めされて切り欠かれた複数の切欠き14を有
し、かつ、その液体よりも小さな比重を有する材
料よりなるキヤツプ状フロート15とよりなり、
そのエア・チヤンバ12の連絡ポート19と管路
20とを接続して、その管路20からエア・チヤ
ンバ12内に送られたオイルによつて、キヤツプ
状フロート15がエア・チヤンバ12内を上下動
するように構成されている。
その空気だめ本体11は底壁の連絡ポート19
とT字形接続管21がネジ込まれ、このようにし
て取り付けられたT字形接続管21の両端に液体
管路20がそれぞれネジ込まれる。
そのようにして構成されたエア・チヤンバ12
の内部には、そのエア・チヤンバ12の空洞部の
内径より僅かに小さい外径を有するキヤツプ状の
フロート15が挿入される。
このキヤツプ状のフロート15は、そのエア・
チヤンバ12内に送られるオイルの比重よりも小
さな比重を有する材料からなり、ほぼ円垂状に、
形成されたヘツド17の周囲には、エア・チヤン
バ内での安定を良くするためにスカート13が一
体的に形成されている。又スカート13の上下周
囲とはリング溝18が形成され、かつ、そのスカ
ート13の下端には、その周囲に適宜の間隔を置
いて略半円形状の切欠き14が複数設けられてい
る。
次に、この空気だめ10の使用方法について、
第3図に示された自動車の燃料配管系30を用い
て説明する。
この自動車の燃料配管系30は、燃料タンク3
1とインジエクシヨン・ポンプ32とを配管40
および41によつて環状に接続し、その燃料タン
ク31とインジエクシヨン・ポンプ32とを連結
する配管40内にフイード・ポンプ33を取り付
け、燃料タンク31より燃料を吸い上げてインジ
エクシヨン・ポンプ32に送り、このインジエク
シヨン・ポンプ32からノズル(図示せず)に送
り、このノズルによつて高圧な燃料を微細な霧状
にして燃焼室(図示せず)内に噴射するように構
成されている。
勿論、このフイード・ポンプ33とインジエク
シヨン・ポンプ32との間には燃料フイルタ(図
示せず)が設けられ、インジエクシヨン・ポンプ
32側には、この燃料フイルタによつて濾過され
た清浄な燃料が送られる。
このようにして構成された燃料配管系30にお
いて、そのフイード・ポンプ33と燃料タンク3
1及びインジエクシヨン・ポンプ32燃料タンク
31との間の配管40及び41にはこの空気だめ
10が接続される。
勿論、この状態では配管40および41はもと
より、空気だめ10のエア・チヤンバ12内には
燃料が適宜の位置まで入れられ、そのエア・チヤ
ンバ12内に入つている燃料にフロート15が浮
いた状態にある。
フイード・ポンプ33およびインジエクシヨ
ン・ポンプ32が作動すると、燃料タンク31よ
り燃料が吸い上げられ、循環しながら供給され
る。
この際、フイード・ポンプ33及びインジエク
シヨン・ポンプ32の脈動により空気だめ10に
おけるエア・チヤンバ12内の燃料の液面が上下
し、フロート15が上下する事により脈動を吸収
する。
このエア・チヤンバ12内の圧縮された空気に
よつて、燃料の液面が下がる際、フロート15の
ヘツド17上に流出された燃料が、そのフロート
15の下降に伴つて、その空気だめ本体11の内
側面とそのスカート13の周囲との間の僅かな空
隙からそのスカート13の切欠き14を通つて下
方に逃げ、このとき、そのフロート15の下方に
逃がれる燃料が、その僅かな空隙を生じさせてい
るところのそのスカート13の周囲とその空気だ
め本体11の内側面とに抵抗を生じ、そのフロー
ト15は緩やかに下降し、従つてインジエクシヨ
ン・ポンプ32側への燃料の供給も緩やかに一定
にされる。
考案の利便・利益 如上のこの考案によれば、キヤツプ状フロート
が、ほぼ円垂状ヘツド、その空気だめ本体の内側
面との間に僅かな空隙を生じさせる大きさでその
ヘツドの周囲に一体的に形成されたスカート、お
よびそのスカートの下方の周囲に適宜の間隔を置
いて形成された複数の切欠きよりなり、空気だめ
本体のエア・チヤンバに上下動可能に挿入される
ので、その液体管路内に脈動が生じると、その脈
動により、そのエア・チヤンバ内の液面が上下
し、それに伴つて、そのフロートが上下し、特
に、そのエア・チヤンバ内の圧縮された空気で、
その液面が下がる際、そのフロートのヘツド上に
流れた液体が、そのフロートの下降に伴つて、そ
の空気だめ本体の内側面とそのスカートの周囲と
の間の僅かな空隙からその切欠きを通つて下方に
流れ、そのフロートの下方に流れる液体がその僅
かな空隙を生じさせているところのそのスカート
の周囲とその空気だめ本体の内側面とに抵抗を生
じ、そのフロートを緩やかに下降させ、その液体
管路内の脈動を吸収し、そのようにして、液体管
路内の脈動が抑制され、その液体管路を流れる液
体の流量がほぼ一定され、その脈動に伴う音が防
止され、また、その脈動によつて発生されるキヤ
ビテーシヨンや水撃現象が防止される。
考案と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこ
の考案の具体例からして、この考案の属する技術
の分野における通常の知識を有する者にとつて、
種々の設計的修正や変更は容易に行われることで
あり、さらには、この考案の内容が、その考案の
課題を遂行ならしめる考案の成立に必須であり、
その考案の性質であるその考案の技術的本質に由
来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に置き換えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る空気だめの具体例を示
す断面図、第2図はフロートの斜視図、および、
第3図はこの考案に係る空気だめを適用した自動
車の燃料配管系を示す概説図である。 10……空気だめ、12……エア・チヤンバ、
13……スカート、14……切欠き、15……キ
ヤツプ状フロート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 液体管路に連結されるエア・チヤンバを内部に
    有する空気だめ本体と、 ほぼ円垂形ヘツド、その空気だめ本体の内側面
    との間に僅かな空隙を生じさせる大きさでそのヘ
    ツドの周囲に一体的に成形されたスカート、およ
    び、そのスカートの下方の周囲に適宜の間隔を置
    いて形成された複数の切欠きよりなり、、そのエ
    ア・チヤンバに上下動可能に挿入されるキヤツプ
    状フロート とを含む空気だめ。
JP1979159720U 1979-11-17 1979-11-17 Expired JPS6311438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979159720U JPS6311438Y2 (ja) 1979-11-17 1979-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979159720U JPS6311438Y2 (ja) 1979-11-17 1979-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS5676787U JPS5676787U (ja) 1981-06-23
JPS6311438Y2 true JPS6311438Y2 (ja) 1988-04-04

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ID=29670917

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JP1979159720U Expired JPS6311438Y2 (ja) 1979-11-17 1979-11-17

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10342936B4 (de) * 2003-09-17 2006-10-19 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Dämpfung von Druckpulsation und ein mit dieser Vorrichtung ausgestattetes Hydraulikaggregat
JP5103047B2 (ja) * 2007-03-30 2012-12-19 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 気化装置、水素製造装置および燃料電池システム
EP3464982B1 (en) * 2016-06-02 2022-11-02 Clearmotion, Inc. Hydraulic apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5676787U (ja) 1981-06-23

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