JPS6310812Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ホツトエアー発生装置のエアー混
合燃焼用ガス及びエアー発生装置に関し、詳しく
はジユース、牛乳等の液体飲料を充填するカート
ン（紙容器）のトツプ及びボトムをヒートシール
する場合に、ポリエチレンがラミネートされた該
紙容器のシール部分に熱風を吹きかけてポリエチ
レン被膜を溶かすホツトエアー発生装置に於て、
該装置のガスバーナーに供給する燃焼用ガスとエ
アーとを混合したエアー混合燃焼用ガス並びにホ
ツトエアー発生装置に供給するホツトエアーのエ
アーを発生するエアー混合燃焼用ガス及びエアー
の発生装置に関する。

従来のホツトエアー発生装置のエアー混合燃焼
用ガス及びエアーの発生装置では、ホツトエアー
発生装置のガスバーナーに供給するエアー混合燃
焼用ガスを発生するに際して、燃焼用ガスと混合
するエアーをコンプレツサーの圧縮エアーから得
るとともに、ホツトエアーのエアー源をブロアー
から得ていた。

ところで、エアー混合燃焼用ガスを発生させる
エアーは、コンプレツサーの圧縮エアーを使用す
るので、その圧力は50000mmAq程度と高圧とな
り、燃焼用ガスも高圧のものを使用するため、取
扱いが危険であるという欠点があつた。

また従来のエアー混合燃焼用ガスの発生部は、
燃焼用ガス及びエアーが高圧であるため、装置の
構成が複雑となり、かつ、自動圧力調整器及びミ
キサー等の装置構成部品が大型となり、高価にな
る欠点があり、さらにエアー混合燃焼用ガス及び
ホツトエアーの各エアー源をコンプレツサーとブ
ロアーとに別系統にしているので、エアー混合燃
焼用ガス及びエアー発生装置全体の構成が複雑・
大型化して高価になる欠点がある。

この考案は従来の欠点を解決するもので、燃焼
用ガスと混合するエアー及びホツトエアーのエア
ーをともに一つのブロアーにて発生させることに
より、装置の構成を簡単にして小型化できるとと
もに、安価に製作することができ、低圧のエアー
混合燃焼用ガスを使用することにより、安全なホ
ツトエアー発生装置のエアー混合燃焼用ガス及び
エアー発生装置を提供することを目的とする。

以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。

第１図はこの考案の実施例に係るエアー混合燃
焼用ガス及びエアー発生装置の系統図を示し、１
はガス導入管、２はストツプバルブ、３はバーナ
２３の点火とともに開く電磁弁、４は燃焼用ガス
と混合する空気の圧力に対応してガス圧を調整す
る自動圧力調整器（ガスガバナー）、５はコツク、
６は燃焼用ガスとエアーとを混合するミキサー、
７はブロアー、８はエアー導入管、８ａと８ｂは
各々エアー導入管８を分岐したエアー混合燃焼用
ガス用のエアー導入管及びホツトエアーのエアー
源用のエアー導入管、９はエアー混合燃焼用ガス
用のエアーの圧力を調整する調整用バルブ、１０
はコツク、１１は圧力計、１２はホツトエアーの
エアー源用エアーの圧力を調整する調整用バル
ブ、１３はコツク、１４は圧力計である。

また、１５，１６は上記エアー混合燃焼用ガス
及びエアー発生装置で発生したそれぞれエアー混
合燃焼用ガス及びエアーをホツトエアー発生装置
へ送る送給管である。

また、２０はホツトエアー発生装置であり、２
１はボデイ、２２はホツトエアーの吹き出し口を
有するノズルヘツド、２３はボデイ２１の端部に
設けたガスバーナー、２４はエアー取入口で、ガ
スバーナー２３には前記エアー混合燃焼用ガスの
送給管１５が接続され、エアー取入口２４には前
記エアーの送給管１６が接続される。

すなわち、ガスバーナー２３を点火すると、電
磁弁３が開き、ガスボンベに接続したガス導入管
１より270mmAq程度の低圧のプロパンガスを導入
して自動圧力調整器４でエアー混合燃焼用ガス用
のエアー導入管８ａより供給されるエアーの圧力
に対応してプロパンガスのガス圧を調整してミキ
サー６へ送給する。一方、ブロアー７を運転する
ことにより発生したエアーをエアー導入管８及び
エアー混合燃焼用ガス用のエアー導入管８ａを通
してミキサー６へ送給する。そしてミキサー６に
て、プロパンガスの場合は燃焼用ガスとエアーを
１：23の割合て混合してエアー混合燃焼用ガスを
発生させる。そして、このエアー混合燃焼用ガス
をエアー混合燃焼用ガスの送給管１５を通してガ
スバーナー２３へ供給する。

また、ブロアー７で発生したエアーの他方はホ
ツトエアーのエアー源用のエアー導入管８ｂで分
岐し、エアーの送給管１６を通してエアー取入口
２４からホツトエアー発生装置２０のボデイ２１
へ吹き込まれる。

しかして、エアー取入口２４よりボデイ２１内
に吹き込まれたエアーは、エアー混合燃焼用ガス
の供給を受けて燃焼するガスバーナー２３によつ
て熱せられ、熱風となつてノズルヘツド２２から
吹き出すことになる。

なお、燃焼用ガスとしてはプロパンに限らず、
都市ガスも使用できることは勿論である。都市ガ
スの場合は燃焼用ガスとエアーの混合比は１：12
にする。

以上述べたように、本考案はホツトエアー発生
装置のガスバーナーに供給するエアー混合燃焼用
ガスのエアー及びホツトエアー発生装置のホツト
エアーのエアー源となるエアーをともに一つのブ
ロアーにて発生するため、従来の如くエアー混合
燃焼用ガスのエアーにコンプレツサーの圧縮エア
ーを使用しホツトエアーのエアー源にブロアーの
発生エアーを使用する場合に比べ、装置の構成が
きわめて簡単となり小型化でき、安価に製作する
ことが可能になる。

しかも、エアー混合燃焼用ガスのエアーをブロ
アーにより発生するため低圧のエアー混合燃焼用
ガスを生成することができ、取扱い等が安全であ
る等の実用上の効果も有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の系統図である。 １〜ガス導入管、２〜自動圧力調整器、６〜ミ
キサー、７〜ブロアー、８〜エアー導入管、８ａ
〜エアー混合燃焼用ガス用のエアー導入管、８ｂ
〜ホツトエアーのエアー源用のエアー導入管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 燃焼用ガスを導入するガス導入管と、このガス
   導入管の途中に設け混合されるエアーの圧力に応
   じてガス圧を調整する自動圧力調整器と、エアー
   を発生するブロアーと、このブロアーで発生した
   エアーを導入するエアー導入管並びに該エアー導
   入管が２つに分岐されてなるエアー混合燃焼用ガ
   ス用のエアー導入管及びホツトエアーのエアー源
   用のエアー導入管と、前記エアー混合燃焼用ガス
   用のエアー導入管が接続され、かつ、前記ガス導
   入管が接続されてエアーと燃焼用ガスとを混合し
   てエアー混合燃焼用ガスを生成するミキサーとを
   備えることを特徴とするホツトエアー発生装置の
   エアー混合燃焼用ガス及びエアー発生装置。