JPS6310740Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、小物入ケースを取付けたかばんであ
つて、手提げ、肩かけを問わず、各種型式で小物
入れケースを添着したかばんに関するものであ
る。

(b) 従来技術 この種かばんにおいて、小物類の収容を目的と
する場合は、かばん本体に形成するか、本体への
収納を目途して別個に形成したものが多くみら
れ、本体に形成した小物入れケースは、その取付
けを転倒によつて変えるものはなく、取付形態は
常に一定したものであつた。

(c) 考案の目的 本案においては、小物入れケースを鞄本体に転
倒自在に取付け、小物入れケースの使用と、鞄本
体の携行を便ならしめることを、その目的とする
ものでる。

(d) 考案の構成と作用 本案の構成を図面について説明すると、鞄主体
１は、従来周知の形態で、上辺に開閉チヤツク２
と任意の提げ手または肩掛け用の紐条３とを有し
ている。

該鞄主体１の表面下部に基部小物入れケース４
を上辺に開閉チヤツク５を付して縫着すると共
に、その外方の上隅連繋部６を中心として転倒可
能に同形の小物入れケース７を取付け、該転倒小
物入れケース７の開閉時と基部小物入れケース４
の開閉時には、両ケース４，７が第１図に示すよ
うに開閉チヤツク５，８が使い易いように並列す
るが、鞄主体１を携行する際には、チヤツク８を
閉鎖した状態で小物入れケース７を転倒し、鞄主
体１の上面の蓋片９の止め具１０と、鞄主体１の
下面に取付けた支持帯１１の止め具１２の係止
で、蓋片９と支持帯１１が両ケース４，７を抱持
するもので、この状態は第２図によく示されてい
る。

なお本案の図示で鞄主体１の上面を覆う蓋片９
を表わしたが、両ケース４，７を抱持する作用の
ものとして、蓋片に限らず、帯状、紐状に形成す
ることも本構想のうちに入るものである。

(e) 考案の効果 鞄主体１の小物入れケース４に、その上隅の連
繋部６を中心に転倒可能な同形の小物入れケース
７を取付けることで、使用の便利さを増大し、必
要により転倒することで自然に開閉口を閉塞する
ことになつて内容の保全を行なうと共に、その状
態で蓋片９と支持帯１１が両ケース４，７を抱持
したとき携行性とその体裁を良好にする実用的効
果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案かばんの実施態様を示すもので、第
１図は全体斜面図、第２図は携行時の全体斜面
図、第３図は同側面図を示している。 符号の説明、１……鞄主体、２……鞄主体の開
閉チヤツク、３……紐条、４……基部小物入れケ
ース、５，８……開閉チヤツク、６……連繋部、
７……転倒小物入れケース、９……蓋片、１０，
１２……止め具、１１……支持帯。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鞄主体１の表面下部に取付けた小物入れケース
   ４の外方の上隅と転倒小物入れケース７の内方の
   上隅とを一体に連繋し、両小物入れケース４，７
   にそれぞれ開閉チヤツク５，８を設けると共に、
   鞄主体１の上面を覆う蓋片９の止め具１０に鞄主
   体１の下面に取付けた支持帯１１の止め具１２を
   係止せしめるようにしたかばん。