JPS63105752A - 核磁気共鳴像取得方法 - Google Patents

核磁気共鳴像取得方法

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JPS63105752A
JPS63105752A JP61249560A JP24956086A JPS63105752A JP S63105752 A JPS63105752 A JP S63105752A JP 61249560 A JP61249560 A JP 61249560A JP 24956086 A JP24956086 A JP 24956086A JP S63105752 A JPS63105752 A JP S63105752A
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magnetic resonance
nuclear magnetic
shifted
lipid
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JP61249560A
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板垣 秀信
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、核磁気共鳴(以下、NMRと称する)像を
取得する方法、特に化学シフトがあるサンプル内の所望
の原子核を高い空間的な解像度で分光学的にNMRfi
像する改良されたNMR像取得方法に関するものである
〔従来の技術〕
第9図乃至第g図は例えば特開和6/−7694ダ号公
報に示された従来のNMR像取得方法を説明するための
概略図である。
従来のNMR像取得方法を説明する前に、その原理につ
いて簡単に説明しておく。周知の様に、NMR現象は奇
数個の陽子又は中性子を持つ原子核に起る。こういう原
子核がスピンを持ち、その為に小さな磁界が出来る。外
部から印加した静磁界B。
O中におかれた時、原子核は印加磁界と整合する填向を
持ち、印加磁界の方向に正味の磁界Mを発生する。原子
核が次のラーマ方程式 %式%( (ここで、γは磁気回転比であって、各NMR同位元素
に対して一定である)によって表わされる特性的なNM
R周波数ωQで、印加磁界の周りに振動する2即ち歳差
運動する。N M Rの歳差運動周波数は印加磁界Bo
に正比例する。原子核のラーマ周波数に等しい周波数成
分を持つ時間依存性無線周波()tF)磁界を主磁界に
直交する方向に印加すると、原子核がエネルギを吸収し
、主磁界の軸線から遠ざかる向きに躍動して新しい正味
の印加磁界の方向の周シにラーマ周波数で歳差運動を開
始する。RF磁界を遮断すると、原子核がその特注的な
ラーマ周波数でNMR信号を放出し、原子核が緩和する
につれて、即ち主磁界と繰合する平衡状態に復帰するに
つれて、この信号が減衰する、こういうNMR信号を検
出し、フーリエ変換し、原子核によって特性的なNMR
信号の周波数成分を取出すことが出来る、 同じ同位元素の原子核のNMR周波数が、この原子核の
化学的な環境によって、その磁界の環境に差を生じる為
に、微細な変化を示すことがあり、これを化学シフトと
呼ぶ。化学シフトは、隣接する原子の周りの電子の分布
に伴う遮断電流の結果として、原子核の周りの磁界が変
化することによって起る。遮断作用の程度は原子核の環
境に特有テJI)、この為、所定の分子の化学シフト・
スペクトルは一意的であって、その識別の為に使うこと
が出来る。普通のNMR分光分子法、NMR実験で倚ら
れた化学シフト信号を観察することにょシ、サンプルの
化学的な構造を研究する。共振周波数及び化学シフトの
絶対値が磁界の強さに関係するから、化学シフトは、任
意の基準化合物に対する共振周波数の四で表わした端数
シフトとして表示される、 ラーマ周波数が磁界に比例するから、磁界がサンプルの
中で空間的に変化すると、原子核の共振周波数も変化す
る。N M R像を作像する場合、には、放出きれるN
MR信号を空間的に符号化する為に、サンプルに対して
7つ以上の磁界勾配が印加される、狭い範囲の周波数成
分を持つRF励振パルスを勾配の存在下でサンプルに印
加することにょシ。
サンプルの選ばれた領域1例えば平面状スライス或いは
選ばれた点にある原子核を選択的に励損し。
そのNMR応答信号を検出することが出来る、サンプル
の異なる領域又は点から収集式れたデータを周知の形で
処理して像を構成する。
次に、まず第4’a菌について説明すると、NMRサン
プル(10)が示てれている、サンプル(10)は例え
ば円柱形であってもよい。このサンプル(10)がはソ
均質な主静磁界BoO中に配置される。図では、この磁
界Boが普通のデカルト座標系のZ軸の正の方向に沿っ
た向きである。Z軸をサンプル(10)の軸線(10a
)と一致させである。
座標系の原点は例えばサンプル(10)の中心にとっで
あるが、これは薄い平面状スライス又は作像容積(//
)の中心でもふる。サンプル(10)の作像容積(//
)は、Z軸に沿った磁界勾配の存在の下にサンプル(/
θ)を選択的に照射することにより、選択される。典型
的には、NMR作像は、サンプル(10)の選ばれた領
域にある原子核を励起すると共に、その結果書られるN
MR信号を空間的に符号化する為に、3つの勾配G (
tlを用いる。これGy(tl = αBo /αy(
3)C)zftl= αBo /αz        
    (ul直交勾勾配 x + G y * G 
z  は一般的に時間tの関数であシ、何れも1つの勾
配磁界bx + by 、 bzと次の様な関係を持つ
bx = C)x(tlx            (
f)lby = Gv(tly           
 +61bz = Gz(tlz          
  (71磁界B(7と直交する方向(即ち、x−y平
面内)の無線周波(RF)磁界パルス及び勾配磁界を持
つ作像順序をサンプル(10)に印加して、サンプル(
10)の異なる部分からNMR信号を選択的に励振し且
つ検出する普通のNMR像作像装置を用いて。
多数の周知の方法にょシ、サンプル(10)の選ばれた
平面状スライス(/l)のNMR像を形成することが出
来る。例えば、コ次元フーリエ変換(スピン捩れ)作像
では、Z軸の選ばれた位置にあって。
選ばれた厚さを持つ作像容積(//)内にある原子核を
励起させる為に、Gz勾配磁界の存在の下にタグ選択性
RFパルスがサンプル(10)lc印加される。
その直後、反転Gz勾配磁界をサンプル(10)に印加
して、選ばれた作像容積(//)内の原子核の位相戻し
をする。反転Gz勾配は、この結果得られるNMR信号
の位置を時間軸に沿ってパルスから遠ざかる向きに進め
る為の反転極性1例えば負の極性のGx勾配磁界及びy
軸方向に原子核の位相符号化を行なう為のプログラム可
能なGy勾配磁界パルスと共に印加する。その後、X軸
方向にNMR信号をその周波数に従って空間的に符号化
するGx勾配磁界の存在の下に、NMR応答信号を収集
する。この後の作像順序の間、GY勾配磁界に異なる値
を用いて、X軸に沿った異なる投影を求め、これらの投
影の2次元フーリエ変換によυ、完全な平面像が再生さ
れる。このパルスシーケンスを第1b図に示す。この図
のσXはGxを反転極性にしたものである。
化学シフトの影響を例示すると、X軸の投影で収集され
たデータ(NMS信号)は、自由誘導減衰(FID)応
答のフーリエ変換から得られた周波数ωが次の式で表わ
される。
ω =  γ (l + δ)(Bo +  xGx)
    (ざ)ここで、rは研気回転比、δは普通の生
体内の(/)1)スペクトルを支配する水及び脂質の陽
子種目の間の化学シフトの差、χはX軸に沿った空間的
な位置を表わす。式(ざ)は次の様に書き直すことが出
来る、 ω=ωO+δγB0+γxGx+δγxGx     
(qlここで、ω0はγBOで表わされるラーマ周波数
であり、γxGxはX方向の空間情報を周波数情報に空
間的に符号化したものであシ、(δγxGx)項は完全
に無視出来る。式(9)をωの関数として空間的な位置
について解くと、 X = (cn−ωo+δωo’) / (rox) 
      (/の式(10)は化学シフトにより、シ
フトした共振周波数が、次の式によって表わされる分だ
け、「予想」位置とは異なる近くの空間的な位置に誤っ
て割当てられることを示している。
ΔX=−δω0/γGx         (//)こ
の為、NMR像に人為効果が生ずる。パルス勾配によっ
て符号化するy方向では、化学シフトは無視することが
出来、目立つ様な影響を生じない。
纂“fa及び第rb図には、/、!;Tの磁界内で夫々
人間の頭及び腿から記録された6ダMl(zの陽子スペ
クトル(ハ・、(/6)を示ス。各スペクトル(ハ・、
(/6)の一つのピーク(l<<a)、(/1Ib)又
は(/6a)、(/6b)が水及び脂質の陽子に夫々対
応してお9、これらの図は、水のピーク(””a)+(
/6a)及び脂質のピーク(/1lb)、(/6b)の
間の化学シフトが35四程度、或いは6 tl M l
zの中心周波数では約ココOHzであることを示してい
る。
水及び脂質のピークの相対的な強度は、横置する組織並
びに個人によって変わる。脳では1表面の周りを除いて
あまり脂肪がなく、これは頭の石頭(ハ0(第j’a図
)に於ける脂質のピーク(1gb)が腿に対する応答(
/6)(第5b図)の脂質のピーク(/6b)よシ小さ
い守山であるや脳の神経さや内の脂質は緩和時間が短か
すぎて、典型的な生体内の測定では観測されないと思わ
れるが、それでも頭の応答(ハ・に於ける脂質のピーク
(l<=a)は、NMR頭像の周縁にゴーストの人為効
果を発生するのに十分であり、これが存在する空間的な
情報の幾らかをぼかす作用をする。
第6a図は人間の頭の軸断面のスピン捩れ像(7g)を
示してお、9、NMR像に対する化学シフトの人為効果
の影響を図式的に示してbる。この像は、X軸方向の空
間的な周波数の符号化及びY軸方向のパルス勾配(位相
符号化)により、X軸の投影から形成されている。図示
の様に、NMR像が互いにずれた1つの東なシ合う像又
は像成分(19)又は(,2Q)から成る。実線の像(
/9)は水の陽子像を表わし、破線の像(二〇)は脂質
の陽子像を表わしていて、これは水の像(/9)から水
と脂質の陽子の間の化学シフト量△だけずれている。図
示の様に、又は式(/l)で示す様に、化学シフトによ
り、投影した軸線の方向、即ち、X軸の正の方向に沿っ
て、直交する軸線、例えばy軸に近づく向きに量ΔXだ
げ像(20)が水の像(/り)に対してずれる。脂質の
像(コ0)が化学シフトによる人為効果を構成し、実際
のNMR1象(/ざ)では、水の像(/q)の周縁にあ
る影又はゴーストとなって現われる。勿論、脂質の像(
2θ)の強度は作像正面内にある脂質の陽子の密度に関
係しておシ、一般的には例えば第ja図及び第3b図の
水及び脂質のピークの相対的な強度で表わされる様に、
頭のNMR像よシも腿のN M R像の方が一層大きい
、第6b図は、第6a図と頭の同じ断面のNMR4家(
コダ)を図式的に示しているが、像(コq)は、第ub
図に示す反転極性X軸勾配磁界(σX)に応答して形成
されている点が異なる。第6a図の像(7g)と同じく
、鐵(2q)は、X軸方向の空間的な周波数の符号化及
びV軸方向のパルス勾配の(位相)符号化により、X軸
の投影から形成される。
像(ユダ)では、水の像(コ3)及び脂質の像(26)
が、投影を求めた軸線1例えばX軸に沿って、同じ化学
シフト蓋△だけ互いにずれている。投影軸線(X軸)の
勾配磁界の極性が反転していて、像が逆の軸方向に影響
されているから1式(//)Kよって予測される隔たり
はΔ−X=−八+X、へち同じ大きさであるが、直交す
るy軸から遠ざかる向きである。一つのNMR像(/、
r)、(2g)の各々はコつの像成分、即ち水の成分(
/9)又(2りと脂質の成分(20)又は(,26)と
で構成されており、これらが(イ)投影をした軸線(例
えばX軸)に沿って。
(口1勾配磁界の極性(例えばGx、G’x)によって
決定される。直交する軸線(y軸)に対する方向の化学
シフbitへだけずれる。、一つのNMR像を■+8及
びI−X(添字の極性の符号(十又は−)は、原点を基
準として、投影を求めた離方向を示す)と表わすと、脂
質の成分は、■+x(lr)(第6“a図)では、X軸
に沿って原点(yga)に一層近い第1の側1例えば左
向きにずれ、I−x (24’)では、X軸に沿って原
点(コ亭a)から−ノ脅遠い第2の側、例えば左へずれ
る。
水及び脂質の成分を分離するため、I−x像(コq)を
最初に呆コの投影像(2q)のy軸(ユダb)鏡像を作
る工程は、NXNのデータ・マトリクス〔ANN〕を、
その1番目の行(/くi<:N)がマトリン・ス〔AN
N〕のその1v目の行の要素と逆の順序になっている別
のNXNのデータ・マトリクス〔BNN〕に回転するこ
とによって、Wf5単に行なわれる。即ち、マトリクス
〔ANN〕の1番目の行の要素をA1.j(/くj<N
)とすると、マトリクス〔BNNlの1番目の行の要素
はBi 、 j =Ai 、 (N=j+/)になる。
コ査目の工程として、第6a図のI + X (家(7
g)及び第6c図のニーx′像(コダ′)を空間的に整
合させて、2つの像の夫々一方の成分、例えば水成分の
像(/9)、(2t’)が整合する様にする。像の空間
的な整合を助ける為に、各々の像の各成分に対する基壇
点(2g)を設けることが望ましい。この為には、検査
するサンプルに隣接して、各々の成分の小さな基準サン
プルを作像すればよい。例えば、複数個の水のびん(2
ra)及び複数個の脂質のびん(2gb)を、検査する
サンプルに瞬接して配健し、第6a図及び第6b図に示
す様に、I+X及びI−x像の基準点として現われる様
にする。図示の様に、コつの水のびん(2ざa)は、像
の/対の向い合った隅の近くに小さな円となって現われ
る2つの水の基準点(2ra)が得られる様に用いるこ
とが出来、2つの脂質のびんは、像の残りの/対の向い
合った隅の近くにシフトした点(2ib’)例えば第6
a図でも第6b図でも左にシフトし、た点となって現わ
れる一つの脂質の基準点(2gb)が得られる様に用い
ることが出来る。前に述べた様に、シフト量へは関係す
る材料の化学シフhaに比例する(例えば、約/、!T
のf3oでは、水及び脂質に対して約3.3胛である)
a水の基酌点(2ra)を整合させて、一つの像I+x
及び工+x’の水成分(ハ→、(23′)を整合させる
6同様に、脂質成分(コo)、(ah’)を整合させる
為に、実際の脂質の基準点(コyb’)、(コざb)を
整合させる。、2つの像を賢台させる助けとなる他に、
基準点は、整合させた一つの像を一方から他方を減算す
るととkよって組合せた時、整合させた成分が消滅する
様に、2つの像の整合させた成分の強度の絶対値が同じ
Kなる様に調節することが出来る様にする点でも望まし
い。
一つの像の特定の成分を整合きせた後、3書目の工程と
して、像(lr)、(x<<’)を減算し、この成分を
除くことが出来る。この結果、複合像は全部水又は全部
脂質になる。第1図は、水の像(/?)。
(2,t’)を整合させ、強度の絶対値が同じになる様
に調節した時、第1の像I+xから、第2の像の鏡像I
 −、/を減算することによって得られた複合脂質像(
30)を示す。複合像(30)は、所望の成分(例えば
、像(2Q)と、投影方向、例えばX軸方向に化学シフ
ト量のコ倍、即ち量コΔだけずれた所望の成分の負のゴ
ースト像(f)6a’)とを持っている。第1図は、第
6a図及び第6c図のI十x及びI−x、像(zr)、
(2ダ′)の水°成分を整合させ、I+XからI−X’
を減算することによって得られたずれた脂質成分(−〇
)、(26a’)を持つ複合像(30)を図式的に示し
ている。所定の方向(即ちX軸方向)K即知量(即ちコ
Δ)だけずれたこの様な7個のゴースト(I−X’)像
(コロa′)を除去することは、信号処理の味題として
は比較的簡単であり、第1図の複合像(30)を次の様
に処理して、分解脂質像を形成することが出来る。
Sij = (Ix−I−4’)ijが減算像の画素1
jの値であシ、1及びJを幣数とし、Lijを所望の像
又は分解像の値とすると、 Sij : Lij −Li1j −δX    (/
コ)Lij = Sij +Li、j−δx   (/
7)ここで、δXはX軸方向の像の画素で測定した化学
シフト(コ△)であ、り、(−Li、j−δX)がずれ
た負のゴーストを表わす。δXの符号は、勿論減算する
r−1−x及びエーノ像の相対的な信愛に関係するが、
選ばれた投影方向、例えばX軸方向の化学シフトコへか
整数個(M個)の画素に対応する様に、NMR作像装置
の勾配磁界を調節するのは比較的間単なことである。式
(12)及び式(iy)で使った符号に対しては、負の
ゴーストは第1図で、I−x’(脂質)像(コロa′)
により、或いはサンプル(コrt()に対する脂質サン
プル(2rb’)によって示す様に、右にシフトすると
仮定しておシ、この為この図で一度K1行づつ複合像を
左から右へ順次進むことによシ、分像像を計算すること
が出来る、この為、その指数、即ち、添字の何れかが負
であればL=θである、 第S図は上に述べた工程を第1図の複合像に適用して1
分解脂質像を作るプロセスを表で示している、−例とし
て、像配列(UO)の内の6×6の画素配列部分を示す
が、実際にはずっと大きな画素配列(例えば、コsb×
コra)が用いられる。化学シフトδは+X方向のコつ
の画素に正確に等しいと仮定するが、正確に整数個の画
素のシフトは一般的に起ることでもないし、この分解過
程にとって必要なことでもない、この例では、第1図の
I−x像(−〇)及びI−X’像(コロa′)が互いに
ずれていて、負のゴーストI−x(脂質)(x6a’)
がI+x(脂質)像(20)に対して右にシフトしてい
る場合に対応する。2つの像に対するI+x及びI−X
’脂質基準点(コKV)、Cコyb)が第1図のこの+
Xのずれをはつきシと示している。
第S図では前述の仮定の下に、第1図の複合像を、I+
x画素配列(ダコ)と画素コ個(即ち、M=コ)だけ右
にシフトしたI−x画素配列(pg)とで表わすことが
出来ることが判る。式(/3)で表わした過程により、
複合像から負のずれたゴースト(I−x’)像を除くこ
とにより、l4−x分解脂質像が得られる。
第3図に示す様に、第1列(f)=/)及び第2列(f
)=2)の両方にある画素は脂質1lIxの値だけを持
っている。従って、これらの画素の値は直接的に分解I
x像の対応する画素の値としてとることが出来る。然し
、複合像の残りの画XIj(f)>2)は(式(/コ)
で示す様に)、分解(I十M)像の所望の値L1Jと、
負のずれたゴーストの値Li、j−δX(=Li、j−
a)とを夫々持っている。式(/3)から、並びに第3
図に示す様に、分解像の画素/、3の所望の値Ltyは
、複合像の画素/、3の複合値S/Jに。
分解像の画像/、/の値Lllを加えたものに等しい。
同様に1分解像の画素/、lIO値L/41は、複合像
のこの画素の値S/41に1分解像の画素7.2の値L
/Jを加えたものに等しい。以下同様である。従って、
分解像の行1:=/乃至6及び列j = 3乃至6の何
れかにある各々の画素の値は、第を図に示す様に、各々
の画素の複合像の値に、同じ行でλ列左の画素の分解像
の値を加算することによって、決定することが出来る2
この過程(これは事実上デコンボリューション過程であ
る)を各々の画素に対して繰返し、像を左から右に進み
、−iに7行ずつ下に進み、これをI+X脂質像が完全
に分解されるまで続けることが出来る。
一旦分解脂質像が得られたら、適当に(例えば距離へだ
け)ずらした分解脂質像を、I+x稼又はI−X’像か
ら(或いは水の像の鏡像を得る為に分解像の鏡像を使う
場合は、I−xからでも)減算することKより、或いは
その代9に両方から減算して、その結果を平均すること
により、分解水像が得られる。氷像だけを希望する場合
、勿論、最初にI+x像及びI−X像の鏡像(即ちI 
−、、:像)の脂質成分を最初に整合させ、その後減算
し、最後に、X軸(行)に沿って複合氷像のデコンボリ
ューションを行なって、直接的に分解水像を発生するこ
とKよシ、前述の過程を実施することが出来る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のNMR像取得方法では、反転極性X
軸勾配磁界Gx’を用いているので、鏡像な得るために
像を反転させることが必要で、また、コつの像をそれぞ
れ一方の成分を空間的に整合させなければならないなど
の問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、像の反転と空間的な整合を必要とせずに聞単
に化学シフトを生じた原子核による像を分離し、空間的
な解像度の高(八かつ人為効果の無い像が得られるNM
R像取得方法を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るNMR像取得方法は、(al第1の向き
に伸びる第1の線に沿った投影から、第1及び第2の化
学シフト原子核を含むサンプルの選ばれた領域の第1の
核磁気共鳴像を形成する工程と。
(b)  前記第1の紳に沿っているが、強度の異なる
勾配磁界による第1の向きに伸びる投影から。
前記第1の核磁気共鳴像と同じ視野になるように前記選
ばれた領域の第2の核磁気共鳴像を形成する工程と、 (cl  前記第1及び第2の核磁気共鳴C象がいずれ
も、前記第1の化学シフト原子核によって発生された第
1の像成分及び前記第2の化学シフト原子核によって発
生された第2の像成分で構成されるようにすると共に、
前記第2の像成分が前記第1及び第2の化学シフト原子
核間の化学シフトだけ前記第1の像成分からずれるよう
にし、前記第1の核磁気共鳴像から前記第2の核磁気共
鳴像を減算して前記第1の像成分を除くと共に、前記第
2の像成分を含む複合像を形成する工程と。
(di  前記複合像を処理して実質的忙前記第1の核
磁気共鳴像の前記第2の像成分だけを含む分解像を形成
する工程と、 (el  前記第1又は第2の核磁気共鳴像の一方から
化学シフトの大きさだけずれた分解像を減算して前記第
1の像成分を持つ別の分解核磁気共S像を形成する工程
と、 (f)  前記第1の像成分に化学シフトの大きさだけ
ずれた前記第2の像成分を加算して化学シフトの影響が
ない核磁気共鳴像を形成する工程と、からなるものであ
る。
〔作 用〕
この発明においては、FOV(視野)を一定に保った条
件下で1画像上での化学シフト量へがOx勾配磁界の強
度に比例していることを利用して、化学シフトを生じた
原子核による像を分離する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例によるOx勾配磁界のパル
スシーケンスを示す図であって1図において、GXは従
来方法におけるσX勾配磁界の代わりに印加する勾配磁
界で、Gxとは強度が異なっている。第2図は、第1図
でaXを使用して撮像したNMR像I+x(tO)であ
り、そのときの水の陽子像Cs1)と脂質の陽子像(S
コ)を夫々示す。第3図は、第6a図のNMR像I+x
(/ff)から第2図のNMR像工+マ(りO)を減算
した複合脂質像(33)であり(Sコミ)は脂質の負の
ゴースト像を示す。
但し、基準サンプル(コffa)、(コざb)は除いで
ある。
第1図のG勾配磁界の強度は説明を簡単にするためKG
xの1倍にとる。また、Ox勾配磁界による画像上に現
われる化学シフト量Δ(第6a図のΔ)を3画素とする
。従って、この条件下では。
第2図で示されるように6勾配磁界によるNMR像(!
0)上に現われる化学シフト量は1画素になる、 具体的な数値で示すと、Bσ= i、s CT 1  
のとき、水と脂質の間の化学シフトは約コ27.jll
zであるから、2!rAXjj6 画素の画像で分解能
/1ffiを実現するには、 Gx = 0./ 7 
! [G/Ql 1になり、このときのF’OVはコ!
rbvxになるつまた、fix =t2!r2kCa、
A〕である。ただし、この時、FOVを同じコS6關に
保つ為にはNMR像(/l)を得たときのNMR信号の
サンプリング周波数の3倍のサンプリング周波数にする
必要がある。即ち、NMR像(7g)上でのX方向の隣
接する画素間の周波数差は?e、、!!−12であり。
NMR像(50)のその周波数は2J y、!rHzに
なっている。
この発明の方法の工程として、第6a図に示されたNM
R像(7g)から第2図に示されたNMR像(,10)
を減算して、第3図に示された複合脂質像(53)を作
る、このとき、従来の方法のように水の陽子像の空間的
な整合を行なう必要がなく、単純にNMR像()g)と
NMR像(f)θ)の対応する画素間で減算をすればよ
い。その理由は、Ox勾配磁界を反転していないのでN
MR像を反転させる必要がないからである。即ち、水の
陽子像忙関しては。
NMR1象(lざ)上での像(lデ)とNMR1象(S
O)上での像(31)が全く等しく、脂質の陽子像だけ
が像(20)に対して像(tx)jはX方向11C−5
Δ<へは3画素としたからコ画累)画素だけ位置ずれを
起こしている。
次に、第3図を信号処理して、水の陽子像だけの像と、
脂質の陽子像だけの像に分離するわけであるが、この処
理は第を図に示した従来の方法と同様に行なう。
また、上記のようKして得られた水の陽子像と脂質の陽
子像はへ画素X方向に位置ずれしているだけであるから
1例えば、脂質の陽子像を−X方向にΔ/1画素ずらし
てから、水の陽子像と加算すれば、化学シフトi7(よ
る人為効果の無い陽子像(水の脂質)が得られる。
なお、上記実施例では、Ox勾配磁界なOx勾配磁界の
3倍としたが、FORを一定にしておけば任意の大きさ
でよい、ただし、X方向勾配磁界Gx。
Gxは、NMR画像上での隣接する画素間の周波数の差
を、化学シフトの周波数δω0の整数倍にした方が補間
処理をする必要がないので好ましい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとお9.FOVを一定に保ちな
からOx勾配磁界の強度を変化させるように構成したの
で、水の陽子像を空間的に整合させる必要が無く、基準
サンプルを位置合わせのためKmかなくてもよくなシ、
また簡単に陽子像(水と脂質の陽子を合わせたもの)が
人為効果の無い像として得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるOx勾配磁界のパル
スシーケンスを示す図、第2図はこの発明で得られるN
 M R像を示す概略図、第3図はこの発明で得られる
複合脂質像を示す概略図、第4a図は靜磁界の中に配置
されていて、選択的な励振によって平面状の蓄積を限定
したNMRサンプルを示す概略図、第96図は従来のG
′x勾配磁界のパルスンーケンスを示す図、第5a図及
び第Sb図は人間の頭及び腿の6t1MHzの陽子(′
H)スペクトルを夫々示しており、水及び脂質の陽子応
答信号に対応する2つの化学シフト・ピークを夫々示す
図、第6a図及び第6b図は同じ投影軸線に沿って第1
の向き及び反対の第λの向きに撮影した人間の頭NM’
E(陽子像を示す概略図、第6c図は反対向きの投影に
よる反転を除くためK、投影配列データの「線像」を作
った後の第6b図の像を示す図、第1図は水のイ水を除
くために、第6a図及び第6c図の像を整合させ且つ減
算によって組合せることによって形成された複合脂質像
を示す概略図、第f [i2+は第1図の複合像を各々
の画素のデータを処理して分解脂質像を形成する様子を
示す図である。 然1図 Tニアリンγ期間 ろ 革40図      尾4b図 扇5Q図 第5b図 5   0    ’)    IU 九60図     壓7図 昂8図 1す 26’Q″ 手続補正書[自発1 昭和62年 lI!月6[1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第1及び第2の化学シフト原子核を含むサンプルの空間
    的な解像度の高い核磁気共鳴像を取得する方法において
    、 (a)第1の向きに伸びる第1の線に沿つた投影から、
    前記サンプルの選ばれた領域の第1の核磁気共鳴像を形
    成する工程と、 (b)前記第1の線に沿つているが、強度の異なる勾配
    磁界による第1の向きに伸びる投影から、前記第1の核
    磁気共鳴像と同じ視野になるように前記選ばれた領域の
    第2の核磁気共鳴像を形成する工程と、 (c)前記第1及び第2の核磁気共鳴像がいずれも、前
    記第1の化学シフト原子核によつて発生された第1の像
    成分及び前記第2の化学シフト原子核によつて発生され
    た第2の像成分で構成されるようにすると共に、前記第
    2の像成分が前記第1及び第2の化学シフト原子核間の
    化学シフトだけ前記第1の像成分からずれるようにし、
    前記第1の核磁気共鳴像から前記第2の核磁気共鳴像を
    減算して前記第1の像成分を除くと共に、前記第2の像
    成分を含む複合像を形成する工程と、 (d)前記複合像を処理して実質的に前記第1の核磁気
    共鳴像の前記第2の像成分だけを含む分解像を形成する
    工程と、 (e)前記第1又は第2の核磁気共鳴像の一方から化学
    シフトの大きさだけずれた分解像を減算して前記第1の
    像成分を持つ別の分解核磁気共鳴像を形成する工程と、 (f)前記第1の像成分に化学シフトの大きさだけずれ
    た前記第2の像成分を加算して化学シフトの影響がない
    核磁気共鳴像を形成する工程と、からなることを特徴と
    する核磁気共鳴像取得方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532163A (ja) * 2006-04-06 2009-09-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 磁気共鳴装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532163A (ja) * 2006-04-06 2009-09-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 磁気共鳴装置及び方法

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