JPS6310409A - 透明導電性フイルムの製造方法 - Google Patents
透明導電性フイルムの製造方法Info
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- JPS6310409A JPS6310409A JP61152273A JP15227386A JPS6310409A JP S6310409 A JPS6310409 A JP S6310409A JP 61152273 A JP61152273 A JP 61152273A JP 15227386 A JP15227386 A JP 15227386A JP S6310409 A JPS6310409 A JP S6310409A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、気相重合法による透明導電性フィー
ルムの製造方法に係り、特に重合時間の短縮化を図るこ
とのできる透明導電性フィルムの製造方法に関する。
ルムの製造方法に係り、特に重合時間の短縮化を図るこ
とのできる透明導電性フィルムの製造方法に関する。
「従来技術とその問題点」
透明導電性フィルムを製造する方法として、例えばピロ
ールを気相重合法により透明な絶縁フィルム上にポリピ
ロールからなる透明導電層を形成する方法（高分子可能
性講座、講演要旨集５８＜１９８５〉）が提案されてい
る。
ールを気相重合法により透明な絶縁フィルム上にポリピ
ロールからなる透明導電層を形成する方法（高分子可能
性講座、講演要旨集５８＜１９８５〉）が提案されてい
る。
この方法は、例えばポリエチレンテレフタレート（ＰＥ
Ｔ）などからなる透明絶縁フィルムを基板として、この
フィルム上にＦｅＣ（ｈなどの重合開始剤（酸化剤）を
含むポリビニルアルコール層（透明樹脂層）を設け、次
いでこの樹脂層表面にピロール蒸気を接触させながら気
相重合することによって、上記の樹１１ｆｆｌ上にポリ
ピロールからなる透明導電層を形成する方法である。そ
して、このような方法によれば、非常に簡便にかつ安価
に透明導電性フィルムを製造できることから、多１１１
される傾向にある。
Ｔ）などからなる透明絶縁フィルムを基板として、この
フィルム上にＦｅＣ（ｈなどの重合開始剤（酸化剤）を
含むポリビニルアルコール層（透明樹脂層）を設け、次
いでこの樹脂層表面にピロール蒸気を接触させながら気
相重合することによって、上記の樹１１ｆｆｌ上にポリ
ピロールからなる透明導電層を形成する方法である。そ
して、このような方法によれば、非常に簡便にかつ安価
に透明導電性フィルムを製造できることから、多１１１
される傾向にある。
ところが、このような方法にあっては、気相重合に要す
る時間が長くかかり、その上、重合時間を同じくしても
得られるフィルムの導電性にバラツキが生じるなどの不
都合がうった。
る時間が長くかかり、その上、重合時間を同じくしても
得られるフィルムの導電性にバラツキが生じるなどの不
都合がうった。
「問題点を解決するための手段」
そこで、発明者らは、上記の事情に鑑み、鋭意検討を重
ねた結果、気相重合雰囲気の相対湿度に応じて、重合速
度や重合率などが変化するとともに、最終的に得られる
透明導電性フィルムの導電性が左右されることを見出だ
した。すなわち、この発明の特徴は、気相重合時のピロ
ール蒸気雰囲気の相対湿度を少なくとも６０％とする条
件で、絶縁フィルム上に透明樹脂層を介して透明溝Ｘ層
を形成することにある。
ねた結果、気相重合雰囲気の相対湿度に応じて、重合速
度や重合率などが変化するとともに、最終的に得られる
透明導電性フィルムの導電性が左右されることを見出だ
した。すなわち、この発明の特徴は、気相重合時のピロ
ール蒸気雰囲気の相対湿度を少なくとも６０％とする条
件で、絶縁フィルム上に透明樹脂層を介して透明溝Ｘ層
を形成することにある。
以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。
図面は、この発明の透明導電性フィルムの製造方法によ
って得られた透明導電性フィルムの一例を示すものであ
る。まず、図中符号ｌは、透明でかつ電気絶縁性を有す
る絶縁フィルムであって、この絶縁フィルムｌを形成す
る材料としては、例えば前述したＰＥＴやポリイミドな
ど絶縁性に優れた合成樹脂が好適に用いられるが、これ
に限定されるしのではない。
って得られた透明導電性フィルムの一例を示すものであ
る。まず、図中符号ｌは、透明でかつ電気絶縁性を有す
る絶縁フィルムであって、この絶縁フィルムｌを形成す
る材料としては、例えば前述したＰＥＴやポリイミドな
ど絶縁性に優れた合成樹脂が好適に用いられるが、これ
に限定されるしのではない。
次いで、この絶縁フィルムｌ上に、酸化剤を添加した合
成樹脂混合物を塗布１−１硬化さＵ−て透明樹１１旨朽
２を積層する。ここで、上記の酸化剤としては、後述の
ピロールの気相重合の開始剤として働く乙のが進ばれ、
具体的には、塩化第二鉄（ＰｅＣＱ３）、ヘルオクソニ
硫酸アンモニウム（Ｎｌ（、）ｔＳ２０．などが好適に
用いられろ。また、上記の合成樹脂には、透明性を何し
かつ後述のポリピロールからなる透明溝？ＩＸ′？！Ｉ
の特性を安定化させるしのが選ばれ、具体的には水溶性
のポリビニルアルコール（ＰＶＡ）が好適に用いられる
。そして、上記の合成樹脂に対する酸化剤の添加量は、
合成積（脂や重合開始剤の種類、後述のピロール蒸気雰
囲気、ポリピロール導電層の膜厚などに応じてａ立法め
られるが、ＰＶＡと塩化第二鉄の場合、７．３〜９；１
程度の範囲とされ、好ましくは８：２程度とされる。
成樹脂混合物を塗布１−１硬化さＵ−て透明樹１１旨朽
２を積層する。ここで、上記の酸化剤としては、後述の
ピロールの気相重合の開始剤として働く乙のが進ばれ、
具体的には、塩化第二鉄（ＰｅＣＱ３）、ヘルオクソニ
硫酸アンモニウム（Ｎｌ（、）ｔＳ２０．などが好適に
用いられろ。また、上記の合成樹脂には、透明性を何し
かつ後述のポリピロールからなる透明溝？ＩＸ′？！Ｉ
の特性を安定化させるしのが選ばれ、具体的には水溶性
のポリビニルアルコール（ＰＶＡ）が好適に用いられる
。そして、上記の合成樹脂に対する酸化剤の添加量は、
合成積（脂や重合開始剤の種類、後述のピロール蒸気雰
囲気、ポリピロール導電層の膜厚などに応じてａ立法め
られるが、ＰＶＡと塩化第二鉄の場合、７．３〜９；１
程度の範囲とされ、好ましくは８：２程度とされる。
次に、上記の透明樹脂層２上にピロール蒸気雰囲気でピ
ロールを気相重合することによってポリピロール導電層
３を゛ざらに積層して、目的の透明導電性フィルム４を
得る。ここで、上記のピロール蒸気雰囲気の相対湿度は
、少なくとも６０％とされ、好ましくは６０〜９０％程
度の範囲とされる。相対湿度が６０％未満では、気相重
合がほとんど進行せず、たとえ重合が進行してもその重
合速度が遅く、十分な導電性が得られるまでの重合時間
が長くなってしまうなどの不都合が生じる。また、上記
のポリピロール導電層３の膜厚は、この導電層３の透明
度や得られる透明導電性フィルム４に要求される緒特性
などに応じて適宜法められる。
ロールを気相重合することによってポリピロール導電層
３を゛ざらに積層して、目的の透明導電性フィルム４を
得る。ここで、上記のピロール蒸気雰囲気の相対湿度は
、少なくとも６０％とされ、好ましくは６０〜９０％程
度の範囲とされる。相対湿度が６０％未満では、気相重
合がほとんど進行せず、たとえ重合が進行してもその重
合速度が遅く、十分な導電性が得られるまでの重合時間
が長くなってしまうなどの不都合が生じる。また、上記
のポリピロール導電層３の膜厚は、この導電層３の透明
度や得られる透明導電性フィルム４に要求される緒特性
などに応じて適宜法められる。
また、上記のポリピロール導電層３には、導電性を高め
るために適当量のドーパントが添加されている。このド
ーパントとしては、塩素イオン（ＣＩ）や四フッ化ホウ
素（ＢＦＪ）などが好適に用いられる。
るために適当量のドーパントが添加されている。このド
ーパントとしては、塩素イオン（ＣＩ）や四フッ化ホウ
素（ＢＦＪ）などが好適に用いられる。
この方法によれば、ピロール蒸気雰囲気の相対湿度を少
なくとも６０％としたので、極めて短い重合時間で高い
水学の透明性や導電性を有する透明等工性フィルムを製
造することができる。
なくとも６０％としたので、極めて短い重合時間で高い
水学の透明性や導電性を有する透明等工性フィルムを製
造することができる。
以下、実験例を示してこの発明の作用効果を明確にする
。
。
（実験例）
絶縁フィルムとして板厚約１００μｍ程度のポリエヂレ
ンテレフタレート樹脂フィルムを用意した。
ンテレフタレート樹脂フィルムを用意した。
そして、この樹脂フィルム上に、ＰＶＡと重合開始剤の
ＰｅＣＱ、ｌとの混合割合が８：２とした樹脂混合物を
塗布し、硬化せしめて膜厚約２μｍ程度の透明樹脂層を
形成した。次に、この透明樹脂層上にピロール蒸気雰囲
気で気相重合によって膜）７約２μ肩程度のポリピロー
ル導電層を形成した。そして、重合中の重合温度を一定
とした上、ピロール蒸気雰囲気の相対湿度を変化させて
得られた透明導電性フィルムの透過率（可視波長５５０
ｎｍに対する光透過性の割合）や表面電気抵抗性を専［
へ、その結果を第１表（実施例１〜６）および第２表（
比較例１〜８）に示した。
ＰｅＣＱ、ｌとの混合割合が８：２とした樹脂混合物を
塗布し、硬化せしめて膜厚約２μｍ程度の透明樹脂層を
形成した。次に、この透明樹脂層上にピロール蒸気雰囲
気で気相重合によって膜）７約２μ肩程度のポリピロー
ル導電層を形成した。そして、重合中の重合温度を一定
とした上、ピロール蒸気雰囲気の相対湿度を変化させて
得られた透明導電性フィルムの透過率（可視波長５５０
ｎｍに対する光透過性の割合）や表面電気抵抗性を専［
へ、その結果を第１表（実施例１〜６）および第２表（
比較例１〜８）に示した。
（以下金白）
第１表
ｉｔ表から明らかなように、実、血例１〜Ｇでは、いず
れら光透ｊ率が低下することｒ工＜、重合開始から２時
間数（ハ）に１０”オーダー程ｊ里まで表面電気抵り℃
性が低下するなど重合の進行度が速いことがわかる。
れら光透ｊ率が低下することｒ工＜、重合開始から２時
間数（ハ）に１０”オーダー程ｊ里まで表面電気抵り℃
性が低下するなど重合の進行度が速いことがわかる。
箪２表
第２表から明らかなように、比較例１〜８では、光透過
率が低下しないものの、重合開始から７２時間経過して
乙表面電気抵抗性が１３’オ一ダー程度までしか低下せ
ず、良好な導電率を有する透明導電性フィルムが得られ
ないことがわかる。
率が低下しないものの、重合開始から７２時間経過して
乙表面電気抵抗性が１３’オ一ダー程度までしか低下せ
ず、良好な導電率を有する透明導電性フィルムが得られ
ないことがわかる。
すなわち、これら第１表および第２表から明らかなよう
に、ピロール蒸気雰囲気の相対湿度を６０％以上とした
実施例１〜６は、いずれら相対１皇度を６０％未満とし
た比較例１〜８に比べて、階めて短い重合時間で表面電
気抵抗性うく小さくＤ＼つ光透過性に優れた透明導電性
フィルムが得られろことがわかる。
に、ピロール蒸気雰囲気の相対湿度を６０％以上とした
実施例１〜６は、いずれら相対１皇度を６０％未満とし
た比較例１〜８に比べて、階めて短い重合時間で表面電
気抵抗性うく小さくＤ＼つ光透過性に優れた透明導電性
フィルムが得られろことがわかる。
７発明の効果」
以上説明したように、この発明は、ピコール蒸気を気相
重合させてポリピロール導電層を形成する透明導電性フ
ィルムの製造方法において、気相重合時のピロール蒸気
雰囲気の相対ｌす度を少なくとも６０％としたので、優
れた透明性および導電性を有する透明導電性フィルムを
短時間に製造することができ、よって製造コストの低減
をら図ることができる。
重合させてポリピロール導電層を形成する透明導電性フ
ィルムの製造方法において、気相重合時のピロール蒸気
雰囲気の相対ｌす度を少なくとも６０％としたので、優
れた透明性および導電性を有する透明導電性フィルムを
短時間に製造することができ、よって製造コストの低減
をら図ることができる。
図面は、この発明の透明導電性フィルムの製造方法によ
って得られる透明導電性フィルムの一例を示す概略断面
図である。 １・・絶縁フィルム、２・・・透明樹脂屑、３・・・ポ
リピロール導電層、４・・・透明導電性フィルム。
って得られる透明導電性フィルムの一例を示す概略断面
図である。 １・・絶縁フィルム、２・・・透明樹脂屑、３・・・ポ
リピロール導電層、４・・・透明導電性フィルム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 絶縁フィルム上に、酸化剤が添加された合成樹脂混合
物からなる透明樹脂層を積層したのち、この透明樹脂層
の表面にピロール蒸気を気相重合させてポリピロール導
電層を形成する透明導電性フィルムの製造方法において
、 上記気相重合時のピロール蒸気雰囲気の相対湿度を少な
くとも６０％とすることを特徴とする透明導電性フィル
ムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152273A JPS6310409A (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 透明導電性フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152273A JPS6310409A (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 透明導電性フイルムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6310409A true JPS6310409A (ja) | 1988-01-18 |
Family
ID=15536899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61152273A Pending JPS6310409A (ja) | 1986-06-28 | 1986-06-28 | 透明導電性フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6310409A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63184206A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-07-29 | 凸版印刷株式会社 | 導電性フイルムの製造方法 |
| US5045357A (en) * | 1987-12-09 | 1991-09-03 | Mitsubishi Rayon Company, Ltd. | Process for preparing a membranous gas separator |
| US5684635A (en) * | 1993-07-19 | 1997-11-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens of wide visual field |
| US5969873A (en) * | 1994-05-19 | 1999-10-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens with image located in space between first and second lens units |
| JP2006224517A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Nanoiinikusu Inc | 帯電防止性フィルムシートの製造方法 |
-
1986
- 1986-06-28 JP JP61152273A patent/JPS6310409A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63184206A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-07-29 | 凸版印刷株式会社 | 導電性フイルムの製造方法 |
| US5045357A (en) * | 1987-12-09 | 1991-09-03 | Mitsubishi Rayon Company, Ltd. | Process for preparing a membranous gas separator |
| US5154740A (en) * | 1987-12-09 | 1992-10-13 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Membranous gas separator |
| US5684635A (en) * | 1993-07-19 | 1997-11-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens of wide visual field |
| US5757553A (en) * | 1993-07-19 | 1998-05-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens of wide visual field |
| US5969873A (en) * | 1994-05-19 | 1999-10-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens with image located in space between first and second lens units |
| US5973847A (en) * | 1994-05-19 | 1999-10-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens |
| US6008949A (en) * | 1994-05-19 | 1999-12-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Eyepiece lens |
| JP2006224517A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Nanoiinikusu Inc | 帯電防止性フィルムシートの製造方法 |
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