JPS6310110Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は角筒形炊飯器の改良に関し、特に電源
コードを引つ張り出す範囲を広くとることを目的
とする。

従来の角筒形炊飯器は第３図に示す如く、コー
ド巻取体７の取出口７ａは本体１の直線部分に対
向する格好で取り付けられているので、電源コー
ドＤの引き出し方向は例えばＡ面だけしかでき
ず、そのためにこの本体１の設置場所がおのずと
限定される欠点があつた。

本考案は斯る欠点に基づいてなされたもので、
以下にその実施例を説明する。

１は角筒形炊飯器本体で、底面に取付板２を有
した有底の角筒形外フレーム３と、図示されない
が該角筒形外フレーム３内に収設される角筒内フ
レーム４と、該内フレーム４内に挿脱自在に収納
される内鍋５と、前記外フレーム３の上面開口部
を閉塞する蓋体６と、前記内鍋５を加熱する発熱
体（図示せず）とから構成されている。前記取付
板２の裏面にはコード巻取体７を固定するととも
に、この取付板２自身は前記本体１の底部にネジ
８にて固定されている。前記本体１の底面で且つ
この本体の隅角部Ｅに対応する所に脚体９を取り
付ける。前記脚体９に切り欠き部を設けて案内部
１０となしている。前記コード巻取体７の取出口
７ａは前記案内部１０と対向せしめている。

斯る構成によると、第２図にも示す如く電源コ
ードＤを引き出せる方向はＡ面とＢ面との両面と
なり従来の第３図の構成のものと比べて、電源コ
ードＤの引き出せる方向面が増すことになり、炊
飯器本体１の設置場所が広くなる。しかも、案内
部１０を脚体９に形成しているために余分な部品
を必要としない。

本考案は以上の如く構成したものであるから、
角筒形炊飯器であつても電源コードを引き出せる
面が増え、しかもこの電源コードを引き出す案内
部を脚体に形成したために余分な部品を必要とし
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案角筒形炊飯器の外観斜視図、第
２図は同底面図、第３図は従来の角筒形炊飯器の
底面図である。 ７……コード巻取体、９……脚体、１０……案
内部、Ｅ……隅角部、Ｄ……電源コード。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底の角筒形本体と、該本体内に挿脱自在に
   収納される内鍋と、該内鍋を加熱せる発熱体
   と、該発熱体へ電源を供給し且つ前記本体の外
   底面に配設されるコード巻取体とからなり、前
   記コード巻取体から出し入れ自在とせる電源コ
   ードを外部へ案内する案内部を前記本体の外底
   面隅角部に設けたことを特徴とする角筒形炊飯
   器。 前記案内部を前記本体の外底面に設けた脚体
   に形成したことを特徴とする実用新案登録請求
   の範囲第１項記載の角筒形炊飯器。