JPS629958Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS629958Y2
JPS629958Y2 JP1979017447U JP1744779U JPS629958Y2 JP S629958 Y2 JPS629958 Y2 JP S629958Y2 JP 1979017447 U JP1979017447 U JP 1979017447U JP 1744779 U JP1744779 U JP 1744779U JP S629958 Y2 JPS629958 Y2 JP S629958Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical liquid
passage
air
nozzle
liquid passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979017447U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55119166U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979017447U priority Critical patent/JPS629958Y2/ja
Publication of JPS55119166U publication Critical patent/JPS55119166U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS629958Y2 publication Critical patent/JPS629958Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として除草剤用薬液の撒布に用い
る噴霧ノズルに係り、特に、扇形状の噴霧パター
ンを持ち、かつ泡沫状の粒子の噴霧をする噴霧ノ
ズルに関する。
除草剤の撒布にあたつて最も注意すべきこと
は、撒布対象植物以外の植物に薬液が付着しては
ならないということである。そのため、除草剤の
撒布にあたつて種々の方法が提案されているが、
このうちでも効果的な方法として、薬液に空気を
混合して凝集性の少ない柔和な泡の多い液体を形
成し、噴霧撒布することが行なわれている。
このように空気と薬液を混合した液を噴霧する
と、その粒子は空気を核とした泡沫による噴霧粒
子となり、一見粗大粒子の如く見えるが、無気の
水の粗大粒子状の霧粒とは異なる点が多い。すな
わち、水の粗大粒子の噴霧の場合、浮遊すること
なく落下しやすいが、反面速度が速いので、対象
物に衝突したときに反発飛沫を生じたり、また、
粒子同士が飛行中に衝突して超微粒子を生じて漂
流浮遊したりして、他植物に付着するような害を
生ずることもある。これに対し、空気を混和した
泡沫粒子は、見かけは無気の粒子と変らないが、
中空であるため重量が軽く、大気中に放出された
とき直ちに減速し、漂流浮遊することなく落下す
る。ただし、この重量は風に乗つて浮遊する程軽
量ではない。そして、この中空の粒子は、対象物
に衝突したとき水泡がおだやかに付着するので反
発飛散することがなく、この現象は、特に、薬液
中に発泡性を高める助剤を混合使用した場合に顕
著である。
このように、薬液を泡沫状の霧粒として散布す
ることにより散布時の薬液の漂流飛散を減少させ
隣接作物への薬害の防止をはかることができる。
現在、この撒布法は従来からある噴霧ノズルに
小形のジエツトポンプを接続して行なつている。
すなわち、噴霧機のポンプから噴霧ノズルの基部
に装着されたジエツトポンプに圧力をかけてこの
ジエツトポンプ内に薬液を流入させ、この薬液に
より流動負圧を生じさせて外部から空気を吸引
し、ジエツトポンプ内で薬液と空気とを撹拌混合
させて噴霧ノズルに送つてその噴口から噴射し、
泡沫状の噴霧粒として撒布している。
しかしながら、薬液と空気との混合撹拌は、前
述した小形のジエツトポンプ内では充分に行なわ
れず、したがつて、発泡効率も低く、撒布効率を
高めるために発泡用助剤を多量に混入したり、ま
た吐出圧力を高めたりしなければならなかつた。
ところが、吐出圧力を高めると微細粒子が多発す
ることになるので、この吐出圧はある値以上高め
ることができなかつた。
本考案は、前述した従来のものにおける欠点を
除去し、空気と薬液とを充分に撹拌混合して良質
な泡沫粒子として扇形状の噴霧パターンで噴霧し
得る噴霧ノズルを提供することを目的としてなさ
れたもので、薬液供給源に連通している薬液通路
と、この薬液通路に連通している空気取入口と、
前記薬液通路と同軸的に配置され、偏平な噴口に
向かう混合気通路と、前記薬液通路の末端に位置
する第1混合室と、前記混合気通路の基端に位置
する第2混合室と、前記両混合室を離間せしめる
衝突壁と、この衝突壁の周辺において前記両混合
室を連通せしめる迂回路とを設け、両混合室にお
いて充分に混合された薬液と空気とを偏平な噴口
から噴射して、扇形状の噴霧パターンの泡沫粒子
を噴霧するようにしたものである。
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例を示すものであ
り、噴霧ノズル1は、噴霧機本体(図示せず)と
接続されるノズル本体2を有している。このノズ
ル本体2は一端部に前記噴霧機本体の送水管と螺
合される雌ねじ3が刻設された凹所4を有してお
り、この凹所4の中心部には、このノズル本体2
の他端まで貫通する薬液通路5が穿設され、この
薬液通路5内において噴霧機本体から供給された
薬液と空気とが予備的に混合されるようになつて
いる。なお、この薬液通路5の先端部はラツパ状
の拡開部6とされている。
前記凹所4の最奥部にはオリフイス7を備えた
円板8が平パツキン9により保持されており、こ
の円板8のオリフイス7を介して薬液が薬液通路
5内に流入するようになつている。そして、この
薬液通路5の円板8側の基部には、放射方向に延
在し、外部に連通している数本の空気取入口1
0,10…が穿設されている。
前記ノズル本体2の先端部は小径に形成されて
おり、その周壁には雄ねじ11が刻設されてい
る。この雄ねじ11には、第2図A,Bに詳示す
る筒体12の雌ねじ13が螺合しており、この筒
体12の一端には前記薬液通路5の延長上を塞ぐ
衝突壁14が形成されている。また、この筒体1
2の衝突壁14側の周壁には、放射方向に延在
し、内外を連通する複数の通路15,15…が穿
設されている。
第1図に戻つて、前記ノズル本体2の中央部の
周壁には雄ねじ16が刻設されており、この雄ね
じ16には筒状のキヤツプソケツト17の雌ねじ
18が進退し得るように螺合している。このキヤ
ツプソケツト17の先端部は前記筒体12の外周
位置に間隔をもつて位置しており、さらに、この
キヤツプソケツト17の先端部には雄ねじ19が
刻設されている。この雄ねじ19には袋ナツト2
0の雌ねじ21が固く螺着されており、袋ナツト
20に嵌合されたフラツトチツプ22を平パツキ
ン23を介してキヤツプソケツト17の先端部に
圧接して保持している。前記フラツトチツプ22
には前記ノズル本体2の薬液通路5と同軸的に混
合通路24が形成されており、この混合気通路2
4は先端に形成されている偏平な噴口25と連通
している。
なお、前記ノズル本体2とキヤツプソケツト1
7との水密は、ノズル本体2の外周の環状溝26
内に装着されているOリング27によりなされて
いる。また、薬液通路5、筒体12の通路15、
混合気通路24等の断面積は、噴口25に近くな
るほど拡大するように形成されている。
つぎに、前述した実施例の作用を説明する。
図示しない噴霧機本体から加圧されてノズル本
体2の凹所4に圧送された薬液は円板8のオリフ
イス7を通過する際に高速の流れとなり、オリフ
イス7の出口において縮流を生じ、その周囲に大
気圧より低い減圧状態を生じる。したがつて、こ
この流動負圧により空気取入口10から空気が吸
引され、この空気は薬液通路5を流動する薬液と
予備的に混合されて薬液とともに流動する。
この薬液通路5内を通過した薬液および空気は
拡開部6を経て筒体12の衝突壁14に衝突し、
薬液および空気の撹拌混合が行なわれる。つい
で、この混合流体は急激に流通方向を変更して筒
体12の通路15を通過し、キヤツプソケツト1
7の内周壁に衝突して再び撹拌混合される。その
後、この混合流体は筒体12の衝突壁14の外側
において再び向きを変え、衝突壁14の中心方向
に集合し、ここで三度薬液および空気の撹拌混合
が行なわれる。
このようにして薬液および空気は衝突および曲
折を繰返して充分撹拌混合され、しかも流路断面
積が拡大していくことにより減速増圧がなされて
混合気通路24に進入する。したがつて、吐出さ
れる霧粒は充分に発泡化が進行し、しかも減速に
よりハネ衝突等による微粒の発生も抑止でき、良
好な泡沫状噴霧粒子を得ることができる。そし
て、前記混合気通路24の長さは直径より大きく
形成されているので、通路24に進入した混合気
は整流され、偏平な噴口25から扁形状の噴霧パ
ターンを持ち、かつ泡沫状の粒子の噴霧として噴
出される。よつて、隣接作物に対する薬液の撒布
を未然に防止することができ、また作業性も向上
する。
第3図A,B,Cは、第2図A,Bの筒体12
に代えて第1図の実施例に適用される筒体28を
示すものであり、この筒体28の衝突壁14の外
側には環状の立上り29が設けられ、この立上り
29には放射方向の複数の溝30,30…が形成
されている。したがつて、第2図A,Bの筒体1
2と比較して混合気の軸心方向に対する指向性は
向上し、混合状態がより向上する。
なお、扇形状の噴霧パターンの方向を変化させ
るために袋ナツト20を回動させるとキヤツプソ
ケツト17がノズル本体2に対してねじ運動して
前記角度を自由に変えることができるが、このた
め、第1図に示すように、筒体12,28の衝突
壁14とフラツトチツプ22との間隔が変化し、
3つの混合室a,b,cのうち混合室cの容積が
変化する。これにより薬液と空気との混合状態に
変化が生じることがある。そこで、これを防ぐた
めには、第4図に示すように、衝突壁14と反対
側の端部にフランジ31の形成された第5図A,
Bに詳示する筒体32を、このフランジ31を利
用してキヤツプソケツト17とフラツトチツプ2
2との間に平パツキン23を介して装着すれば良
い。
なお、第5図A,Bに示す筒体33に代えて第
6図A,B,Cに示す筒体33を用いれば、この
筒体33は衝突壁14の外周部に通路34,34
…が形成されているので、薬液および空気の流路
の曲折が少なく、両者の混合が他の筒体12,2
8,32と較べてやや劣るが、この筒体33はプ
レス加工や樹脂成型に適しており、安価に製造で
きる。
本考案に係る噴霧ノズルは、前述したように、
薬液および空気の衝突、曲折を繰返して両者の撹
拌混合を充分なし得るようにしたので、発泡効率
が従来のものと比較して著しく向上し、良好な泡
沫状噴霧粒子を得ることができ、特定箇所に重点
的に撒布できるので、隣接作物に害を与えること
もないし、撒布者の健康を害するおそれもない。
また、このような発泡した泡沫状噴霧粒子は、対
象物に付着した直後に消滅するのではなく、白濁
化した形で暫らく存在しているので、撒布済箇所
を目視することができ、重複撒布や撒布もれを防
止することができる。さらに、発泡助剤の使用を
少量もしくは皆無にでき、経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る噴霧ノズルの第1実施例
を示す縦断面図で、中心線の上下をもつて噴霧パ
ターンの噴流の方向をキヤツプソケツトを90゜だ
けねじ運動させた2つの位置を示す図、第2図A
は第1図の筒体の側面図、第2図Bは第2図Aの
縦断面図、第3図Aは筒体の変形例を示す側面
図、第3図B,Cは第3図Aの縦断面図および正
面図、第4図は本考案に係る噴霧ノズルの第2実
施例を示す要部の縦断面図、第5図Aは第4図の
筒体の側面図、第5図Bは第5図Aの縦断面図、
第6図Aは筒体の他の変形例を示す側面図、第6
図B,Cは第6図Aの縦断面図および正面図であ
る。 1……噴霧ノズル、2……ノズル本体、4……
凹所、5……薬液通路、7……オリフイス、8…
…円板、12,28,32,33……筒体、14
……衝突壁、15,34……通路、17……キヤ
ツプソケツト、20……袋ナツト、22……フラ
ツトチツプ、24……混合気通路、25……噴
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薬液供給源に連通している薬液通路と、この薬
    液通路に連通している空気取入口と、前記薬液通
    路と同軸的に配置され、偏平な噴口に向かう混合
    気通路と、前記薬液通路の末端に位置する第1混
    合室と、前記混合気通路の基端に位置する第2混
    合室と、前記両混合室を離間せしめる衝突壁と、
    この衝突壁の周辺において前記両混合室を連通さ
    せるための迂回路と、前記衝突壁に前記少なくと
    も一方の混合室と前記迂回路とを仕切るように一
    体形成された筒体と、この筒体の周面に適宜間隔
    をもつて複数穿設された通路とを有することを特
    徴とする噴霧ノズル。
JP1979017447U 1979-02-14 1979-02-14 Expired JPS629958Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979017447U JPS629958Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979017447U JPS629958Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55119166U JPS55119166U (ja) 1980-08-23
JPS629958Y2 true JPS629958Y2 (ja) 1987-03-09

Family

ID=28842850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979017447U Expired JPS629958Y2 (ja) 1979-02-14 1979-02-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS629958Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100058U (ja) * 1981-12-24 1983-07-07 株式会社 永田製作所 泡沫薬液散布用ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55119166U (ja) 1980-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109909086B (zh) 一种气液两相流雾化喷嘴及其设计方法
US3701482A (en) Foam generating nozzle
CA2132039C (en) Suction feed nozzle assembly for hvlp spray gun
RU2370294C2 (ru) Головка, производящая водяной туман
JP2002096003A (ja) 改良型空気式スプレーノズル
JPH01297163A (ja) 噴霧ノズル装置
EP2062653A3 (en) A spray gun
JPH11156250A (ja) 改良型空気圧式噴霧装置
CN108367304A (zh) 加压空气辅助的全锥形喷雾喷嘴组件
US20060283985A1 (en) Ultra-fine spray-jetting nozzle
US3887135A (en) Gas-atomizing nozzle by spirally rotating gas stream
JPS629958Y2 (ja)
US6036103A (en) Agricultural spraying systems
EP0855938B1 (en) Agricultural and other spraying systems
JP2019084529A (ja) 予備噴霧絞りを備えるスプレーノズル、このようなノズルを備えるスプレーヘッド及びスプレー装置
US2651547A (en) Nozzle head
CN113499871B (zh) 一种农业灌溉用自激振荡雾化喷头
US3602434A (en) Liquid discharge nozzle
SU1623781A1 (ru) Пневматический распылитель жидкости - туманообразователь
JP2883046B2 (ja) 霧化ノズル
CN211563389U (zh) 制雾装置、雾化装置和载具
JPS5832755Y2 (ja) 噴霧ノズル
JPS5842041Y2 (ja) 汚水用スプレ−ノズル
JPH05104034A (ja) 噴霧ノズル
JPS6242771Y2 (ja)