JPS6295392A - 燃料油組成物 - Google Patents

燃料油組成物

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JPS6295392A
JPS6295392A JP23229885A JP23229885A JPS6295392A JP S6295392 A JPS6295392 A JP S6295392A JP 23229885 A JP23229885 A JP 23229885A JP 23229885 A JP23229885 A JP 23229885A JP S6295392 A JPS6295392 A JP S6295392A
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fuel oil
ethylene
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vinyl acetate
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Giichi Suzuki
義一 鈴木
Koichi Numazawa
沼沢 浩一
Jiro Mayahara
馬屋原 二郎
Isao Igushi
伊串 功
Masaaki Nishiyama
政明 西山
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Showa Shell Sekiyu KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低温流動性を改良した燃料油に関する。特に
、従来以上に精留され、狭い沸点範囲をもつ燃料油の低
温流動性の向上に関するものである。
〔従来の技術〕
最近の燃料油の性状変化は、中間留分の増産、分解設備
への原料確保そして製油設備改造による精留効率間上等
が実施され、沸点範囲が狭くなったり、重質化して高ワ
ックス含有量の燃料となっている。
すなわち近年の傾向としては、従来の軽油に比較して、 (1) 20%蒸留点と90%蒸留点の沸点差が、60
〜100℃および/または (2) 90%蒸留点と終点の沸点差が10〜30℃と
狭くなり、 (3〉終点も従来の蒸留温度に比較して10〜20 ’
C低沸点化している。
いいかえると、従来の軽油の頭(軽質部分)か、灯油留
分に跳上げられ、終点がやや低沸点化し鋭く分留されて
おり、狭い沸点の燃料および/または鋭く分留された燃
料となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような一般に従来以上に精留され、狭い沸点範囲を
もつ燃料油を狭沸点範囲燃料油と称し、低温流動性を向
上せしめることが困難とされている。
本発明はその困難性を解消する方法を提供するものであ
る。以下にその詳細を説明する。
石油中間留出燃料油である軽油及びA−重油を、例えば
ディーゼル油あるいは加熱油等として寒冷地で使用する
際、これらの燃料油の低温流動性及びワックス・セトリ
ング(ワックス沈積)との関係で多くのトラブルを発生
する。低温で半固体状あるいはゲル状になった燃料油は
油送パイプを閉塞し、内燃機関への燃料の供給を困難に
する。このようなトラブルはパイプライン中に濾過器が
設置されている場合、析出したワックスが濾過器の目詰
りを起すことにより大きなトラブルとなる。
このようなトラブルを解決するために一般に低温流動性
改良剤が使用されている。この種の添加剤は燃料油中の
ワックスと共晶してその結晶構造を変えることにより、
燃料油の低/I!1!流動性を改善するものである。こ
の低温流動性は、流動点(以下P、P、と略す)及び低
温濾過器目詰り点(以下C、p、p、p、と略す)等の
測定試験により評価される。
低温流動性改良剤には、種々のものが開発されつつあり
、例えば特公昭39−20089号、特公昭48−23
165号、特開昭56−141390号公報に記載され
ているような低分子量のエチレン−エチレン性不飽和エ
ステル共重合体かあげられる。
前記特公昭4B−23185号公報には、低い分解温度
を有するフリーラジカル触媒を使用して、比較的低温で
共重合することによって得られる 共重合体が留出燃料
油の低温流動性改良剤として開示されている。この公報
によって開示された留出油の低温流動性は、本発明者ら
の試験によればまた不十分であって、低温流動性改良剤
を比較的多く添加する必要かあって経済的でない欠点か
あり、又、近年、重質化し、蒸留沸点範囲が狭くなりつ
つある燃料油には特に、その効果が十分てない。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕以上のような
背景にあって、本発明者らは、主として重質の狭沸点範
囲燃料油に対して低温流動性を大幅に改善し得る添加剤
を研究し、実用テストを重ねた結果、本発明に到達した
ものである。
すなわち本発明の要旨は、 1.10時間半減期を得る温度が55℃以下のパーオキ
サイドフリーラジカル触媒を使用し、共重合して得られ
るエチレン−エチレン性不飽和エステル共重合体を含有
する燃料油 2.10時間半減期を得る温度が55℃以下のパーオキ
サイドフリーラジカル触媒を使用し共重合して得られる
3000〜6000の数平均分子量を有するエチレン−
エチレン性不飽和共重合体を含有する狭沸点範囲燃料油
を提供せんとするものである。
10時間半減期を得る温度が55°C以下のパーオキサ
イドフリーラジカル触媒としては、t−ブチルパーオキ
シピバレート(55℃)、2.4−ジクロロベンゾイル
パーオキサイド(53°c)、t−ブチルパーオキシネ
オデカノエート(48°C)、ジ(3−メチル−3−メ
トキシブチル)パーオキシジカーボネート(46,8°
C)、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネ
ート(43,5℃)、ジ(メトキシイソプロピル)パー
オキシジカーボネート(43,4℃)、ジ−n−プロピ
ル パーオキシジカーボネート(40,5°C)、ジ 
イソプロピルパーオキシジカーボネート(40,5℃)
、イソブチリルパーオキサイド(32,5°C)、アセ
チル シクロヘキシル スルホニル パーオキサイド(
28,5°C)、イソプロピル イソブチル パーオキ
シジカーボネート(37,8°C)などがあげられる。
化合物基のあとのカッコ内の数字が10時間半減期を得
る温度であるが、これらの触媒のうち、取扱上、保管上
の問題から、この温度が40℃以上のものを使用するこ
とか好ましいが、もちろん寒冷地で取扱う分にはさしつ
かえない。
本発明で用いられるエチレンとフリーラジカル共重合し
得るエチレン性不飽和エステルとしては、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ステアリン酸ビ
ニル等のビニルアルコールの脂肪酸エステル類、および
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ステアリル等のアクリル酸若しくはメ
タクリル酸エステル類があげられ、これらの混合物であ
ってもよい。
本発明において共重合して得られるエチレン−エチレン
性不飽和共重合体のエチレン性不飽和共重合体の含量は
、5〜50重量%好ましくは15〜45重量%であり、
得られる共重合体の分子量は、蒸気圧浸透法による数平
均分子口で1,000〜10,000である。一般に汎
用燃料油に対しては、1,000〜e、ooo、狭沸点
範囲燃料油に対しては、3,000〜8.000が好ま
しく、3.000〜e、oooが特に好ましい。
本発明で用いられるエチレン−エチレン性不飽和エステ
ル系共重合体は、公知の方法により製造することができ
る。たとえばフリーラジカル塊状重合、乳化重合または
溶液重合によって製造することができる。本発明の方法
は溶液重合で溶剤はベンゼン、シクロヘキサン等が用い
られる。圧力は30〜200kg/c耐、好ましくは4
0〜150眩/ct。
反応温度は、触媒の10時間半減期を得る温度プラス1
0〜60°Cが好ましい。反応時間は主として反応温度
と触媒の種類によって左右されるが通常1〜10時間で
あり、反応物は反応終了後反応器中で、又は脱気槽に移
され、溶剤と揮発性成分が蒸留によって除去され、通常
灯油や芳香族系溶剤か溶剤として加えられ、共重合体を
約50%含有する溶液(以下、濃度溶液という)とされ
る。通常、本発明の共重合体はこのような濃厚溶液の形
で低温流動性向上剤として用いるのが取扱上便利である
上記濃厚溶液は燃料油に対して前記共重合体換算で50
〜300重fitppHlの濃度で添加、使用される。
本発明で用いられる燃料油としては、灯油、軽油、重油
などかある。又、本発明における低温流動性向上剤は、
他の流動性向上剤、酸化防止剤等の燃料油添加剤との併
用を妨げるものではない。
次に、実施例および比較例によって本発明を更に説明す
るか、以下の例において燃料油の低温流動性の測定は、
低温濾過目詰り温度(Cold Filter Plu
gging Po1nt、略してCFPPという)を規
格: IP−309/197B英国(Cold Fil
ter PluggingPoint of dist
illate f’uels)に準拠して行なったもの
である。生成した共重合体の数平均分子量は蒸気圧浸透
圧法(とよって測定したものであり、また不飽和エステ
ル含量は、アルカリケン化法によって測定したものであ
る。
ここで、性能評価を行った汎用燃料油、狭沸点燃料油の
性状を第1表に示す。
第1表 なお、上記共重合体の低温流動性の評価は、それを汎用
燃料油には、150重量ppffl %狭沸点燃料油に
は200重fTfPPl加してCFPP値を測定するこ
とにより行った。次に汎用燃料曲用実施例と比較例を示
し、結果を第2表に示す。
実施例1゜ 攪拌機付ステンレス鋼製1文耐圧オートクレーブに溶媒
としてベンゼン280m1および酢酸ビニル14m1を
入れ、チッソおよびエチレンでオートクレーブをパージ
した。その後オートクレーブを65℃に加熱し、圧力が
40kg/c♂Gに上がるまでエチレンを導入した。次
いで前記温度および圧力を保ちなから、酢酸ビニルおよ
び触媒のt−ブチルツク−オキシネオデカノエート11
重量%と溶剤のベンゼン89重量%とからなる溶液をそ
れぞれ25m1/時、55m1/時でオートクレーブに
連続的に注入した。
酢酸ビニルの注入時間は150分、他方過酸化物溶液の
注入時間は165分であり、過酸化物を注入し終った後
、更に65°Cで15分間オートクレーブを保持した。
次いで反応物をオートクレーブから取り出し、該生成物
を蒸気浴上に置き、該生成物から溶剤および未反応単量
体を除去し、42gのエチレン−酢酸ビニル共重合体を
得た。
このようにして得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体
の酢酸ビニル含有量は18%、分子量は1600であっ
た。
この共重合体と灯油溶剤との重量比1:1の濃厚溶液を
前記軽油に添加し、流動性向上剤の性能評価を行った。
その結果を第1表に示す。
実施例2゜ 触媒としてt−プチルパーオキシデカノエートを用い、
共重合温度80℃、圧力50kg/c♂01反応時間3
時間で、実施例1と同様の方法でエチレンと酢酸ビニル
とを共重合し、酢酸ビニル含有量28重金%、分子m 
1,700のエチレン−酢酸ビニル共重合体を得た。こ
の共重合体の灯油濃厚溶液を前記軽油に添加したときの
成績を第1表に示す。
実施例3: 触媒としてジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート
を用い、共重合温度60°C1圧力40kg/cJG反
応時間3時間で、実施例1と同様の方法でエチレンと酢
酸ビニルとを共重合し、酢酸ビニル含有毒39重量%、
分子Fit 2.400のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を得た。この共重合体の灯油濃厚溶液を前記軽油に添
加したときの成績を第1表に示す。
実施例4゜ 触媒としてイソプロピルイソブチルパーオキシ−ジカー
ボネートを用い、共重合温度80℃、圧力50kg/c
#G 、反応時間3時間で実施例1と同様の方法でエチ
レンと酢酸ビニルとを共重合し、酢酸ビニル含有量29
重量%、分子ffi 1,250のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を製造した。この共重合体の灯油濃厚溶液を
前記軽油に添加したときの成績を第1表に示す。
比較例1゜ 触媒としてラウロイルパーオキサイド(10時間半減期
62℃)を用い、共重合温度80℃、圧力52kg/c
JG、反応時間3時間で、実施例1と同様の方法でエチ
レンと酢酸ビニルとを共重合し、酢酸ビニル含を量33
重量%、分子m1500のエチレン−酢酸ビニル共重合
体を得た。この共重合体の灯油濃厚溶液を前記軽油に添
加したときの成績を第1表に示す。
比較例2゜ 触媒として、比較例1と同じラウロイルパーオキサイド
を用い、共重合温度90°C1圧力60kg/c♂G、
反応時間3時間で、実施例1と同様の方法でエチレンと
酢酸ビニルとを共重合し、酢酸ビニル含有量27重量%
、分子ffi 1,660のエチレン−酢酸ビニル共重
合体を製造した。この共重谷体の灯油濃厚溶液を前記軽
油に添加したときの成績を第1表に示す。
比較例3゜ 触媒としてジ−t−ブチルパーオキサイド(10時間半
減期124℃)を用い、共重合温度150℃、圧力50
kg/cjG 、反応時間4時間で実施例1と同様の方
法でエチレンと酢酸ビニルとを共重合し、酢酸ビニル含
有量21重量%、分子量2,300のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を得、これの灯油濃厚溶液を前記軽油に添
加したときの成績を第1表に示す。
第2表 次に狭沸点範囲燃料油用の共重合体の実施例比較例を示
し、結果を第3表に示す。
実施例5゜ 攪拌機付ステンレス鋼製1文耐圧オートクレーブに溶媒
としてシクロヘキサン380m1および酢酸ビニル19
m1を入れチッソおよびエチレンでオートクレーブをパ
ージしその後オートクレーブを80℃に加熱し、圧力が
75kg/cJGに上がる迄 エチレンを導入した。次
いて前記温度及び圧力を保ちながら酢酸ビニル及び触媒
のオーブチルパーオキシネオデカノエート4.5重量%
と溶剤のシクロヘキサン95.5重量%とからなる溶液
をそれぞれ51m1/時、29m1/時でオートクレー
ブに連続的に注入した。 酢酸ビニルの注入時間は15
0分、他方過酸化物溶液の注入時間は165分であり、
過酸化物を注入し終った後、更に80℃で15分間オー
トクレーブを保持した。次いて反応物をオートクレーブ
から取り出し、生成物を蒸気浴上に置き、該生成物から
溶剤および未反応単量体を除去し、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を得た。このようにして得られたエチレン−
酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量は21重量%、
分子量は3,830であった。
実施例6゜ 初期原料として、シクロヘキサン300m1.酢酸ビニ
ル44m1.反応温度80℃、反応圧力90kg/cr
Iとした。他は実施例1と同じ操作により、エチレン−
酢酸ビニル共重合体を得た。このようにして保持したエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量は35
重量%、分子量は4000であった。
これら共重合体と灯油溶剤との重量比に1の濃厚溶液を
前記の軽油に添加し流動性向上剤の性能評価を行った。
結果を第3表に示す。
第3表 l−叩 〔発明の効果〕 以上の結果から本発明の低温流動性向上剤は低温流動性
を著しく改善し、それを含む狭沸点範囲燃料油もすぐれ
た低温流動性を示すことがわかる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)10時間半減期を得る温度が55℃以下のパーオ
    キサイドフリーラジカル触媒を使用し、エチレンとエチ
    レン性不飽和エステルを共重合して得られるエチレン−
    エチレン性不飽和共重合体から成る低温流動性向上剤を
    含有する燃料油組成物。
  2. (2)前記エチレン−エチレン性不飽和エステル共重合
    体が3000〜6000の分子量を有することを特徴と
    する前項(1)記載の燃料油組成物。
  3. (3)前記燃料油が狭沸点範囲燃料油であることを特徴
    とする前項(1)または(2)記載の燃料油組成物。
  4. (4)前記燃料油が軽油であるこを特徴とする前項(3
    )記載の燃料油組成物。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD144551A1 (de) * 1979-05-31 1980-10-22 Wolfgang Nette Verfahren zur herstellung von niedermolekularen aethylen-vinylazetat-kopolymeren
EP0084148A2 (de) * 1982-01-20 1983-07-27 BASF Aktiengesellschaft Erdölmitteldestillate mit verbesserten Fliesseigenschaften
JPS5918710A (ja) * 1982-06-18 1984-01-31 エクソン・リサ−チ・アンド・エンヂニアリング・コムパニ− エチレンタ−ポリマの製造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DD144551A1 (de) * 1979-05-31 1980-10-22 Wolfgang Nette Verfahren zur herstellung von niedermolekularen aethylen-vinylazetat-kopolymeren
EP0084148A2 (de) * 1982-01-20 1983-07-27 BASF Aktiengesellschaft Erdölmitteldestillate mit verbesserten Fliesseigenschaften
JPS5918710A (ja) * 1982-06-18 1984-01-31 エクソン・リサ−チ・アンド・エンヂニアリング・コムパニ− エチレンタ−ポリマの製造

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