JPS6295355A - アクリルウレタン塗料用組成物 - Google Patents
アクリルウレタン塗料用組成物Info
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- JPS6295355A JPS6295355A JP23498885A JP23498885A JPS6295355A JP S6295355 A JPS6295355 A JP S6295355A JP 23498885 A JP23498885 A JP 23498885A JP 23498885 A JP23498885 A JP 23498885A JP S6295355 A JPS6295355 A JP S6295355A
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- JP
- Japan
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- acrylic polyol
- weight
- acrylic
- parts
- hydroxyl group
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、主剤中のアクリルポリオールの水酸基と、硬
化剤中のイソシアネート基との架橋反応により塗膜を形
成するアクリルウレタン塗料用組成物に関し、詳しくは
主剤と硬化剤の混合時の可使時間が長く、120℃以下
の低温焼き付は乾燥に有用で、かつ光沢の良いアクリル
ウレタン塗料用組成物に関する。
化剤中のイソシアネート基との架橋反応により塗膜を形
成するアクリルウレタン塗料用組成物に関し、詳しくは
主剤と硬化剤の混合時の可使時間が長く、120℃以下
の低温焼き付は乾燥に有用で、かつ光沢の良いアクリル
ウレタン塗料用組成物に関する。
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物は、プラスチッ
ク用、車両補修用、家電製品用など様々な分野に利用で
きる。
ク用、車両補修用、家電製品用など様々な分野に利用で
きる。
[従来の技術]
2液型アクリルウレタン樹脂塗料は、得られる塗膜内に
ウレタン結合を有し、その塗膜は硬度、屈曲性、耐摩耗
性、耐薬品性などの物性に優れているために、様々な分
野に用いられている。しかしながら主剤と硬化剤の二液
は混合後、室温でも徐々に反応し、粘度が徐々に高くな
って遂には塗装不能となるという不具合がある。そして
混合時からこの塗装不能となる時間を一般に可使時間(
以下ポットライフという)といい、調合の煩わしさ、塗
料のロスの軽減という観点からポットライフの長いもの
が望まれている。しかしながらポットライフと塗膜の反
応速度とは、負の相(lQ関係があり、ポットライフを
長くすると反応速度は小さくなって硬化に時間がかかっ
たり高温が必要となり、反応速度を大きくして硬化を速
くしようとするとポットライフが短くなるという不具合
がある。このような問題点を解決するものとして従来種
々の方法が提案されている。
ウレタン結合を有し、その塗膜は硬度、屈曲性、耐摩耗
性、耐薬品性などの物性に優れているために、様々な分
野に用いられている。しかしながら主剤と硬化剤の二液
は混合後、室温でも徐々に反応し、粘度が徐々に高くな
って遂には塗装不能となるという不具合がある。そして
混合時からこの塗装不能となる時間を一般に可使時間(
以下ポットライフという)といい、調合の煩わしさ、塗
料のロスの軽減という観点からポットライフの長いもの
が望まれている。しかしながらポットライフと塗膜の反
応速度とは、負の相(lQ関係があり、ポットライフを
長くすると反応速度は小さくなって硬化に時間がかかっ
たり高温が必要となり、反応速度を大きくして硬化を速
くしようとするとポットライフが短くなるという不具合
がある。このような問題点を解決するものとして従来種
々の方法が提案されている。
例えば特開昭59−226062号公報に見られるよう
に、イソシアネート基をオキシム、ラクタム、フェノー
ル、第3級アルコールなどのブロック剤でブロックし、
加熱によりブロックを解除してポリオールの水酸21【
とイソシアネート基とを反応させる方法がある。この方
法では、常温ではブロック剤はほとんど解離しないので
ポットライフはほとんど無視できるほど長くなり、−液
化が可能である。そして加熱により急速に反応、硬化す
るので特に好ましい方法である。
に、イソシアネート基をオキシム、ラクタム、フェノー
ル、第3級アルコールなどのブロック剤でブロックし、
加熱によりブロックを解除してポリオールの水酸21【
とイソシアネート基とを反応させる方法がある。この方
法では、常温ではブロック剤はほとんど解離しないので
ポットライフはほとんど無視できるほど長くなり、−液
化が可能である。そして加熱により急速に反応、硬化す
るので特に好ましい方法である。
また溶媒にメチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど
のケトン系溶剤を用いる方法も一般に行なわれている。
のケトン系溶剤を用いる方法も一般に行なわれている。
この方法ではケトン基が水酸基およびイソシアネート基
と会合してそれぞれの反応基をマスクし、溶液状態では
ボッ1−ライフは非常に長くなる。そして塗装後ケトン
系溶剤が揮発すると、マスクが解除されて硬化反応が進
行するため好ましい方法である。さらにアクリルポリオ
ールのモノマー組成を調整し、水I!!基価を小さくし
たり、ガラス転移点を上げたりして反応性を下げる方法
もある。
と会合してそれぞれの反応基をマスクし、溶液状態では
ボッ1−ライフは非常に長くなる。そして塗装後ケトン
系溶剤が揮発すると、マスクが解除されて硬化反応が進
行するため好ましい方法である。さらにアクリルポリオ
ールのモノマー組成を調整し、水I!!基価を小さくし
たり、ガラス転移点を上げたりして反応性を下げる方法
もある。
[発明が解決しようとする問題点1
上記した従来の方法では、確かにポットライフは長くな
るが、ブロック剤を用いる方法ではブロック剤の解離に
一般に120℃以上という高温が必要であり、120℃
以下の低温で反応させる場合には実用的ではない。また
敢えて低温で解離するブロック剤を用いても、ポットラ
イフは長くならないという不具合がある。ケトン系溶剤
を用いる方法では、ケトン系溶剤は臭気が強く、かつ溶
解力が強いので塗装ホース、あるいは被塗物などを侵す
という不具合がある。又アクリルポリオール自体を調整
してポットライフを長くする方法では、半面塗膜物性が
低下するという不具合があった。
るが、ブロック剤を用いる方法ではブロック剤の解離に
一般に120℃以上という高温が必要であり、120℃
以下の低温で反応させる場合には実用的ではない。また
敢えて低温で解離するブロック剤を用いても、ポットラ
イフは長くならないという不具合がある。ケトン系溶剤
を用いる方法では、ケトン系溶剤は臭気が強く、かつ溶
解力が強いので塗装ホース、あるいは被塗物などを侵す
という不具合がある。又アクリルポリオール自体を調整
してポットライフを長くする方法では、半面塗膜物性が
低下するという不具合があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたちのであり、ポッ
トライフが長く、かっ120’C以下の低温で硬化可能
で、高光沢を有するアクリルウレタン塗料用組成物を提
供することを目的とする。
トライフが長く、かっ120’C以下の低温で硬化可能
で、高光沢を有するアクリルウレタン塗料用組成物を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物は、アクリルポ
リオールを主成分とする主剤と、ポリイソシアネートを
主成分とする硬化剤と、を使用時に混合して用いる2波
型アクリルウレタン塗料用組成物において、該アクリル
ポリオールは、側鎖に少なくとも第2級の水酸基を有し
、該第2級の水I!!基による水酸基価が18〜8oで
あり、モノマー組成中にスチレンモノマーを10〜40
蛋巳%含有して合成されたことを特徴とする。
リオールを主成分とする主剤と、ポリイソシアネートを
主成分とする硬化剤と、を使用時に混合して用いる2波
型アクリルウレタン塗料用組成物において、該アクリル
ポリオールは、側鎖に少なくとも第2級の水酸基を有し
、該第2級の水I!!基による水酸基価が18〜8oで
あり、モノマー組成中にスチレンモノマーを10〜40
蛋巳%含有して合成されたことを特徴とする。
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物は、アクリルポ
リオールを主成分とする主剤と、ポリイソシアネートを
主成分とする硬化剤とから構成される。
リオールを主成分とする主剤と、ポリイソシアネートを
主成分とする硬化剤とから構成される。
主剤中には、芳香族炭化水素系溶剤、脂肪族炭化水素系
溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤などの各種有機溶
剤、 金属塩、第3級アミンなどの触媒、 有機、無機各種顔料、 染料、あるいは各種添加剤など一般に用いられる塗料配
合物を目的により種々選択して配合することができる。
溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤などの各種有機溶
剤、 金属塩、第3級アミンなどの触媒、 有機、無機各種顔料、 染料、あるいは各種添加剤など一般に用いられる塗料配
合物を目的により種々選択して配合することができる。
本発明の最大の特徴は、主剤中のアクリルポリオールの
組成にある。
組成にある。
アクリルポリオールは一般にラジカル重合による溶液重
合で合成された共重合体であり、希望する物性に鑑み、
各種モノマーの種類、配合はを種々選択して合成されて
いる。本発明はこのモノマー組成に大きな特徴を有する
ものである。
合で合成された共重合体であり、希望する物性に鑑み、
各種モノマーの種類、配合はを種々選択して合成されて
いる。本発明はこのモノマー組成に大きな特徴を有する
ものである。
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物に用いられるア
クリルポリオールは、側鎖に少なくとも第2吸の水11
をイiし、その第2級の水酸基による水酸基価が18〜
80である。この第2級の水酸基はメタクリル酸ヒドロ
キシプロピル(HPM△)、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル(1−IPA)などの七ツマ−により導入される。
クリルポリオールは、側鎖に少なくとも第2吸の水11
をイiし、その第2級の水酸基による水酸基価が18〜
80である。この第2級の水酸基はメタクリル酸ヒドロ
キシプロピル(HPM△)、アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル(1−IPA)などの七ツマ−により導入される。
従来のアクリルポリオールの水酸基は、一般にメタクリ
ル酸2−とドロキシエチル(2−HHMA)モノマーに
より導入され、第1級の水M基であった。そして第1級
の水酸基は反応性が高く、ポットライフが短くなる原因
となっていた。
ル酸2−とドロキシエチル(2−HHMA)モノマーに
より導入され、第1級の水M基であった。そして第1級
の水酸基は反応性が高く、ポットライフが短くなる原因
となっていた。
本発明者等は、アクリルポリオール側鎖に第2級水酸基
を導入し、その間、他のモノマーの組成およびポリイソ
シアネートの種類などを鋭意研究の結果、ポットライフ
が長く、硬化性に優れ、かつ光沢の良い組成を見出して
本発明を完成したものである。
を導入し、その間、他のモノマーの組成およびポリイソ
シアネートの種類などを鋭意研究の結果、ポットライフ
が長く、硬化性に優れ、かつ光沢の良い組成を見出して
本発明を完成したものである。
第2級の水酸基は、その第2級の水酸基による水M基価
が18〜80、好ましくは39〜59となるようにアク
リルポリオール中に導入される。
が18〜80、好ましくは39〜59となるようにアク
リルポリオール中に導入される。
これはHP M Aモノマーに換算すれば、全配合モノ
マー中)−1r” M Aモノマーが約5〜20(好ま
しくは10〜15)重量%に相当する。水酸基価が18
より低くなると、得られる塗膜の架橋密度が低くなって
塗膜物性の低下をきたし、80より高くなると塗膜の硬
度は増すが、被塗物への付着性が低下し、ポットライフ
も短くなる。
マー中)−1r” M Aモノマーが約5〜20(好ま
しくは10〜15)重量%に相当する。水酸基価が18
より低くなると、得られる塗膜の架橋密度が低くなって
塗膜物性の低下をきたし、80より高くなると塗膜の硬
度は増すが、被塗物への付着性が低下し、ポットライフ
も短くなる。
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物に用いられるア
クリルポリオールは、樹脂骨格中にスチレン成分を含有
する。このスチレン成分により、ポリイソシアネートと
反応した塗膜に高光沢を付与することができる。
クリルポリオールは、樹脂骨格中にスチレン成分を含有
する。このスチレン成分により、ポリイソシアネートと
反応した塗膜に高光沢を付与することができる。
スチレン成分は、アクリルポリオール合成時のモノマー
組成中にスチレンモノマーを10〜40重量%、好まし
くは20〜30重量%配合し、他のモノマーと共重合す
ることにより導入される。
組成中にスチレンモノマーを10〜40重量%、好まし
くは20〜30重量%配合し、他のモノマーと共重合す
ることにより導入される。
スチレンモノマー量が101ffi%より少ないと光沢
が劣り、40重5%より多くなると耐候性に劣るように
なって好ましくない。なお、スチレンは組成中にベンゼ
ン環を有するために、スチレン成分を含有する塗膜は耐
候性に劣ることは周知の事実である。しかしながらスチ
レン成分を導入しないと高い光沢を(qることが困難で
ある。本発明の組成物ではスチレン成分を上記の範囲と
することで、光沢および耐候性がほぼ満足される。
が劣り、40重5%より多くなると耐候性に劣るように
なって好ましくない。なお、スチレンは組成中にベンゼ
ン環を有するために、スチレン成分を含有する塗膜は耐
候性に劣ることは周知の事実である。しかしながらスチ
レン成分を導入しないと高い光沢を(qることが困難で
ある。本発明の組成物ではスチレン成分を上記の範囲と
することで、光沢および耐候性がほぼ満足される。
アクリルポリオール中の第2級の水酸基以外の官能基は
、内部触媒として作用するカルボキシル基、第1級水酸
基1M1エポキシ基など従来と同様に種々の官能基を導
入することができる。なお第1級水酸基については、水
酸基価として約13より低い価となるように導入する必
要がある。約13より高くなるとポットライフが短くな
る。なおこれは2− HE M Aモノマーに換算して
、全配合上ツマー中の約3重量%以下である。
、内部触媒として作用するカルボキシル基、第1級水酸
基1M1エポキシ基など従来と同様に種々の官能基を導
入することができる。なお第1級水酸基については、水
酸基価として約13より低い価となるように導入する必
要がある。約13より高くなるとポットライフが短くな
る。なおこれは2− HE M Aモノマーに換算して
、全配合上ツマー中の約3重量%以下である。
またメタクリル酸メチル(MMA)、などのハードモノ
マーと、アクリル酸n−ブチルなどのソフトモノマーの
配合量を調整して、ガラス転移点(Tlを20℃〜60
℃とするのも好ましい。
マーと、アクリル酸n−ブチルなどのソフトモノマーの
配合量を調整して、ガラス転移点(Tlを20℃〜60
℃とするのも好ましい。
TQが20℃より低いとポットライフが短くなり、塗膜
の硬度に劣る。またTOが60”Cより高いと反応性が
低下し、塗膜物性も低下する。Toがこの範囲にあれば
、ポリイソシアネートとの反応性、および硬化後の塗膜
物性に優れたアクリルポリオールが49られる。
の硬度に劣る。またTOが60”Cより高いと反応性が
低下し、塗膜物性も低下する。Toがこの範囲にあれば
、ポリイソシアネートとの反応性、および硬化後の塗膜
物性に優れたアクリルポリオールが49られる。
アクリルポリオールの重合度は従来と同様目的に合せて
種々選択することが可能である。一般には型面平均分子
量が15000〜40000の範囲のものが用いられる
。
種々選択することが可能である。一般には型面平均分子
量が15000〜40000の範囲のものが用いられる
。
主剤中にはヒンダードアミンなどの酸化防止剤を含有さ
せることが望ましい。この酸化防止剤により、スチレン
成分の劣化を防止し、耐候性を一層向上させることがで
きる。なお、酸化防止剤の配合量は、アクリルポリオー
ル樹脂固形分100重量部に対して0.3〜1.51M
部、望ましくは0.5〜1.omffi部とするのがよ
い。0.3重量部以下では効果が小さく、1.5重量部
より多(配合しても効果はほとんど変わらないが、コス
トの上昇を招く。
せることが望ましい。この酸化防止剤により、スチレン
成分の劣化を防止し、耐候性を一層向上させることがで
きる。なお、酸化防止剤の配合量は、アクリルポリオー
ル樹脂固形分100重量部に対して0.3〜1.51M
部、望ましくは0.5〜1.omffi部とするのがよ
い。0.3重量部以下では効果が小さく、1.5重量部
より多(配合しても効果はほとんど変わらないが、コス
トの上昇を招く。
硬化剤に用いられるポリイソシアネートは、従来と同様
トリレンジインシアネート(TDI)、キシリレンジイ
ソシアネート(XD I ) 、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HMD I ) 、イソホロンジイソシア
ネート(IPDI>など種々のポリイソシアネートを用
いることができる。なお本発明者等の研究によれば、前
述のアクリルポリオールに対しては、HMDfなどの脂
肪族系ポリイソシアネートとの組合せが最も望ましいこ
とが明らかとなっている。この組合せにより120℃以
下の低温で硬化し、ポットライフと硬化性とのバランス
がとれ、かつ耐候性に優れているからである。
トリレンジインシアネート(TDI)、キシリレンジイ
ソシアネート(XD I ) 、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HMD I ) 、イソホロンジイソシア
ネート(IPDI>など種々のポリイソシアネートを用
いることができる。なお本発明者等の研究によれば、前
述のアクリルポリオールに対しては、HMDfなどの脂
肪族系ポリイソシアネートとの組合せが最も望ましいこ
とが明らかとなっている。この組合せにより120℃以
下の低温で硬化し、ポットライフと硬化性とのバランス
がとれ、かつ耐候性に優れているからである。
なお硬化剤中には主111と同様に、各種有機溶剤、添
加剤など種々の配合物を目的により種々配合することか
できる。しかしながら、例えばアルコールなど、イソシ
アネートと反応する水酸基などを有するものは、勿論避
けるべきである。
加剤など種々の配合物を目的により種々配合することか
できる。しかしながら、例えばアルコールなど、イソシ
アネートと反応する水酸基などを有するものは、勿論避
けるべきである。
アクリルポリオールとポリイソシアネートの配合比は目
的により種々選択できるが、一般にはイソシアネート基
(NGO)と水酸基(OH)との当量比(インデックス
)が1.0近傍にあることが望ましい。
的により種々選択できるが、一般にはイソシアネート基
(NGO)と水酸基(OH)との当量比(インデックス
)が1.0近傍にあることが望ましい。
本発明のアクリルウレタン塗料用組成物は、従来と同様
に他の配合物を加えて主剤と硬化剤とを調整し、混合後
、エアスプレー、ロールコータ−170−コーターなど
従来性なわれている塗賃方法で塗eニーaることができ
る。そして常温乾燥から140℃以上の高温焼付乾燥ま
で種々の温度で硬化させる口とができる。但し本発明の
特徴を生7J・ヒば、70〜100″C程度の低温焼付
乾燥で硬化させることが望ましい。硬化速度も速く、省
エネルギーとなるからである。
に他の配合物を加えて主剤と硬化剤とを調整し、混合後
、エアスプレー、ロールコータ−170−コーターなど
従来性なわれている塗賃方法で塗eニーaることができ
る。そして常温乾燥から140℃以上の高温焼付乾燥ま
で種々の温度で硬化させる口とができる。但し本発明の
特徴を生7J・ヒば、70〜100″C程度の低温焼付
乾燥で硬化させることが望ましい。硬化速度も速く、省
エネルギーとなるからである。
し発明の作用および効果〕
本発明によれば、第2級水酸基の立体障害により、常温
での第2級水酸基とイソシアネート基との反応が遅くな
り、ポットライフを長くすることができる。又塗装後の
加熱により分子運動が活発となり、第1級水酸基の反応
性は第1級水酸基の反応性に近づく。これにより70℃
〜100℃程度で低温焼付乾燥を行なえば、第2級水酸
基は第1級水酸基とほぼ同等にイソシアネート基と反応
し、実用に供せられる塗膜が得られる。又焼付後も徐々
に反応が進行することも明らかとなっているが、このよ
うに反応曲線がなだらかになることにより、得られる塗
膜の内部応力が小さくなり、付着性、耐候性などに優れ
た塗膜が1gられる。さらにアクリルポリオール中には
スチレン成分を含有している。これにより光沢に優れた
塗膜が得られる。また酸化防止剤を配合すれば、スチレ
ン成分の劣化を防ぎ、耐候性に一層優れるようになる。
での第2級水酸基とイソシアネート基との反応が遅くな
り、ポットライフを長くすることができる。又塗装後の
加熱により分子運動が活発となり、第1級水酸基の反応
性は第1級水酸基の反応性に近づく。これにより70℃
〜100℃程度で低温焼付乾燥を行なえば、第2級水酸
基は第1級水酸基とほぼ同等にイソシアネート基と反応
し、実用に供せられる塗膜が得られる。又焼付後も徐々
に反応が進行することも明らかとなっているが、このよ
うに反応曲線がなだらかになることにより、得られる塗
膜の内部応力が小さくなり、付着性、耐候性などに優れ
た塗膜が1gられる。さらにアクリルポリオール中には
スチレン成分を含有している。これにより光沢に優れた
塗膜が得られる。また酸化防止剤を配合すれば、スチレ
ン成分の劣化を防ぎ、耐候性に一層優れるようになる。
[実施例]
以下具体的実施例により更に詳細に説明する。
(実施例1)
(1)・・・アクリルポリオールの合成第1表にも示す
ように、アクリルモノマーとしてメタクリル酸ヒドロキ
シプロピル5重量部、スチレン15wa部、メタクリル
酸メチル(M fvl A )54、5fflffi部
、アクリル酸n−ブチル(B△)25重量部、アクリル
酸(AA)0.5重量部を配合し、アゾビスイソブチロ
ニトリル1.5ffli部を開始剤として加え、1ヘル
工ン40重量部、酢酸ブチル40重吊部、およびキシレ
ン20重間部の入ったフラスコ中に、N2ガス雰囲気中
105℃に保持しながら、上記配合モノマーの全量を2
時間かかつて滴下し、その後105℃で6時間反応させ
てアクリルポリオールを合成した。17られたアクリル
ポリオールは、水11i91価19.5、Tg43℃、
重ω平均分子邑1よ25000であり、不揮発分50%
に稀釈され7.−状態である。
ように、アクリルモノマーとしてメタクリル酸ヒドロキ
シプロピル5重量部、スチレン15wa部、メタクリル
酸メチル(M fvl A )54、5fflffi部
、アクリル酸n−ブチル(B△)25重量部、アクリル
酸(AA)0.5重量部を配合し、アゾビスイソブチロ
ニトリル1.5ffli部を開始剤として加え、1ヘル
工ン40重量部、酢酸ブチル40重吊部、およびキシレ
ン20重間部の入ったフラスコ中に、N2ガス雰囲気中
105℃に保持しながら、上記配合モノマーの全量を2
時間かかつて滴下し、その後105℃で6時間反応させ
てアクリルポリオールを合成した。17られたアクリル
ポリオールは、水11i91価19.5、Tg43℃、
重ω平均分子邑1よ25000であり、不揮発分50%
に稀釈され7.−状態である。
(2)・・・塗料の調整
上記によりjqられたアクリルポリオールを用い、サン
ドミルにて酸化チタン粉末を分散してアクリルポリオー
ル固形950重量部に対し50重置部含むように配合し
、さらに酸化防止剤としてヒンダードアミン(チヌビン
144、チバガイギー社製)をアクリルポリオール固形
分1001fi部に対して0.5重a部含むように配合
して白色塗料を調整した。又上記アクリルポリオールを
用い、アルミペースト(1109M1東洋アルミ社製)
をアルミニウム粉末がアクリルポリオール固形分90重
量部に対し10重量部となるように、および前記酸化防
止剤を前記と同量配合してメタリック塗料を調整した。
ドミルにて酸化チタン粉末を分散してアクリルポリオー
ル固形950重量部に対し50重置部含むように配合し
、さらに酸化防止剤としてヒンダードアミン(チヌビン
144、チバガイギー社製)をアクリルポリオール固形
分1001fi部に対して0.5重a部含むように配合
して白色塗料を調整した。又上記アクリルポリオールを
用い、アルミペースト(1109M1東洋アルミ社製)
をアルミニウム粉末がアクリルポリオール固形分90重
量部に対し10重量部となるように、および前記酸化防
止剤を前記と同量配合してメタリック塗料を調整した。
上記2種類の塗料に対し、硬化剤となる)−IMDI(
コロネー1−EH1日本ポリウレタン社製)をNGO1
0H=1.0となるように配合し、トルエン20重量部
、酢酸ブチル20重最部、キシレン20重り部、酢酸エ
チル20重量部、セロソルブアセテート10重量部、お
よびツルペッツ100が10重量部からなるシンナーに
て、塗装粘度である15秒(No、4フオードカツプ、
20”C)に希釈した。(3)・・・ポットライフの測
定上記により15秒の粘度に調整した2種類の塗料を密
1η状態で40℃中に保持し、一定時間ごとに取り出し
てエアスプレーにて塗装し、明らかに塗面の平滑度が悪
くなった時点を測定してポットライフとした。又同時に
上記15秒の粘度に希釈済みの塗料を、40℃にて8時
間密閉状態で加温する促進試験を行ない、初期の15秒
に対する促進試験後の粘度の比をとって増粘率とした。
コロネー1−EH1日本ポリウレタン社製)をNGO1
0H=1.0となるように配合し、トルエン20重量部
、酢酸ブチル20重最部、キシレン20重り部、酢酸エ
チル20重量部、セロソルブアセテート10重量部、お
よびツルペッツ100が10重量部からなるシンナーに
て、塗装粘度である15秒(No、4フオードカツプ、
20”C)に希釈した。(3)・・・ポットライフの測
定上記により15秒の粘度に調整した2種類の塗料を密
1η状態で40℃中に保持し、一定時間ごとに取り出し
てエアスプレーにて塗装し、明らかに塗面の平滑度が悪
くなった時点を測定してポットライフとした。又同時に
上記15秒の粘度に希釈済みの塗料を、40℃にて8時
間密閉状態で加温する促進試験を行ない、初期の15秒
に対する促進試験後の粘度の比をとって増粘率とした。
結果を第2表に示す。
(4)・・・塗装
「塗料の調整」で希釈された15秒の粘度の2種類の塗
料につき、カチオン電着塗膜上に中塗塗装が施され、本
所された70mmxl 50mmxQ。
料につき、カチオン電着塗膜上に中塗塗装が施され、本
所された70mmxl 50mmxQ。
8mmの大きさの鋼板に、膜厚35〜40μとなるよう
に、それぞれエアスプレーにて塗装し、80℃にて30
分焼付乾燥を行なった。更に24時間室温に放置したも
のを試験片とし、以下の試験を行なった。
に、それぞれエアスプレーにて塗装し、80℃にて30
分焼付乾燥を行なった。更に24時間室温に放置したも
のを試験片とし、以下の試験を行なった。
(5)・・・試験
以下の試験は、上記で得られた白色塗膜およびメタリッ
ク塗膜の2種類につきそれぞれ行なった。
ク塗膜の2種類につきそれぞれ行なった。
鉛筆硬度試験は、三菱ユニ鉛筆を用い、45度の角度で
塗膜を引掻いて硬度を測定した。付着性はカッターナイ
フにて塗膜に1ミリ四方の基盤目を100個きざみ、セ
ロテープを圧着して引き剥がしたときの塗膜が残存する
まず目の数で判断した。耐水付着性は40℃の温水中に
試験片を10日間浸漬し、その後上記付着性試験を行な
った。
塗膜を引掻いて硬度を測定した。付着性はカッターナイ
フにて塗膜に1ミリ四方の基盤目を100個きざみ、セ
ロテープを圧着して引き剥がしたときの塗膜が残存する
まず目の数で判断した。耐水付着性は40℃の温水中に
試験片を10日間浸漬し、その後上記付着性試験を行な
った。
光沢は60度グロスでの光沢計の数値を測定した。
耐候性はウェザ・オ・メータにて1200時間促進耐候
性試験を行ない、その後の光沢を測定し、初期の光沢に
対する光沢保持率を算出した。又同時に色差計くスガ試
験機社製)にて、耐候性試験前のものとのハンターの1
−abによる△Eを測定した。結果を第2表に示す。
性試験を行ない、その後の光沢を測定し、初期の光沢に
対する光沢保持率を算出した。又同時に色差計くスガ試
験機社製)にて、耐候性試験前のものとのハンターの1
−abによる△Eを測定した。結果を第2表に示す。
(実施例2〜3)
HPMAを10および20重量部、MMAを49.5お
よび39.5重量部とすること以外は実施例1と全く同
様にしてアクリルポリオールをそれぞれ合成し、それぞ
れについて同様に塗料を調整し、同様に塗装、乾燥を行
ない、同様にポットライフの測定を行ない、同様の試験
を行なった。
よび39.5重量部とすること以外は実施例1と全く同
様にしてアクリルポリオールをそれぞれ合成し、それぞ
れについて同様に塗料を調整し、同様に塗装、乾燥を行
ない、同様にポットライフの測定を行ない、同様の試験
を行なった。
結果を第2表に示す。
(実施例4〜6)
HPMAをそれぞれ10fflffi部、スチレンをそ
れぞれ20.30.40重間部、MMAをそれぞれ44
.5.34.5.24.5mm部とすること以外は実施
例1と全く同様にして、それぞれアクリルポリオールを
合成し、それぞれについて同様に塗料を調整し、同様に
塗装、乾燥を行ない、同様にポットライフの測定を行な
い、同様に試験を行なった。結果を第2表に示す。
れぞれ20.30.40重間部、MMAをそれぞれ44
.5.34.5.24.5mm部とすること以外は実施
例1と全く同様にして、それぞれアクリルポリオールを
合成し、それぞれについて同様に塗料を調整し、同様に
塗装、乾燥を行ない、同様にポットライフの測定を行な
い、同様に試験を行なった。結果を第2表に示す。
(比較例1〜3)
スチレンをそれぞれ15重量部とし、HPMAを用いず
2−HEMAをそれぞれ5.10.20千母部、MMA
をそれぞれ54.5.49.5.39.5重石部とする
こと以外は実施例1と全く同様にして、それぞれアクリ
ルポリオールを合成し、それぞれについて同様に塗料を
調整し、同様に塗装、乾燥を行ない、同様にボッl−ラ
イフの測定を行ない、同様に試験を行なった。結果を第
2表に示ず。
2−HEMAをそれぞれ5.10.20千母部、MMA
をそれぞれ54.5.49.5.39.5重石部とする
こと以外は実施例1と全く同様にして、それぞれアクリ
ルポリオールを合成し、それぞれについて同様に塗料を
調整し、同様に塗装、乾燥を行ない、同様にボッl−ラ
イフの測定を行ない、同様に試験を行なった。結果を第
2表に示ず。
(評価)
第2表より明らかに、本発明の実施例のアクリルウレタ
ン塗料用組成物は、各種塗膜物性は比較例とほとんど同
等であるにもがかわらず・ポットライフが8時間以上と
充分長く、増粘率も小さくなっている。これはHPMA
の第2級水酸基の効果によるしのであることは明らかで
ある。またスチレン荀が増加するにつれて初期光沢値が
増大していることも明らかである。
ン塗料用組成物は、各種塗膜物性は比較例とほとんど同
等であるにもがかわらず・ポットライフが8時間以上と
充分長く、増粘率も小さくなっている。これはHPMA
の第2級水酸基の効果によるしのであることは明らかで
ある。またスチレン荀が増加するにつれて初期光沢値が
増大していることも明らかである。
Claims (4)
- (1)アクリルポリオールを主成分とする主剤と、ポリ
イソシアネートを主成分とする硬化剤と、を使用時に混
合して用いる2液型アクリルウレタン塗料用組成物にお
いて、 該アクリルポリオールは、側鎖に少なくとも第2級の水
酸基を有し、該第2級の水酸基による水酸基価が18〜
80であり、モノマー組成中にスチレンモノマーを10
〜40重量%含有して合成されたことを特徴とするアク
リルウレタン塗料用組成物。 - (2)第2級の水酸基はアクリルポリオール主鎖中のメ
タクリル酸ヒドロキシプロピルの水酸基である特許請求
の範囲第1項記載のアクリルウレタン塗料用組成物。 - (3)主剤にはアクリルポリオール樹脂固形分100重
量部に対して酸化防止剤が0.5〜1.5重量部含有さ
れている特許請求の範囲第1項記載のアクリルウレタン
塗料用組成物。 - (4)アクリルポリオールのガラス転移温度(Tg)は
20〜60℃である特許請求の範囲第1項記載のアクリ
ルウレタン塗料用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23498885A JPS6295355A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | アクリルウレタン塗料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23498885A JPS6295355A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | アクリルウレタン塗料用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6295355A true JPS6295355A (ja) | 1987-05-01 |
Family
ID=16979388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23498885A Pending JPS6295355A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | アクリルウレタン塗料用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6295355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215452A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物および該組成物の硬化被膜を有する成形品 |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP23498885A patent/JPS6295355A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215452A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物および該組成物の硬化被膜を有する成形品 |
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