JPS6294187A - 風船の固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂からなる漏斗状の本体と、この本体
の円筒状部分に差し込むことができる棒とを備えた、風
船を固定するための装置に関する。

〔従来の技術〕

ゴム製の風船、あるいは合成樹脂で補強した金属箔製の
風船、すなわちいわゆる金属被覆された合成樹脂−シル
バー風船を固定するために、既にいろいろな装置が知ら
れている。この装置は漏斗状の合成樹脂本体と、この本
体の円筒状部分に挿入可能なまたは挿入されて固着され
た棒を備えている。この場合、漏斗状本体の円錐状部分
は少なくとも一つの穴と他の二つの開口を備え、それに
よって充填された風船の充填管は漏斗内部から穴を通っ
て外部へ引き出され、そして二つの開口と漏斗を通って
案内され、止め輪によって漏斗の外部に固定保持可能で
ある。この固定方法は非常に面倒であるだけでなく、そ
の実施のためにある程度指先が器用でなければならない
。この指先の器用さは手慣れた販売人でさえも気温に左
右される。

特に、このような作業を手袋で行うことは非常に困難で
あるかまたは殆ど不可能である。金属箔風船の場合には
特に、止め輪による接続管の固定保持が非常に困難であ
る。

〔発明の目的〕

本発明は、取り扱い時に前述の欠点のない、冒頭に述べ
た種類の風船固定装置を提供せんとするものである。

〔発明の構成〕

本発明は、漏斗状本体が円筒状部分の開口から漏斗縁ま
で延びるスリットを備えていることを特徴とする。この
スリットは好ましくは母線に沿って延び、漏斗縁に向か
って広がっている。この場合、漏斗の横断面は固定すべ
き風船の形や種類に応じて円くまたは長円形に形成する
ことができる。

漏斗状本体の円筒状部分がその開口のところから始まっ
てスリットに対向して円筒状部分の長さの一部にわたっ
て延びる切り込みを備えていると好都合である。

〔実施例〕

次に、添付の図に基づいて本発明の詳細な説明する。

図に示した固定装置は、全体を１で示した漏斗状の本体
と棒２からなっている。この本体は非常に硬くはない合
成樹脂からなっているので、柔らかくはないが弾力性が
ある。漏斗状の本体は上側に円錐状の部分１１を備え、
この部分につながっている円筒状の部分１２を下側に備
えている。円筒状部分１２が特に円形横断面を有するの
に対し、円錐状部分１１は円形または卵形の横断面を有
していてもよい。この場合、円形横断面の装置は球形の
ゴム風船に適し、卵形横断面の装置はいわゆ′るシルバ
ー風船に適している。本体全体は円筒状部分の開口１２
ａから円錐状部分の漏斗縁１１ａまで延びるスリット１
３を備えている。このスリット１３は図示の実施例では
母線に沿って延びている。しかし、スリットを他の形に
形成することができる。後述の目的のためにスリットが
漏斗状本体の全長にわたって延びることだけが大切であ
る。

スリット１３は好ましくは、漏斗縁１１λに開口するそ
の端部に拡大部１３ａを備えている。漏斗状本体の円筒
状部分１２はその開口１２ａがらその長さの一部にわた
って延びる切り込み１２ｂを備えている。この切り込み
はスリットの反対側に設けられている。円筒状部分１２
の内径および壁厚と、特に合成樹脂管からなる棒２の外
径は次のように決められている。すなわち、円筒状部分
１２に棒２を差し込むことができ、その状態で棒を取り
囲む円筒状部分の一部によって棒がしっかりと締め付け
られるように決められている。

〔発明の作用と効果〕

空気を充填した風船を固定するために、漏斗状本体ｌは
風船充填後で普通のごとく幾らかより合わせた風船充填
管にはめ込まれる。このはめ込みは、充填管を長手方向
から漏斗状本体に差し込むことによってではなく、充填
管をスリット】３から、すなわち側方から漏斗状本体ｌ
に挿入することによって行われる。このように本体を側
方から充填管にはめ込むようにしたことは、手先の器用
さを必要とせず、手袋をはめた手でも容易に行う二とが
できる。その後、漏斗状本体は、それが充填された風船
本体に近接して風船本体が正しく支持されるまで、その
開口から充填管上を摺動させられる。そして、開口１２
ａから突出する充填管の端部が側方から切り込み１２ｂ
内に引き入れられるので、本来の開口１２ａは空になり
、棒２を差し込むことができる。この差し込みによって
、風船の充填管は棒２と円筒状部分１２の間に締め付け
固定されるので、確実に保持され、従って空気が風船か
ら漏れることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は漏斗状本体の側面と、この本体に所属する棒の
一部を示す図、第２図は第１図の本体を反対側から見た
側面図、第３図は前記本体の平面図である。 １・・・漏斗状本体、 ２・・・棒、 １１ａ・・・漏斗縁、 １２・・・円筒状部分、 １２ａ・・・円筒状部分の開口、 １３・・・スリット

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、合成樹脂からなる漏斗状の本体（１）と、この本体
   の円筒状部分（１２）に差し込むことができる棒（２）
   とを備えた、風船を固定するための装置において、漏斗
   状本体（１）が円筒状部分（１２）の開口（１２ａ）か
   ら漏斗縁（１１ａ）まで延びるスリット（１３）を備え
   ていることを特徴とする装置。 ２、円筒状部分（１２）がその開口（１２ａ）のところ
   から始まって円筒状部分（１２）の長さの一部だけにわ
   たって延びる切り込み（１２ｂ）を備え、この切り込み
   がスリット（１３）の反対側に設けられていることを特
   徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３、スリット（１３）が母線に沿って延びていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項または第２項記載の
   装置。 ４、漏斗状本体（１）の円錐状部分（１１）が円形横断
   面を有することを特徴とする、特許請求の範囲第１項か
   ら第３項までのいずれか一つに記載の装置。 ５、漏斗状本体（１）の円錐状部分（１１）が卵形の横
   断面を有することを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   から第３項までのいずれか一つに記載の装置。 ６、スリット（１３）が漏斗縁（１１ａ）に向かって大
   きくなっていることを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項から第５項までのいずれか一つに記載の装置。 ７、棒（２）が合成樹脂によって形成されていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項から第６項までのい
   ずれか一つに記載の装置。 ８、棒（２）が本体の円筒状部分の弾力性によってその
   中で締め付け固定されるように、漏斗状本体（１）の円
   筒状部分（１２）と棒（２）の寸法が決められているこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第７項まで
   のいずれか一つに記載の装置。