JPS6293099A

JPS6293099A - 粉粒体造塊機用可動スクレ−パ−

Info

Publication number: JPS6293099A
Application number: JP23294585A
Authority: JP
Inventors: Koichi Beppu; 別府　紘一
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1985-10-17
Filing date: 1985-10-17
Publication date: 1987-04-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、粉粒体造塊機、特にロール周面に形成した周
凹溝内に粉粒体を供給し、ロール回動を介し、周凹溝内
の粉粒体を連続長尺の帯状体に圧縮成形するものにおい
て、周凹溝面に対する粉粒体付着を防止し、成形面を平
滑に維持して成形の円滑と成形材表面の仕上り外観の向
上を企図したものに関する。

（従来の技術）例えば医薬品、食料品、調味料等の化学、食品分野、煉
瓦、セメント、タイル、石こう等の窯業分野、石炭、鉱
石等の鉱業分野、製鉄、製鋼工業における高炉原料およ
び還元鉄の造塊等の原材料製造工業分野において、各種
の粉粒体を所要形状の塊体（ブリケットその他）に圧縮
成形することは、例示するまでもなく周知の技術であり
、粉粒体造塊機として各種の装置が開発、提供されてい
る。これら造塊機は何れも一対の成形ロールを、そのロ
ール周面を対向させて軸心平行に並設され、両ロール周
面に設けた造型部分に粉粒体を連続的に供給し、両ロー
ルの回動を介し造型部分内の粉粒体を圧縮して、目的の
形状を付与するものである。第４．５図はこれら造塊機
の一般的な形態を示しているが、原料フィーダ部１、ロ
ール成形部２、駆動部３とから構成され、原料フィーダ
部１は、原料である粉粒体の搬入手段、定量フィード機
構を具備し、ロール成形部２側に粉粒体を連続的に供給
するためのホッパ４が設けられ、該ホッパ４内には既知
のように粉粒体を予備圧縮して成形部における一対の成
形ロール間に給送するためのテーパスクリュ等の回動給
送部材が具備される。

これに対しロール成形部２には一対の成形ロール５．５
がそのロール周面を対向させて軸受保持機構６．６を介
して可回動に対置され、駆動部３よりの動力伝達により
回動され、またホッパ４と一体のスロートノズル７が、
成形ロール５，５の上部供給空間を確保して、外部への
粉粒体漏出を防止し、両ロールの対向するロール周面間
へ円滑に予備圧縮された粉粒体が連続的かつ定量的に供
給されるようにしているのであり、かかる造塊機には大
別して、ブリケットマシンとコンパクテイングマシンが
存在する。既知のようにブリケットマシンは、造塊形状
の均一と形状の正確とを目的とし、第６゜７図に示すよ
うに相対向する一対の成形ロール５゜５のロール周面に
、所要断面形状の凹孔状の成形用ポケット８，８をそれ
ぞれロール対向面における接線方向において相一致する
ように対応位置に列設し、図示のようＱこスロートノズ
ル７を介して供給された粉粒体Ａを相対するボケソｌ−
８，８内に圧縮成形することによって、ポケット８，８
の形状に従ったブリケットＡ、が得られるのである。こ
のさい相隣るポケット８．８間には平滑なロール周面が
存在するため、この部分の粉粒体はランド部ａとしてブ
リケットＡＩを連鎖帯状に連結するのであり、このラン
ド部ａは粉粒体Ａの性状にもよるが、自動的に分離し、
あるいは軽い衝撃によって分断するのであり、個々のブ
リケノ）ＡＩが量産できる。これに対しコンパクテイン
グマシンは、その形状に重きを置かず、団結された小片
を量産するためのものであって、フラノトロールかもし
くは、第８，９図に示すように、一対の成形ロール５．
５のロール周面に、ロール軸方向に亘る直線的な凸条９
，９を互い違い状の位置に列設したもので、これによれ
ば粉粒体Ａは、ロール軸方向に亘る圧縮帯状体Ａ２が連
続的に形成され、このさい凸条９，９によって帯状体Ａ
２の表裏両面には凹条９ａが形成されるので、この帯条
体Ａ２を、その長手方向および幅方向にブレーカ−、ス
リッター等、既知の分断装置によって小さなプレート状
の細断小片を得ることができるのである。

またコンパクテイングマシンタイプのものとして、本出
願人の先願である実願昭６０−１００９２８号を第２図
に示す。これは一対の成形ロール５，５のロール周面に
、周方向をめぐるフランジ状の周凸条１０を列設するこ
とによって、相隣る周凸条１０．１０間に周凹溝１１を
形成したものであり、ががる両ロール５，５を、一方の
ロール５における周凸条１ｏが、他方のロール５におけ
る周凹溝１１と正対するように、周凸条１０、周凹溝１
１が互い違いになるように両ロール５，５を並設し、こ
の周凹溝１１を圧縮成形用とし、粉粒体Ａを供給するこ
とにより、周凹溝１１の断面形状に従った圧縮帯状体Ａ
３が連続長尺に得られるのである。これは第８，９図型
式のものに比し、各圧縮帯状体Ａ３がロール幅方向に亘
って互いに分離したものとして得られること、従ってこ
の圧縮帯状体Ａ３を長手方向に亘ってカッティングロー
ル等で幅方向に切断することにより、直ちに細断小片が
量産できること、また断面形状が略正確かつ均一に揃う
点において、改善されたものであり、１２はロール軸方
向の両端側面を遅閉するチークプレートを示している。

何れにもせよ、従来既知の粉粒体造塊機は、上記の第６
，７図によるブリケットマシン、第８．９図に示したも
のおよび第２図に示したコンパクテイングマシンに大別
されるもので、各方向においてこれらマシンが適用され
てρする。

（発明が解決しようとする問題点）上記した従来の粉粒体造塊機においては、次の点におい
て問題点がある。即ち成形開始時における粉粒体の通り
抜けと、ロール周面に対する粉粒体の付着である。即ち
第６，８図に示すように成形運動のスタート時において
は、一対の成形ロール５．５を回転させずに、粉粒体Ａ
を供給し、両ロール間にある程度加圧状態となった時に
、ロール５．５を回転させることによって圧縮成形が行
われるのであるから、ロールを回転させずに原料である
粉粒体Ａを供給した時、一対の成形ロールにおけるロー
ルギャップから粉粒体Ａがそのまま通過してしまうこと
になるが、第６，８図に示したものでは、ブリケットマ
シンの場合は、そのロールギャップは図示のランド部ａ
に相当し、この間隙は清々０．５〜６１程度のため、ま
たコンパクテイングマシンの場合、第８図に示したもの
は凸条９が存在しているので、圧縮帯状体Ａ２の厚みと
なる両ロール５，５のロール表面のギヤツブはβ１であ
るが、凸条９の位置する部分ではβ２のように小さくな
るので、粉粒体Ａは何れも通り抜けることなく保持され
るため、支障ないが、第２図に示したストレートな周凹
溝１１の場合には、その粉粒体Ａの粘度や接着性が高い
場合、あるいは周凹溝１１の深さ以上の粒子径の粉粒体
Ａであれば、通り抜けの心配はないが、そうでない粉粒
体Ａは通り抜けてしまうことになる。またロール周面に
対する粉粒体Ａの付着についてみれば、その成形運動が
開始された後では、第７，９図に示すように、両ロール
５．５の周面の凹凸部では周速が異なるため、成形材と
ロール周面との離脱性は高いが、粉粒体Ａが粘度や接着
性が高い場合、あるいは粉粒体の噛み込み量が少ない場
合は、第７，８図に示すように、ロール周面や成形面に
付着したままとなったり、割れたり、切れたりするトラ
ブルが生じるのである。この点は第２図に示したストレ
ートの周凹溝１１の場合でも同様であり、かかるロール
表面への材料の付着、堆積は、次の成形動作の支障とな
り、円滑な運転を阻害し、また成形品表面の不整を生じ
るのである。

（問題点を解決するための手段）本発明においては、前記した２つの問題点が特に生じ易
い第２図に示したストレートな周凹溝を有するコンパク
テイングマシンタイプのものにおいて、その成形当初に
おける原料通り抜けと成形面に対する原料付着を、確実
かつ有効に防止し、品質の優れた圧縮成形体が円滑に得
られるようにしたものであって、具体的には、一対の成
形ロールを、そのロール周面を対向させて可回動に並設
し、両ロール周面の対応位置に形成した圧縮成形用周凹
溝内に粉粒体を供給し、両ロールの回動を介して圧縮帯
状体を連続的に成形する粉粒体造塊機において、前記成
形ロールにおける圧縮帯状体の出口側に、前記周凹溝内
に遊合されかつ周凹溝面に沿って摺動自在に設けられる
可動スクレーパーを配設することにある。

（作　　用）本発明の技術的手段によれば、第１．２．３図に示すよ
うに、一対の成形ロール５，５において、その周方向に
めぐる各周凹溝１１内に、周凹溝１１の断面形状と適合
する外形を持つスクレーバー１３を、周凹溝１１に沿っ
て上下方向に摺動自在に遊合させることによって、両成
形ロール５，５による成形開始時には、第１図に示すよ
うに、実線位置にあるスクレーバー１３を、鎖線で示す
ように周凹溝１１に沿って上方に移動、進出させること
により、このスクレーバー１３によって両成形ロール５
，５の出口側における開放空間を閉塞することができる
。即ちこのことは両ロール５，５を回転させないで粉粒
体Ａを両ロール５．５の対向する接合面間に上方より供
給した時、ストレートな周凹溝１１のため、粉粒体Ａが
ロール下方にｉｉｌり抜けることを防ぐプラグとしての
作用を生じるのであり、従って両ロール５，５間にある
粉粒体Ａがある程度加圧状態に圧密化した時、両ロール
５，５を回動させ、周凹溝１１内に圧縮成形することが
円滑に可能となるのである。かくして成形作業がスター
トすれば、スクレーバー１３を実線位置に後退させれば
、圧縮帯状体Ａ３は図示のように、スクレーバー１３の
先端を介し、両ロール５．５は出口側に設けた出側ガイ
ド１４゜１４をへて下方に垂下、直進して進出され、図
示省略しであるが、この連続長尺の圧縮帯状体Ａ３は、
ピンチローラで挟持させ、その周面にカッターを列設し
たカッティングロール（既知のものである）等によって
、幅員方向に亘って定寸毎に切断され、所要の細断小片
としてのブリケットが得られることになる。またスクレ
ーバー１３が常時実線位置で周凹溝１１面に沿っている
ことにより、圧縮帯状体Ａ３の一部が周凹溝面に付着し
て離れない等のトラブルがなく、周凹溝１１は常に平滑
にクリアされ、このことは成形を円滑にし、且つ得られ
る成形体表面の平滑な仕上げ面を得ることができるので
ある。

（実施例）本発明によるスクレーパー実施例を、第１，３図におい
て説示する。この実施例ではスクレーパー１３は、周凹
溝１１の断面形状と適合する断面形状のかつ適当な長さ
のもとに、周凹溝１１にｍ動自在に遊合する円弧状のア
ームとされ、成形ロール５の周囲ＹＩ１１１の数と同数
のスクレーパー１３が、ロール５の軸方向に亘って横断
し、かつ外周面における周凸条１０の各表面と遊合する
共通のバー１５に一体化され、バー１５の軸方向両端に
はロール５のシャフトに遊嵌されるボスリング１６．１
６が設けられることによって、非回動に保持され、スク
レーパー１３の各周凹溝１１に沿う上下方向への移動に
は、前記バー１５に駆動シリンダ１７のピストンロッド
１７ａをピン軸１８、連結部１９によって連結し、シリ
ンダ１７を適宜固定のブラケッ）２０に、枢支連結部２
１を介して枢支させることによって行う。またいうまで
もなく、各ロール５，５毎にスクレーパー１３を設ける
のであり、第１図に示す通りである。この図例ではロー
ル軸芯と置忘でスクレーパー１３が回動するようにして
いるが、これはスクレーパー１３をロールの接線方向に
直進的に進退させるようにすることも可能であり、周凹
溝１１面に沿っての摺動は、スクレーパー１３が円周方
向に回動して進退するものと、接線方向に直線的に進退
するものを包含する。またスクレーパー１３の駆動手段
は、流体圧シリンダのみでなく、直動ネジを有する電動
式、成形ロール軸芯と置忘のボスリング１６部分を、ギ
ヤ、チェノ、タイミングベルト等で回動させるようにし
ても同効である。

（発明の効果）本発明によれば、成形ロール５，５のロール周面をめぐ
る周凹溝１１を圧縮成形空間とすることによって、第６
図に示したブリケットマシンに比べ、ロール構造が簡単
でしかも規格、成形性において、第８図に示したコンパ
クテイングマシンよりも有利な粉粒体造塊機において、
成形開始時には粉粒体のストレートな通り抜けを塞ぐプ
ラグとなり・成形開始後はロール周面に付着する成形材
料を確実に剥離させるスクレーパーとして両様に働く可
動スクレーパー１３により、そのストレートな周凹溝１
１によって生じる問題点を解決できる点において優れる
。即ち対向する画成形ロール５，５において、成形当初
、まだ成形圧が作用せず、圧密化されていない粉粒体（
周凹溝１１より小さな寸法、サイズの粉粒体）が通過、
落下することをなくし、成形圧力の作用で圧縮成形が生
じるまで粉粒体を確実に保持し、また粘着性の高い原料
、特に高温状態の還元鉄等では、ロールに対する付着性
がきわめて高いが、これらを完全に周凹溝１１面より剥
離し、かつこれにより成形面を常にクリアにするため、
成形体の当接する外面も円滑な表面となり、また成形操
作も円滑に遂行できるもので、この種粉粒体造塊機の問
題点をなくし、その優れた利点を支障なく発揮できるの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の縦断正面図、第２図は第１図Ａ
−Ａ線断面図、第３図は同Ｂ矢視図、第４図は従来の粉
粒体造塊機側の正面図、第５図は同側面図、第６，７図
は従来のブリケットマシン成形ロールの成形開始前と開
始後の各説明図、第８．９図は従来のコンパクテイング
マシン成形ロールの同状態説明図である。５．５・・・成形ロール、１０・・・周凸条、１１・・
・周凹溝、１３・・・スクレーパー、１５・・・バー、
１６・・・ボスリング、１７・・・駆動シリンダ、Ａ・
・・粉粒体、Ａ３・・・圧縮帯状体。特　許　出　願　人　　株式会社神戸製鋼所手続？１Ｕ
正書（自発）昭和６１年１月２３日昭和６０年特許願第２３２９４５号２、発明の名称粉粒体造塊桟用可動スクレーパー３、補正をする者事件との関係　特許出願人（１１９）株式会社神戸製鋼所４、代理人昭和　　年　　月　　日６、補正の対象・明細書の発明の詳細な説明の欄・図　面７、補正の内容７、補正の内容（１）明細書第９頁１６行目に「鎖線」とあるは、「２
点鎖線」と訂正する。（２）同第１０頁１５〜１６行目に「既知のものである
」とあるは、［特願昭６０−１２６８６２号によるもの
」と訂正する。（３）同第１１頁１６行目に「非回動」とあるは、「可
回動」と訂正する。（４）添付図面中第１図は、別紙の通り補正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一対の成形ロールを、そのロール周面を対向させ
て可回動に並設し、両ロール周面の対応位置に形成した
圧縮成形用周凹溝内に粉粒体を供給し、両ロールの回動
を介して圧縮帯状体を連続的に成形する粉粒体造塊機に
おいて、前記成形ロールにおける圧縮帯状体の出口側に
、前記周凹溝内に遊合されかつ周凹溝面に沿って摺動自
在に設けられる可動スクレーパーを配設することを特徴
とする粉粒体造塊機用可動スクレーパー。