JPS6292900A - 色の評価方法 - Google Patents

色の評価方法

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JPS6292900A
JPS6292900A JP23427485A JP23427485A JPS6292900A JP S6292900 A JPS6292900 A JP S6292900A JP 23427485 A JP23427485 A JP 23427485A JP 23427485 A JP23427485 A JP 23427485A JP S6292900 A JPS6292900 A JP S6292900A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、物体の色の同一性を定量的に評価する方法に
関する。
[従来の技術とその問題点] 化粧品、繊維、塗料等の製品においては、「色Jは最も
重要な要素であり、かつ微妙な色が多いため、製品の色
が所定の色と同一であるか異なるかを厳密に評価する必
要がある。これらの製品の色は所定の色と完全に同一で
ある必要はないが、人の目で見て判別できる色の幅、つ
まり、色弁別域以下であることが必要とされる。
従来より、物体の色を評価する方法として、色見本とそ
の物体の色の差を色差式により評価する方法がある。こ
れは、L“a”b*表色系の明度指数しゝ及びクロマテ
ィクネス指数a*。
blを用いて次式から色差ΔE′を求めて色見本と物体
の色の差を評価する方法であり、この色差がある一定の
値以下であると、色が同一であるとみなされる。
ΔE” − [(△1ブ)2+(Δ * )2 +<Δb ” )2
] 1/2ここで、ΔL1.Δa*、Δb9は、それぞ
れ物体と色見本との明度指数L*及びクロマティクネス
指数a、 * 、 b *の差である。なお、この明度
指数L*及びクロマティクネス指数a“。
b*は、XYZ表色系の三刺激値x、Y、Zを用いて、
JIS Z 8729に規定する方法によって求められ
る。
しかしながら、このようにして求められた色差ΔE*に
よって物体の色を評価した場合には、目視によって色を
評価した場合と必ずしも一致しないことが多い。これは
、上記色差式による評価の場合には、色相、彩度及び明
度という色の3つの要素を含めて総合的な値で評価して
いるためであると思われる。すなわち、これら色相、彩
度及び明度のどれか1つの要素のずれが大きい場合でも
他の2つの要素のずれが小さい場合には色差ΔE*が小
さくなるが、実際に目視で評価すると、どれか1つの要
素のずれが大きい場合には全く違った色に見えるからで
ある。
市場において、前記製品の色を評価するのは、人の目で
あるため、上記のような定番的な色差式の方法によって
同一の色であるとみなされても、目視評価によって色の
差が区別できる場合には、同一の色とみなすことはでき
ない。したがって、製品の色の管理は、目視による評価
に頼らざるを得なかった。
しかしながら、この目視評価によって製品の色の管理を
行なう場合には、評価する人によって色に対する感覚に
個人差があり、また、評価する環境によっても色の見え
方が微妙に変化するため、十分に客観性を持った評価を
得ることが困難であった。より正確な色の評価を行なう
ためには、多人数で目視評価を実施し、一定収上の人数
が同一の色であると評価したものについてのみ、同一の
色であるとみなすことが最善の方法であった。
しかし、大ω生産されている製品に対して1つずつこの
ような方法で色の評価を行なうことは、実際には不可能
であった。
そこで、本発明の目的は、目視評価と良く一致し、しか
も十分な客観性及び再現性を有する色の評価方法を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段1 本発明の色の評価方法を説明する前に、まず、色の表示
方法について説明する。
色には、色相、彩度、明度の3属性がある。
色相は、赤、黄み、黄、・・・・・・、青紫、紫、赤紫
から再び赤に連なる環状をなす尺度であり、彩度は、有
彩色の色のさえの度合、すなわら、無彩色からの遠ざか
りぐあいを表わす尺度であり、明度は、黒から白までの
明るさの段階を示す尺度である。これらの3属性の色相
、彩度、明度を、第8図に示すように、それぞれ空間中
の円周方向、放射状方向、上下方向にとった色空間を考
え、すべての色を所定の位置に置き、適当な番号や記号
をつけ、これによって色を表示する方法が以下に説明す
る7ンセル表色系である。
マンセル表色系においては、色相(hue) H1明度
(value) V、彩度(chroma)Cの3属性
がHV/Cの形で数字と記号の組合せで表わされる。
色相日は、赤(R)、@(Y)、緑<G)、青(B)、
紫(P)の5色相を基本として、それらの中間にYR,
GY等を入れて10色相に等区分し、さらに各色相を例
えば、1R12R1・・・・・・、5R1・・・・・・
、10Rのように10区分したものである(、第9図参
照〉。また明度Vは、理想的な黒を0、理想的な白を1
0とて、その間を明るさの知覚の差が等しくなるように
して分割したものである。さらに彩度Cは、無彩色をO
としてさえかたの度合の増加に従って、等歩度に順次1
,2,3.・・・として刻んだものである。第10図は
等色相面における明度V及び彩匹Cの配列を示したもの
である。無彩色を中心にとり、色相、明度、彩度の3属
性を系統的に整理すると、第11図に示す色立体が構成
される。色立体は円筒座標系であるが、一つの色はこの
座標系の点の位置で表わされる。例えば、5R4/14
はさえた赤を表わす。無彩色は、色相、彩度の属性がな
いので、略号Nだけ用(Xで、例えばN9.5のように
明度だけで表わす。
ある物のマンセル表色系における色の表示記号の定め方
には、標準色票との直接比較から定める方法と、後述す
るXYZ表色系における色度座標x、y及び三刺激値Y
の値からJIS l 8721の付表1若しくは付表2
または何口1〜9を用いて、補間法または補体法によっ
て定める方法がある。
次に、XYZ表色系による色の表示方法について説明す
る。
XYZ表色系において色を表示するには、原則として、
色度座標x、y及び刺激値Yを用いる。以下、これらの
値を求める方法について説明する。まず、次式により、
物体の三刺激値X。
Y、Zを求める。
Y = K 5””P(λ)7(λ)ρ(λ)dλ39
゜ ・・・・・・(1) 透過物体の場合: ・・・・・・(2) ここで、λは波長、P(λ)は色の表示に用いる標準の
光の分光分布、マ〈λ)、y(λ)。
2(λ)はXYZ系に基づく等色関数、ρ(λ)は分光
反射率分布、τ゛(λ)は分光透過率分布である。なお
、物体の色はそれを照明する光によって影響されるため
、国際照明委員会(CIE)により標準の光A、B、C
,D65が定められている。この標準の光の分光分布は
JIS z 8701の付表3その他の文献に記載され
ている。
次に、これらの三刺激値を用いて色度座標X。
yを次式によって求める。
・・・・・・(3) この色度座標x、y及びY刺激値を用いて色が完全に表
わされる。
最後に、 * a* b *表色系について説明する。
L*a*b1表色系において色を表示するには、明度指
数し*及びクロマテイクネス指数m、b*による。これ
らの値はXYZ表色系における三刺激値x、Y、Zを用
いて次式から求められる。
L*−116(Y/Y  )1/3−16(Y/Yo>
 0.008856 ) a*= 500[(X/X  )   −(Y/Y  )   
]n b9= 200[(Y/Yn )   −(Z/Zn )   
]ここで、X  、Y  、Z  は完全拡散反射面n
     n     n のXYZ系における三刺激値である。
以下、本発明の色の評価方法について説明する。本発明
の方法は、被評価物の色を基準物の色と比較して同一と
みなせるかどうかを判別する方法であって次の■〜■の
手順からなる。
■ 被評価物のマンセル表色系の色相H1明度V、彩度
Cの基準物に対する許容誤差の絶対値をそれぞれ、予め
設定しておく。例えば、色相H1明度■、彩度Cの許容
誤差をそれぞれ±ΔHp1±Δ■p、±ΔCpと設定す
る。
ここにおいて基準物というのは、ある物の色を他の物の
色と比較する場合に、比較される側の物を示し、ある物
の色を色票と比較する場合はその色票が基準物となり、
製品どうしを比較する場合には一方の製品が基準物とな
る。
■ 被評価物が反射物体である場合には分光反射率分布
を、透過物体である場合には分光透過率分布を測定する
■ その分光反射率分布または分光透過率弁イUノ値ト
、色の表示に用いる標準の光の分光分布と、XYZ系に
基づく等色関数とを用いて、前記の(1)式または(2
)式により三刺激値X。
Y、Zを求める。
■ この三刺激値x、Y、Zを用いて(3)式から色度
座標x、yを求める。
■ 色度座標x、yおよび三刺激値のYからマンセル表
色系の色相H1明度V、彩度Cを求める。これは、例え
ば、JI328721の付表1若しくは付表2または付
図1〜9を用いて、補助量法または補助外法によって求
める。
Lの これらの色相H1明度■、彩度Cとそれぞれ基準
物の色相H1明度■、彩度Cとの差ΔH1Δ■、ΔCが
すべて、それぞれの許容誤差の範囲内であることを条件
として、その被評価物と基準物の色彩とを同一とみなす
。つまりΔH≦1ΔH1)lかつ△V≦1ΔVJ lか
つΔC≦1ΔCp  lとなる場合に基準物と被評価物
の色は同一であるとみなす。色相差へH、明度差ΔV、
彩度差△Cを3次元の直交座標空間の直交する各軸にと
ると、第5図に示すように、許容誤差の範囲は各軸ΔH
1ΔV、ΔCに関して対象な直方体となり、被評価物を
この座標空間に置いた場合に、それがこの直方体の内部
にあると基準物と同一の色であるとみなされる。この場
合、基準物がマンセル色票や色見本等であって、その色
相H1明度V1彩度Cが既知の場合にはその値を用いれ
ば良いが、基Q′#Jが他の製品であるような場合には
上記の■〜■と同様の方法によりその値を求める。
[作  用] 上記の色の評価方法によると、被評価物と基準物の色相
差、明度差、彩度差がすべて、それぞれに設定された許
容誤差内である場合のみに、被評価物の色と基準物の色
とを同一・であるとみなし、つまり、色の3属性である
色相、明度、彩度がすべて近似しているものを同一とみ
なしているので、目視により被評価物の色と基準物の色
の同一性を評価した場合の結果に十分に一致する。この
ように、本発明の方法による色の評価結果と目視による
色の評価結果が良く一致するのは、特にマンセル表色系
を用いて評価を行なったことに起因する。つまり、本来
マンセル表口系における色相H1明度V、彩度Cは、そ
れぞれ色相の知覚の差、明度の知覚の差、彩度の知覚の
差が等歩度になるように定められているからである。
「実施例1 以下、図面に基づいて本発明の一実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の色の評価方法を実施するための装置
を示している。1は物体の分光反射率および分光透過率
を測定する分光光度計であり、少なくとも波長380 
n1ll〜780nmの可視光領域を測定できる装置で
ある。2はROM、RAM、磁気ディスク等の第1の記
憶装置であり、XYZ表色系における等色関数×(λ)
7(λ)、Y(λ)と、標準の光の分光分布P(λ)と
、三刺激値のY及び色度座標x、yとマンセル値H,V
、Cの対G表(J[S l 8721の付表1若しくは
付表2または付図1〜9)が記憶されている。3は第2
の記憶装置であり、マンセル値である色相H1明度V、
彩度Cの許容誤差ΔHp、ΔVD、△Coが記憶されて
いる。4はマイクロコンピュータ等の演算装置であり、
分光光度計1で測定されたデータ及び第1の記憶装置2
に記憶されているデータを用いてマンセル値H,V、C
を求める作業や、基準物のマンセル値と被評価物のマン
セル値との差を求めて、それが第2の記憶装置3に記憶
されている許容誤差内であるかどうかを判断する作業等
を行なうものである。5はディスプレイ、プリンタ等の
表示装置であり、求められたマンセル値、評価結果等を
表示するものである。
次に、この装置を用いて物体の色の評価をする方法につ
いて説明するが、まず、物体のマンセル値H,V、Cを
求める方法を第2図を用いて説明する。
ステップ■:分光光度計1を用いて、物体が反射物体の
ときは分光反射率分布ρ(λ)を、物体が透過物体のと
きは分光透過率分布τ(λ)を測定する。この実施例に
おいては、反射物体を測定する場合について説明するの
で、分光反射率分布ρ(λ)を測定する。
ステップ■:その分光反射率分布ρ(λ)、第1の記憶
装置2叫記憶されている標準の光の分光分布P(λ)、
および等色関数×(λ)。
7(λ)、ア]λ)を用いて、次式から三刺激値x、Y
、’Zを求める。
X=にビニ:P(λ)7(λ)ρ(λ)dλステップ■
:三刺激値X’、Y、Zを用いて次式から色度座標×、
yを求める。
x+y+z ステップ■:色度座標x、yおよび三刺激値のYを用い
て、第1の記憶装置2に記憶されているx、y、Yとマ
ンセル値の対応表からマンセル表色系における色相H1
明度、彩度Cを求める。
本発明においては、以上のようにして求められた被評価
物のマンセル値1−1.V、Cを基準物のマンセル値と
比較し、それぞれの値の差、つまり、色相差△H1明度
差△V、彩度差△Cがすべて許容誤差内であることを条
件として、被評価物の色が基準物の色と同一であるとみ
なすものである。
次に、許容誤差Δ1−1p、八Vp、ΔCpの定め方の
一例について説明する。
肌色の近似色のサンプル50個についてそれらが見本と
同一の色であるかどうかを、5人の評価者が目視によっ
て評価し、4Å以上が同一であるとしたものを良(○)
、3人が同一であとしたものを可(△)、2Å以下が同
一であるとしたものを否(X)とする。そして、これら
のサンプル及び見本のマンセル値H,V、Cを上記の方
法によって求め、ざらに、サンプルのマンセル値と見本
のマンセル値の差Δト1.ΔV。
ΔCを求める。そして、これを第3図(a)〜(C)に
示すように、色相差ΔH1明度差ΔV、彩度差ΔCを各
軸とする3次元直交座標系の空間に、各サンプルについ
て○、△、Xの記号でブロワ1〜する。
目視評価によって4Å以上が同一であるとしたものを許
容範囲とする場合には、第3図に実線で示づような直方
体の領域内にはいるものが見本と同一の色であるとみな
され、すなわち、色相差、明度差および彩度差の許容誤
差はそれぞれ△Hp =+0.4、ΔVp−+0.15
、ΔCp−±0.15となる。目視評価によって3Å以
上が同一であるとしたものを許容範囲とする場合には、
第3図に破線で示すような直方体の領域内にはいるもの
が同一であるとみなされ、すなわち色相差、明度差及び
彩度差の許容誤差は、それぞれ△Hρ=±0.5、△V
o=±0.25、ΔCp=±0.25となる。このよう
に、評価の基準を厳しぐするか緩やかにするかによって
、許容誤差の範ffl1である直方体の・大きざを定め
る。
参考のために、上記と同一のサンプルおよび見本につい
て、lブ * b*表色系の明度指数L”J3よびクロ
マテイクネス指数 * 、 b*を求め、これらの値の
サンプルと見本との差、Δし 、Δa 、Δb9を各軸
とする3次元直交座標系の空間に各リンプルをプロット
したものを第4図に示す。この図かられかるように、許
容誤差範囲を直方体に定めるのは不可能であり、許容誤
差範囲は、Δa*軸、Δb*軸に関して非対象な楕円の
断面を有する円柱となる。
このようにL8a*b*表色系の明度指数1−*および
クロマティクネス指数 *、b*によって色の同一性を
評価する場合には、被評価物の色によって許容誤差範囲
の形が異なり、被評価物ごとに許容範囲を定めなければ
ならならないことが実験から確かめられている。
本発明の色の評価方法を製品の製造時に利用する場合及
び製品の品質管理に利用する場合について、第6図及び
第7図を参照しながら説明する。
第6図は上記方法を製品の製造時に利用する場合の手順
を示すフローチャートである。まず、製品を試作しくス
テップ■〉、見本となる色の分光反射率分布または分光
透過率分布を測定する(ステップ■)。次に、試作品の
分光反射率分布または分光透過率分布を測定しくステッ
プ■)、見本と試作品のマンセル値HV/Cを計σする
(ステップ■)、さらに、見本と試作品の色差、すなわ
ち色相差△H1明度差ΔV1彩度差ΔCを計算する(ス
テップ■)、、ステップ■において、これらの色相差Δ
H1明度差ΔV1彩度差ΔCがすべて、予め設定された
それぞれの許容誤差、ΔHp、ΔVp、ΔCpの範囲内
であるかどうかによって合格、不合格を判断する。不合
格の場合には、ステップ■に進んで試作の処方を変更し
て、その処方で試作を行ない(ステップ■)、ステップ
■に戻り、上記と同様に色の評価を行なう(ステップ■
〜■)。ステップ■において合格の場合には、ステップ
■に進み製品を大過生産する。
第7図は上記方法を製品の品質管理に利用する場合の手
順を示すフローチャートである。まず、見本となる色の
分光反射率分布または分光透過率分布を測定する(ステ
ップ■)。次に製品の分光反射率分布または分光透過率
分布を測定しくステップ■)、見本と製品のマンセル値
HV/Cを計算しくステップ■)、さらに、見本と製品
の色差、すなわら色相差ΔH1明度差ΔV、彩度差ΔC
を81算する(ステップ■)。
ステップ■において、これらの色相差△H1明度差ΔV
、彩度差ΔCがずべて、予め設定されたそれぞれの許容
誤差、ΔH1l、Δvp1ΔCpの範囲内であるかどう
かによってその製品の合格、不合格を判断する。不合格
の場合には、製造現場のフィードバックが行なわれる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の色の評価方法は、被評圃物と基
準物とのマンセル表色系における色相差、明度差及び彩
度差がすべて、それぞれ予め設定された許容誤差内であ
ることを条件として両者の色が同一であるとみなすもの
であり、その評価結果は目視評価の結果と良く一致し、
しかも十分な客観性及び再現性を有する。また、許容誤
差範囲は、色相差、明度差及び彩度差を各軸にとった3
次元直交座標空間において直方体であるので、この許容
誤差を定めるのが容易であり、また、被評価物の種類ご
とに許容誤差範囲を定める必要もなく、色の評価が簡単
かつ正確にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する装置を示したブロッ
ク図、 第2図は、物体のマンセル値を求める方法を示したフロ
ーチャート、 第3図(a)〜(C)は、目視評価されたサンプルを、
色相差ΔH1明度差ΔV及び彩度差ΔCを各軸にとった
3次元直交座標空間にプロットしたグラフであり、第3
図(d)は、許容誤差範囲を示す図、 第4図(a)〜(C)は、同サンプルを1フa*b*表
色系における明度指数の差ΔL*、クロマティクネ、ス
指数の差Δa*及びΔb*を各軸にとった3次元直交座
標空間にプロットしたグラフ、 第5図は、色相差、明度差及び彩度差の許容誤差範囲を
示す図、 第6図は、本発明の方法を製品の製造時に利用する場合
の手順を示すフローチャート、第7図は、同方法を製品
の品質管理に利用する場合の手順を示すフローチャート
、 第8図は、色の3属性についての説明図、第9図は、マ
ンセル表色系における色相環を示す図、 第10図は、マンセル表色系の等色相面における明度及
び彩度の配列を示す図、 第11図は、色立体を示す図である。 符号の説明 1・・・・・・分光光度系   2・・・・・・第1の
記憶装置3・・・・・・第2の記憶装置 4・・・・・
・演算装置5・・・・・・表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、被評価物のマンセル表色系の色相H、明度V、彩度
    Cの基準物に対する許容誤差の絶対値をそれぞれ予め設
    定しておき、被評価物の分光反射率または分光透過率を
    測定し、その値と色の表示に用いる標準の光の分光分布
    とXYZ系に基づく等色関数とを用いて三刺激値X、Y
    、Zを求め、次にこの三刺激値X、Y、Zから色度座標
    x、yを求め、さらに前記色度座標x、yおよび三刺激
    値のYからマンセル表色系の色相H、明度V、彩度Cを
    求め、これらの色相H、明度V、彩度Cとそれぞれ基準
    物の色相H、明度V、彩度Cとの差がすべて、それぞれ
    の許容誤差の範囲内であることを条件としてその被評価
    物と基準物の色を同一とみなす色の評価方法。
JP23427485A 1985-10-18 1985-10-18 色の評価方法 Granted JPS6292900A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01259243A (ja) * 1988-04-08 1989-10-16 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 不透明鉱物等の顕微鏡画像の自動定量測定方法および装置
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