JPS629272A - 鉄分の検出液 - Google Patents
鉄分の検出液Info
- Publication number
- JPS629272A JPS629272A JP60149698A JP14969885A JPS629272A JP S629272 A JPS629272 A JP S629272A JP 60149698 A JP60149698 A JP 60149698A JP 14969885 A JP14969885 A JP 14969885A JP S629272 A JPS629272 A JP S629272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- detection
- silica gel
- ammonium persulfate
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は鉄分の検出液に関し、さらに詳しくは、チタン
材、ステンレス鋼材の表面を汚染した鉄分の検出塗布液
に関するものである。
材、ステンレス鋼材の表面を汚染した鉄分の検出塗布液
に関するものである。
（従来の技術）
チタン材、ステンレス鋼材等の加工中に飛散した鉄粉が
付着し、チタン材等の表面を汚染した鉄分の検査方法と
してミ該材料を酸洗い後、被検査面に検出液を塗布し、
検出液と鉄との反応によって着色した個所の有無を検査
する方法が実施されている。このような検出液として、
本発明者らは前に過硫酸アンモニウムとスルホサリチル
酸の混合液からなる検出液を提案した（特公昭５５−２
０５４２号公報）。
付着し、チタン材等の表面を汚染した鉄分の検査方法と
してミ該材料を酸洗い後、被検査面に検出液を塗布し、
検出液と鉄との反応によって着色した個所の有無を検査
する方法が実施されている。このような検出液として、
本発明者らは前に過硫酸アンモニウムとスルホサリチル
酸の混合液からなる検出液を提案した（特公昭５５−２
０５４２号公報）。
被検査面に検出液を塗布するには、通常刷毛または脱脂
綿により塗布しているが、被検査面が直立面の場合には
、液の垂れ下りによって検出個所が不明瞭になったり、
液ののりが不充分になって検出されない場合を生じる。
綿により塗布しているが、被検査面が直立面の場合には
、液の垂れ下りによって検出個所が不明瞭になったり、
液ののりが不充分になって検出されない場合を生じる。
特にタンク内面等の曲がった傾斜面を検査する場合には
、検出液が垂れ易くなり、検出着色部が検出液と共に流
動して検出個所が不明瞭となり、また不検出の個所を生
じる恐れがある。また検出着色部が時間の経過につれて
褪色するため、着色の安定性が問題となる。
、検出液が垂れ易くなり、検出着色部が検出液と共に流
動して検出個所が不明瞭となり、また不検出の個所を生
じる恐れがある。また検出着色部が時間の経過につれて
褪色するため、着色の安定性が問題となる。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、直立面
、曲面、および天井面等に塗布しても液の垂れ下りがな
（、かつ検出による着色が安定した検出液を提供するこ
とにある。
、曲面、および天井面等に塗布しても液の垂れ下りがな
（、かつ検出による着色が安定した検出液を提供するこ
とにある。
（問題点を解決するための手段）
本発明の検出液は、過硫酸アンモニウムとスルホサリチ
ル酸の混合液に吸着性の無機化合物、例えばシリカゲル
または酸化アルミニウムを添加したことを特徴とする。
ル酸の混合液に吸着性の無機化合物、例えばシリカゲル
または酸化アルミニウムを添加したことを特徴とする。
上記過硫酸アンモニウムとスルホサリチル酸の混合液の
好ましい組成は、スルホサリチル酸０．２〜１．０重量
％、過硫酸アンモニウム１．０〜３．０重量％、水９８
．８〜９６．０％である。このうち過硫酸アンモニウム
とスルホサルチル酸は鉄分を溶解し、また過硫酸アンモ
ニウムはＦｅ をＦｅ３＋２酸化させるための酸化剤
として作用し、また発色試薬としては、スルホサリチル
酸が反応する。
好ましい組成は、スルホサリチル酸０．２〜１．０重量
％、過硫酸アンモニウム１．０〜３．０重量％、水９８
．８〜９６．０％である。このうち過硫酸アンモニウム
とスルホサルチル酸は鉄分を溶解し、また過硫酸アンモ
ニウムはＦｅ をＦｅ３＋２酸化させるための酸化剤
として作用し、また発色試薬としては、スルホサリチル
酸が反応する。
発色は錯塩形成による赤紫色の着色である。
本発明において、前記混合液に添加する吸着性の無機化
合物は、上記発色した色素化合物を吸着して安定化する
とともに、検出液の付着性を高めるとともに発色液と反
応を起さない安定なものであればよく、シリカゲル、酸
化アルミニウムが好ましい。添加するシリカゲルまたは
酸化アルミニウムの量は混合液１ｍｌにつき約０．８ｇ
以上、好ましくは０．９〜１．２ｇである。上記添加量
が少なくすぎると、検出液の垂れ下りを生じ、前記のよ
うに検出精度が低下する。また必要以上の添加量は塗布
を困難にし、また経済的に不利となる。
合物は、上記発色した色素化合物を吸着して安定化する
とともに、検出液の付着性を高めるとともに発色液と反
応を起さない安定なものであればよく、シリカゲル、酸
化アルミニウムが好ましい。添加するシリカゲルまたは
酸化アルミニウムの量は混合液１ｍｌにつき約０．８ｇ
以上、好ましくは０．９〜１．２ｇである。上記添加量
が少なくすぎると、検出液の垂れ下りを生じ、前記のよ
うに検出精度が低下する。また必要以上の添加量は塗布
を困難にし、また経済的に不利となる。
上記吸着性のシリカゲルまたは酸化アルミニウムには、
その混合性または塗布性を改善するために酸化チタン、
石膏等の無機化合物を添加することができる。
その混合性または塗布性を改善するために酸化チタン、
石膏等の無機化合物を添加することができる。
シリカゲルまたは酸化アルミニウムに酸化チタン、石膏
等を添加する場合には、シリカゲルまたは酸化アルミニ
ウムに対して約３０重量％以下とすることが色調の鮮明
性および安定性を維持する上で好ましい。
等を添加する場合には、シリカゲルまたは酸化アルミニ
ウムに対して約３０重量％以下とすることが色調の鮮明
性および安定性を維持する上で好ましい。
過硫酸アンモニウムとスルホサリチル酸の混合液に吸着
性無機化合物（典型的にはシリカゲルまたは／および酸
化アルミニウム）を添加することにより、垂れ下り等の
被検査個所の塗布性が改善されるとともに、゛検出によ
る着色を長時間に亘って安定に保持することができる。
性無機化合物（典型的にはシリカゲルまたは／および酸
化アルミニウム）を添加することにより、垂れ下り等の
被検査個所の塗布性が改善されるとともに、゛検出によ
る着色を長時間に亘って安定に保持することができる。
このため被検査物が大型容器等の場合に発色後時間の経
過とともに褪色が進行することがなくなり、充分時間を
とって高い精度で検査することができる。
過とともに褪色が進行することがなくなり、充分時間を
とって高い精度で検査することができる。
上記検出液を塗布後、これを除去するには一般に水洗を
行えばよく、この場合あらかじめ塗布面に湿りを与えて
おけば、沈水量が少なくてすみ、容易に除去することが
できる。水洗後の排水は白濁しでいるが、そのまま静置
すれば上澄液は透明になり、添加したシリカゲル、アル
ミニウム等は沈澱分離によって回収することができる。
行えばよく、この場合あらかじめ塗布面に湿りを与えて
おけば、沈水量が少なくてすみ、容易に除去することが
できる。水洗後の排水は白濁しでいるが、そのまま静置
すれば上澄液は透明になり、添加したシリカゲル、アル
ミニウム等は沈澱分離によって回収することができる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
（実施例１）
検出液としてスルホサリチル酸１．０重量％、過硫酸ア
ンモニウム３．０重量％および水９６．０％からなる混
合液１０ｍ＃を１００ｍｊ２ビーカーに分取し、これに
第１表に示す種々の無機化合物粉末を添加し、バラ筆で
混ぜ合わせ、直立したチタン板に塗布し、液が垂れ下が
らない添加量、発色速度、色調の安定性等を求めた。そ
の結果を第１表に示す、なお、色調の安定性（時間）は
発色から赤紫色が消失するまでの時間を計測して求めた
。
ンモニウム３．０重量％および水９６．０％からなる混
合液１０ｍ＃を１００ｍｊ２ビーカーに分取し、これに
第１表に示す種々の無機化合物粉末を添加し、バラ筆で
混ぜ合わせ、直立したチタン板に塗布し、液が垂れ下が
らない添加量、発色速度、色調の安定性等を求めた。そ
の結果を第１表に示す、なお、色調の安定性（時間）は
発色から赤紫色が消失するまでの時間を計測して求めた
。
第１表
第１表の結果から、酸化チタンは下地が白色であるため
特に着色が鮮明である酸化アルミニウムまたはシリカゲ
ルを添加した検出液は色調の安定性が格段に優れている
ことが分かる。この理由としては酸化アルミニウムまた
はシリカゲルに発色した色素を吸着して安定化されるた
めと思われる。
特に着色が鮮明である酸化アルミニウムまたはシリカゲ
ルを添加した検出液は色調の安定性が格段に優れている
ことが分かる。この理由としては酸化アルミニウムまた
はシリカゲルに発色した色素を吸着して安定化されるた
めと思われる。
なお添加する無機化合物の粒径が小さいと、塗布面力（
滑らかで緻密となり、着色が鮮明となることが認められ
た。色調の安定時間の短いものは乾燥が進むにつれて褪
色が進むことが分かった。また色調の安定性が高いもの
は一週間程度は持続することが認められた。
滑らかで緻密となり、着色が鮮明となることが認められ
た。色調の安定時間の短いものは乾燥が進むにつれて褪
色が進むことが分かった。また色調の安定性が高いもの
は一週間程度は持続することが認められた。
（実施例２）
実施例１において、混合液にシリカゲルと酸化チタンの
混合物を第２表に示す割合で添加する以外は同様にして
色調の安定性を試験した結果を第２表に示す。
混合物を第２表に示す割合で添加する以外は同様にして
色調の安定性を試験した結果を第２表に示す。
以下余白
第２表
第２表の結果から、シリカゲルと酸化チタンの混合物を
添加する場合にはシリカゲルが約７０％以上（酸化チタ
ンが約３０％以下）で色調の鮮明性および安定性かとも
に優れることが分かる。
添加する場合にはシリカゲルが約７０％以上（酸化チタ
ンが約３０％以下）で色調の鮮明性および安定性かとも
に優れることが分かる。
（発明の効果）
本発明によれば、鉄分の検出液にシリカゲルまたは／お
よび酸化アルミニウムを添加することにより、直立面ま
たは曲面等に塗布した時の液の垂れ下がりによる検出個
所の不明瞭、不検出等を防止するとともに、この検出さ
れた色調を長時間安定に保持することができる。このた
め検出の際の塗布状況、褪色等による誤差がなくなり、
高精度で鉄分を検出することができる。
よび酸化アルミニウムを添加することにより、直立面ま
たは曲面等に塗布した時の液の垂れ下がりによる検出個
所の不明瞭、不検出等を防止するとともに、この検出さ
れた色調を長時間安定に保持することができる。このた
め検出の際の塗布状況、褪色等による誤差がなくなり、
高精度で鉄分を検出することができる。
Claims (3)
- （１）過硫酸アンモニウムとスルホサリチル酸の混合液
に吸着性の無機化合物を添加したことを特徴とする鉄分
の検出液。 - （２）特許請求の範囲（１）において、吸着性の無機化
合物がシリカゲルまたは／および酸化アルミニウムであ
ることを特徴とする鉄分の検出液。 - （３）特許請求の範囲（１）または（２）において、さ
らに酸化チタンを添加することを特徴とする鉄分の検出
液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60149698A JPS629272A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 鉄分の検出液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60149698A JPS629272A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 鉄分の検出液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS629272A true JPS629272A (ja) | 1987-01-17 |
Family
ID=15480859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60149698A Pending JPS629272A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 鉄分の検出液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS629272A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2563984C1 (ru) * | 2014-10-01 | 2015-09-27 | Федеральное Государственное Автономное Образовательное Учреждение Высшего Профессионального Образования "Сибирский Федеральный Университет" | Способ разделения и определения железа (iii) и железа (ii) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4842774A (ja) * | 1971-09-30 | 1973-06-21 | ||
| JPS5520542A (en) * | 1978-07-28 | 1980-02-14 | Casio Comput Co Ltd | Automatic registering system |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP60149698A patent/JPS629272A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4842774A (ja) * | 1971-09-30 | 1973-06-21 | ||
| JPS5520542A (en) * | 1978-07-28 | 1980-02-14 | Casio Comput Co Ltd | Automatic registering system |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2563984C1 (ru) * | 2014-10-01 | 2015-09-27 | Федеральное Государственное Автономное Образовательное Учреждение Высшего Профессионального Образования "Сибирский Федеральный Университет" | Способ разделения и определения железа (iii) и железа (ii) |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Lindner et al. | Responses of site-controlled, plasticized membrane electrodes | |
| Santana-Casiano et al. | The effect of organic compounds in the oxidation kinetics of Fe (II) | |
| Sander et al. | Study of the complexation, adsorption and electrode reaction mechanisms of chromium (VI) and (III) with DTPA under adsorptive stripping voltammetric conditions | |
| ATE4730T1 (de) | Ascorbatbestaendige zusammensetzung, probevorrichtung und verfahren zum nachweisen eines bestandteils in einem fluessigen probemuster. | |
| Lipfert | Dry deposition velocity as an indicator for SO2 damage to materials | |
| Harrison et al. | Competitive adsorption of polymers and surfactants at the solid/liquid interface | |
| Brasher et al. | Radiotracer studies of the passivity of metals in inhibitor solutions. Part 3.—Influence of pH and oxygen content of chromate solutions on film growth on mild steel | |
| JPS629272A (ja) | 鉄分の検出液 | |
| JPH0223830B2 (ja) | ||
| Labuda et al. | Applicability of chemically modified electrodes for determination of copper species in natural waters | |
| Shpigun et al. | Electrochemical sensors for the stripping voltammetric determination of antimony (III) | |
| CA2229446A1 (en) | Determination of aqueous fluid surfactant concentration | |
| Belal et al. | Polarographic determination of EDTA in certain pharmaceutical dosage forms | |
| Abdalla | Selective spectrophotometric determination of some cephalosporins in pharmaceutical formulations | |
| Hussein et al. | Determination of rhodanase activity with cyanide ion-selective electrodes under flow-stream conditions | |
| JPS562555A (en) | Aqueous solvent for cohesion test | |
| Roseman et al. | The retardation of enamel dissolution rates by adsorbed long-chain ammonium chlorides | |
| Dos Santos et al. | Interaction of lead (II) with sediment particles: a mercury microelectrode study | |
| Krznarić | The influence of surfactants on the measurements of copper and cadmium speciation in model seawater by differential pulse anodic stripping voltammetry | |
| Jovanović et al. | Determination of low levels of cyanide with a silver/silver sulphide wire electrode | |
| Sprycha et al. | Ionic components of charge on oxides | |
| JPS5993885A (ja) | アルミニウム上のクロメ−ト被膜の存在を検出するための方法および組成物 | |
| JPH0358465B2 (ja) | ||
| Neshkova et al. | The behaviour of two types of copper ion-selective electrodes in different copper (II)-ligand systems | |
| JPS61142443A (ja) | 亜硝酸イオンの検出方法および装置 |