JPS6283408A - 液体の粉砕方法 - Google Patents
液体の粉砕方法Info
- Publication number
- JPS6283408A JPS6283408A JP22216285A JP22216285A JPS6283408A JP S6283408 A JPS6283408 A JP S6283408A JP 22216285 A JP22216285 A JP 22216285A JP 22216285 A JP22216285 A JP 22216285A JP S6283408 A JPS6283408 A JP S6283408A
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- JP
- Japan
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- rotating body
- liquid
- onto
- molten
- molten metal
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- Pending
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は遠心アトマイズ法により液体を微細に粉砕す
る方法に関する。
る方法に関する。
従来の技術及び問題点を解決するた20to ”r−1
’L液体を粉砕する方法として遠心アトマイズ法がある
が、この方法は高速で回転する回転体の表面に液体を落
下衝突させ、回転体との衝撃力および回転体の遠心力に
より液体を微細に粉砕しかつ高速で飛散する方法である
。この遠心アトマイズ法の特長は設備が比較的簡単であ
ること、また回転体の速度を変えることにより容易に粉
末の粒度を調整できることにある。
’L液体を粉砕する方法として遠心アトマイズ法がある
が、この方法は高速で回転する回転体の表面に液体を落
下衝突させ、回転体との衝撃力および回転体の遠心力に
より液体を微細に粉砕しかつ高速で飛散する方法である
。この遠心アトマイズ法の特長は設備が比較的簡単であ
ること、また回転体の速度を変えることにより容易に粉
末の粒度を調整できることにある。
遠心アトマイズ装置の略図を第1図に示す。底に小孔2
のある容器1に液体3を入れ、小孔2より回転体4上に
液体を落下させ粉砕する。回転体4はモーターまたはス
ピンドル5により高速で回転する。このような遠心アト
マイズ装置の回転体形状は粉末の粒度、粒形及び飛散速
度等に大きく影響する。回転体としては従来より一般に
第2図のような平な衝突面をもつ回転体が使用されてい
るが、このような平な衝突面をもつ回転体では液体との
衝突時にはね返りが大きく、また摩擦による回転体の遠
心力の伝達が十分でないため液体を十分微細に粉砕し飛
散せしめることが難かしいという問題を有していた。
のある容器1に液体3を入れ、小孔2より回転体4上に
液体を落下させ粉砕する。回転体4はモーターまたはス
ピンドル5により高速で回転する。このような遠心アト
マイズ装置の回転体形状は粉末の粒度、粒形及び飛散速
度等に大きく影響する。回転体としては従来より一般に
第2図のような平な衝突面をもつ回転体が使用されてい
るが、このような平な衝突面をもつ回転体では液体との
衝突時にはね返りが大きく、また摩擦による回転体の遠
心力の伝達が十分でないため液体を十分微細に粉砕し飛
散せしめることが難かしいという問題を有していた。
問題点を解決するための手段
本発明は一11記問題点の改善を行うためになされたも
ので、回転体の液体との衝突面を曲率をもった而とする
ことで液体を効率よく微細に粉砕し飛散させることを目
的とするものである。以下に本発明について記す。
ので、回転体の液体との衝突面を曲率をもった而とする
ことで液体を効率よく微細に粉砕し飛散させることを目
的とするものである。以下に本発明について記す。
第3図に本発明による回転体の典型的な形状を示す。第
3図(a)の凹状の曲率をもつ回転体の場合、回転体中
心に落下した液体は第2図の平な面をもつ回転体上に落
下した場合より曲率をもった分たけはね返りが小さい。
3図(a)の凹状の曲率をもつ回転体の場合、回転体中
心に落下した液体は第2図の平な面をもつ回転体上に落
下した場合より曲率をもった分たけはね返りが小さい。
回転体上に落下した液体は、回転体との衝撃力及び遠心
力により粉砕され、曲率面に沿って加速され回転体端よ
り高速度で飛び出す。また、第3図(b)の凸状に曲率
をもった面を有する回転体の場合、液体は曲率面に沿っ
て滑り落ちる為、液体のはね返りは非常に小さい。
力により粉砕され、曲率面に沿って加速され回転体端よ
り高速度で飛び出す。また、第3図(b)の凸状に曲率
をもった面を有する回転体の場合、液体は曲率面に沿っ
て滑り落ちる為、液体のはね返りは非常に小さい。
曲率面に沿って滑り落ちる液体は回転体より遠心力を効
率よく受は粉砕飛散される。第3図に示した本発明の回
転体においては第2図の従来より一般に用いられている
平な而をもつ回転体に比へ上述のように■液体と回転体
の衝突時における液体のはね返りが小さい■液体に対す
る回転体の遠心力の伝達効率が高いという2つの特長を
もっており、従って従来の平板回転体に比べより均一で
微細な液体の分散が可能となる。
率よく受は粉砕飛散される。第3図に示した本発明の回
転体においては第2図の従来より一般に用いられている
平な而をもつ回転体に比へ上述のように■液体と回転体
の衝突時における液体のはね返りが小さい■液体に対す
る回転体の遠心力の伝達効率が高いという2つの特長を
もっており、従って従来の平板回転体に比べより均一で
微細な液体の分散が可能となる。
本発明の曲率をもった衝突面を有する回転体において、
遠心力の伝達効率が高い理由としては次のように考えら
れる。
遠心力の伝達効率が高い理由としては次のように考えら
れる。
今、簡略化のため液体を球と考える。第4図(a)の場
合、回転体の中心に落ちた液体は遠心力により曲率面に
沿って加速されるが、面上を中心から遠ざかるに従い面
に垂直な力が大きくなり、遠心力の伝達効率が高くなる
。このため液体は微細に粉砕され、高速で回転体から飛
び出す。
合、回転体の中心に落ちた液体は遠心力により曲率面に
沿って加速されるが、面上を中心から遠ざかるに従い面
に垂直な力が大きくなり、遠心力の伝達効率が高くなる
。このため液体は微細に粉砕され、高速で回転体から飛
び出す。
一方、第4図(b)においては落下によるエネルギーが
ほぼそのまま面を滑るエネルギーとなるため而に垂直に
働く力を重力のみの場合(平板回転体の場合)に比べ大
きくなる。従って摩擦力も大きくなり回転体の遠心力が
液体の粉砕、飛散に有効に働く。
ほぼそのまま面を滑るエネルギーとなるため而に垂直に
働く力を重力のみの場合(平板回転体の場合)に比べ大
きくなる。従って摩擦力も大きくなり回転体の遠心力が
液体の粉砕、飛散に有効に働く。
こういった遠心アトマイズ法は最近粉末冶金法による高
性能合金の開発における急冷金属粉末の製造に利用され
つつあり、上記形状の回転体は急冷粉末の製造」二非常
に有効なものである。しがしこの場合、回転体材質の熱
伝導率が高いと溶融金属が回転体表面に沿って滑ってい
る時に凝固することがあり、歩留の低下、粉末粒度の粗
大化等粉末製造」二大きな問題となる。このため回転体
には低熱伝導性の材料を用いる必要がある。この場合の
材料の熱伝導率として0.3caQ/cm−sec・℃
以下のものが望ましい。より好ましくはO,Ic^Q/
cm・sec・℃以下の材料が良い。
性能合金の開発における急冷金属粉末の製造に利用され
つつあり、上記形状の回転体は急冷粉末の製造」二非常
に有効なものである。しがしこの場合、回転体材質の熱
伝導率が高いと溶融金属が回転体表面に沿って滑ってい
る時に凝固することがあり、歩留の低下、粉末粒度の粗
大化等粉末製造」二大きな問題となる。このため回転体
には低熱伝導性の材料を用いる必要がある。この場合の
材料の熱伝導率として0.3caQ/cm−sec・℃
以下のものが望ましい。より好ましくはO,Ic^Q/
cm・sec・℃以下の材料が良い。
実施例
7075アルミニウム合金を溶解し、この溶湯を遠心ア
トマイズ法により粉砕してアルミニウム粉末とした。粉
末製造条件としては、不活性ガス雰囲気中にて1000
°Cで約1 kgの合金を溶解し、回転体回転数500
0rpmにてアトマイズした。回転体形状としては第2
図に示す平板形状と第3図に示す凹型及び凸型形状を、
材質としては銅、鉄、カーボンの3種を用いた。得られ
た粉末は一!4メツシュ以下のものについて、歩留、粒
度分布、平均粒子径を測定した。
トマイズ法により粉砕してアルミニウム粉末とした。粉
末製造条件としては、不活性ガス雰囲気中にて1000
°Cで約1 kgの合金を溶解し、回転体回転数500
0rpmにてアトマイズした。回転体形状としては第2
図に示す平板形状と第3図に示す凹型及び凸型形状を、
材質としては銅、鉄、カーボンの3種を用いた。得られ
た粉末は一!4メツシュ以下のものについて、歩留、粒
度分布、平均粒子径を測定した。
第1表に結果を示す。また第5図に回転体材質としてカ
ーボンを用いた時得られた粉末の粒度分布を回転体形状
について示す。平板に比べ凹型、凸型の方が歩留、平均
粒径ともに良好であり、粒度分布も微細側に移行するこ
とがわかる。
ーボンを用いた時得られた粉末の粒度分布を回転体形状
について示す。平板に比べ凹型、凸型の方が歩留、平均
粒径ともに良好であり、粒度分布も微細側に移行するこ
とがわかる。
発明の効果
以上のように遠心アトマイズ法において金属粉末を製造
する場合、本発明による回転体を用いることにより従来
より粒形、粒度分布等の良好な粉末を歩留よく製造する
ことが可能となった。
する場合、本発明による回転体を用いることにより従来
より粒形、粒度分布等の良好な粉末を歩留よく製造する
ことが可能となった。
第1図は本発明の回転体を使用した遠心アトマイズ装置
の略図的断面図、第2図は従来の回転体の略図的断面図
、第3図は本発明の回転体の略図的断面図、第4図は液
体に対する遠心力を示す模式図、第5図はカーボンを使
用した場合の粒度分布の一例を示す。 1・・・容器、2・・・小孔′、3・・・液体、4・・
・回転体、5・・・モーター。 第1表粉末状作結果 第1図 第2図 第3図 第4図 一一′々 <a> ”Aニー“ 催 凹型 第5図 社 牡(/″772)
の略図的断面図、第2図は従来の回転体の略図的断面図
、第3図は本発明の回転体の略図的断面図、第4図は液
体に対する遠心力を示す模式図、第5図はカーボンを使
用した場合の粒度分布の一例を示す。 1・・・容器、2・・・小孔′、3・・・液体、4・・
・回転体、5・・・モーター。 第1表粉末状作結果 第1図 第2図 第3図 第4図 一一′々 <a> ”Aニー“ 催 凹型 第5図 社 牡(/″772)
Claims (2)
- (1)高速回転する回転体に液体を衝突させ、これを微
細に分砕する遠心アトマイズ法において、回転体の液体
との衝突面が凹または凸の曲率をもった面よりなること
を特徴とする液体の粉砕方法。 - (2)回転体の材質として、熱伝導率が0.3cal/
cm・sec・℃以下の物質を用いることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の液体の粉砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22216285A JPS6283408A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 液体の粉砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22216285A JPS6283408A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 液体の粉砕方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283408A true JPS6283408A (ja) | 1987-04-16 |
Family
ID=16778147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22216285A Pending JPS6283408A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | 液体の粉砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6283408A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105397100A (zh) * | 2014-08-25 | 2016-03-16 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种微细金属粉末的制备方法及实现该方法的设备 |
CN113070480A (zh) * | 2021-03-18 | 2021-07-06 | 中国科学院力学研究所 | 一种用于金属离心雾化制粉的带有扰动结构的转盘 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929928U (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-24 | 株式会社丸一製作所 | 装飾容器 |
JPS59110705A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-26 | Toshiba Corp | 粉末製造用遠心噴霧装置 |
JPS60116704A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Daido Steel Co Ltd | 合金粉末の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-04 JP JP22216285A patent/JPS6283408A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929928U (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-24 | 株式会社丸一製作所 | 装飾容器 |
JPS59110705A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-26 | Toshiba Corp | 粉末製造用遠心噴霧装置 |
JPS60116704A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Daido Steel Co Ltd | 合金粉末の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105397100A (zh) * | 2014-08-25 | 2016-03-16 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种微细金属粉末的制备方法及实现该方法的设备 |
CN113070480A (zh) * | 2021-03-18 | 2021-07-06 | 中国科学院力学研究所 | 一种用于金属离心雾化制粉的带有扰动结构的转盘 |
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