JPS6283081A

JPS6283081A - ごみ処理装置

Info

Publication number: JPS6283081A
Application number: JP60224280A
Authority: JP
Inventors: 柏　仁群
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-10-08
Filing date: 1985-10-08
Publication date: 1987-04-16
Also published as: JPH0126754B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、ごみ処理方法および装置に関し、一層詳細
には密閉された環境内でごみを圧縮して除水および体積
を圧縮した後、箱体を密封して干拓、埋立て、築堤等の
工事の施工材料に利用するごみの処理方法および装置に
関する。

（従来の技術）ごみ処理方法としては焼却法と埋設法が主なものである
が、焼却法は莫大な機械設備と費用を要し、ごみ中の化
学合成物質は焼却時に大量の有毒ガスを発生し、空気の
汚染を招いて悪影響を与え、埋設法は広大な土地を必要
とするうえ、腐敗しない化学合成品等のごみは埋設して
も消失しないため次々と別の土地を求めていかなければ
ならない。

（本発明が解決しようとする問題点）この発明の目的は上記問題を解決し、圧縮して脱水する
と共に小体積にしてコンクリート箱に封入し、干拓、築
堤、擁護壁、埋め立て等の材料として好適に利用できる
ごみ処理方法および装置を提供するも９ので、その特徴
とするところは、一定の空間内で圧縮されたごみを別の
空間内で２段以上積層して圧縮し、この圧縮されたごみ
を別の空間内で２段以上積層してさらに圧縮する工程を
繰り返えし、最終的にはほとんど水分を除去したものを
コンクリート箱中に充填し密封材により密封し、土木材
として利用するごみ処理方法、および負圧密閉工場内に
、ごみ破砕機構から上方向輸送機構を経て、１つの圧搾
機構で圧搾されたごみが次の圧搾機構へ２段以上積層す
るように次々落差を設けて階段状に配列した多段連続圧
搾機構を設け、その後にコンクリート箱充瞑機構および
密閉機構を設けたことを特徴とするごみ処理装置にある
。

以下この発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図はこの発明に係るごみ処理方法を示し、１１６は
外界に対して密閉された工場、１０８はごみ集中場、１
１５は汚水処理設備でこの三者が主体となる。

密閉された工場１１６内には、ごみ運搬車の放荷位置１
０１およびごみ堆積場１０２、また放荷場１０１の近傍
にはごみ運搬車の洗車場１０９がある。

また、ごみ処理機構は、破砕機構３、含鉄物質の電磁分
！ｉ１ｉ機構４、多段圧搾脱水機構６、油圧双方向圧縮
機構７およびごみブロック封入機構１０７より成る。

また密閉された工場１１６には、一連の臭気水洗交換機
構１１０、雑質水滴分離機構１１１、工場負圧制御器１
１２、空気排出機溝１１３が付設されている。

第２図及び第３図において、工場１１６は吸気設備１１
３および負圧制御器１１２によって常に工場内の空気を
吸引し、工場内圧力を１５０ｍｍ乃至３００ｍｍ水柱の
負圧状態にする。工場１１６の出入口は二重扉とし外扉
が開く時には内扉が閉じ、内扉が開く時は外扉が閉じる
ようになっていて、常に工場内の密閉状態を保持してい
る（図示せず）。

ごみ運搬車１００が密閉工場１１６に入った場合、先ず
放荷位置１０１でごみを堆積場１０２に放荷し、ごみ運
搬車１００は洗車場１０９で高温水で洗浄消毒される。

堆積場１０２にはコンベヤー機構があり、ごみを破砕機
構３へ送る。

破砕機構３は上下に一対ずつ配置され、それぞれ反対方
向に相互回転するローラー３０１．３０２．３０３．３
０４を備え、各ローラの周面には歯刃が設けてあり、ご
みが送られて来たときは先ず圧搾破砕処理し、ごみを包
んだプラスチック袋等は破れて中の水分が流出する。

最初の脱水を経たごみは更に電磁装置４に送られ、含鉄
物質を除去される。その他の銅、アルミ等の物質は分離
できる機械的手段がないので人手によって分類し、上方
向輸送機構５へ送る。

上方向輸送機構５は、垂直方向に移動するコンベヤ５０
０があり、その上に多数の輸送盤５０１．５０２．５０
３があってごみは順次この盤中に落ちて上方向へ送られ
る。ごみが上方向輸送機構５の頂上に達したときは別の
多段連続圧搾機構６へ投入される。

多段連続圧搾機構６は階段状に低い位置に配列された多
数連接した圧搾手段６１．６２．６３を備えている。

各圧搾手段は第３図Ａ、第３図Ｂに示すように、上部に
油圧によるプレス板６０２があり、機体には別に油圧に
より前に押し出すことのできるフレーム体６０３があり
、ごみは機体背部の空間部より入る。圧搾機構はプレス
板６０２によりごみを圧搾し大部分の水分を除くとプレ
ス板６０２は上昇してフレーム体６０３が前に進み脱水
したごみを押し出す（第３図Ｂ）。各圧搾手段の配列は
、前進するフレーム体が丁度の次の圧搾手段背部の空間
に落ち込むように階段状に落差を設けて配列されている
ので、第１の圧搾手段で圧搾された２個以上のごみを第
２の圧搾手段に積層して圧搾し、この第２の圧搾手段で
圧搾された２個以上のごみはさらに第３の圧搾手段へ進
むという具合に、ごみは何回も圧搾されて、ごみの中に
含まれる大部分の水分は除かれる。

第４図は圧縮機構７を示す。７００は入口で、上方に開
放され、圧縮機構６によって圧縮脱水されたごみが投入
される。７０１．７０２は押し坂で、左側から右側に第
１の圧縮空間７１内を油圧駆動する。

７２は第２の圧縮空間で、第１の圧縮空間７１で圧縮さ
れたごみを直交する方向に押し板７０３によって圧縮す
る。

７３は骨導で、第２の圧縮空間７２の底部に対し横向き
の押し板７０４があって、第２の圧縮空間で圧縮された
ごみがさらに圧縮される。

このようにして上方の入ロア００から横向きの第１の圧
縮空間７１に入ると左側の両油圧押し板７０１．７０２
によってごみを右側空間に押し、右側の第２の空間７２
で別の油圧の押し板７０３によってプレスされ、ごみは
体積を大幅に圧縮されて器側に押し出される。第２図に
示すように、ブロック封入機構１０７において、８は回
転搬送体で、外周に多数の台形の凹嵌部８０１．８０２
・・・があり、セメント箱９１．９２・・・が外方に開
放口が向くように収納されている。

押し板７０４によってブロック封入機構１０７にまで延
設された骨導７３に沿ってごみを回転搬送体８のセメン
ト箱９１中に押し出す。

セメント箱９１．９２・・・の１つがごみで充填される
と、回転＋ａ送体８は時計方向に回転してセメント箱は
最上位置に移り、ここで蓋をされて封箱される。

８１は受は板で、回転搬送体８の下底部に上面が凹弧状
に接するように設けられ、セメント箱９１が下向きの最
下位置にあるとき落下しないように受けている。

セメント箱９１．９２は第５図に示すように断面が台形
をなし、箱体開口上縁には上下に開きテーパーを有する
凹溝９００を設け、同時に外高内低の溝壁を設ける。ま
た内側溝壁土には適当な位置にセメント箱内部と凹溝９
００を連絡する、多数の通孔９０１．９０２を形成する
。

９５．９６は自動釘打ち機で、セメント箱９１が回転搬
送体８中で最上位置まで回転した時にセメント蓋９１０
が自動的に下り、箱体上縁周りの適当な位置−でリベッ
トを打ち込みセメント箱体９１および蓋９１０を通して
、蓋９１０を箱体９１上に固定する。その後セメント又
は樹脂等密閉性物質を注入する。このとき密閉物質は多
数の通孔９０１．９０２に沿ってセメント箱内に注入さ
れ、凹溝９００も充填されごみは完全に箱内に密閉され
る。密閉処理後は側面より該箱体を押し出してごみ集中
場１０８に送り回転搬送体８上の凹嵌部には別の空箱を
補充する。

このようにして得られた密閉ごみブロックは湿度、比重
および重量がほぼ均一で干拓、築堤、擁壁、造路等の材
料として好適なものとなる。

１１０は水洗交換機構で、工場中の空気はごみ中の臭気
といっしょに絶えず吸引されて負圧状態を維持し、臭気
は外部に散逸することなく処理される。

水洗交換機構１１０は第６図に示すように、上部に噴霧
装置１１０１を備え、噴霧用水は汚水槽中で処理された
清浄水をポンプ１１０２により圧送して利用し、臭気は
先に底部の貯水中に引き入れ、また水洗交換機構１１Ｏ
の中の抵抗体１１０３を経て上部まで昇り、多数の塵粒
は抵抗体１１０３および噴出する霧状小水滴上に付着し
水洗交換機構１１０底部に落ちる。またさらに上昇する
成分は側部の雑質水滴分離機構１１１中のファン１１１
１の吸引を受けて吸入され、ファン１１１１によって壁
面上に飛ばされ、壁面に沿って汚水処理槽中に流入し、
工場中のその他の処理工程で排出された汚水と一緒に浄
化処理される。処理工程を経た清浄な排気はファン１１
３で吸引して大気中に排出する。吸引用のファン１１３
の前方にはパルプ１１２が設けられており、工場内の負
圧を制御する。

この発明のごみ処理方法および装置によれば、ごみは原
体積の１／１０乃至１／２ｏに縮小でき、１個１個のご
みは外箱で上部面積４２０Ｘ４２０　ｍｍ、底面積４２
０　Ｘ　４２０　ｍ　ｍ、高さが４２０ｍｍの形態とし
た。若し地中に埋蔵する場合にはその上に１．５ｍの土
砂を覆うことで畑作地となる。

また、処理能力において１日に１ｏｏトンは容易であり
、行政区域又はごみの実際量により設備上の拡大または
縮小が可能である。

工場内においても作業環境が優れ、工場内の操作人員は
マスク、密閉服等を使用すれば身体の汚染を受けること
なく、また細菌に感染されることもなく、衛生上も安全
である。

処理されたごみは、干拓、築堤、擁護壁、造路などの材
料として広く利用できる。

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は本発明のごみ処
理方法のブロック図、第２図は本発明のごみ処理装置の
側面説明図、第３図は本発明中の多段圧搾機構の説明図
でＡは斜視図、Ｂは断面図、第４図は本発明中の双方向
圧縮機構の平面説明図、第５図はごみセメント箱の断面
説明図、第６図は本発明のごみ臭気水洗交換機構及び工
場負圧制御機構の説明図である。３・・・破砕機構、　４・・・電磁分離機構、６・・・
多段圧搾脱水機構、７・・・油圧双方向圧縮機構、８・・・回転搬送体、６１．６２．６３・・・圧搾手段、７１・・・圧縮空間、　７２・・・圧縮空間、７３・・
・骨導、　９１．９２・・・セメント箱、９５．９６・
・・自動釘打ち機、　　１００・・・ごみ運搬車、　１
０１・・・放荷位置、１０２・・・堆積場、　　１０７
・・・ごみブロック封入機構、　　１０８・・・ごみ集
中場、１０９・・・洗車場、　１１０・・・臭気水洗交
換機構、　　１１１・・・雑質水滴分離機構、１１２・
・・負圧制御器、　１１３・・・空気排出機構、　１１
５・・・汚水処理設備、１１６・・・工場、３０１．３０２，３０３，３０４・・・ローラー、５０
０コンベヤ、５０１．５０２，５０３・・・輸送盤、６０２・・・プ
レス板、　６０３・・・フレーム体、　７００・・・入
口、７０１．７０２，７０３，７０４・・・押し板、８０１
．８０２・・・凹嵌部、９００・・・凹溝、　９０１，９０２・・・通孔、９１
０・・・蓋、　　１１ｏ１・・・噴霧装置、１１０２・
・・ポンプ、　　１１ｏ３・・・抵抗体、１１１１・　
・　・ファン。

Claims

【特許請求の範囲】１、一定の空間内で圧縮されたごみを別の空間内で２段
以上積層して圧縮し、この圧縮されたごみを別の空間内
で２段以上積層してさらに圧縮する工程を繰り返えし、
最終的にはほとんど水分を除去したものをコンクリート
箱中に充填し密封材により密封し、土木材として利用す
るごみ処理方法。２、負圧密閉工場内に、ごみ破砕機構から上方向輸送機
構を経て、１つの圧搾機構で圧搾されたごみが次の圧搾
機構へ２段以上積層するように次々落差を設けて階段状
に配列した多段連続圧搾機構を設け、その後にコンクリ
ート箱充填機構および密閉機構を設けたことを特徴とす
るごみ処理装置。