JPS6277571A

JPS6277571A - 冷凍装置

Info

Publication number: JPS6277571A
Application number: JP21528885A
Authority: JP
Inventors: 望月　武利; 章友澤; 泰寛大西; 荒川　芳樹
Original assignee: Shin Meiva Industry Ltd
Current assignee: Shinmaywa Industries Ltd
Priority date: 1985-09-28
Filing date: 1985-09-28
Publication date: 1987-04-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、圧縮機に潤滑油冷却手段を備えた冷凍装置に
関する。

〔従来の技術〕

従来の冷凍装置では、熱負荷が大きかっタリ、凝縮器を
冷やす冷却媒体の温度が高く、高圧圧力が異常に高くな
るような運転状態では、圧縮機入力が増え潤滑油や吐出
冷媒ガスの温度が異常に上昇し、潤滑油の劣化や冷媒の
分解といりたトラブルが起こる。潤滑油の温度上昇は、
冷媒による冷却効果が期待できなくなる低蒸発圧力、低
冷媒循環量の高圧力比運転の場合にも起こる。そこで、
このような問題を解決する手段として、凝縮器での液化
途中の気液混合冷媒、または出口液冷媒を圧縮機の潤滑
油中に挿入した冷却パイプに通して潤滑油を冷却、同時
に附随効凍として吐出ガス温度の低下が図られている。

このような方法では、冷凍サイクルが複雑になることや
高圧圧力上昇を助長し効率の悪い運転となるなどの欠点
がある。

また、送風機で圧縮機表面を冷却することも一般に行わ
れているが、これは非常に簡単な方法ではあるが、冷却
効果に難点がある。

〔解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、簡単な構造で、冷却効果の優れた圧縮
機、冷却手段を有する冷凍装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明は、
圧縮機油溜部の加熱器とこれより上方位置に配した冷却
器とを環状に配管接続し、作動流体の流れを一方向に規
制して蒸気流と液体流の相互干渉を防止した循環型熱移
動ユニットにより、圧縮機の潤滑油を冷却するようにし
たものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。この
装置は、圧縮機１、凝縮器２、膨張弁３、蒸発器４をそ
れぞれ環状に接続して基本冷凍サイクルを構成し、さら
に圧縮機１内の油溜部１ａに加熱器７を配設し、該加熱
器７より上方の凝縮器２と同一の冷却空気中に冷却器８
を配設、また該加熱器７、冷却器８は出入口間にトラッ
プのない９で接続して独立した密閉循環回路を形成して
いる。該循環回路内には、フロ／１２、フロン１１４な
どの熱輸送用作動流体が封入されている。

圧縮機１から吐出した高温高圧の冷媒ガスは、凝縮器２
で液化し、次いで膨張弁３で減圧後、蒸発器４で気化、
冷却作用して圧縮機１の吸入側に戻り、以下同様の循環
を繰返す。このとき、圧縮機内の潤滑油６は、圧縮熱や
機械の摩擦熱で高温に加熱される。この高温の潤滑油６
は、まず加熱器７内部の液状作動流体を加熱、蒸発させ
る。気化した作動流体は、浮力により加熱器７の上位接
続ロアに進み、さらに上昇管１０を経て冷却器８の上位
接続口８に達する。冷却器８では、ファン５による冷却
空気により冷却されて液化、重力で下り勾配の管内を下
り下位接続口８に進み、さらに下降管９を経て加熱器７
下位接続ロアより加熱器７に戻る。作動流体は、以下同
様の循環を繰返す。このようにして、圧縮機潤滑油は安
定した運転が行える所定の温度まで冷却される。

なお、加熱器７の作動流体通路が圧縮機内に水平または
非常に緩やかな勾配で設置されている場合には、第２図
のように下降管９下部に加熱器より低い位置にトラップ
９を設け、加熱器内発生ガスの流動方向を規制するよう
にするとよい。これにより作動流体の循環をよくするこ
とができる。

また、上昇管１０を断熱し、上昇中のガスを凝縮しない
ようにすると、作動流体の循環作用をさらに改善するこ
とができる。さらに、冷却器８を凝縮器２と一体の熱交
換器にすれば、よりコ／ノククトな構成とすることもで
きる。また、冷却器８を蒸発器４と一体の熱交換器にす
れば、蒸発器の除霜手段としても利用できる。

以上、本実施例によれば、作動流体の凝縮、およびその
重力による落下作用で冷却部を減圧し、加熱部で発生し
た気体に上昇力を与えるようにしたため、密閉回路中の
作動流体の循環がよく、効率よく圧縮機潤滑油を冷却す
ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、圧縮機潤滑油の冷却手段を熱の吸収と
放出を行う２つの熱交換器に作動流体の流れの向きを規
制する連絡管で結んだ冷凍サイクルとは独立の密閉回路
構成としたため、（１）　　ウィックを用いるヒートパ
イプに比べて構成が非常に簡単である。

（２）作動流体の流れを一定方向に規制することができ
る。したがって、逆上弁等の流れの向きを規制する部品
、機器は不要である。

（３）　　ポンプなど外部駆動源が必要ない。

（４）　　ヒートパイプに比べて多量の熱が輸送できる
０などにより、効率よく潤滑油を冷却することができる。

また、冷凍サイクルとは別の独立システムとしたことで
、冷凍装置の信頼性を向上させることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す冷凍装置回路図、第
２図は本発明の他の実施例を示す冷凍装置部分回路図で
ある。図面において、１：圧縮機、１ａ：圧縮機油溜部、２：凝縮器、３：膨
張弁、４：蒸発器、５：ファン、６：潤滑計頴へ　　笥
門罪土栗体式公扛第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）圧縮機、凝縮機、減圧装置、および蒸発器を含む
冷凍サイクルを備えた冷凍装置において、上記圧縮機油
溜部に熱的に接触した加熱器と別途冷却手段を有する冷
却器とを、該加熱器の上方位置に冷却器を配し、これら
加熱器、冷却器相互の上位接続口間および下位接続口間
どうしを配管接続し、内部に蒸発、液化可能な作動流体
を封入した密閉循環回路を構成し、圧縮機の発生熱で加
熱器内の作動流体を加熱、蒸発し、上部冷却器で冷却、
液化させることによって該循環経路の上部と下部におけ
る作動流体の間に密度差を生じさせ、作動流体を自然循
環させることにより圧縮機潤滑油を冷却するようにした
ことを特徴とする冷凍装置。
（２）冷却器をクロスフィンチューブ形熱交換器とした
特許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（３）冷却器を冷凍サイクルの凝縮器と一体の熱交換器
とした特許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（４）冷却器の作動流体通路をトラップのない経路で構
成した特許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（５）加熱器を圧縮機内部に挿入した管路で構成した特
許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（６）加熱器を圧縮機表面に接触する管路で構成した特
許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（７）加熱器の下位接続口に接続する配管を、加熱部よ
り低い位置にトラップを形成するように構成した特許請
求の範囲第１項記載の冷凍装置。
（８）加熱器の作動流体通路をトラップのない経路で構
成した特許請求の範囲第１項記載の冷凍装置。