JPS62768B2 - - Google Patents
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- JPS62768B2 JPS62768B2 JP56036569A JP3656981A JPS62768B2 JP S62768 B2 JPS62768 B2 JP S62768B2 JP 56036569 A JP56036569 A JP 56036569A JP 3656981 A JP3656981 A JP 3656981A JP S62768 B2 JPS62768 B2 JP S62768B2
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- JP
- Japan
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- reinforcing
- panels
- painting
- foamed
- resin
- Prior art date
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- Expired
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/02—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C44/12—Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はパネル類、特に自動車のドアパネ
ル、ルーフパネル等の車体外板その他に使用され
るパネル類の補強方法に関する。
ル、ルーフパネル等の車体外板その他に使用され
るパネル類の補強方法に関する。
従来のパネル類の補強方法としては(特公昭54
−7094号を参照)例えば、第1図イ,ロ,ハで示
すように、ドア1の外板であるドアアウタパネル
2すなわちパネル類を構成する基材2aの内面
へ、予めガラス繊維、不織布等の強化材料3を添
着した熱硬化性樹脂製の補強材4を貼着し、この
補強材4を加熱硬化することによつてパネル類を
補強することが知られている(実開昭55−101659
号)。尚、図中5はドアインナパネル、6はドア
ウインドサツシユ、7はサイドウインドガラス、
8はアウトサイドドアハンドルである。
−7094号を参照)例えば、第1図イ,ロ,ハで示
すように、ドア1の外板であるドアアウタパネル
2すなわちパネル類を構成する基材2aの内面
へ、予めガラス繊維、不織布等の強化材料3を添
着した熱硬化性樹脂製の補強材4を貼着し、この
補強材4を加熱硬化することによつてパネル類を
補強することが知られている(実開昭55−101659
号)。尚、図中5はドアインナパネル、6はドア
ウインドサツシユ、7はサイドウインドガラス、
8はアウトサイドドアハンドルである。
しかしながらこの従来例にあつては、補強材4
はその厚さ寸法を相当大きくしなければ所定の補
強効果が得られず使用する樹脂材料の量も多くそ
の分生産原価が高くなり且つ重量も増加するとい
う問題点があつた。又他の従来例として予め成形
硬化した補強材を板材へ接着することも知られて
いるが、この場合板材の形状に完全に合致するよ
う補強材を成形することが必要であるがこのよう
な成形は難しくしかも通常板材はプレス加工され
たものであつて、プレス条件によりスプリングバ
ツク量に僅かではあるがバラツキがあるので補強
材と板材の両者の接着を完全に行なうのは非常に
困難であるという問題点があつた。
はその厚さ寸法を相当大きくしなければ所定の補
強効果が得られず使用する樹脂材料の量も多くそ
の分生産原価が高くなり且つ重量も増加するとい
う問題点があつた。又他の従来例として予め成形
硬化した補強材を板材へ接着することも知られて
いるが、この場合板材の形状に完全に合致するよ
う補強材を成形することが必要であるがこのよう
な成形は難しくしかも通常板材はプレス加工され
たものであつて、プレス条件によりスプリングバ
ツク量に僅かではあるがバラツキがあるので補強
材と板材の両者の接着を完全に行なうのは非常に
困難であるという問題点があつた。
そこで本出願人は、第2図イ,ロで示すよう
に、ドアアウタパネル2すなわち基材2aの内面
又は防錆用の被膜9上へ、ガラス繊維その他の強
化材料10が含まれた熱硬化性の樹脂材11を施
し、この樹脂材11その他で補強リブ12を形成
する自動車用パネル類の補強方法を、先に提案し
た(特願昭54−114731)。この提案した発明によ
れば上記従来例の問題点は全部解消する。
に、ドアアウタパネル2すなわち基材2aの内面
又は防錆用の被膜9上へ、ガラス繊維その他の強
化材料10が含まれた熱硬化性の樹脂材11を施
し、この樹脂材11その他で補強リブ12を形成
する自動車用パネル類の補強方法を、先に提案し
た(特願昭54−114731)。この提案した発明によ
れば上記従来例の問題点は全部解消する。
ところで、この補強リブ12を形成するには、
第3図で示すような補強材13を使用するように
している。この補強材13は加熱すれば発泡する
未発泡の発泡材14〔例えば発泡性ポリエチレン
シート、発泡性エポキシシート等の帯状の発泡
材〕に、上記強化材料10が含まれた未硬化状の
樹脂材11aを、予め積層したものである。そし
て、このような樹脂材11a及び発泡材14を含
む補強材13を、パネル類を構成する基材2aの
剛性を要する箇所、即ち補強必要部位、へ貼着し
そこへ一体的に第2図ロに示すようなトンネル状
の補強リブ12を形成するものであるが、このト
ンネル状の補強リブ12の形成に際しては発泡材
14の発泡処理及び樹脂材11aの硬化処理を行
なう必要があり、そのためには例えば塗装工程に
通常設けてある加熱用のオーブン装置のある焼付
工程を利用することができる。
第3図で示すような補強材13を使用するように
している。この補強材13は加熱すれば発泡する
未発泡の発泡材14〔例えば発泡性ポリエチレン
シート、発泡性エポキシシート等の帯状の発泡
材〕に、上記強化材料10が含まれた未硬化状の
樹脂材11aを、予め積層したものである。そし
て、このような樹脂材11a及び発泡材14を含
む補強材13を、パネル類を構成する基材2aの
剛性を要する箇所、即ち補強必要部位、へ貼着し
そこへ一体的に第2図ロに示すようなトンネル状
の補強リブ12を形成するものであるが、このト
ンネル状の補強リブ12の形成に際しては発泡材
14の発泡処理及び樹脂材11aの硬化処理を行
なう必要があり、そのためには例えば塗装工程に
通常設けてある加熱用のオーブン装置のある焼付
工程を利用することができる。
この発明はこのような点に着目してなされたも
ので、複数段の塗装工程を含むパネル類の生産工
程において、特別に作業工程を増大させることな
く補強材の基材への貼着、発泡材の発泡並びに樹
脂材の硬化を効率よく行なわしめ以つて基材に一
体的に補強リブを形成するパネル類の補強方法を
提供せんとするものである。
ので、複数段の塗装工程を含むパネル類の生産工
程において、特別に作業工程を増大させることな
く補強材の基材への貼着、発泡材の発泡並びに樹
脂材の硬化を効率よく行なわしめ以つて基材に一
体的に補強リブを形成するパネル類の補強方法を
提供せんとするものである。
以下この発明の詳細を図面に基づいて説明す
る。尚、以下では従来と同一部分について同一符
号を以つて示し重複する説明を省略するものであ
る。第4図は複数の塗装工程を含む自動車用のパ
ネル類の生産工程を示すブロツク図であり、図中
Aは車体組立工程で、ドア1について説明すれば
この車体組立工程で、ドアアウタパネル2、ドア
インナパネル5その他のプレス加工や組付作業が
行なわれる。Bは塗装工程で、脱脂洗浄、化成処
理等を行なう前処理工程20、同乾燥工程21、
ED(下塗)工程22、同焼付工程23、中塗工
程24、同焼付工程25、上塗工程26、同焼付
工程27、検査及びタツチアツプ工程28等が順
次設けてある。
る。尚、以下では従来と同一部分について同一符
号を以つて示し重複する説明を省略するものであ
る。第4図は複数の塗装工程を含む自動車用のパ
ネル類の生産工程を示すブロツク図であり、図中
Aは車体組立工程で、ドア1について説明すれば
この車体組立工程で、ドアアウタパネル2、ドア
インナパネル5その他のプレス加工や組付作業が
行なわれる。Bは塗装工程で、脱脂洗浄、化成処
理等を行なう前処理工程20、同乾燥工程21、
ED(下塗)工程22、同焼付工程23、中塗工
程24、同焼付工程25、上塗工程26、同焼付
工程27、検査及びタツチアツプ工程28等が順
次設けてある。
このように、本例の場合下塗、中塗、上塗とい
う3段の塗装工程があり、本明細書で云う「前段
の塗装工程」は下塗工程又は中塗工程を指し、
「前段の塗装工程」が下塗工程のときは「後段の
塗装工程」は中塗工程を指し、「前段の塗装工
程」が中塗工程のときは「後段の塗装工程」は上
塗工程を指すものとする。
う3段の塗装工程があり、本明細書で云う「前段
の塗装工程」は下塗工程又は中塗工程を指し、
「前段の塗装工程」が下塗工程のときは「後段の
塗装工程」は中塗工程を指し、「前段の塗装工
程」が中塗工程のときは「後段の塗装工程」は上
塗工程を指すものとする。
パネル類の種類によつては下塗、上塗という2
段の塗装工程で済む場合があるが、この場合には
本明細書で云う「前段の塗装工程」は下塗工程を
指し、「後段の塗装工程」は上塗工程を指すもの
とする。尚、29はサツシユ、サイドシルその他
のマスキング工程を示す。更にCはトリムシヤー
シ工程である。このような複数の塗装工程を含む
パネル類の生産工程において、熱硬化性の樹脂材
11a及び発泡材14を含む補強材13を先ず
「前段の塗装工程」後にパネル類を構成する基材
2aの剛性を要する箇所に貼着する。そして次に
「後段の塗装工程」における乾燥熱を利用して発
泡材14を発泡させて補強材13を膨出させると
ともに補強材13を硬化させることにより基材2
aにトンネル状の補強リブ12を一体的に形成す
るものである。
段の塗装工程で済む場合があるが、この場合には
本明細書で云う「前段の塗装工程」は下塗工程を
指し、「後段の塗装工程」は上塗工程を指すもの
とする。尚、29はサツシユ、サイドシルその他
のマスキング工程を示す。更にCはトリムシヤー
シ工程である。このような複数の塗装工程を含む
パネル類の生産工程において、熱硬化性の樹脂材
11a及び発泡材14を含む補強材13を先ず
「前段の塗装工程」後にパネル類を構成する基材
2aの剛性を要する箇所に貼着する。そして次に
「後段の塗装工程」における乾燥熱を利用して発
泡材14を発泡させて補強材13を膨出させると
ともに補強材13を硬化させることにより基材2
aにトンネル状の補強リブ12を一体的に形成す
るものである。
補強材13を構成する熱硬化性の樹脂材11a
としては熱硬化性のエポキシ樹脂材が好適である
が、これに限定されず塗装工程における焼付温度
(120℃〜180℃)において硬化し且つ常温におい
て柔軟で粘着性、貼着性を有するものであればよ
く、メラミン系、フエノール系、ウレア系の樹脂
材その他でも採用できる。尚、これら樹脂材11
aが常温で結着性、貼着性に欠けるか若しくは粘
着性、貼着性が弱い場合基材2aに対応せしめる
面に粘着性、貼着性に富む素材を予め添加してお
くことも十分可能である。
としては熱硬化性のエポキシ樹脂材が好適である
が、これに限定されず塗装工程における焼付温度
(120℃〜180℃)において硬化し且つ常温におい
て柔軟で粘着性、貼着性を有するものであればよ
く、メラミン系、フエノール系、ウレア系の樹脂
材その他でも採用できる。尚、これら樹脂材11
aが常温で結着性、貼着性に欠けるか若しくは粘
着性、貼着性が弱い場合基材2aに対応せしめる
面に粘着性、貼着性に富む素材を予め添加してお
くことも十分可能である。
樹脂材11aの表面又は表面部にはガラス繊維
その他の強化材料10を予め含ませることができ
る。この強化材料10としてはガラス繊維が好適
であるが、これ以外にもガラス繊維不織布、カー
ボンフアイバー、ポリエステル不織布、ポリプロ
ピレン不織布、クラフト紙等を採用してもよい。
又、このような強化材料10は樹脂材11aの表
面を覆う状態、同表面部に埋設された状態等、樹
脂材11aに対する添加の態様は自由である。
その他の強化材料10を予め含ませることができ
る。この強化材料10としてはガラス繊維が好適
であるが、これ以外にもガラス繊維不織布、カー
ボンフアイバー、ポリエステル不織布、ポリプロ
ピレン不織布、クラフト紙等を採用してもよい。
又、このような強化材料10は樹脂材11aの表
面を覆う状態、同表面部に埋設された状態等、樹
脂材11aに対する添加の態様は自由である。
発泡材14としては、発泡エポキシ樹脂シート
が好適であるがこれに限らず塗装工程の焼付温度
(120℃〜180℃)で樹脂材11aの硬化に先駆け
て発泡し、適当な倍率で体積膨張を行ない且つ前
記焼付温度に十分耐えられる耐熱性を有し、加え
て軽量なものであればどのような素材でも採用で
きる。
が好適であるがこれに限らず塗装工程の焼付温度
(120℃〜180℃)で樹脂材11aの硬化に先駆け
て発泡し、適当な倍率で体積膨張を行ない且つ前
記焼付温度に十分耐えられる耐熱性を有し、加え
て軽量なものであればどのような素材でも採用で
きる。
従つて、軟質性、硬質性、独立気泡、連続気泡
は問わない。
は問わない。
そしてこれら樹脂材11a及び発泡材14を含
む補強材13は、全体が薄いシート状を呈するよ
うに形成されるもので、樹脂材11aは発泡材1
4上へ積層その他発泡材14を覆う状態で添加さ
れておればよい。又、樹脂材11aの下面側、即
ち基材2aに対応せしめる面はその一部に発泡材
14が位置することになるが、残りの部分を基材
2aに対する粘着、貼着面として用いるようにす
るものである。
む補強材13は、全体が薄いシート状を呈するよ
うに形成されるもので、樹脂材11aは発泡材1
4上へ積層その他発泡材14を覆う状態で添加さ
れておればよい。又、樹脂材11aの下面側、即
ち基材2aに対応せしめる面はその一部に発泡材
14が位置することになるが、残りの部分を基材
2aに対する粘着、貼着面として用いるようにす
るものである。
次に前記第4図に加えて第5図〜第7図を参照
し実施例を説明する。
し実施例を説明する。
樹脂材30:熱硬化性のエポキシシート、厚さ
1.0mmt 強化材料31:ガラスクロス、厚さ0.22mmt、平
織 発泡材32:発泡ポリエチレンシート、厚さ1.0
mmt 上記構成の補強材33〔幅55mm×長さ200mm〕
を、基材としてのドアアウタパネル34(厚さ
0.7mmtの薄鋼板製)の内面に中塗焼付工程25後
に貼着した。貼着した部位は第5図イ中の矢示X
で示す如く、ドアアウタパネル34の高さ方向に
延びる部位を「剛性が必要な箇所」として選択
し、そこに貼着した。尚35はED(下塗)塗膜
で、ED(下塗)工程22にてドアアウタパネル
34に施され同焼付工程23、にて乾燥されたも
の、そして36に中塗塗膜で中塗工程24にて施
され、同焼付工程25にて乾燥されたものであ
る。次いで、上塗工程26で上塗塗装を施した
後、焼付工程27にて補強材33をドアアウタパ
ネル34ごと170℃×30分間加熱した。
1.0mmt 強化材料31:ガラスクロス、厚さ0.22mmt、平
織 発泡材32:発泡ポリエチレンシート、厚さ1.0
mmt 上記構成の補強材33〔幅55mm×長さ200mm〕
を、基材としてのドアアウタパネル34(厚さ
0.7mmtの薄鋼板製)の内面に中塗焼付工程25後
に貼着した。貼着した部位は第5図イ中の矢示X
で示す如く、ドアアウタパネル34の高さ方向に
延びる部位を「剛性が必要な箇所」として選択
し、そこに貼着した。尚35はED(下塗)塗膜
で、ED(下塗)工程22にてドアアウタパネル
34に施され同焼付工程23、にて乾燥されたも
の、そして36に中塗塗膜で中塗工程24にて施
され、同焼付工程25にて乾燥されたものであ
る。次いで、上塗工程26で上塗塗装を施した
後、焼付工程27にて補強材33をドアアウタパ
ネル34ごと170℃×30分間加熱した。
この結果、樹脂材30の中央部30bは発泡材
32の発泡により膨脹するとともに樹脂材30の
貼着面30aは中塗塗膜36に強固に接着し、か
つ樹脂材30は硬化して、ドアアウタパネル34
上に、具体的にはそのED(下塗)塗膜35及び
中塗塗膜36上に、第6図で示すような発泡材を
内包したトンネル状の補強リブ37を一体的に形
成した。30Aは硬化樹脂部、32Aは発泡後の
発泡部を示す。そして曲げ試験をしたところ、こ
の補強リブ37が一体的に形成されたアウタパネ
ル34の補強部位は、極めて剛性の向上している
ことが判り、補強リブ37を形成しない場合の厚
さ0.7mmtの薄鋼板の変位(mm)に対する荷重が10
Kgであるのに対し、その3〜4倍の荷重であるこ
とが認められた。
32の発泡により膨脹するとともに樹脂材30の
貼着面30aは中塗塗膜36に強固に接着し、か
つ樹脂材30は硬化して、ドアアウタパネル34
上に、具体的にはそのED(下塗)塗膜35及び
中塗塗膜36上に、第6図で示すような発泡材を
内包したトンネル状の補強リブ37を一体的に形
成した。30Aは硬化樹脂部、32Aは発泡後の
発泡部を示す。そして曲げ試験をしたところ、こ
の補強リブ37が一体的に形成されたアウタパネ
ル34の補強部位は、極めて剛性の向上している
ことが判り、補強リブ37を形成しない場合の厚
さ0.7mmtの薄鋼板の変位(mm)に対する荷重が10
Kgであるのに対し、その3〜4倍の荷重であるこ
とが認められた。
更に、発錆状態を調べたところ、補強リブ37
の端部では、ED(下塗)塗膜35及び中塗塗膜
36が予めドアアウタパネル34上に施してある
ことにより殆んど発錆を見なかつた。
の端部では、ED(下塗)塗膜35及び中塗塗膜
36が予めドアアウタパネル34上に施してある
ことにより殆んど発錆を見なかつた。
なお、通常中塗焼付工程25から上塗塗装工程
26に移る途中で、サツシユ、サイドシルその他
のマスキング工程29があるので、本発明に係る
補強材の貼着作業をマスキング作業とほぼ同時に
行なうことができるので特に貼着工程を設ける必
要がない。
26に移る途中で、サツシユ、サイドシルその他
のマスキング工程29があるので、本発明に係る
補強材の貼着作業をマスキング作業とほぼ同時に
行なうことができるので特に貼着工程を設ける必
要がない。
また、補強材の貼着作業は必ずしも本実施例の
ように中塗塗装後に行なわなければならないもの
ではなく、ED(下塗)塗装の焼付工程23から
中塗塗装工程24に移る途中で行なつても良い。
通常該途中にて車体の或る部分に防振処理として
メルシートを貼着する作業があるので、この作業
とほぼ同時に本発明に係る補強材の貼着作業を行
なうことができ、この場合にも特に貼着工程を設
ける必要がない。もつともこの場合は、加熱処理
は中塗焼付工程25で行なう。
ように中塗塗装後に行なわなければならないもの
ではなく、ED(下塗)塗装の焼付工程23から
中塗塗装工程24に移る途中で行なつても良い。
通常該途中にて車体の或る部分に防振処理として
メルシートを貼着する作業があるので、この作業
とほぼ同時に本発明に係る補強材の貼着作業を行
なうことができ、この場合にも特に貼着工程を設
ける必要がない。もつともこの場合は、加熱処理
は中塗焼付工程25で行なう。
以上説明してきたように、この発明によれば、
複数の塗装工程を含むパネル類の生産工程におい
て、前段の塗装工程後に熱硬化性の樹脂材及び発
泡材を含む補強材を、パネル類を構成する基材の
剛性を要する箇所に貼着し、次いで後段の塗装工
程における乾燥熱を利用して前記基材に一体的に
補強リブを形成するようにしたので、補強材を加
熱処理して補強リブを形成するのに後段の塗装工
程の乾燥熱を有効利用することができ、パネル類
の生産工程に特別の加熱処理工程を加えずとも効
率よくパネル類を補強することができる。そして
補強リブは下塗塗膜上で、または下塗及び中塗両
塗膜上で基材に対して一体的とされるため補強リ
ブ端部近辺に発錆を見ることもない。
複数の塗装工程を含むパネル類の生産工程におい
て、前段の塗装工程後に熱硬化性の樹脂材及び発
泡材を含む補強材を、パネル類を構成する基材の
剛性を要する箇所に貼着し、次いで後段の塗装工
程における乾燥熱を利用して前記基材に一体的に
補強リブを形成するようにしたので、補強材を加
熱処理して補強リブを形成するのに後段の塗装工
程の乾燥熱を有効利用することができ、パネル類
の生産工程に特別の加熱処理工程を加えずとも効
率よくパネル類を補強することができる。そして
補強リブは下塗塗膜上で、または下塗及び中塗両
塗膜上で基材に対して一体的とされるため補強リ
ブ端部近辺に発錆を見ることもない。
尚、以上の説明においては、自動車用板材をパ
ネル類として選んだ場合について述べたが、これ
に限定されるものではなく、補強必要な基材とし
て他のパネル類の補強に適用できることは勿論で
あり、かつ塗装工程を含むパネル類の生産工程で
あれば焼付、加熱その他の乾燥熱を利用して補強
リブを形成することができるものである。
ネル類として選んだ場合について述べたが、これ
に限定されるものではなく、補強必要な基材とし
て他のパネル類の補強に適用できることは勿論で
あり、かつ塗装工程を含むパネル類の生産工程で
あれば焼付、加熱その他の乾燥熱を利用して補強
リブを形成することができるものである。
第1図イは従来例を示すドアの正面説明図、同
ロは第1図イにロ−ロ線に沿う断面説明図、同ハ
は第1図ロのハ部拡大断面説明図、第2図イは従
来例の解決手段として既に提案済みのドアアウタ
パネルの要部斜視説明図、同ロは第2図イの−
線に沿う断面図、第3図は第2図ロに到る前の
補強材の断面説明図、第4図はこの発明の一実施
例を示す自動車用のパネル類の生産工程を示すブ
ロツク図、第5図イは同じくこの発明の一実施例
を示すドアの正面説明図、同ロは第5図イ中のロ
−ロ線に沿う断面説明図、第6図は第5図ロ中の
矢示方向よりみた要部の拡大斜視図、そして第
7図は補強材をドアアウタパネルに貼着する状態
を示す斜視説明図である。 1……ドア、2,34……ドアアウタパネル、
2a……基材、3,10,31……強化材料、
4,13,33……補強材、11……樹脂材、1
1a,30……未硬化状の樹脂材、30A……硬
化樹脂部、12,37……補強リブ、14,32
……発泡材、32A……発泡後の発泡部、A……
車体組立工程、B……塗装工程、22……ED
(下塗)工程、23……ED(下塗)焼付工程、2
4……中塗工程、25……中塗焼付工程、C……
トリムシヤーシ工程、35……ED(下塗)塗
膜、36……中塗塗膜。
ロは第1図イにロ−ロ線に沿う断面説明図、同ハ
は第1図ロのハ部拡大断面説明図、第2図イは従
来例の解決手段として既に提案済みのドアアウタ
パネルの要部斜視説明図、同ロは第2図イの−
線に沿う断面図、第3図は第2図ロに到る前の
補強材の断面説明図、第4図はこの発明の一実施
例を示す自動車用のパネル類の生産工程を示すブ
ロツク図、第5図イは同じくこの発明の一実施例
を示すドアの正面説明図、同ロは第5図イ中のロ
−ロ線に沿う断面説明図、第6図は第5図ロ中の
矢示方向よりみた要部の拡大斜視図、そして第
7図は補強材をドアアウタパネルに貼着する状態
を示す斜視説明図である。 1……ドア、2,34……ドアアウタパネル、
2a……基材、3,10,31……強化材料、
4,13,33……補強材、11……樹脂材、1
1a,30……未硬化状の樹脂材、30A……硬
化樹脂部、12,37……補強リブ、14,32
……発泡材、32A……発泡後の発泡部、A……
車体組立工程、B……塗装工程、22……ED
(下塗)工程、23……ED(下塗)焼付工程、2
4……中塗工程、25……中塗焼付工程、C……
トリムシヤーシ工程、35……ED(下塗)塗
膜、36……中塗塗膜。
Claims (1)
- 1 複数段の塗装工程を含むパネル類の生産工程
において、前段の塗装工程後に熱硬化性の樹脂材
及び発泡材を含む補強材を、パネル類を構成する
基材の剛性を要する箇所に貼着し、次いで後段の
塗装工程における乾燥熱を利用して前記発泡材を
発泡させるとともに前記補強材を硬化させること
により前記基材に一体的にトンネル状の補強リブ
を形成することを特徴とするパネル類の補強方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56036569A JPS57151316A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Reinforcing method for panel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56036569A JPS57151316A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Reinforcing method for panel |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57151316A JPS57151316A (en) | 1982-09-18 |
| JPS62768B2 true JPS62768B2 (ja) | 1987-01-09 |
Family
ID=12473387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56036569A Granted JPS57151316A (en) | 1981-03-16 | 1981-03-16 | Reinforcing method for panel |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57151316A (ja) |
-
1981
- 1981-03-16 JP JP56036569A patent/JPS57151316A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57151316A (en) | 1982-09-18 |
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