JPS6276785A - 圧力分布検出装置 - Google Patents

圧力分布検出装置

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JPS6276785A
JPS6276785A JP21767485A JP21767485A JPS6276785A JP S6276785 A JPS6276785 A JP S6276785A JP 21767485 A JP21767485 A JP 21767485A JP 21767485 A JP21767485 A JP 21767485A JP S6276785 A JPS6276785 A JP S6276785A
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etching
film
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進 杉山
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Mitsuharu Takigawa
瀧川 光治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は圧力検出装置、特に多点における圧力分布の測
定可能な圧ツノ分イ「検出装置に関する。
[従来の技術] 従来より、複数の半導体圧力センサをマトリクス状に整
列配置した圧ツノ分イ[検出装置が周知であり、多点に
おける圧力の動的変化をリアルタイムで検出可能である
ことから、各種の圧力弁イ「を動的に把握するために幅
広く用いられている。
このような圧力弁イ5検出装置として、従来よりいくつ
かの提案がなされており、その1つに特公昭60−22
797に示すものか知られている。
この圧力弁イロ検出装置は、半)停体圧カレンザをn行
×m列に複数個整列配置し、これら各センサを時分^1
j的に連続走査することにより、圧力分布の動的変化を
リアルタイムで測定していた。
しかし、この装置は、それぞれ個別に形成された周知の
半導体圧ノJセンサを用いていることから、1個当りの
センナが大きくなることが避けられず、この結果、圧力
分布の2次元分解能が約100mm5と大きくなってし
まうという問題があった。
更に、装置全体の価格も、亡ン蚤太1個当りの単価に使
用個数を掛は合せた値以上のとなることが避けられず、
特にヒンナ1個当りの単価が比較的高いことから装置全
体が高価なものとなり、広く利用されるにいたっていな
いという問題があった。
また、このような問題を解決するために、1枚の基板上
に複数のセンサを一体形成してなる圧力分布検出装置も
知られている(IEEETrans、 Electro
n [)evices、 Vol、 ED−32゜P、
  1196.1985)。
第8図には、この圧力弁’117検出装置が示されあり
、この検出装置は、シリコン基板10、ガラス台座12
及び枠体14を含み、シリコン基板10上には所定の方
法を用いて複数の静電容ω型半導体圧力センリ゛18が
n行×m列のマトリックス状に形成されている。
ここにおいて、各半導体圧カゼンザ18は、基板10の
表面側及び裏面側をエツチング除去して形成されたダイ
アフラム20と、基板10をその裏面側肉厚部にてガラ
ス台座12と密着固定することによって形成された圧力
基準室22と、を含み、この圧力基準室22内に第1電
極24及び第2電極26を対向配置している。
また、シリコン基板10の表面側肉厚部には枠体14が
密着固定され、この枠体14にはマlへりクス配置され
た各センサ18のダイアフラム20に圧力を印加する複
数の圧力導入孔28が複数個形成されてあり、この枠体
14の表面側は外被30により被覆されている。
以上の構成とすることにより、枠体14の表面側から圧
力か印加されると、この圧力は圧力導入口28を介して
各センサ18のダイアフラム20に印加され、第1電極
24及び第2の電極26間の静電寄辺の変化として検出
される。
このようにして、この圧力弁イ5検出装置によれば、同
一のシリコン基板10上に複数の半力体圧力センリゾ8
を一体形成しているため、各センサ18を密に71〜リ
マクス配列することができ、印加される圧力分布の2次
元検出分解能か2mmと極めて良好なものとなり、前述
した装置より13段に向上することとなる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、この従来の圧力弁イロ検出装置は、以下に詳)
ホするいくつかの解決すべき問題点を有しており、その
有効な対策が望まれていた。
(イ)まず、このような従来の圧力分布検出装置は、各
セン畳す18を形成するにあたりシリコン基板10の表
面側及び裏面側の両面をエツチング加工する必要がある
ため、その製造工程が極めて複雑なものとなるという問
題がめった。
すなわら、このような従来装置では、基板10の表面側
及び裏面側をエツチング加工してダイアフラム20を形
成し、更にダイアフラム20の裏面側に第1電極24を
設ける必要がある。
このような基板10の両面処理は、各工程毎に、両面位
首合Uをしながら行う必要があり、このためその製造工
程が極めて複雑な−bのとなるという問題かあった。
(ロ)また、このような従来の装置では、各センサ18
のダイアフラム30の膜厚を薄く形成することが困難で
あるという問題があった。
すなわら、従来の装置では、所望の厚さのダイアフラム
20を形成するため、周知のようにシリコン基板10の
深さ方向のエツチング速度に基づいて計算した時間でエ
ツチングを停止する方法を用いている。
しかし、エツチング速度は基板10の表面状態によって
変化し、更に基板10の厚さ自体にも一定の範囲でバラ
ツキがあるため、このようなエツチング処理によって形
成されるダイアフラム20はその膜厚に一定の範囲でハ
ラつきか発生することは避けられない。
特に、前述したように、基板10をその両面側からエツ
チング処理することよってダイアフラム20を形成する
場合には、ダイアフラム20の膜厚を精度良く制御する
ことが極めてむずかしく、この結果、高感度で特性にバ
ラつきのないセンサを(qることかできないという問題
があった。
(ハ)また、この従来の装置では、マトリクス状に形成
された各ダイアフラム20の裏面に第1電極24が取付
けれたシリコン基板10と1、第2電極26がマトリク
ス状に設けられたガラス台座12とを密着接合し、第1
電極24及び第2電極26より形成されるコンデンサを
用い圧力検出を11つている。
しかし、これらシリコン基板10とガラス台座12との
接合時に少しでも位置合I!誤差が存在すると、各セン
サ18に設けられた電極20及び26の静電容量が異な
ったものとなり、圧力弁゛布の測定を正確に行うことが
できなくなるという問題があった。
(ニ)また、この従来の装置では、静電容量型の半導体
圧力センサ′18を用いているため、浮遊容量が測定誤
差を引き起すという問題があった。
このような浮遊容量による誤差を低減させるためには、
各センサ18の第1電極24及び第2電(※26の面積
を大きく形成することが必要となり、このようにすると
センサ1個当りの面積が大きくなり圧ツク分イ5の検出
分解能が低下することが避けられない。
また、静電容量による誤差を低減させるために、静電シ
ールドを設けることも考えるが、このような場合には装
置仝休の構造が極めて複雑な−しのとなるという問題が
あった。
(ホ)更に、この従来の装置では、センサ18として静
電容量型のものを用いてるため、その出力信号が静電容
量の変化に応じて僅かに変化するに過ぎず、これを確実
に検出するための対策が必要となり、装置金体が複雑か
つ高価なものとなるという問題があった。
以上説明したように、この従来の静電容量型圧力分布検
出装置は、前記(イ)〜(ホ)の各問題点を有するため
、測定精度の向上及び小形化を充分に藺ることかできず
、しかもその製造方法が複雑であることから量産性を図
り低価格化を実現することができないという問題があっ
た。
特に、今日においては、例えば精密作業ロボット等の触
圧センザヤ触覚センザとして、おるいはその仙の用途に
高精度な2次元分解能をもった圧力弁イ「検出装置が必
要とされており、その有効な対策が望まれていた。
し発明の目的] 本発明は、このような従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、小形化、量産化が容易で、かつ高分
解能の圧力弁イff検出装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明の圧力弁’I’lT検
出装置は、 半導体基板と、 この半導体基板と同一の基板上にマトリクス状に整列配
置されてなる複数の半導体圧力センサと、各圧カゼンサ
を順次走査しその出力信号を検出するセンサ走査手段と
、 を含み、 各半導体圧力センサは、 前記半導体基板の主表面上に被覆され、耐エツチング材
料からなる絶縁性のダイアフラム膜と、このダイアフラ
ム膜の受圧領域所定位置に設けられた少なくとも1個の
歪みゲージと、この歪みゲージ及びダイアフラム膜上に
被覆され耐エツチング材料からなる絶縁性保護膜と、こ
の絶縁性保護膜及びダイアフラム膜を貫通するよう形成
された少なくとも1個のエツチング液注入口と、 エツチング液注入口を介して半導体基板の一部をエツチ
ング除去することにより形成された圧力基準室と、 を含み、 マトリクス配置された各半導体圧力センナ−に印加され
る圧力分布を測定することを特徴とする。
以下に、本発明の圧力弁イ「検出装置を更に具体的に説
明する。
本発明の特徴的事項は半導体基板の表面側を片面処理す
ることにより、マトリクス状に整列配置されてなる複数
の半導体センナ−を該基板と一体的に形成したことにお
る。
第1図及び第2図には、本発明の圧力分布検出装置の具
体的な構成が示されており、第1図はその基板の1図を
拡大した平面説明図、第2図にはその断面説明図が示さ
れている。
本発明において、半導体基板40上に整列配置された各
半導体圧力センサ100は、半導体基板40の主表面上
に耐エツチング性を有する材料からなる絶縁性のダイア
フラム膜44が被覆形成され、このダイアフラム膜44
の受圧領域所定位置に少なくとも1個の歪みゲージ46
が設けられている。
そして、歪みゲージ46をセンサ製造工程中に使用され
るエツチング液から保護するために、歪みゲージ46及
びダイアフラム膜44は、耐エツチング材料からなる絶
縁性保護膜48により被覆されている。
そして、各センI+ 100の受圧領域所定位置には、
絶縁性保護膜4B及びダイアフラム膜44を貫通する少
なくとも1個のエツチング液注入口50が設けられてお
り、このエツチング液注入口50を介して基板40側に
所定のエツチング液が注入される。
これにより、耐エツチング材料からなるダイヤフラム膜
44及び半導体基板40の界面の横方向エツチング特性
を利用したエツチングが行われ、基板40の一部がエツ
チング除去され圧力W LF= Z52が形成される。
この時、この圧力塁i%L室52に面してその上方に位
置するダイアフラム膜44及び絶縁性保護膜48の積層
膜は、各センナ100の可動グイ7フラム110として
機能することになる。
そして、前記エツチング液注入口50は、圧力基準室5
2が形成された後、その内部を真空状態に保ったまま封
止部材56により密1」される。
本発明の圧力分布検出装置では、このようにして半導体
基板40上に複数の圧力センナ−100がマトリクス状
に形成されており、従って、基板40の主表面側から圧
力が印加されると、対応される箇所に設けられたセンナ
100の可動ダイアフラム110が圧力に比例してたわ
み、このたわみによって受圧領域に設けられた歪みゲー
ジ46の抵抗が変化する。
従って、各センナ100に設【プられた歪みゲージ46
の抵抗変化を電気的検出することにより、圧力弁イロの
動的変化をリアルタイムで測定することか可能となる。
なお、本発明においては前記ダイアフラム膜44及び絶
縁性保護膜48以外に、必要に応じてこれ以外の薄膜を
も積層被覆することが可能であリ、この場合には、これ
ら各薄膜の積層膜が、圧力基準室52に対する可動ダイ
アフラム110として機能することとなる。
このように、本発明によれば、可動ダイアフラム110
の膜厚は、ダイアフラムv444.絶縁性保護膜48な
どの膜厚を合計した値となるため、周知の薄膜形成技術
を用いることにより、可動ダイアフラム110を予め設
定した所望の膜厚に、薄くかつ粘度良く形成することが
可能である。
更に、本発明によれば、可動ダイアフラム110の大ぎ
さを半導体基・仮40の厚さのバラつきに影響されるこ
となく、それと無関係に精度良く形成することができる
従って、本発明によれば、可動ダイアフラム110の膜
厚及び大きざを、予め設定した寸法に従い、充分に小さ
くしかも精度良く形成せすることが可能となり、基板4
0上に形成される各セン昏す1008極めて小さくかつ
高感度のものとすることが可能となる。
特に、本発明によれば、各センナ100を充分小さくか
つ高感度のものとすることかできるため、基板40上に
各センサ100を高密度にマトリクス配置することがで
き、圧力弁イロの動的変化を高い2次元分解能をもって
精度良く測定することか可能となる。
ところで、このような装置を用い、圧力分布の検出を行
う場合には、マトリクス状に整列配置された各レン1す
100からどのように信号を取出すかが問題となる。
このような手段の1つとして、例えば全ての圧力センサ
100に同時に電源を接続して、各センサ100の検出
信号を同時に測定することも考えられるが、このように
すると少なくともセンサ1個分の消費電力の複数倍の電
力が必要となるばかりでなく、センサ゛100が多数設
けられている場合には、その消費電力によって装置が発
熱してしまい安定な動作を行うことができなくなるとい
う問題がおる。
例えば、1個当りの消費電力が10m慶の圧力センサ1
00を256個整列配置した場合を想定すると、装置全
体の消費電力は少なくとも2.56W以上となり、この
結果、単一のシリコン基板40てはその発熱により数1
0℃の温度上昇が引き起こされ、安定な動作を行うこと
は到底できなくなる。
このため、本発明の装置においては、マトリクス状に整
列配置された各半導体圧力センサ100に順次選択的に
電源を接続し、その出力信号を検出するセンサ走査手段
200が設けられており、この走査手段200は、各セ
ンサ100を順次走査して電源を接続し、この走査に同
期して各圧力センサ100出力信号を検出している。
なd3、前記センリ゛走査手段200として、消費電力
の大きい回路素子を用いると、圧力センサ100の温度
上昇まねく原因となり好ましくない。
このため、前記走査手段200は、消費電力が小さいM
OS型電界効果トランジスタを用いてその回路を形成す
ることが好ましい。
[作用1 本発明は以上の構成からなり、次にその作用を説明する
蛎作 本発明の圧力弁イfi検出装置は、複数圧力センサ10
0がマトリクス状に整列配置された主表面に、2次元的
な圧力弁イ「をもった所定の測定圧力を印加する。
この時、センーリ100に設けられたダイアフラム11
0には、たわみが発生し、このダイアフラム’110の
たわみ吊は、圧力分布に対応して各センサ10’Oに印
加される圧力の大きさに比例し、ダイアフラム110に
設りられた歪みゲージ46の抵抗変化として表れる。
本発明の装置は、マトリクス状(5整列配置された各セ
ンナ100を順次走査して、各セン督す100の抵抗変
化を検出しているため、印加される圧力の2次元的な分
イ[の動的変化をリアルタイムで測定することが可能と
なる。
例えば、前記センサ走査手段を、MOS型電界効果トラ
ンジスタを含むスイッチング回路を用いて形成した場合
には、該スイッチング回路によりマトリクス状に整列配
置された複数のLンリ”100から、特定のセンサを行
及び列を特定することにより順次1個づつ選択していく
そして、選択した圧力ゼンリー100にスイッチング回
路を介して電源を接続し、そのレンザ100の歪みゲー
ジ46に電流を流し、該ゲージ46の抵抗変化を電気信
号として順次検出する。
このようにして、スイッチング回路を用い、71ヘリク
スの行と列とを順次切替え走査していくことにより、マ
トリクス状に整列配置された各センサ゛100に印加さ
れる圧力分布iの動的変化をリアルタイムで測定するこ
とが可能となる。
径檄 本発明の圧力弁15検出装置は以上の構成及び作用を有
し、以下にその特徴を更に具体的に説明する (a>本発明によれば、半導体圧力センサ100の製造
処理工程の全てを、半導体基板40の主表面側のみで行
うといういわゆる片面処理によって行うことができる。
すなわら、本発明によれば、基板40の主表面側におい
て可動ダイアフラム110を周λ[1の薄膜形成技術を
もって形成し、また圧力基へ(室52は基板40の主表
面側に形成されたエツチング液注入口50を介してエツ
チングを行うことにより形成され、更に、圧力基準室5
2の気密1」止を真空蒸着等の集積回路技術を用いて行
うことかできる。
このように、全ての製造処理工程を基板40の主表面側
においてのみ行い、いわゆる片面処理て各センサ゛10
0を形成することができ、その結果、本発明によれば、
従来の両面処理のセンサに比しその製造工程か極めて簡
単かつ安価なものとなる。
(b)また、本発明によれば、周知の薄1摸形成技術を
用いることにより、ダイアフラム110の膜厚を予め設
定した値に薄くかつ精度良く形成することができる。
更に、本発明によれば、ダイアフラム110の形状を、
基板40の厚さのバラつにき無関係に予め設定平面寸法
に基づき極めて小さくかつ精度良く形成することかでき
る。
このように、本発明によれば、従来のロンリ−に比しダ
イアフラムを予め設定した膜厚及び寸法に小さくかつ精
度良く形成することか可能となり、各センサ100を小
型でかつ高感度のものとすることが可能となり、この結
果、このようにして形成されたセンサ100を、同一の
基板40上に高密度にマトリクス配置することにより、
小型でかつ分解能が極めて優れた圧力分布検出装置を得
ることが可能となる。
(C)また本発明によれば、前述したように、各センサ
100は、半導体基板40を片面処理することよって形
成することかできるため、従来のように基板40の両面
位置合ぜや両面加工処理が不要となり、その結果、基板
40上に形成する各センサ100の特性のバラツキを大
幅に低減することか可能となる。
(d)また本発明によれば、マトリクス状に整列配置さ
れた各半導体圧力センサ100への電源供給は、センサ
走査手段200ににり選択的に順次行われるため、多数
のセン丈100が設けられているにも拘らず、消費電力
をセンサ1個分の値とすることか可能となる。
更に、このようなセンサ走査手段200として、MOS
型電界効果トランジスタを用いて形成されたスイッチン
グ回路を使用することにより、消費電力を更に軽減する
ことが可能となる。
このように、本発明の圧力弁15検出装置は、以上詳述
したような優れた特徴を右し、特に圧力分布の動的変化
を2次元的に極めて高い分解能で測定することか可能と
なる。
実験によれば、本発明の装置は、その2次分解能が20
0μm以下となり、従来の装置に比し10倍以上の分解
能を示すよう形成可能であることが確認されている。
また、このように半導体圧力センυは、極めて高い2次
元分解能を発揮することかできることから、各種用途に
幅広く用いられることか可能であり、例えば、高粘密の
作業口ボッl−等の触覚センリAb触圧センリーとして
優れた性能を発揮することが可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、小型化が容易
で、圧力分布の検出分解能が極めて高く、しかも安定に
量産可能な圧力分布検出装置を1qることか可能となる
[実施例] 次に、本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第自実施例 第3図には、本発明の圧力分布検出装置の好適な第1実
施例が示されており、実施例の装置は、半導体基板40
の主表面上に複数の半導体圧力センサ100がn行×m
列のマトリクス状に整列配置され、センサマトリクス1
20を形成している。
そして、これら各センサ100は後)ホするセンサ走査
手段200により順次走査され、その出力信号が検出さ
れている。
従って、基板40に主表面側から印加された圧力は、ゼ
ン量太7トリクス120によりその圧力分子ITか2次
元的に測定され、前述したセンサ走査手段200により
センリーフ1〜リクス120を繰返して連続的に走査し
た場合には、その圧力分布の動的変化をリアルタイムで
測定することが可能となる。
(イ)半導体圧力センサ 第1図及び第2図には、前記シリコン基板40の一部を
拡大した平面図及び断面図の概略が示されており、実施
例において、半導体基板40はP型シリコン基板を用い
て形1成されてあり、この基板40上に複数の半導体圧
力センサ100が7トリクス状に整列配列されている。
実施例において、各センサ100は、シリコン基板40
の受圧領域に被覆された消失膜42と、この消失膜42
及び基板40の主表面上に被覆されたダイアフラム膜4
4をと含む。
ここにおいて、前記消失膜42は、各半導体圧力センサ
100の可動ダイアフラム110の形状及び大きさを特
定するために用いられるもので必り、例えば多結晶シリ
コン等の等方性エツチング材料を用いて形成されている
本実施例においては、この消失膜42を基板40の受圧
領域に沿って正確に被Ffj−iるために、まず、基板
40の表面に窒化シリコン(Si3N4 )からなる絶
縁膜58を被覆し、次にフォi・エツチングを用いてこ
の絶縁膜58の受圧領域に相当する部分に開口58aを
形成し、この開口58aを覆うように絶縁膜58上に消
失膜42を被覆形成する。
この時、この消失膜42の形状は、第1図に示づように
ほぼ正方形に形成されており、しかも正方形の周囲には
その外側に向は延長された複数の領域42aが形成され
ている。
また、前記ダイアフラム膜44は、窒化シリコンを用い
て形成されており、このダイアフラム膜44の受圧領域
所定位置には、艮ざ40μm1幅10μm、厚さ0.1
5μmのP型子結晶シリコンからなる歪みゲージ46が
設けられている。
そして、この歪ゲージ46を、後述するエツチング液か
ら保護するために、歪みゲージ46の表面及びダイアフ
ラム膜44の表面は絶縁性保護膜4Bにより被覆され、
実施例においてこの絶縁性保護膜48は厚さ0.15μ
mの窒化シリコンを用いて形成されている。
そして、各センサ100は、前述した各突出領[42a
に、絶縁性保護膜48、ダイアフラム膜を貫通してなる
複数のエツチング液注入口50が開口形成されており、
このエツチング液注入口50を介して基板40へ向は水
酸化カリウム(K OH>水容液等の異方法エツチング
液が注入される。
このようにすることにより、消失膜42の全てと基板4
0の一部とがエツヂング除去され、圧力基準室52及び
可動ダイアフラム110が形成される。
ずなちり、エツチング液注入口50からエツチング液を
注入すると、消失膜42は所定速度で横方向にエツヂン
グ除去されていき、これと同時に基板40はこの横方向
のエツチングに連動して縦方向に所定深さだけエツチン
グ除去され、圧力基準室52が形成されることとなる。
このとき、圧力基準室52の上面側に位置−リ−るダイ
アフラム膜44及び絶縁性保護膜48は、耐エツチング
材料を用いて形成されているため、はとんどエツチング
除去されることはなく、従ってダイアフラムI!44、
絶縁性保護膜48及び後述する第2の絶縁性像ff1l
l!J54からなる積層膜は、その受圧領域、すなわち
消失膜42の設けられた領域が圧力基準室52に対する
可動ダイアフラム110として機能することになる。
ここにおいて、前記消失膜42をその一辺が約100μ
mの正方形状に形成すると、前記可動ダイアフラム11
0及び圧力基準室52もその一辺がほぼ100μmの正
方形状に形成されることとなる。
そして、実施例のセンサ100は、歪みゲージ46に接
続される電極リード222,228及びその他の電極リ
ードを形成したのち、圧力基準室52内を真空状態に保
ったまま絶縁性保護膜48の表面の全域に窒化シリコン
からなる第2の絶縁性保護膜54を被覆する。このよう
にすることにJ:す、この第2の絶縁性保護膜54は、
各エッヂング液注入口50の封止部材56として機能し
、更にセンサ表面のパッシベーションを兼ねることにな
る。
このようにして、本実施例の圧力弁イlr検出装置では
、半導体基板40の主表面上に複数の絶対圧検出用のセ
ンサ100がn行×m列の7トリスク状に形成されるこ
とになる。
(ロ)センサ走査手段 また、本実施例の圧力分布検出装置において、主表面上
にマトリクス状に整列配置された各圧力センサ100は
、センサ走査手段200により順次電源が供給され、そ
の出力信号が出力するよう形成されている。
実施例において、このセンサ走査手段200は基板40
の主表面上に前記各センサ100と1対1に対応するn
チャンネルのMOS型電界効果トランジスタ(以下FE
Tと記す)210を隣接配置し、該FET210を順次
切り換えることにより各センサ100をマトリクス状に
走査するように形成されている。
実施例において、このFET210は、イオン注入法に
よって形成されたN型のソース212及びドレイン21
4と、ゲート酸化膜216と、多結晶シリコングー1〜
218と、分離用酸化膜220とを含む。
そして、各FET210のソース212)対応するセン
サ100に設けられた歪みゲージ46の一端と、リード
222を介して接続されており、またドレイン214は
電源のプラス側に接続されている。
そして、このFET210は、リード226を介してゲ
ート218に印加される制御信号により、対応する歪み
ゲージと電源との接続を制御している。
また、歪みゲージ46の一端側に接続されたリード22
8は、第4図に示すFET230を介して図示しない信
号検出回路に接続されている。
このようにして、実施例の装置は、各セン1ノ゛100
のFET210とが対になって1つのユニットを形成し
、これらユニツl−が第3図に示すように、n行×m列
のセンリーマトリクス120を形成している。
なお、実施例において、前記各リード222゜224.
226,228は、絶縁性保護膜48上に被覆形成され
ており、これら各リードと歪みゲージ46との接続は、
絶縁性保護膜48上にゲージ両端位置に対応して設けら
れた接続孔60を介して行われている。
第4図には、本実施例のセンサ走査手段200の回路図
が示されており、実施例においては、説明を容易にする
ため、基板40上にセンサ100が4行×4列でマトリ
クス配置されている場合を例にとり説明する。
実施例において、AO−A3はセンリマトリクス120
の行を選択する端子を表し、Bo〜B3はその列を選択
する端子を表している。
また、VDDは各セン+:J100の電源供給端子を表
し、VOは信号出力端子、Qndはアース端子をそれぞ
れ表している。
また、実施例の回路においては、センサマトリクス12
0の各列に対応してFET230−0゜230−1・・
・230−3が基板40上に形成されてあり、各FET
230の一端は共通線を介して出力端子VOに接続され
、その(l!! 喘は対応する各列のセンサ100にそ
れぞれ接続され、そのゲートは対応する列選択用の端子
30−33にそれぞれ接続されている。
1だ、実施例の回路においては、行選択用の端子AO−
A3及び列選択の端子BO−8’3により特定されたセ
ンサ100の出力を電圧信号として出力するために、出
力端子VOとアースとの間には比較用抵抗240が接続
されている。
実施例のセンサ走査手段200は以上の構成からなり、
次にその具体的な動作を説明する。
まず、行選択用の端子AO〜A3のうち1つの端子例え
ばAOに正電圧を加え、他の端子をO電圧にすると、A
O行のFET210−00〜210−03のみオン状態
となり、電源端子V[)DからはAO列の100−00
〜100−03の歪みゲージ46に電源電圧が印加され
る。
このとき、列選択用の端子Bo−B3のうらいずれか1
つの端子、例えばB2に正電圧を加え、他の端子をO電
圧にすると、FET230−2がオン状態となり、82
列のセンサ100−02゜100−12,100−22
,100−32と出力端子VOとが接続される。
この結果、AO行、82列によって特定されるセン9−
100−02が選択され、該セン曹す100の歪みゲー
ジ46−02に電流が流れ、その電流が抵抗240に流
れ込む。
このようにして、センサ100−02のダイアフラム1
10に印加された圧力の大きさは、このダイアフラム1
10上に形成された歪みゲージ46の抵抗変化として、
比較用抵抗240に流れ込む電流に変換され、更に比較
用抵抗240の電圧降下の変化に変換され、出力端子V
Oを介して出力するされることになる。
このため、本実施例のセンサ走査手段200によれば、
行選択端子AO−A3を用いて行を選択し、また列選択
用端子30−33を用いて列を選択することにより、こ
の行と列との交点の圧力センサ100を特定し、その検
出信号を出力端子VOを介して得ることが可能となる。
従って、このセンサマトリクス120を順次繰返し走査
すれば、このマトリクス面に印加される圧力分布の動的
変化をリアルタイムで測定することが可能となる。
なお、本実施例において、比較用抵抗240は歪みゲー
ジ46と同一の処理工程で形成された多結晶シリコンを
用いて基板40の主表面上に形成されているため、その
抵抗温度係数は歪みゲージ46と等しく温度補償されて
いる。
(ハ)圧力印加手段 次に、本実施例の圧力弁イ5検出装置に用いられる圧力
印加手段300を説明する。
第5図には、基板40に圧力印加手段300を取イ」け
た圧力分布検出装置が示されており、実施例において基
板40は第3図に示すごとく形成され、その主表面上に
は10行×10列の71−リクス状に複数の圧力センサ
100が整列配置されている。
そして、この基板40は、その裏面側がセラミックのベ
ース301に接着固定されており、基板40の主表面側
に設けられた各電極130はベース301上に形成され
た厚膜電極にリード302を介してボンディングされて
おり、これにより外部リード304と接続されている。
また、基板40の主表面側周縁に配置された電極130
とリード302とを保護するために、基板40の主表面
側周縁とベース301の表面との間にキャップ306が
接着固定されている。
更に、シリコン基板40上に形成されているセンサマト
リクス120の上部には、平板状に形成されたゴム弾性
体308が当接配置され、この弾性体308上における
接触圧力がそのままセンサマトリクス120側へ伝えら
れる。
このようにして、本実施例の装置によれ11弾性体30
8上に圧力を印加することにより、この印加圧力の分布
はセンサマトリクス120にそのまま伝えられ、その圧
力分布を正確に検出することが可能となる。
第6図には、圧力印加手段300を更に改良した他の実
施例が示されてあり、実施例の装置は、圧力力イ1の2
次元分解能を更に良好に検出可能とするために、キャッ
プ306及び弾性体308の形状に改良を加えたもので
ある。
実施例において、キャップ306は、基板40の表面全
域に当接するよう形成されており、このキャッチ306
のセンサマトリクス120の各ダイアフラム110と対
応する位置にはマトリクス状に複数の貫通孔310が開
口形成されている。
そして、これら各貫通孔310には、弾性体308がそ
れぞれ注入形成されており、キャッチ306の表面側か
ら印加される圧力を各弾性体308を介して個別に各セ
ンサ100へ伝達するよう形成されている。このように
、実施例の圧力印加手段300は、印加圧力を各センナ
100に個別伝達する(う形成されているため、前述し
た第5図に示す装置に比し、圧力分布を更に正確に測定
することが可能となる。
なあ、本実施例の装置は、その外形寸法が10mmx 
10mmx 2.mmと小型に形成することが可能とな
り、更に、実験によれば、0.4mmというすぐれた2
次元分解能を発揮することが確認されていた。
第2実施例 第7図には、本発明好適な第2実施例が示されており、
実施例において、基板40の主表面上には、前記第1実
施例と同様にして16行×16列のマトリクス状に合i
t 256個のセン°リ−100が整列配置されている
。 − そして、実施例の装置は、このセンナマトリクス120
の各行に電源を選択的に接続する2進−16進デコーダ
400と、センリーマ1〜リクス120の各列を選択す
る信号選択機として機能するマルチプレクサ410と、
前記デコーダ400及びマルチプレフナ410により選
択されたレン4)100の出力信号を電圧増幅する増幅
器420と、増幅器で増幅されたセンサ100のアナロ
グ信号をデジタル信号に変換する8ビットのA/Dコン
バータ430と、前記各回路に同期信号を供給するクロ
ック回路440とを含む。
そして、実施例の装置は、デコーダ400に入力される
4ビツトの選択信号AO,AI、A2.A3でセンサマ
トリクス120の行を選択し、また、マルチプレクサ4
10に入力される4ビツトの選択信号BO,Bl、82
.B3でセンサマトリクス120の列を選択し、選択さ
れたセンサ100の信号を増幅器420により増幅して
、ボルトオーダのアナログ出力Cと、A/Dコンバータ
430から出力される8ビツトのデジタル信8DO,D
 1. D2.・・・D7として取出すことができる。
本実施例において、前記シリコン基板40は、10mm
x 10mmの寸法のものを用いてa3す、前記各回路
400〜440は、このシリコン基板40上にMOSF
ETを用いて形成されている。
また、本実施例の装置は、センナマトリクス120を1
mm5ec以下の周期でくりかえし走査することが可能
であり、このようにすることにより、動的な圧力分布の
変化を正確にリアルタイム測定することが可能となる。
また、実験ににれば、実施例の装置は、0.211mと
いう優れた2次元分解能を発揮することが確認されてい
る。
なお、前記各実施例においては、各センサ100は、基
板40上に消失膜42を被覆して形成する場合を例にと
り説明したが、本発明はこれに限らず、このような消失
膜42を設けることなく各センナ100を良好に形成す
ることも可能でおる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明にかかる圧力力イ[i検出装
置の好適な第1実施例の要部説明図、第3図は第1実施
例に用いられる基板の外観説明図、 第4図この第1実施例に用いられるセンサ走査手段の原
理を示す回路図、 第5図及び第6図はこの第1実施例に用いられる圧力印
加手段の説明図、 第7図は本発明の好適な第2実施例を示す説明図、 第8図は従来の圧力弁イ「検出装置の要部説明図である
。 40 ・・・ 半導体単板 42 ・・・ 消失膜 44 ・・・ ダイアフラム膜 46 ・・・ 歪みゲージ 48 ・・・ 絶縁性保護膜 50 ・・・ 1ツチング液注入口 52 ・・・ 圧力基準至 56 ・・・ 封止部材 100  ・・・ 半導体圧力センサ 110  ・・・ 可動ダイアフラム 200  ・・・ センサ走査手段、 210  ・・・ MO8電解効果トランジスタ300
  ・・・ 圧力印加手段 第3図 120毛ンプマ)!、lグ入 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板と、 この半導体基板と同一の基板上にマトリクス状に整列配
    置されてなる複数の半導体圧力センサと、各圧力センサ
    を順次走査しその出力信号を検出するセンサ走査手段と
    、 を含み、 各半導体圧力センサは、 前記半導体基板の主表面上に被覆され、耐エッチング材
    料からなる絶縁性のダイアフラム膜と、このダイアフラ
    ム膜の受圧領域所定位置に設けられた少なくとも1個の
    歪みゲージと、 この歪みゲージ及びダイアフラム膜上に被覆され耐エッ
    チング材料からなる絶縁性保護膜と、この絶縁性保護膜
    及びダイアフラム膜を貫通するよう形成された少なくと
    も1個のエッチング液注入口と、 エッチング液注入口を介して半導体基板の一部をエッチ
    ング除去することにより形成された圧力基準室と、 を含み、 マトリクス配置された各半導体圧力センサに印加される
    圧力分布を測定することを特徴とする圧力分布検出装置
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の装置において、前記
    センサ走査手段は、各圧力センサを順次走査して電源と
    接続し、その出力信号を検出することを特徴とする圧力
    分布検出装置。
  3. (3)特許請求の範囲(1)、(2)記載の装置におい
    て、 センサ走査手段は、MOS型電界効果トランジスタを用
    いて形成されてなることを特徴とする圧力分布検出装置
  4. (4)特許請求の範囲(1)記載の装置において、セン
    サ走査手段は、クロック回路、デコーダ、マルチプレク
    サ、増幅器、A/Dコンバータを含み、前記各半導体圧
    力センサと同一の半導体基板上に形成されてなることを
    特徴とする圧力分布検出装置。
  5. (5)特許請求の範囲(1)〜(4)のいずれかに記載
    の装置において、 各半導体圧力センサは、半導体基板とダイアフラム膜と
    の間に、半導体基板の受圧領域所定位置に沿って等方性
    エッチング材料からなる消失膜を被覆してなることを特
    徴とする圧力分布検出装置。
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