JPS627573Y2 - - Google Patents

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JPS627573Y2
JPS627573Y2 JP1981160578U JP16057881U JPS627573Y2 JP S627573 Y2 JPS627573 Y2 JP S627573Y2 JP 1981160578 U JP1981160578 U JP 1981160578U JP 16057881 U JP16057881 U JP 16057881U JP S627573 Y2 JPS627573 Y2 JP S627573Y2
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JP
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curved surface
lid
skirt
neck
container
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JP1981160578U
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JPS5865265U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は所謂、センタースコアキヤツプと呼ば
れている金属製密封蓋を口頚部に装着した容器に
関する。
上記蓋を装着した容器は、果汁等の充填容器と
して知られており、密封の確実性とともに開口の
容易性がつねに求められている。
第1図にこのような金属蓋を、口頚部に装着し
た容器の要部の斜視図を示す。
図中、1は容器本体、2は蓋で、3は該蓋の頂
部、4は該頂部3の周縁から垂下するスカート
部、5は該スカート部の下端から延出しているつ
まみ部分、6,6′は該つまみ部分の両側附近の
スカート部下端縁7から発し、スカート部4を上
昇し、頂部3を横断する2本のスコア線である。
第2図は第1図−線断面拡大図で、蓋2と
容器1の口頚部との係合状態を示す。
第2図において、容器本体1の口頚部11は、
その上端部に外方膨出部12を備え、該膨出部1
2は、口頚部の頂面13に続き、口頚部の直径方
向外方かつ下方に向う上方凸曲面14、該上方凸
曲面14に続き下方に向う垂直面15、該垂直面
に続き、直径方向内方かつ下方に向う下方曲面1
6によつて形つくられる。該下方曲面16は、口
頚部の外周面17に続いている。なお、18は、
該頂面13と口頚部内周面20とをつなぐ内側曲
面である。而して、金属蓋2の頂部3の周縁部分
とスカート部上端部分と、これに対面する口頚部
の頂面13とその両側部分(上方凸曲面14と内
側曲面18)との間に、パツキング21がある。
スカート部4の大部分は、膨出部12に沿つてお
り、その下端部分は、下方曲面16に沿い、内方
に折り曲げられている。かくしてパツキング21
は、蓋と容器口頚部との間で挾持され、容器が密
封される。
この容器の開口するには、先づ蓋のつまみ部分
5を引張り上げ、スカート部のスコア線間部分8
(第1図)を口頚部から離す。このとき、スコア
線6,6′は、口頚部の膨出部12の上方凸曲面
14の内端19(上方凸曲面14の中心Pを通る
垂直仮想線と、該曲面14との交点であり、換言
すれば、該曲面14と頂面13との接点でもあ
る。)付近まで破断する(第2図に、そのときの
位置を2点鎖線で示す)。さらに続けて、つまみ
部分5を上方に引き上げると、頂部に刻まれてい
るスコア線6,6′が破断し、蓋は口頚部から離
れる。
この種の金属蓋は一般に破断の容易なアルミニ
ウム板から製作され、又、パツキングとしては塩
化ビニル等の合成樹脂が多く用いられ、開口の容
易さと密封の確実性の確保という要請に応えよう
としている。
例えば、0.26mm厚のアルミニウム板で製造した
直径約38mmの金属蓋に、第2図に示す位置に、パ
ツキング材として塩化ビニルを塗布(乾燥重量で
0.3±0.05グラム)し、この蓋を第2図に示すよ
うに装着した容器は十分に密封性が維持される。
而して、この容器を多数作り、それらについて
開口の容易性を知るため、破断試験機によるテス
トを試みた。
その結果、口頚部の垂直面15に沿い、パツキ
ングのない部分では、1.7〜1.9Kg、上方凸曲面1
4に沿いその内端19あたりまでの部分では2.3
〜3.2Kg、それに続く頂部3のスコア線の破断の
中、パツキングの破断を随伴するはじめの部分で
は2.5〜3.5Kgという値が得られた。即ち、上方凸
曲面14に沿う破断を終え、蓋頂部でのスコア線
破断に入るときに、それまで以上の力が必要にな
ることが知られたのである。
この破断を機械でなく、直接、人手で行うとき
は、スカート部下端縁からはじまり、上方凸曲面
内端あたりまでの破断の際のつまみ部分の引張り
方向が引張り易い方向であるのに、それに続く頂
部への進入開始時の破断では、手を上方に引き上
げる方向で行われるので、引張りにくく、しか
も、試験機の場合には、つまみ部分を頂部と直角
方向に引張り上げるが、人手によるときは頂部と
鋭角又は鈍角方向に引張ることになり易いことも
あつて、試験機により示される数字以上に、破断
しにくいとの感じが与えられる。
その上、上方凸曲面に沿う破断までは、引張り
力を与え易く、又、その引張り力に対抗するため
の容器胴の握持(これは、つまみ部を掴んでいる
手でない方の手で行われる)が容易であるが、そ
れ以後の頂部破断の中、前記はじめの部分での破
断を終えたあとでは、スコア線だけの破断となつ
て急激に引裂き抵抗が減少するために、その反動
で容器胴をもつ方の手(上方への引張り力に応じ
た容器握持になる)が、急激に動いて内容液がこ
ぼれるという好ましくない事態を生じるおそれも
ある。
上記問題を解決する手段として、引裂き抵抗が
大きい個所のスコア線を深く刻むことにより引裂
き抵抗をスコア線のどの部分でも等しくすること
が知られているので、パツキングと接する蓋の部
分のスコア線を他の部分のスコア線よりも深くす
ることが考えられる。しかし、この手段は、薄い
アルミニウム板では、深いスコア線の個所が加工
中に破断するおそれがあり、密封の維持という必
須要件を満さないものが生じるおそれがあり、好
ましくない。
本考案は、容器として具備すべき必須要件の密
封性を維持でき、かつ上述の、人手による開口の
際に生じる問題を解決することを目的とするもの
で、その特徴は、パツキングが容器本体の膨出部
の垂直面と上方凸曲面とに接して位置していると
ころにある。
上記の特徴構成を有する本考案の密封蓋装着容
器は、密封性の維持は十分であり、また、上方凸
曲面の破断まででパツキングの破断を伴う破断は
終り、それに続く、引張り力を与えにくい頂部の
スコア線破断は、その部分には全くパツキングが
ないから、パツキング破断に要する力の分だけ従
来の金属蓋(第2図)の破断に比べて小さい引張
り力で破断でき、従つて手に力を入れにくい状態
でも容易に破断でき、又従来の金属蓋のように引
裂き抵抗が急激に変化し減少することがないので
容器胴をもつ方の手が動いて内容液をこぼすとい
う事態を生じることもなくなる。
以下、本考案具体例を図面によつて説明する。
第3図は本考案の一例における容器本体と金属
蓋との組合せ構造を示す容器の部分断面図であ
る。
これを第2図と比較すれば明らかな通り、両図
に示される容器本体と金属蓋との組合せ構造の相
違個所は、パツキングの位置のみであるから、共
通個所については第3図でも第2図と同一の符
号、を用いてある。
パツキングは第3図では30で示してある。而
してパツキング30の内周縁31は、口頚部の上
方凸曲面14の内端19よりも、口頚部の直径方
向外方にあり、パツキング30は上方凸曲面14
と垂直面15とに接して金属蓋との間に挾持され
ている。
第3図に示す金属蓋を、第2図について述べた
ものと同じ数値で多数作つた。即ち、0.26mm厚の
アルミニウム板を用い、蓋の直径を38mmとし、パ
ツキングには、塩化ビニル樹脂(乾燥重量で0.3
±0.05グラム)を用いた。
これら蓋につき、そのスコア線の破断抵抗力
を、試験機(前記と同じもの)によつて測定した
ところ、スコア線の破断開始部分(パツキングの
ない部分)では、第2図示蓋におけると同様、
1.7〜1.9Kgであり、それに続く垂直面15、上方
凸曲面14に沿いパツキングともども破断すると
ころでは、これも第2図示蓋における上方凸曲面
14に沿う破断と同じく、2.3〜3.2Kgであつた。
しかし、その次に来る頂部3でのスコア線の破断
は、従来蓋(第2図)について得られた数値
(2.5〜3.5Kg)を大巾に下まわる1.8〜2.1Kgで行わ
れることが知られた。
これを人手(実験者は5名)で行つてみても、
つまみ部分を引張りあげると、破断は、上方凸曲
面14の内端19あたりまで一気に行われ、その
ときの抵抗感は、従来蓋におけるのと殆んど差が
なかつたが、そのあとの頂部における破断は、そ
の開始個所を含め、明確に、引裂き易いと感じら
れ、しかもその破断中に容器をもつ手が動いてそ
のために内容液がこぼれるという事態は生じなか
つた。また、加熱殺菌した果汁を収容した瓶に、
上記蓋を常法に従つて装着し、瓶内圧力の変化を
調べることにより密封維持の良否を調べたが、す
べての瓶の密封性は良好であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセンタースコアキヤツプを口頚
部に装着した容器の要部斜視図、第2図は第1図
−線断面拡大図、第3図は本考案の一例にお
ける第2図類似の断面拡大図。 1……容器本体、11……その口頚部、12…
…その外方膨出部、13……口頚部頂面、14…
…上方凸曲面、15……垂直面、16……下方曲
面、19……外側曲面の内端、2……金属蓋、3
……その頂部、4……スカート部、5……つまみ
部分、6,6′……スコア線、7……スカート部
下端縁、21,30……パツキング、31……パ
ツキング30の内周縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 頂部、該頂部周縁から垂下するスカート部及び
    該スカート部下端から延出するつまみ部分から成
    り、該つまみ部分の両側附近のスカート部下端縁
    から発し、該スカート部を上昇し、頂部を横断す
    る2本のスコア線が刻んであり、かつ、パツキン
    グをもつ金属蓋を、外方膨口頚部の頂面に続き、
    口頚部の直径方向外方かつ下方に向う上方凸曲面
    と、該上方凸曲面に続き下方に向う垂直面と、該
    垂直面に続き、直径方向内方かつ下方に向う下方
    曲面とから成る出部を備えた容器本体の口頚部に
    かぶせ、当該蓋のスカート部の下端部分を内方に
    折り曲げて前記膨出部に係止した容器において、 前記パツキングが前記膨出部の垂直面と上方凸
    曲面とに接して位置していること を特徴とする密封蓋装着容器。
JP16057881U 1981-10-28 1981-10-28 密封蓋装着容器 Granted JPS5865265U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16057881U JPS5865265U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 密封蓋装着容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP16057881U JPS5865265U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 密封蓋装着容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5865265U JPS5865265U (ja) 1983-05-02
JPS627573Y2 true JPS627573Y2 (ja) 1987-02-21

Family

ID=29952972

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JP16057881U Granted JPS5865265U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 密封蓋装着容器

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JPS5865265U (ja) 1983-05-02

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