JPS6275396A - 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 - Google Patents
機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法Info
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- JPS6275396A JPS6275396A JP21673985A JP21673985A JPS6275396A JP S6275396 A JPS6275396 A JP S6275396A JP 21673985 A JP21673985 A JP 21673985A JP 21673985 A JP21673985 A JP 21673985A JP S6275396 A JPS6275396 A JP S6275396A
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は機器表面に付着残留した金属ナトリウムの安定
化を目的とした処理方法の改良に関する。
化を目的とした処理方法の改良に関する。
液体金属ナトリウム中で使用される機器、例えば原子カ
プラントにおける蒸気発生器等の機器を点検したり補修
したシするためには、この機器を大気中に取出して１０
日〜１００日程変放置すると共に、機器表面く付着残存
・している金属ナトリウムを洗浄、除去することが必要
とされる。そのための手段としては、真空蒸留、アルコ
ール洗浄、蒸気洗浄、水洗浄等が従来一般に行なわれて
いた。
プラントにおける蒸気発生器等の機器を点検したり補修
したシするためには、この機器を大気中に取出して１０
日〜１００日程変放置すると共に、機器表面く付着残存
・している金属ナトリウムを洗浄、除去することが必要
とされる。そのための手段としては、真空蒸留、アルコ
ール洗浄、蒸気洗浄、水洗浄等が従来一般に行なわれて
いた。
しかし、機器表面のクレビス（微細な隙間）に充填され
良金属ナトリウムはこれらの方法をもってしても除去は
困難で、殆どの場合は幾らか残存するのを避けることが
できない。この状態で機器を大気中に曝しておくと、ク
レビス内では残存金属ナトリウムが徐々に大気中の水分
と反応して水酸化ナトリウム溶液を生成する。
良金属ナトリウムはこれらの方法をもってしても除去は
困難で、殆どの場合は幾らか残存するのを避けることが
できない。この状態で機器を大気中に曝しておくと、ク
レビス内では残存金属ナトリウムが徐々に大気中の水分
と反応して水酸化ナトリウム溶液を生成する。
これは点検や補修等の作業に支障をもたらすはかシでな
く、機器を再び金属ナトリウム中に浸漬して再使用する
ときは、機器構成材にアルカリ応力腐食、腐食割れ等の
悪影響を及ぼす。
く、機器を再び金属ナトリウム中に浸漬して再使用する
ときは、機器構成材にアルカリ応力腐食、腐食割れ等の
悪影響を及ぼす。
そこで、上記のように機器表面に付着残留しとして、出
願人は先に次のような処理方法を提案した（特公昭６０
−８７６０号）。
願人は先に次のような処理方法を提案した（特公昭６０
−８７６０号）。
この方法は、水含有流体で洗浄する一次処理工程と、炭
酸ガス雰囲気下に減圧加熱して付着−しているナトリウ
ム化合物溶液を沸騰させる二次工程と、大気雰囲気に曝
す三次工程と、機器の再使用前に前記三次処理工程と同
様の操作を行なう四次処理工程とからなる四段階の処理
方法である。
酸ガス雰囲気下に減圧加熱して付着−しているナトリウ
ム化合物溶液を沸騰させる二次工程と、大気雰囲気に曝
す三次工程と、機器の再使用前に前記三次処理工程と同
様の操作を行なう四次処理工程とからなる四段階の処理
方法である。
第２図は上記特公昭６Ｇ）−８７６０号の処理方法によ
る変化を示す説明図で、同図（Ａｌは機器表面のクレビ
ス内に金属ナトリウムＩが詰って残存している状態を示
している。これに前記−次処理工程を施すと、同図（Ｂ
ｌに示すように金属ナトリウム１の表層が水と反応して
水酸化ナトリウム層２を形成する。次いで前記二次処理
工程を施すと、水酸化ナトリウムと炭酸ガスとが反応し
、同図（ｑに示すように水酸化す） １７９１層２の表
層が炭酸ナトリウム層３に転化される。
る変化を示す説明図で、同図（Ａｌは機器表面のクレビ
ス内に金属ナトリウムＩが詰って残存している状態を示
している。これに前記−次処理工程を施すと、同図（Ｂ
ｌに示すように金属ナトリウム１の表層が水と反応して
水酸化ナトリウム層２を形成する。次いで前記二次処理
工程を施すと、水酸化ナトリウムと炭酸ガスとが反応し
、同図（ｑに示すように水酸化す） １７９１層２の表
層が炭酸ナトリウム層３に転化される。
この状態で前記三次処理工程を施すと、緻密な炭酸ナト
リウム層３が大気中水分のクレビス内部への拡散を防止
すると共に、水酸化す） １７９１層２との界面ではＮ
ａＯＨとＮａＣ０，との混合が進行し、遂には同図（Ｄ
ｌに示すように両者の混合層４が形成される。その後に
前記四次処理工程を施すと、混合層４はその中のＮａＯ
ＨがＮａ、Ｃｏ、に転化されてるため全体が炭酸ナトＩ
Ｊウム層３とな〉、クレビス内部は水酸化ナトリウムが
ほぼ無くなることになる（同図（Ｂ）図示）。
リウム層３が大気中水分のクレビス内部への拡散を防止
すると共に、水酸化す） １７９１層２との界面ではＮ
ａＯＨとＮａＣ０，との混合が進行し、遂には同図（Ｄ
ｌに示すように両者の混合層４が形成される。その後に
前記四次処理工程を施すと、混合層４はその中のＮａＯ
ＨがＮａ、Ｃｏ、に転化されてるため全体が炭酸ナトＩ
Ｊウム層３とな〉、クレビス内部は水酸化ナトリウムが
ほぼ無くなることになる（同図（Ｂ）図示）。
こうして、上記特公昭６０−８７６０号の処理方法によ
シ、機器表面に水酸化ナトリウムが残留することによる
アルカリ腐食等の問題を未然に回避できることとなった
。
シ、機器表面に水酸化ナトリウムが残留することによる
アルカリ腐食等の問題を未然に回避できることとなった
。
特公昭６０−８７６０号に開示された処理方法は極めて
有用なものであるが、処理工程が多いため長時間を要す
る問題があっ九。
有用なものであるが、処理工程が多いため長時間を要す
る問題があっ九。
その主な原因は、クレビス内の金属ナトリウムを例えば
湿シ窒素ガス等の水含有流体で洗浄する一次処理工程に
おいて、生成した水酸化ナトリウムがバリヤとなって反
応の進行が低下するためである。
湿シ窒素ガス等の水含有流体で洗浄する一次処理工程に
おいて、生成した水酸化ナトリウムがバリヤとなって反
応の進行が低下するためである。
上記事情ンこ鑑み、本発明は特公昭６０−８７６０号に
開示された方法と同等以上の効果を有し、且つ短時間で
処理することができる方法を提供すべくなされたもので
ある。
開示された方法と同等以上の効果を有し、且つ短時間で
処理することができる方法を提供すべくなされたもので
ある。
本発明による処理方法は、金属す） ＩＪウムの付着し
た機器表面を加圧、大気圧、減圧等の圧力変動下に炭酸
ガスを混入した湿り窒素ガスで洗浄することにより、付
着している金属ナトリウムを炭酸ナトリウムに転化し、
安定化することを特徴とするものである。
た機器表面を加圧、大気圧、減圧等の圧力変動下に炭酸
ガスを混入した湿り窒素ガスで洗浄することにより、付
着している金属ナトリウムを炭酸ナトリウムに転化し、
安定化することを特徴とするものである。
本発明において、金属ナトリウム付着機器の表面を湿り
窒素ガスおよび炭酸ガスの混合ガスで洗浄すると、水と
の反応で金属ナトリウム表面に生成した水酸化ナトリウ
ムか直ちに炭酸ガスと反応して膨潤した炭酸ナトリウム
となる。
窒素ガスおよび炭酸ガスの混合ガスで洗浄すると、水と
の反応で金属ナトリウム表面に生成した水酸化ナトリウ
ムか直ちに炭酸ガスと反応して膨潤した炭酸ナトリウム
となる。
このため＃密な水酸化ナトリウム層によるバリヤが形成
されて反応速度が低下することはなく、順調に反応が進
行する。
されて反応速度が低下することはなく、順調に反応が進
行する。
また、加圧供給、大気圧、更には減圧といった圧力変動
を繰シ返すことで上記の反応は一段と促進され、クレビ
スの内部にまで速やかに炭酸ガスが供給される。
を繰シ返すことで上記の反応は一段と促進され、クレビ
スの内部にまで速やかに炭酸ガスが供給される。
供試体として隙間０．５〜２ａｎ％深さ５０−のクレビ
ス構造体（鋼製）を十数個使用した。
ス構造体（鋼製）を十数個使用した。
このクレビス構造体を液体金属ナトリウム中に浸漬し、
第１図（Ａ）に示すようにクレビス内に金属す） ＩＪ
ウム１を付着充填させた。次に、このクレビス栴造体表
面を炭酸ガスを混入した湿り窒素ガスで処理したところ
、第１図ｆＢ）に示すように反応生成物として炭酸す）
・リウムｂ３が形成され、該炭酸ナトリウム層は膨れ上
って多孔質となった。更に、加圧および減圧をｉ５返し
て処理したところ、反応は同等阻害されることなく進行
し、第１図（Ｃ）に示すように炭酸ナトリウム層３は一
段と膨張してクレビスの外にまで突出した。
第１図（Ａ）に示すようにクレビス内に金属す） ＩＪ
ウム１を付着充填させた。次に、このクレビス栴造体表
面を炭酸ガスを混入した湿り窒素ガスで処理したところ
、第１図ｆＢ）に示すように反応生成物として炭酸す）
・リウムｂ３が形成され、該炭酸ナトリウム層は膨れ上
って多孔質となった。更に、加圧および減圧をｉ５返し
て処理したところ、反応は同等阻害されることなく進行
し、第１図（Ｃ）に示すように炭酸ナトリウム層３は一
段と膨張してクレビスの外にまで突出した。
上記の処理の後、供試体を観察したところ、クレビス内
の残存物は全て炭酸ナトリウムになっていた。
の残存物は全て炭酸ナトリウムになっていた。
以上詳述したように、本発明によれば機器表面に付着し
た水酸化ナトリウムを速やかに安定な炭酸ナトリウムに
転化し、水酸化ナトリウムが残留することによるアルカ
リ腐食等の問題を未然に防止できる尋、顕著な効果が得
られるものである。
た水酸化ナトリウムを速やかに安定な炭酸ナトリウムに
転化し、水酸化ナトリウムが残留することによるアルカ
リ腐食等の問題を未然に防止できる尋、顕著な効果が得
られるものである。
第１図は本発明の一実施例になる処理過程を示す説明図
、第２図は従来の処理方法における過程を示す説明図で
ある。 Ｉ・・・金属ナトリウム、２・・・水酸化ナトリウム層
、３・・・炭酸ナトリウム層、４・・・水酸化ナトリウ
ムおよび炭酸す） ＩＪウムの混在層。 出願人復代理人 弁理士 鈴 江 武 彦（Ａ）
（Ｂ） （Ｃ）（Ａ）
（Ｂ） （Ｃ） ＣＤ） （
Ｅ）第２図
、第２図は従来の処理方法における過程を示す説明図で
ある。 Ｉ・・・金属ナトリウム、２・・・水酸化ナトリウム層
、３・・・炭酸ナトリウム層、４・・・水酸化ナトリウ
ムおよび炭酸す） ＩＪウムの混在層。 出願人復代理人 弁理士 鈴 江 武 彦（Ａ）
（Ｂ） （Ｃ）（Ａ）
（Ｂ） （Ｃ） ＣＤ） （
Ｅ）第２図
Claims (1)
- 金属ナトリウムの付着した機器表面を、加圧、大気圧、
減圧等の圧力変動下に炭酸ガスを混入した湿り窒素ガス
で洗浄することにより、付着している金属ナトリウムを
炭酸ナトリウムに転化し、安定化することを特徴とする
機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60216739A JPH0640155B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60216739A JPH0640155B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6275396A true JPS6275396A (ja) | 1987-04-07 |
| JPH0640155B2 JPH0640155B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=16693171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60216739A Expired - Lifetime JPH0640155B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640155B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022012109A (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-17 | 株式会社東芝 | アルカリ金属の安定化方法及び安定化装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0667649U (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-22 | 株式会社サカタ製作所 | タイトフレームの構造 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50148798A (ja) * | 1974-05-23 | 1975-11-28 | ||
| JPS57146199A (en) * | 1981-03-05 | 1982-09-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Evaporating and cleaning device |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60216739A patent/JPH0640155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50148798A (ja) * | 1974-05-23 | 1975-11-28 | ||
| JPS57146199A (en) * | 1981-03-05 | 1982-09-09 | Tokyo Shibaura Electric Co | Evaporating and cleaning device |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022012109A (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-17 | 株式会社東芝 | アルカリ金属の安定化方法及び安定化装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0640155B2 (ja) | 1994-05-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |