JPS6275380A - 原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方法 - Google Patents
原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方法Info
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- JPS6275380A JPS6275380A JP60216998A JP21699885A JPS6275380A JP S6275380 A JPS6275380 A JP S6275380A JP 60216998 A JP60216998 A JP 60216998A JP 21699885 A JP21699885 A JP 21699885A JP S6275380 A JPS6275380 A JP S6275380A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野1
本発明は、原子炉格納容器内での有機ヨウ素の発生量を
抑制する方法に関する。
抑制する方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
一般に、原子力発電所の原子炉事故の際には、炉心から
多品の放射性ヨウ素か放出され、これがヨウ化セシウム
(Cs I )として冷却水(こ溶解し、原子炉格納容
器のサプレッションプールに運びこまれる。
多品の放射性ヨウ素か放出され、これがヨウ化セシウム
(Cs I )として冷却水(こ溶解し、原子炉格納容
器のサプレッションプールに運びこまれる。
またサプレッションプールに運びこまれたヨウ水分は、
ヨウ素単体ガス(I2)として気相のトライウェル内へ
移行し、このI2がドライウェルの内側表面の有機ペイ
ントと反応して有機ヨウ素か生じることになる。発生し
た有機ヨウ素は反応性か極めて低いため、このままの形
態て原子炉(6納容器外へ放出されやすく、したかつて
元素としてのヨウ素の環境への放出量か大きくなるとい
う問題かある。
ヨウ素単体ガス(I2)として気相のトライウェル内へ
移行し、このI2がドライウェルの内側表面の有機ペイ
ントと反応して有機ヨウ素か生じることになる。発生し
た有機ヨウ素は反応性か極めて低いため、このままの形
態て原子炉(6納容器外へ放出されやすく、したかつて
元素としてのヨウ素の環境への放出量か大きくなるとい
う問題かある。
[発明の目的コ
本発明者らは、この問題を解決するために鋭意研究を重
ねた結果、ヨウ累水溶液からこれと気液平衡状態にある
気相中に移行するヨウ素カスI2の吊は、水溶液のpH
埴か大ぎいほど少なくなるという知見を17だ。
ねた結果、ヨウ累水溶液からこれと気液平衡状態にある
気相中に移行するヨウ素カスI2の吊は、水溶液のpH
埴か大ぎいほど少なくなるという知見を17だ。
すなわち第1図に示すように、pHの値を1だけ増加さ
せれば、I2生成帛は1/10に減少し、たとえばpH
を5から6にすれば、pH6におけるI2生成早はpf
−16の12生成量の1/10となり、またpHを8か
ら9にしてす、pH9の12生成呈はpH8のI2生成
■の1/10となるのである。ちなみに、サプレッショ
ンプールのpl−1は通#’r’ 7桿度でおる。
せれば、I2生成帛は1/10に減少し、たとえばpH
を5から6にすれば、pH6におけるI2生成早はpf
−16の12生成量の1/10となり、またpHを8か
ら9にしてす、pH9の12生成呈はpH8のI2生成
■の1/10となるのである。ちなみに、サプレッショ
ンプールのpl−1は通#’r’ 7桿度でおる。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたもので、原子
炉格納容器のサプレッションプールから発生するヨウ素
ガス量を抑制し、これにより有機ヨウ素の発生量を減じ
る方法を提供することを目的とする。
炉格納容器のサプレッションプールから発生するヨウ素
ガス量を抑制し、これにより有機ヨウ素の発生量を減じ
る方法を提供することを目的とする。
[発明の概要]
本発明の原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方
法は、原子炉格納容器の1ナプレツシヨンプール内にア
ルカリ性物質を注入してそのlDH値を、好ましくは9
〜10まで上昇させ、該ナプレッションプールからトラ
イウェルに移行するヨウ素ガス量を抑制することにより
、ドライウェル内で生じる有機ヨウ素の量を抑制したも
のである。
法は、原子炉格納容器の1ナプレツシヨンプール内にア
ルカリ性物質を注入してそのlDH値を、好ましくは9
〜10まで上昇させ、該ナプレッションプールからトラ
イウェルに移行するヨウ素ガス量を抑制することにより
、ドライウェル内で生じる有機ヨウ素の量を抑制したも
のである。
[発明の実施例1
以下、本発明の実施例について記載する。
第2図に示Jように、底部に4100m3のリープレッ
ションブール1か設けられ、その上部に120001n
3のドライウェル2が形成されたMARK−II’Mの
原子炉格納容器3において、事故時にサプレッションプ
ール1に注入すぺさ°アルカ1月1物質の早および変化
すべきlDH値を決定するために、第3図に示すような
モデルを作製し実験を行った。
ションブール1か設けられ、その上部に120001n
3のドライウェル2が形成されたMARK−II’Mの
原子炉格納容器3において、事故時にサプレッションプ
ール1に注入すぺさ°アルカ1月1物質の早および変化
すべきlDH値を決定するために、第3図に示すような
モデルを作製し実験を行った。
ずなわら容積1 T113の密閉容器4内にヨウ素;開
度10−7モル/!2のヨウ素水溶液5を入れて液相部
を形成し、これと気液平衡状態にある気相部6(体積0
.75tn3)に移行したI2量を測定した。次いて、
この密閉容器4に隣接して設けられた水酸化ナトリウム
(NaOl−1)水溶液タンク7から、バルブ8を介し
て1NのN a O+−1水溶液を」つ索水溶液5内に
注入し、このときの液相部のp)−1値の変化と気相部
6に移行したI2量をそれぞれ測定した。測定の結果、
NaOH水溶液を2.5m(NaOHの添加量2.5X
10−’モル)注入したとき、液相部のpHの値は7か
ら9に上昇し、気相部に移行するI 2iLJ、約1/
′100に減少することかわかった。なお、pHの値か
増加すれば本発明としての効果か得られるか、通常pH
゛は9〜10程度とす1 ることか望ま
しい。
度10−7モル/!2のヨウ素水溶液5を入れて液相部
を形成し、これと気液平衡状態にある気相部6(体積0
.75tn3)に移行したI2量を測定した。次いて、
この密閉容器4に隣接して設けられた水酸化ナトリウム
(NaOl−1)水溶液タンク7から、バルブ8を介し
て1NのN a O+−1水溶液を」つ索水溶液5内に
注入し、このときの液相部のp)−1値の変化と気相部
6に移行したI2量をそれぞれ測定した。測定の結果、
NaOH水溶液を2.5m(NaOHの添加量2.5X
10−’モル)注入したとき、液相部のpHの値は7か
ら9に上昇し、気相部に移行するI 2iLJ、約1/
′100に減少することかわかった。なお、pHの値か
増加すれば本発明としての効果か得られるか、通常pH
゛は9〜10程度とす1 ることか望ま
しい。
らなみに、リープレッションブール1のl)Hの値を7
から9に−L胃させるために注入するアルカリ1生物貿
の吊は、このアルカリ性物質として1Nの1\a OH
水溶液を用いるならば約40ffiであること1
がわかる。したかつて、このような原子炉格
納容: 器3と並んで、原子力発電所
の汁屋内にN a O+−1’ 7F−’tn
M())’J >つ”’v’)、”J i ’ja L
L 5 M、Z17)’)> ’/とリープレッショ
ンブール1とをバルブの介挿された配管で接続しておく
ことにより、原子炉の事故時に直らに、バルブを開いて
所定量のNaOH水溶液をリプレッションブール1に注
入し、原子炉格納容器3内ての有機ヨウ素の発生量を抑
制し41機の環境への放出量を減らずことかできる。
から9に−L胃させるために注入するアルカリ1生物貿
の吊は、このアルカリ性物質として1Nの1\a OH
水溶液を用いるならば約40ffiであること1
がわかる。したかつて、このような原子炉格
納容: 器3と並んで、原子力発電所
の汁屋内にN a O+−1’ 7F−’tn
M())’J >つ”’v’)、”J i ’ja L
L 5 M、Z17)’)> ’/とリープレッショ
ンブール1とをバルブの介挿された配管で接続しておく
ことにより、原子炉の事故時に直らに、バルブを開いて
所定量のNaOH水溶液をリプレッションブール1に注
入し、原子炉格納容器3内ての有機ヨウ素の発生量を抑
制し41機の環境への放出量を減らずことかできる。
[発明の効果1
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、事故
時に原子炉格納容器内で発生する有機ヨウ素の皐を抑制
し、化学種としてのヨウ素の環境への放出量を著しく減
少さUることができる。
時に原子炉格納容器内で発生する有機ヨウ素の皐を抑制
し、化学種としてのヨウ素の環境への放出量を著しく減
少さUることができる。
第1図はpH増加量と12生成最の減少の関係を示すグ
ラフ、第2図は本発明の実施例における原子炉格納容器
の概略を説明する断面図、第3図は実施例の原子炉格納
容器の実験モデルを示す断面図である。 1・・・・・・・・・サプレッションプール2・・・・
・・・・・ドライウェル 3・・・・・・・・・原子炉格納容器 4・・・・・・・・・密閉容器 5・・・・・・・・・ヨウ素水溶液 6・・・・・・・・・気相部 7・・・・・・・・・NaOH水溶液タンク8・・・・
・・・・・バルブ 出占泉ん B岑B)力番υ圭穴イ≧キ
1−出願人 株式会社 東 芝 代理人弁理士 須 山 佐 − pH耐動ryf 第1図 第2図
ラフ、第2図は本発明の実施例における原子炉格納容器
の概略を説明する断面図、第3図は実施例の原子炉格納
容器の実験モデルを示す断面図である。 1・・・・・・・・・サプレッションプール2・・・・
・・・・・ドライウェル 3・・・・・・・・・原子炉格納容器 4・・・・・・・・・密閉容器 5・・・・・・・・・ヨウ素水溶液 6・・・・・・・・・気相部 7・・・・・・・・・NaOH水溶液タンク8・・・・
・・・・・バルブ 出占泉ん B岑B)力番υ圭穴イ≧キ
1−出願人 株式会社 東 芝 代理人弁理士 須 山 佐 − pH耐動ryf 第1図 第2図
Claims (2)
- (1)原子炉格納容器のサプレッションプール内にアル
カリ性物質を注入してそのpH値を上昇させ、該サプレ
ッションプールからドライウェルに移行するヨウ素ガス
量を抑制することを特徴とする原子炉格納容器内の有機
ヨウ素発生量の抑制方法。 - (2)サプレッションプールのpHの値を9〜10に上
昇させる特許請求の範囲第1項記載の原子炉格納容器内
の有機ヨウ素発生量の抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60216998A JPS6275380A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60216998A JPS6275380A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6275380A true JPS6275380A (ja) | 1987-04-07 |
Family
ID=16697212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60216998A Pending JPS6275380A (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 原子炉格納容器内の有機ヨウ素発生量の抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6275380A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513684A (ja) * | 2005-11-01 | 2009-04-02 | パウル・シェラー・インスティトゥート | ヨウ素種のヨージドへの速い還元 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60216998A patent/JPS6275380A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513684A (ja) * | 2005-11-01 | 2009-04-02 | パウル・シェラー・インスティトゥート | ヨウ素種のヨージドへの速い還元 |
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