JPS6275361A - 電機子巻線の監視装置 - Google Patents

電機子巻線の監視装置

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JPS6275361A
JPS6275361A JP60216620A JP21662085A JPS6275361A JP S6275361 A JPS6275361 A JP S6275361A JP 60216620 A JP60216620 A JP 60216620A JP 21662085 A JP21662085 A JP 21662085A JP S6275361 A JPS6275361 A JP S6275361A
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JP
Japan
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corona discharge
signal
armature
positive
coil
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JP60216620A
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English (en)
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Noritada Nishijima
西島 令宰
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は回転電機等の電機子巻線の絶縁劣化等を含めた
異常を探知する監視装置に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、一般産業のプラントの規模は大形化の一途をたど
っており、これに伴って回転電機も大形化すると共にそ
の設置数も増大している。
従ってこのような回転電機にあっては高い信頼性が特に
要求されるので保守点検を確実に行い、絶縁破壊等の突
発事故を未然に防止する必要がある。このため運転中に
おいて回転電1tti子巻線の絶縁劣化等の異常を非破
壊的手段により早期に探知し、適切な時期に電機子巻線
の補修または巻替えを行うことが望ましい。
電機子巻線は一般に高電圧、高電界の環境に被らされる
。電機子スロットに収納される電機子コイルは特に対地
に近くなるので導線を芯にして、その電圧階級に応じ充
分な絶縁処理がなされる。
更にスロット壁とコイル表面間の電界を緩和し、コロナ
放電を防止するために、コイル絶縁の最外周に半導電性
を有する材料を用いたコロナ防止処理が施される。
また運転中にその通電電流による電磁力や機械的振動等
のN磁気的、機械的ストレスにより、電機子スロットに
収納された電機子コイルは摩損等の影響を受けるので、
熱膨張の影響を考慮すると共に強固に固定する必要があ
る。このためスロット壁とコイル表面の間に隙間が存在
する場合にはフィラー類を挿入したり、充填剤を注入し
たりしてスロットとの密着性を高めている。
近年絶縁技術が急速に進歩し、コイルの絶縁材料として
熱硬化性合成レジンが一般的に用いられ、コイル自体の
信頼性は格段に向上して来たと言える。
ところで主機の絶縁事故の発生要因の傾向をみると、い
くつかの要因でN様子コイルとスロット壁との密着性が
低下し、電磁気的、線機的ストレスを受けてコイルが振
動し、徐々に絶縁最外層の摩損が進行し、強いては地絡
事故等の重大事故に進展する場合が多く見られるように
なった。
このような密着性低下に伴う劣化要因として次のような
ものが上げられる。
■絶縁層内の剥離(ボイド)の拡大に伴う絶縁劣化の進
展。
■コロナ防止処理部の劣化と特性低下。
■スロットに挿入したフィラー、充填剤の劣化や枯れの
発生。
最近上記電機子巻線の運転監?J!装置として、巻線の
中性点側または線路側に接続した検出器を介してスロッ
ト内のコイル部で発生するコロナ放電量を観測し、その
変化量を検出して劣化判定の一手段とする、コロナ放電
監視装置が考えられている。
しかしこの装置では上述の劣化要因の区別が具体的に判
断できないためその後の補修対策、工期、点検計画等を
立案する上で、より適確で効果的運用が十分行えず、し
かも単機能の一装置に過ぎす本装置の情報でけでは総合
的対策が即実施できないし、巻線異常を一検出要素で判
定するために信頼性の面からも十分でないという不都合
があった。
〔発明の目的] 本発明は以上の欠点に鑑み、重大事故に至る前に絶縁劣
化等の電機子巻線に係る異常を早期に探[発明の概要] かかる目的を達成するために本発明では、電機子コイル
温度、冷却媒体温度、lI電機子電流正及び負極性スロ
ット内コロナ放電量を夫々検出する検出手段を設け、こ
の検出手段の出力に基づき、電機子電流には無関係に健
全時に較べ正及び負極性コロナ放N!が共に増加し且つ
正極性コロナ放電量の増加傾向の方がやや大きいと判定
されるとコロナ防止処理が劣化または特性低下したとし
て監視情報を出力し、上記検出手段の出力に基づき、健
全時に較べ電機子電流と共に負極性コロナ放電量がほと
んど変化しないが、正極性のコロナ放電量の増加傾向が
顕著に見られると判定されると、コイル絶縁の外周が摩
損等を受け始めたとして監視情報を出力し、上記検出手
段の出力に基づき、コイル温度の上昇と共にコロナ放1
!量が減少するが、電機子電流に直接関係なく、正及び
負極性コロナ放電特性の差も見られないと判定されると
、絶縁層内に剥離が発生したとして監視情報を出力する
ことを特徴とする。
[発明の実施例] 本発明の詳細な説明に先立ち、本発明の基本原理につい
て説明する。
即ち、最近になってスロット内における絶縁劣化機構(
発生個所)に対し、コロナ放電特性が、主機の負荷量、
コイル温度、コロナ放電の正または負極性の特性差に関
し次のような相関関係が存在することがわかってきた。
相関関係1:コロナ防止処理が劣化または特性低下した
場合。
この場合は、健全時に較べ正及び負極性のコロナ放電量
とも増加するが、正極性のコロナ放電量の増加傾向の方
がやや大きい。
但し主機の負荷量には無関係である。
相関関係2ニスロツトに挿入したフィラー、充填剤の劣
化や枯れが発生したりして、コイル絶縁の外周が摩損等
を受け始めた場合。
この場合は、健全時に較べ負荷量と共に負極性のコロナ
放電量がほとんど変化しないが、正極性のコロナ放電量
の増加傾向が顕著に見られる。
相関間係3:絶縁劣化の進展等により絶縁層内に剥離(
ボイド)が発生した場合。
この場合は、コイル温度の上昇と共にコロナ放電量が減
少する。
但し負荷量に直接関係なく、正及び負極性によるコロナ
放電特性の差も見られない。
以上の相関関係に看目し、以下本発明の一実施例を示す
第1図及び第2図を参照して説明する。
第1図は大形回転電機の電機子の構造を示す縦断面図で
、第2図はスロット部を拡大した横断面図である。
固定子枠1に電機子鉄心2が支持固定され、この鉄心2
の内周面には軸方向に等配に所定数のスロット3が設け
られ、この部分に上下2つの電機子コイル4が収納され
る。スロット壁とコイル4間に隙間が存在する場合には
、サイドフィラー5を挿入したり充填剤6を注入したり
して、密着性を高めるように配慮される。空隙の調整終
了後にスロット横7を挿入し、III子コイル5がスロ
ット3に対し強固に固定され、巻線として接読し、電気
的に口出線9を介して外部と結合される。また電機子コ
イル4の濃度を検出するセンサー9が、スロット3内の
上下コイル間に相数の整数倍の個数挿入され、中性点側
の口出118に、電機子電流を検出するセンサー10及
びスロットコロナ放電■を検出するセンサー11が相数
に等しい個数配置される。更にセンサー11はコロナ検
出部11aと放電量と数量を計測する計測部11bから
なるものである。この他に冷却空気温度を検出するセン
サー12が、固定子枠外に設置された空気冷却器13の
出口側に取付けられる。
第3図は本実施例の監視装置の構成例を示すものである
。第3図において電機子コイル温度センサーAI (9
)により検出された電機子コイル温度信号a1と、冷却
空気温度センサーA2(10)により検出された冷却空
気温度信号a2とが演算回路B1に入力される。この演
算回路B1は電機子コイル温度信号a1と、冷却空気温
度信号a2より電機子コイルと冷却空気の温度差信号(
電機子コイル温度上昇絶対値信号)×1、電機子コイル
温度上昇時間変化率信号×2、冷却空気温度絶対値信号
×3をそれぞれ算出する。
次に電機子電流検出センサーA3により検出された電橢
子電流信号a3が演算回路B2に入力され、信号a3よ
り電機子電流絶対値信号×4、同時間変化率信号×5が
算出される。
そしてコロナ放電センサーA4に検出されたコロナ放電
信号a4が演算回路B3に入力され、信号a4より正極
性及び負極性のコロナ放電量絶対値信号X6.X7及び
同時間変化率信号X8゜×9を算出する。これらの演算
回路81.〜。
B3は入力信号をデジタル化して演算処、理するもので
あり、ここで算出された各信号×1.〜。
×9はそれぞれ比較器01.〜.C9に入力される。
比較器C1では電機子コイル温度上昇絶対値信号×1が
入力され、この値が設定値以上の場合に電機子コイル温
度上昇値異常信号Y1を出力される。以下同様に各比較
器C2,〜、C9に入力される各信号X2.〜.X9に
対し、その値が設定値異常の場合にそれぞれの入力値の
異常信号としてY2.〜.Y9を出力される。このよう
に各比較器C1,〜、C9でそれぞれの設定値と比較さ
れて出力される信@Y1.〜.Y9は、各センサーA1
.〜.A4により検出された信号a1.〜。
a4と各演算回路81.〜.B3で算出された信号X1
.〜.X9と共に記録装置Gにそれぞれ入力される。ま
た各比較器C1,〜、C9から異常時に出力される信号
Y1.〜.Y9は警報器Fにそれぞれ入力される。
更に比較器C10において演算回路B3で算出された信
号×9が正(>O)、0.負(くO)の値かを判別する
。信@X9が正、0.負の値かに応シテ比較器C1oよ
り各々yio、yi’+。
Y12の出力信号が出力される。比較器C11において
演算回路B3で算出された信号×8、及び×9の大小を
判別する。X8>X9の場合に比較器C11より出力信
号Y13が出力される。比較器C12において演算回路
B3で算出された信号×8がある規定値以上であるかを
判別する。この規定値は比較器C8における設定値より
低いレベルとし、信号×8がある規定値を越えた場合に
比較器C12より出力信号Y14が出力される。比較器
C13において演算回路B3で算出された信号×8が負
の値かを判別する。信号×8が負の値の場合に比較器C
13より出力信号X15が出力される。比較器C14に
おいて演算回路B2で算出された信号x5が正(〉O〉
の値かを判別する。
信号x5が正の場合に比較器C14より出力信号Y16
が出力される。比較器C15において演算回路B1で算
出された信号×2が正(〉0)の値かを判別する。信号
×2が正の値の場合に比較器C15より出力信号Y17
が出力される。
これらの各比較器からの異常信号Y1.〜。
Y9及び判別信@yio、〜、Y17は警報回路D1.
〜.D6に対して異常の内容ごとに分けられてそれぞれ
入力される。
第4図〜第9図は比較器C1,〜、C15から出力され
た信号Y1.〜.Y17が内容ごとに分けられて入力さ
れる警報回路D1.〜.D6の各構成をそれぞれ示すも
のである。
即ち、警報回路D1は第4図に示すように、コイル温度
上昇絶対値異常信号Y1と冷却空気温度絶対値異常信号
Y3が入力される論理積回路41A、同信号Y3とコイ
ル温度時間変化率異常信号Y2が入力れる論理積回路4
1B1これら論理積回路41A、41Bの出力が加えら
れ何れかの回路で論理積条件が満たされていると通風異
常警報信号z1を出力する論理和回路40Aにより構成
されている。
警報回路D2は第5図に示すように、コイル温度上昇絶
対値異常信号Y1と電機子電流絶対値異常信号Y4が入
力される論理積回路41C1同信号Y4とコイル温度時
間変化率異常信号Y2が入力される論理積回路41D1
これら論理積回路41G、41Dの出力と電機子電流時
間変化率異常信号Y5が加えられ何れかの回路で論理積
条件が満たされるか信号Y5が出力されると負荷異常警
報信号z2を出力する論理和回路40Bにより構成され
ている。
警報回路D3は、第6図に示すように正極性及び負極性
のコロナ放ta絶対値異常信号Y6゜Y7並びに同コロ
ナ放電量の時間的変化率異常信。
号Y8.Y9が入力され、何れかの異常信号が入力され
た場合に絶縁異常警報信号Z3を出力する論理和回路4
0Cにより構成されている。
警報回路D4は第7図に示すように、比較器C10より
演算回路B3で算出された信号×9が正の値の場合に出
力される信号YIOと、比較器C11より演算回路B3
で算出された信号X8゜及び×9の大小を判別し、X8
>X9の場合に出力される信号Y13が入力され論理積
条件が満たされると、コロナ防止処理部異常警報信号z
4を出力する論理積回路41Eにより構成されている。
警報回路D5は、第8図に示すように比較器C1oより
演算回路B3で算出された信号×9がOの場合に出力さ
れる信号Y11と、比較器C12より演算回路B3で算
出された信号×8がある設定値以上の場合に出力される
信号Y14と、比較器C14より演算回路B2で算出さ
れた信号×5が正の値の場合に出力される信号Y16が
入力され論理積条件が満たされると、スロット内挿入材
または絶縁層外周異常警報信号Z5を出力する論理積回
路41Fにより構成されている。
そして警報回路D6は、第9図に示すように比較C10
より演算回路B3で算出された信号×9が負の場合に出
力される信号Y12と、比較器C13より算出された信
号×8が負の値の場合に出力される信号Y15と、比較
器C15より演算回路B1で算出された信号×2が正の
値の場合に出力される信号Y17とが入力され、論理積
条件が満たされると、絶縁層内異常警報信号Y6を出力
する論理積回路41Gにより構成されている。
このように構成された各警報回路D1.〜。
D6から出力される異常警報信号Z1.〜.Z6は各検
出項目に対応する表示器E&Hに伝達されると共に、警
報器Fにも伝達される。
次に以上のように構成された本実施例の電機子巻線の監
視装置の作用について説明する。いま回転電機が運転に
入り、所定の回転速度に達すると励磁が加えられる。そ
して端子電圧が確立し、外部回路(また電力系統)に接
続され電力の授受が行われると、運転中に発生する損失
の増減に応じて電機子コイル温度が増減する。
この時電機子コイル温度及び冷却空気温度が、センサー
AI (9)、A4 (12)で検出され、同時に電圧
発生及びコイル通電中に発生するスロット内コロナ放電
量をセンサーA3(11)により検出される。更に運転
中の電機子電流をセンサーA2(10)により検出し主
機の負荷状態が常R監視される。
かくして各センサーで検出されたこれらの電気信号は演
算回路81,82.83に入力されここで各検出センサ
ーに応じてその各検出要素を算出する。つまり電機子巻
線の異常を検出する項目としては電機子コイル温度、冷
却空気温度、電機子電流、スロットコロナ放電量の4項
目である。
電機子コイル温度と冷却空気温度の検出項目については
、演算回路B1により、コイル温度上昇の絶対値、時間
変化率、及び冷却空気濃度の絶対値を、電機子電流につ
いては演算回路B2により絶対値、時間変化率を、スロ
ットコロナ放電量については演算回路B3により正極性
及び負極性のコロナ放電lそれぞれの絶対値、時間変化
率を、それぞれ検出要素として算出する。
そしてアナログ信号からディジタル信号に変換され比較
器C1,〜、C15に入力される。これらの比較器C1
,〜、C9では各検出要素X1゜〜、X9と予め定めら
れたそれぞれの設定値とを比較する。この場合、比較器
C1,〜、C9における比較条件の設定値は、運転モー
ド(例えば推力発電所における発電、揚水、調相又は部
分負荷)及び冷が水温度によって変化させることができ
るようになっている。
次に比較器C1,〜、C9でそれぞれの設定値と比較さ
れた各検出要素の信号×1.〜.X9でそれぞれの設定
値を越えている場合には異常信号Y1.〜.Y9が巻線
異常の内容に応じ、分けられて警報回路01.〜.D3
にそれぞれ入力される。
また比較器C10,〜、C15については前述の通り、
比較器C10より演算回路B3からの信号×9の符号を
判別し、正lot負に応じて信号Y10.Yl 1.Y
l 2を、比較器C11より演算回路B3からの信号X
8.X9の大小を判別しX8>X9+7)場合に一信号
Y13e、比較器C12より演算回路B3からの信号×
8がある設定値を越えた場合に信号Y14を、比較器C
13より演算回路B3からの信号×8が負の値かを判別
し、負の場合に信号Y15を、比較器C14より演算回
路B2からの信号×5が正の値かを判別し、正の場合に
信号Y16を、比較器015より演算回路B1からの信
号x2が正の値かを判別し、正の場合には信号Y17を
それぞれ出力され、同様に巻線異常の内容に応じ分けら
れて警報回路D4゜〜、D6に入力される。
ここで、警報回路D1.〜.D6の作用を第4図〜第9
図を参照して説明する。先ず第4図により通風異常検出
を行う警報回路D1の作用について説明する。前述の通
り比較器01.C2,C3から警報回路りへ入力される
各種異常信号はYl。
Y2.Y3であり通風異常警報信号z1が出力される条
件としては、異常信号Y1.Y3の論理積条件が成立し
た場合または異常信号Y2.Y3の論理積条件が成立し
た場合の何れかである。また負荷異常を検出する警報回
路D2は第5図に示すように、比較器C1,C2,C4
,C5から警報回路D2へ入力される各種異常信号はY
l、Y2゜Y4.Y5であり、負荷異常警報信号Z2が
出力される条件としては、異常信号Y1.Y4の論理積
条件が成立した場合または異常信号Y2.Y4の論理積
条件が成立した場合または、異常信号Y5が出力された
場合の何れかである。
絶縁異常を検出する警報回路D3は第6図に承すように
、比較器C6,C7,C8,C9から警報回路D3へ入
力される各種異常信号はY6゜Y7.Y8.Y9であり
、絶縁異常警報信号z3が出力される条件としては、Y
6.Y7.Y8゜Y9の何れかの異常信号が出力された
場合である。
コロナ防止処理部異常を検出する警報回路D4は第7図
に示すように、比較器cio、ci1から警報回路D4
へ入力される各種出力信号はYlo。
Yl3であり、コロナ防止処理部異常警報信号Z4が出
力される条件としては、出力信号YIO。
Yl3の論理積条件が成立した場合である。
スロット内挿入材または絶縁層外周異常を検出する警報
回路D5は第8図に示すように、比較器CIO,C12
,C14から警報回路D5へ入力される各種出力信号は
Yll、Yl4.Yl6でありスロット内挿入材または
絶縁層外周異常警報信号z5が出力される条件としては
、異常出力信号Y11.Y14.Y16の論理積条件が
成立した場合である。
そして絶縁層内異常を検出する警報回路D6は第9図に
示すように、比較器C10,C13゜C15から警報回
路D6へ入力される各種異常出力信号はYl2.Yl5
.Yl7であり、絶縁響内異常警報信号Z6が出力され
る条件としては、異常出力信号Y12.Yl 5.Yl
 7の論理積条件が成立した場合である。
かくして、上記警報回路D1.〜.D6の何れかから、
前述したような巻線異常の内容に応じた異常警報信号が
表示器E&Hに入力されると、この表示器E&Hはその
異常内容を各検出要素毎に異常表示を行うことになる。
また同時に警報器F、例えばブザーを鳴動させてその旨
が報知される。
更に、正常、異常を問わず記録装置1!fGには各検出
センサーAl、〜、A4からの出力信号a 1゜〜、a
4と演算回路B1.〜.B3で演算された各検出要素に
対応する出力信号X1.〜.X9及び比較器C1,〜、
C9でそれぞれの設定値と比較された出力信号Y11〜
Y19が入力され各検出要素の信号が記録される。
従って、検出要素の何れか1つが異常表示された場合に
は記録装置Gにより正常な他の検出要素の履歴を調べる
ことにより、事前に異常を検出することが可能となる。
以上のように作用することにより電機子巻線に係る異常
を絶縁破壊に至る以前の初期段階で早期に検出でき、し
かもその異常の原因ならびに異常の箇所をも判定し前述
した巻線事故を未然に防止することが可能となる。
第10図は本発明の他の実施例を示すものである。本実
施例は検出センサA1.〜.A4、演算回路B1.〜.
B3、判定回路C1組合せパターン作成回路D、異常表
示器E、警報器F、記録装置Gおよび検出部異常表示器
Hから監視装置を構成するものである。つまり、第10
図において判定回路Cは各項目に対応する検出要素を予
め定められたそれぞれの設定値と比較してその大小を判
別するものであり、第3図における比較器C1゜〜、C
9の個々の機能をそれぞれ有しているものである。また
組み合せパターン作成回路りにおいても、第3図におけ
る警報回路01.〜.D6の個々の機能を有しているも
のである。ここで、第3図と異なる点は判別回路Cで判
別された出力信号を検出部異常表示器Hに入力して検出
センサー自体の異常表示を行なうようにしていることお
よび記録装置Gに対して演算回路B1.〜.B3の出力
信号と組み合せパターン作成回路りの出力信号を入力し
てそれぞれを記録するようにしていることであり、それ
以外は第3図と基本的に同じなので、ここではその説明
を省略する。
なお、前述した各実施例における記録装置Gは記録媒体
の節約のため、常時記録ではなく、ある一定周期である
一定時間記録するようにしても、その記録周期と時間と
の設定が適切であれば実用上支障はない。また記録装置
Gにより各検出要素の信号を記録する場合、異常に至る
履歴が分かればよく、各検出要素の信号と共に入力され
る信号としでは比較器、警報回路、各検出センサーの何
れであってもよい。
ざらに信号を処理する演算回路、比較器又は判別回路、
警報回路又は組み合せパターン作成回路をソフトウェア
によって実境しても同様の効果を上げることができる。
[発明の効果1 以上詳述したように本発明によればN機子コイル温度、
冷却媒体温度、電機子電流、正及び負極性スロット内コ
ロナ放N量を夫々検出する検出手段を設け、この検出手
段の出力に基づき、電機子電流には無関係に健全時に較
べ正及び負極性コOす放電量が共に増加し且つ正極性コ
ロナ放電量の増加傾向の方がやや大きいと判定されると
コロナ防止処理が劣化または特性低下したとして監視情
報を出力し、上記検出手段の出力に基づき、健全時に較
べ電機子電流と共に負極性コロナ放電量がほとんど変化
しないが、正極性のコロナ放電量の増加傾向が顕著に見
られると判定されると、コイル絶縁の外周が摩損等を受
け始めたとして監視情報を出力し、上記検出手段の出力
に基づき、コイル温度の上昇と共にコロナ放電量が減少
するが、電機子電流に直接関係なく、正及び負極性コロ
ナ放電特性の差も見られないと判定されると、$8縁層
内に剥離が発生したとして監視情報を出力するようにし
たので、巻線異常に至る前兆を早期に検出できることが
可能となり、もってIll子巻線の損lを極力少くして
重大事故への拡大予防を計ることができる信頼性の高い
電機子巻線の監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が運用された回転電機の電機子の縦断面
図、第2図は第1図におけるスロット部を拡大した横断
面図、第3図は本発明による電機子巻線の監?J!装置
の一実施例を示すブロック図、第4図乃至第9図は夫々
同実施例における警報回路のブロック構成図、第10図
は本発明の他の実施例を示すブロック図である。 1・・・固定子枠、2・・・電機子鉄心、3・・・スロ
ット、4・・・’Ill子コイル、5・・・サイドフィ
ラー、6・・・スロット充填剤、7・・・スロット楔、
8・・・口出し線、9・・・電機子コイル温度検出セン
サ、10・・・N様子1!流検出センサ、11・・・コ
ロナ放電検出センサ、11a・・・コロナ放電検出部、
11b・・・コロナ放電計測部、12・・・冷却空気温
度検出センサ、13・・・空気冷却器、A1.〜.A4
・・・検出センサ、81゜〜、B3・・・演算回路、C
1,〜、C15・・・比較器、31、〜.D6・・・警
報回路、E&H・・・異常表示器、F・・・警報器、G
・・・記録装置。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 1 図 第2図 、’:  4  F、s D2 第5図 第 6 図 Dム 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電機子コイル温度、冷却媒体温度、電機子電流、正及び
    負極性スロット内コロナ放電量を夫々検出する検出手段
    と、この検出手段の出力に基づき、電機子電流には無関
    係に健全時に較べ正及び負極性コロナ放電量が共に増加
    し且つ正極性コロナ放電量の増加傾向の方がやや大きい
    と判定されるとコロナ防止処理が劣化または特性低下し
    たとして監視情報を出力する第1の判定手段と、上記検
    出手段の出力に基づき、健全時に較べ電機子電流と共に
    負極性コロナ放電量がほとんど変化しないが、正極性の
    コロナ放電量の増加傾向が顕著に見られると判定される
    と、コイル絶縁の外周が摩損等を受け始めたとして監視
    情報を出力する第2の判定手段と、上記検出手段の出力
    に基づき、コイル温度の上昇と共にコロナ放電量が減少
    するが、電機子電流に直接関係なく、正及び負極性コロ
    ナ放電特性の差も見られないと判定されると、絶縁層内
    に剥離が発生したとして監視情報を出力する第3の判定
    手段とを有する電機子巻線の監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050922A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 株式会社明電舎 絶縁劣化診断装置

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JP2021050922A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 株式会社明電舎 絶縁劣化診断装置

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