JPS627476B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS627476B2 JPS627476B2 JP3984983A JP3984983A JPS627476B2 JP S627476 B2 JPS627476 B2 JP S627476B2 JP 3984983 A JP3984983 A JP 3984983A JP 3984983 A JP3984983 A JP 3984983A JP S627476 B2 JPS627476 B2 JP S627476B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scrap
- furnace
- port
- preheating
- exhaust port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 5
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Landscapes
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、製鋼炉特に電気炉のスクラツプ予熱
方法において、特に電気炉を利用した予熱方法の
改良に関するものである。
方法において、特に電気炉を利用した予熱方法の
改良に関するものである。
電気炉に装入するスクラツプを予熱する事によ
り、電気炉で使われるエネルギーを節約する事が
可能で運転費、維持費の点で経済的である。予熱
を効率よく行うためには、高温ガスをスクラツプ
に直接接触させて熱を吸収させ予熱終了と共にす
みやかに溶解を開始する事が有効である。しかし
スクラツプの材質、形状は種々雑多であるために
通気性に偏よりが生じ、高温ガスとの熱交換が円
滑に行われない等の問題があり、高効率のスクラ
ツプ予熱方法が望まれているのが現状である。
り、電気炉で使われるエネルギーを節約する事が
可能で運転費、維持費の点で経済的である。予熱
を効率よく行うためには、高温ガスをスクラツプ
に直接接触させて熱を吸収させ予熱終了と共にす
みやかに溶解を開始する事が有効である。しかし
スクラツプの材質、形状は種々雑多であるために
通気性に偏よりが生じ、高温ガスとの熱交換が円
滑に行われない等の問題があり、高効率のスクラ
ツプ予熱方法が望まれているのが現状である。
スクラツプ予熱を電気炉内で行えば、炉外の予
熱装置を使う場合に比べ予熱したスクラツプを装
入する手間が省けるのでハンドリング時間短縮、
大気放散による熱ロス低減の点で有利であり、２
対の電気炉を設けて一方の炉で容解を行ないなが
ら、他方の炉で予熱を行うと高生産性および低電
力原単位の高効率電気炉システムが可能となる。
熱装置を使う場合に比べ予熱したスクラツプを装
入する手間が省けるのでハンドリング時間短縮、
大気放散による熱ロス低減の点で有利であり、２
対の電気炉を設けて一方の炉で容解を行ないなが
ら、他方の炉で予熱を行うと高生産性および低電
力原単位の高効率電気炉システムが可能となる。
バーナ燃焼ガス、あるいは電気炉の溶解時排ガ
スを主として上方、あるいは側方より導入しスク
ラツプと熱ガスとの熱交換を行なう。この際電気
炉の溶鋼シルレベルより下部に熱ガスの排気口を
設ける事は、溶鋼浸入防止の点から構造上困難で
ある。このため熱ガスの排気口を溶鋼シルレベル
より上部の炉体側壁に設けなければならず炉体直
立の状態で予熱を行なうと熱ガスは、第１図のよ
うにスクラツプ３上面からの距離の短い排気口１
側に流れるため、排気口１側のスクラツプ３′が
高温になり、逆に出鋼口２側のスクラツプ３″は
ほとんど加熱されずコールドゾーンとなる。スク
ラツプ温度の偏在は電気炉溶解時における不均一
なスクラツプ溶け残りを引き起こし操業上の問題
が多い。
スを主として上方、あるいは側方より導入しスク
ラツプと熱ガスとの熱交換を行なう。この際電気
炉の溶鋼シルレベルより下部に熱ガスの排気口を
設ける事は、溶鋼浸入防止の点から構造上困難で
ある。このため熱ガスの排気口を溶鋼シルレベル
より上部の炉体側壁に設けなければならず炉体直
立の状態で予熱を行なうと熱ガスは、第１図のよ
うにスクラツプ３上面からの距離の短い排気口１
側に流れるため、排気口１側のスクラツプ３′が
高温になり、逆に出鋼口２側のスクラツプ３″は
ほとんど加熱されずコールドゾーンとなる。スク
ラツプ温度の偏在は電気炉溶解時における不均一
なスクラツプ溶け残りを引き起こし操業上の問題
が多い。
本発明は、これら従来の問題点を解消するため
のスクラツプ予熱方法でその特徴とするところ
は、出鋼口とは反対側に位置する部分に排気口を
形成した電気炉にスクラツプを装入し、該炉体を
排気口側に傾斜せしめ、スクラツプ上面から加熱
ガスを導入すると共に出鋼口もしく該出鋼口近傍
に形成した吹込口より炉底部近傍のコールドゾー
ンへ燃焼ガスを吹込むことを特徴とするスクラツ
プの予熱方法にある。
のスクラツプ予熱方法でその特徴とするところ
は、出鋼口とは反対側に位置する部分に排気口を
形成した電気炉にスクラツプを装入し、該炉体を
排気口側に傾斜せしめ、スクラツプ上面から加熱
ガスを導入すると共に出鋼口もしく該出鋼口近傍
に形成した吹込口より炉底部近傍のコールドゾー
ンへ燃焼ガスを吹込むことを特徴とするスクラツ
プの予熱方法にある。
本発明方法を第２図に示す実施例を基にして説
明する。まず電気炉炉体４に該炉体に形成されて
いる出鋼口２と反対側に位置し、且つ溶鋼シルレ
ベルより上方に位置する部分に、加熱ガスの排気
口１を形成する。該排気口１は、通ガス時ほぼ密
閉になるように、着脱可能なフランジ６を介して
ダクト１１に連接される。又、出鋼口２の回りに
は、補助バーナー７が炉体４に旋回腕８を介して
接続されている。該補助バーナー７は、旋回腕８
上に往復動移動機構９を介して設けられている。
明する。まず電気炉炉体４に該炉体に形成されて
いる出鋼口２と反対側に位置し、且つ溶鋼シルレ
ベルより上方に位置する部分に、加熱ガスの排気
口１を形成する。該排気口１は、通ガス時ほぼ密
閉になるように、着脱可能なフランジ６を介して
ダクト１１に連接される。又、出鋼口２の回りに
は、補助バーナー７が炉体４に旋回腕８を介して
接続されている。該補助バーナー７は、旋回腕８
上に往復動移動機構９を介して設けられている。
上記構成にあつて、電気炉にスクラツプ３を装
入すると、該炉体４を排気口１側に傾動せしめて
スクラツプ３のかさ形状を変化させる。即ち排気
口１とスクラツプ３上面との距離の差を出来るだ
け小さくする。このことを、第１図の従来方法説
明図と第２図の本発明方法説明図とにより比較説
明すると、仮にスクラツプ上面に加熱ガス流入点
ａ，ｂを設定し、排気口の中心をｃとして、ａ点
とｃ点を結ぶ距離と、ｂ点とｃ点を結ぶ距離
を、加熱ガスがスクラツプ中を通過する距離
にほぼ等しいと考えると、距離と距離との
差は第１図の従来方法に比較して、第２図の本発
明の方法の方がはるかに小さくなる。一般的に流
体は距離が長い程圧損抵抗が大きくなり、流れに
くい。
入すると、該炉体４を排気口１側に傾動せしめて
スクラツプ３のかさ形状を変化させる。即ち排気
口１とスクラツプ３上面との距離の差を出来るだ
け小さくする。このことを、第１図の従来方法説
明図と第２図の本発明方法説明図とにより比較説
明すると、仮にスクラツプ上面に加熱ガス流入点
ａ，ｂを設定し、排気口の中心をｃとして、ａ点
とｃ点を結ぶ距離と、ｂ点とｃ点を結ぶ距離
を、加熱ガスがスクラツプ中を通過する距離
にほぼ等しいと考えると、距離と距離との
差は第１図の従来方法に比較して、第２図の本発
明の方法の方がはるかに小さくなる。一般的に流
体は距離が長い程圧損抵抗が大きくなり、流れに
くい。
このことから２つの流体通路がある場合に、２
つの通路の流量を同じにしようとすれば、通路の
長さは等しくなければならない。２つの通路の長
さの差が大きい程流量の差は大きくなる。
つの通路の流量を同じにしようとすれば、通路の
長さは等しくなければならない。２つの通路の長
さの差が大きい程流量の差は大きくなる。
この通路長さに相当する加熱ガス通過距離の差
―が小さい本発明の方法をとれば従来法に
くらべ、加熱ガスがスクラツプ中を均等に流れ
る。次に、旋回腕８を回転させて補助バーナー７
を出鋼口２の延長上の位置に動かした後、往復移
動機構９によりバーナー先端を出鋼口２に挿入
し、炉上方から導入される熱ガスと共に、補助バ
ーナー７による燃焼ガスを炉内に吹き込む。その
結果、従来ガスの回りの悪かつたコールドゾーン
を集中的に加熱してスクラツプの均一予熱を行な
うことが可能となる。なお、上記実施例にあつて
は、補助バーナー７を出鋼口２を介して挿入し、
燃焼ガスを供給しているが、これに限ることな
く、第４図に示す如く出鋼口２の近傍に形成した
吹込口１０に補助バーナー７を挿入し、燃焼ガス
を供給する如くなしてもよい。要は排気口１と向
い合つた側壁部分から供給すれば効果は充分達成
される。
―が小さい本発明の方法をとれば従来法に
くらべ、加熱ガスがスクラツプ中を均等に流れ
る。次に、旋回腕８を回転させて補助バーナー７
を出鋼口２の延長上の位置に動かした後、往復移
動機構９によりバーナー先端を出鋼口２に挿入
し、炉上方から導入される熱ガスと共に、補助バ
ーナー７による燃焼ガスを炉内に吹き込む。その
結果、従来ガスの回りの悪かつたコールドゾーン
を集中的に加熱してスクラツプの均一予熱を行な
うことが可能となる。なお、上記実施例にあつて
は、補助バーナー７を出鋼口２を介して挿入し、
燃焼ガスを供給しているが、これに限ることな
く、第４図に示す如く出鋼口２の近傍に形成した
吹込口１０に補助バーナー７を挿入し、燃焼ガス
を供給する如くなしてもよい。要は排気口１と向
い合つた側壁部分から供給すれば効果は充分達成
される。
以上、本発明によれば極めて簡単な方法にかか
わらず予熱効率は著しく向上する等実用価値は大
きい。
わらず予熱効率は著しく向上する等実用価値は大
きい。
第１図、従来方法説明図、第２図、本発明方法
説明図、第３図、第１図のＡ―Ａ断面図、第４図
本発明方法の他の実施例の説明図。 １……排気口、２……出鋼口、３……スクラツ
プ、４……炉体、７……補助バーナー。
説明図、第３図、第１図のＡ―Ａ断面図、第４図
本発明方法の他の実施例の説明図。 １……排気口、２……出鋼口、３……スクラツ
プ、４……炉体、７……補助バーナー。
Claims (1)
- １ 出鋼口とは反対側に位置する部分に排気口を
形成した電気炉にスクラツプを装入し、該炉体を
排気口側に傾斜せしめ、スクラツプ上面から加熱
ガスを導入すると共に出鋼口もしくは該出鋼口近
傍に形成した吹込口より炉底部近傍のコールドゾ
ーンへ燃焼ガスを吹込むことを特徴とするスクラ
ツプの予熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3984983A JPS59164884A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | スクラツプの予熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3984983A JPS59164884A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | スクラツプの予熱方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59164884A JPS59164884A (ja) | 1984-09-18 |
| JPS627476B2 true JPS627476B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=12564406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3984983A Granted JPS59164884A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | スクラツプの予熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59164884A (ja) |
-
1983
- 1983-03-10 JP JP3984983A patent/JPS59164884A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59164884A (ja) | 1984-09-18 |
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