JPS6274361A - タンポン - Google Patents

タンポン

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JPS6274361A
JPS6274361A JP60214081A JP21408185A JPS6274361A JP S6274361 A JPS6274361 A JP S6274361A JP 60214081 A JP60214081 A JP 60214081A JP 21408185 A JP21408185 A JP 21408185A JP S6274361 A JPS6274361 A JP S6274361A
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absorbent body
tampon
vagina
absorbent
present
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堂園 正毅
明 櫻井
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は女性生理用品に関し、具体的には膣内に挿入し
て経血を吸収処理する生理用タンポンに関する。
〔従来の技術及び問題点〕
生理用タンポンに関しては、従来、数多くの提案がなさ
れているが、経血がタンポンに十分に吸収される前に外
部へ漏れてしまうことが多く使用者が必ずしも満足する
ものではなかった。このため高吸収性高分子化合物を添
加したり、素材繊維の経血吸収性を改良したり、あるい
は特公昭55−17583号公報に見られるように繊維
シート状物の積層状態を工夫してタンポンに密度分布を
持たせるなどの改良がなされている。
しかし、以上のように工夫のなされたタンポンでも実際
に使用してみると多(の経血未吸収部分を残し、場合に
よっては3g以下の吸収量で経血が外部へ漏れてしまう
ことが多い。タンポンに用いられる繊維は一般に血液等
の吸収性には優れているのであるが、実使用においては
タンポンが十分な吸収性を発揮する前に漏れが生ずるた
め使用者は頻繁にタンポンを交換したり、あるいはナプ
キンとの併用を強いられている。即ち、使用が簡便であ
り、ナプキンの如き着用感、違和感がないというタンポ
ンの便利性は以外と低いというのが実情である。
従来、タンポンは、膣内に挿入して用いるものであるた
めに、■吸収体の径が細く挿入しやすいこと、■吸収量
が多く漏れにくいことが要求されてきた。そしてこれら
の要求を満たすため、従来のタンポンの吸収体は大量の
繊維を強圧槽して高密度の円柱状物として使用者に提供
されてきた。
第1表は現在市販されているレギュラー、サイズ(経血
量が普通の人が使用する)のタンポンに関するデータで
ある。
第  1 表 *昭和45年8月10日厚生省告示第303号、昭和4
9年9月21日厚生省告示第251号改正「月経処理用
タンポン基準」による。
第1表から解るように、従来のタンポンの吸収体は2.
2〜2.5gの繊維(レーヨン又は脱脂綿又はそれらの
混合物)を平均繊維密度0.4〜0.7g/cm’の円
柱状物に圧縮成形してなる。これらのタンポンの吸収体
は、第1表吸収量の項に示すように25g以上の非常に
大量の液体を吸収するものであり、また吸収性の良い素
材が用いられている。
しかしながら現実に使用した場合には、場合によっては
3g以下というかなり小さな吸収量で漏出の起こること
があり、第1表のタンポンのように繊維を高密度にかた
く圧縮したのでは経血はなかなか吸収されないというこ
とが示唆された。
文献等から知ることができるように、人体の原形状はそ
の横断面が偏平であり、通常開じた状態を呈している。
従ってこのような膣に従来のかたい円柱状の吸収体を挿
入したのでは第6図に示すにように膣内壁7と吸収体1
との間に隙間8を生じ、この隙間から経血が外部へ漏れ
る結果となってしまう。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意研究の結果、膣内に挿入された状態で
第1図に示すように、膣内壁7と吸収体1との間に隙間
を生じにくいタンポンを開発することに成功し、本発明
を完成するに至った。
即ち本発明は、吸収性繊維を圧縮してなる吸収体を収容
筒に収めたタンポンにおいて、吸収体の平均繊維密度が
0.3g/cm”以下であり、収容筒から吸収体を押し
出して1分後の吸収体の横断面積が押し出す前の吸収体
の横断面積の1.2倍以上あることを特徴とするタンポ
ンに関するものである。
以下、図面により本発明のタンポンの実施態様を詳細に
説明する。
本発明のタンポンは、例えば次のような方法によって製
造される。即ち、吸水性繊維をカードした繊維ウェブを
ロール状に巻いて、第2図に示すような直径30mm、
長さ50mmの繊維集合体5を形成する。これを、例え
ば強い機械的な圧縮によらずに手指等を用いた、1 k
g/ cd以下の圧縮圧力によって第3図に示すように
吸収体収容筒2に収容する。尚、第3図において、3は
押出具、4は紐である。又、収容前の繊維集合体5の横
断面積は、吸収体収容筒2の内部断面積の1.2倍以上
が適当である。
本発明のタンポンの吸収体の吸収体収容筒に収容される
前の繊維集合体の形状の別の例を第4図及び第5図に示
した。
第4図はカードした繊維ウェブを多数層積層したもので
あり、繊維集合体5としての全体の形状は略直方体をし
ている。また、第5図のものは第4図と同様な繊維積層
体であるが、中央部で2つ折りにされていることが特徴
的である。
本発明のタンポンは、吸収体が膣内においてよく広がる
ことが重要であるので、吸収体を吸収体収容筒から押し
出して1分後には吸収体の横断面積が少なくとも1.2
倍以上となるように吸収体収容筒内に収められている。
このようになれば例え使用初期においても、第1図に示
すようにタンポンの吸収体1と膣内壁7との間に隙間を
生じにくくなり、当然漏れが少なくなるのである。
第4図及び第5図で示した繊維集合体5は、円筒状の吸
収体収容筒に収容された後、膣内に挿入される訳である
から、図に矢印6で示した方向へ復元し、広がろうとす
るので、偏平な形状の膣によ(フィツトする(第1図参
照)。勿論、このような吸収体では復元の方向に方向性
があるので矢印の方向が膣断面の横方向と一致するよう
に、膣内に挿入されるのが良いのは当然である。
また、本発明のタンポンの場合、吸収体を吸収体収容筒
から押し出して1分後の吸収体の横断面積は少なくとも
1.2倍以上、好ましくは2倍以上に増加する必要があ
る。
即ち、下記式で定義される吸収体の復元力は、1.2倍
以上、好ましくは2倍以上が良い。
尚、吸収体が吸収体収容筒内にあるときの吸収体横断面
積は、吸収体収容筒の内部断面積と近似できるので、計
算には吸収体収容筒の内部断面積を用いることができる
本発明のタンポンの吸収体の繊維密度について述べると
、吸収体収容筒に収容する前の繊維集合体における平均
繊維密度は0.02〜0.10g/cn+”が好ましく
、これを吸収体収容筒に装填した場合の平均繊維密度は
0.3g/am’以下である。更に吸収体を吸収体収容
筒から押し出した際の平均繊維密度は0.25g/co
+3以下となり、また繊維重量自体も高々1.5gであ
る。これらの値を従来のタンポンにおける値(第1表)
と比べると、いずれも低い値となっている。すでに述べ
たように、タンポンの吸収性能は、実用レベルでは、吸
収体を構成する繊維の重量に依存するのではなく、いか
に膣形状にフィツトするかどうかであるので、結果とし
て本発明のタンポンは吸収性能の優れたものとなってい
る。
また、本発明のタンポンは実使用時に漏れにくいという
ことが特徴であるので、取り出し用紐を伝わって経血が
漏れてしまうことがないように、取り出し用の紐4は撥
水処理が施されているものが好ましい。例えばアルキル
ケテンダイマーやロジン系のサイズ剤により撥水処理し
た綿糸又はレーコン糸が適当である。
更に本発明のタンポンの吸収体を構成する繊維集合体は
、 ■ 繊維を不織布で包んだもの ■ 吸水性繊維と熱接着性繊維の混合物を熱処理したも
の ■ 繊維積層体をニードルパンチによってまとめたもの ■ 吸水性の不織布を積層したもの又はロール状に巻い
たもの 等であってもよい。以上の例のような繊維集合体を用い
ると吸収体から繊維が脱落する恐れが少ない、即ち膣内
に繊維の残ることが少ないという利点がある。
本発明のタンポンは以上述べたように、吸収体収容筒か
ら押し出された際に断面積が増大するものであり、吸収
体収容筒の存在は必要不可欠である。このような構成の
ために膣内への挿入は非常に容易になる。
〔発明の効果〕
本発明のタンポンは以上のように、強い圧縮によらずに
吸収体が゛形成されており、膣内に挿入した際に直ちに
膣形状にフィツトするので漏れが少ない。また、従来の
タンポンの吸収体と異なり、かたくないので使用時の異
物感、違和感、使用感が少なく、生理時を快適に過ごせ
るというものである。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜7、比較例1〜4 第2表に示すような、種々の素材からなる繊維集合体を
l kg/cm2以下の圧力で円柱状に圧縮して後、吸
収体収容筒に収容して本発明のタンポンを製造した。実
施例における吸収体収容筒の内径は11mmであり、吸
収体の長さは略50n+mであった。第2表にはまた市
販品及びレーヨンを非常に高い圧力で直径10mmの円
柱体に圧縮成形した比較例も示した。
得られたタンポンを、第7図(al、(b)に示すよう
なシリコーンゴム製の偏平な膣モデル9に対してタンポ
ンの押出具を押し出すことによって、第7図(C)に示
すように吸収体1をセットし、マイクロチューブポンプ
10を用いて試験液(馬脱繊維血)を注入した。紐側か
ら試験液が漏れた時点で注入を中止し、吸収体に吸収さ
れた試験液の重量を測定し吸収量とした。結果を第3表
に示した。
第3表から明らかなように、本発明のタンポンの吸収体
は、膣内に挿入されたときに復元力が大きく、吸収体横
断面積が増加して、原形状によくフィツトするので、血
液の漏れることが少ない。これに対し、従来のタンポン
は大量の繊維を小さな円柱体に圧縮するために、また吸
収体に形状安定性を付与するために、一般的にはl0k
g/cm”以上の圧力で圧縮しており、従って吸収体自
体の復元力が小さい。それ故、吸収体と膣内壁(膣モデ
ル内壁)との間に隙間が生じ、漏れやすく、吸収量が少
ない。
また、本発明のタンポンは吸収体の重量が小さいにもか
かわらず、吸収量の値は大きく、更に吸収体単位重量(
例えば吸収体1g)当りに換算した吸収量、即ち吸収効
率は比較例に比べて格段に大きくなっている。本実験か
ら膣内に挿入して経血を吸収処理するタンポンは必ずし
も大量の繊維を強圧綿したものが良いのではないという
考え方が裏付けられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のタンポンの吸収体を膣内に挿入した際
の状態を示す断面図、第2図、第4図、第5図はそれぞ
れ本発明のタンポンの吸収体に用いられる繊維集合体の
例を示す斜視図、第3図は本発明のタンポンの一例を示
す斜視図、第6図は従来のタンポンの吸収体を膣内に挿
入した際の状態を示す断面図、第7図は実験に用いた膣
モデルを説明する図面であり、(a)は膣モデルの斜視
図、(b)はその平面図、(C)は膣モデルに吸収体を
セットした状態を示す図である。 1・・・吸収体 2・・・吸収体収容筒 3・・・押出具 4・・・紐 5・・・繊維集合体 6・・・膨潤の方向を示す矢印 7・・・膣内壁 8・・・隙間 9・・・膣モデル 10・・・マイクロチューブポンプ 第2図 第3図 第4図        第5図 第6図 第7図 (C) 手続主甫正書印発) 昭和60年11月18日 1、事件の表示 特願昭60−214081号 2、発明の名称 タ   ン   ポ   ン 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (091)花王石鹸株式会社 4、代理人 東京都中央区日本橋横山町1の3中井ビル明細書の発明
の詳細な説明及び図面の 簡単な説明の欄 6、補正の内容 (1)  明細書2頁下から6行「即ち、」の前に、感
、違和感が大きい。」を挿入

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吸収性繊維を圧縮してなる吸収体を収容筒に収めた
    タンポンにおいて、吸収体の平均繊維密度が0.3g/
    cm^3以下であり、収容筒から吸収体を押し出して1
    分後の吸収体の横断面積が押し出す前の吸収体の横断面
    積の1.2倍以上であることを特徴とするタンポン。
JP60214081A 1985-09-27 1985-09-27 タンポン Expired - Fee Related JPH0638817B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057928A (ja) * 2001-12-03 2010-03-18 Playtex Products Llc 予め膨張されたタンポンプレジット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4984095A (ja) * 1972-11-28 1974-08-13

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