JPS627342B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS627342B2 JPS627342B2 JP3543579A JP3543579A JPS627342B2 JP S627342 B2 JPS627342 B2 JP S627342B2 JP 3543579 A JP3543579 A JP 3543579A JP 3543579 A JP3543579 A JP 3543579A JP S627342 B2 JPS627342 B2 JP S627342B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- formwork
- outer frame
- concrete
- synthetic resin
- Prior art date
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- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコンクリートによる構造物の製法およ
び施工のための型枠に関するものである。
び施工のための型枠に関するものである。
更に詳しくは、鉄塔の脚部固定用コンクリート
基礎、擁壁、橋台および橋脚、建築用、土木用、
その他工事等に使用されるコンクリート構造物の
製法および施工のための型枠に関するものであ
る。
基礎、擁壁、橋台および橋脚、建築用、土木用、
その他工事等に使用されるコンクリート構造物の
製法および施工のための型枠に関するものであ
る。
従来より一般に用いられているコンクリート構
造物の製法としては、コンクリート用型枠として
木材パネル、鉄類あるいは合成樹脂等のユニツト
型枠を用い所望の形状に組立てたのち、該型枠中
にコンクリートを打設する方法がとられている
が、欠点として施工現場におけるこれらの型枠の
組立て、取外しには非常な手間が必要で、特に複
雑な形状の型枠の作成および組立て等には熟練者
を必要とする問題や、該型枠の作成には多量の資
材を施工現場へ輸送する必要があつて輸送費が大
きくなる問題があつた。
造物の製法としては、コンクリート用型枠として
木材パネル、鉄類あるいは合成樹脂等のユニツト
型枠を用い所望の形状に組立てたのち、該型枠中
にコンクリートを打設する方法がとられている
が、欠点として施工現場におけるこれらの型枠の
組立て、取外しには非常な手間が必要で、特に複
雑な形状の型枠の作成および組立て等には熟練者
を必要とする問題や、該型枠の作成には多量の資
材を施工現場へ輸送する必要があつて輸送費が大
きくなる問題があつた。
特に、電力を輸送する送電線用鉄塔の新設ある
いは改修等の工事では、平地よりも山岳部の施工
が多く、なかでも高圧送電線用鉄塔の工事では山
間僻地の施工が極めて多い。従つて該工事におい
ては、必要な資材を輸送するのが極めて困難で、
通常地上からの運搬が殆んど不可能なために資材
輸送はヘリコプター等の空中輸送に頼つているの
が現状である。また、これら鉄塔工事の施工は平
地のそれと同じで、資材運搬から始まり地盤の堀
削、捨てコンクリート打ち、複雑な形状の型枠組
み、コンクリート打設、型枠の取外し、埋戻し、
回収した型枠の手入れ、次の工事地区への輸送等
の多大な労力と時間も必要である。
いは改修等の工事では、平地よりも山岳部の施工
が多く、なかでも高圧送電線用鉄塔の工事では山
間僻地の施工が極めて多い。従つて該工事におい
ては、必要な資材を輸送するのが極めて困難で、
通常地上からの運搬が殆んど不可能なために資材
輸送はヘリコプター等の空中輸送に頼つているの
が現状である。また、これら鉄塔工事の施工は平
地のそれと同じで、資材運搬から始まり地盤の堀
削、捨てコンクリート打ち、複雑な形状の型枠組
み、コンクリート打設、型枠の取外し、埋戻し、
回収した型枠の手入れ、次の工事地区への輸送等
の多大な労力と時間も必要である。
本発明者らは上記せる欠点を解決するために種
種研究した結果、安価で且つ少量であり、更に軽
量な型枠資材で、施工が極めて簡単なコンクリー
ト構造物の製法として特願昭53−125712号(特公
昭61−8218号公報)を提出した。即ち、製造物の
製法において(イ)籠状の枠を作り、次いで、(ロ)枠の
外周にシート又はフイルムを設けて型枠を作り(ハ)
その型枠内にコンクリートを打設する、という全
く新規な構造物の製法を提出した。しかし、該特
願には、堀削孔中に設置された構造物で完成後に
埋戻しされない部分、即ち地上部に露出する該構
造物の表面で型枠の役目が終つたシート又はフイ
ルム部分は、風雨に曝されるとコンクリートから
外ればらばらになり見苦しくなるので、適当な時
期に該シート又はフイルムを取除く作業、および
籠状の枠を被覆する方法によつては、シート又は
フイルムの重なり部分に皺が入り該部分のコンク
リート表面に凹凸が生ずるので、一般に該シート
又はフイルムを取除いたのち、更に該コンクリー
ト表面部分を平滑に仕上げ、外観のよい構造物に
することが好ましいことが判明した。
種研究した結果、安価で且つ少量であり、更に軽
量な型枠資材で、施工が極めて簡単なコンクリー
ト構造物の製法として特願昭53−125712号(特公
昭61−8218号公報)を提出した。即ち、製造物の
製法において(イ)籠状の枠を作り、次いで、(ロ)枠の
外周にシート又はフイルムを設けて型枠を作り(ハ)
その型枠内にコンクリートを打設する、という全
く新規な構造物の製法を提出した。しかし、該特
願には、堀削孔中に設置された構造物で完成後に
埋戻しされない部分、即ち地上部に露出する該構
造物の表面で型枠の役目が終つたシート又はフイ
ルム部分は、風雨に曝されるとコンクリートから
外ればらばらになり見苦しくなるので、適当な時
期に該シート又はフイルムを取除く作業、および
籠状の枠を被覆する方法によつては、シート又は
フイルムの重なり部分に皺が入り該部分のコンク
リート表面に凹凸が生ずるので、一般に該シート
又はフイルムを取除いたのち、更に該コンクリー
ト表面部分を平滑に仕上げ、外観のよい構造物に
することが好ましいことが判明した。
本発明者らは、地上部に露出する構造物の表面
部分で、上記せる如く型枠として役目の終つたシ
ート又はフイルムの取除きや、取除き後の表面を
平滑に仕上げる作業に関し、更に省力化すべく鋭
意研究を続けた結果、型枠として、篭状の枠の外
周のうち少なくとも構造物として地上に露出する
部分を合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリ
ート製の外枠とすることによつて上記問題も一挙
に解決した全く新規な構造物の製法、および型枠
を完成するに至つた。
部分で、上記せる如く型枠として役目の終つたシ
ート又はフイルムの取除きや、取除き後の表面を
平滑に仕上げる作業に関し、更に省力化すべく鋭
意研究を続けた結果、型枠として、篭状の枠の外
周のうち少なくとも構造物として地上に露出する
部分を合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリ
ート製の外枠とすることによつて上記問題も一挙
に解決した全く新規な構造物の製法、および型枠
を完成するに至つた。
即ち、本発明は、(イ)a籠状の枠を作り、bその
枠の外周にシート又はフイルムを設けて型枠と
し、cその中にコンクリートを打設する、構造物
の製法において、(ロ)該篭状の外周のうち少なくと
も構造物として地上に露出する部分に合成樹脂製
または無機質繊維強化コンクリート製の外枠を設
ける、ことを特徴とする構造物の製法、および、
構造物用の型枠であつて、籠状の枠の外周のうち
少なくとも構造物として地上に露出する部分(以
下、「地上露出部分等」と略称することがある)
に合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリート
製の外枠を設け、且つ、少なくとも該外枠で覆わ
れていない他の篭状の枠の外周(以下、「他の外
周」と略称することがある)にシート又はフイル
ムを設けてなることを特徴とする構造物用の型枠
である。本発明は、1籠状の枠は軽量な資材で容
易に作り得る構造のものであり、また該篭状の枠
の地上露出部分等に合成樹脂製または無機質繊維
強化コンクリート製の外枠を設け、他の外周にシ
ート又はフイルムを単に設けるだけで極めて簡単
に型枠とすることができ、熟練者らを必要としな
い。2該型枠は必要に応じ、工事現場で作ること
も、予め出来上つたものを輸送して使用すること
も出来るが、これに用いる資材は、従来のパネル
組立て型枠等の場合に比較して著しく安価で、且
つ少量であり、更に軽量なため、資材費と輸送費
を大巾に低減し得る。3従来の方法では型枠にコ
ンクリートを打設したのち該型枠の取外しや構造
物の表面仕上げを必要とするが、本発明の製法で
は少くとも地上部に露出する構造物の表面は強
度、耐久性、平滑性に優れた合成樹脂または無機
質繊維強化コンクリート製の外枠であるので表面
仕上げが不必要である。またシート又はフイルム
を設けた型枠部分はそのまま埋没して構造物とし
て使用出来る。という従来では見られなかつた数
多くの利点をもつ構造物の製法および型枠を提供
するものである。
枠の外周にシート又はフイルムを設けて型枠と
し、cその中にコンクリートを打設する、構造物
の製法において、(ロ)該篭状の外周のうち少なくと
も構造物として地上に露出する部分に合成樹脂製
または無機質繊維強化コンクリート製の外枠を設
ける、ことを特徴とする構造物の製法、および、
構造物用の型枠であつて、籠状の枠の外周のうち
少なくとも構造物として地上に露出する部分(以
下、「地上露出部分等」と略称することがある)
に合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリート
製の外枠を設け、且つ、少なくとも該外枠で覆わ
れていない他の篭状の枠の外周(以下、「他の外
周」と略称することがある)にシート又はフイル
ムを設けてなることを特徴とする構造物用の型枠
である。本発明は、1籠状の枠は軽量な資材で容
易に作り得る構造のものであり、また該篭状の枠
の地上露出部分等に合成樹脂製または無機質繊維
強化コンクリート製の外枠を設け、他の外周にシ
ート又はフイルムを単に設けるだけで極めて簡単
に型枠とすることができ、熟練者らを必要としな
い。2該型枠は必要に応じ、工事現場で作ること
も、予め出来上つたものを輸送して使用すること
も出来るが、これに用いる資材は、従来のパネル
組立て型枠等の場合に比較して著しく安価で、且
つ少量であり、更に軽量なため、資材費と輸送費
を大巾に低減し得る。3従来の方法では型枠にコ
ンクリートを打設したのち該型枠の取外しや構造
物の表面仕上げを必要とするが、本発明の製法で
は少くとも地上部に露出する構造物の表面は強
度、耐久性、平滑性に優れた合成樹脂または無機
質繊維強化コンクリート製の外枠であるので表面
仕上げが不必要である。またシート又はフイルム
を設けた型枠部分はそのまま埋没して構造物とし
て使用出来る。という従来では見られなかつた数
多くの利点をもつ構造物の製法および型枠を提供
するものである。
本発明における籠状の枠とは、板状、管状、線
状等の枠形成材料を相互に接続あるいは縛着さ
せ、必要に応じて補強させた枠組みを使用して形
成させたもので、所望する構造物としての必要な
形状を保持し得る構成を持つものである。また、
該枠は、構造物としての必要な形状に応じ任意の
形を取り得るもので、円柱状、楕円柱状、角柱
状、多角形截頭角錐状、截頭円錐状および截頭楕
円錐状等を例示することができる。
状等の枠形成材料を相互に接続あるいは縛着さ
せ、必要に応じて補強させた枠組みを使用して形
成させたもので、所望する構造物としての必要な
形状を保持し得る構成を持つものである。また、
該枠は、構造物としての必要な形状に応じ任意の
形を取り得るもので、円柱状、楕円柱状、角柱
状、多角形截頭角錐状、截頭円錐状および截頭楕
円錐状等を例示することができる。
籠状の枠を形成させる材料としては、金属類、
合成樹脂類、木材類、コンクリート類等が無理な
く使用することができる。また、これら材料の二
種以上を組合せて利用することもできる。材料の
材質としては、後述する籠状の枠へのシート又は
フイルムの巻付け等、および型枠内部へのコンク
リートの打設工程で、籠状の枠が構造物としての
所望の形状を保持し得る強度を持ち得る材料であ
れば特に限定されるものではないが、枠を製作す
る際の加工性および作業性や、耐久性から金属類
を使用することが好ましい。また、籠状の枠を形
成させる材料の形状としては、板状、棒状、線状
および管状等何れでもよく、これらの材料の二種
以上を組合せて使用することも一向差支えなく、
特に限定されるものではない。
合成樹脂類、木材類、コンクリート類等が無理な
く使用することができる。また、これら材料の二
種以上を組合せて利用することもできる。材料の
材質としては、後述する籠状の枠へのシート又は
フイルムの巻付け等、および型枠内部へのコンク
リートの打設工程で、籠状の枠が構造物としての
所望の形状を保持し得る強度を持ち得る材料であ
れば特に限定されるものではないが、枠を製作す
る際の加工性および作業性や、耐久性から金属類
を使用することが好ましい。また、籠状の枠を形
成させる材料の形状としては、板状、棒状、線状
および管状等何れでもよく、これらの材料の二種
以上を組合せて使用することも一向差支えなく、
特に限定されるものではない。
本発明における籠状の枠の外周にシート又はフ
イルムを設けた型枠とは、前述した籠状の枠の外
周にシート又はフイルムを被覆あるいは巻付けて
内側を空間としたもので、外周の一部をなす合成
樹脂製または無機質繊維強化コンクリート製の外
枠と連続しており、該外枠の開口部から該外枠の
内部及びシート又はフイルムを設けた該型枠の内
部へコンクリートを充填することによつて、所望
の構造物を形成し得るものである。使用されるシ
ート又はフイルムは任意の巾のものを任意の回数
だけ枠の外周に巻付けてもよく、また、袋状に作
成した一枚あるいは複数枚のシート又はフイルム
を外周に被覆することもできる。更に、籠状の枠
の外周部に位置するように内側より袋状に加工し
たシート又はフイルムの一枚あるいは複数枚を使
用して型枠を製作することもできるが、これらの
方法のうちで、籠状の枠の外周に任意の巾を持つ
たシート又はフイルムを、型枠としての強度なら
びに形状保持に必要な回数だけ巻付けた多重巻の
型枠が特に好ましい。
イルムを設けた型枠とは、前述した籠状の枠の外
周にシート又はフイルムを被覆あるいは巻付けて
内側を空間としたもので、外周の一部をなす合成
樹脂製または無機質繊維強化コンクリート製の外
枠と連続しており、該外枠の開口部から該外枠の
内部及びシート又はフイルムを設けた該型枠の内
部へコンクリートを充填することによつて、所望
の構造物を形成し得るものである。使用されるシ
ート又はフイルムは任意の巾のものを任意の回数
だけ枠の外周に巻付けてもよく、また、袋状に作
成した一枚あるいは複数枚のシート又はフイルム
を外周に被覆することもできる。更に、籠状の枠
の外周部に位置するように内側より袋状に加工し
たシート又はフイルムの一枚あるいは複数枚を使
用して型枠を製作することもできるが、これらの
方法のうちで、籠状の枠の外周に任意の巾を持つ
たシート又はフイルムを、型枠としての強度なら
びに形状保持に必要な回数だけ巻付けた多重巻の
型枠が特に好ましい。
本発明において、枠の外周に設けて使用される
シート又はフイルムとは、型枠としたときに型枠
内部にコンクリートを打設することによつて生ず
る側圧に十分耐え、更にコンクリートあるいは水
等の漏洩、浸出を防止して十分にコンクリートを
硬化させ得るものであれば、なんら限定されるも
のでない。シート又はフイルム材料としては、合
成樹脂類、天然又は合成繊維よりなる織布、不織
布、防水紙、ゴムシート、木材類ならびに金属類
等いずれにあつても使用することができる。ま
た、これらの材料の二種以上を併用することもで
きるし、同種類のシート又はフイルムの二種以上
を併用して使用することもできる。構造物として
要望される形状が多様であるため、その作業性お
よび加工性、経済性等の点から、好ましくは合成
樹脂シート又はフイルムであり、特にはシートよ
りも比較的厚みを薄く加工したフイルムが好まし
い。
シート又はフイルムとは、型枠としたときに型枠
内部にコンクリートを打設することによつて生ず
る側圧に十分耐え、更にコンクリートあるいは水
等の漏洩、浸出を防止して十分にコンクリートを
硬化させ得るものであれば、なんら限定されるも
のでない。シート又はフイルム材料としては、合
成樹脂類、天然又は合成繊維よりなる織布、不織
布、防水紙、ゴムシート、木材類ならびに金属類
等いずれにあつても使用することができる。ま
た、これらの材料の二種以上を併用することもで
きるし、同種類のシート又はフイルムの二種以上
を併用して使用することもできる。構造物として
要望される形状が多様であるため、その作業性お
よび加工性、経済性等の点から、好ましくは合成
樹脂シート又はフイルムであり、特にはシートよ
りも比較的厚みを薄く加工したフイルムが好まし
い。
合成樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、醋酸
ビニルおよびこれらの共重合体等の熱可塑性プラ
スチツクフイルムが好適に使用することができ、
また、これらの二種以上を併用して使用すること
もできる。更に好ましくは、ポリエチレン・フイ
ルムおよびポリ塩化ビニル・フイルム、特に好ま
しくはポリ塩化ビニルフイルムを挙げることがで
きる。
ロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、醋酸
ビニルおよびこれらの共重合体等の熱可塑性プラ
スチツクフイルムが好適に使用することができ、
また、これらの二種以上を併用して使用すること
もできる。更に好ましくは、ポリエチレン・フイ
ルムおよびポリ塩化ビニル・フイルム、特に好ま
しくはポリ塩化ビニルフイルムを挙げることがで
きる。
これらのシート又はフイルムを籠状の枠に巻付
け型枠とする場合は、型枠としての強度上の観点
からシート又はフイルム相互間でのズレが起らな
いように密着性が良好であることが好ましい。こ
れにはシート又はフイルム間の接合部分に粘着剤
を介在させること等により密着性を向上させるこ
ともできるが、自己粘着性を有するシート又はフ
イルムでは、粘着剤を介在させる必要がないので
簡単に適用することが出来て好ましい。この観点
から、特に自己粘着性を有する軟質ポリ塩化ビニ
ルシート又はフイルムが好適である。また型枠に
使用するシート又はフイルムの厚みは、型枠とし
ての必要な強度に応じ、一重巻きから多重巻きへ
と適宜巻数を変え得るので特に限定されるもので
はない。
け型枠とする場合は、型枠としての強度上の観点
からシート又はフイルム相互間でのズレが起らな
いように密着性が良好であることが好ましい。こ
れにはシート又はフイルム間の接合部分に粘着剤
を介在させること等により密着性を向上させるこ
ともできるが、自己粘着性を有するシート又はフ
イルムでは、粘着剤を介在させる必要がないので
簡単に適用することが出来て好ましい。この観点
から、特に自己粘着性を有する軟質ポリ塩化ビニ
ルシート又はフイルムが好適である。また型枠に
使用するシート又はフイルムの厚みは、型枠とし
ての必要な強度に応じ、一重巻きから多重巻きへ
と適宜巻数を変え得るので特に限定されるもので
はない。
本発明における合成樹脂製または無機質繊維強
化コンクリート製の外枠とは、所望する構造物と
しての必要な任意の形状を有し、且つ籠状の枠を
覆い得る、例えば円柱状、楕円柱状、角柱状、多
角形截頭角錐状、截頭円錐状および截頭楕円錐状
等の中空の合成樹脂製または無機質繊維強化コン
クリート製の外枠で、該外枠内にコンクリートを
打設する際には該コンクリートによつて生ずる側
圧に耐え、構造物としての所望の形状を保持し得
る強度を有し、該コンクリートが硬化後は構造物
の外表面を構成すると共に合体する枠である。
化コンクリート製の外枠とは、所望する構造物と
しての必要な任意の形状を有し、且つ籠状の枠を
覆い得る、例えば円柱状、楕円柱状、角柱状、多
角形截頭角錐状、截頭円錐状および截頭楕円錐状
等の中空の合成樹脂製または無機質繊維強化コン
クリート製の外枠で、該外枠内にコンクリートを
打設する際には該コンクリートによつて生ずる側
圧に耐え、構造物としての所望の形状を保持し得
る強度を有し、該コンクリートが硬化後は構造物
の外表面を構成すると共に合体する枠である。
本発明における合成樹脂とは、上記した如き強
度、合体等を示す性能の合成樹脂であれば特に限
定されるものではないが、例えば熱硬化性樹脂と
しては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フエ
ノール樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、トル
エン樹脂等、およびこれらの混合または共縮合樹
脂等を挙げることができ、また熱可塑性樹脂とし
ては、塩化ビニル樹脂、醋酸ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリスチレン樹脂等、およびこれらの混合ま
たは共重合樹脂等を挙げることができる。
度、合体等を示す性能の合成樹脂であれば特に限
定されるものではないが、例えば熱硬化性樹脂と
しては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フエ
ノール樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、トル
エン樹脂等、およびこれらの混合または共縮合樹
脂等を挙げることができ、また熱可塑性樹脂とし
ては、塩化ビニル樹脂、醋酸ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリスチレン樹脂等、およびこれらの混合ま
たは共重合樹脂等を挙げることができる。
また、本発明における無機質繊維強化コンクリ
ートとは、無機質繊維、無機セメント及び水と必
要に応じ砂及び/又は砂利等の骨材を含んでなる
組成物の硬化物をいい、無機セメントとしては、
例えばポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、膨脹セメント、焼石膏等の自硬性セメント
や、又石灰スラグセメント、高炉セメント、高硫
酸塩スラグセメント、キーンスセメント等の潜在
水硬性セメント、更には石灰ケイ酸系混合セメン
ト等の混合系セメントがあり、無機質繊維として
は、ガラス繊維、金属繊維、岩石繊維、スラグ繊
維、アスベスト等の人工又は天然の無機質繊維が
使用されるが、補強効果上好ましくはガラス繊維
が、更に最も好ましくは耐アルカリ性ガラス繊維
が用い得る。
ートとは、無機質繊維、無機セメント及び水と必
要に応じ砂及び/又は砂利等の骨材を含んでなる
組成物の硬化物をいい、無機セメントとしては、
例えばポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、膨脹セメント、焼石膏等の自硬性セメント
や、又石灰スラグセメント、高炉セメント、高硫
酸塩スラグセメント、キーンスセメント等の潜在
水硬性セメント、更には石灰ケイ酸系混合セメン
ト等の混合系セメントがあり、無機質繊維として
は、ガラス繊維、金属繊維、岩石繊維、スラグ繊
維、アスベスト等の人工又は天然の無機質繊維が
使用されるが、補強効果上好ましくはガラス繊維
が、更に最も好ましくは耐アルカリ性ガラス繊維
が用い得る。
本発明における合成樹脂製の外枠は、通常の成
形技術で前記した如き所望する任意の形状に成形
することが出来る。例えば、外枠としての形状を
与えるに適した形状の金型中で合成樹脂材料を成
形して作る方法、分割された外枠形状の金型で複
数個の外枠部分に成形したのち、該分割外枠部分
を組合せたり、接合させたりして外枠に構成する
方法、合成樹脂製の板を所定形状に切断したの
ち、該切断部分を接着または融着して外枠に構成
する方法等を挙げることが出来る。
形技術で前記した如き所望する任意の形状に成形
することが出来る。例えば、外枠としての形状を
与えるに適した形状の金型中で合成樹脂材料を成
形して作る方法、分割された外枠形状の金型で複
数個の外枠部分に成形したのち、該分割外枠部分
を組合せたり、接合させたりして外枠に構成する
方法、合成樹脂製の板を所定形状に切断したの
ち、該切断部分を接着または融着して外枠に構成
する方法等を挙げることが出来る。
前記せる合成樹脂製の外枠としては、軽量で且
つ強度、耐久性に優れたものとして無機質繊維、
特にガラス繊維で補強されたポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等のガラス繊維強
化合成樹脂製外枠の使用が好ましいが、それらの
中でも種々の形状に成形しやすく且つ耐久性に著
しく優れたガラス繊維強化ポリエステル(以下
「FRP」と略記することあり)製の外枠の使用が
特に好ましい。
つ強度、耐久性に優れたものとして無機質繊維、
特にガラス繊維で補強されたポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等のガラス繊維強
化合成樹脂製外枠の使用が好ましいが、それらの
中でも種々の形状に成形しやすく且つ耐久性に著
しく優れたガラス繊維強化ポリエステル(以下
「FRP」と略記することあり)製の外枠の使用が
特に好ましい。
このポリエステル樹脂の原料としては、主に不
飽和二塩基酸、飽和二塩基酸、二価アルコール、
ビニールモノマーが一般に用いられ、その種類と
量の組合せにより樹脂の性状、硬化特性、硬化物
の性質等が調節できる。不飽和二塩基酸としては
無水マレイン酸、フマール酸等が、飽和二塩基酸
としては無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、アジピン酸、
セバチン酸、3.6エンドメチレンテトラヒドロ無
水フタル酸等が、二価アルコールとしては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、1.2プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
水素化ビスフエノールA,2.2―ビス(4―オキ
シエトキシフエノール)プロパン、2.2―ビス
(4―オキシプロピオキシフエニル)プロパン等
が、又ビニールモノマーとしては、スチレン、ビ
ニルトルエン、ジアルフタレート、メタクリル酸
メチル、トリアリルシアヌール酸、トリアリルリ
ン酸等が用いられる。
飽和二塩基酸、飽和二塩基酸、二価アルコール、
ビニールモノマーが一般に用いられ、その種類と
量の組合せにより樹脂の性状、硬化特性、硬化物
の性質等が調節できる。不飽和二塩基酸としては
無水マレイン酸、フマール酸等が、飽和二塩基酸
としては無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、アジピン酸、
セバチン酸、3.6エンドメチレンテトラヒドロ無
水フタル酸等が、二価アルコールとしては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、1.2プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
水素化ビスフエノールA,2.2―ビス(4―オキ
シエトキシフエノール)プロパン、2.2―ビス
(4―オキシプロピオキシフエニル)プロパン等
が、又ビニールモノマーとしては、スチレン、ビ
ニルトルエン、ジアルフタレート、メタクリル酸
メチル、トリアリルシアヌール酸、トリアリルリ
ン酸等が用いられる。
また、ガラス繊維としては特に限定されるもの
ではなく、一般に市販されているFRP用のもの
であれば、これらの材料を一種または二種以上組
合せて使用することが出来る。これらの材料とし
ては、一般には3〜35ミクロンの、ロービング、
ロービングクロス、チヨツプストランドマツト、
チヨツプストランド、グラスクロス、ラミマツト
等が成形法および成形品に要求される強度等の要
望に応じて使いわけられるが、繊度としては細い
ほど強度が高く、屈曲性、耐摩耗性も向上し、更
にポリエステル樹脂の含浸性も向上するので、細
いものを使用することが好ましい。
ではなく、一般に市販されているFRP用のもの
であれば、これらの材料を一種または二種以上組
合せて使用することが出来る。これらの材料とし
ては、一般には3〜35ミクロンの、ロービング、
ロービングクロス、チヨツプストランドマツト、
チヨツプストランド、グラスクロス、ラミマツト
等が成形法および成形品に要求される強度等の要
望に応じて使いわけられるが、繊度としては細い
ほど強度が高く、屈曲性、耐摩耗性も向上し、更
にポリエステル樹脂の含浸性も向上するので、細
いものを使用することが好ましい。
上記せるポリエステル樹脂の原料とガラス繊維
から、本発明の外枠を成形するには、成型法とし
て、プリミツクス法、マツチドダイ法、ハンドレ
イアツプ法、スプレーアツプ法、フイラメントワ
インデイング法、レジンインジエクシヨン法等の
種々のものがあるが、例えばハンドレイアツプ法
について円筒形状の外枠の成形について以下述べ
れば、断面半円形の樋状のステンレス板製金型表
面上にFRP用の離型剤(公進ケミカル社製:商
品名ボンリースH)を薄く塗布したのち、液状の
ポリエステル樹脂(日立化成(株)製:商品名ポリセ
ツトPS−2182APT−S)に対して、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド硬化剤(日本油脂(株)製:
商品名パーメツクN)1溶量%混合した溶液を、
所定寸法を有するガラス繊維製マツト(日東紡績
(株)製、チヨツプストランドマツトMC450A)に
450g/M2含浸させて、該金型面上に貼つたの
ち、該ガラス繊維製マツトをローラがけして脱泡
する。脱泡後、更に液状のポリエステル樹脂と硬
化剤を含浸したガラス繊維製マツトを同様の操作
で、成形後の所望する強度に応じ例えば厚さ5mm
に積層する。積層後、常温で約2時間放置し硬化
後、ステンレス金型から外し外面が平滑で断面が
半円形状の樋状の2分割された外枠を作ることが
出来る。このFRP製の枠は2個組合せ中空円筒
状の外枠として使用することが出来る。
から、本発明の外枠を成形するには、成型法とし
て、プリミツクス法、マツチドダイ法、ハンドレ
イアツプ法、スプレーアツプ法、フイラメントワ
インデイング法、レジンインジエクシヨン法等の
種々のものがあるが、例えばハンドレイアツプ法
について円筒形状の外枠の成形について以下述べ
れば、断面半円形の樋状のステンレス板製金型表
面上にFRP用の離型剤(公進ケミカル社製:商
品名ボンリースH)を薄く塗布したのち、液状の
ポリエステル樹脂(日立化成(株)製:商品名ポリセ
ツトPS−2182APT−S)に対して、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド硬化剤(日本油脂(株)製:
商品名パーメツクN)1溶量%混合した溶液を、
所定寸法を有するガラス繊維製マツト(日東紡績
(株)製、チヨツプストランドマツトMC450A)に
450g/M2含浸させて、該金型面上に貼つたの
ち、該ガラス繊維製マツトをローラがけして脱泡
する。脱泡後、更に液状のポリエステル樹脂と硬
化剤を含浸したガラス繊維製マツトを同様の操作
で、成形後の所望する強度に応じ例えば厚さ5mm
に積層する。積層後、常温で約2時間放置し硬化
後、ステンレス金型から外し外面が平滑で断面が
半円形状の樋状の2分割された外枠を作ることが
出来る。このFRP製の枠は2個組合せ中空円筒
状の外枠として使用することが出来る。
本発明における無機質繊維強化コンクリート製
の外枠も、通常の成形技術で前記した如き所望す
る任意の形状に成形することが出来る。該外枠の
成形法としてはスプレーアツプ法、ハンドレイア
ツプ法、プリミツクス法、その他の方法が用いら
れるが、例えばスプレーイアツプ法について円筒
形状の外枠の成形について以下述べれば、断面半
円形の樋状のステンレス板製金型表面上にガラス
繊維強化セメント用の離型剤(ケミツクス工業(株)
製:商品名ケミツクスWS)を薄く塗布したの
ち、セメント100重量部に砂約60重量部、および
水約35重量部を混合したセメントモルタルと、耐
アルカリ性のガラス繊維(旭硝子(株)製:商品名
cem−FILロービング)を25ないし40mmに切断
し、該セメントモルタルの重量に対して3〜7重
量%を、2個のスプレーガンを用いて混和しなが
ら吹付け、脱泡を行い、成形後の所望する強度に
応じ同様の操作を繰返して例えば厚さ15mmに積層
する。所望する厚さに達したならば、常温で約24
時間放置し硬化させたのちステンレス金型から外
し、外面が平滑で断面が半円形状の樋状の2分割
された外枠を作ることが出来る。かくして作られ
た2分割した形状を有するガラス繊維強化コンク
リート製の枠は2個組合せ中空円筒状の外枠とし
て使用することが出来る。
の外枠も、通常の成形技術で前記した如き所望す
る任意の形状に成形することが出来る。該外枠の
成形法としてはスプレーアツプ法、ハンドレイア
ツプ法、プリミツクス法、その他の方法が用いら
れるが、例えばスプレーイアツプ法について円筒
形状の外枠の成形について以下述べれば、断面半
円形の樋状のステンレス板製金型表面上にガラス
繊維強化セメント用の離型剤(ケミツクス工業(株)
製:商品名ケミツクスWS)を薄く塗布したの
ち、セメント100重量部に砂約60重量部、および
水約35重量部を混合したセメントモルタルと、耐
アルカリ性のガラス繊維(旭硝子(株)製:商品名
cem−FILロービング)を25ないし40mmに切断
し、該セメントモルタルの重量に対して3〜7重
量%を、2個のスプレーガンを用いて混和しなが
ら吹付け、脱泡を行い、成形後の所望する強度に
応じ同様の操作を繰返して例えば厚さ15mmに積層
する。所望する厚さに達したならば、常温で約24
時間放置し硬化させたのちステンレス金型から外
し、外面が平滑で断面が半円形状の樋状の2分割
された外枠を作ることが出来る。かくして作られ
た2分割した形状を有するガラス繊維強化コンク
リート製の枠は2個組合せ中空円筒状の外枠とし
て使用することが出来る。
本発明における外枠の形状は、前記した如く構
造物として所望される形状に応じ、例えば円柱
状、楕円柱状、角柱状、多角形截頭角錐状、截頭
円錐状、截頭角錐状等の任意の形状に、上記した
如き方法等で容易に成形することが出来るが、該
外枠内にコンクリートが強固に接合合体し、離脱
等を可及的に防止するには、外枠の内壁に、軸方
向即ち外枠の底部より頂部に向つた方向にリブま
たは継手を設けることが好ましい。該リブまたは
該継手を外枠の内壁に設けることで外枠が力学的
に補強され、外枠を製造する際の資材を減少せし
め得るばかりか、該リブまたは該継手がコンクリ
ート中に喰込むことになるので該外枠がコンクリ
ートと一層強固に接合することになる。また、例
えばERP製の外枠の場合は、外枠作成時のポリ
エステル樹脂の硬化前に砂等の無機物質の小粒や
耐アルカリ性ガラス繊維等を該外枠の内壁に吹付
けたり撤布したりして内壁を凹凸化させ、コンク
リートと強固な接合化を講ずることも好ましい。
更に、該外枠の最頂部の周縁が鋭つたエツジにな
つている場合は、何らかの外力を受けた時に損傷
しやすいので、該外枠の最頂部の周縁は内側に曲
つた曲面を有するものが強度的にも外枠の形状と
して好ましい。
造物として所望される形状に応じ、例えば円柱
状、楕円柱状、角柱状、多角形截頭角錐状、截頭
円錐状、截頭角錐状等の任意の形状に、上記した
如き方法等で容易に成形することが出来るが、該
外枠内にコンクリートが強固に接合合体し、離脱
等を可及的に防止するには、外枠の内壁に、軸方
向即ち外枠の底部より頂部に向つた方向にリブま
たは継手を設けることが好ましい。該リブまたは
該継手を外枠の内壁に設けることで外枠が力学的
に補強され、外枠を製造する際の資材を減少せし
め得るばかりか、該リブまたは該継手がコンクリ
ート中に喰込むことになるので該外枠がコンクリ
ートと一層強固に接合することになる。また、例
えばERP製の外枠の場合は、外枠作成時のポリ
エステル樹脂の硬化前に砂等の無機物質の小粒や
耐アルカリ性ガラス繊維等を該外枠の内壁に吹付
けたり撤布したりして内壁を凹凸化させ、コンク
リートと強固な接合化を講ずることも好ましい。
更に、該外枠の最頂部の周縁が鋭つたエツジにな
つている場合は、何らかの外力を受けた時に損傷
しやすいので、該外枠の最頂部の周縁は内側に曲
つた曲面を有するものが強度的にも外枠の形状と
して好ましい。
本発明における合成樹脂製または無機質繊維強
化コンクリート製の外枠は、次のようにして構造
物の表面の一部に構成される。
化コンクリート製の外枠は、次のようにして構造
物の表面の一部に構成される。
構造物を施工する、例えば基礎用構造物あるい
は鉄塔の脚部固定用構造物などを現場で設置する
場合は、先づ地盤を堀削し、堀削孔を造成したの
ち、該堀削孔底部の所望の位置に籠状の枠を作
り、簡単な取付けで該枠を固定させ、次いで堀削
孔底部と籠状の枠の底部の一部にコンクリートを
打設してかためる。該コンクリートの硬化後、籠
状の枠の頂部と、合成樹脂製または無機質繊維強
化コンクリート製の外枠の頂部を一致させ、籠状
の枠の外周の一部を該外枠で覆つたのち、シート
又はフイルムを該外枠の下部部分を含め覆われて
いない他の籠状枠の外周に設け型枠とする。しか
るのち、外枠の頂部開口部から該型枠及び外枠中
にコンクリートを打設し、硬化させ、地上露出部
分等を合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリ
ート製の外枠とした構造物とすることが出来る。
なお、この際に籠状の枠の外周の一部に設けられ
る外枠の高さは、構造物の大きさ、堀削孔の深
さ、埋戻し深さ、周囲の環境状況等に応じ、適宜
きめることが出来ることは勿論である。また、外
枠は、例えば中空の円筒状の合成樹脂製または無
機質繊維強化コンクリート製の外枠1個で構成さ
れてもよく、必要に応じ2個以上の個々の外枠を
該枠の軸方向に継いで使用されてもよい。
は鉄塔の脚部固定用構造物などを現場で設置する
場合は、先づ地盤を堀削し、堀削孔を造成したの
ち、該堀削孔底部の所望の位置に籠状の枠を作
り、簡単な取付けで該枠を固定させ、次いで堀削
孔底部と籠状の枠の底部の一部にコンクリートを
打設してかためる。該コンクリートの硬化後、籠
状の枠の頂部と、合成樹脂製または無機質繊維強
化コンクリート製の外枠の頂部を一致させ、籠状
の枠の外周の一部を該外枠で覆つたのち、シート
又はフイルムを該外枠の下部部分を含め覆われて
いない他の籠状枠の外周に設け型枠とする。しか
るのち、外枠の頂部開口部から該型枠及び外枠中
にコンクリートを打設し、硬化させ、地上露出部
分等を合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリ
ート製の外枠とした構造物とすることが出来る。
なお、この際に籠状の枠の外周の一部に設けられ
る外枠の高さは、構造物の大きさ、堀削孔の深
さ、埋戻し深さ、周囲の環境状況等に応じ、適宜
きめることが出来ることは勿論である。また、外
枠は、例えば中空の円筒状の合成樹脂製または無
機質繊維強化コンクリート製の外枠1個で構成さ
れてもよく、必要に応じ2個以上の個々の外枠を
該枠の軸方向に継いで使用されてもよい。
以下、本発明を第1図に示す実施例によつて詳
細に説明するが、本発明はこの実施例に限定され
るものではない。
細に説明するが、本発明はこの実施例に限定され
るものではない。
高圧送電線用鉄塔の脚部固定用構造物(10゜傾
位、截頭円錐状、上部径0.6mφ、下部径1.5m
φ、高さ2.5m)の製作において、先づ対象地盤
を2.2mの深さまで掘削し、掘削孔1を造成す
る。掘削孔底部にコンクリートブロツク13を設
け、その上に鋼製の鉄塔支柱材ネコ3を置き、そ
の上に鉄塔支柱2を傾角度10゜の位置とし支保工
4によつて固定する。次に枠形成上部部材5及び
枠形成下部部材6(30m/mL型鋼)を鉄塔支柱
2を中心として、上方及び下方に高さ2.5mとな
るように位置を決め固定する。枠形成上部部材5
及び枠形成下部部材6には連結材7を連結して篭
状の枠を形成させるための連結部材接着部8を一
定間隔に12個所に設け、12本の連結部材7(3.2
m/mφ鋼線)を緊張させて縛着させた。このよ
うにして作成した篭状の枠における連結部材7
は、後の工程でのフイルム張りによる締付に対し
て枠の形状および寸法精度を維持し、また、コン
クリート打ちにおける側圧に対して十分な強度を
もたせるために、枠形成上部部材5および枠形成
下部部材6の中間部分に中間保持部材9(6m/
mφ鋼棒)を3個所に設定し、連結部材7を補強
して保形する。次いで、捨てコンクリート10を
打設する。捨てコンクリートが硬化したのち中空
截頭円錐状で該最頂部が面取りされた周縁で、内
壁に軸方向の高さ0.05mの1本のリブを有する上
部径0.62mφ、下部径1.02mφ、高さ1.0mの合成
樹脂製(地上部に該当する部分が約0.3m、地下
部に該当する部分が約0.7m)を、断面が多角の
略樋状で厚さ2.3mmのガラス繊維強化ポリエステ
ルの枠2個を組合せて作り、該外枠11の最頂部
を篭状の枠の最頂部の枠形成上部部材5と同じ高
さに置き一致させて篭状の枠を覆う。次いで、該
外枠11の底部位置から下方に向つて、該外枠1
1の底部も含め連結部材7の外周を合成樹脂フイ
ルム12(軟質ポリ塩化ビニル製自己粘着性スト
レツチフイルム、厚さ0.025m/m、400m/m巾、
ロール巻)を使用して、フイルムとフイルムとの
間に隙間ができないように、また、コンクリート
打設による側圧によつても構造物の寸法精度を維
持する強度を持たせるために、ほぼ10層にシート
を重ね合せながら、捨てコンクリートの表面まで
らせん状に多重巻きに巻きつけて型枠を製作し
た。
位、截頭円錐状、上部径0.6mφ、下部径1.5m
φ、高さ2.5m)の製作において、先づ対象地盤
を2.2mの深さまで掘削し、掘削孔1を造成す
る。掘削孔底部にコンクリートブロツク13を設
け、その上に鋼製の鉄塔支柱材ネコ3を置き、そ
の上に鉄塔支柱2を傾角度10゜の位置とし支保工
4によつて固定する。次に枠形成上部部材5及び
枠形成下部部材6(30m/mL型鋼)を鉄塔支柱
2を中心として、上方及び下方に高さ2.5mとな
るように位置を決め固定する。枠形成上部部材5
及び枠形成下部部材6には連結材7を連結して篭
状の枠を形成させるための連結部材接着部8を一
定間隔に12個所に設け、12本の連結部材7(3.2
m/mφ鋼線)を緊張させて縛着させた。このよ
うにして作成した篭状の枠における連結部材7
は、後の工程でのフイルム張りによる締付に対し
て枠の形状および寸法精度を維持し、また、コン
クリート打ちにおける側圧に対して十分な強度を
もたせるために、枠形成上部部材5および枠形成
下部部材6の中間部分に中間保持部材9(6m/
mφ鋼棒)を3個所に設定し、連結部材7を補強
して保形する。次いで、捨てコンクリート10を
打設する。捨てコンクリートが硬化したのち中空
截頭円錐状で該最頂部が面取りされた周縁で、内
壁に軸方向の高さ0.05mの1本のリブを有する上
部径0.62mφ、下部径1.02mφ、高さ1.0mの合成
樹脂製(地上部に該当する部分が約0.3m、地下
部に該当する部分が約0.7m)を、断面が多角の
略樋状で厚さ2.3mmのガラス繊維強化ポリエステ
ルの枠2個を組合せて作り、該外枠11の最頂部
を篭状の枠の最頂部の枠形成上部部材5と同じ高
さに置き一致させて篭状の枠を覆う。次いで、該
外枠11の底部位置から下方に向つて、該外枠1
1の底部も含め連結部材7の外周を合成樹脂フイ
ルム12(軟質ポリ塩化ビニル製自己粘着性スト
レツチフイルム、厚さ0.025m/m、400m/m巾、
ロール巻)を使用して、フイルムとフイルムとの
間に隙間ができないように、また、コンクリート
打設による側圧によつても構造物の寸法精度を維
持する強度を持たせるために、ほぼ10層にシート
を重ね合せながら、捨てコンクリートの表面まで
らせん状に多重巻きに巻きつけて型枠を製作し
た。
次に、合成樹脂製外枠11の頂部開口部分から
コンクリートを型枠内に打設し、コンクリートが
硬化後、そのままで掘削孔1を掘削前の地盤の位
置まで埋戻し、構造物を完成した。
コンクリートを型枠内に打設し、コンクリートが
硬化後、そのままで掘削孔1を掘削前の地盤の位
置まで埋戻し、構造物を完成した。
以上のように施工された鉄塔脚部固定用構造物
は、使用する資材が従来の木材パネル工法や鉄類
または合成樹脂等のユニツト型枠工法に比較して
鋼線、合成樹脂フイルム、合成樹脂製外枠等の単
純な形状の資材であり、且つ少量で更に軽量であ
るので運搬が極めて容易であつた。また、篭状の
枠の作成、形枠の作成、支保工作業が極めて簡単
な軽作業であるので、枠組に要した労力及び時間
は従来法の1/3以下に低減出来たうえに、地盤以
下の掘削孔中の脚部をそのまま埋没させて高圧送
電線用鉄塔脚部固定構造物を完成することが出来
たため、従来法で必要な型枠の分解、取外し、回
収した型枠の手入れ、次の工事地区への運搬等に
必要な労力及び時間が全く不必要であつた。ま
た、従来法で製作されたものに比較して、本発明
の構造物の強度はなんら遜色なく十分に満足し得
るものであり、更に、合成樹脂製の表面を有する
ため外観としては従来法のものより優れており、
構造物の表面仕上げも全く不必要であつた。
は、使用する資材が従来の木材パネル工法や鉄類
または合成樹脂等のユニツト型枠工法に比較して
鋼線、合成樹脂フイルム、合成樹脂製外枠等の単
純な形状の資材であり、且つ少量で更に軽量であ
るので運搬が極めて容易であつた。また、篭状の
枠の作成、形枠の作成、支保工作業が極めて簡単
な軽作業であるので、枠組に要した労力及び時間
は従来法の1/3以下に低減出来たうえに、地盤以
下の掘削孔中の脚部をそのまま埋没させて高圧送
電線用鉄塔脚部固定構造物を完成することが出来
たため、従来法で必要な型枠の分解、取外し、回
収した型枠の手入れ、次の工事地区への運搬等に
必要な労力及び時間が全く不必要であつた。ま
た、従来法で製作されたものに比較して、本発明
の構造物の強度はなんら遜色なく十分に満足し得
るものであり、更に、合成樹脂製の表面を有する
ため外観としては従来法のものより優れており、
構造物の表面仕上げも全く不必要であつた。
以上述べた如く、本発明は従来の構造物の施工
法と比較して、施工に熟練者を必要とせず、短時
間で任意の形状で更に美的外観を有する構造物を
容易に施工することができ、且つ、僅少なる型枠
資材と型枠取外し不要という労力、輸送上の点か
らも多くの特徴を有し、特に山間僻地における送
電線鉄塔の脚部構造物の製法としては極めて画期
的なもので、その工業的意義は極めて大きい。
法と比較して、施工に熟練者を必要とせず、短時
間で任意の形状で更に美的外観を有する構造物を
容易に施工することができ、且つ、僅少なる型枠
資材と型枠取外し不要という労力、輸送上の点か
らも多くの特徴を有し、特に山間僻地における送
電線鉄塔の脚部構造物の製法としては極めて画期
的なもので、その工業的意義は極めて大きい。
第1図は本発明における構造物の製法における
実施例を示した概要断面図である。 1……掘削孔、2……鉄塔支柱、3……鉄塔支
柱材ネコ、4……支保工、5……枠形成上部部
材、6……枠形成下部部材、7……連結部材、8
……連結部材接続部、9……中間保持部材、10
……捨てコンクリート、11……合成樹脂製外
枠、12……合成樹脂フイルム、13……コンク
リートブロツク。
実施例を示した概要断面図である。 1……掘削孔、2……鉄塔支柱、3……鉄塔支
柱材ネコ、4……支保工、5……枠形成上部部
材、6……枠形成下部部材、7……連結部材、8
……連結部材接続部、9……中間保持部材、10
……捨てコンクリート、11……合成樹脂製外
枠、12……合成樹脂フイルム、13……コンク
リートブロツク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 イ a 篭状の枠を作り、 b その枠の外周にシート又はフイルムを設け
て型枠とし、 c その中にコンクリートを打設する、 構造物の製法において、 ロ 該篭状の枠の外周のうち少なくとも構造物と
して地上に露出する部分に合成樹脂製または無
機質繊維強化コンクリート製の外枠を設ける ことを特徴とする構造物の製法。 2 構造物が構築物の基礎構造物である特許請求
の範囲第1項記載の構造物の製法。 3 構造物が高圧送電線用鉄塔の脚部固定用構造
物である特許請求の範囲第1項記載の構造物の製
法。 4 構造物用の型枠であつて、篭状の枠の外周の
うち少なくとも構造物として地上に露出する部分
に合成樹脂製または無機質繊維強化コンクリート
製の外枠を設け、且つ、少なくとも該外枠で覆わ
れていない他の篭状の枠の外周にシート又はフイ
ルムを設けてなることを特徴とする構造物用の型
枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543579A JPS55129560A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Method of making structure* and form |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543579A JPS55129560A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Method of making structure* and form |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55129560A JPS55129560A (en) | 1980-10-07 |
| JPS627342B2 true JPS627342B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=12441766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3543579A Granted JPS55129560A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Method of making structure* and form |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55129560A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0216218A (ja) * | 1988-07-01 | 1990-01-19 | Kajima Corp | 機械基礎の施工方法 |
-
1979
- 1979-03-28 JP JP3543579A patent/JPS55129560A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55129560A (en) | 1980-10-07 |
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