JPS627287Y2 - - Google Patents

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JPS627287Y2
JPS627287Y2 JP1981055729U JP5572981U JPS627287Y2 JP S627287 Y2 JPS627287 Y2 JP S627287Y2 JP 1981055729 U JP1981055729 U JP 1981055729U JP 5572981 U JP5572981 U JP 5572981U JP S627287 Y2 JPS627287 Y2 JP S627287Y2
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JP
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ophthalmoscope
examiner
scope
mounting
base
Prior art date
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JP1981055729U
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JPS57169301U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は完全に同一の像を検者と側視検者が同
時に観察することのできる倒像検眼鏡の側視鏡に
関するものである。
倒像検眼鏡は、眼科や内科で主として被験者の
眼球内部や眼底を検査するために用いられる検査
器具の一種で、内蔵する光源からの光線を患眼に
照射し、該患眼からの反射光を観察するような構
造になつていて、通常は医師等の検者が単独で使
用して患眼を観察するものである。
然し乍ら、場合によつては検者は他の医師等と
同時にその患眼を観察する必要があり、このよう
な場合は該倒像検眼鏡本体に側視鏡を取り附け、
前記他の医師等は該側視鏡により倒像検眼鏡の側
方から側視検者として患眼を観察するのである
が、従来の側視鏡には難点があつた。
即ち、従来の側視鏡は、プリズム等を用いてた
だ単に側視検者の視線を患眼側に偏向させるだけ
で、該視線と検者の視線とを一致させるように構
成されていないから、患眼を観察する状態によつ
ては検者が観察している像と側視検者が観察して
いる像とが相違したり、検者の観察している像が
側視検者の視野に入らないことがあるからであ
る。
又、上記の倒像検眼鏡を用いて患眼を観察する
際、検者は患眼に光を照射する照射窓の背後上部
から観察するだけでなく、検者が前記照射窓の左
右に眼の位置を変えて、前記照射される光線の側
方から観察する必要がある場合もあるが、従来の
側視鏡は倒像検眼鏡本体に位置固定的に取附ける
ようになつているので、側視鏡を取り附けた側か
らは、該側視鏡が邪魔になつて検者が患眼を観察
することができないし、また検者が眼の位置を変
えても、側視鏡が固定されているため側視検者の
視線は変えることができず、従つて、この場合に
は検者と側視検者は大きく異る像を観察すること
になつてしまうという別の難点もある。
本考案は上述のような難点のない倒像検眼鏡の
側視鏡を提供することを目的としてなされたもの
で、その構成は、入射した光線の一部をその光軸
を変化させることなく透過させると共に、該光線
の残部を前記入射光線に対し側方へ向きを変えさ
せるハーフミラーやプリズム等の光学系を内装
し、且つ、入射窓及び覗き窓を形成した筐体の下
面の左右いずれかの側部に下向きの取付杆を立設
して成る側視鏡本体と、上記取付杆が挿入されて
その高さが調整できるようにした縦向きの取付孔
を有するブロツク状基体であつて、この基体の上
部には、手持検眼鏡本体における上面の面側を上
から押える略Y字状をなす押え部材を、また、上
記基体の下部には、上記検眼鏡本体をその両側か
ら撥力によつて挟持する挟持部材を設けた側視鏡
本体の取付基体とから成り、上記側視鏡本体がそ
の取付杆を取付基体の取付孔に挿入することによ
り支持されるようにしたことを特徴とするもので
ある。
次に本考案の実施の一例を図により説明する。
1はハーフミラー、2はミラー、3,4は透明
ガラスによるカバーで、カバー3は入射窓に、カ
バー4は側視用の覗き窓にそれぞれ取付けられて
いる。尚、入射光Lが直進する覗き窓にはカバー
は設けられていない。前記ハーフミラー1は入射
した光線Lの一部をその光軸を変化させることな
く透過して透過光l1にすると共に、残る光線l2
ミラー2の方向へ反射し、また該ミラー2は光線
l2を前記入射した光線Lと直交する方向に反射す
るように換言すればミラー1により反転された反
射像を再度反転させて正像とするようにそれぞれ
位置決めされている。従つて、入射した光線L
は、そのまま透過する透過光l1と該入射した光線
Lに対して直交する方向の光線l2とに分割偏向さ
れることになり、以上1乃至3により光学系を構
成するが、該光学系は第1図に於て紙面に直交す
る向きの適宜長さの取付杆5を下面の幅方向一側
に設けた筐体6内に収装され、側視鏡本体に形成
されている(第1図参照)。
7は前記光学系を収装した筐体6を倒像検眼鏡
本体Bに取り附けるためのブロツク状の取付基体
で、該基体7の後面下部には、倒像検眼鏡本体B
の上部側面に適合する彎曲度に形成した弾性体に
よる1組の挾持部材8,8を、又、その後面上部
には、前記検眼鏡本体B上部の膨出部bをその上
下方向から前記取付部材8,8と共に挾持するた
めの平面略Y字状に形成した押え部材9をそれぞ
れ螺着することにより、倒像検眼鏡本体Bに着脱
自在に嵌合するように構成されている(第2図参
照)。
10及び10′は前記基体7の両端部側に設け
上下方向に貫通された一組の取付孔で、該取附孔
10,10′は前記筐体6下面の取附杆5の外径
に見合う内径に形成され、前記取附杆5を両取附
孔10,10′のいずれか一方に挿入し、これを
螺子11により緊締すれば、筐体6を該取附基体
7に対し、換言すれば倒像検眼鏡本体Bの光照射
窓に対し少なくとも上部及び側部において任意の
高さに筐体6、即ち光学系を固定することができ
るようになつていて(第3図参照)、以上1乃至
11により本考案側視鏡の実施の一例を構成す
る。
而して、本考案側視鏡の使用方法について述べ
れば次の通りである。
即ち、検者が単独で患眼を観察する場合は、倒
像検眼鏡の光源を点灯させ、該倒像検眼鏡本体B
の上部の光照射窓を有するプリズム室P内で備向
された前記光源からの光線を患眼に照射し、前記
プリズム室の上方又は側方から前記患眼からの反
射光を観察するのであるが、検者が他の医師等と
同時に患眼を観察する必要がある場合は、本考案
側視鏡を該倒像検眼鏡本体Bに取り附けるのであ
る。
而して、この取り附けに際しては、まず取附基
体7を倒像検眼鏡本体Bに嵌合した後、検者又は
側視検者が患眼の観察を望む位置に適合するよう
に、光学系を有する筐体6の位置を決定するので
あり、例えば検者及び側視検者が、患眼に照射さ
れる光線に対して左側方(第3図のプリズム室の
右側)からの観察を望む場合は、前記筐体6の取
附杆5を取附基体7の一方の取附孔10に挿入し
た後、螺子11を用いて適宜の高さに固定する。
このようにして、本考案側視鏡を取り附けた倒
像検眼鏡は、本考案側視鏡の光学系がすでに述べ
たように、入射した光線Lを透過光l1、及びそれ
に対して直交する光線l2とに分割偏向するように
なつているので、検者は単独で倒像検眼鏡を使用
している場合と全く同様に患眼を観察することが
でき、しかも側視検者は該検者の観察している像
と全く同一の像を同時に観察することができるの
である。
更に、本考案側視鏡を取り附けた倒像検眼鏡
は、患眼に照射される光線に対して、筐体6の位
置する方向からは該筐体6内の光学系を介して、
その他の位置からは前記光学系を介さず直接に、
患眼から反射される光線(像)を観察することが
でき、従つて、従来の側視鏡を取り附けたものと
異り、検者の観察視野が制限されることもない。
又、検者及び側視検者が上記実施例の場合とは
異る方向からの患眼の観察を望む場合は、取附基
体7の他方の取附孔10′を用いれば良く、この
筐体6の位置の変更が頻繁に行なわれる場合に
は、取附基体7の取附孔10,10′及び取附杆
5にそれぞれ対応するスロツト及びキーを設けれ
ば光学上の精度を容易に確保することができるの
で都合が良い。
以上の実施例から明らかなように、本考案側視
鏡は、入射光をそのまま透過すると共にその一部
を偏向させるように構成した光学系の入射光軸
を、検眼鏡のプリズム室から照射される照射光軸
に対し位置変更可能に当該検眼鏡に取附けること
ができるものであればよいので、実施例に於ける
取附基体7の取附孔10,10′の穿設位置や、
該孔に対応する取付杆5の筐体6における配設位
置は、上記要件を充足し得る関係にあれば足り、
従つて、本考案の構成が実施例に限られないこと
勿論である。
本考案は以上の通りであつて、側視検者が検者
と同一の像を観察できることは勿論、検者の観察
眼である右眼か左眼に合せて、側視鏡本体を、検
眼鏡本体に関し右側(第3図の実施例)か左側
(図示せず)に位置付けることができて便利であ
り、また、側視鏡本体をこのように選択的に位置
付けても側視できる像は同一であるから、側視者
にとつても何ら不都合はないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は倒像検眼鏡本体に本考案側視鏡を取附
けた状態を示す、筐体部分を断面とした平面図、
第2図は同じく一部を断面とした側面図、第3図
は同じく第2図の−線矢視図である。 1……ハーフミラー、2……ミラー、5……取
附杆、6……筐体、7……取附基体、8……取附
部材、9……押え部材、10,10′……取附
孔、11……螺子、B……倒像検眼鏡、P……プ
リズム室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入射した光線の一部をその光軸を変化させるこ
    となく透過させると共に、該光線の残部を前記入
    射光線に対し側方へ向きを変えさせるハーフミラ
    ーやプリズム等の光学系を内装し、且つ、入射窓
    及び覗き窓を形成した筐体の下面の左右いずれか
    の側部に下向きの取付杆を立設して成る側視鏡本
    体と、上記取付杆が挿入されてその高さが調整で
    きるようにした縦向きの取付孔を有するブロツク
    状基体であつて、この基体の上部には、手持検眼
    鏡本体における上面の面側を上から押える略Y字
    状をなす押え部材を、また、上記基体の下部に
    は、上記検眼鏡本体をその両側から撥力によつて
    挟持する挟持部材を設けた側視鏡本体の取付基体
    とから成り、上記側視鏡本体がその取付杆を取付
    基体の取付孔に挿入することにより支持されるよ
    うにしたことを特徴とする手持倒像検眼鏡の側視
    鏡。
JP1981055729U 1981-04-20 1981-04-20 Expired JPS627287Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981055729U JPS627287Y2 (ja) 1981-04-20 1981-04-20

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JP1981055729U JPS627287Y2 (ja) 1981-04-20 1981-04-20

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Publication Number Publication Date
JPS57169301U JPS57169301U (ja) 1982-10-25
JPS627287Y2 true JPS627287Y2 (ja) 1987-02-20

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ID=29852271

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857493A (ja) * 1971-11-16 1973-08-11

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155394U (ja) * 1978-04-21 1979-10-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4857493A (ja) * 1971-11-16 1973-08-11

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JPS57169301U (ja) 1982-10-25

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