JPS6272621A - コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤 - Google Patents
コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤Info
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- JPS6272621A JPS6272621A JP60210935A JP21093585A JPS6272621A JP S6272621 A JPS6272621 A JP S6272621A JP 60210935 A JP60210935 A JP 60210935A JP 21093585 A JP21093585 A JP 21093585A JP S6272621 A JPS6272621 A JP S6272621A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cholera toxin
- immuno
- transplantation
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/16—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- A61K38/164—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/06—Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤に関
する。
する。
ヒトその他の哺乳類動物において臓器移植を行う場合、
移植片の抗原に対する受容体動物の免疫応答により拒絶
反応が生ずる場合が多い。このため臓器移植においては
一般に受容体動物に対して免疫抑制剤が投与される。こ
のような抑制剤として従来から種々の物質が使用されて
おり、その代表例としてサイクロスポリンAを挙げるこ
とができる。
移植片の抗原に対する受容体動物の免疫応答により拒絶
反応が生ずる場合が多い。このため臓器移植においては
一般に受容体動物に対して免疫抑制剤が投与される。こ
のような抑制剤として従来から種々の物質が使用されて
おり、その代表例としてサイクロスポリンAを挙げるこ
とができる。
本発明の免疫抑制剤の活性成分であるコレラ毒素は公知
物質であるが、その免疫抑制作用については全く知られ
ていない。
物質であるが、その免疫抑制作用については全く知られ
ていない。
本発明は、サイクロスポリンA等従来使用されている免
疫抑制剤とは全く異るタイプの、しかも一層強力な免疫
抑制活性を有する免疫抑制剤を提供しようとするもので
ある。
疫抑制剤とは全く異るタイプの、しかも一層強力な免疫
抑制活性を有する免疫抑制剤を提供しようとするもので
ある。
前記の問題点はコレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制
剤を提供することにより解決される。
剤を提供することにより解決される。
本発明の活性成分であるコレラ毒素は分子量約27.0
00のサブユニットA1個と分子量約11 、600の
サブユニットB5個とからなる分子量約84,000の
蛋白質であり、これらのサブユニットのアミノ酸配列は
クローニングされたDNAの配列に基いて推定されてい
る( J、J、 Mekalanos等、ネイチュアー
(Nature)306551 557(1983)を
参照のこと〕。
00のサブユニットA1個と分子量約11 、600の
サブユニットB5個とからなる分子量約84,000の
蛋白質であり、これらのサブユニットのアミノ酸配列は
クローニングされたDNAの配列に基いて推定されてい
る( J、J、 Mekalanos等、ネイチュアー
(Nature)306551 557(1983)を
参照のこと〕。
この物質はダラム陰性菌ビブリオ・コレラ(Vibri
。
。
cholerae)によって生産されるが、本発明にお
いて使用されるコレラ毒素は必ずしもこの菌によって生
産されたものに限定されず、例えば常法に従う遺伝子工
学的手段によって、他の微生物又は培養細胞によって生
産されたものであってもよい。
いて使用されるコレラ毒素は必ずしもこの菌によって生
産されたものに限定されず、例えば常法に従う遺伝子工
学的手段によって、他の微生物又は培養細胞によって生
産されたものであってもよい。
一般に生理活性を有する蛋白質において、その生理活性
を示す構造は一通りに特定されるのではなく、実質上同
一の生理活性を示すためにある範囲の構造的相違が許容
されることは当業者により一般に認識されているところ
である。従って、本発明の免疫抑制剤の活性成分として
のコレラ毒素類は、前記のコレラ毒素の他、大腸菌エン
テロトキシン、あるいは前記コレラ毒素の構造が部分的
に変形されたもの、例えば少数個のアミノ酸が他のアミ
ノ酸に置き換えられ、少数個のアミノ酸が除去され、又
は少数個のアミノ酸が付加された蛋白質でなお前記コレ
ラ毒素と同等の免疫抑制活性を有するものを包含する。
を示す構造は一通りに特定されるのではなく、実質上同
一の生理活性を示すためにある範囲の構造的相違が許容
されることは当業者により一般に認識されているところ
である。従って、本発明の免疫抑制剤の活性成分として
のコレラ毒素類は、前記のコレラ毒素の他、大腸菌エン
テロトキシン、あるいは前記コレラ毒素の構造が部分的
に変形されたもの、例えば少数個のアミノ酸が他のアミ
ノ酸に置き換えられ、少数個のアミノ酸が除去され、又
は少数個のアミノ酸が付加された蛋白質でなお前記コレ
ラ毒素と同等の免疫抑制活性を有するものを包含する。
本発明の免疫抑制剤は、各種の臓器移植において拒絶反
応を除去又は緩和するために有用であり、例えば皮膚移
植、腎臓移植、心臓移植、肝臓移植、骨髄移植等におい
て使用することができる。
応を除去又は緩和するために有用であり、例えば皮膚移
植、腎臓移植、心臓移植、肝臓移植、骨髄移植等におい
て使用することができる。
本発明の免疫抑制剤は非経腸的に投与するのが好ましく
、投与形態として例えば静脈注射、腹腔的注射、筋肉内
注射、皮下注射等により投与される。臓器移植における
拒絶反応の除去又は緩和のために使用する場合、通常移
植の前又は移植と同時に投与され、必要によりさらに複
数回にわたって投与される。投与の回数、投与期間は移
植される臓器の種類、患者の状態等により異り、具体的
には臨床例ごとに医師の判断により決定される。
、投与形態として例えば静脈注射、腹腔的注射、筋肉内
注射、皮下注射等により投与される。臓器移植における
拒絶反応の除去又は緩和のために使用する場合、通常移
植の前又は移植と同時に投与され、必要によりさらに複
数回にわたって投与される。投与の回数、投与期間は移
植される臓器の種類、患者の状態等により異り、具体的
には臨床例ごとに医師の判断により決定される。
1回の投与量も、臓器の種類、患者の状態により判断さ
れるが、概ね0.5μg/kg〜50μs/kgである
。
れるが、概ね0.5μg/kg〜50μs/kgである
。
コレラ毒素の哺乳動物に対する毒性は、例えばマウスで
はLD、。が5ag/マウスである。
はLD、。が5ag/マウスである。
本発明の免疫抑制剤はコレラ毒素類標品それ自体であっ
てもよく、又は非経腸用医薬において常用されている賦
形剤、例えば緩衝剤、浸過圧調整剤、安定化剤、防腐剤
等との混合物であってもよい。例えば、生理的食塩水又
はリン酸緩衝液に0、1〜2.0 rag/mlの濃度
で混合したものが注射剤として使用される。
てもよく、又は非経腸用医薬において常用されている賦
形剤、例えば緩衝剤、浸過圧調整剤、安定化剤、防腐剤
等との混合物であってもよい。例えば、生理的食塩水又
はリン酸緩衝液に0、1〜2.0 rag/mlの濃度
で混合したものが注射剤として使用される。
次に、実施例により本発明の免疫抑制剤の効果を説明す
る。
る。
肛 皮膚移植に対する効果
マウスC3H/He (H−2k)系を受容体動物とし
て使用し、マウス八KR/N (Hへ2k)系、及びマ
ウスDBへ/2 (H−2d)系を供与体動物として使
用して移植片の生着日数を求めた。試験群として受容体
マウスに移植前日、移植と同日、移植の1日後、2日後
、又は5日後のいずれかに0.2nj!のリン酸緩衝液
中lμg/マウスのコレラ毒素を静脈内注射した。他方
、比較のため、マウスに、−日当り50mg/kg体重
のサイクロスポリンAを、オリーブ油に溶解して移植口
から14日間連続して経口投与した。対照マウスには免
疫抑制剤を投与することなく皮膚移植を行った。移植は
、供与体マウスの躯幹部がらl cps X l cm
の全層皮膚片を採取し、これを受容体マウスの右胸部背
側に縫着することにより行った。
て使用し、マウス八KR/N (Hへ2k)系、及びマ
ウスDBへ/2 (H−2d)系を供与体動物として使
用して移植片の生着日数を求めた。試験群として受容体
マウスに移植前日、移植と同日、移植の1日後、2日後
、又は5日後のいずれかに0.2nj!のリン酸緩衝液
中lμg/マウスのコレラ毒素を静脈内注射した。他方
、比較のため、マウスに、−日当り50mg/kg体重
のサイクロスポリンAを、オリーブ油に溶解して移植口
から14日間連続して経口投与した。対照マウスには免
疫抑制剤を投与することなく皮膚移植を行った。移植は
、供与体マウスの躯幹部がらl cps X l cm
の全層皮膚片を採取し、これを受容体マウスの右胸部背
側に縫着することにより行った。
この試験の結果、コレラ毒素を皮膚移植の前日又は同日
に静脈内注射により投与した場合、顕著な生着日数延長
効果が生じた。すなわち、供与体マウスとしてDBA/
2(H−2d)系を使用した場合、コレラ毒素投与群で
は平均生着日数は>113.2 + 1.0(標準偏差
)日(n=11)であった。すなわち、この期間内に移
植片の脱落は生じなかった。これに対してサイクロスポ
リンA投与群においては平均生着日数は25.2±2.
7日(n=10)であり、無処理群においては、平均生
着日数は17.1±1.6日(n=8)であった。他方
供与体マウスとしてAKR/N (H−2K)系を使用
した場合、コレラ毒素投与群では平均生着日数は>12
6.2±20.9日(n=11)であり、この間に移植
片の脱落は生じなかった。これに対してサイクロスポリ
ンA投与群においては14日間のサイクロスポリンA投
与終了から2a間以内に皮膚移植片が拒絶された(24
.8±0.9日、n=10)。一方、無処理群において
は平均生着日数は、17.3±1.8日(n=lo)で
あった・ 次に、結果の1例を表示する。この例においては、コレ
ラ毒素は1μgを0.2mj2のリン酸緩衝液に溶解し
移植前日に静脈内投与し、サイクロスポリンAは50m
g/ kg体重を、オリーブ油に溶解して移植臼から1
4日間連日経口投与した。
に静脈内注射により投与した場合、顕著な生着日数延長
効果が生じた。すなわち、供与体マウスとしてDBA/
2(H−2d)系を使用した場合、コレラ毒素投与群で
は平均生着日数は>113.2 + 1.0(標準偏差
)日(n=11)であった。すなわち、この期間内に移
植片の脱落は生じなかった。これに対してサイクロスポ
リンA投与群においては平均生着日数は25.2±2.
7日(n=10)であり、無処理群においては、平均生
着日数は17.1±1.6日(n=8)であった。他方
供与体マウスとしてAKR/N (H−2K)系を使用
した場合、コレラ毒素投与群では平均生着日数は>12
6.2±20.9日(n=11)であり、この間に移植
片の脱落は生じなかった。これに対してサイクロスポリ
ンA投与群においては14日間のサイクロスポリンA投
与終了から2a間以内に皮膚移植片が拒絶された(24
.8±0.9日、n=10)。一方、無処理群において
は平均生着日数は、17.3±1.8日(n=lo)で
あった・ 次に、結果の1例を表示する。この例においては、コレ
ラ毒素は1μgを0.2mj2のリン酸緩衝液に溶解し
移植前日に静脈内投与し、サイクロスポリンAは50m
g/ kg体重を、オリーブ油に溶解して移植臼から1
4日間連日経口投与した。
大胆上、受容体マウスC3H/He(H−2k)系供与
体マウスoBA/2(H−2d)系験君 生
着日数 コレラ毒素投与 〉117、〉117、〉117、〉1
10、〉117、> 110、 〉117、〉117、〉110 サイクロスポリンA投与 28、30、24.26、
25、23、20、26、26、24無投与 18.1
7.16、 プ3え」−0受容体マウスC31/Hc(H〜2k)系
供与体マウスAKR/N (H−2k)系実験群
生着口 コレラ毒素投与 〉158、〉106、〉117、〉1
17、〉117、〉117、〉158、〉117、>1
17 >106、〉158サイクロスポリンA投与
26、24、26、24、25、26.24.25.2
4.24 無投与 14.20.1B、16.18.15.18.
18.19.17 以上の結果から、本発明の免疫抑制剤が臓器移植のため
に極めて有用であることが明らかである。
体マウスoBA/2(H−2d)系験君 生
着日数 コレラ毒素投与 〉117、〉117、〉117、〉1
10、〉117、> 110、 〉117、〉117、〉110 サイクロスポリンA投与 28、30、24.26、
25、23、20、26、26、24無投与 18.1
7.16、 プ3え」−0受容体マウスC31/Hc(H〜2k)系
供与体マウスAKR/N (H−2k)系実験群
生着口 コレラ毒素投与 〉158、〉106、〉117、〉1
17、〉117、〉117、〉158、〉117、>1
17 >106、〉158サイクロスポリンA投与
26、24、26、24、25、26.24.25.2
4.24 無投与 14.20.1B、16.18.15.18.
18.19.17 以上の結果から、本発明の免疫抑制剤が臓器移植のため
に極めて有用であることが明らかである。
!晴−≦21. ゛ 正 ノ ・ (
D F R) i 一本試験は、マウ
スを抗原で免疫し数日後(5日〜7日後)に同一抗原を
マウスの足踏に注射する(Elicitation)。
D F R) i 一本試験は、マウ
スを抗原で免疫し数日後(5日〜7日後)に同一抗原を
マウスの足踏に注射する(Elicitation)。
その結果、その後足蹴が腫れて約24時間で腫れのピー
クに達する。遅延型足跡反応(DFR)は、この腫れの
反応をいう。
クに達する。遅延型足跡反応(DFR)は、この腫れの
反応をいう。
例1と同様にして、受容体マウスC3H/I量e(1−
2k)系に供与体マウスAKR/N(H−2k)系又は
DBA/2()I−2d)系からの皮膚移植片を移植し
、14日後にAKR/N (H−2k)系又はDBA/
2(11−2d)系マウスからの肺細胞lXl0’個を
右足踏に注射し、24時間後の足踏の厚さを測定した。
2k)系に供与体マウスAKR/N(H−2k)系又は
DBA/2()I−2d)系からの皮膚移植片を移植し
、14日後にAKR/N (H−2k)系又はDBA/
2(11−2d)系マウスからの肺細胞lXl0’個を
右足踏に注射し、24時間後の足踏の厚さを測定した。
コレラ毒素を投与していない皮膚移植群では皮膚移植後
144日目DFRは、4.3±0.5単位で、足踏の腫
張を認めたが、コレラ毒素を投与して皮膚移植を行った
群ではDFRは1.7±0.6単位と著しく低下してい
た。
144日目DFRは、4.3±0.5単位で、足踏の腫
張を認めたが、コレラ毒素を投与して皮膚移植を行った
群ではDFRは1.7±0.6単位と著しく低下してい
た。
班1 混合白息L゛ 応(MLR)
マウスC311/He(H−2k)系の肺細胞0.5X
lO’個をリスボングーとし、マウスAKR/N (H
−2k)系又はDBA/2(H−2d)系の肺細胞であ
って最終濃度20μg7mlのマイトマイシンCにより
処理したちの0.5×10h個をステイミュレータ−と
して加え、7%COt培養器中で培養し、4日目に3H
−チミジンを加え、その取り込みを測定した。
lO’個をリスボングーとし、マウスAKR/N (H
−2k)系又はDBA/2(H−2d)系の肺細胞であ
って最終濃度20μg7mlのマイトマイシンCにより
処理したちの0.5×10h個をステイミュレータ−と
して加え、7%COt培養器中で培養し、4日目に3H
−チミジンを加え、その取り込みを測定した。
コレラ毒素を投与し長期に移植片が生着したマウスでの
MLRによる3H−チミジンの取り込みは、14.62
1cpmで、対照マウスのそれは11.975cpmで
あり、両者に有意差は認められなかった。しかし、コレ
ラ毒素を1日前に投与したマウスのMLRは、2.52
1cpa+と顕著に抑制されていた。
MLRによる3H−チミジンの取り込みは、14.62
1cpmで、対照マウスのそれは11.975cpmで
あり、両者に有意差は認められなかった。しかし、コレ
ラ毒素を1日前に投与したマウスのMLRは、2.52
1cpa+と顕著に抑制されていた。
氾(Cell transfer)’
長期移植片生着マウス(り及びコレラ毒素(1μg)投
与した後1日目のマウス(C3H/He系)からの肺細
胞I X 10”個を、皮膚移植〔受容体マウスC31
L/He系;供与体マウスAKR/N系〕と同時に静脈
内投与した。コレラ毒素を投与した後のマウスからの肺
細胞を移入されたマウスにおいては移植片の生着日数の
延長が認められたが、長期移植片生着マウスからの肺細
胞を移入されたマウスにおいては生着日数の延長は認め
られなかった。
与した後1日目のマウス(C3H/He系)からの肺細
胞I X 10”個を、皮膚移植〔受容体マウスC31
L/He系;供与体マウスAKR/N系〕と同時に静脈
内投与した。コレラ毒素を投与した後のマウスからの肺
細胞を移入されたマウスにおいては移植片の生着日数の
延長が認められたが、長期移植片生着マウスからの肺細
胞を移入されたマウスにおいては生着日数の延長は認め
られなかった。
l 血清手 (Serum transfer)試
。
。
長期移植片生着マウス及びコレラ毒素(1μg)を投与
された後1日目のマウス(C3H/lee系)からの血
清0.5+++j!を、皮膚移植〔受容体マウスC31
1/lie系;供与体マウスAKR/N系〕と同日及び
1日後の2回、移植されたマウスに腹腔的投与した。い
ずれの場合にも、移植片の生着日数の延長は認められな
かった。
された後1日目のマウス(C3H/lee系)からの血
清0.5+++j!を、皮膚移植〔受容体マウスC31
1/lie系;供与体マウスAKR/N系〕と同日及び
1日後の2回、移植されたマウスに腹腔的投与した。い
ずれの場合にも、移植片の生着日数の延長は認められな
かった。
(傘)長期移植片生着マウスとは、コレラ毒素の投与に
より皮膚片の脱落を防止し、例えば、100日以上の長
期間の生着皮膚を担ったマウスをいう。
より皮膚片の脱落を防止し、例えば、100日以上の長
期間の生着皮膚を担ったマウスをいう。
影」ユ 細胞障害性Tリンパ球(CTL)試験遅延型足
馳反応(DFR)試験におけるエリシテーションと同時
に肺細胞lXl0’個を腹腔内投与し、3日後に採取し
たガラス付着性腹腔滲出細胞をエフェクター細胞として
用い、ターゲット細胞としてSIC,により標識したコ
ンカナバリンAプラストを用いた。4時間に放出された
5 1 Crを測定した。
馳反応(DFR)試験におけるエリシテーションと同時
に肺細胞lXl0’個を腹腔内投与し、3日後に採取し
たガラス付着性腹腔滲出細胞をエフェクター細胞として
用い、ターゲット細胞としてSIC,により標識したコ
ンカナバリンAプラストを用いた。4時間に放出された
5 1 Crを測定した。
コレラ毒素を投与していない皮膚移植群では移植後17
日口の細胞障害活性は、約70%であったが、コレラ毒
素投与皮膚移植群では細胞障害活性は、10%以下と顕
著に低下していた。
日口の細胞障害活性は、約70%であったが、コレラ毒
素投与皮膚移植群では細胞障害活性は、10%以下と顕
著に低下していた。
本発明は、コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑剤を提
供するものであり、皮膚移植等に対して顕著な効果を有
し、臓器移植等において極めて有用である。
供するものであり、皮膚移植等に対して顕著な効果を有
し、臓器移植等において極めて有用である。
Claims (1)
- 1、コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210935A JPH0669959B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤 |
AU63159/86A AU6315986A (en) | 1985-09-26 | 1986-09-26 | Immunosuppressive cholera toxin |
EP86113289A EP0219716A3 (en) | 1985-09-26 | 1986-09-26 | Immunosuppressive agent |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210935A JPH0669959B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6272621A true JPS6272621A (ja) | 1987-04-03 |
JPH0669959B2 JPH0669959B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=16597519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60210935A Expired - Lifetime JPH0669959B2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 | コレラ毒素類を活性成分とする免疫抑制剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0219716A3 (ja) |
JP (1) | JPH0669959B2 (ja) |
AU (1) | AU6315986A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU5369798A (en) * | 1996-11-27 | 1998-06-22 | Bachem Bioscience, Inc. | Shk toxin compositions and methods of use |
US7833979B2 (en) | 2005-04-22 | 2010-11-16 | Amgen Inc. | Toxin peptide therapeutic agents |
AR063384A1 (es) | 2006-10-25 | 2009-01-28 | Amgen Inc | Agentes terapeuticos a base de peptidos derivados de toxinas |
AU2008262490B2 (en) | 2007-05-22 | 2011-11-17 | Amgen Inc. | Compositions and methods for producing bioactive fusion proteins |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2487198A1 (fr) * | 1980-07-28 | 1982-01-29 | Berri Balzac Sa | Nouvelle substance immuno-suppressive, son procede d'isolement et son application en therapeutique |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP60210935A patent/JPH0669959B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-09-26 AU AU63159/86A patent/AU6315986A/en not_active Abandoned
- 1986-09-26 EP EP86113289A patent/EP0219716A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0219716A3 (en) | 1988-03-30 |
JPH0669959B2 (ja) | 1994-09-07 |
EP0219716A2 (en) | 1987-04-29 |
AU6315986A (en) | 1987-04-02 |
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