JPS6271800A - 航空機用プロペラの騒音低減方式 - Google Patents

航空機用プロペラの騒音低減方式

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JPS6271800A
JPS6271800A JP61180276A JP18027686A JPS6271800A JP S6271800 A JPS6271800 A JP S6271800A JP 61180276 A JP61180276 A JP 61180276A JP 18027686 A JP18027686 A JP 18027686A JP S6271800 A JPS6271800 A JP S6271800A
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JP
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propeller
blades
aircraft
blade
noise
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JP61180276A
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English (en)
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アーサー・ポール・アダムソン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C11/00Propellers, e.g. of ducted type; Features common to propellers and rotors for rotorcraft

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は航空機のプロペラによって発生される可聴騒
音を低減することに関する。
発明の背景 航空機用の回転プロペラの各々のプロペラ羽根は、音又
は騒音として知覚できる圧力波を発生する。騒音の周波
数は、観測者を毎秒に通過する羽根の数に等しい。即ち
、Nを羽根の数、Sを回転速度とすれば、NxSである
第1A図に示すプロペラIA及びIFの様に、共通の軸
線の周りを回転する二重反転形プロペラの場合、別の騒
音源が存在する。この別の騒音は、前側プロペラIFと
後側プロペラIAの間の羽根どうしの相互作用によって
生ずる。後側プロペラの羽根が前側プロペラの羽根の伴
流の中を通過する時、騒音パルスが発生される。この別
の騒音を少なくすることが望ましい。
発明の目的 本発明の目的は、航空機用の二重反転形プロペラ装置に
於ける騒音を少なくすることである。
発明の要約 本発明の1形式では、航空機用の1対の二重反転形プロ
ペラが周波数変調された搬送波の形で騒音を発生するよ
うにする。周波数変調により、設計技術者は、例えば大
部分の音響エネルギを非可聴周波数範囲に移す為に、騒
音のエネルギ・スペクトルを操作することが出来る。
二重反転形プロペラ装置内で、プロペラ羽根の浮流の相
互作用によって発生される騒音を近似する為に本発明者
が開発したモデリング方法を説明する。この方法は、プ
ロペラを設計する基準となる。
最初に、8枚の羽根を持つ前側プロペラ及び1枚の羽根
を持つ後側プロペラの簡単な二重反転形プロペラのモデ
ルについて説明する。次に、プロペラの羽根の数が1だ
け異なる(例えば8枚と9枚)モデルを取上げる。その
後、羽根の数が2だけ異なる(例えば9枚と11枚)場
合を解析し、その後にその他の羽根の数の場合を説明す
る。
この明細書で云う「二重反転形」と云う言葉は、第1A
図及び第9図で軸線1上にあるプロペラIA及びIFの
様に、共通の軸線を持つ航空機用の2つのプロペラの回
転方向が互いに対して反対向きであることを指す。
第1図は、第1のモデルの場合の2つのプロペラを概略
的に示している。第1図では、羽根が1枚の後側プロペ
ラをブロック2Aで示し、羽根が8枚の前側プロペラ2
Fの各羽根を円2F1乃至2F8で示しである。割出し
のために円2F7をぬり潰しである。これらのプロペラ
は矢印4,6で示す様に、互いに反対向きに回転する。
騒音について云うと、後側プロペラ2Aが不動であって
、前側プロペラ2Fだけが回転していると仮定すると、
騒音パルス(第2A図に波8で示す)は、回転する前側
プロペラ2Fの各羽根が不動の1個の後側の羽根2Aを
通過する度に、即ち、毎秒NfS、回の速度で破線の円
11内に発生される。こ\でNfは前側プロペラの羽根
の数(今の場合は8枚)であり、Sfは毎秒回転数で表
わした前側プロペラの回転速度である。この例では、速
度を毎秒10回転とすると、1秒間に破線の円11の所
で80個の騒音パルスが発生される。
騒音パルスは正弦波の基本信号と高次高調波を含むと仮
定する。即ち、距離の関数としての圧力分布が正弦波に
、騒音パルスの実際の物理的な形にとって適切な高次の
高調波を加えたものと仮定する。正弦波の挙動をこの説
明の大部分で仮定するが、ニーで説明する原理が基本信
号(即ち正弦波の信号)と共に、高次高調波にも適用さ
れる。
第1B図に正弦波(sinusoid) 14を示しで
ある。
mI B図では、圧力及び距離の座標が示される。
正弦波が周囲媒質、即ち、空気中を音速で、破線の円1
1から遠ざかる向きに、矢印16の方向に移動する。
説明の為に、正弦波を仮定したことは妥当であると思わ
れる。然し、正弦波を用いたのは、説明の為だけであり
、実際の場合には、高次高調波も考慮し、本発明の考え
に従って処理すべきである。
説明の為、1個の正弦波信号を考える。これは、任意の
圧力分布を、正弦波のフーリエ級数として表わすことが
出来るからである。
前述のように前側プロペラ2Fのみが回転する時には周
波数がNfSfになることを示したが、次に両方のプロ
ペラが回転する時の周波数を説明する。第2A図乃至第
2■図は、第1図のプロペラを矢印2の方向に見た図で
ある。第2A図乃至第21図は一連の羽根の交差を示し
ている。この例では、前側プロペラの速度を前と同じ<
10回転/秒と仮定し、また回転する後側プロペラの速
度も同じであると仮定する。この為、第2A図と第2B
図の状態の間の経過時間は1/160秒であり、第2B
図と第2C図の状態の間の経過時間も同じであり、この
ように第2図の他の全ての図でも相次ぐ状態の間の経過
時間は同じである。したがって、第2A図と第21図の
状態の間の合計経過時間は8/160秒になる。
この例では、中心20の周りの破線の円11の動きによ
って示す様に、羽根の交差の場所が回転する。羽根の交
差(即ち騒音パルス)の周波数はF(−C54+5a)
Nt Na     (1)である。二NでF。は搬送
波周波数(後で更に詳しく説明する)、Saは後側プロ
ペラの速度(10回転/秒)、Naは後側プロペラ2A
の羽根の数(1枚)であり、他の変数は前に定義した通
りである。この例では、Fc−160パルス/秒である
(即ち、160−8XIX rlO+10コ)。
云い換えれば、前後と後側の両方の羽根が1回転する毎
に、(その半分だけを第2A図乃至第21図の順序によ
って示しているカリ合計16回の羽根の交差が生じ、こ
の順序が毎秒10回起り、1秒間に160個のパルスを
発生する。
この状況は第3図と同様であることを指摘したい。すな
わち、第3図に示すように、(第2A図乃至第21図の
破線の円11と同様な)騒音源23が、矢印28で示す
様に、中心25の周りを回転すると考えられる。騒音源
23は前に述べた周波数で騒音パルスを発生する。今の
例では、160パルス/秒又は1回転当り16パルスで
ある。
発生されたパルスを円30A乃至30Pで示す。
円30Aは円30Pより大きいが、これはパルス30P
が発生される時までに、パルス30Aが拡がっているこ
とを示す。
観測者33が回転平面内に居る。こ\での説明は、回転
平面の場合に限る。これは、この場合が騒音の放出強度
が最大になる場合であり、回転平面の前側及び後側では
、騒音が急速に低下するからである。前に述べた考えが
成立する程度は、観測者が回転平面の外へ出るにつれて
一層小さくなるが、こういう場合、騒音を減少する必要
性も低下する。遠い場では、距離35は距離38とRの
和で近似される。例えば、半径Rが6フイートであり、
距離38が994フイートであれば、ピタゴラスの定理
により、距離35は1000.018フイートである。
誤差、即ち0.018フイートは、近似によって入った
誤差であるが、0.0018%であり、これは無視し得
ると考えられる。
この為、距離35は距離38とRの和に等しいと仮定す
る。
この仮定は、観測者33に関する限り、騒音源23の左
右の移動(即ち、矢印40.43の向きの移動)による
影響を除く効果を持つことを指摘しておきたい。この時
、観測者は、騒音源23が、正弦状に変化する速度で、
矢印46及び49で示す様に、線38に沿って近づいた
り遠ざかったりしている様に感する。騒音源23のこの
動きが、これから説明する様に、第4C図に示す正弦状
に相隔たるパルス列52を生ずる。
ニーで簡単化の為に4つの仮定をする。その第1は、騒
音源23が1回転/秒で回転することである。2番目は
、パルス周波数が16バルス/秒であることである。3
番目は、音速が1100フイ一ト/秒であることである
。4番目は、半径Rが10フイートであることである。
こういう仮定により、第4A図及び第4B図は、1回転
後、即ち1秒後の波頭(即ち、ff13図の円30A乃
至30P)のスナップ写真を表わす。
一番最初の波頭30A(第3図及び第4A図で、1−0
秒に点56Aで発生)は、1秒の時間が経過する間に、
1100フイート移動している。第4C図では、この1
番目の波頭30Aを矢印57Aで示しである。2番目の
波頭30B (t−1/16秒に、第3図及び第4A図
の点56Bで発生)は、15/16秒の間に1031フ
イート移動しており、これは1番目の波頭よりも69フ
イートの距離だけ短い。然し、パルスを発生する前に、
騒音源23は、10sfn2π/16フイートに等しい
距IP15 gだけ、第3図の観測者33から遠ざかる
向きに変位している(ニーで10は半径Rであり、2π
/16は、1番目及び2番目のパルスの間に騒音源が移
動した角度をラジアンで表わしたものである)。この為
、第4C図で2番目のパルスを表わす矢印57Bは、中
心25から1031フイートの所にあるのではなく、(
1031−10sin 2 yr/ 16)フィートの
所にある。
t−1,0秒の時に第3図及び第4B図の点56Pで発
生される16番目のパルスに至るまで、残りのパルスに
対する波頭30C乃至30Pが同様に計算される。この
16番目のパルスの波頭を表わす矢印57Pは、中心2
5から(6g+10s1n 2π/16)フィートの所
にある。この為、回転する騒音源は、第4C図に示す相
隔たるパルス列52を発生する。
このパルス列52が実際には位相又は周波数変調された
搬送波であることを指摘したい。次にこの搬送波の定量
的な説明をする。
最初に1つのことを述べておく、第3図のパルス式騒音
源23の回転速度(これは第2A図乃至第2I図の破線
の円11の回転速度に等しい)は、第1図の羽根1枚の
後側プロペラ2Aの速度によって決定され、それと等し
い。その1つの理由は、1枚の羽根が存在することが騒
音パルスを発生する為の必要条件であるからである。こ
の回転速度を変調周波数と呼ぶが、その理由は後で明ら
かになる。この変調周波数は、羽根の数及びプロペラの
速度の関数である羽根の交差の周波数(前掲式(1)の
F。)と区別しなければならない。
定量的な説明に戻って、次に破線の円11の回転の結果
として第1B図の正弦波14が受ける修正を詳しく説明
する。第5図に示す様に、第2図の正弦波14が区間毎
に次の様にして売主される。
第5図で1、正弦波14の内の部分61Aが、点64A
で雑音発生器23によって発生されたと仮定し、部分6
1Bが点64Bで発生され、以下同様にして部分61E
が点64で発生されるとする。
任意の部分がプロペラの半径Rを通過するのに要する時
間の長さt。は、vsを音速として、R/Vsに等しい
。波の相次ぐ部分61A乃至61Eは、観測者33まで
相異なる距M 68 A乃至68Dを通らなければなら
ないので、波の各部分は異なる時刻に到着する。したが
って、波の各々の部分は遅延時間が異なる。夫々の遅延
時間t。は次の式から計算される。
to” to sinθ       (IA)ニーで
角度θ(第5図に示す)は、パルス式騒音源23の回転
速度に経過時間を乗じた値、即ちFff、tに等しく、
toは音が半径分だけ移動するのに要する時間、即ちR
/VSの時間である。
前に説明した様に1個の後側の羽根2Aが不動であった
場合の様に、第3図の騒音源23の回転によって起る遅
延時間がなければ、正弦波は何れも、点64Aの様に、
第5図の1箇所で発生される。この「不動」の正弦波は
次の式で表わすことが出来る。
P−Ksin  (2πFc t)       (2
)ニーでPは圧力(又は音の強度)に等しく、Kは任意
の定数である。Kに影響を及ぼす距離による減衰を無視
すると、観測者は同じ式によって表わされる、正弦波1
4として示した同じ波を感する。
然し、騒音源23が回転する場合は、前に述べた様に位
相変化が入り込み、この時観測者が感する波は次の式に
よって表わされる。
P=Ksin  [2πFc  (t+tn )]  
 (3)こ−でt。は位相変化であり、前に定義した。
これを書き直すと tn−R/VB sin Fm2 yr t     
 (4)M=2πFc (R/Vs )       
 (5)P−Ksin  [2πF(t +Msin  Fl、12 yr tコ   (6)こ
の最後の式(6)が角度項2πF、を及び位相項Msi
n Fm2πtを含んでいることに注意されたい。更に
、位相項が時間の関数として変化する。
この式は次の形である。
P −6i1  (WCt +Msin Wc  t 
)    (7)こ\でW。=w2πFcSWm−2π
Fmである。
この式(7)は無線装置で位相又は周波数変調のために
使われる古典的な式と同じである。これは次の級数に展
開することが出来る。
Ps  = Jo  (M) sin WCt+J+ 
 (M) sin  (WC十Wc、 )  t−J+
(M) sin  (Wc  −Wm )  t +J
2  (M)sin  (W(+2Wm) t  J2
  (M) 5in(Wc  −2Wm )  t +
 J 3  (M) 5in(WC+ 3Wm)  t
 −J 3  (M) 5in(Wc   3 Wm)
  t −(8)この級数で、項J。(M)は第1種n
階のベッセル関数である。明細書の終り近くに示す表1
は、若干のベッセル関数を示している。
上記のベッセル関数展開は、振幅Jo(M)を持つ基本
周波数Wcと一連の側波帯を含んでいる。
側波帯の周波数は基本周波数とはWmの倍数だけ異なっ
ており、その振幅は夫々の順J+(M)、J2(M)等
の振幅である。式(8)は、第3図の回転するパルス式
騒音源23が、実際にはJ。
(M)のスペクトル成分を持つ騒音スペクトルを発生す
ることを示している。
表1を応用する1例として、100011zの搬送波周
波数(即ち、We−2πX1000) 、10011z
の変調周波数(Wm−2πX100)及び10の変調指
数Mを仮定する。この時、表1から、式(8)は次の様
になる。
P5−−0. 2459sln W(t+ 0. 04
35sin  (W(+wm )  t−0,0435
sin  (W(−Wm)  t+ 0. 2546s
in  (Wc + 2Wm )  tO,2546s
in  (Wc −2Wm )  t+ 0. 058
4sin  (WC+ 3Wm )  t−0,058
4sin  (Wc −3Wm )  t−0,219
6sin  (Wc+4Wc )  t+ 0. 21
96sin  (Wc −4Wm )  t−0,23
41sin  (Wc + 5Wm’) t+0. 2
341sin  (Wc−5Wc+l)  t−0,0
145sin  (Wc +6Wm ) t+ 0. 
0145sin  (WC−6Wm)  t+ 0. 
2167sin  (Wc + 7Wm )  t−0
,2167sin  (Wc −7Wm )  t+ 
0. 3179sln  (WC+ 8Wm )  を
−0,3179sin  (Wc  8Wm )  t
+ 0. 2919sln  (W(+ 9Wm)  
t−0,2919sin  (Wc −9Wm)  t
+0.2705sin  (W(+iownI)t−0
,2075s1n  (Wc   10Wm )  t
中心周波数及び側波帯の振幅(即ち、表1のJn (1
0)の項)が第10図に示されている。
これから、周波数変調の為に、エネルギ・スペクトルが
どれだけ搬送波周波数(100011z)から拡がって
いるかソ判る。Mが更に増加すると、第11図に示す場
合に近づく。この場合、多数の側波帯があり、夫々がご
く小さい振幅を持っている。
この発明は式(8)のベッセル関数展開を次の様に利用
することが出来る。半分の側波帯が搬送波周波数より高
く、半分が低いとすると、搬送波を人間の聴覚の上限周
波数又はその近くにすることにより、半分の側波帯は聞
こえなくなる。更に複雑なやり方は、搬送波を可聴範囲
内におくが、大きな変調周波数Wmを選択して、側波帯
(即ち、J n項)が大幅に隔たって、搬送波より高い
側波帯は急速に可聴範囲から出て行き、搬送波より低い
側波帯は負の周波数の経路を介して可聴範囲から出て行
く様にすることである。更に、可聴範囲内にとゾまる側
波帯は小さい振幅、即ち、小さなJo項を持つ様にして
、大部分のエネルギが可聴範囲外にある多くの項に関連
する様にする。この更に複雑な方式は、設計の拘束(例
えばプロペラの速度及び直径)によりFCを人間の聴覚
の周波数限界の近くにすることが恐らく出来ないような
、機関が大形である場合に必要になるものと考えられる
別の観点からすると、変調周波数F□が側波帯の間隔、
従ってその拡がりを左右する。Fmが大きいと、隣合う
側波帯の間の幅(tlzで表わした幅)が大きくなり、
従って大部分のエネルギを可聴範囲外に移すことが出来
る(即ち、少数の間隔の広い側波帯周波数だけが可聴範
囲内とyまる)。変調指数Mが表1に従って、側波帯の
振幅分布を左右し、これは勿論更に大がかりに計算され
るベッセル関数の表に従う。変調周波数FInは第3図
の騒音源23の回転速度であり、これは前に述べた第2
図の破線の円11の回転速度に等しい。変調指数Mは、
音がプロペラの半径を移動するのに要する時間の長さ、
並びに―送波周波数F。によって左右されることは、式
(5)に示す通りである。
次に、前述の簡単にした8枚の羽根と1枚の羽根の組合
せのモデルの解析から、第6図に示す様に、8枚と9枚
と云う様に羽根の数が1だけ異なるモデルに拡大する。
(第6図では見易くする為に直径が異なるように示しで
ある)、。この場合、羽根の交差は次のように逐次的に
生じる。即ち、羽根IAがIFと交差し、次に2人が2
Fと交差すると云う様になっていて、最後にIAが9F
(IFではなく)と交差する。各プロペラにある隣合っ
た羽根の間のラジアンで表わした角度距離(例えば=7
2)が、円周の全体の角度2πを羽根の数Nで除した値
、即ち 2π/N             (10)である。
簡単の為、式(10)の分子にある2πを1回転に置き
換えることが出来る。この為、羽根と羽根の間の間隔は
次の様に表わすことが出来る。
1/N(回転/羽根)        (11)第6図
に示す様に、前側の羽根IF及び後側の羽根IAは交差
中であり、こうして騒音パルスを発生する。次のパルス
は、大体破線の円11で示す時計の略1時30分の位置
で、羽根2F及び2Aの交差によって発生される。羽根
2A及び2Fが互いに接近する速度は、その個別の速度
の和、即ち、sf+Saである。交差の前にカバーしな
ければならない距離74は、その角度間隔の差、即ち(
1/Na)   (1/N+ )である。羽根カコの距
離をカバーするのに要する時間Tは、距離74を速度で
除して である。この結果生ずる(秒/羽根)の単位は、実際に
は(秒/羽根交差)を意味する。したがって、相次ぐ交
差の間の時間間隔は式(12)によって定義されるTで
ある。交差の周波数はTの逆数であり、即ち Fc=1/T            (13)である
。これが前に説明したベッセル関数展開に適用される搬
送波周波数である。
次に8枚の羽根と9枚の羽根の組合せを持つプロペラに
ついての変調周波数を考える。前に8枚の羽根と1枚の
羽根の組合せのモデルについて説明した様に、変調周波
数FInは第2図の破線の円11の回転速度であった。
第6図の同じ様な破線の円11の変調周波数Fmは次の
様に計算される。
両プロペラの速度が等しい場合、交点76は羽根2A及
び2Fの中点である。この為、交点75及び76の間で
破線の円11が移動する距離は[距離79(即ち1/N
a)十距離77(即ち1/Nf)]を2で除した値、即
ち(1/2)[(1/Na )+ (1/N+ )]で
ある。破線の円11   ′がこの距離を移動するのに
要する時間の長さが、式(12)で表わした様にT秒で
ある。この為、破線の円(即ち、変調現象)の回転速度
(即ち、距離/時間)は 5fllIISaであるから、NtNa/NfNaを乗
すると、 式(15)の分母は、NfがNaより小さいとき負にな
るが、この分母が負になることは、Naとして、羽根の
数が一層多いプロペラを選定したことを意味するにすぎ
ないから、問題にはならない。式(15)のFmの意味
は、これから導き出す別のFmと比較する時に明らかに
なる。
次に、Nf−5及びNam7の様に、羽根の数が2だけ
異なる場合を取上げる。こういうプロペラ装置が第7図
に図式的に示されている。こ\で用いる解析では、別の
条件を充たさなければならないこと、即ち、羽根の数が
共約数を持たないということを指摘しておく。この「共
約数を持たない」と云う言葉は、両方の羽根の数をぴっ
たりと除す整数がないことを意味する。例えば、Na−
8及びNf=10は2だけ異なっているが、2の共約数
を持っている。この例では、この2と云う共約数がある
ことは実際には8枚と10枚の羽根の組合がNa1..
4とNf−5の羽根の組合せを二組有することを表わし
ている。この例では、各々の組に対し、第6図について
示したのと同様な解析が成立する。
羽根の数が2だけ異なって共約数がない場合、羽根の交
差(羽根IA及びIFの交差)が第6図の破線の円11
A内で起り、次の交差は、プロペラの速度が等しい状態
では、羽根3A及び4Fの中間の破線の円11Bの所で
起る。交差は第7図に示す様に逐次的に生じない。距離
89が3/Nfであり、距離91が2/Nfである。中
点の距離92はその和の半分、即ち、次の様になる。
D=  [(3/N+  )+  (2/Na )] 
/2一般的な場合、分子(今の例では3と2)が実際に
は夫々(Nf−1)/2及び(Na−1)/2である。
これは、ことごとくの相次ぐ羽根の交差が、前の交差と
なるべく直径上で向い合った所に近い所で起る為である
。従って、(N−1)/2番目の羽根が関係する。FC
を計算する式は8枚の羽根と1枚の羽根を持つプロペラ
の場合と同じである。即ち F(−(Sv +Sa )NfNa     (1)即
ち、F、は毎秒当りの伴流を横切る合計の数を表わすが
、後側の羽根の数が異なる点について調節されている。
更に、破線の円が点84から点86に移動する時の回転
速度は、式(16)の距離りを経過時間、即ちFcの逆
数で除した値である。
代数的に表わすと、 X  X  (Sr  +sa)  (Nf  Na 
)        (17)Fm  −−ENa  N
t    Na  +Na  Nt  −Nず ]  
      (19)X(Sr+Sa) この場合も、上式は羽根の差が2の場合に限られる。
(羽根の差が1及び2の場合について前18の式を用い
、羽根の差が他の値の場合には他の近似式を用いて)幾
つかの羽根の形式に対するF□を計算した。若干の結果
を第8図に示しである。線C(式(20)と、線B(式
(15))の形式の場合とは、異なる式を用いたことを
指摘しておく。
羽根の数が等しい場合を表わす線Aについては変調周波
数FnIの記入がない。この1つの理由は、この場合、
第2図の破線の円11に似たしの一回転がないからであ
る。即ち、全ての羽根の交差が同時に起り、回転する騒
音源23に相当するものがない。
第8図に示す様に、次の場合に比較的大きいF□が得ら
れる。
(1)Na=N4 ±2で共約数がない場合、(2)N
a ”?、Nf−12の場合、(3)Na =8.Nf
−11又は13の場合、(4)一方のプロペラが5枚の
羽根を持ち、他方が7. 8. 11. 12. 13
又は14枚の羽根を持つ場合、 (5)一方のプロペラが6枚の羽根を持ち、他方が11
又は13枚の羽根を持つ場合、(6)一方のプロペラが
7枚の羽根を持ち、他方が9.10,11,12.13
又は15枚の羽根を持つ場合、 (7)一方のプロペラが8枚の羽根を持ち、他方が11
.13又は14枚の羽根を持つ場合、 (8)一方のプロペラが9枚の羽根を持ち、他方が11
.13又は14枚の羽根を持つ場合、 (9)一方のプロペラが10枚の羽根を持ち、他方が1
3又は14枚の羽根を持つ場合、(10)一方のプロペ
ラが11枚の羽根を持ち、他方が13.14又は15枚
の羽根を持つ場合、 (11)一方のプロペラが13枚の羽根を持ち、他方が
14又は15枚の羽根を持つ場合、(12)一方のプロ
ペラが14枚の羽根を持ち、他方が15枚の羽根を持つ
場合。
こういう羽根の組合せは、本発明の幾つかの形式を表わ
す。大きなFmにより、式(8)の側波帯が大幅に隔た
り、こうして高次の側波帯(例えば、側波帯J2はJ3
よりも低次である)が聞こえなくなる。
次に本発明の幾つかの重要な面について説明する。その
1つとして、搬送波の変調(これによって式(8)の騒
音スペクトルの操作が出来る)は、第3図のパルス式騒
音源23が前後に移動することによって生ずる。この移
動は、パルス式騒音源が中心25の周りを回転すること
によって起る。
この発明は変調周波数Fmを、羽根の数が等しい場合の
周波数(第8図の線Aで示す様に、羽根の数が等しい場
合はFm−0)より高くし、更に、羽根の数が1だけ異
なる場合(第8図の線Bで示す)より高くする。1つの
観点からすると、Fmのこの増加は、交差位置(破線の
円11が交差位置である)の空間的な飛越しを合成的に
誘発することによって行なわれるが、これを次に説明す
る。
第6図では、1つの交差が点75で起り、時間的に次の
交差が点76で起る。これらの交差は、1番目の交差に
関与する羽根(即ち、点75で交差する羽根IA)が、
同じプロペラにあって次の交差に関与する羽根(即ち、
この例では点76で交差する羽根2A)と隣接している
と云う意味で、空間的に隣接している。即ち、羽根IA
と2Aの 。
間には中間の羽根がない。(中間の羽根とは、例えば羽
根IAと3Aの間にある羽根2Aであり、従って、羽根
IA及び3Aは隣接していない)。
従って、第6図で時間的に逐次的な(例えば点75と7
6での)羽根の交差は、空間的に隣接している。
第7図では状況が異なる。この図では、1つの交差が点
84で起り、次の交差は点86で起る。
これらの2つの交点は空間的に隣接していない。
1番目の交差に羽根IAが関与しているが、次の交差に
は羽根3Aが関与しており、その間に羽根2Aがあり、
その為羽根IA及び3Aは隣接していない。
従って、第7図で、時間的に逐次的な交点(例えば点8
4及び86)が空間的には隣接していない。交点が隣接
していないと云うのは、少なくとも、別の交点(即ち羽
根2A及び3Fに関与する破線の円11Cで示した点8
6A)が点84と86の間にあるが、その交差は点84
及び86の両方の交差よりも時間的に後に起ると云う理
由のためである。
この様に隣接していない結果として、逐次的な交差の間
の空間的な距離が、第7図では、第6図に較べて増加す
る。第7図で破線の円11A及び11Bの間の距離が増
加し、この為逐次的な交差の間に移動する距離も一層大
きくなり、この為、第3図のパルス式騒音源23の回転
周波数が実効的に高くなる。これまでの説明は、例えば
9枚の羽根と10枚の羽根の組合せ(第8図のFm−4
25)から9枚の羽根と11枚の羽根の組合せ(Fm−
2225)に変えた時にFmに大きな差が生じることを
説明する1つの見方である。FIIlのこのように大き
く変化することは、前に説明した様に、騒音エネルギの
大部分を可聴範囲外に移すことにより、式(8)の騒音
スペクトルを操作する一層の融通性をプロペラの設計技
術者に提供する。
逐次的な交点が隣接していないことは、別の見方が出来
る。前に述べた様に、第6図の交点75及び76の間の
距HDがm [(1/Na ) 十(1/Nf )] 
/2である。即ち、Dは羽根の間隔の平均である。数学
的には、Dはx/Na又は1/Nfの内の大きい方と等
しいか又はそれより小さい筈である。1/Nが羽根の間
の間隔であることを前に述べた。この為、第6図で、逐
次的な交点(例えば点75及び76)の間の距離は、大
きい方の羽根の間隔(例えば、この例では羽根IA及び
2人の間の間隔)に等しいか又はそれより小さい。
これと対照的に、第7図の逐次的な交点(例えば点84
及び86)の間の距離は、何れのプロペラの羽根の間隔
よりも一層大きい。1 / N a及び1 / N t
が羽根の間隔であるが、逐次的な交差の間の距離は前に
述べた式(16)のDである。勿論、この場合のDは何
れの羽根の間隔よりも大きくなければならない。従って
、本発明の別の見方として、逐次的な交差の間の距離が
、何れのプロペラの羽根の間隔よりも大きいと云える。
この違いにより、変調現象(即ち、第3図の回転するパ
ルス式騒音源23を表わす破線の円11)が、第7図で
は、第6図に較べて、パルスとパルスの間に一層遠く移
動する。
本発明の2番目の重要な点を第9図について説明する。
最初に「半径比」と云う言葉を定義する。
半径比は、羽根の根元の半径R,と羽根の先端の半径R
,との比である。勿論、半径比は常に1より小さい。上
の説明では、騒音パルスが第2図及び第9図の破線の円
11内の様な離散的な領域内で発生したと仮定した。破
線の円11はプロペラの円周に近い所にある。然し、実
際の交差による騒音は、第9図の領域102の全体にわ
たって、プロペラの全部に沿って発生される。然し、半
径比が大きいと、第2図の簡単にした場合に近づく。
第9図の領域104では羽根の交差がなく、従って、こ
−で説明している様な騒音は発生されない。
半径比が増加するにつれて、騒音の発生が破線の円11
に局在化する。この発明では、0. 4の半径比を持つ
二重反転形プロペラ装置を解析したか、その羽根の交差
パルスは第3図の回転する騒音源23と似ていると考え
られる。
本発明の3番目の面について云うと、これまで述べたこ
とは、羽根の数の多い方が、前側プロペラであるか後側
プロペラであるかを考えていなかった。一般的に、一層
小さい羽根は発生する伴流が一層小さい。後側の羽根が
一層小さい伴流を横切る時、生ずる騒音は小さい。この
為、前側プロペラ及び後側プロペラの荷重が等しければ
(即ち、同じ推力を発生していれば)、羽根あたりの荷
重はより多くの羽根を持つプロペラでは一層小さい。
従って、前側プロペラに一層多数の一層小さい羽根を設
けることが望ましい。これは、数多くの小さな伴流に対
する横切り(即ち騒音パルス)の方が、少ない数の一層
大きい伴流に対する横切りよりも好ましいからである。
更に、後側プロペラに対して入って来る空気流は、前側
プロペラに入って来る空気流よりも一層高速に移動する
。これは、前側プロペラが後側プロペラに供給する空気
流を加速するからである。
空気速度が高くなることにより、後側プロペラのチョー
キング特性が悪化する。然し、後側プロペラの羽根の数
が少ないことにより、この特性が改善される。従って、
チョーキングの点で後側プロペラにある羽根の数が一層
少ないことが望ましい。
チョーキングの問題は、高速及び亜音速運転で特に重要
になる。この為、騒音及びチョーキングの点から、前側
プロペラに一層多い数の羽根をおくべきであることが判
る。
本発明の4番目の面について云うと、前段の説明は、観
測者33が立っている第3図の半径方向平面内に於ける
騒音だけを考えていた。こういう騒音は、前に述べた様
に、等しくない羽根の数によって周波数変調される。次
に別の騒音、即ち、第1A図及び第9図の軸線1上に居
る観測者(図面に示してない)が感する騒音を考える。
この軸上騒、音は、観測者と交差位置の間の距離が変化
しない為に、周波数変調されていない。然し、この発明
は、これから説明する様に、この様な軸上騒音の周波数
を高くする。
8枚の羽根と8枚の羽根の組合せの場合、及び11枚の
羽根と5枚の羽根の組合せの場合の何れに於ても、交差
周波数が式(1)から計算される。
然し、実際に感する周波数は、2つの場合で異なる。8
枚と8枚の羽根の組合せの場合、感する周波数は、計算
で求めた交差周波数の178である。
これは、8個の交差が同時に生じるからである。
11枚と5枚の羽根の組合せの場合、感する周波数は交
差周波数に等しい。これは交差が時間的に逐次的であり
、同時に生じる交差がないからである。従って、この発
明によって発生される軸上騒音は、同じ数の羽根を持つ
互いに反対廻りの一対のプロペラによって発生される軸
上騒音よりも、周波数がかなり高い。この様に周波数が
高いことは、1つには、周波数が一層高いと距離と共に
減衰が一層速くなること、2番目に、周波数が一層高い
ことは低い周波数よりも、聞く者にとって一層許容し易
いことがあること、そして3番目に、成る高い周波数は
政府の規制によって許容し得る場合があるが、成る低い
周波数はそうではないことと云う点で、a利であること
がある。従って、この発明は、プロペラの回転平面内で
の騒音が周波数又は位相変調されていると共に、軸上騒
音が一層高い周波数になる様にすることが出来、複合騒
音は軸線と半径方向平面の間の領域に於ける両者の和で
ある。
以上の説明では、例えば距離77及び79の様に、「距
離」と云う言葉を用いた。距離の1つの尺度は角度距離
である。角度は、円弧(77)の長さと、この円弧(7
7)をその一部分として含む円の円周との比として幾何
学で定義される。この為、本発明では、角度距離と実際
の円弧長の間に大きな違いはない。勿論、円弧長を使う
場合、それぞれの円弧は1つの直径を持つ円から求めな
ければならない。と云うのは、円弧79が円弧77より
大きい角度を表わしている場合、図示のようにこれらの
円弧の半径が異なると、円弧77が円弧79より長くな
ることがあるためである。
前側と後側の羽根の交差によって位相又は周波数変調さ
れた搬送波を発生する様に航空機用の二重反転形プロペ
ラ装置を構成する本発明の実施例について説明した。こ
の搬送波が持つ音響周波数スペクトルは、羽根の数及び
羽根の速度の様な変数を変更することによって操作し、
望ましい騒音スペクトルを発生することが出来る。望ま
しい1つのスペクトルは、かなりの音響エネルギが人間
に聞こえない周波数に存在するものである。簡単にした
場合、この発明は、所定量の騒音エネルギを異なる周波
数を持つ多くの成分に分割し、選ばれた周波数範囲(例
えば可聴範囲)のエネルギが減少する様にする。
以上の説明は、前側及び後側の回転速度が同じ場合であ
るが、これは不可欠ではない。同じでない速度を使って
も、本発明の有効性が目立って低下することはない。(
相対的な回転速度を同じにした)回転基準フレームを使
うことが出来る。その場合、基準速度をFm (これは
物理的な)1−ドウエアの回転速度に較べると非常に大
きい)の値から単に減算し又はそれに加算するだけであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は8枚の羽根と1枚の羽根を持つ1対のプロペラ
の概略図、第1A図は航空機に設けられた1対の二重反
転形プロペラを示す概略図、第1B図は騒音パルスの基
本の正弦波を示す線図、第2図は第1図の両方のプロペ
ラが回転する時の羽根の交点の回転する様子を示す説明
図、第3図は回転するパルス式騒音源23の平面内に観
測者が居る場合を示す説明図、第4A図乃至第4C図は
第3図のパルス式騒音源23の回転によって生ずる周波
数変調を示す線図、第5図は第3図の騒音B 源23の回転により、第2図の正弦波14が修正される
ことを詳しく示す説明図、第6図及び第7図は航空機用
の異なる二重反転形プロペラの対を示す概略図、第8図
は羽根の数の関数として、二重反転形プロペラの対の変
調周波数を示すグラフ、第9図は航空機用の二重反転形
プロペラの対を示す斜視図、第10図及び第11図は騒
音スペクトルを示すグラフである。 (主な符号の説明)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)N_1枚の羽根を持つ第1のプロペラと、N_2枚
    の羽根を持つ第2のプロペラとを有し、N_1及びN_
    2は、3、5、7、8、11、13、15及び17から
    成る数の群から選ばれ、N_1とN_2の間の差が2で
    ある航空機用の二重反転形プロペラ装置。 2)8枚の羽根を持つ第1のプロペラと、11枚の羽根
    を持つ第2のプロペラとを有する航空機用二重反転形プ
    ロペラ装置。 3)時間的に逐次的な羽根の交差が空間的に隣接してい
    ない航空機用の二重反転形プロペラ装置。 4)逐次的な羽根の交差の間の距離が何れのプロペラの
    羽根の間隔よりも大きい航空機用の二重反転形プロペラ
    対。 5)後側の羽根が前側の羽根と交差する時に騒音が発生
    される様な航空機用の二重反転形プロペラ装置に於て、
    少なくとも1つのプロペラ羽根を逐次的な交差の場所の
    間に配置した航空機用の二重反転形プロペラ装置。 6)後側の羽根が前側の羽根と交差する時に騒音が発生
    される様な航空機用の二重反転形プロペラ装置に於て、
    N_a及びN_fを後側及び前側プロペラの羽根の数、
    S_a及びS_fを後側及び前側プロペラの回転速度と
    して、交差部が軸線の周りに{(1/2)[(1/N_
    a)+(1/N_f)]}/{[(1/N_a)−(1
    /N_f)]/(S_f+S_a)}で表わされる量よ
    りも大きな速度で回転する航空機用の二重反転形プロペ
    ラ装置。 7)前側のプロペラ羽根が後側のプロペラ羽根と交差す
    る時に変調現象を生じ、この変調現象が軸線の周りに回
    転する様な航空機用の二重反転形プロペラ装置に於て、
    N_a及びN_fを後側及び前側プロペラの羽根の数、
    S_a及びS_fを後側及び前側プロペラの回転速度と
    して、次の量 {(1/2)[(1/N_a)+(1/N_f)]}/
    {[(1/N_a)−(1/N_f)]/(S_f+S
    _a)}以上の速度で前記変調現象を軸線の周りに回転
    させる様にした航空機用の二重反転形プロペラ装置。 8)Pを圧力、W_cを搬送波数、Mを変調指数、W_
    mを変調周波数、そしてtを時間として、次の式 P=sin(W_ct+MsinW_mt)によって記
    述される様な合成成分を持つ遠い場の騒音を発生する航
    空機用二重反転形プロペラ装置。
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