JPS627119Y2

JPS627119Y2 -

Info

Publication number: JPS627119Y2
Application number: JP1980184241U
Authority: JP
Priority date: 1980-12-23
Filing date: 1980-12-23
Publication date: 1987-02-18
Also published as: JPS57107400U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、特殊形態を有する角砂糖に関する
ものであり、特に角砂糖が分割可能に連結された
角砂糖連結体に関するものである。

周知の如く、角砂糖製品としては、一辺の長さ
が18mmの立方体に成形された並型、一辺の長さが
15mmの立方体に成形されたベビー型、あるいは、
例えば20mm×15mm×５mmの直方体に成形されたド
ミノ型と称される製品を主として、その他に、
菊、梅等の花弁を模した浮型をもつ変形製品が市
販されている。

上記角砂糖は、主にコーヒー、紅茶などの甘味
料として添加使用されている。上記角砂糖の個重
は、通常3.8〜6.3ｇ、特殊のベビー型で2.3ｇ内外
であり、したがつて、飲用時に用いられる個数
は、個人差はあが一般的には並型で１〜２個／カ
ツプ、ベビー型で２〜３個／カツプが普通であ
る。

また、上記角砂糖の商品としての包装単位は、
並型にあつては１〜２個、ベビー型にあつては３
個の小口包装が主流であり、一般家庭用としては
１封度詰（並型では72個、ベビー型では120個）
の集積型でのフイルム包装、あるいは１Kg入りの
バラ詰ポリ袋などとなつている。

しかしながら、上記の如き従来の角砂糖製品
は、集積型に包装されたものは使用時に取り出し
にくゝ、バラ詰で包装されたものは運搬時に角が
つぶされやすい欠点があり、また、料理等におい
て一度に比較的多量使用する場合には、１個、１
個添加するのに時間がかゝるという不都合さがあ
つた。

一方、調味または料理用の砂糖としては、一般
に、上白糖、中白糖もしくは温糖なぼの結晶糖ま
たは粉糖などが汎用されており、それらの用法指
示については、多くの料理カイドブツクまたは指
導書などに見られる如く、大さじあるいは小さじ
の分量で表現されるのが通常である。

しかしながら、上記の如き従来の砂糖は、使用
時において定量に時間がかゝると共に定量が正確
でないという欠点があり、さらに、携帯に不便で
あるという不都合さがあつた。

この考案の目的は、上記の如き従来の砂糖製品
形態の問題点に鑑み、使用時における取出しが容
易で、ワンタツチで必要量を正確に添加すること
ができ、さらに携帯にも便ならしめた角砂糖連結
体を提供せんとするものである。

上記目的に沿うこの考案の構成は、定量成形さ
れた複数の角砂糖本体を角砂糖薄板部によつて連
結し、該角砂糖薄板部にて折り曲げることによ
り、所望の個数を分離し得るようにしたものであ
る。

次に、この考案の一例を図面に基づいて説明す
れば以下のとおりである。

１は角砂糖本体であり、それぞれほゞ同一寸法
に成形された直方体形状をなす。該角砂糖本体１
の個数によつて添加量を正確に調整することがで
きる。

上記角砂糖本体１は、複数個、互いに所定間隔
をおいて、平面的に二列に配列されている。した
がつて、二個ずつあるいは隅数個の分離が容易に
なされ、また、平面的配列であるから、複数体積
み重ねての包装が容易である。

また、上記角砂糖本体１は、その底辺部位にお
いて、角砂糖薄板部２によつて互いに連結されて
いる。該角砂糖薄板部２が底辺部位に設けられる
ので、裏側より指を当てゝ折り曲げる際、力が入
り易くなる。

さらに、上記角砂糖薄板部２には、第１図およ
び第２図に示す如く、裏側より断面Ｖ字状の条溝
３が設けられている。これによつて角砂糖薄板部
２の裏側に指を当てゝ折り曲げるとき、割り易
く、割れ具合が直線的になつて分量が正確にな
る。

上記例の他、この考案の角砂糖連結体として、
角砂糖本体１の分量を、大さじの分量相当分すな
わち13〜15ｇ、もしくはは少さじの分量相当分す
なわち５〜７ｇ、またはそれらの1/2，1/3量に相
当する分量になるように調整したものが挙げられ
る。このようにすれば、料理ガイドブツク等にし
たがつて砂糖を添加する際、ワンタツチで正確に
添加できるようになる。

以上説明した如く、この考案によれば、使用時
における取出しが容易になり、ワンタツチで必要
量を正確に添加することができ、さらに携帯に便
利であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の角砂糖連結体の一例を示す
斜視図、第２図は同底面図、第３図は同平面図で
ある。１……角砂糖本体、２……角砂糖薄板部、３…
…条溝。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１定量成形された複数の角砂糖本体が平面的に
配列され、該角砂糖本体のそれぞれが角砂糖薄
板部によつて連結され任意の個数に分割できる
ようにしてなる角砂糖連結体。２角砂糖本体が立方体形または長方体形であ
り、一列または複数列に所定間隔を置いて配列
された実用新案登録請求の範囲第１項記載の角
砂糖連結体。３角砂糖薄板部が底辺部位に設けられた実用新
案登録請求の範囲第１項または第２項記載の角
砂糖連結体。４角砂糖薄板部中央に条溝が設けられた実用新
案登録請求の範囲第１項ないし第３項記載の角
砂糖連結体。５角砂糖本体が小さじまたは大さじの分量を基
準に定量成型された実用新案登録請求の範囲第
１項ないし第４項記載の角砂糖連結体。