JPS6270234A - 高シリカガラス製品の製作 - Google Patents

高シリカガラス製品の製作

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JPS6270234A
JPS6270234A JP21285186A JP21285186A JPS6270234A JP S6270234 A JPS6270234 A JP S6270234A JP 21285186 A JP21285186 A JP 21285186A JP 21285186 A JP21285186 A JP 21285186A JP S6270234 A JPS6270234 A JP S6270234A
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
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    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/016Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by a liquid phase reaction process, e.g. through a gel phase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2201/00Type of glass produced
    • C03B2201/06Doped silica-based glasses
    • C03B2201/08Doped silica-based glasses doped with boron or fluorine or other refractive index decreasing dopant
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえばゾル−ゲル法による、多孔質高シリ
カ中間基体の形成を含む高シリカガラス製品の製造法に
係る。
高シリカガラスは広い商業用途をもつ、その理由は一部
にはアルカリ酸化物濃度が低い場合のそれらの耐熱特性
、低熱膨張、高熱衝撃抵抗、良好な化学抵抗及び辱轟皐
→―→→→良好な絶縁特性にある。最近非常に純粋な高
シリカガラスが製作され、そのようなガラスは通信シス
テム用のきわめて低損失の光ファイバを製造するために
用いられ、成功してきた。
高シリカガラスは基本的には適当な出発材料を溶融する
ことにより、ゾル−ゲル法により、あるいは適当な気相
反応のガラス状生成物を堆積させることにより、作られ
る。本出願は第2の方法(ブルーゲル法)と第3の方法
の一部にのみ関する。一部というのは、いわゆる垂直軸
堆積(VAD)法及び外づけ気相酸化(OVPO)法か
ら成る。
本出願に関するガラス形成法においては、多孔質の中間
基体ゲガラス製造工程のある時点で存在し、この中間基
体はその後の工程で熱処理されて高密度ガラス基体とな
る。ガラス基体はその後典型的な場合、少くともシンタ
温度まで再加熱され、たとえばファイバへ引張るなど変
形処理をしてもよい。そのようなガ、ラス基体の熱処理
は、以下で“再加熱”とよぶことにする。
ガラス製作の溶融法は恐らく最も広く用いられている方
法であるが、高シリカガラスを生成するゾル−ゲル法は
実際前者より°著しい利点をもつことができる。たとえ
ば、米国特許第4.419.115号を参照のこと。V
AD及びovpo法についての説明は、T、Izawa
  (ティー・イザワ)ら、旦HInternatio
nal Conference on Inte ra
ted Otics肋±11兵剣」1堕L9凹咀吋9月
旦n  (インターナショナル・コンファレンス・オン
・インテグレーテッド・オプティカル・アンド・オプテ
ィカル・ファイバ・コミュニケーション、1977集!
光学及び光フアイバ通信国際コンファレンス)(東京、
日本)375−378頁及びJ、S、Pla+wenb
aum(ジェイ・ニス・フレメンバラム)らに賦与され
た米国特許第3.806.570号をそれぞれ参照のこ
と。
高シリカガラス形成のためのゾル−ゲル法のいくつかの
変形は、当業者には知られている。これらの中には、金
属アルコキシドの加水分解及び重合を含むプロセス及び
ゾル形成にヒユームドシリカのような粒状体を用いるプ
ロセスがある。アルコキシドプロセスについては、たと
えば、Treatise勉」1聾j互■」11匹り旦封
jμ洟凹おIL(トリーティーズ・オン・マテリアルズ
・サイエンス・アンド・テクノロジー)、第22巻、M
、Tomozawa(エム・トモザワ)及びR,H,D
oremus  (アール・エイチ・ドレマス)編のS
、5akka  (ニス・サッカ)による章、アカデミ
ツク・プレス、1982.129−167頁に述べられ
ている。粒状法の例については、たとえば米国特許等4
,042,361号を参照のこと。これはシリケートの
流動性ゾルを乾燥させることにより断片状の固体を形成
することを含むヒユームドシリカの濃縮化方法について
述べている。固体は次に焼かれ、ミル処理してシリカ製
品を鋳造するための切片を作る。製品は次に液化温度以
上に加熱することにより、溶融される。
高シリカガラス製品の製作には、しばしば調製したガラ
スを軟化温度以上の温度に加熱する製造工程が含まれる
。たとえば、光ファイバは典型的な場合、ガラス基体、
−iにプリフォームとよばれるものから引くことにより
生成され、引張り工程には典型的な場合、プリフォーム
の一部を2200℃のオーダーの温度まで加熱すること
を必要とする。ゾル−ゲル法で製造したガラスは、泡が
形成されたり、そのような高温処理中しばしばブローテ
ィングとよばれる再沸とうを起すことが、当業者には見
出されている。気泡又は気孔の形成は、VAD及びov
poで生成したガラスでも起る。たとえば、1.l5h
ida (ケイ・イシダ)ら、Fiber and I
nte rated Otics  (ファイバ・アン
ド・インテグレーテッド・オンティクス)、第4巻、第
2号、クレーン、ルサク社(1982)、191−20
2頁を参照のこと。
気泡の形成はそのようになった製品を典型的な場合廃棄
する必要のある、著しく好ましくない現象である。たと
えば、光ファイバ、レンズ、プリズム又は他の光学要素
のような製品中の気泡は、そのような製品を許容できな
いようにしてしまう光散乱を起す。
中でも米国特許第3,954.431号及び第4.01
1.006号は、ボロシリケートガラス中に少量のGe
O2を含ませることによって、気泡形成が抑えられるこ
とを教えている。シンタ中きびしい加熱を行うことや、
He雰囲気中のシンタは、その後の高温製造工程中、気
泡の形成を減らすことができることも知られている。
しかし、高品質ゾル−ゲル、VAD及びovpo高シリ
カガラスについての経済的な見地から、気泡の形成を除
くための広い適用の可能性をもち、簡単で信転性のある
方法が利用できることが非常に望まれている。本明細書
はそのような方法について述べる。
従来技術ではガラスの物理的特性を変えるため、高シリ
カガラス中に多くの元素及び化合物を導入できることが
知られている。たとえば、ゲルマニウムは光フアイバ用
ガラスの重要なドーパントである。なぜなら、それは現
在関心のもたれている波長における光吸収を起すことな
く、シリカの屈折率を増すからである。もう一つの周知
のドーパントは、フッ素である。これはその粘性を著し
く下げ、ガラス転移温度を下げることに加え、シリカの
屈折率を下げる。たとえば、W、Eitel(ダブリュ
ーエイチル) 、5iljcate 5cience 
(シリケート・サイエーンス)、第1巻、95節、54
頁、アカデミツクプレス、1976 ;に、Abe  
(ケイ・アベ)インダス・オン・ザ・セカンド・ユーロ
ビアン・コンファレンス・オン・オプティカル・ファイ
バー・コミユニケーシヨンズ、第2回ヨーロッハ光ファ
イバー通信コンファレンス論文集)、IEE、59−6
1、パリ、フランス、1976 ;に、Rau(ケイ・
ラウ)ら、ハ坦9上1岨u■」l負国国虹Fiber 
Transmtssion ()ピカル・ミーティング
・オン・オプティカル・ファイバ・トランス・ミッショ
ン;光フアイバ伝送に関するトピクス集会)■、ウィリ
アムズバーグ(1977) 、TUC4−1ないしTU
C4−4頁を参照のこと。
本発明は高シリカ製品の製作方法に係り、多孔質高シリ
カ中間基体から形成された高シリカガラスの再加熱中、
気泡の形成が防止されるか少くとも城らされる。本発明
の方法は、多孔質シリカを含む基体を形成すること、そ
の多孔質シリカを含む基体の少くとも一部をシンタ温度
まで加熱し、それにより高シリカガラスを含む基体を製
造することを含む。この方法は更に、ガラス製造熱処理
を完了する前に、熱処理により製造されるシリカガラス
中のフッ素濃度が少くとも約0.01重量%になるよう
に、シリカを含む基体の少くとも一部中にフッ素を導入
することを含む。
フッ素濃度は、典型的には約5重量%以下、好ましくは
約0.1重量%と2重量%の間である。フッ素は、多孔
質シリカ含有基体のシンタ前又はシンタ中に導入され、
たとえばゾル−ゲル法においては、ゲル形成中に未乾燥
ゲルへの浸透もしくは乾燥した(すなわちシンタしてい
ないか部分的にシンタした)ゲル基体への浸透により、
又はシンタ処理中に導入され、VAD又はovpoにお
いてはシンタ中に導入される。フッ素は元素状でも、適
当なフッ素を含む化合物から導いたものであってもよい
。この場合の化合物は気体、液体又は固体でよ(、後者
の場合それらはたとえば水又はアルコール中に溶けるこ
とが好ましい。
本発明に従う高シリカガラス製品中には、有効な濃度の
フッ素が、再加熱するガラス基体の再加熱される部分の
全体にわたって(再加熱の少くとも前に)存在する。た
とえば、本発明に従うプリフォーム(又は光ファイバ)
中には、クラッド材料及びコア材料の両方に、有効な濃
度のフッ素が存在する。このことが本発明のプリフォー
ム(及びファイバ)を従来技術から区別するもので、従
来技術ではフッ素は一般にクラッド屈折率をおさえるた
めに用いられ、典型的な場合ファイバコア中には導入さ
れない。
本発明に従う“製品”とは光ファイバのような最終生成
物及び固化させたプリフォームのような中間ガラス基体
の両方を含むものとして用いられる。
上で述べたように、高シリカガラスすなわち約50重量
%SiO□以上、典型的には約80重量%以上を含むガ
ラスのゾル−ゲル法は、他の普通の製造法より本質的に
利点をもつ。たとえば、溶融よりブルーゲルプロセスに
よって、高純度のガラス基体を得ることが、しばしば容
易である。なぜならば、ゲル基体の多孔性により、適当
な気体反応物との接触による純化たとえばOH−を除去
するための塩素処理が容易だからである。逆に、ゾル−
ゲル法はまた(均−又は不均一に)ドープされたガラス
基体を製造するのにもよく適している。
不均一にドープされた基体の例は、光フアイバプリフォ
ームである。
ガラス作成の溶融プロセスによっては非常に高純度で不
均一なドーピングは典型的な場合達成されないから、こ
れらの特性をもった基体は、典型的な場合、適当な気相
反応で形成されたガラス材料の堆積を含むプロセスによ
り製造される。これらのプロセス(たとえば0VPO1
VAD等)は現在高度に進んでいるが、それらは典型的
な場合比較的遅く、従って高価である。ゾル−ゲルプロ
セスは堆積により生じるものと同様の品質をもつガラス
基体を製造する可能性を有しながらかなり低価格である
従来技術のゾル−ゲル法の欠点は、固化したガラスの再
加熱すなわちガラス−を少(ともシンタ温度(典型的な
場合実質的にそれ以上)に加熱する際しばしば観測され
る気泡形成である。そのような再加熱は、たとえばプリ
フォームからファイバを引く間に起る。この気泡を減ら
すか除く有効な技術を実現することが、本発明の目的で
ある。それは存在するブルーゲル技術と両立するだけで
なく、同様でかつより経済的な処理を可能にする。
VAD又はovpo形成ガラスの再加熱で生じる気孔の
形成を減らすか防止することが本発明の別の目的である
。これらの目的及びその他の目的は、ガラス中に有効な
量のフッ素を導入することにより、実現される。そのよ
うな処理は気泡を減すか除くだけでな(、ガラスの粘性
も減し、従ってよす低温でのプロセスを可能にし、ガラ
スのシンタを助ける。フッ素はまた光ファイバガイド周
光クラフト材料を形成するのに有用な屈折率を下るガラ
スドーパントでもある。更に、フッ素を導入することは
、シリカから残留しているOH一群を除去するのも助け
る。
本発明の多孔質高シリカガラス基体を形成する周知の任
意の方法:たとえばゾル−ゲル法、VAD又はovpo
ともに実施できるが、本発明の範囲は現在既知の方法に
限られることを意図したものではない。たとえば、周知
のゾル−ゲル法はたとえばそれぞれ米国特許第4,41
9.115号と先に引用したS、5akka  (ニス
・サン力)の論文に述べられているようなコロイダルゲ
ル法及びアルコキシド加水分解法である。
フッ素は従来技術の基体では気泡を発生しうる再加熱工
程に先立つプロセスの任意の便利な点で導入できる。典
型的な場合、導入はガラスのシンタ完了前、たとえばゲ
ルの調製中、ゲル基体の形成後(たとえば乾燥していな
い基体への浸透により)、ゲル基体の乾燥後(たとえば
、シンタされていないあるいは部分的にシンタされた基
体への浸透により)、あるいは乾燥したゲルをシンタす
るのに必要な温度より低い温度で気体反応物に露出する
ことにより、又はシンタ中に行われる。
フッ素を含むゲルを生成する便利な方法は、液体又は可
溶性固体(たとえば水又はアルコール中に可溶)のフッ
素化合物を、ゾル又はゲルに導入することである。従っ
て、化合物の例はHF、NH,F及びフッ化炭化水素、
たとえばテトラエチルアンモニウム水酸化フッ化物であ
る。
乾燥していないゲル基体中にフッ素を導入すること、た
とえばフッ素の浸透は、フッ素を含む液体を気体中に浸
透させることにより行える。先の項で述べた化合物の種
類に加え、クロロフォルム又は他の液体炭化水素中に可
溶な化合物も、有利に用いることができる。
乾燥したゲル基体すなわちシンタしていないあるいは部
分的にシンタされた気体中には、フッ素は上で述べた方
法に加え、気体をフッ素又は気体状のフッ素を含む化合
物に接触させることにより、有利に導入することができ
る。同じ方式は熱処理中又は非ゲル法(たとえばVAD
又はOV P O)により生成した多孔質ガラス基体の
シンタ中に、フッ素を導入することにも適用できる。化
合物の例はフレオン、CFa 、CF4−y C1l 
y(0< 3’−≦−3)のようなフッ化炭素、フッ化
炭化水素、HF、 NH4F及びSiF、、相シ臼hホ
;、G e F a、BF:l 、PF:l 、PFs
のような無機フッ化物である。雰囲気は典型的な場合、
たとえばHeのような希釈物又は塩素のような反応物と
いった他の気体に加え、1ないし複数のフッ素化合物を
含む。
フッ素濃度は本発明に従って形成された基体全体に渡っ
て一様である必要はない。再加熱される基体の部分のみ
に、フッ素が存在する必要があり、さらに再加熱を開始
する際、有効な撥(約o、oi重量%以上、典型的な場
合0.1重量%以上)のフッ素がその中のあらゆる所に
存在する限り、フッ素を含む部分中の濃度ですら、一様
である必要はない。熱処理たとえばシンタ又は再加熱中
、少くともある程度のフッ素は典型的な場合失われる。
高シリカガラス中のフッ素の量の上限は、約5重量%で
、これは典型的な場合SiO□ガラス中へのF2の溶解
度限界によるともに、5in2とF2間の熱力学的に促
進される反応により、気体の5iFnと0□を形成する
ためである。これらの限界は再加熱前にガラス中とこ導
入されるフッ素に関係する。不均一なフッ素分布は、不
均一な屈折率分布を発生させ、これはたとえば光フアイ
バ製造に用いられる可能性がある。
再加熱の際気泡の発生を防止するための本発明の方法は
、もし多孔性基体をシンタ前又はシンタ中塩素又は塩素
化合物に接触させるならば、特に有効であることを発見
した。周知のように、cprtを含む雰囲気中で多孔性
シリカ基体をシンタすると、基体からOHが除去され、
このことはVAD、ovpo、又はゾル−ゲル法ととも
に、広〈実施されている。従って、シンタを完了する前
に、高シリカ基体を塩素又は塩素を含む化合物に接触さ
せるように本発明を実施することは、好ましい。
典型的な場合、そのような接触はシンタ前の熱処理又は
シンタ中に行われる。上で述べたように、フッ素化合物
はシンタの完了前の任意のプロセス工程で多孔性基体の
材料中又は多孔性基体中に導入できる。
上で注意したように、シリカを含むガラス基体を形成す
る一つの技術は、アルコキシドゲル法によるものである
。この方法はテトラエチルオルトンシリケート(TEO
S)のようなシリコンを含むアルコキシドを、水を含む
溶液と混合、すなわち反応させることを含む。もし多成
分ガラス、すなわちシリカ及び1ないし複数の金属の酸
化物を含むガラスが必要ならば、これら金属の1ないし
複数のアルコキシド又は可溶性塩を、たとえばTEOS
及び水を含む溶液と混合させる。TEOS(室温及び大
気圧では液体)は通常水とは混合しないから、混合はた
とえば’r’EO3をエタノールのような水溶性溶媒中
に溶解させ、次に得られたTEOS−エタノール溶液を
水を含む溶液に加えることにより、実現される。別の方
法は、最初エタノールを水を含む溶液に加え、次にTE
OSを得られた水−エタノール溶液に加えることである
(その他の変形も有用である。)しかし、もしエタノー
ルのような水に可溶性の溶媒を用いることが不便ならば
、液体のシリコンを含む化合物(TEOS)と水の混合
は、熱又は超音波を適用することにより、実現される。
(この点に関しては、M、Tarasevich (エ
ム・タラセビソチ)、Ceramic Bulleti
n (セラミック・プリテン)63(1984)500
を参照のこと) 上の混合により、シリコンを含むアルコキシドの加水分
解が、重合/ゲル化プロセスとともに起ると信じられて
いる。いくつかの変数により、後者のプロセスによれば
、(水及びエタノールのような液体を含む気孔ととに)
シリコンを含む多孔質ゲルが生ずるか、又は溶液から析
出するシリカを含む粉末が生じる。特に、+1(J!の
ような酸又はNH,OHのような塩基を加えることによ
り容易に変えられる水を含む溶液のpHは、ゲル化した
生成物の構造とともに、ゲル化の程度と速度に著しい影
響を与える。たとえば、約8ないし約11の範囲の比較
的高いpi(では、シリカを含む粉末を生じる。
時々そのような高’pH値では、最初溶液中に浮いたシ
リカを含む粉末が形成され、ゲルの形成が続<。
(乾燥後粉末集団を生成する。)他方、約0.5ないし
約7の範囲の比較的低いpHでは(以下で述べるように
フッ素イオンの導入により、粉末の析出又は粉末集団が
形成されることもあるが)ゲル基体が生じる。
重合/ゲル化又は粉末析出工程後、得られた材料の気孔
内に残っているたとえば水及びエタノールのような液体
のかなりの部分は、この材料を乾燥させることにより除
去される。乾燥には、典型的な場合材料を約20°Cな
いし約150°Cの範囲の温度に、約数時間ないし約数
ケ月露出させることが含まれる。更に、しばしばヘリウ
ム雲囲気中でシンタ温度(典型的な場合、約800 ’
Cないし約1500℃)に、たとえば乾燥したゲル基体
又は乾燥したゲル片のような乾燥した材料を加熱するこ
とにより、対応する高密度のシリカを含むガラス基体又
はガラス片が形成される。
上で述べたガラス製作法の主な欠点は、(乾燥前)モノ
リシックであったゲル基体に、乾燥中クラックを生じ、
しばしば破損し、破損によりそれぞれ数(たとえば2)
ダラムより小さな質量をもつ複数の乾燥したゲル片が生
じる。クラックの入ったゲル基体又はゲル片をシンタす
ると、単にシリカを含んだクラックの入ったガラス基体
を生成するか、(約2グラムより小さい)質量の小さい
(クラックの入っていない)ガラス片を生成することに
なる。数(典型的な場合2−3)ダラム以上の質量をも
ったクラックのないシリカを含むガラス基体を形成する
ことの難しさは、そうでなければこのガラス製作法で達
せられるであろう経済性に限界を与えている。
上で述べた方法のもう一つの主要な欠点は、乾燥したゲ
ル材料が再加熱中とともにシンタ中(再加熱に関連して
上で述べたのと同じ一般的な型の)気泡形成を経験する
ことである。得られた気泡を含むガラス基体又は片は一
般に、はとんどの用途に対し望ましくない。
アルコキシドゲル法に対する各種の修正が、乾燥中モノ
リシックなゲル基体のクラック生成と破損を制限するた
めに用いられてきた。ここで低速乾燥アルコキシドゲル
法と名づける一つの技術では、乾燥プロセスは室温大気
中で数ケ月の期間に渡り、ゆっくり行われる。(たとえ
ば、M、Yamane(エム・ヤマネ)ら、Journ
al of MaterialsScience  (
ジャーナル・オン・マテリアルズ・サイエンス)、13
  (1978)865を参照のこと)ここで圧力容器
法と名づけるもう一つの技術において、乾燥は蒸発する
液体にとって超臨界的な(臨界点以上の)温度及び圧力
条件で、たとえば数時間という比較的短い時間で行われ
る。(たとえば、M、Prassas  (エム・プラ
サスら、Journal of Materials 
5cience (ジャーナル°オブ・マテリアルズ・
サイエンス)、(1984)1656を参照のこと)両
方の技術とも潜在的に有用であるが、望ましくないほど
長い乾燥時間を必要とするため、前者の技術は商業的に
は不利である。更に、いずれの方法もシンタ又は再加熱
中、気泡形成を防止することができない。
アルコキシド−コロイダル法とよばれる一つの方法は、
ゲル(最初形成される)の乾燥中クラックの発生を防止
することを意図しないが、150グラムもの大きな質量
をもつ本質的にクラックのないシリカを含むガラス基体
の製作を可能にしている。この方法は1984年8月3
日り、W、Johnson。
Jr (ディー・ダブリュ・ジョンソン・ジュニア)、
J、B、MacChesney (ジェイ・ビー・マク
チェスニ)及びE、M、Rabinovich (イー
・エム・ラビノビソチ)により申請された米国特許出願
番号第637 、492号に述べられている。この方法
に従うと、比較的急速な乾燥(典型的な場合150℃で
1−2日)の後生成したクラックの入ったゲル材料又は
粉末は、極性の液体、たとえば水を含む液体中に再分散
させ、コロイド状の浮遊物(ゾル)を形成させ、それは
鋳型の中で鋳造され、第2のゲル基体を形成するため、
再びゲル化される。(典型的な場合、コロイド状浮遊物
を生成するため、再分散中混和機又は融合シリカ粉砕媒
体(ポールミリング)が用いられる。)(室温で2−3
日)の乾燥中、(鋳物から離れた)第2のゲル基体には
、本質的にクラックは生じない。シンタは150グラム
のもの大きな質量を有する本質的にクラックのないシリ
カを含むガラス基体を生じている。
アルコキシド−コロイド法は非常に有用であることが明
らかになってはいるが、修正も行われてきた。それは最
初に表面積の減少したゲル材料を生じる。たとえば減少
した気孔表面積をもつゲル又は微粉表面積の減少した粉
床析出物である。
(アルコキシド−コロイド法で用いられる最初のゲル材
料の単位質量当りのプルナウワーエメソトーテラ−(B
ET)表面積は、典型的な場合(より低い表面積も得ら
れるが)ダラム当り約200平方メートル(m”/g)
ないし約800m”/gの範囲である。なお、表面積測
定のBET法に関しては、たとえばS、Lowell 
(ニス・ロウエル)、Introduction to
 Powder 5urface Area  (イン
トロダクション・トウ・パウダー・サーフェス・エリア
) (ウィリー、ニューヨーク、1979)20頁参照
のこと。)表面積を減すという目的の論理は、減少した
表面積の材料は、クランキングを発生させることなく、
(より大きな気孔とともに)より大きなゲル基体の乾燥
を容易にする、たとえば減少した量の水(より亮い表面
積を有する材料の再分散に用いられる量tこ比べ)の中
に再分散させることができるということであると信じら
れている。このように信じられることは、(再分散後形
成される)ゲル中には著しい量の水が、気孔の表面積上
に吸着される形で存在するということがわかったことに
基く。しかしまた、これらの気孔中の多量の水は、乾燥
中ゲル基体内に大きな水の濃度勾配を発生させ、それは
ゲル基体の異なる収縮を起し、それによりゲル基体にク
ラックが発生することになることも知られている。従っ
て、最初に形成されるゲル材料の表面積を減すことは、
約150グラム以上のもの質量をもつ本質的にクラック
のない、モノリシックなゲル基体及び本質的にクラック
のないシリカを含むガラス基体をもたらすと信じられて
きた。
重合/ゲル化前又はその間にアルコキシド−コロイド法
で最初用いられるアルコキシド−水溶液中にフッ素イオ
ン(F−)を導入することにより、表面積の減った最初
の(乾燥)ゲル材料が生じることが見出されている。重
要なことは、これらの材料をたとえば150℃で乾燥し
、その後雰囲気の空気で平衡させた時、フッ素イオンが
存在しないで形成されたゲル材料より、それらは著しく
少量の水を吸収及び保持するだけであるということであ
る。この効果の一部のみが、表面積が減少したことに起
因する。その他の部分に関して考えられる説明は、この
水が著しく減少したことは、ゲル表面の親水性が減少し
たことによるのであるが:それはまたフッ素イオンの存
在によるものであるというものである。このように水を
吸収する能力が減少したことは、最初のゲル材料を極性
の液体:たとえば水を含む液体中に再分散させた後形成
されるモノリシックゲル基体にもうけつがれ、従って後
に形成されるゲル中のより高い固体−液体比が可能にな
る。その結果、約150グラム以上の大きな質量、約2
00グラム以上もの質量をもつ乾燥させた本質的にクラ
ックのないモノリシックゲル基体及び本質的にクラック
のないシリカを含むガラス基体が、容易に形成される。
フッ化物イオンの存在が(再分散により生じるゲルの)
乾燥中、クラックの発生を防止するだけでなく、ガラス
へのシンタ中及びシンタされたガラスの再加熱中の両方
で、気泡の発生も防止する。
重要なことは、二つの気泡発生の現象は異なる原因をも
つと信じられていることである。すなわち、再加熱中の
気泡発生は塩素の存在によると信じられ、それは上で述
べたように、シンタプロセス前又はその間に導入される
。それに対し、シンタ中の気泡発生は、乾燥したゲル内
から、水蒸気及び他の揮発性成分が放出されたためと信
じられている。
上の有利な結果は、最初のゲル材料が液体状態又は水を
含む溶液を伴う溶液中に(ゲル又は粉床析出物の形成と
ともに加水分解できる)シリコンを含む化合物を混合す
ることにより形成される限り、工ないし複数の再分散を
含む任意の再分散法で実現されることもわかっている。
たとえば、有用な最初のゲル材料又は粉床は、アルコー
ルを含まないか含む水中に四塩化シリコン(室温及び大
気圧で揮発性の液体)の加水分解を通して形成される。
アルコキシドゲル法(再分散させることなく、モノリシ
ック基体を形成するために向けられている)で用いられ
るアルコキシド−水溶?夜中にフッ素イオンが存在する
ことは、ゲル基体にクラックを発生させることなく、よ
り速い乾燥を可能にする。フッ化物イオンはまた、より
大きな本質的にクラ・ツクのない基体の作成を可能にし
、ガラスへのシンタ中及びガラスへのその後の再加熱中
の両方で、気泡の発生を防止する。
フッ化物イオンは、1つの態様としては、水を含む溶液
中、又は液体状態もしくは溶液中のシリコン化合物中に
、或いは水溶液−シリコン化合物液体混合物中に(重合
/ゲル化の始め又はその間に)、HF又はN)1.Fの
ような(用いる個々の溶液中に)可溶性のフッ素を含む
化合物を加えることにより、当該水を含む溶液又はシリ
コン化合物或いは液体°混合物に導入すると便利である
。有用なフッ化物イオンの量は100グラムのSiO□
(存在するすべてのシリコンは5i02と計算して)当
り約0.5グ)ムのF(フッ素)から100グラムの5
iOz当り約40グラムのFの範囲のである。(すべて
の実際的な目的に対し、F及びF−は同じ質量をもつo
)100グラムのSiO□当り約0.5グラムより少な
い量は、それらの多孔性表面積の減少が好ましくないほ
ど小さいため、望ましくない。
100グラムのSiO□当り約40グラム以上の量は好
ましくない。なぜならば、それらは好ましくないほど速
いゲル化を起し、不均一な生成物を形成するからである
。(乾燥したゲル又は粉末中及び得られるガラス基体中
に残るフッ化物イオンの量は、最初の混合物中に導入さ
れる量より著しく少い。) 例として、フッ化物を含むゲル基体又は粉末は、エタノ
ール中に溶解させたTE01を溶解させたHF及びHC
j!を含む水溶液と混合することにより、容易に製作さ
れる。TE01のモル濃度に対するエタノールのモル濃
度の比は、約0.5ないし約10の範囲が有用である。
他方、TE01のモル濃度に対する水(この場合、HF
及びIC/溶液は水として計算されている)のモル濃度
の比は、約2ないし約200の範囲が有用である。まだ
探究されてはいないが、上の範囲外のモル濃度も有用と
信じられている。
適当な質量の本質的にクラックのないガラス基体の形成
後、ガラス基体は通常の技術を用いて、更に処理される
。たとえば、所望のガラス製品を形成するため、基体は
再加熱されるか機械加工される。
以下の例において、米国特許第4,419,115号に
述べられているのと同様のプロセスを、一般的に用いた
玉土拠:ヒュームドシリカ(カポ社から市販されている
M−5級)を水と混合した(重量比40:IQO)。こ
のように形成したゾルを150 ’Cで乾燥させ、約8
00℃で熱処理した。熱処理した150gm5の5iO
zを270gm5の水と再び混合し混和させて、最初の
ヒユームドシリカ粒子の集合体から成る第2のゾルを形
成した。約400gmの第2のゾルを約600gmの5
iOzシリンダ(〜1、3 cm径、〜1. a cr
n長)を含むボロシリケートジャーに移し、ジャーの内
容物にHF溶液(H2O中に約50%HF)を約1%(
ゾル中のSiO□の質量を基準にした重量%)加えた後
、5時間ミル処理した。ミル処理したゾルは次に内径1
1mm5iOz管に鋳造され、−晩膠質化させ、得られ
たゲルロノドは鋳型からとりはずし、乾燥させ、He+
3%C22中1000°Cで熱処理し、捕えられた水を
除去させ、He中約1400℃でシンタさせた。
このプロセスにより基体全体に0.1重量%以上の量の
フッ素が分布していると評価される透明ガラス棒が得ら
れた。ファイバ引張り温度(> 2000℃)にこれら
の棒を加熱しても、再沸とうしなかった。
同じく作成されたフッ素を含まないフッ素は、これらの
温度で重大な再沸とうを示した。以下の例で、特にこと
わらない限り、実質的に第1例で述べたプロセスを用い
た。特に、多孔質基体は一般に統合(consolid
ation )に先だちC1,雰囲気中で熱処理した。
1jfi:第1図のように生成した150gmの一度分
散及び熱処理した5iOzを、203.5gm )Iz
O及びH2O中に4.5重量%のHJOi溶液59.2
 gmと混合して混和させ、ミルジャーに移し、1.5
 gmのHFを加え、19時間ミル処理し、内径約19
111、外径25mのシンタされたゲルガラス管を生じ
るよう設計された同心円鋳型中で鋳造した。得られた管
はファイバ引張り温度で再沸とうは示さなかった。HF
が存在することはまた、ゾルのゲル化を加速させた。
IJI:5−IA待時間ミル処理の後、HFを加えるこ
とを除いて、第2の例と同じである。
策土拠: 100 gmの一度分散させ乾燥させた溶融
Sing、188.5gmの4.5重量%、H3BO3
溶液及び4gmのHFを混和することにより、ゲルガラ
スパンチに2重量%のフッ素及び4.8重里%のB2O
3を添加した。
第工開:テトラエチルオルトシリケート(TEOS)を
加水分解し、それに水(150:220gm)を加え、
18時間ミル処理することにより、コロイド状のSiO
2が生成した。得られたゾルは低粘性を有した。1゜5
gmのHFをミルジャーに加え、1−2時間ミル処理工
程を続けた。鋳造ゾルは一晩でゲル化できた。実質的に
上で述べたように、ゲル基体からガラスを生成した。
IJLあらかじめ分散させ乾燥させた90gmのコロイ
ド状シリカ(第1例で述べたのと本質的に同じように作
成した)を、あらかじめ5.4 gmのN84Fを溶解
させておいた132gmの蒸留したH、0ヒ混合器で混
合し、3重量%のフッ素を含むゲルが得られた。実質的
に上で述べたように、ゲルからガラスを生成させた。
策工班:乾燥した多孔質ガラス基体を、実質的に上で述
べたように調製した。NH4Fの5.7%水溶液中に浸
すことにより、焼成する前に基体にしみこませ、再乾燥
させた。これ((より得られた乾燥ゲル中に約3重量%
のFが導入された。
IJI:第7例と実質的に同じプロセスを行ったが、乾
燥したガラス基体はしみこませる前に、1000℃で部
分的にシンタさせた。
l拠:実質的に上で述べたように、多孔質ガラス基体を
作成し、数グラムのNH4Fを粉末の存在する炉中で焼
成した。NH,Fを粉末は炉中にフッ素を含む雰囲気を
生成した。
筆土工斑:フッ素を含まないガラス基体を実質的に第6
例と同様にして製造したフッ素を含むガラス基体ととも
に焼成したところ、後者はすべての基体に対してフッ素
を含む雰囲気を作った。
策上皇開:SiO□粉末に1重量%フッ素置合物を供給
するため、312gm (1,5モル)のTEOSの加
水分解用に準備した水/アンモニア混合物(pH=11
)中に、1.8 gmのN1(4Fを)8解させ、加水
分解を起こさせた。この粉床を再分散させ、実質的に上
に述べたようなプロセスにより、それからシンタしたガ
ラス基体を生成させた。
第3−11例の基体はファイバ引張り温度まで加熱させ
た時、実質的に再沸とうはみられなかった。
員上主炭:実質的に上で述べたような方法で、多孔質ガ
ラス基体を生成させた。基体は縦型炉中に下げ、その中
で熱処理しく浸透させ)、上昇させシンタのため再び下
げた。本発明の基体の場合、加熱プログラムと炉中の雰
囲気(すなわちガス流速)は、第1表中の“実験l”と
して与えられている。また第1表にはフッ素を導入しな
かった同様に生成した基体についてのデータ(実験2)
も与えられている。“降下”及び“上昇”時間というの
は、それぞれ100℃の領域から高温領域へ基体を下げ
るのにかかる時間及び高温領域から100℃の領域へ基
体を上界させるのにかかる時間をさす。
第1表 1  ’A  He 1864  850上昇    
  He  1864   850下降      H
e  1864  1400℃シンタされないガラス中
にフッ素を導入するために5iFaを用いる実験1にお
いて、2200℃に加熱しても再沸とうは観測されなか
った。一方、実験2においてはこれらの条件下で再沸と
うが起った。
男」−1貫し:第12例の実験1と実質的に同様に、ガ
ラス基体を1FIWしたが、SiF4の代りにフレオン
12  (CC#2Fz )を用いた。2200℃まで
の加熱で再沸とうはみられなかった。
】」−土M:に、l5hida (ケイ、イシダ)ら(
先に引用)が述べているのと実質的に同じVADにより
、多孔質シリカ基体を生成させ、He/5ip4雰囲気
(体積で97.6:2.4)中1500℃で2時間シン
タさせた。得られた高密度ガラス基体を2200℃に加
熱した。気泡の形成は観測されなかった。
呈上i勇:それぞれIF及び7Fと名づけられ、7個の
ゲルと5個のゲルを含む二群のゲルを製作した。各ゲル
はエタノール中にTE01を溶解させ、か(拌しながら
H1!又はHFの両方又は一方を含む水中に得られた溶
液を注ぐことにより、形成した。ゲルの組成は第■表に
与えられている。
(各群の第1のものはHFを含まず、従ってF−はない
)HF群のゲルはTE01 :エタノール:水をモル濃
度比1:4:4で含む最初の混合物から作られ、第■表
中の群の右側の数は、100グラムのSiO□当りの最
初のフッ化物(Fとして数えである)の濃度を示す。7
F群のゲルはモル濃度比1:4:50の最初の混合物か
ら作られ、この群の右側の数字は前と同じ意味をもつ。
各群についてモル比を定義する上で、ICE及びHFは
重量基準で水として計算した。
TE01−エタノール溶液のそれぞれを水−酸溶液中に
注いだ後、得られた混合物は30分間又はかく拌するに
は固(なりすぎるまで得られた混合物をかく拌した。室
温で(外部加熱なしに)混合したTE01−エタノール
−水−ICE−HF溶液のそれぞれのゲル化は、HF含
有量に依存して(HFの量が増すにつれ、ゲル化は速く
なる)数秒から1月又はそれ以上の範囲で起った。
すべてのゲルを蒸発させずに60℃で約24時間経年変
化させ、150℃で2−3日乾燥させ、数日大気と平衡
させた。
ゲルは次に300℃で乾燥させ、それらのBET表面積
を測定した。BET表面積を第■表に示しである。
150℃で乾燥させ大気と平衡させた各ゲルを、2−3
龍の厚さを有する平坦プレートに削り、重量をはかり、
(ノルウオーク、コネチカットのパーキンーエルマ社か
ら市販されているスペクトロメータモデル隘683を用
いて)各平坦プレートの赤外吸収スペクトルを測定した
。各吸収スペクトルは水の存在による5292cm−’
付近の吸収帯を示した。これら吸収帯の強度は対応する
フ・ン化物濃度が増すにつれ、減少した。
次にゲルは室温で真空と平衡させ、重さを測り、上で述
べたように赤外スペクトルをとった。5292cm −
’の吸収帯の強さは著しく減少し、はとんどすべての水
が失われてしまったことを示した。
各室温−大気中平衡試料中の水の定量的な評価は、対応
する赤外スペクトルの5292■−1の吸収帯強度から
行った。これはベアーランバート則(たとえばW、G、
Driscoll (ダブリュ・ジー・トリスコル、編
、ハ屁並並」L並旦組(ハンドブック・オブ・オンティ
クス)(マグロ−ヒル、ニューヨーク、197’8)、
8−12頁を参照のこと)を用いて行った。重量パーセ
ントでの濃度、センナメートル単位での厚さ及び底10
での対数強度比に対する消衰係数を67とした。この係
数は真空平衡ゲル試料の重量中の損失を、5292cm
−’の吸収の対応した減少と対応させることにより、測
定された。定量的な評価は第■表にまとめである。
第■表から明らかなように、最初の混合物中のフッ素濃
度が増すにつれ、BET表面積が減少し、得られた乾燥
−空気−平衡ゲル中の水の量は減少した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体状態又は溶液中の少くとも1種のシリコンを含
    む化合物を、水を含む溶液と反応させ、シリカを含む材
    料を形成する工程; 前記材料を極性液体中に分散させ、ゾルを形成する工程
    ; 前記ゾルをゲル化させ、ゲル基体を形成する工程; 前記ゲル基体を熱で処理し、本質的にクラックのないシ
    リカを含むガラス基体を形成する工程 から成る高シリカガラス製品の製作方法において、 前記化合物と前記水を含む溶液の反応の少くとも一部の
    間、フッ化物イオンが存在し、前記フッ化物イオンの量
    は100グラムのSiO_2当り約0.5ないし約40
    グラムのFの範囲であり、前記シリカを含むガラス基体
    の質量は、約 150グラムより大きいか等しいことを特徴とする方法
    。 2 特許請求の範囲第1項に記載された方法において、 前記ガラス基体から前記製品の製作を完了する工程を特
    徴とする方法。 3 特許請求の範囲第1項に記載された方法において、 前記処理工程は前記ゲル基体を乾燥する工程及び得られ
    た乾燥基体をシンタする工程を含み、乾燥された基体は
    また本質的にクラックを含まず、約150グラムより大
    きいか等しい質量をもつことを特徴とする方法。 4 特許請求の範囲第1項に記載された方法において、 前記化合物はテトラエチルオルトシリケートを含むこと
    を特徴とする方法。 5 特許請求の範囲第1項に記載された方法において、 前記化合物は四塩化シリコンを含むことを特徴とする方
    法。 6 特許請求の範囲第1項に記載された方法において、 前記化合物はシリコンアルコキシドを含むことを特徴と
    する方法。
JP21285186A 1985-09-11 1986-09-11 高シリカガラス製品の製作 Granted JPS6270234A (ja)

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