JPS6266852A - 義歯の装着に用いるドリルと固定ほぞ要素との組合セツト - Google Patents

義歯の装着に用いるドリルと固定ほぞ要素との組合セツト

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JPS6266852A
JPS6266852A JP61215061A JP21506186A JPS6266852A JP S6266852 A JPS6266852 A JP S6266852A JP 61215061 A JP61215061 A JP 61215061A JP 21506186 A JP21506186 A JP 21506186A JP S6266852 A JPS6266852 A JP S6266852A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯の根元に装着させられるようになった義歯を
固定させるために用いられるドリルと固定ほぞ要素との
組合セットに関する。
〔従来の技術〕
現在のところ、かかる固定ほぞ要素として、種々の形状
すなわち円筒形状、円筒/円錐形状、円錐形状あるいは
段付き円錐形状で形成することは知られている。これら
の固定ほぞ要素の各々には種々の利点もあるし、また欠
点もある。
特に、仏閣特許PR−E−80794号には、互いに共
軸関係とされしかも異なった径とされた2つの円筒/円
錐形状部分から構成された固定ほぞ要素であって、その
小径の方の円筒/円錐形状部分には円筒形状末端部が延
長部として形成されている固定ほぞ要素が開示されてい
る。このような固定ほぞ要素は適当なドリルによって穿
孔されたドリル孔内に配置される。そのようなドリルと
しては、固定ほぞ要素と同様な輪郭形状を持つが、しか
し該固定ほぞ要素の直径よりらその長手方向に沿うすべ
ての箇所において幾分大きな直径を持つドリルが用いら
れる。固定ほぞ要素が歯の根元に形成されたドリル孔内
に設置されると、その固定ほぞ要素の円筒形状末端部は
ドリル孔の底部から成る距離だけ離れた箇所で停どまる
ことになる。この種の従来の固定ほぞ要素には次のよう
な欠点がある。ケなわち、そのような欠点としては、固
定ほぞ要素はドリル孔内で相対的に浮動状態にあり、印
象採取(impression)のためのソリコン注入
時に該固定ほぞ要素が注入器でもって注入されたノリコ
ンの圧力影響下で外に出ようとする傾向があるという点
が挙げられる。ドリル孔内での固定ほぞ要素の確実な保
持を保証するためには、該固定ほぞ要素の横方向環状溝
に環状クリップを設置してその隙間を確実に補償するこ
とが必要とされる。したがって、従来の固定ほぞ要素の
構造は比較的複雑であるので、その製造コストは比較的
高く付くことになる。さらに、従来の場合では、固定ほ
ぞ要素の円筒形状部の各々とドリル孔の壁部との間に介
在するセメントンール層の厚さを正確に較正することが
できない。
〔発明の目的および構成〕
本発明の目的は、特別な形状に成形されたドリルと固定
ほぞ要素とからなる組合セットであって、歯の根元でシ
ールされた固定ほぞ要素に優れた保持性を与え得るよう
に構成されているドリルと固定ほぞ要素との組合セット
を提供することである。
本発明の」二足目的を達成すべく、本発明によれば、歯
の根元に装着させられるようになった義歯を固定させる
ために用いられるドリルと固定ほぞ要素との組合セット
であって、前記ドリルの直径が前記固定ほぞ要素の直径
よりも幾分小さくされ、前記ドリルと前記固定ほぞ要素
との子午線に沿う輪郭形状が同様なものとされ、前記ド
リルおよび前記固定ほぞ要素の各々は互いに共軸関係と
なった大径の円筒/円錐形状部分と小径の円筒/円錐形
状部分との2つの部分からなり、前記小径の円筒/円錐
形状部分は前記大径の円筒/円錐形状部分の切頭円錐形
状部の小さい方の基部に接続された円筒形状部を備え、
前記大径の円筒/円錐形状部分は歯の根元から突出する
ようになっているドリルと固定ほぞ要素との組合セット
において、前記ドリルおよび前記固定ほぞ要素はそれぞ
れその端部側では小径の切頭円錐形状部として終わって
おり、その端部側切頭円錐形状部のテーバ角については
、前記固定ほぞ要素の小径の端部側切頭円錐形状部がド
リル孔の該当する端部側切頭円錐形状部内で楔作用を確
実になし得るように選ばれており、前記固定ほぞ要素の
端部側切頭円錐形状部の長さが前記ドリルの端部側切頭
円錐形状部の長さよりも短くされていることを特徴とす
るドリルと固定ほぞ要素との組合セットが提供される。
本発明においては、固定ほぞ要素には大径の円筒/円錐
形状部分と小径の円12/円錐形状部分との2つの部分
が設けられるので、固定ほぞ要素の保持力が大巾に増大
されるという利点が得られると共に、歯の根元から突出
した大径の円筒形状部でらってa歯に対する優れた接合
性が保証されるという利点も得られる。また、本発明に
よれば、固定ほぞ要素の2つの円筒形状部に沿って形成
されるセメントシール層には20ないし40ミクロンの
範囲内の最適なR厚さが与えられるが、固定ほぞ要素の
切頭円錐形状部はドリル孔の窪み箇所の壁部に完全な接
触状態とされて、そこには最小のセメント層も形成され
ないようにされる。さらに、本発明によれば、固定ほぞ
要素の端部側切頭円錐形状部の構成については、歯の末
端部のテーバ箇所が尊重される。加うるに、本発明によ
れば、2つの円筒/円錐形状部分を分離する段部は歯の
組織における頚部領域すなわちその設置を許容し得る領
域に配置されことになる。なお、該段部に向かって通過
させる際、その通過は歯を欠くことなく完全な開放型コ
ーン形用具を用いて行われることになる。      
       以下余白〔実施例〕 本発明は添付図面を参照する以下の記載から一層容易に
理解されることになろう。
添付図面を参照すれば明らかなように、第1図および第
2図に示した固定ほぞ要素lはその外側上方部の箇所で
義歯を受は入れるべく歯の根元に係合させられしかもそ
こにシールされるものである。
本発明によれば、固定ほぞ要素lは単一片の回転体構造
とされ、それは互いに一直線上に共軸関係に配置された
2つの円筒/円錐形状部分、すなわち大きな径を持つ円
筒/円錐形状部分2と、小さな円筒/円錐形状部分3と
から構成される。円筒/円錐形状部分2は比較的大きな
直径aを持つ円筒形状ロッド4と、この円筒形状ロッド
4の下端から延長部として形成された切頭円錐形状部5
とからなる。切頭円錐形状部5の小径基部の直径はbと
される。この小径基部からは、直径すの円筒形状ロッド
6が延長し、その端部には切頭円錐形状部7が設けられ
る。この切頭円錐形状部7は下側に向かって狭窄し、そ
の小径基部の直径はCとされる。
2つの切頭円錐形状部5および7のテーパ値は異なった
値とされる。すなわち、端部側の切頭円錐形状部7(例
えば半頂角Xは6°とされる)は中間の切頭円錐形状部
5(例えば半頂角yは11ないし12°とされる)より
も尖鋭にされる。
固定ほぞ要素lは歯の根元に形成された孔内に係合させ
られ、その孔はドリル8によって作られる。ドリル8に
ついての子午線方向の輪郭形状は固定ほぞ要素lのそれ
と同様なものとされるが、ドリル8の直径はその長手方
向に沿うすべての箇所で固定ほぞ要素lのそれよりも大
きくされる。
換言すれば、ドリル8は、その頂部から底部に向かって
、順次、大きな直径a1を持つ上方円筒形状部9と、半
頂角Xを持つ中間切頭円錐形状部10と、小さな直径す
、を持つ下方円筒形状部I+と、半頂角yを持つ下方切
頭円錐形状部12とによって構成される。ドリル8の大
きい直径a、および小さい直径b1は固定ほぞ要素1の
該当直径aおよびbよりも例えば006ミリだけ大きく
することができる。このような構造上の関係は第1図の
右側半分に示されており、そこにはドリル8の輪郭形状
が固定ほぞ要素lの輪郭形状と重ね合わされた状態で一
点鎖線でもって示されている。なお、固定ほぞ要素lと
ドリル8との双方において、中間切頭円錐形状部5.1
0の高さと、小さい直径の円筒形状部6、■1の高さと
については、それぞれ同じ高さとされるが、ドリル8の
端部側切頭円錐形状部12の高さhlは固定ほぞ要素l
の端部側切頭円錐形状部7の高さhよりも高くされる。
固定ほぞ要素1が歯の根元に係合させられてソールされ
ると(第2図)、その大きな直径aを持つ上方円筒形状
ロッド4によって、円筒形状による保持が3ミリ程度の
長さAに亙って保証されることになる。上方円筒形状ロ
ッド4の直径は義歯との接合箇所の直径に対応するもの
であり、それは2つの円筒/円錐形状部分2および3間
に段部を設けることによって強化されることになる。
また、本発明による固定ほぞ要素lによれば、小さい直
径の方の円筒/円錐形状部分′の円筒形状ロッド6の長
さに相当する長さBの箇所に亙って第2の円筒形状によ
る保持も保証される。
中間切頭円錐形状部5および端部側切頭円錐形状部7は
それらテーパ角に対応する切頭円錐形状箇所すなわち歯
の根元の中空内に形成された切頭円錐形状箇所と緊密に
係合し、これによりドリル孔に対する固定ほぞ要素1の
正確な心合わせが保証されることになる。このような正
確な心合わせにより、固定ほぞ要素1の2つの円筒形状
部4および6の回りに環状空間9および10を形成する
ことが可能となり、それら環状空間9および10(こセ
メントを充填することによって、良好に規定された幅の
シールが得られることになる。このようにすると、シー
ル空間9および10に充填されたセメントのそれぞれの
層には良好に規定された厚さが与えられることになる。
すなわち、本実施例によれがば、そのようなセメント層
の厚さは直径差al−aあるいはす、−bの半分の値、
要するに、0.03ミリに等しい。また、非常に尖鋭に
形成された端部側切頭円錐形状部すなわ小さな半頂角y
を持つ切頭円錐形状部によれば、ドリル孔内で固定ほぞ
要素lに特に効果的な楔作用が与えられることになる。
印象採取用の材料(シリコン)を注入器でもって圧力下
で注入することによって印象(impression)
を採取する際に、かかる楔作用はその印象材料の圧力影
響のドでドリル孔内での固定ほぞ要素lの緩みに抗する
ように働く。
以下に示す表には、実際に作成されしかも試験によって
満足のゆく結果が得られた種々の固定ほぞ要素の寸法値
(単位ミリ)が示されている。
直径a   1.5  1.8  2.1  2J直径
b   1.1  1.2  1.4  1.5直径c
   O,60,60,60,7高さh   1.5 
 2   3   2長さB   2.5  3.5 
 4   2.5
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるドリルと固定ほぞ要素との組合セ
ットを示す立面図、第2図は本発明による固定ほぞ要素
を歯の根元に係合させてシールさせた状態を示す縦断面
図である。 ■・・・固定ほぞ要素、2・3・・・円筒/円錐形状部
分、4・6・・・円筒形状ロッド、5・7・・・切頭円
錐形状部、8・・・ドリル、9・・・上側切頭円錐形状
部、10・・中間切頭円錐形状部、11・・・下側円筒
形状部、12・・・下側切頭円錐形状部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、歯の根元に装着させられるようになった義歯を固定
    させるために用いられるドリルと固定ほぞ要素との組合
    セットであって、前記ドリルの直径が前記固定ほぞ要素
    の直径よりも幾分小さくされ、前記ドリルと前記固定ほ
    ぞ要素との子午線に沿う輪郭形状が同様なものとされ、
    前記ドリルおよび前記固定ほぞ要素の各々は互いに共軸
    関係となった大径の円筒/円錐形状部分と小径の円筒/
    円錐形状部分との2つの部分からなり、前記小径の円筒
    /円錐形状部分は前記大径の円筒/円錐形状部分の切頭
    円錐形状部の小さい方の基部に接続された円筒形状部を
    備え、前記大径の円筒/円錐形状部分は歯の根元から突
    出するようになっているドリルと固定ほぞ要素との組合
    セットにおいて、前記ドリルおよび前記固定ほぞ要素は
    それぞれその端部側では小径の切頭円錐形状部として終
    わっており、その端部側切頭円錐形状部のテーパ角につ
    いては、前記固定ほぞ要素の小径の端部側切頭円錐形状
    部がドリル孔の該当する端部側切頭円錐形状部内で楔作
    用を確実になし得るように選ばれており、前記固定ほぞ
    要素の端部側切頭円錐形状部の長さが前記ドリルの端部
    側切頭円錐形状部の長さよりも短くされていることを特
    徴とするドリルと固定ほぞ要素との組合セット。 2、特許請求の範囲第1項に記載のドリルと固定ほぞ要
    素との組合セットにおいて、前記固定ほぞ要素の2つの
    切頭円錐形状部のテーパ値が異なった値とされ、前記端
    部側切頭円錐形状部が中間切頭円錐形状部よりも尖鋭と
    されることを特徴とするドリルと固定ほぞ要素との組合
    セット。 3、特許請求の範囲第2項に記載のドリルと固定ほぞ要
    素との組合セットにおいて、前記固定ほぞ要素の端部側
    切頭円錐形状部の半頂角が6°程度とされ、またその中
    間切頭円錐形状部の半頂角が11ないし12°程度とさ
    れることを特徴とするドリルと固定ほぞ要素との組合セ
    ット。
JP61215061A 1985-09-13 1986-09-13 義歯の装着に用いるドリルと固定ほぞ要素との組合セツト Expired - Fee Related JPH0675581B2 (ja)

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