JPS6266130A - 微小空洞放射体装置 - Google Patents

微小空洞放射体装置

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JPS6266130A
JPS6266130A JP60206155A JP20615585A JPS6266130A JP S6266130 A JPS6266130 A JP S6266130A JP 60206155 A JP60206155 A JP 60206155A JP 20615585 A JP20615585 A JP 20615585A JP S6266130 A JPS6266130 A JP S6266130A
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JP
Japan
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radiator
optical fiber
microcavity
cavity
wall
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JP60206155A
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Kazuhide Okazaki
一英 岡崎
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/08Optical arrangements
    • GPHYSICS
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    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/08Optical arrangements
    • G01J5/0818Waveguides
    • G01J5/0821Optical fibres
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/08Optical arrangements
    • G01J5/0887Integrating cavities mimicking black bodies, wherein the heat propagation between the black body and the measuring element does not occur within a solid; Use of bodies placed inside the fluid stream for measurement of the temperature of gases; Use of the reemission from a surface, e.g. reflective surface; Emissivity enhancement by multiple reflections

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、微小空洞を有する放射体と光ファイバとを
組み合わせることによシ、温度均一性の高い微小空洞放
射体からの理想的黒体放射に極めて近い熱放射光を光フ
ァイバから出射させるようにした微小空洞放射体装置に
関する。
(ロ)従来の技術 従来から、光ファイバの一端に設けた熱放射体からの光
を該光フアイバ内に導き、その光を他端側で検出、分析
する温度測定装置は知られている。
その−例を第11図、第12図によシ説明すると、アル
ミニウム、鉄、イリジウムなどの金属、あるいはカーボ
ンのような黒体に近い物質などで作られた熱放射体10
0(温度検出部)が光ファイバ200の一方の端面に蒸
着、スパッタ、接着などの方法で取シ付けられている。
熱放射体100はその温度Tによって定まる強度と波長
分布の熱放射光を発する。その熱放射光の一部が光ファ
イバ200のコア部300の中を矢印方向に伝播し、光
ファイバ200の他端である光導出端400から出射す
る。その光を、例えば光電子増倍管やフォトダイオード
等の光検出器500で受信して電気信号に変換し、この
電気信号に基づいて光強度測定器600は光強度を測定
する。マイクロコンピュータ700はその値を処理し、
前記温度Tを算出して表示部800に表示する。光検出
器500・光強度測定器600・マイクロコンピュータ
700・表示部800は光分析装置を構成する。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の光フアイバ温度測定装
置において用いられる熱放射体100の材料として現実
に入手可能な物質は、完全黒体の性質を示すものではな
かった。
なお、完全黒体とは、全ての波長の放射を完全に吸収す
る物体のことで、完全黒体の熱放射は、プランクの放射
式として量子力学により理論的に導き出された次の式で
表わされる。
ここでρλ:絶対絶対温度数射平衡にある完全黒体から
放出される熱放射のうち、波長が λとλ+dλの間にある放射エネルギ密度をρλdλで
与えたときのρλ に:ボルツマン定数 hニプランク定数 C:真空中の光速 である。
このように、現実に入手できる熱放射体100は完全黒
体ではないため、そこからの熱放射光は前記式(1)で
は規定できず、しかもこの熱放射光のス投りトルの前記
式(1)からのずれは、熱放射体100の材質・寸法形
状や光ファイバのコア部300との境界状態によって大
巾に変わるため、次のような問題を内包していた。
(a)  熱放射体100の製品毎のバラつきのために
、同一温度を測っても熱放射光のスペクトルは製品毎に
バラついてしまって量産に適さない。
(b)  熱放射体100の経年変化、あるいは高温測
定によって熱放射体100に生じる酸化などの化学変化
、それに伴う熱放射体100と光ファイバのコア部30
0との境界状態の変化によって、熱放射光のスにクトル
も大巾に変化してしまう。したがって、温度測定精度に
も経年変化が生じ、再現性が悪化する。
FC)  熱放射体100の材質・寸法形状や光ファイ
バのコア部300との境界状態を厳密に規定することが
困難であるため、「光フアイバ温度測定装置」として、
T工Sなどによって標準化することができず、普及が妨
げられる。
に)問題点を解決するだめの手段 この発明は、上記のような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、光ファイバの一方の端面または中間に従来
の熱放射体100の代わりに微小空洞を有する放射体を
取シ付けて、より完全黒体に近い微小空洞放射体の開口
からの熱放射を行わせるとともに、この微小空洞放射体
の材質・寸法形状やその表面状態が多小変化しても、熱
放射光自体は前記式(1)からずれないようにしたもの
である。この発明は[周囲の壁が光を完全に透さない不
透明体でできていて、しかも一定温度に保たれている空
洞の壁に、熱平衡を乱さない程度に小さい孔をあけ、そ
の孔を外部から見ると、完全黒体とみなすことができ、
壁の構造・形状・材料に依存しない」という理論に裏付
けられている。
以下、この発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの発明の基本概念を示す図である。
この発明の微小空洞放射体装置は、微小空洞放射体1と
そこからの熱放射光を伝送する光ファイバ2とから構成
される。なお、3は光ファイバ2の光導出端、4は光導
出端3から出射される光を受けて所望の結果を得る装置
、例えば光分析装置である。
微小空洞放射体重は三次元的な形状の不透明な壁部と、
それに囲まれた微小な空洞部と、該壁部内面の熱的放射
を外部へ導出するために該壁部の一部に形成された微小
な開口とから成る。
前記空洞部は球状、柱状その他任意の三次元的形状を取
シ得るが、その大きさは、不透明な壁部の内面の熱的均
一性を保持しうるだけの「微小空洞」でなければならな
い(それ故、この発明の熱放射体は「微小空洞放射体」
と称される)。例えば、空洞部を球状とした場合、その
直径は例えば1皿以下に、空洞部を立方体状とした場合
、その−辺の長さは例えば1龍以下に選定されるのが望
ましい。他の形状の場合も、これに準じる。この空洞部
は中空でも、透明物質が詰まっていても、それらの混在
した状態でもよく、中空とした場合。
不透明な壁部の内面は粗面でも、鏡面でも、まだ両者が
混在していてもよい。
一方、微小空洞放射体1からの熱放射光が取り出される
前記開口の大きさは、微小空洞放射体の空洞内部の熱的
均一性を損なわないような微小さに選定されなければな
らない。
なお、前記の不透明な壁部は必ずしも完全不透明である
必要はなく、実用上差支えない程度の不透明度を有して
いればよい。また、光ファイバー2の種類も格別限定さ
れず、サファイアファイバ。
石英ガラスファイバ、多成分ガラスファイバ。
GeO2などの酸化物ガラスファイバー、カルコゲン化
物ガラスファイバー、金属・・ロゲン化物などの結晶も
しくはガラスファイバー、フッ化物ガラスファイバー、
中空ファイバー、プラスチックファイバーなど何れのも
のも使用可能である。
(ホ)実施例 上述の基本概念を具体的に実現した各種の実施例につい
て、第2図〜第5図により説明する。なお、以後の記述
において同一の符号は同一の構成部分を指体するものと
する。
第2図はこの発明の第1実施例における要部の拡大断面
図であって、微小空洞放射体の空洞部が微小な透明の球
より成る場合である。すなわち、溶融水晶、ガラス、セ
ラミック、結晶、有機物質等の透明物質を単独で、また
は複数種類組み合わせて用いて、直径1 mm以下の微
小な透明の球5を作り、この球5を接着、レーザー溶着
などの手段によって光ファイバ2の端面6に取り付ける
。その後、球5の外表面を不透明物質、例えば、アルミ
ニウム、鉄、イリジウム等の金属、誘電体、有機物、カ
ーボン、セラミック等で覆い、不透明な膜7を形成する
。これには蒸着、スパッタ、接着等の手段が使用可能で
ある。なお、球5を多層膜構造とすることもできる。こ
うして、空洞部に相当する微小な透明の球5と、その外
面に形成された不透明な壁部に相当する膜7と、球5を
光ファイバ2の端面6に取シ付ける際に球5と光ファイ
バ2のコア部8との境界に形成された開口9とから成る
微小空洞放射体1が光ファイバ2の一端に設けられた微
小空洞放射体装置が得られる。
第3図はこの発明の第2実施例における要部の拡大断面
図であって、微小空洞放射体の空洞部として光ファイバ
のコア部をそのまま使用した例である。すなわち、光フ
ァイバ2の一端においてクラッド部10を除去してコア
部8を外部に突出させる。この後、コア部8のこの突出
部11の外表面に前記の不透明物質を膜状に設ける。こ
のとき、不透明物質が余分に光ファイバ2の端面6、ク
ラッド部IQの外面にはみ出しても構わない。こうする
と、コア部8の突出部11を空洞部とし、その外側に不
透明な壁部に相当する膜7を形成した微小空洞放射体1
が形成され、コア部8から見て完全黒体とみなすことの
できる開口9が端面6上に形成されることになる。
第4A図は、この発明の第3実施例を、第4B図はその
要部の拡大断面図を示しており、微小空洞放射体の壁部
が一定程度の厚さを有している例である。すなわち、任
意の三次元的形状の不透明な部材12の内部に空洞部1
3が形成され、部材12を空洞部13まで貫通する挿入
孔14に光ファイバ2が挿入される。空洞部13はそれ
を囲む壁面の熱的均一性を維持する微小空洞たるべく、
その径り及びその長さ又は奥ゆきLは1皿以下に選定さ
れる。
第5図はこの発明の第4実施例における要部の拡大断面
図で、微小空洞放射体からの熱放射光の前記式(1)か
らのずれを補正することができるようにしたものである
。すなわち、微小空洞放射体1の不透明な膜7の一部に
透光性の窓15を形成し、窓15を通して外部の光源1
6からの光を微小空洞放射体1内へ入射させる。不透明
な膜7が完全不透明でなければ、窓15を膜7に設けな
くとも、外部の光源16からの光を微小空洞放射体1内
へ導くことができる。こうして微小空洞放射体1内へ入
射された光は微小空洞放射体1の熱放射光と合成されて
光ファイノミ2内を伝播する。したがって、光源16を
適切に選定するならば、微小空洞放射体1の熱放射光の
スにクトルの前記式(1)からのずれを光源16の光に
よって補正することができるので、光フアイバ光学系用
のよシ完全な黒体放射光源が得られることになる。
以上、4種の実施例を説明したが、その変形例を第6A
〜6E図において説明する。第6A図及び第6B図に示
された例はヒータ等の熱源をさらに設けたものであり、
光導出端3(第1図)からの光を他の光学系の光源とし
て用いる場合に有効である。あるいは微小空洞内壁に温
度不均一をヒータによって生じさせ微小空洞放射体から
の放射光の強度や波長分布を調整することができる。第
6A図ではヒータ等の熱源17は微小空洞放射体1の壁
部に内蔵されているが、第6B図では熱源17は微小空
洞放射体1の外側に設けられている。
勿論、熱源17を微小空洞放射体1の壁部の内側に設け
てもよい。
第2図から第5図までに示した実施例はいずれも、光フ
ァイバ2と微小空洞放射体1とを一体としたものであっ
たが、第6C図に示すように、両者を別体とすることも
可能である。同図においては微小空洞放射体1と光ファ
イバ2の端面6との間に光学系としてレンズ18を配し
、微小空洞放射体1の開口9からの熱放射光をレンズ1
8によって集光して光ファイバ2のコア部8に入射させ
ている。微小空洞放射体1が光ファイバ2の近くに配置
され開口9がコア部8の視野内にあれば、レンズ18を
用いることなく、開口9からの熱放射光を直接コア部8
に入射させることもできる。
微小空洞放射体1は光ファイバ2の端部に設けられなけ
ればならないわけではなく、光ファイバ2の途中に設け
るようにしてもよく、また1本の光ファイバに複数個の
微小空洞放射体を設けることもできる。第6D図はこの
一例を概略的に示したもので、ここでは各微小空洞放射
体1□、1□。
13.14を加熱炉19□、19□、19,194で取
り囲んで各微小空洞放射体をそれぞれ異なる温度T1.
T2.T3.T4に加熱するようにしている。こうする
と、温度T1.T2.T3.T4で定まる熱放射光の合
成光が光導出端3で得られるので、温度T1.T2.T
3.T4を変えることができるようにしておくと、有用
な光ファイバ用スRクトル可変光源を得ることができる
微小空洞放射体の空洞部は必ずしも独立した単一の空洞
である必要はない。例えば、第6E図に示すように、光
ファイノ!2が取り付けられた第1の空洞20に対して
開口部21を介して第2の空洞22が連通して設けられ
ている場合であっても、第1の空洞20を取シ囲む不透
明な膜7の内面における熱的均一性が保たれる限り、第
1の空洞20はこの発明における微小空洞を成す空洞部
とみなすことができる。
ここで、第7A図〜第7C図及び第8A図〜第8B図を
用いてこの発明の微小空洞放射体装置の製造方法につい
て言及しておこう。第1実施例(第2図)では、透明な
球5を光ファイバ2の端面6に接着またはレーザー溶着
することとしたが、次のようにしてもよい。まず、光フ
ァイバ2のクララ)”部10をエツチング等によって削
って光ファイバ2のコア部8を露出させる(第7A図)
次に、どの露出したコア部8を局部的に加熱して半融解
状態とする。そうすると表面張力によって球状になるの
で、光ファイバ2の一端に透明な球5が形成される(第
7B図)。この場合、加熱ではなく化学的方法を使って
コア部8を融解、エツチングなどすることによシ球5を
作ることもできる。この球5の表面を既述の方法で不透
明物質により覆い、不透明な膜7を形成する(第7C図
)。
不透明な膜7を形成する方法としては、既述の蒸着、ス
パッタ、接着といった方法以外に、第2図、第3図、第
7A図〜第7C図の場合、透明な球5まだは光ファイバ
2の突出部11の表面に紫外線や放射線などを照射した
シ、化学的処理を施したりして、球5または突出部11
の外表面にのみ化学的変化を起させ、不透明にする方法
もある。
第8A〜8B図は、この発明の微小空洞放射体装置の最
も簡単な製造方法を示している。まず光ファイバ2の一
端部を加熱してクラット9部10とコア部8とが均一に
溶は合った融解部23を形成して固化させる(第8A図
)。次に、融解部23の表面に既述の方法で不透明な膜
7を形成する。
こうして微小空洞放射体1が光ファイバ2の端部に形成
される。
以上、この発明の微小空洞放射体装置の各種の実施例、
その変形例や若干の製造方法について説明したので、こ
れらの説明を通じて、この発明の微小空洞放射体装置が
どのような用途に利用し得るものであるかが明らかにな
ったと思われるが、そのいくつかの応用例をここで具体
的に説明しておく。
まず、温度測定への応用である。第9図において、微小
空洞放射体装置の光ファイバ2の光導出端3から出射さ
れた光は光検出器24、光強度測定器25、マイクロコ
ンピュータ26によって処理され、微小空洞放射体1の
温度Tが算出される。
この温度Tを表示部27に表示する。これは第11図で
説明した従来例と回部であって、光強度測定器25は光
のエネルギ強度を測定し、もしくは光子数を計数してそ
の結果をマイクロコンピュータ26へ送っている。光検
出器24の入力側に、フィルタ、分光器などの波長選択
器28を挿入して、光ファイバ2から出射された光のう
ちの一波またはそれ以上の特定の波長成分を選択し、そ
れらの波長成分の光強度を測定するようにすることも可
能である。こうして波長選択器28・光検出器24・光
強度測定器25・マイクロコンピュータ26・表示器2
7によって光分析装置が構成され、光ファイバ2から出
射された光の性質を分析するとともに光ファイバ2の損
失を考慮に入れて、微小空洞放射体の開口からの熱放射
光を推定し、前記のプランクの放射式から微小空洞放射
体の温度Tを算出する。なお、光分析装置は上記の機器
の組み合わせに限定されるものではない。光ファイバ2
から出射された光に基づいて微小空洞放射体の温度を算
出できる装置であればどれも光分析装置として使用可能
である。こうして、微小空洞放射体装置と光分析装置と
を組み合わせることにより、経年変化や製品毎のバラつ
きが小さく標準化の容易な小型・高速応答・高精度・簡
便な温度測定装置が提供できる。
次に、放射温度計の校正・調整への応用を挙げることが
できる。第10A図に示すように通常の放射温度計29
は光フアイバ部30とその一端に接続された本体31と
から構成され、光フアイバ部30の他端で温度被測定物
32からの熱放射光を受けるようになっている。この放
射温度計29の校正・調整は第10B図に示すように標
準黒体炉33を用いるのが普通であった。しかしながら
、この標準黒体炉33は大きな開口34と直径数函以上
の大型な空洞とを有しているため、炉の内部で温度の不
均一が生じ、理想的な完全黒体に近似できない場合が多
かった。標準黒体炉33の開口34以外の部分が光フア
イバ部30の他端における視野35内に入ってしまう場
合には、測定の不正確さは一層増大する。こうした測定
の不正確さを除去するためには、この発明の微小空洞放
射体装置を光フアイバ部30の代わシに用いればよい。
これを第10C図に示す。この場合、微小空洞放射体装
置における光ファイバ2は光フアイバ部30と同一のも
のでなければならない。こうして、微小空洞放射体1を
炉36内に入れて温度Tに正確に保持することにより、
放射温度計29の本体31を極めて理想的な黒体放射光
によって校正・調整することができる。しかも、前記の
ような光ファイバの視野内に黒体放射光以外の光が入る
という欠点を除去できるので、測定は一層正確に行われ
、有用な光フアイバ放射温度計を提供することができる
ことになる。
三番目には、黒体放射光源としての応用を挙げることが
できる。第10B図における放射温度計の本体31を「
光学系」で置き換えた場合、この発明の微小空洞放射体
1は該光学系に対して従来の黒体放射光源たる標準黒体
炉33では得られない理想に近い黒体放射光源となシ、
光フアイバ用標準光源として極めて有効である。
これに関連して四番目の応用例を挙げると、この発明の
微小空洞放射体装置は点光源とみなし得るということで
ある。これは、この発明においては光ファイバ端から光
が出射されるからである。
従来、分光器等の光学系の熱放射型の光源として白熱電
球が使われていたが、そのフィラメントが二次的寸法を
もつだめ面光源となってしまった。
そのために、光学系で一点に集光できないという欠点が
あったのであるが、この発明の微小空洞放射体装置は点
光源とみなし得るだめ、従来の欠点を除去する有用な光
源となシ得る。
(へ)発明の効果 この発明の微小空洞放射体装置は以上説明したように構
成されているので、この発明は以下の特有な効果を奏す
る。
a、微小空洞放射体の形状・構造・材質が製品毎にバラ
ついても、微小空洞放射体からの熱放射光はそのバラつ
きに影響されず、プランクの放射式(既述)で示される
スペクトルを有するので、製品毎の精度にもバラつきが
生じない。したがって、量産に適した装置を提供するこ
とができる。
b、微小空洞放射体の経年変化、高温測定時の酸化など
による化学変化及びそれに伴う微小空洞放射体の内壁状
態の変化などによって、微小空洞放射体からの熱放射光
のスペクトルが変化することは極めて少ない。しだがっ
て、温度測定精度にも経年変化がほとんど生じないので
、再現性が極めて良好な空洞放射体装置を提供すること
ができる。
C0微小空洞放射体の空洞部は微小なので、温度均一性
が極めて良好である。したがって、その開口から、理想
的な黒体放射に非常に近い熱放射光を得ることができる
d、微小空洞放射体全体を小型に形成すれば、その熱容
量を極めて小さくすることができるので、それを温度測
定装置に用いた場合、高速に応答できる装置を得ること
ができる。しかも、温度被測定物に微小空洞放射体を熱
的に結合させても、温度被測定物には無視し得る程度の
温度変化しか生じないため、測定に伴う外乱を最小限と
することができる。
e、微小空洞放射体はその材質、寸法形状、内壁状態な
どを厳密に規定しなくても黒体放射に近い熱放射光を出
すことができるので、この発明の微小空洞放射体装置を
検出部とした温度測定装置や放射温度計を標準化するこ
とが可能となる。J工Sなどによる標準化がこれら計測
器の普及に大きく貢献することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本概念を説明するための図、第2
図及び第3図はそれぞれこの発明の第1及び第2実施例
における要部の拡大断面図である。 第4A図はこの発明の第3実施例の断面図を、第4B図
はその要部の拡大断面図であわ、第5図はこの発明の第
4実施例における要部の拡大断面図である。第6A図〜
第6E図はこの発明の実施例の各種の変形例を示す図で
あり、第7A図〜第7C図及び第8A図〜第8B図はこ
の発明に係る微小空洞放射体装置の製造方法を説明する
だめの図であり、第9図及び第10A図〜第10C図は
この発明の応用例を示す図である。第11図は従来の温
度測定装置を示す図、第12図はその要部の拡大断面図
である。 1・・・微小空洞放射体、2・・・光ファイバ、3山光
導出端、4・・・光分析装置、5・・・透明な球、6・
・・端面、7・・・不透明な膜、8・・・コア部、9・
・・開口、10・・・クラッド部、11・・・突出部、
・12・・・不透明な部材、13・・・空洞部、14・
・・挿入孔、15山窓、16・・・光源、17・・・熱
源、18・・・レンズ特許出願人  株式会社  岡 
崎 製 作 所(外5名) 第1図 第3図 第4A図 第48図 檗5図 17熟源 第68図 第6D図 191〜194:加熱炉 第7A図 第7B図 第7C図 簗8A図 第9図 第10A図 第108図 黒 体 炉 第10C図 第11図 第12図 300コア耶 手  続  補  正  書 泌 昭和60年12月f日 昭和60年特許願第206155  号2、発明の名称 微小空洞放射体装置 ろ、補正をする者 7つ4oえつ□6qighi  −1、五ン4代理人 5、補正の対象 明細書の〔特許請求の範囲〕と 〔発明の詳細な説明〕の欄 6、補正の内容 別紙の通り (別紙) 〔1〕特許請求の範囲を次のように補正する。 「1 光ファイバと、該光ファイバの一端または中間に
設けられた一個又は多数の微小空洞放射体とから成り、
該微小空洞放射体が、不透明な壁部と、該壁部によって
取り囲まれ、該壁部の内面における熱的均一性全保持し
祷る微小空洞を成す空洞部と、該壁部の内面からの熱放
射光?該光ファイバへ伝えるように該壁部全貫通して形
成され、該光ファイバからみて完全黒体とみなてことが
できる開口とから構成されることを特徴とする微小空洞
放射体装置。− 2、前記微小空洞放射体が前記光ファイバと一体であり
、両者の境界面に前記開口が形成されていること全特徴
とする、特許請求の範囲の第1項に記載された微小空洞
放射体装置。 3 前記空洞部が前記光ファイバに固着された透明な球
状体であり、前記壁部が、前記球状体の外面金覆う不透
明体であり、前記球状体と前記光ファイバとの境界面が
前記開口となっていることを特徴とする特許請求の範囲
の第2項に記載された微小空洞放射体装置。 4 前記空洞部が前記光ファイバのコア部を露出させた
柱状体であり、前記壁部が、前記柱状体の外面を覆う不
透明体であることを特徴とする特許請求の範囲の第2項
に記載された微小空洞放射体装置。 5、前記光ファイバの端部が、前記壁部に形成されて前
記空洞部に通じる孔に挿入されていることを特徴とする
特許請求の範囲の第1項に記載された微小空洞放射体装
置。 6、前記空洞部が前記光ファイバのコア部とクラッド部
とを均一に融解させ固化させた柱状体であり、前記壁部
が前記柱状体の外面を覆う不透明体であり、前記柱状体
と前記光ファイバとの境界面が前記開口となっているこ
とを特徴とする特許請求の範囲の第2項に記載された微
小空洞放射体装置。 7、前記微小空洞放射体が前記元ファイバの一端から離
間して配置されていることを特徴とする特許請求の範囲
の第1項に記載された微小空洞放射体装置。 8 前記微小空洞放射体の前記開口と前記光ファイバの
端面との間にレンズ等の光学系を配置したことを特徴と
する特許請求の範囲第7項に記j敗された微小空洞放射
体装置。 9、前記微小空洞放射体が可変光源としての手段を具備
していることを特徴とする特許請求の範囲の第1項〜第
8項のいずれか一つに記載された微小空洞放射体装置。 10  前記手段が熱源であることを特徴とする特許請
求のホα囲の第9項に記載された微小空洞放射体装置。 11、前記手段が光源であり、前記微小空洞放射体が前
記光源からの光と前記壁部の内面からの熱放射光との合
成光を放射することを特徴とする特許請求の範囲の第9
項に記載された微小空洞放射体装置。」 〔2〕 明細書第1θページ第8行を次のように補正す
る。 「 アイバー、クラッドのないコアのみのファイバー、
ファイバー内部にさまざまな屈折率分布をもつファイバ
ーなど何れのものも使用可能で−7ある。j (以上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光ファイバと、該光ファイバの一端または中間に設
    けられた一個又は多数の微小空洞放射体とから成り、該
    微小空洞放射体が、不透明な壁部と、該壁部によつて取
    り囲まれ、該壁部の内面における熱的均一性を保持し得
    る微小空洞を成す空洞部と、該壁部の内面からの熱放射
    光を該光ファイバへ伝えるように該壁部を貫通して形成
    され、該光ファイバのコア部からみて完全黒体とみなす
    ことができる開口とから構成されることを特徴とする微
    小空洞放射体装置。 2、前記微小空洞放射体が前記光ファイバと一体であり
    、両者の境界面に前記開口が形成されていることを特徴
    とする、特許請求の範囲の第1項に記載された微小空洞
    放射体装置。 3、前記空洞部が前記光ファイバに固着された透明な球
    状体であり、前記壁部が、前記球状体の外面を覆う不透
    明体であり、前記球状体と前記光ファイバのコア部との
    境界面が前記開口となつていることを特徴とする、特許
    請求の範囲の第2項に記載された微小空洞放射体装置。 4、前記空洞部が前記光ファイバのコア部を露出させた
    柱状体であり、前記壁部が、前記柱状体の外面を覆う不
    透明体であることを特徴とする、特許請求の範囲の第2
    項に記載された微小空洞放射体装置。 5、前記光ファイバの端部が、前記壁部に形成されて前
    記空洞部に通じる孔に挿入されていることを特徴とする
    、特許請求の範囲の第2項に記載された微小空洞放射体
    装置。 6、前記空洞部が前記光ファイバのコア部とクラッド部
    とを均一に融解させ固化させた柱状体であり、前記壁部
    が前記柱状体の外面を覆う不透明体であり、前記柱状体
    と前記光ファイバのコア部との境界面が前記開口となつ
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲の第2項に記
    載された微小空洞放射体装置。 7、前記微小空洞放射体が前記光ファイバの一端から離
    間して配置されていることを特徴とする、特許請求の範
    囲の第1項に記載された微小空洞放射体装置。 8、前記微小空洞放射体の前記開口と前記光ファイバの
    端面との間にレンズ等の光学系を配置したことを特徴と
    する、特許請求の範囲第7項に記載された微小空洞放射
    体装置。 9、前記微小空洞放射体が、前記壁部の内面からの熱放
    射光のスペクトルのプランクの放射式からのずれを補正
    するための手段を具備していることを特徴とする、特許
    請求の範囲の第1項〜第8項のいずれか一つに記載され
    た微小空洞放射体装置。 10、前記手段が熱源であることを特徴とする、特許請
    求の範囲の第9項に記載された微小空洞放射体装置。 11、前記手段が光源であり、前記微小空洞放射体が前
    記光源からの光と前記壁部の内面からの熱放射光との合
    成光を放射することを特徴とする、特許請求の範囲の第
    9項に記載された微小空洞放射体装置。
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