JPS6264899A - プラント用洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプラントに付着した炭化物等の汚れを洗浄除去
するためのプラント用洗浄剤に関する。

〔従来の技術およびその問題点］ 物理的あるいは作字的に過酷な条件で使用されるプラン
トでは、しばしば強固な汚れが付着蓄積し、その汚れに
より運転が困難になったり５時にはプラント自体を更新
する必要さえ生じる。有機物を扱うプラントにおいては
強固な炭化物の発生する場合も数多くある。これらの炭
化物はしばしく１） げ固く固化し強く付着しているので溶剤とか従来の洗浄
剤では容易に洗浄除去できない。これらの炭化物がプラ
ント内部に蓄積した場合、これらの汚れを除去するため
にはプラントの運転を長時間停止し１機械力を利用した
り人手によってかき取ったりするために多大の費用を要
したり、場合によってはプラント自体又はその一部（例
えば内部充填物等）を更新する必要さえ生じていたのが
実情でめった。

プラント自体は言うに及ばず、内部の充填物も非常に高
価な物が多いので、これらを簡単に洗浄し再度使用する
事が要望されている。従って、プラントに付着した強固
な付着汚れ、特に炭化物汚れを容易に洗浄除去できる洗
浄剤が切望されていた。

（問題点を解決するための手段） 本発明者等はかかる洗浄剤を提供すべく鋭意検討を行っ
た結果１次亜塩素酸塩がかなり広範囲の種類の炭化物に
対し卓越した洗浄効果を有する事を見出し１本発明に到
達した。

更にまた。プラントは大抵の場合金属で出来ている。そ
して次亜塩素酸塩は金属に対する腐食性が非常に強いの
で、腐食によりプラントの寿命を縮めることがあるが１
次亜塩素酸塩に水溶性アミンを併用すると金属の腐食が
防止されることを見出した。

従って１本発明は１次亜塩素酸塩を必須成分として含有
するプラント用洗浄剤、並びに次亜塩素酸塩及び水溶性
アミンを含有するプラント用洗浄剤を提供するものであ
る。

本発明洗浄剤の必須成分である次亜塩素酸塩としては１
次亜塩素酸のナトリウム、カリウム、カルシウム塩郷が
挙げられ、これらの濃度は洗浄の対象とする汚れの炭化
度（重合度、劣化度叫）等によって異なるが１通常、使
用時の濃度は１−１２重量％の範囲が好ましい。

また、水溶性アミンとしては１例えばモノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミｙ、２
−アミノ−２−メチルグロバノールー１．Ｎ、Ｎ−ジメ
チルエタノールアミン、Ｎ。

Ｎ−ジイソプロピルエタノ−シフ６フ１／，Ｎ−ノチル
モルホＩＪｙ，Ｎ−エチルモルホリーフ等が皐げられる
。これらは、その種類によっても異なるが、通常次亜塩
累塩１重量部に対し１〜ｌＯ重蒙部全配合するのが好ま
しい。

本発明の洗浄剤には上記必須成分のほかに．全般的な洗
浄性を高める目的で，油分の洗浄に良好な各種界面活性
剤１強アルカリのカセイソーダ。

ケイ酸ソーダ、洗浄剤ビルグーとしてり／酸塩。

ＥＤＴＡ．ＮＴＡ等の有機キレート剤等を適宜添加して
も差し障えかない。

本発明の洗浄剤は広範囲の炭化物汚れに対して優れた洗
浄効果を示すが，特に０６〜０１４のカルボン酸又はそ
の誘導体が変化した炭化物汚れに対し有効でβる。斯か
るカルボン酸−とじては、一般式Ｒ−ＣＯＯＨで表わさ
れ．Ｒがヘキシル、オクチル。

デシル、ラウリル、ミリスチル、バルミチル，ステアリ
ル、オレイル、リノＶイル、ベヘニル、フェニル、べ／
シル、ナフチル、アルキルフェニル等のカルボン酸１例
えばヤシ脂肪酸，牛脂脂肪酸。

パーム油脂肪酸，又はジカルボン酸，トリカルボン酸等
が挙げられる。また、カルボ／酸の誘導体としては，上
記カルボン酸のメチルエステル、エチルエステル、トリ
グリセライド、更にカルボ／酸に対応するアルコール、
アミン、ニトリル等が挙げられる。

本発明洗浄剤を用いてプラントの汚れを洗浄する方法は
、汚れの付着個所，プラントの形状、材質，洗浄の目的
等により適宜選択される。即ち腐食の全く心配のないグ
ラスファイバー強化樹脂製とかガラスライニｙグ製の場
合にはプラント内の循環，攪拌等が可能である。プラン
ト内蔵物が例えば精留塔とか反応器の充填物の様に取り
出し可能な場合には外部に取り出し別途洗浄槽で洗浄す
るとプラント本体の腐食の恐れがない。

〔作　用〕

本発明洗浄剤の必須成分である次亜塩素酸塩はかなり強
い酸化剤であり，有機物の弱い部分全切断したり，末端
をカルボ／酸塩などに変化させたりする作用にエリ５炭
化物の付着力を低下脱着させることにより炭化物に対【
〜で良好な洗浄作用を示すものと考えられる。

〔発明の効果〕

本発明の洗浄剤は，従来洗浄が困難とされていたプラン
トの汚れ．特に炭化物汚れを簡単な洗浄操作で除去する
ことができ，しかもプラントを腐食しないという利点を
有する。

〔実施例〕

次に実施例により本発明金さらに詳細に説明するが本発
明は実施例にエリ制約を受けるものではない。

実施例１　モデル汚れの洗浄試験 （モデル汚れ） 実験室で洗浄試験するためモデル汚れを以下の様に作成
した。オレイン酸２００ｇにｐ−トルエンスルホ／酸を
２ｇ添加し，窒素雰囲気下に２５０℃，４８時間攪拌加
熱した。得られた物は黒褐色のタール状物質であり．こ
れは複雑な重合，複分解をくり返した物であり，構造は
不明である。

（試験方法） 約１００　℃で融解させたモデル汚れに市販ステ／レス
鋼片（５０ｘ１５０Ｘ０．５ｍｍ　）？浸漬し。

汚しがなるべく薄く均一になる様にガラス棒で展着させ
る。

この試験片全各種洗浄液約３ＵＯｍｌに、８０℃で３０
〜６０分間浸漬し、汚れの除去される状況’（ｉ７　＋
−１視で観察し、５段階に評価した。

評価結果全表１に示す、評価は数字の多い程良い事を示
す。ネオペレックスＦ−６５はアルキルベ／ゼ／スルホ
ン酸ソーダ、エマルゲン９１３はポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルでいずれも化工石鹸■の製品であ
る。

ｐｔから本発明品の顕著な洗浄効果が判る。

尚、洗浄中にＰ）Ｉが低下する傾向があり、洗浄の寿命
を砥ばすには、カセイソーダの濃度がある程度高い方が
良い様である。

（Ｑｌ 実施例２　腐食試験 試験片は５ＵＳ３１６Ｌ、表面積１５ｍ　（３０Ｘ２５
　Ｘｏ、５　ｍａｔ　）を使用し、洗浄液に浸漬し、６
０℃に３日間保持し重量減量を測定した。

洗浄液は次亜塩素酸ナトリウム３％、カセイソーダ２％
（他は水）をベース液とし、各種水溶性アミンを添加し
た。結果を表２に示す。本発明品では腐食量が約半分に
減少することが表２から判る。

表２　腐食試験 実施例３ 高級脂肪酸（Ｃ８〜Ｃ１，、ヤシ脂肪酸）の連続蒸留塔
で、長期間の運転により塔内の流動効率像（Ｏ） 下が認められ、操業効率も低下して来た。これは蒸留塔
充填物に多量付着したタール状及び炭化物状汚れの悪影
響によるものと判った。

そこで塔内の充填物（材質８ＵＳ３１６　）ｋ取り出し
、予めジェット水で予備洗浄した後、別途設置した洗浄
槽にて９本発明の洗浄剤を用い。

これらの洗浄を実施した。

洗浄槽は直径１ｆ７１、深さ１．５　ｆｆ＋のタンクで
。

攪拌の為洗浄液の循環系を備えている。洗浄装置は５Ｕ
Ｓ３０４を使用した。

洗浄液としては１次亜塩素酸ナトリウム３％（有効塩素
分約３％）、インプロパツールアミン０．１％、カセイ
ソーダ０．５％の組成のものを用いた。洗浄液を循環攪
拌しながら、温度６０℃で３時間洗浄後、洗浄槽から充
填物を取り出し、ジェット水で水洗した。洗浄状況は目
視と重量で評価した。

大抵の充填物（単位重量約１５〜２０　ｋ：９　）は１
回の洗浄工程で殆ど完全に洗浄出来たが、一部子完全な
物は上記の過程全適宜繰り返すことにより殆んど完全に
洗浄出来た。洗浄された充填物は新品のステ／レスと同
様の銀白色光択の表面が得られた。被洗浄物に対する金
属腐食は目視で殆んど認められなかった。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次亜塩素酸塩を必須成分として含有することを特徴
   とするプラント用洗浄剤。 ２、次亜塩素酸塩及び水溶性アミンを含有することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のプラント用洗浄剤
   。