JPS6264456A - 鋼の薄板連鋳装置 - Google Patents

鋼の薄板連鋳装置

Info

Publication number
JPS6264456A
JPS6264456A JP20493685A JP20493685A JPS6264456A JP S6264456 A JPS6264456 A JP S6264456A JP 20493685 A JP20493685 A JP 20493685A JP 20493685 A JP20493685 A JP 20493685A JP S6264456 A JPS6264456 A JP S6264456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
roll
rolls
slurry
dams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20493685A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiro Hasegawa
長谷川 守弘
Takashi Yamauchi
隆 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP20493685A priority Critical patent/JPS6264456A/ja
Publication of JPS6264456A publication Critical patent/JPS6264456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0645Sealing means for the nozzle between the travelling surfaces

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶鋼から直接的に薄板を連続鋳造するための
双ロール式連鋳機の改善に関する。
〔従来の技術〕
互いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロールを適当
な間隙をあけて平行に対向配置し、この間隙上部のロー
ル円周面上に湯溜りを形成させ。
この湯溜り中の?8湯を1回転するロール円周面で冷却
しながら、該間隙を経て薄板に連Vt鋳造するいわゆる
双ロール式連鋳機が知られている。このような双ロール
式連鋳機を綱の連鋳に適用して。
ン容鋼から薄鋼板を直接製造しようとする提案もなされ
ている。
ロール対の間隙から薄板連鋳品を常時連続的に鋳造する
には、ロール対の間隙上部に溶鋼の湯溜りを形成し、こ
の湯溜りに溶鋼を連続注入することが必要となるが、こ
の湯溜りを形成するには。
ロール円周面上において、鋳造される薄板の幅方向への
湯の流れを規制するダムがまず必要となる。
このダムは2通常は鋳片の幅を規制する役割を果たし、
したがって、鋳片の両縁を規制すべく。
対をなした二つの固定壁からなる。この鋳片の幅方向へ
の湯の流れを規制する二つの固定壁を本明細書では“サ
イドダム”と呼ふ。また、ロール円周面上に大きな容量
の湯溜りを形成するには、このサイドダムの高さを高く
すると共に、ロール対の円周面上にロール軸に沿う方向
にも固定壁を立ち上げることも必要となる。このロール
軸に沿う方向の固定壁を“長辺側ダム”と呼ぶ。この場
合には、サイドダムと長辺側ダムとで方形の容器が形成
され、ロール対の円周面がその底面となる。
しかし、径の大きなロールを使用する場合には。
長辺側ダムを設けなくても、ロール円周面自身がこの檗
の役割を果たし、サイドダムだけで湯溜り容器を形成す
ることも可能である。
いずれにしても、サイドダムを設けないと、ロール円周
面上に注入される湯のロール軸方向(鋳片の幅方向)へ
の流れを規制できず、従って鋳片幅を一定にした板の連
続鋳造が困難となる。
この対をなすサイドダムの設置方式としては。
その対をロール幅(ロール軸に沿ったロール円周面の長
さ)内に収める場合と、ロール幅一杯にする場合とがあ
る。前者の場合には1両サイドダムはロール円周面上に
設置されることになり、後者の場合には1両サイドダム
は、ロールの両サイドの外側にそのロールサイド面に沿
って立ち上げることになるのが通常である。
〔発明が解決し、ようとする問題点] 前記のようなサイドダムは、ロール円周面上の幅方向へ
の湯の流れを規制するものであるから。
このサイドダムの下端は、ロール円周面上の湯が少なく
とも凝固している位置まで下げないと、場がこのサイド
ダムの下から漏れることになる。この場合、実際の凝固
完了位置は鋳造中に成る程度変動することが避けられな
いから、サイドダムの下端(J凝固完了位置の変動範囲
よりも下方に位置させることが必要となる。より具体的
には、ロール対の最狭間隙位置のところまで或いはそれ
より下方までサイドダムの下端を下げるないと、漏鋼を
完全に防止できない。
ところが、ロール対の最狭間隙位置近傍においては、凝
固シェルがロールによって圧延されて幅方向に押し出さ
れるので、この付近にサイドダムの壁が存在すると、こ
のサイドダムの内側から外方に押しつける力が働き、鋳
片の両端がごのサイドダム内側に押圧を与えながら送り
出されることになる。このため、サイドダムの内面の摩
耗が激しくなったり破損したりしてa鋼の原因となる。
特に、ロールサイド面に接してサイドダムを設置する場
合には、ロールサイド面とサイドダムとの間に間隙が発
生し、ここから漏鋼が生じやすくなる。
また2凝固シエルがサイドダムに強い摩擦力を与えなが
ら押し出されると、この摩擦力によって鋳片の両端に割
れを生じたり、場合によっては板切れの原因ともなる。
このようなことを避けるために、サイドダムの下端を凝
固完了位置の変動範囲よりも上方に位置させると、凝固
完了位置が下がったときに、サイドダムの下端から漏鋼
が生じることになる。
特開昭59−215255号公報は、サイドダムをロー
ルサイド面に押しつけて設置する方式において。
サイドダムとロールサイド面との間の開き量を検出して
サイドダムを昇降させる制御方式を開示する。この方式
によれば、前記のような問題は成る程度解決できるとし
ても、サイドダムが凝固シェルの圧延によって外方に押
されたり凝固シェルによるPI3察を受けたりすること
自体は避けられず。
したがって、サイドダムとロールサイド面との間からの
漏鋼やサイドダムの摩耗、或いは板切れの問題は成る程
度残ると考えられる。また、その制御にかなりの高感度
と迅速な応答性が要求されるであろう。
本発明は、このような双ロール式連続鋳造装置における
問題点を解決しようとするものである。
〔問題点を解決する手段〕
iIi記のような問題点の解決を図るために1本発明は
、互いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロールを平
行に対向配置し、このロール対の円周面上に形成させた
湯溜り中の溶湯を該ロール対の間隙を経て薄板に連続鋳
造する双ロール式連鋳機において、ロール対の両サイド
面に接してサイドダムを設けるかまたは該ロール対の円
周面の上にサイドダムを設けることによっ、て円周面上
に湯溜りを形成し、この両サイドダムの下縁位置をロー
ル対の最狭位置よりも上方に位置せしめ1両サイドダム
の下縁より下方における該最狭位置付近の両サイド空隙
部に、スラリー状物質を供給するようにしたことを特徴
とする鋼の薄板連鋳装置を創案したものである。
本発明装置においは、サイドダムの下縁位置をロール対
の最狭間隙位置よりも上方に位置させる。
より好ましくは、サイドダムの下縁を通常の凝固完了位
置よりも上方に位置させ、凝固シェルがロール対の最狭
間隙で圧延されるさいに、その両端がサイドダムに邪1
窒されないで自由に延び出すことができるようにする。
そして、このロール対の最狭間隙位置付近の両サイド空
隙部(サイドダム下縁の直下の空隙部)にスラリー状物
質を連続的に圧入するようにすることによって、前述の
問題の解決を図ったものである。
スラリー状物質の連続供給は、前記のロール対の最狭間
隙位置付近の両サイド空隙部に、そのノズル口が近接す
るようにスラリー供給ノズルを設置し8 このスラリー
供給ノズルからスラリー状物質を該空隙部に向けて吐出
させるようにするのがよい。使用するスラリー状物質と
しては1例えば金属の酸化物、フン化物、窒化物、炭化
物などの粉体または炭素の粉末などと油との混合物が好
適である。このスラリー状物質が有しなければならない
条件としては、溶鋼と激しく反応したり溶鋼を汚染した
りしないこと、溶鋼を堰き止める粘ばりを有すること、
鋳造される鋳片の端部によって容易に削りとられるよう
な柔らかさをもつこと。
適度に流動性をもち、削りとられた部分に圧入補填が容
易にできること、などがあり、これらの条件を満たすも
のであhば前記の物質以外のスラリー状物質も使用可能
である。かようなスラリーを用いることの利点は、スラ
リー自身の流動性により削られた部分の自己修復性が良
いこと、また流体であるために連続供給および供給速度
の制御が容易であることである。特に流化剤として油を
使用することの利点は、溶鋼と激しく反応しないこと、
配合比により流動性の調節が容易なこと、溶鋼と接して
ガスを発生するのでそのガス圧により溶鋼の隙間への差
し込み(漏鋼)を防く副次的効果があること、そして、
ガス発生の際に溶鋼から抜熱する冷却効果が奏されこれ
によって漏鋼を防ぐことができること、などである。
以下に図面の実施例に従って本発明装置の内容を具体的
に説明する。
〔実施例〕
第1図は1本発明装置の一実施例を示す要部斜視図であ
り、互いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロールL
a、1bを平行に対向配置し、このロール対1a、 1
bの円周面R上に形成させた湯溜り中の溶湯をロール対
1a、1bの間隙を経て薄板4に連続鋳造するようにし
た双ロール式連鋳機において。
ロール対1a、 1bの両サイド面Sに接してサイドダ
ム2a、2bを立ち上げることによって湯溜り3を形成
し、この両サイドダム2a 、 2bの下縁6の位置を
ロール対1a、1bの最狭位置よりも上方に位置甘しめ
、小径ロール対7a、7bを、その最狭間隙がサイドダ
ム2a、2bの該下縁6の位置よりも下方に位置するよ
うに且つそのサイド面がロール対1a、1bのサイド面
と摺接するように、ロール対1a、1bの両サイドに回
転可能に設置し、そして、サイドダム2a、2bの下縁
6と小径ロール対7a、7bによって形成される。ロー
ル対1a、 1bの最狭位置付近の両サイド空隙部に、
ノズル5によってスラリー状物質8を供給するようにし
た綱の薄板連鋳装置を示している。
第1図において、サイドダム2a、2bは、ロール対1
a、ibのサイド面Sに接して、ロール対1a、 1b
の間隙をロール幅一杯に挟むようにして固定されている
。従って、この両サイドダム2a、2bの内壁と、ロー
ル対1a、 1bの円周面Rとによって湯溜り3が形成
される。この湯溜り3のロール軸方向の内幅はロールl
a、 1b0幅に相当しており、この幅が鋳片4の幅に
実質上相当することになる。そして鋳片4の厚みは稼動
中のロール1a、1bO間で形成される最狭間隙がこれ
に相当することになる。
小径a−ル対7a、7bは鋳造される仮の端部を冷却圧
延し且つスラリー状物質を、下部から保持するためのも
のであり、この小径ロール対7a、7bのサイド面がロ
ールla、 1bのサイド面Sと摺接するように、そし
て、ロール対1a、1bの最狭間隙とこの小径ロール対
7a、7b0)ffi狭間隙がほぼ一致するように、ロ
ール対1a、1bの両サイドに回転可能に設置される。
この小径ロール対7a、7bは遊転ロールに構成し、鋳
片4両端がこの小径ロール対7a、7bの間隙に挟まれ
た場合の摩擦力で自由に回転できるようにしておけばよ
く、必ずしも外部動力で回転するものでなくてもよい。
そしてこの小径ロール対7a、7bはその円周面が冷却
されるように内部冷却ロールで構成するのがよい。
本発明装置においては2両サイドダム2a、2bの下縁
位置をロール対1a、 1bの最狭位置よりも上方に位
置せしめ3両サイドダム2a、2bの下縁より下方にお
けるロール対1a、 1bの最狭位置付近の両サイド空
隙部に、スラリー状物質を供給するようにするのである
が、第1図の例では、小径ロール対7a、7bが設けら
れているので、サイドダム2a、2bの下縁6と小径ロ
ール対7a、7bによって形成される。ロール対1a、
1bの最狭位置付近の両サイド空隙部に1ノズル5によ
ってスラリー状物質8を供給するようにしである。この
関係を第2図および第3図に示す。
第2図は第1図のロール対1a、1bのサイド面Sの一
方の側を見た図であり、第3図は第2図の最狭間隙部を
拡大して示した図であるが1図にみられるように、ロー
ル対1a、 1bの軸芯9a、9bを結ぶ線上において
ロール対1a、1b0間で形成される間隙は最も狭くな
る。この最狭間隙の位置(最狭位置と呼ぶ)よりも上方
にサイドダム2の下縁6がくるようにサイドダム2が設
置され、且つこのサイドダム2の下縁6より下方にその
最狭間隙がくるように対をなす小径ロール対7a、7b
が回転可能に設置される。実際上はこの小径ロール対7
a、7bの軸芯がロール対1a、1bの軸芯9a、9b
を結ぶ線上にくるように設けられるのが好ましい。そし
て。
図示のように、ロール対1a、 1bの間隙と小径ロー
ル対7a、7bの間隙がほぼ等しくシ、鋳造中における
ロール対1a、 1bの間隙が変動しても、これに応じ
て小径ロール対7a、7bの間隙も追従して変動できる
ように 小径ロール対7a、7bの軸とロール対Ia、
 1bの軸とを剛体のアーム10a、10bで連結して
おくのがよい。
このような構成により2 ロール対1a、 1bの最狭
位置の両サイドには、サイドダム2の下縁6と小径ロー
ル対7a、7bの円周面とで囲まれる空隙部が生ずるこ
とになるが、この空隙部にスラリー状物質を供給すべく
、この空隙部の断面形状に応じた断面を持つノズル5が
設置される。この空隙部に相当する位置には、定常運転
状態において、第3図に図解的に示したように、ロール
対1a、1b(7)円周面上で凝固しながら発達する凝
固シェル12a、12bが凝固を完了するような位置1
3が存在することになる。したがって、この凝固完了位
置13よりも上方に存在する溶鋼がサイドダム2によっ
て阻止し得ないこともあるが1本発明装置によるとこの
部分の漏鋼はノズル5から圧入されるスラリー状物質に
よって阻止される。しかし、凝固シェルがロール対1a
、 1bの最狭位置で圧延され、これが幅方向に延び出
して来ても、サイドダム2を内側から押し出すようなこ
とは防止され、この延び出し量はスラリー状物質によっ
て吸収される。
第4図はサイドダムを取り外した状態で第1図の本発明
装置を上から見た図であり、第5図は第4図の矢視部を
見た概念図である。これらの図に見られるように、ノズ
ル5a、5bはその先端が小径ロール対7a、7bの幅
内に若干入り込むか、入り込む寸前のところに位置する
ように設置される。そして、ノズル5a、5bには、ス
ラリー状物W8が圧入される。このスラリー状物質8の
圧入には1図示のように、スパイラル式スラリー搬送装
置14によって簡便に行うことができる。なお、この図
示の例に限らずガス圧や油圧シリンダーなどでスラリー
状物質8を押し出してもよい。
スラリー状物質8は既に述べたような諸条件を満足する
物質で構成されるが、このスラリー状物質8によってサ
イドダム2の下縁6より下部におけるサイドダムが形成
されることになり、また。
このスラリー状物質8によるす、イドダムの場合には、
鋳造される板の端部の通過が拘束されるようなことはな
(なるので、既述の本発明の目的が効果的に達成される
第6図は、実機におけるロール対1a、1b並びに小径
ロール対7a、7bの内部冷却方式の例を示したもので
ある。いずれのロールも円周面の裏側に冷却水通路(図
示しない)を設けておき、この円周面の裏側の冷却水通
路に冷却水を供給しそしてこれを排出するために、各ロ
ールの回転軸を二重管に構成し、この二重管の一方の管
を冷却水往管とし他方の管を冷却水戻り管とした構造を
示している。
第7図は1本発明装置の他の実施例を示したもので、互
いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロール1&、 
1bを平行に対向配置し、このロール対la、 1bの
円周面R上に形成させた湯溜り中の溶湯を該ロール対1
a、 1bの間隙を経て薄板に連続鋳造する双ロール式
連鋳機において、ロール対1a、1bの円周面Rの上に
サイドダム2a 、 2bを立ち上げることによって湯
溜り3を形成し、この両サイドダム2a、2bの下縁位
置をロール対1a、 1bの最狭位置よりも上方に位置
せしめ、サイドダム2a 、 2bの下縁とロール対1
a、 1bの端部円周面とで形成されるロール対1a、
1bの最狭位置付近の両空隙部にスラリー状物質を供給
するようにした装置を示す。すなわち本例の場合は、サ
イドダム2a、2bがロール対1a、1bの円周面Rの
上に立ち上げられた点で第1図の装置と相違を存してい
る。この場合も、サイドダム2a、2bの下縁6はロー
ル対1a、1bの最狭位置よりも上方に位置せしめ、こ
の下縁6より下方の部分に前例と同様にノズル5a、5
bの先端を向かわせ、サイドダム2a、2bの下縁6よ
り下方部分の号イドダムとしてスラリー状物質8によっ
てこれを形成したものである。
なお0本例ではロール対1a、1bの軸に沿う方向にも
長辺側ダム+5a、 16bを立ち上げ、サイドダム2
a、2bとこの長辺側ダム15a、16bとによって方
形の湯溜り3を形成することにより湯溜り容器の容量を
大きくしてあり、また1本例では凝固シェルが最狭位置
で圧延されて幅方向に延び出してもこの延び出した部分
はロール対1a、1bの両側の円周面で圧延される。本
発明装置ではこの幅方向に延び出す板端部をスラリー状
物質8で吸収すると共にサイドダム2a 、 2bの下
縁6が凝固完了位置より上に来た場合の′a鋼をこのス
ラリー状物質8で防止する。
〔実機運転例〕
第1図に示した装置により溶鋼の薄板連鋳を実施した例
について以下にその概略を説明する。
ロール対1a、 1bとしては、 540C製の直径3
00mm×幅200IIII11の内部水冷ロール対を
使用した。ロール対1a、1bの最狭間隙を3mmにセ
ントし、シリカ製サイドダム2a、2bをその下縁6が
最狭位置よりも30mm上方となるようにセットした。
小径ロール対7a、7bとしては、 540C製の直径
100mm x幅30IIl11の内部水冷式の遊転ロ
ールを使用した。この小径ロール対7a、7bの最狭間
隙はロール対1a、 1bの最狭間隙と一敗させた。そ
してスラリー状物質としては、カオリン粉末(300メ
ツシユ>1kgに対してレプシードオイル0.7Pを混
合したものを使用し、第5図に示したようなスクリュ一
方式による圧送によってノズル5から2.5cc/se
eの速度でサイドダム2a、2bの下縁6の空隙部に供
給した。
湯溜す3 ニハ5US304 (7) /8 sjr 
1500℃で注入し。
ロール対1a、 1bの回転数を7 rpm としてそ
の最狭【:(隙から連続的に薄板鋳片を鋳造し、3mm
厚さ×21)5幅×30m長さの帯板を製造した。運転
の間に’ramはなく、板切れも生じなかった。また鋳
造後にサイドダム2a、2bの内側を観察したが摩耗や
破損は認められなかった。
〔作用効果〕
双ロール式連続鋳造装置においては、第3図に概念的に
示すように、湯溜り内の溶鋼は内部冷却ロール1ε、1
bと接触する部分で抜熱され、このロール対1a、 1
bの円周面上において凝固シェル12a。
12bが最狭間隙位置に近づくにつれて厚く成長するこ
とになる0本発明装置ではサイドダム2a、2bの下縁
6がロール対1a、 1bの最狭間隙位置よりも上部に
配置されるので、凝固完了点13が、サイドダ7−2 
a + 2bの下縁6とロール対1a、1bの最狭間隙
位置の間にくるような運転条件を選ぶことができる。そ
して、凝固完了点13での凝固シェルの厚みはロール対
1a、 1bの最狭間隙より大きくなり、この最狭間隙
を通過するさいにシェルが圧下されて板幅方向に押し出
されることになるが1本発明装置ではこの部分にスラリ
ー状物質8しか存在しないので、押し出された板端部が
サイドダム2a、2bと摩擦を生ずることもなく、また
溶鋼はスラリー状物質によって堰き止められる。したが
って、既述の問題点が効果的に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う装置の一実施例の要部を示す斜視
図8第2図は第1図の装置のロールサイド面を見た側面
図、第3図は第2図のロール最狭位置部分を拡大して示
した部分拡大図、第4図は第1図の装置をサイドダムを
取り外した状態で上から見た図7第5図は第4図の矢視
方向に見た側面を示す概念図、第6図は内部冷却ロール
の冷却方式を説明するための冷却水回路図、第7図は本
発明に従う他の実施例の要部を示す斜視図である。 la、1b=ロール対、  2a、2b・・サイドダム
。 3・・湯溜り、  4・・薄板鋳片、  5・・スラリ
ー状物質供給ノズル、  6・・サイドダムの下縁、 
 7a、7b・・小径ロール対、  8・・スラリー状
物質、12・・凝固シェル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに反対方向に回転する一対の内部冷却ロール
    1a、1bを平行に対向配置し、このロール対1a、1
    bの円周面R上に形成させた湯溜り中の溶湯を該ロール
    対1a、1bの間隙を経て薄板に連続鋳造する双ロール
    式連鋳機において、 該ロール対1a、1bの両サイド面Sに接してサイドダ
    ム2a、2bを設けるかまたは該ロール対1a、1bの
    円周面Rの上にサイドダム2a、2bを設けることによ
    って円周面R上に湯溜り3を形成し、 この両サイドダム2a、2bの下縁6の位置をロール対
    1a、1bの最狭位置よりも上方に位置せしめ、両サイ
    ドダム2a、2bの下縁6より下方における該最狭位置
    付近の両サイド空隙部に、スラリー状物質を供給するよ
    うにしたことを特徴とする鋼の薄板連鋳装置。
  2. (2)スラリー状物質は、金属の酸化物、フッ化物、窒
    化物、炭化物の粉末または炭素粉末と油との混合物であ
    る特許請求の範囲第1項記載の鋼の薄板連鋳装置。
  3. (3)サイドダム2a、2bはロール対1a、1bの両
    サイド面Sに接して設けられ、そして、小径ロール対7
    a、7bが、その最狭間隙がサイドダム2a、2bの該
    下縁6の位置よりも下方に位置するように且つそのサイ
    ド面がロール対1a、1bのサイド面と摺接するように
    、ロール対1a、1bの両サイドに回転可能に設置され
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の鋼の薄板連
    鋳装置。
  4. (4)スラリー状物質は、両サイドダム2a、2bの下
    縁6より下方における該最狭位置付近の両サイド空隙部
    の断面形状と相似断面形状を有するノズル5によって該
    空隙部に供給される特許請求の範囲第1項、第2項また
    は第3項記載の鋼の薄板連鋳装置。
JP20493685A 1985-09-17 1985-09-17 鋼の薄板連鋳装置 Pending JPS6264456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20493685A JPS6264456A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 鋼の薄板連鋳装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20493685A JPS6264456A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 鋼の薄板連鋳装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6264456A true JPS6264456A (ja) 1987-03-23

Family

ID=16498806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20493685A Pending JPS6264456A (ja) 1985-09-17 1985-09-17 鋼の薄板連鋳装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6264456A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191936A (ja) * 1997-01-17 1998-07-28 Nisshin Flour Milling Co Ltd 卵黄含有食品用原料の製造法
JP2001168455A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Fujitsu Ltd 光半導体装置の製造方法
US7503375B2 (en) 2006-05-19 2009-03-17 Nucor Corporation Method and apparatus for continuously casting thin strip
US7556084B2 (en) 2006-03-24 2009-07-07 Nucor Corporation Long wear side dams
WO2010148454A1 (en) * 2009-06-24 2010-12-29 Bluescope Steel Limited Long wear side dam with insert
US8397794B2 (en) 2011-04-27 2013-03-19 Castrip, Llc Twin roll caster and method of control thereof

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10191936A (ja) * 1997-01-17 1998-07-28 Nisshin Flour Milling Co Ltd 卵黄含有食品用原料の製造法
JP2001168455A (ja) * 1999-12-06 2001-06-22 Fujitsu Ltd 光半導体装置の製造方法
US7556084B2 (en) 2006-03-24 2009-07-07 Nucor Corporation Long wear side dams
US7975756B2 (en) 2006-03-24 2011-07-12 Nucor Corporation Long wear side dams
US8042601B2 (en) 2006-03-24 2011-10-25 Nucor Corporation Side dam with insert
US7503375B2 (en) 2006-05-19 2009-03-17 Nucor Corporation Method and apparatus for continuously casting thin strip
US7975755B2 (en) 2006-05-19 2011-07-12 Nucor Corporation Method and apparatus for continuously casting thin strip
WO2010148454A1 (en) * 2009-06-24 2010-12-29 Bluescope Steel Limited Long wear side dam with insert
US8397794B2 (en) 2011-04-27 2013-03-19 Castrip, Llc Twin roll caster and method of control thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101323335B1 (ko) 용탕을 주조 스트립으로 주조하는 쌍롤 주조기의 가동 방법
JPS63252646A (ja) 薄板連鋳機
JPS6264456A (ja) 鋼の薄板連鋳装置
EP0390924B1 (en) Apparatus for continuously casting thin metal plates
US6588492B1 (en) Strip casting apparatus
JPS6233022B2 (ja)
JPS60221155A (ja) 連続鋳造装置
JPS6264457A (ja) 鋼の薄板連鋳装置
JPS63126650A (ja) 双ロ−ル式薄板直接連続鋳造装置
KR19990029727A (ko) 금속 스트립의 트윈 롤 연속 주조용 플랜트의 주조 공간을 폐쇄하는 측벽 및 그 측벽이 장치된 주조 플랜트
KR101186578B1 (ko) 쌍롤 박판 주조기의 에지댐 구조
JPS6326242A (ja) 金属薄板帯の直接鋳造装置
JPH0263649A (ja) 薄板連鋳機
JP3857823B2 (ja) 双ドラム式薄板連続鋳造装置用の冷却ドラム
CN1962119A (zh) 一种具有封闭孔型和振动侧封的薄带铸轧机
JPS61189850A (ja) 鋼のスラブ用連続鋳造方法
JPH0246949A (ja) 薄板連鋳機
JPH0246950A (ja) 薄板連続鋳造法
JPH0362504B2 (ja)
JPH02205233A (ja) ツインロール型連続鋳造設備における溶鋼漏れ防止方法および短辺堰
JPS63126651A (ja) ベルト式連続鋳造方法
JPS60234745A (ja) 連続鋳造装置
JPH0333423B2 (ja)
JPS626741A (ja) 鋼の薄板連鋳装置
JPS63290655A (ja) 双ロ−ル式連鋳機