JPS626112Y2 - - Google Patents

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JPS626112Y2
JPS626112Y2 JP20355285U JP20355285U JPS626112Y2 JP S626112 Y2 JPS626112 Y2 JP S626112Y2 JP 20355285 U JP20355285 U JP 20355285U JP 20355285 U JP20355285 U JP 20355285U JP S626112 Y2 JPS626112 Y2 JP S626112Y2
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JP
Japan
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explosive
hole
perforator
holes
pig iron
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JP20355285U
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JPS61116745U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、高炉吹止後の炉内残銑抜き工法に
用いる爆発穿孔器に関するものである。
従来技術とその問題点 高炉吹止後、高炉炉底の残銑をほぼ完全に抜き
取つてトピードカーあるいは受銑鍋に受けること
は、高炉の短期改修又は抜き取つた後の残銑の処
理の容易性等から理想とするところである。従
来、高炉吹止後の炉内残銑を回収する方法には、
吹止1〜2箇月前より炉底残存レンガの測定を行
ない、ボーリングの角度、深さ等を決定し、吹止
時、鉄皮外面よりボーリング及びジエツトランス
等を使用して開孔し自然流下による残銑抜きを行
なう方法がある。
しかし、炉底残銑溜りの形状は、操業中に変化
し、炉外部よりその形状を確認することは甚だ難
しいので、残銑抜き作業における穿孔は手さぐり
の状況であつた。そのため、炉外より残銑溜りに
向つて穿孔するが、残銑溜りに適中することは殆
んどない。従つて2度、3度と穿孔を繰返すため
穿孔時間に長時間を必要とし、又、残銑溜りに穿
孔した際、ガスと溶銑が噴出するので危険であつ
た。その上、穿孔角度、深さ等が不正確なさめ約
100t近い溶銑(状況によつては1000tもある場合
もある)を残し、そのため改修工事に入り、工期
の延長や残銑処理費用の増大等で不経済な工事を
進めていた。
かかる問題を解決するために特公昭30−4006号
公報に示される穿孔装置が提案されたが、単一の
爆薬を詰めた銅皿を用いているため高炉炉底より
の残銑抜き取りに際しては1回の発破では不充分
で、数回の発破が行なわなければならず、1回の
発破個所を以後に継続される発破個所とを一致す
ることが困難で、不必要な個所を破壊したり、
又、穿設に非常に手間がかかるため、上記問題の
解決には不充分であつた。
考案の目的 この考案は、従来の前記問題を解決するために
なされたものであり、爆薬を詰めた銅皿を複数個
用い、1回の発破により底部レンガを穿孔して所
望深さ及び大きさの湯道を作り、残銑をほぼ完全
に抜き取ることができる爆発穿孔器を提供するこ
とを目的とする。
考案の構成 この考案に係る爆発穿孔器は、高炉の炉底レン
ガに孔たれた爆発穿孔器装入孔の先端部に配置さ
れ、かつ断熱材で作られた外筒により保護された
爆発穿孔器において、ノイマン成形爆薬を詰め込
む3個の爆薬孔が前記装入孔の軸線方向に底板上
に並設され、かつ中央の爆薬孔の中心軸線と前後
の爆薬孔の中心軸線が穿孔深さと穿孔部の孔径に
よつて定まる上方の一点で交わるように前後の爆
薬孔が傾斜して設けられ、各爆薬孔に詰め込まれ
たノイマン成形爆薬の上面を押えつける銅皿を有
する爆薬充填容器を、爆発穿孔器装入用パイプの
先端に着脱可能な前記外筒にて囲繞して構成され
たもので、特にこの考案はノイマン成形爆薬を詰
める爆薬孔を3個有し、その3個の爆薬孔の中心
軸線が上方の一点で交わるように配置させた爆薬
充填容器を主たる特徴とするものである。
第1図はこの考案の好適な爆発穿孔器の構造を
示す要部縦断側面図で、底板12上にノイマン成
形爆薬6を詰め込む3個の爆薬孔11が前記装入
孔の軸線方向に並設され、かつその3個の爆薬孔
11の中心軸線αが穿孔深さと穿孔部の孔径によ
つて定まる上方の一点Pで交わるように、中央の
爆薬孔11に対し前後の爆薬孔11を各々角度θ
傾斜させて設け、前記各爆薬孔に詰め込まれたノ
イマン成形爆薬6の上面を銅皿7で押えつけてな
る爆薬充填容器10を、高炉の残銑溜り炉底レン
ガ2に設けた爆発穿孔器装入孔4に装入される爆
発穿孔器装入用パイプ9の先端に着脱可能な外筒
8で囲繞したものである。
なお、外筒8は高温より熱を遮断し、途中で爆
発するのを防止するため石綿等の断熱材で作られ
ている。
作 用 上記爆発穿孔器を用い残銑抜を行なう場合は、
第2図にその実施態様を示すごとく、まず高炉1
における炉底レンガ2のうち、でき得れば最低の
残存レベルの位置を炉底レンガ2内に設けた温度
計等により測定する。そして、その残存レベルの
位置底面より下方へ100〜500mmの地点へ、鉄皮3
の外面より好ましくは角度約5〜15度の範囲で炉
底レンガ2に直径40〜100mmの孔4を穿孔する。
この場合、孔4の先端付近の温度は残銑溜り5の
下方であるので約900〜1100℃の高温になつてい
る。
なお、孔4の先端位置を残存レベルの位置底面
より下方へ100〜500mmの地点としたのは、100mm
未満では炉底レンガ2の目地切れ等により残銑が
流出する危険性があり、500mmを超えると爆薬量
によりある程度は調整は可能であるが、炉底レン
ガの目地に地金が付着して開孔が困難となるため
である。さらに、穿孔する孔4の径が40mm未満で
は薬装した銅皿の装入が困難であるとともに、流
出する残銑の温度が低下して孔詰りの原因とな
り、また100mmを超えると残銑の流出がきわめて
多量となつて溶銑鍋やトピードカーの受入れが困
難かつ危険になるからである。孔4の傾斜角は0
゜以下でも高炉の炉内圧は0.4〜1.0Kg/cm2あるた
め、溶銑の取り出しは可能である。
次に、上記炉底レンガ2を穿孔して設けた孔4
内にこの考案の爆発穿孔器を挿入する。すなわ
ち、装入用パイプ9の先端に外筒8にて保護して
なる爆発穿孔器を取付け、この爆発穿孔器を孔4
の先端部に人手により装入する。爆発穿孔器の装
入が完了すると、爆薬6に接続した導爆線(図示
せず)により炉外にて点火し起爆させる。
考案の効果 この考案は上記のごとく、ノイマン成形爆薬を
詰めた爆薬充填孔を3個設け、各爆薬充填孔の中
心軸線が上方の一点で交わるようにある角度をも
つて配置した構造からなるため、1回の爆破によ
り所望の深さ及び大きさを有する湯道を作ること
が可能であり、残銑抜き孔の穿孔がきわめて簡単
であり、かつ残存レベルの測定に多少の誤差があ
つても残銑をほぼ完全に回収することができる効
果を奏する。その上、開孔の瞬間がわかるので溶
銑が噴出する際の危険から予防することができ
る。従つて、この考案によれば、工期の短縮及び
残銑処理費の低減に大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る爆発穿孔器を示す要部
縦断側面図、第2図は同上爆発穿孔器を用い高炉
の炉内残銑抜きを行なう場合の実施態様を示す縦
断側面図である。 1……高炉、2……炉底レンガ、3……鉄皮、
4……孔、5……残銑溜り、6……爆薬、7……
銅皿、8……外筒、9……装入用パイプ、10…
…爆薬充填容器、11……爆薬孔、12……底
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高炉の炉底レンガに穿たれた爆発穿孔器装入孔
    の先端部に配置され、かつ断熱材で作られた外筒
    により保護された爆発穿孔器において、ノイマン
    成形爆薬を詰め込む3個の爆薬孔が前記装入孔の
    軸線方向に底板上に並設され、かつ中央の爆薬孔
    の中心軸線と前後の爆薬孔の中心軸線が穿孔深さ
    と穿孔部の孔径によつて定まる上方の一点で交わ
    るように前後の爆薬孔が傾斜して設けられ、各爆
    薬孔に詰め込まれたノイマン成形爆薬の上面を押
    えつける銅皿を有する爆薬充填容器を、爆発穿孔
    器装入用パイプの先端に着脱可能な前記外筒にて
    囲繞してなる高炉の残銑抜き工法に用いる爆発穿
    孔器。
JP20355285U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPS626112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20355285U JPS626112Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP20355285U JPS626112Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61116745U JPS61116745U (ja) 1986-07-23
JPS626112Y2 true JPS626112Y2 (ja) 1987-02-12

Family

ID=30765957

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JP20355285U Expired JPS626112Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JPS61116745U (ja) 1986-07-23

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