JPS626100Y2 - - Google Patents

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JPS626100Y2
JPS626100Y2 JP3320583U JP3320583U JPS626100Y2 JP S626100 Y2 JPS626100 Y2 JP S626100Y2 JP 3320583 U JP3320583 U JP 3320583U JP 3320583 U JP3320583 U JP 3320583U JP S626100 Y2 JPS626100 Y2 JP S626100Y2
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JP
Japan
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jacket
cloth piece
stretchable
piece
back body
Prior art date
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Expired
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JP3320583U
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English (en)
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JPS59137912U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、着用時における機能性を向上させる
とともに、オールシーズンを通じての着用を可能
とする上衣に関するものである。
従来、カジユアル的なプレザーコートやレジヤ
ー用のジヤケツト等には、腕の前動作に対する順
応性をもたせるため、従来より実公昭35−12274
号、実公昭42−10935号、実公昭46−30565号の如
く、後身頃への袖付へ個所にプリーツ部を形成し
たり、或いは後身頃の裏面部に伸縮性の素材をも
つて形成した布片を配置させ、上衣の袖付けを該
布片に対して行なつた構成のものが多くみられる
ところである。
しかし、後身頃の袖付け個所にプリーツ部を形
成した構成のものにあつては、着用時における腕
の前動作によつて、襞の部分が立ち上がつた状態
となつて、その内部が露出し、外観上の見苦しさ
を否定し得ないばかりか、両脇部が嵩張りがちと
なり、着用者に対して、少なからずの異和感を与
える結果となるのである。
また、この種の構成のものにあつては、その縫
製工程が複雑を極め、衣服自体の価格を高騰させ
る因ともなつているのみならず、高温プレス等の
加工工程を必要とすることにもなり、日時の経過
により、その部分の変色、褪色がみられたり、も
しこれが不十分であると、長期間着用することに
よつて、襞部の形崩れを招き易く、またプリーツ
部の戻りが悪くなり、常時襞の内部を露出させた
ままの不格好な状態となつてしまうのである。
このため従来、左右の襞端間を伸縮バンドで連
絡する方法や、実開昭53−110007号、実公昭56−
23284号にみられる如く、上衣の肩部から腰部に
至る背脇個所に背襞を設けるなどの提案がなされ
ているが、この場合、伸縮バンドで引張られる個
所のみ元へ戻り、襞部全体が復帰する効果を期待
できず、また伸縮性布片と非伸縮性布地を縫着す
るなどの煩雑な縫製工程を要したり、襞部分の縫
合により布地が重合され、嵩張り、感触が硬くな
るなど、背襞ないしはプリーツの付いた上衣は、
運動機能性、外観上からみても、上衣として満足
できるものではない。
また、一方、実公昭55−42045号の如く、後身
頃の裏面部に通風伸縮性に富んだメツシユ材を配
置させた構成のものにあつても、なお夏物の一時
的な上衣の構成だけとしてならば兎も角、合冬物
を通しての上衣としては到底満足できるものでは
ない。
本考案は、これら従来の上衣の欠点に着目し、
これを改良した衣服を提供するものであり、カジ
ユアルウエア等に限らず、ユニフオーム、スーツ
としても適合でき、かつ四季を通じて着用できる
運動機能性、外観の向上とともに、縫製工程上も
煩雑な作業、手数を要しない上衣を得ることを目
的とするもので、上衣の後身頃の裏面部に伸縮性
布片を貫通状態で重合させるとともに、該重合部
内には、別途用意した保温性の布片を、出し入れ
可能の状態に構成することによつて、従来の構成
のものにみられた上記のような欠点を除去しよう
とするものである。
図面にもとずいて、本考案に係る上衣の構成を
説明すると、上衣本体1は、第1図、第2図、第
5図並びに第6図に示すとおり、後身頃2の裏面
位置に、該後身頃2によつて隠蔽せられた状態の
伸縮性布片3を配置させ、これによつて、後身頃
2と伸縮性布片3との間を貫通状態にするととも
に、上衣本体1の袖部4,4の袖付けを、伸縮性
布片3の左右部に縫合せられた布片5,5を介し
て行ない。後身頃2と伸縮性布片3とによつて形
成せられた貫通個所6には、別途用意した保温性
布片7を差し入れ得るように構成した概略構成と
なつている。
すなわち、上衣本体1は、後身頃2の中間位置
にウエストバンド8を縫合させ、該後身頃2の裏
面位置に、伸縮性布片3を、ウエストバンド8の
取り付け部分から肩部にわたつて配置させた構成
となつているのであるが、該伸縮性布片3は、後
身頃2への襟付け縫合に際してその上端部を一体
として縫合し、また、後身頃2へのウエストバン
ド8の縫合に際してその下端部を一緒に縫合し、
これによつて、伸縮性布片3の上下両端部と後身
頃2との固定が図られた構成となつている。
また、伸縮性布片3は、第2図に示すとおり、
後身頃2の横幅よりもやや狭い幅に形成されてお
り、しかも、その左右両端部には、第2図に示す
とおり、上衣本体1を形成する表地と同一の生地
をもつて形成せられた布片5,5がそれぞれ縫着
せられた構成となつており、該布片5,5の上端
は前身頃に、その下端部はウエストベルト8に縫
合せられ、上衣の袖部4,4の袖付けは、該布片
5,5の両端部に対して行われた構成となつてい
る。この結果、上衣本体1は、第2図に示すとお
り、後身頃2と伸縮性布地3との間には、貫通部
6が形成せられた構成となつている。
しかも、第2図、第5図並びに第6図に示すと
おり、後身頃2の両端部には、内側方向への折り
返し部9,9が形成せられた構成となつており、
該折り返し部9,9には、下記する保温性布片7
を固定するためのホツク10……が取り付けられ
た構成となつている。なお、図面上は示されてい
ないが、保温性布片7との固定を面フアスナーに
よつて行うことも可能であり、この場合には、ホ
ツク10……に換えて面フアスナーが取り付けら
れることになる。
保温性布片7は、第3図並びに第4図に示すと
おり、周囲にパイピングを施したキルテイング布
地をもつて構成せられており、その外形は、上衣
本体1の貫通部6内に容易に差し入れ得る形状に
形成せられており、しかも、その外周縁部には、
後身頃2の折り返し部9,9に取り付けられたホ
ツク10或いは面フアスナーに対応するホツク1
0或いは面フアスナー11が取り付けられた構成
となつている。
なお、伸縮性の布地としては、メリヤス地、或
いはジヤージ地など伸縮性を有する布地の何れも
使用できるが、本考案の目的を構成するために
は、伸縮性のあるメツシユ素材を用いた構成とす
るこも可能であるし、さらに上衣本体としても、
肩部にヨークを形成した種類のものにも応用する
ことは勿論可能である。
また、上衣本体1の貫通部6内に取り付ける保
温性布片についても、上記の如き周囲にパイピン
グを施したキルテイング布地で構成されたものに
限らず、必要により、列えば断熱効果の高い積層
ラミネートシートの如き、保温性に富む薄手の機
能的素材を使用することにより、外観上も嵩張り
を解消することができ、フオーマルウエア向けと
して好適である。
さらに、上衣本体としても、従来の後身頃の両
側が縫着されている構成と異なり、後身頃の裏面
が貫通しているため、この形状を自由に変えるこ
とができ、例えば燕尾服にみられるような湾曲を
有する形状とすることもできるのである。この場
合、伸縮性布地3は同じく、その横巾よりも狭く
形成せしめることになる。
本考案に係る上衣本体1は、上記のような構成
であつて、人体工学的見地からみても、従来のプ
リーツ、または襞部を形成した構成のものにみら
れるような外観上の見苦しさを解消し得るに止ま
らず、衣服の機能面からみても全くこれらより脱
皮し、迅速或いは合理性を尊ぶ近代生活のニーズ
に即応し、身体の動きに対し追従して、運動機能
を発揮し得ることはもとより、体格の相違に対し
ても順応性を備え、かつ寒暖両方とも着用できる
オールシーズン向けの上衣を提供するものであ
る。
そして、このように着用時の機能性を向上させ
ることとともに、また、その縫製工程の単純化を
図り得るという利点がある。
上記の如く、本考案にかかる上衣は、上衣本体
1の背中部分に、保温性のある布片7を差し入
れ、取り外し可能な構成となつているため、冬期
にはそのような保温性布片を差し入れて冬用の上
衣とし、また、夏期には、その保温性の布片を取
り払つて、夏用の上衣とするというように、四季
を通じて着用し得る衣服とすることができるので
あり、かつ、腕の運動を妨げることなく、円滑に
動作ができるのである。特に、厳寒期、又は寒冷
地にあつて、場所によつては、コートや、オーバ
ー等を着用できないとき、背中部への冷えは、身
にしみるものであるが、背中部の保温によつて、
そのような苦痛を解消し得ることになる。
因みに、最近では、職業上、戸外での作業にた
ずさわる警備員、ガスや電気の検針員等の制服に
ついても、その機能性と外観上のスマートさが要
求されるようになつてきているが、本考案にかか
る上衣にあつては、冬期における冷えた解消し得
ることは勿論、夏期にあつては、貫通部からの通
気が図られる結果、着用時の涼しさを確保するこ
とが可能となるのである。
さらに、上衣本体1の背中部分が、身体にフイ
ツトし易い伸縮性の布地によつて形成さられてい
る結果、着心地をより向上させることになり、従
来の構成のものにみられたような、着用時におけ
る異和感を全く解消し得るという利点があるもの
である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案の一実施例を示すものであ
つて、第1図は上衣本体の全体を示す背面図並び
に保温性布片を示す背面図、第2図は上衣本体の
後身頃の一部を切り欠いた状態を示す背面図、第
3図並びに第4図は保温性布片の全体を示す表面
図、第5図は後身頃への保温性布片の取り付け状
態を示す部分正面図、第6図は後身頃への保温性
布片の取り付け状態を示す部分断面図である。 1……上衣本体、2……後身頃、3……伸縮性
布片、4……袖部、5……布片、6……貫通部、
7……保温性布片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後身頃2の裏面位置に、該後身頃2によつて隠
    蔽せられた状態の伸縮性布片3を配置させ、これ
    によつて、後身頃2と伸縮性布片3との間を貫通
    状態にするとともに、上衣本体1の袖部4,4の
    袖付けを、該伸縮性布片3に直接、或いは伸縮性
    布片3の左右部に縫合せられた布片5を介して行
    ない、後身頃2と伸縮性布片3とによつて形成せ
    られた貫通個所6には、別途用意した保温性布片
    7を差し入れ得るように構成したことを特徴とす
    る上衣。
JP3320583U 1983-03-07 1983-03-07 上衣 Granted JPS59137912U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3320583U JPS59137912U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 上衣

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JP3320583U JPS59137912U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 上衣

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Publication Number Publication Date
JPS59137912U JPS59137912U (ja) 1984-09-14
JPS626100Y2 true JPS626100Y2 (ja) 1987-02-12

Family

ID=30164007

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JP3320583U Granted JPS59137912U (ja) 1983-03-07 1983-03-07 上衣

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JPS59137912U (ja) 1984-09-14

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