JPS6260993B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6260993B2
JPS6260993B2 JP4087981A JP4087981A JPS6260993B2 JP S6260993 B2 JPS6260993 B2 JP S6260993B2 JP 4087981 A JP4087981 A JP 4087981A JP 4087981 A JP4087981 A JP 4087981A JP S6260993 B2 JPS6260993 B2 JP S6260993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overlay
sheet
laminate
resin
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4087981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57152952A (en
Inventor
Kazuo Mizutani
Shosuke Higashimori
Shoichi Murakami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP4087981A priority Critical patent/JPS57152952A/ja
Publication of JPS57152952A publication Critical patent/JPS57152952A/ja
Publication of JPS6260993B2 publication Critical patent/JPS6260993B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は装飾的な合成樹脂積層体に関するもの
である。殊に本発明はアリル樹脂を含有せしめた
オーバーレイを単独あるいはかかるオーバーレイ
とアリル樹脂を含浸せしめてなる模様紙等とを合
板、ハードボード、パーテイクルボードなどの各
種支持体に積層し、加熱、加圧することにより一
体化してなる装飾的な合成樹脂積層体に関するも
のであつて、かかる積層体のオーバーレイがポリ
エステル繊維を主体とするシート状物とアリル樹
脂よりなる複合体である装飾的積層体に関するも
のである。
ジアリルオルソフタレート樹脂によつて代表さ
れるアリル樹脂は、積層体を製造する際積層圧力
が低くてよいこと、更に得られる積層体の耐久性
がすぐれていることなどの特徴を有しており、か
かる樹脂が装飾的積層体用樹脂として有効である
ことは従来より広く知られている。また装飾的積
層体におけるオーバーレイとして、セルロース系
繊維素を主体とする、即ち木材パルプ、麻パルプ
(マニラ麻)、コツトンリンター、あるいはレイヨ
ンを主体とする紙あるいは不織布が従来から提案
されているが、次のような要求性能、即ち、樹脂
の浸透が容易であること、加熱、加圧したとき樹
脂と完全に一体化して透明となること、表面に繊
維が浮き立つて見えないこと、あるいは積層体表
面の耐久性が充分であること、などのオーバーレ
イとして要求される性能を充分に満足させうるも
のでない。
本発明者らはかかる問題につき鋭意研究の結果
本発明に達した。本発明はオーバーレイがポリエ
ステル繊維65〜93重量%(以下wt%と略記す
る)とポリビニルアルコールバインダー7〜
35wt%とからなるシート状物とアリル樹脂の複
合体であつて、該シート状物の坪量が15〜45g/
m2であつて、更に該オーバーレイのアリル樹脂含
有量が50〜90wt%/オーバーレイであることを
特徴とする装飾的な合成樹脂積層体を提供するも
のである。
本発明の積層体はオーバーレイに特徴があり、
オーバーレイを構成するシート状物の素材がポリ
エステル繊維であること、およびバインダーがポ
リビニルアルコールバインダーであること、更に
含有する樹脂がアリル樹脂であることが重要であ
る。かかる素材より得られるオーバーレイは透明
性がよく、シート状物を形成している繊維あるい
はバインダーはその存在が肉眼では見えず、また
更に特徴的なことはオーバーレイの下層の模様紙
(以下パターン紙と記す)あるいは天然木のスラ
イス煩(以下突板と記す)の持ち味を損なうこと
なく、これらを保護できることである。
本発明のオーバーレイにおいて、シート状物に
存在するアリル樹脂量は50〜90wt%/オーバー
レイがよい。
また本発明で用いられるシート状物はポリエス
テル繊維65〜93wt%をポリビニルアルコールバ
インダー7〜35wt%で接着してなり、更に30wt
%以下の麻パルプ(マニラ麻)、木材パルプ、コ
ツトンリンター、レイヨン、他の化合繊維が混合
されてもよい。かかるシート状物は、バインダー
が用いられなければ、積層体を作製する際の加工
に耐え得ず、少なくとも加工性の点より、ポリビ
ニルアルコールバインダーを7wt%以上含有する
ことが必要である。しかしポリビニルアルコール
バインダーを35wt%以上含有すると加工時アリ
ル樹脂の含浸性が悪化するので好ましくない。か
かるシート状物に用いられるポリエステル繊維は
ポリビニルアルコールバインダーが7〜35wt%
で用いられるため、65〜93wt%となる。該シー
ト状物の坪量は15〜45g/m2が好ましい。
本発明で用いられるバインダーはポリビニルア
ルコールバインダーであることが重要である。他
のバインダーを用いると得られる積層体の透明性
が不十分である。用いられるポリビニルアルコー
ルバインダーは繊維状でも、粉末状でも粒状でも
よい。少なくとも、シート状物ではポリエステル
繊維を確実に接着せしめていることが必要であ
る。
本発明に用いるオーバーレイは該シート状物に
アリル樹脂を含有せしめることが重要であり、か
かるオーバーレイは、透明性がよいのみならず、
パターン紙あるいは突板の持ち味を損なわず、自
然の感触がある。かかるオーバーレイのアリル樹
脂含有量は5〜90wt%/オーバーレイがよい。
本発明の装飾的積層体は該オーバーレイを有す
る積層体であつて、該オーバーレイとアリル樹脂
を含浸したパターン紙およびアリル樹脂を含浸し
たコア紙を熱圧着せしめてなる積層体であつても
よく、該オーバーレイとパターン紙、更に合板、
ハードボード、パーチクルボードあるいは金属板
等の支持体を熱圧着せしめてなる積層体であつて
もよく、該オーバーレイを直接前記支持体に熱圧
着せしめてなる積層体であつてもよく、該オーバ
ーレイをあらかじめ突板を接着せしめた支持体に
熱圧着せしめてなる積層体でもよく、該オーバー
レイを突板に熱圧着してなる積層体でもよい。本
発明の装飾的積層体は表面に該オーバーレイが用
いられることが重要であつて、該積層体を構成す
る素材及び組合せは本記述に限定されるものでな
い。
本発明で用いられるポリエステル繊維はテレフ
タル酸、イソフタル酸、オキシ安息香酸、セバチ
ン酸などの酸成分とエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、テトラメチレングリコールな
どのグリコール成分とより縮重合あるいは共縮重
合して得られるポリエステルを50%以上含有する
繊維状物である。
本発明のシート状物は以下のように作製され
る。ポリエステル繊維とポリビニルアルコールバ
インダーを混合し、通常のランダムウエバー、あ
るいは不織布用のカードによつてシートを形成せ
しめ、かかるシートを水でぬらし、次に乾燥する
ことによりシート状物を作製する。かかるシート
を水でぬらす際には、含浸、スプレー、塗布、コ
ートのいずれの方法で行なつてもよい。かかる水
でぬらされたシートの乾燥は通常の熱風、赤外
線、熱シリンダー、熱ロール等のいずれの装置で
行なつてもよい。又該シート状物の作製はかかる
方法に限定されるものではなく、湿式法、すなわ
ち、通常の製紙法でなされてもかまわない。
本発明においてオーバーレイに含有せしめるに
用いられるアリル樹脂は通常合板のオーバーレイ
用に用いられているジアリルオルソフタノート樹
脂が好ましく、オーバーレイに含有せしめる際に
はジアリルオルソフタノート樹脂の予備重合体
(以下DAP予備重合体という)の有機溶媒溶液が
用いられる。かかる溶液に加工を円滑化するた
め、ジアリルオルソフタレート単量体および/ま
たは、不飽和ポリエステルの予備縮合体、更にラ
ウリン酸等の高級脂肪酸が混合され、更にオーバ
ーレイ用シート状物にかかる樹脂を含有せしめた
後、以降の加工で重縮合を円滑に進めるためのt
−ブチルパーベンゾエートなどの重合開始剤が混
合される。かかる樹脂溶液の有機溶媒はアセトン
等のケトン類が好ましく、更にトルエン等の溶媒
が混合されてもよい。(かかる樹脂溶液を以降
DAP溶液という) 本発明におけるオーバーレイは該シート状物に
DAP溶液を含浸、ローラーコート、塗布等によ
り含有せしめ、乾燥することによつて得られる。
本発明における積層体は該オーバーレイを直接
に、あるいはパターン紙あるいは突板等を積層
し、合板あるいはパーチクルボードなどの各種支
持体を積層し、常法により熱プレスする事により
得られる。以下実施例で説明する。
実施例 1 2デニール44mmのポリエステル樹脂85wt%と
2デニール44mmの水中溶解温度80℃のポリビニル
アルコール繊維状バインダー15wt%を用い通常
の不織布用のカードでシートを作製し、かかるシ
ートを水に浸漬後、150℃の赤外線乾燥機で乾燥
し、坪量34g/m2のシート状物を作製した。
かかるシート状物に通常の含浸装置を用いて、
下記の組成のDAP溶液を含浸せしめ、70℃の熱
風乾燥機で乾燥せしめた。かかるアリル樹脂含浸
シート状物、即ちオーバーレイの樹脂付着量は79
%/オーバーレイであつた。
DAP溶液の組成 DAP予備重合体 93重量部 ジアリルオルソフタレート 7重量部 ベンゾイルパーオキサイド 2重量部 ラウリン酸 3重量部 かかるオーバーレイの下にパターン紙と合板を
積層しさらにオーバーレイの上に光沢仕上げした
ステンレススチール鏡面板を置き、かかる組立て
物を標準のプレスに挾んで、130℃、10Kg/cm2
10分間、加熱、加圧した。
得られた積層物のオーバーレイは繊維あるいは
バインダー等の物質が全く見えず、又天然物に類
似した深いもちあじのある光沢が見られる。
実施例 2 2.0デニール、3mmのポリエステル繊維90wt%
と2.0デニール、3mmの水中溶解温度80℃のポリ
ビニルアルコール繊維バインダー10wt%を水に
分散せしめ通常の円網抄紙機でシートを形成し、
ヤンキードライヤーで乾燥する事により22g/m2
のシート状物を作製した。
かかるシート状物を用い実施例1に記載した方
法によつて積層物を作製した。かかる積層物のオ
ーバーレイは繊維あるいはバインダー等の物質が
全く見えず、又、天然物に類似した深みのある光
沢が見られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 オーバーレイを支持体に熱圧着して積層して
    なる装飾的積層体において、オーバーレイがポリ
    エステル繊維65〜93重量%とポリビニルアルコー
    ルバインダー7〜35重量%とからなるシート状物
    とアリル樹脂の複合体であつて、該シート状物の
    坪量が15〜45g/m2であつて、更に該オーバーレ
    イのアリル樹脂含有量が50〜90重量%/オーバー
    レイであることを特徴とする装飾的な合成樹脂積
    層体。
JP4087981A 1981-03-19 1981-03-19 Ornamental synthetic resin laminate Granted JPS57152952A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4087981A JPS57152952A (en) 1981-03-19 1981-03-19 Ornamental synthetic resin laminate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4087981A JPS57152952A (en) 1981-03-19 1981-03-19 Ornamental synthetic resin laminate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57152952A JPS57152952A (en) 1982-09-21
JPS6260993B2 true JPS6260993B2 (ja) 1987-12-18

Family

ID=12592791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4087981A Granted JPS57152952A (en) 1981-03-19 1981-03-19 Ornamental synthetic resin laminate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01299030A (ja) * 1988-05-27 1989-12-01 Dainippon Printing Co Ltd 天然木化粧板の製造法

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JPS57152952A (en) 1982-09-21

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