JPS6260165A - 磁気ヘツドアツセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、ディスク状に形成された磁気記録媒体の両
面で情報の読み出しと書き込みをそれぞれおこなうこと
ができる両面記録型のディスク駆動装置の磁気へラドア
ラ暑ンブリに関する。

〔発明の背景〕

ディスク状に形成された磁気記録媒体（以下、ディスク
と略称する）に対し、その両面で読み出しと書き込みを
おこなう両面記録型のディスク駆動装置にあっては、ジ
ンバルバネによって支持すれる磁気ヘッドの配設位置に
よって３つの方式がある。すなわち、ジンバルバネをホ
ールドケース側に設けた下固定上可動方式、ジンバルバ
ネをキャリッジ側に設けた下固定上可動方式、ジンバル
バネをキャリッジとホールドケースの両方に設けた主可
動下可動方式の３つである。このうち、下固定上可動方
式は、下側にあたるキャリッジがガイド棒に直接案内さ
れているので基準面が出やすいという利点があり広く用
いられている。これに対し、下固定上可動方式はホール
ドケースをキャ　−リツジに回動可能に支承せしめるた
め、基準面が出にくいという問題があった。また、主可
動下可動方式は、追従性は良いが、基準面が下固定上可
動方式よりもさらに出にくいため、実機では現在余り用
いられていない。

ここで、第２に挙げた下固定上可動方式のものは、第１
に挙げた下固定上可動方式のものに比べて基準面が出に
くいが、追従性は向上すると考えられ、これからの開発
が期待されている。すなわち、下固定上可動方式のもの
は、上側のホールドケースに可動部が、ジンバルバネと
ホールドケースのキャリッジへの連結部の２個所あるた
め、ディスクの変形に追従する際、該２個所の追従動作
に２次的な遅れが生じ、追従性の劣化を招来していた。

これに反し、上固定上可動のものは、上側の磁気ヘッド
位置がほとんど変動せず、また、下側の磁気ヘッドの可
動部はジンバルバネのみなので、２次的な追従動作の遅
れがなく、追従性に関しては有利になると考えられる。

この趣旨で提案されたものとして、特開昭５７−１４７
１６０号に開示された発明がある。この従来例を第２図
に示す。

第２図に示す磁気ヘッド支持機構は、磁気ヘッド３２を
搭載したアーム（ホールドケース）３４と、磁気ヘッド
３３を搭載したキャリッジ３６とから主に構成され、該
アーム３４は、キャリッジ３６の側部３６ａから突設さ
れた板バネ状ヒンジ３５を介して回動可能に取り付けら
れ、さらに、キャリッジ３６の上部３６ｂに付設された
コイルバネ３７により所定のロード圧を得るようになっ
ている。上側の磁気ヘッド３２は、直接アーム３４の下
面に固定され、下側の磁気ヘッド３３は、ジンバル板３
８を介してキャリッジ３６の上面に。

取り付けられ、該上側磁気ヘッド３２と下側磁気ヘッド
３３は、ディスク（フレキシブルディスク）３１を挟ん
だ状態で対向するようにされている。

また、ジンバル板３８の下面のキャリッジ３６の下部３
６Ｃに形成された貫通孔には、先端にピボット４０を備
えた支持板バネ４１が設けられ、ジンバル板３８を下方
からディスク３１側に押圧している。

ところで上記のように構成された従来例に係る磁気ヘッ
ド支持機構にあっては、アーム３４の位置決めを仮バネ
状ヒンジ３５のみによっておこなっているため、磁気ヘ
ッド３２０基準面の精度が確保できなくなる。基準面の
精度が落ちると、磁気ヘッド３２．３３の追従性は向上
しても、全体としての読み取り書き込み特性の向上を図
ることができなくなる。

〔発明の目的〕

この発明は、上記従来技術の実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、基準面の精度を確保し、追従性の向上
に伴なって読みとり書き込み特性の向上を図ることがで
きる上固定上可動型の磁気ヘッドアッセンブリを提供す
ることにある。

〔発明の概要〕

上記目的の趣旨に沿って、この発明は、ディスクの一側
に対し読み出し書き込みをおこなうための第１の磁気ヘ
ッドを搭載したキャリッジと、この第１の磁気ヘッドに
対向して設けられ、ディスクの他側に対して読み出し書
き込みをおこなう第２の磁気ヘッドを搭載するとともに
、リーフヒンジバネを介して前記キャリッジに回動可能
に連結されたホールドケースとを備え、かつ、第１の磁
気ヘッドはジンバルバネ゛を介してキャリッジに取り付
けられるとともに第２の磁気ヘッドはホールドケースに
固設された磁気ヘッドアッセンブリにおいて、リーフヒ
ンジバネを含むホールドケースに直接当接してこれを支
持する支持部を前記キャリッジに設け、この支持部を支
点として該ホールドケースを回動可能に支持せしめた構
成に特徴があり、ホールドケースの基準面を該支持部に
よって規定し、第２の磁気ヘッドによるディスクの基準
面の精度を確保することで、追従性の向上を読み出し書
き込み特性の向上に相関し得るように意図しである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図は、この発明の実施例に係る磁気ヘッドアッセン
ブリの断面図である。同図において、磁気ヘッドアッセ
ンブリは、下側磁気ヘッドアッセンブリ２と上側磁気ヘ
ッドアッセンブリ３０とから主に構成され、図示しない
パルスモータによって案内軸４に沿ってディスク５の半
径方向に移送される。

下側磁気ヘッドアッセンブリ　（以下、キャリッジと称
する）２は、先端部にジンバルバネ６を介して下側磁気
ヘッド７が装着され、磁気へラド７から導出されたリー
ド線８と接続されるフレキシブルプリント基板９と、こ
のフレキシブルプリント基板９と接続され、キャリッジ
２の基端側に突出するリード端子１０とを備えている。

リード端子１０は、良導性金属板を５分割して絶縁性合
成樹脂材によりインサート成形されており、その一端は
、ジンバルバネ６近傍まで伸長している。モールドによ
って形成されるキャリッジ２には、その他に、前記ジン
バルバネ６の磁気ヘッド７取付部の下面に当接し、ディ
スク５への当接性を確保するためのピボット１１と、後
述のホールドケース３に直接当接して、これを支持する
ための円筒状当接面を備えた支持部１２とが形成されて
いる。

上側磁気ヘッドアッセンブリ３０は、ホールドケース３
と止め板１６と、止め板１６に対しホールドケース３を
回動可能に支承するリーフヒンジバネ１４とからなり、
ホールドケース３の前記キャリッジ２側の下側磁気ヘッ
ド７と対向する位置には、プレート２１を介して上側磁
気ヘッド１３が固設されている。ホールドケース３には
、さらに、押え板１８から張設されたロードスプリング
１９が当接して、ホールドケース３をキャリッジ２側に
弾発しており、この弾性力を押え仮１８に付設されたロ
ード圧調整ネジ２０により最適状態に調整できるように
しである。

この上側磁気ヘッドアッセンブリ３０に設けられたプレ
ート２１とリーフヒンジバネ１４は、例えば、一枚の良
導性バネ材をインサート成形し、所定の形状に切断する
ことにより形成され、非弾性構造のプレー）２１の近傍
に一端が位置するリーフヒンジバネ１４を、例えば５分
割して形成し、前記プレート２１に接着剤により取り付
けられた磁気ヘッド１３から導出された５本のリード線
２２を、このリーフヒンジバネ１４の５分割された端部
に接続することにより、リード端子としても機能せしめ
ている。５本導出されているリード線２２は、リードラ
イト用に３本、イレース用に２本用意されており、これ
に対応して、リーフヒンジバネ１４もリード端子を兼用
するため５分割されている。この実施例は、ヒンジバネ
とリード端子を兼用させるため、５分割してリーフヒン
ジバネをインサート成形により形成しているが、一枚の
ヒンジバネをインサート成形し、これと別体にリード端
子を設けてもよいことはいうまでもない。また、下側磁
気ヘッド７取付部の下面と、上側磁気ヘッド１３取付部
の上面には、それぞれシールド板２３．２４が取り付け
られ、ノイズに対する防御を図っている。

前記キャリッジ２の支持部１２に当接するホールドケー
ス部分は、リーフヒンジバネ１４のヒンジ部１４ａの側
方に突出して受は部３ａを形成しており、ホールドケー
ス３は、前記支持部１２の円筒面に沿って回動可能にな
っている。このため、ホールドケース３の高さ位置は該
支持部１２の当接部の高さとリーフヒンジバネ１４の止
め仮１６の取付高さ、および止６板１６のキャリッジ２
の基部１５への取り付高さによって規定される。止め板
１６は、このように支持部１２からの高さを最適に設定
して取付ネジ１７により、該基部１５に固定される。止
め板１６の上部に該取付ネジ１７を介して取り付けられ
、前記受は部３ａの上部に突出した押え板１７ａは、外
部からの振動や衝撃などにより、ホールドケース３の高
さ方向に変動を防止し、磁気ヘッド７．１３の損傷を防
止するためのものである。

このように、ホールドケース３を、リーフヒンジバネ１
４によって回動可能に支承し、がっ、ホールドケース３
の高さ方向の位置決めをキャリッジ２に設けた支持部１
２によっておこなうと、上側の磁気ヘッド１３の高さ位
置を規定できるため、基準面の精度が向上し、これによ
り、追従性の同　−上に相応した読み出し書き込み特性
の向上を図ることができる。

この実施例にあっては、プレート２１とリーフヒンジバ
ネ１４を一枚のバネ板からインサート成形によって一体
的に成形し、その後所定個所を切断することによりプレ
ート２１とリーフヒンジバネ１４を別体に形成している
が、このように両者を形成すると、リーフヒンジバネ１
４とプレート２１とが同一平面で形成されているので、
上側磁気ヘッド１３をプレート２１に接着する際の取付
側の基準面をそのままプレート２１およびリーフヒンジ
バネ１４の下面に設定でき、磁気へラド１３の取付精度
の向上が期待できる。

また、この実施例にあっては、キャリッジ２のリード端
子ｌＯとホールドケース３のリード端子を兼ねるリーフ
ヒンジバネ１４を、それぞれインサート成形により形成
しているが、この金属板が該キャリッジ２とホールドケ
ース３の芯材としても機能し、この芯材を含むモールド
の熱膨張係数がほぼ等しくなるため、熱が原因となるオ
フトラック現象を最小限に抑える効果も期待できる。

さらに、この実施例にあっては、キャリッジ２にインサ
ート成形されたリード端子１０の一端をジンバルバネ６
近傍まで伸長することによりフレキシブルプリント基板
９°の長さを短くすることが可能となり、コストの低減
も図ることができる。

なお、この実施例においては、支持部１２により、ホー
ルドケース３の基部から突出した受は部３ａの下面を直
接支持しているが、この他に、ホールドケース３の下面
に露出した状態でリーフヒンジバネ１４が付設されてい
る場合には、このリーフヒンジバネ１４の下面を直接該
支持部１２に当接せしめてホールドケース３を支持する
ように構成することもできる。いずれの場合も、ホール
ドケース３は、該支持部１２の表面に沿って回動し、リ
ーフヒンジバネ１４は曲率の大きな円弧状に屈曲するた
め、リーフヒンジバネ１４に応力集中が発生せず、通常
の使用に際し不都合が生じる虞れはなく、長期にわたっ
て安定した性能を発揮することができる。

〔発明の効果〕

以上のように、上固定下可動型の磁気ヘッドアッセンブ
リにおいて、ホールドケースを回動可能に支持する支持
部を設けたこの発明によれば、上側磁気ヘッドの基準面
を精度良く規定できるため、追従性の向上に応じた特性
の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る磁気ヘッドアッセンブリの断面
図、第２図は従来例を示す断面図である。 ２・・・キャリッジ、３・・・ホールドケース、３ａ・
・・受は部、５・・・ディスク、６・・・ジンバルバネ
、７．１３・・・磁気ヘット、１２・・・支持部、１４
・・・リーフヒンジバネ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク状に形成された磁気記録媒体の一側の面
   に情報の読み出しと書き込みをおこなうための第１の磁
   気ヘッドを搭載したキャリッジと、この第１の磁気ヘッ
   ドに対向して設けられ、該磁気記録媒体の他側の面に情
   報の読み出しと書き込みをおこなうための第２の磁気ヘ
   ッドを搭載するとともに、リーフヒンジバネを介して前
   記キャリッジに回動可能に連結されたホールドケースと
   を備え、かつ、第１の磁気ヘッドはジンバルバネを介し
   てキャリッジに取り付けられるとともに、第２の磁気ヘ
   ッドはホールドケースに固設された磁気ヘッドアッセン
   ブリにおいて、リーフヒンジバネを含むホールドケース
   に直接当接してこれを支持する支持部を前記キャリッジ
   に設け、この支持部を支点として該ホールドケースを回
   動可能に支持せしめたことを特徴とする磁気ヘッドアッ
   センブリ。
2. （２）特許請求の範囲第（１）項において、前記支持部
   が、ホールドケースの基端部を直接支持することを特徴
   とする磁気ヘッドアッセンブリ。
3. （３）特許請求の範囲第（１）項において、前記支持部
   が、ホールドケースの基端部側下面に露出したリーフヒ
   ンジバネに当接し、このリーフヒンジバネを介してホー
   ルドケースを支持することを特徴とする磁気ヘッドアッ
   センブリ。