JPS6259547B2 - - Google Patents

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JPS6259547B2
JPS6259547B2 JP54001048A JP104879A JPS6259547B2 JP S6259547 B2 JPS6259547 B2 JP S6259547B2 JP 54001048 A JP54001048 A JP 54001048A JP 104879 A JP104879 A JP 104879A JP S6259547 B2 JPS6259547 B2 JP S6259547B2
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JP
Japan
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rotor
coolant
cooling
power supply
hollow shaft
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Application number
JP54001048A
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English (en)
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JPS5594559A (en
Inventor
Sutepanoichi Hohofu Yuri
Uashirieuichi Sukachikofu Yuri
Fuirihoichi Fuirihofu Ioshifu
Mahyairoichi Hyutoretsuki Gari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RENIN PUROIZUBODOSUTOBENNOE EREKUTOROMASHINOSUTOROITERUNOE OBIEDEINENIE EREKUTOROSHIRA IMENI ESU EMU KIROWA
SUPECHIARU KONSUTO BYUROO ENERUGOHIMUMASHI
Original Assignee
RENIN PUROIZUBODOSUTOBENNOE EREKUTOROMASHINOSUTOROITERUNOE OBIEDEINENIE EREKUTOROSHIRA IMENI ESU EMU KIROWA
SUPECHIARU KONSUTO BYUROO ENERUGOHIMUMASHI
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Publication date
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Priority to JP104879A priority Critical patent/JPS5594559A/ja
Publication of JPS5594559A publication Critical patent/JPS5594559A/ja
Publication of JPS6259547B2 publication Critical patent/JPS6259547B2/ja
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  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気機械に関し、特に、輸送機関及び
航空機の用途と共に、原子力、熱その他による発
電所における使用に適した電動機、発電機及び変
換器を含む、極低温冷却を用いる電気機械に関す
る。本発明はまた、例えば電気的巻線のような回
転可能物体が極低温に維持されるようにした宇宙
空間における発電所及び装置に応用できる。
今日、超電導電気機械の開発が重要であり、こ
の場合、超電導電気機械の電気回路は零に近づき
つつある抵抗値をもつている。絶対零度に近い温
度における超電導現象を特徴とする材料が存在す
る。液体ヘリウムのような極低温液体が超電導電
気機械の電気的巻線の温度を巻線が超電導状態と
なる温度にまで低下させるために用いられる。
超電導巻線を冷却する様々な冷却用回路を利用
する多数の超電導電気機械が存在する。与えられ
た課題に基づいて働らく多くの専門家は、標準的
な冷却用回路に基づく超電導電気機械を最も好ま
しいものと考えている。このような機械において
は、誘導子は回転可能な要素であり電機子は不動
の要素である。この場合、誘導子巻線は超電導材
料でできており直流励磁を受けるが、電機子巻線
は非超電導すなわち、純粋な又は超電導の材料で
できている。
上述の機械は以下のように重大な不利益を有す
る。超電導巻線を冷却するために用いられる液体
ヘリウムは遠心力による圧縮を受け、この結果、
液体ヘリウムの温度及び圧力は上昇する。液体ヘ
リウムの温度の上昇はまた、回転子シヤフトの構
成要素に沿つて、又共に機械の外側に配置されて
いる集電装置及び電源に超電導巻線を接続させて
いる導体に沿つて液体ヘリウムに流入する熱によ
つてももたらされる。
液体ヘリウムの温度上昇は常に超電導巻線の温
度上昇をもたらし、その結果、機械の効率は減少
する。換言すれば、ある場合には、超電導状態及
び機械の良好な運転状態は妨害される。
遠心圧縮によつて生じる液体ヘリウムの温度上
昇を防止するために、従来、以下の方法が用いら
れている。すなわち、超電導巻線に過冷却ヘリウ
ムを供給し、冷凍機の一部、特にその絞り弁段を
回転可能な回転子内に配置し、液体ヘリウムの上
の気体ヘリウムの圧力を減少させ、すなわち、回
転子の周辺上に分布する液体ヘリウム中に生じた
熱を回転子の回転軸の近辺の液体ヘリウムに伝導
させるように、機械の回転子の要素のうちの1つ
の熱伝導率を採用する。回転子シヤフト及び接続
部の構成要素に沿う熱の流入を制限するために採
用された方法は以下の通りである。すなわち、回
転子の熱吸収部及び熱放出部の間に低い熱伝導率
の材料を配置し、熱放出部を中間冷却材を更に用
いることにより冷却し、熱を発生するか、熱を
「低温」領域に伝導させる要素が、超電導巻線か
ら出ていく気体ヘリウムの助けをかりて長手方向
全体に沿つて冷却されるようにした構成で用いら
れる。
従来から知られている1つの超電導電気機械
(米国特許第3729640号クラス310/52,1973年参
照)を第10図に示す。第10図において、10
aは回転子中央部、11aは回転子巻線、10aa
は回転子シヤフト、10abは円錐形中空端部、
12aはベアリング、13aは冷却材ダクト、1
4aは放射通路、15aは冷却材ダクト、16a
は放射通路、17aは共通接合点、18aは冷却
材源、19aは冷却材通路である。この従来の電
気機械は、直流励磁を受ける超電導巻線11aを
用いた回転子を有する。回転子内には熱転送部材
20aは回転子の外壁上に分布した液体ヘリウム
から、超電導巻線に至る軸方向の供給通路を通る
液体ヘリウムにまで熱を放射状に転送するように
設計されている。熱転送部材は超電導巻線の端面
に配置された薄い壁状の円板であり、回転子の軸
方向空間を包囲しかつ回転子の円周部にわたつて
分布している液体ヘリウムと熱的接触をするよう
になつている。しかしながら、この従来例におい
ては、液体ヘリウムの軸方向供給通路の面積は小
さいので効率は悪い。更に、この場合は機械は次
の理由により複雑な構成を有する。すなわち、第
1に、熱転送部材は効果的に熱を除去しなければ
ならず、そのため延長表面をもたなければならな
い。第2に、この熱転送部材は熱転送部材に加え
られる遠心力の作用に抗するために小型かつ強健
でなければならない。しかしながら、銅やアルミ
ニウムのような高い熱伝導率をもつ材料は機械的
強度が低いことを特徴としているため、高い機械
的強度をもつ材料によつて補強しなければなら
ず、また、感知される程の影響を強い磁界によつ
て受けてはならない。熱転送部材の時間的遅れの
ために、始動モード及び過渡的状態の期間に生じ
る機械の不安定状態の期間の超電導巻線の温度の
上昇を熱転送部材は抑えることができない。さら
に軸及び導体に沿つて超電導巻線に多量の熱量が
流入する。
従来から知られている、極低温冷却を用いる他
の電気機械(ソ連発明者証第476638号参照)の回
転子の非磁性円筒と断熱プラグの連結部の縦断面
図を第11図に示す。第11図において、1bは
断熱プラグ、2bは非磁性円筒、3bは非磁性円
筒の中空リブ、4bは断熱プラグのリブ、5bは
真空空胴、6bは断熱遮蔽、7bはリブ間の通路
である。
非磁性円筒2の表面上のリブ3は、非磁性円筒
自体とはんだ付け又は溶接により結合した小管と
して構成することができ、広い冷却面を有する。
他の適当な中空断面形状を有するリブを使用して
もよい。
断熱プラグ1bの設置は、プラグの表面のリブ
4bが非磁性円筒のリブ3bの間の空間に配置さ
れて、冷媒の通過のための通路7bを構成するよ
うにらせん状に配列することによつて行う。
冷媒は回転子への熱の流れの作用で蒸発し、断
熱プラグのリブが形成する通路7bに進入し、リ
ブ3bの内外を包んでいる。
従来の更に他の電気機械(ソ連発明者証第
262240号参照)の回転子の縦断面図を第12図
に、第12図の要部拡大図を第13図に示す。第
12図および第13図において、回転子は巻線2
cの上に配置された非磁性円筒1cを備えてい
る。非磁性円筒1cは軸頚部3cと連結されてお
り、断熱遮蔽4cに取囲まれている。遮蔽4cと
円筒1cの間に真空空胴5cが形成されて、効果
的な熱絶縁を形成している。巻線2cは純金属又
は超電導材料から成る。スロツトへの巻線の固定
は、キイーによつて行うことができる。冷媒、特
に液体又は気体の通路のために、スロツトに特別
の通路が設けられる。
軸頚部として、円筒形ケーシング6c、2個の
壁体7c及び熱遮蔽部8cから成る断熱プラグが
使用される。ケーシングと壁体は真空空胴を構成
し、そこに効果的な熱絶縁である高真空が形成さ
れる。スリツプリング側から取付けられたプラグ
に、供給用断熱管9cと給電バス10cの貫通の
ための中心孔がある。
回転子の内域から蒸気又は熱せられた気体を排
出するために、プラグと非磁性円筒の連結部に軸
方向ギヤツプ11cが設けられている。
回転子内部への低温の気体又は液体の供給は、
管9cとコレクタ12cによつて行われる。
上記ソ連発明者証第476638号及び262240号に記
載の電気機械においては、シヤフト端部と熱の外
側からの流入から保護することができない回転子
の円筒部との間の結合点に沿つて多量の熱が転送
されるので、回転子シヤフトに沿う熱の流入を制
限することは困難であり、他方では、導体に沿う
熱の流入からの保護が与えられていない。
回転子シヤフト端部冷却用手段、すなわち、熱
的絶縁ストツパは、機械の構成を複雑にし機械の
寸法を増大させる。しかもこの構成によつては、
シヤフト及び導体に沿つて超電導巻線に、従つて
液体ヘリウムに流入する熱を制限することは困難
である。冷却材は、ストッパ内の冷却用ダクトを
通過した後に、回転子と固定子の間の空間に放出
され且つ機械は固定子から独立した冷却材回収用
の室をもたないので、冷却材の流速を回転子シヤ
フトの両端において制御することはやはり困難で
ある。
極低温冷却を伴なう更に他の電気機械(ソ連発
明者証第484606号1973年5月5日参照)の2つの
形態の縦断面部を第14図及び第15図に示す。
第14図及び第15図において、1dは回転子の
シヤフト、2dは胴体、3dは冷却室の固定部、
4dはシヤフトに固定された、冷却室の回転部、
5dはパツキン、6dは真空室、7dは冷媒導入
管、8dは冷媒排出管、9dは真空排気管であ
る。
冷却室(第14図参照)の可動部4dは共通の
基部を持つ2個の同軸の円筒で構成することがで
き、その間に冷媒導入管7dを配設する冷却室の
固定部との連絡は端面側で行う。
別の変形によれば、軸に固定された冷却室部分
は、間に空隙を置いて平行の円環状の円板として
構成することができる(第15図を参照)。
シヤフト1dに埋め込まれた冷却室の部分4d
に管7dから温度20−80Kの冷媒が送られ、室と
シヤフトを冷却する。蒸発した冷媒は、電気機械
の胴体2dに固定された冷却室固定部3dに入
り、管8dによりそこから除去される。
冷媒が冷却室から真空室6dに侵入することを
防止するために、パツキン5dが使用される。パ
ツキン5dを通過する冷媒は真空室6dから管9
dによる排気によつて除去される。このことは回
転子の摩擦に対する通気損失を減少させる。
上述の従来例においては機械の複雑な構成を必
要とし、極低温で動作する回転可能な真空密封装
置を製造することは困難である。更に、室がシヤ
フト端部に設けられるという事実によりシヤフト
の長さをかなり長くしなければならない。更に、
室から回転子の円筒部の端壁面に至るシヤフト端
部は全く熱的に保護されておらず、また、シヤフ
ト端部の寸法の増大は回転子の機械的強度に影響
するので、この従来例においては、シヤフトに沿
う熱の流入からの効果的な保護が与えられていな
い。結論的には、20ないし80〓の範囲の温度に維
持されている室から超電導巻線に至るシヤフトに
沿つて、かなりの熱が超電導巻線及び液体ヘリウ
ムに流入することになる。より低い温度の他の液
体冷却材を用いる場合は、熱力学的特性は悪くな
る。上述の機械においては、導体に沿つて超電導
巻線に至る熱の流入の保護は与えられない。
極低温冷却を用いる他の1つの知られている電
気機械(1977年11月28日米国出願第855312号参
照)は、液体ヘリウムで満たされた中空回転子を
有し、この中空回転子は少なくとも2本の電源リ
ード線をもつ超電導巻線を備えており、その電源
リード線の1本は正符号集電手段に接続されてお
り且つ回転子の中空シヤフトの1端部を冷却する
ための少なくとも1つの冷却用ダクト内に配置さ
れており、回転子の中空シヤフトの両端部を冷却
するための冷却用ダクトは、回転子から冷却材を
回収するためのそれぞれの排出手段を介して、そ
れぞれの冷却材集収室に接続されており、中空シ
ヤフトは冷却材を超電導巻線に供給するための通
路を備えており、該通路は冷却材を回転子の中に
導入するための入口手段に接続されており、該入
口手段は中空シヤフトの1端部に配置されてお
り、中空シヤフトは、各々が密封筐体をもつベア
リング内に支持されている。
この知られている機械においては、回転子の中
空シヤフトの端部は電源リード線を収容する多重
巻回らせん状ダクトを備えており、それにより、
中空回転子内に配置された超電導巻線への熱の流
入が減少する。超電導巻線を正及び負の符号の集
電手段に接続するために用いられる電源リード線
は、回転子の中空シヤフトの1端部に属するダク
ト内に配置され、この中空シヤフトの1端部は入
口手段を備えている。集電手段は導電性材料の回
転可能な環と、この環に対して一定の関係に配置
され周囲の媒質との熱交換によつて冷却されるカ
ーボンブラシとを具備している。回転子の中空シ
ヤフトの端部の冷却用ダクトは、シヤフト本体内
に放射状の通路の形態で設けられた排出手段を介
して、中空シヤフトの端部を包囲している円筒状
筐体を有する冷却材集収室に接続されており、該
筐体の端壁面は気密装置を備えている。超電導巻
線と周囲との間の熱的絶縁を得るために、回転子
と固定子の間の空間は絶えず真空に維持されてい
る。このために、固定子の筐体の端しやへいに
は、回転子を支持するベアリングに加えて、回転
可能な真空気密装置が設けられている。
正及び負の符号の集電手段に接続されている電
源リード線は回転子の中空シヤフトの端部の1つ
の冷却用ダクト内に共に配置されているので、こ
れらの電源リード線を熱的に絶縁することは困難
であり、それらの電源リード線の冷却用表面を広
げることはできず、この結果、電源リード線から
の熱の除去は困難である。周囲との熱交換を行な
うことによる集電手段の冷却は不充分な結果しか
もたらさず、集電手段内に発生した多量の熱は従
つてシヤフト及び電源リード線に転送され、この
電源リード線に沿つて、熱は中空回転子内で利用
可能な超電導巻線及び液体ヘリウムに直接伝導さ
れる。更に、機械が始動するとき又は過渡的状態
が起るとき電源リード線は超電導巻線に熱を伝導
するので、正及び負の符号の集電手段に接続され
た電源リード線の結合形態はこれらの電源リード
線の最適な動作状態を許さない。回転子の中空シ
ヤフトの端部において放射状通路の形状で形成さ
れた、ダクトから冷却材を回収するための排出用
手段は、この放射状通路の入口及び出口において
流体力学的な高抵抗を有するので、効率が悪い。
また、回転子の中空シヤフトの端部を冷却するた
めの冷却用ダクトから独立した、冷却材用の付加
的なバイパス通路がないので、回転子の中空シヤ
フトの端部の冷却用ダクトを通る冷却材の流速の
制御は困難である。この流速の制御は機械の不安
定動作によるサージ電流の生じる間必要である。
回転子シヤフトの端部において多数の回転可能
な密封装置が存在するために、知られている機械
は複雑な構成と低い信頼性を特徴とする。回転可
能な気密装置の疲労とこれらの密封状態に応じた
液体(油)の蒸発とによる異物が存在するので、
回転子の中空シヤフトの端部の冷却用ダクトから
冷却材集収室に引き渡される気体の冷却材はこれ
らの室の中で汚染される。結論として、回転子の
空胴内の圧力を減少させることにより、また、超
電導巻線への熱の流入を制限することによつて超
電導巻線の適切な冷却を達成することはできない
ばかりか、回転子及び機械の個々の要素の全体と
しての高い信頼性を得ることができない。
本発明の1つの目的は、必要とするすべての動
作モードにおいて高い効率で超電導巻線が冷却さ
れる、極低温冷却を用いる電気機械を提供するこ
とである。
本発明の他の1つの目的は、電源リード線に沿
うと共に回転子のシヤフトの端部に沿う熱の総流
入量を減少させることである。
本発明のさらに他の1つの目的は、電気機械の
集電手段のより高い信頼性を提供することであ
る。
本発明のさらに他の1つの目的は、簡単な構成
をもつ、極低温冷却を用いる電気機械を提供する
ことである。
前述の諸目的を達成するために、本発明におい
ては、冷却材で満たされた中空回転子を有し極低
温冷却を用いる電気機械であつて、該回転子は少
なくとも第1および第2の2本の電源リード線を
有する超電導巻線を備えており、この場合、該第
1の電源リード線の1つは正符号集電手段に接続
されておりかつ該回転子の中空シヤフトの1端部
を冷却するための少なくとも1つの冷却用ダクト
内に配置されており、該回転子の該中空シヤフト
の両端部を冷却するための冷却用ダクトは、それ
ぞれの冷却材集収室を介して、結合されており、
他の電源リード線は負符号集電手段に接続されて
おり、該回転子の該中空シヤフトは冷却材を超電
導巻線に供給する通路を備えており、該通路は冷
却材を回転子内に導入する入口手段に結合されて
おり、該入口手段は中空シヤフトの他端部に配置
されており、中空シヤフトは各々が密封装置を用
いた筐体を有するベアリング内に支持されてお
り、該回転子の中空シヤフトは、本発明により、
中空シヤフトの端部の第1のものの中につくられ
ており、回転子の空胴に結合されている付加的な
通路と、回転子から冷却材を回収するために設け
られ、それにより該付加的な通路がそれぞれの冷
却材集収室に結合されている付加的な排出手段と
を有しており、この場合、負符号集電手段に接続
された他の電源リード線は該付加的な通路内に配
置されており、該集電手段はそれぞれの冷却材集
収室に配置されている。極低温冷却を用いる電気
機械が提供される。
便宜的には、電気機械は2つのそれぞれの正符
号集電手段に接続され回転子の中空シヤフトの両
端部を冷却するための2つのそれぞれの冷却用ダ
クト内に配置された2本の電源リード線を有し、
回転子の中空シヤフトの第1の端部において負符
号集電手段に接続されて電源リード線と共に配置
されている電源リード線に接続された正符号集電
手段の第1のものは、負符号集電手段と共に、そ
れぞれの冷却材集収室内に配置されていることが
望ましい。
好ましくは、電気機械は回転子から冷却材を回
収するための少なくとも1つの排出手段を有し、
該排出手段は回転子の中空シヤフトのそれぞれの
端部を冷却する冷却用ダクトと、それぞれの冷却
材集収室との間の連絡を行なうように配置され、
且つ、うず巻車輪として形成されて回転子の中空
シヤフトのそれぞれの端部の冷却用ダクトの出口
端部材上に設けられ、それぞれの冷却材集収室内
に配置された集電手段に近接した冷却材集収室内
に配置されていることが望ましい。
便宜的には、電気機械は、2つの円板を備えた
うず巻車輪を有しており、この場合、該円板の間
にらせん形態をとつて配置された条片を備えそれ
により、該条片によつて形成された通路の幅がら
せんの外周部からその中心を見て回転子の回転方
向と一致する方向に増大するようにすることが望
ましい。
好ましくは、電気機械は集電手段を有し、この
場合、該集電手段の各々は、回転子の中空シヤフ
トに堅固に設けられ且つそれぞれの冷却材集収室
のそれぞれの端壁面と冷却材集収室内につくられ
たそれぞれの仕切り壁とによつて形成された空間
内に配置されたそれぞれの円板を備えており、該
空間は電気的伝導を与える液体・金属合金で満た
され且つ冷却材を介して互いに接続されているこ
とが望ましい。
便宜的には、電気機械は冷却材集収室の少なく
とも1つを備えており、この場合、該冷却材集収
室の少なくとも1つは、電気的及び熱的絶縁材料
でつくられており、かつ、それぞれの冷却材集収
室内に配置された集電手段の円板を集電手段に関
して中心位置調整するために、それぞれのベアリ
ングに面する冷却材集収室の端壁面によつて、該
ベアリングの筐体に堅固に取付けられており、冷
却材を回転子に導入するための入口手段の近辺の
回転子の中空シヤフトの端部に配置された集収室
は、入口手段に対して堅固に結合した付加的な関
係で入口手段に面する端壁面を有することが望ま
しい。
好ましくは、電気機械において、負符号集電手
段に接続された電源リード線は多孔性のものであ
り、且つ、2つの成分A及びBからなる材料でつ
くられており、この場合、成分Aは通常の電導率
を有しており成分Bは超電導率を有しており、該
成分A及びBは、集電手段に接続している電源リ
ード線の端部の100%が成分Aからなる材料でで
きており電源リード線の他端部の100%が成分B
からなる材料でできているように、かつ、該成分
A及びBの内容が、それぞれの端部におけるそれ
ぞれの最大値から測定を始めて、電源リード線の
それぞれの端部から反対方向に次第に減少するよ
うに、電源リード線の全長にわたり分布されてい
ることが望ましい。
本発明を添附の図面について実施例によつて以
下に記述する。
極低温冷却を用いる電気機械は、本発明によ
り、固定子巻線2を強固に結合して収容している
筐体1(第1図)(固定子巻線2は図式的に第1
図に示されている。)と、ベアリング6内に支持
されている中空シヤフトの端部4,5を有する中
空回転子3とを具備している。ベアリング6は筐
体1の端しやへい7内に設けられている。端しや
へい7はまた真空密封装置8と気密装置9を備え
ておりこれらの密封装置は固定子巻線2と回転子
3の間の空間を真空に維持するために用いられ
る。
超電導巻線10(第1図に図式的に示す)は、
例えばエポキシ樹脂を用いて、回転子3の円筒部
に固定されている。超電導巻線10は、本実施例
に従つて、少なくとも2本の電源リード線11,
12を有し、この電源リード線11,12は冷却
される。電源リード線11は超電導巻線10と正
符号の集電手段13とに電気的に接続されてお
り、回転子3の中空シヤフトの端部の一方を冷却
するための少なくとも1つの冷却用ダクト内に配
置されている。本実施例においては、回転子の中
空シヤフトの端部4上のらせんに沿つて配置され
た冷却用ダクト14の一群がある。電源リード線
12は、超電導巻線10と負の符号の集電装置1
5とに電気的に接続されており、かつ、回転子3
の中空シヤフトの端部4内に配置され回転子3の
空胴に接続されている配管の形につくられた軸方
向通路16内に配置されている。超電導巻線10
もまた、冷却するために、軸方向通路17に接続
されており、この軸方向通路は回転子3の中空シ
ヤフトの端部5に、熱的真空絶縁手段を備え冷却
材を回転子3内に導入する入口手段18に接続さ
れた配管として、設けられている。回転子3の中
空シヤフトの端部5を冷却するために、この端部
5には冷却用ダクト14と同様の冷却用ダクト1
9が設けられている。
回転子3から冷却材を回収する排出手段20,
21,22が、回転子3の中空シヤフトの端部
4,5のそれぞれにおける軸方向通路16の出口
と共に冷却用ダクト14,19の出口において設
けられており、該排出手段20,21,22は冷
却用ダクト14,19及び通路16と、回転子3
の中空シヤフトの端部4,5上にそれぞれ設けら
れている冷却材集収室23,24との間の連絡を
行なう。本実施例においては、排出手段20,2
1,22は回転子3の中空シヤフトの壁に形成さ
れた放射状通路である。冷却材集収室23,24
の端壁面には、回転可能気密装置9と同様の回転
可能な気密装置25が設けられている(気密装置
9,25は第1図に図式的に示されている。)。
本実施例においては、集電手段13,15は冷
却材集収室23内に配置されており、各々の集電
手段は回転子3の中空シヤフトの端部に強固に結
合された金属スリツプリングと、集電ブラシとを
具備している。
回転子3の中空シヤフトの端部4,5および電
源リード線11,12に沿つて超電導巻線に流入
する総熱量を減少させるために、相互配置を扱う
他の実施例が可能である。
正の符号の集電手段12に接続された電源リー
ド線11に加えて、回転子3の中空シヤフトの端
部5を冷却するための冷却用ダクト19内に配置
され、電源リード線11と同様の、他の電源リー
ド線26(第2図)を扱う実施例がある。電源リ
ード線26は超電導巻線10と正符号の集電手段
27に電気的に接続されており、冷却材集収室2
4内に配置されている。
回転子3内の気体冷却材の圧力を減少させ、排
出手段の効率を増大させて冷却用ダクト14,1
9と通路16の効率を良くするために、排出手段
の1つ、すなわち排出手段20はうず巻車輪
(centrifugal wheel)28(第3,4図)の形状
につくられており、このうず巻車輪28は、冷却
用ダクト14(第3図)の出口が置かれている位
置において回転子3の中空シヤフトの端部4に強
固に結合されている。うず巻車輪28の入口は冷
却用ダクト14の出口と同じ半径で配置されてい
る。うず巻車輪28の通路及び冷却材集収室23
の出口分岐の通路は、冷却材集収室23そのもの
と共に、冷却材が冷却用ダクト14からうず巻車
輪28に引き渡される際や冷却材がうず巻車輪2
8を離れる際及び冷却材集収室23の入口分岐に
導入される際に円滑に行なわれるように形成され
ている。
本実施例においては、うず巻車輪28は正符号
13及び負符号15の集電手段に近接して冷却材
集収室23内に配置されている。排出手段21
は、電源リード線12を収容する通路16と冷却
材集収室23の間の連絡を行なう放射状の通路の
形に形成されており、うず巻車輪28と負符号の
集電手段15との間に配置されている。上述の如
く、各々の集電手段13,15は回転可能な金属
スリツプリングと、回転子3に対して固定的に設
置された黒鉛ブラシとを具備している。
冷却材集収室23内の冷却用ダクト14の排出
特性上の気体冷却部材の圧力増大効果を排除する
ために、うず巻車輪28を供給することが良い慣
行であり、このうず巻車輪28は、らせん
(helix)としてらせん状に巻回された条片31を
その間に有する円板29及び30(第5図)の形
をしており、冷却用ダクト14と冷却材集収室2
3との間の連絡を行なう。条片31は、条片31
と円板29,30の端面によつて形成された通路
32の幅がらせんの周辺部かららせんの中心に向
つて図からわかるように増大し、通路32(第6
図)の幅が増大する方向は回転子3の回転方向と
一致する、というようにして用意されている。本
実施例においては、正符号13及び負符号15の
集電手段を、例えば銅といつた高い電気伝導度の
材料からなる円板33,34の形でそれぞれ有す
ることが良い慣行である。円板33,34は、熱
的及び電気的な絶縁ガスケツト35を介して、電
源リード線11,12の出口点において回転子3
の中空シヤフトの端部に強固に固定されている。
円板33,34は、冷却材集収室23と内側環状
壁部28,29によつて形成された個々の空間3
6,37内にそれぞれ好ましく配置されており、
それぞれの接点40,41を介して集電手段1
3,15の端子に電気的に接続されており、この
場合、接点40,41は電気伝導を与えるガリウ
ム・インジウム共融合金でできている。冷却材集
収室23と仕切り壁38,39との筐体は、従来
のガラスプラスチツク又はセラミツク成分でもよ
い熱的及び電気的絶縁材料で好ましくつくられて
いる。
本実施例においては、円板29,30は仕切り
壁38,39によつて形成された中央空間42内
に配置され、冷却材の作用によつて空間36,3
7と連絡をし、一方、通路16と冷却材集収室2
3の間の連絡を行なう排出手段21は円板30,
34の間に配置されている。空間42は、空間4
2を冷凍機(図示せず)に接続している冷却材放
出分岐43と連絡する。分岐43は広い断面積を
有し、空間42に対する接線上に設けられてお
り、かつ、その出口が回転子3の回転方向と反対
の側に向いている。
空間36,37に対して円板33,34の中心
を決定するために、また、気密装置25の数を減
少させるために、冷却材集収室23,24は、筐
体1の端しやへい7に設けられたベアリング6の
ハウジングに強固に結合されており、冷却材集収
室24は更に入口手段18に固定されている(第
7図)。本実施例においては室24に配置された
正符号集電手段27は室23に配置された正符号
集電手段13と同様である。集電手段27は仕切
り壁45と室24の端壁面とによつて形成された
空間内に配置された円板44と、接点40,41
と類似の液体金属接点46とを有する。
始動モード及び過渡的状態における本発明の電
気機械の安定な動作、冷却用ダクト14,19及
び通路16内の気体冷却部材の流速のよりよい制
御を、これら冷却用ダクト14,19および通路
16のより大きい効率と共に得るために、負符号
集電手段15に接続されている電源リード線12
を多孔性のものとし、2つの成分A及びBを合体
する材料で形成することが良い慣行であり、この
場合成分Aは通常の導電性を有し、成分Bは超電
導の性質を有する。成分A及びBは、集電手段1
5に接続している電源リード線の端の100%が成
分Aで構成される材料でできており、超電導巻線
10(第1図)に接続している電源リード線12
の他の端の100%が成分Bで構成される材料でで
きているようにして、電源リード線12の長さ全
体にわたつて分布している。成分A及びBの含有
量は電源リード線12のそれぞれの端から反対方
向に測定して、それらの端における最大値から始
まつて次第に減少することが必要である。本実施
例においては、電源リード線12の中間部に、長
さにおいて電源リード線12の直径の10ないし20
倍に達する部分があり、この部分は等しい量の成
分A及びBからなる。
上述の実施例においては、電源リード線12は
従来の方法(例えば焼結又は成型)を用いて製造
され、超電導巻線10から集電手段15の円板3
4(第8図)に至る全長にわたり多孔構造を提供
する。電源リード線12のこのような構成によ
り、電源リード線12をそれぞれの排出手段に結
合することが可能になる。この目的のために、通
路47が円板34内に設けられており、電源リー
ド線12は分岐端をもつておりこの分岐が通路4
7に配置されている。本実施例においては、8つ
の通路47(第9図)と分岐端の8つの分岐があ
る。
円板34からの冷却材の自由かつ均一な通過を
与え、それにより円板34上に一様な熱分布を与
えるために、集電手段15の円板34を離れる通
路47の出口(第8図)は冷却材集収室23の空
間42の側に向つていなくてはならず、また、回
転子3の回転中に生じる液体・金属接点41(第
9図)の自由表面の半径より小さい半径上に配置
されなければならない。
冷却材の運動方向を示すために第1図ないし第
9図において矢印が用いられている。
超電導巻線10(第1図)を超電導状態に維持
するために、超電導巻線は液体ヘリウムのような
液体冷却材の浴槽内に浸される。回転子3の軸か
らその周辺に移る液体ヘリウムに加わる遠心力の
作用によつて、圧力勾配が得られその結果ヘリウ
ムの温度は、ヘリウムが供給される超電導巻線1
0の温度と共に、増大する。冷却材の温度、従つ
て超電導巻線10の温度を所定の範囲内に維持す
るために、冷却材の気体相の圧力をその液体相の
圧力より減少させることは良い慣行である。第1
図の実施例においてこのことは次のようにして行
なわれる。
小ゲージ圧力で冷凍機(図示せず)から入口手
段18を介して引渡される液体ヘリウムは通路1
7を通つて回転子3の空胴及び超電導巻線10の
通路内(図示せず)に入る。冷却材が回転子3の
軸からその表面に至るとき、冷却材は超電導巻線
10を冷却しようとし、且つ、液相と気相にわか
れる。液体ヘリウムは中空回転子3の円筒部の内
壁上に集められ、気体ヘリウムは回転子3の軸の
近辺の空間を占めようとする。回転子3の軸の極
く近くにおいて気体ヘリウムは3つの流れに分割
される。そのうちの2つは回転子3の中空シヤフ
トの端部4,5を冷却するために冷却用ダクト1
4,19に供給され、第3の流れは、電流リード
線12を収容し超電導巻線10と負符号集電手段
15との間の連絡を行なう通路16内を通る。液
体ヘリウムは気体ヘリウムに比較して超電導巻線
10に対してより高い熱放出係数を与えるので、
超電導巻線10の温度は中空回転子3の円筒部の
内壁にわたり分布している液体ヘリウムの温度に
よつて決まる。超電導巻線10は、冷却用ダクト
14,19と、冷却用ダクト14,19及びそれ
ぞれの冷却材集収室の間の連絡を行なうそれぞれ
の排出手段20,22との排出特性がより高い場
合に、より多く冷却される。
液体ヘリウム及び、従つて、超電導巻線10の
温度の減少は、超電導巻線10に、また、端部
4,5、電源リード線11,12及び集電手段1
3,15からの液体ヘリウムに伝導された熱量に
依存する。この目的のために、冷却用ダクト14
に供給された気体ヘリウムは、電源リード線11
を有する回転子3の中空シヤフトの端部4と正符
号集電手段13とを通りこれらの内側を流れ、冷
却用ダクト19に供給された気体ヘリウムは回転
子3の中空シヤフトの端部5の内側を伝導する。
電源リード線及び集電手段から熱を強力に除去す
るために、負及び正の符号の集電手段に接続され
た電源リード線は互いに独立になつており、集電
手段は、回転子から冷却材を回収する排出手段を
やはり収容する冷却材集収室内に配置されてお
り、この場合、該排出手段は冷却材集収室を冷却
用ダクトに結合するために用いられる。本実施例
においては負符号集電手段15に接続された電源
リード線12は通路16内に配置されており、排
出手段21は負符号集電手段15と共に冷却材集
収室23内に配置されている。結論として、電源
リード線12を冷却するために用いられる気体ヘ
リウムは、回転子3の中空シヤフトの端部4の冷
却用ダクト14内に配置され電源リード線11を
冷却するために用いられる気体ヘリウムと共に、
冷却用ダクト14及び通路16を通り、それぞれ
の排出手段20,21を経由して、冷却材集収室
に入る。冷却材集収室内において気体ヘリウムの
2つの流れは共に結合されて正符号集電手段13
と負符号集電手段15を同時に冷却するために用
いられる。冷却材集収室23を離れる気体ヘリウ
ムは冷凍室(図示せず)に引渡され、この冷凍室
はやはり、冷却用ダクト19及び排出手段22を
経由して冷却材集収室24に至る気体ヘリウムの
流れを受取る。
冷却材の移動の過程において、冷却材は上述の
要素によつて生成されたある量の熱を吸収する傾
向があり、それによりそれらの要素から熱を移動
させる結果がもたらされる。この結果、超電導巻
線10への熱の流入は制限される。
正符号集電手段13,27に接続された2本の
電源リード線11,26(第2図)を有する実施
例においては、回転子3の中空シヤフトの端部
4,5からと、電源リード線11,12からと、
正及び負の符号のそれぞれの集電手段13,15
からの熱の移動は、超電導巻線10の冷却と共
に、上述と同様にして行なわれる。異なるところ
は、冷却用ダクト19内に配置された電源リード
線26と正符号集電手段27とから熱が除去さ
れ、それにより超電導巻線10への熱の流入は、
始動モードにおいて、また、電流値が定格の3な
いし5倍になる過渡的状態において、より適切に
行なわれる。電源リード線26用開閉装置(図示
せず)は電気機械の外側又は内側に配置され得
る。電源リード線26がオン又はオフになると、
回転子3の中空シヤフトの端部4,5に沿つて、
また、冷却用ダクト14,19及び通路16内に
それぞれ配置された電源リード線11,12,2
6に沿つて、超電導巻線10に伝導される熱の総
流入に関して冷却用ダクト14,19及び通路1
6の最適な動作を得るために、冷却用ダクト1
4,19及び通路16を通る冷却材の流速を制御
する必要がある。原理的には、この種の制御は、
「熱伝送領域」内の冷却用ダクト14,19及び
通路16の出口においてのみ設けることができる
制御装置(図示せず)によつて行なわれる。もし
そうなつていないならば、機械の構成ははるかに
複雑になり信頼性は低下する。上記の制御装置は
冷却用ダクト14,19及び通路16のそれぞれ
の出口に設けられた自動的絞り装置でもよい。し
かしながら、回転可能なダクトと結合したこのよ
うな制御装置を用いることにより、機械の構成は
より複雑となり、制御装置を通過する冷却材のス
ロツトリングに原因する回収不可能な損失を生じ
る。このため、冷却用ダクト14と冷却材集収用
室23の間の連絡を行なう排出手段の少なくとも
1つはうず巻車輪28(第3,4図)の形をとつ
ている。冷却材集収室23内の圧力制御によつ
て、冷却用ダクト14及び通路16に対する冷却
材の流速の再分布が可能になる。
小型電気機械又は低い流速の冷却材を用いる機
械内で冷却材の流速をより効率的に制御するため
に、好ましい実施例は、らせん条片31を間に配
置した2つの円板29,30を備えた排出手段の
少なくとも1つを包含している。この実施例にお
いては、冷却材集収室23内の気体ヘリウムの圧
力の増大は冷却用ダクト14の排出特性をかなり
の程度劣化させる傾向があるが、通路16に関す
る流速は機械の動作モードに依存して増大又は減
少させることができる。
集電手段13,15をより効率的に冷却するた
めに、集電手段は液体・金属接点40,41を有
する円板33,34を備えている。集電手段1
3,15の付加的な冷却は、冷却材集収室23を
通る気体ヘリウムによつて行なわれる。動作中
に、円板33,34は接点40,41を回転さ
せ、その結果、接点40,41は空間36,37
に一様に分布され、かくしてよりよい冷却が達成
される。液体・金属接点は概して化学的活性が高
く、従つてそれらの通常の動作は真空状態又は例
えばアルゴン又はヘリウムによつて与えられる不
活性雰囲気中でのみ達成される。冷却材集収室2
3内を通る気体ヘリウムは従つて接点40,41
を酸化から防ぐ。同時に、冷却材そのものは、円
板33,34及び接点40,41によつて、冷却
材集収室23の気密装置25の疲労によつて生じ
た異物から保護されている。冷却材はまた、集電
手段13,15の疲労中に生じた異物による汚染
からも保護されている。
冷却材集収室23の出口における流体力学的損
失を減少させるために、冷却材集収室は広がり分
岐43(第6図)を有しており、この広がり分岐
は集収室23に対する接線上において集収室23
に付加されており、回転子3の回転方向の反対側
に方向づけられている。冷却材は通路32内で旋
回されて通路32を離れ、かなりの流体力学的損
失なしに分岐43に入り、次いで冷凍機(図示せ
ず)の入口に至る。
第7,8,9図に示した実施例における本発明
の電気機械は、第1図ないし第6図の場合につい
て記述した電気機械と同様に動作する。異なると
ころは、回転子3の中空シヤフトの端部5を冷却
するための冷却用ダクト19(第7図)を離れる
冷却材は液体・金属接点46をさらに保護すると
いうこと、及び、冷却材そのものは異物、すなわ
ち、冷却材集収室24内に配置された正符号集電
手段27の円板44による気密装置9の疲労によ
つてもたらされた粒子によつて汚染されないよう
になつていることである。集収室24を離れた
後、冷却材は分岐43を経由して冷凍機に入る。
始動モードの間及び過渡的状態において、本発
明の電気機械が事故のない動作を行なうために、
また、この電気機械の調整応答を改善するため
に、電源リード線12及び通路47(第8,9
図)に関する冷却材の流速は、成分A及びBの割
合が互いに等しくなる点において電源リード線1
2の成分Bが超電導になるように好ましく選択さ
れている。この場合に、電源リード線12は適切
に作用する。すなわち、電源リード線12を伝導
して超電導巻線10に至る熱量は最小であり電流
の急激な変動に依存しない。
固定子巻線2(第7図)と回転子3の間の充分
な熱的絶縁を得るために、これらの間の空間は空
になつており、その中の真空状態は回転子3の中
空シヤフトの気密装置9と絶えず動作している真
空ポンプ(図示せず)とによつて維持されてい
る。回転子3の空胴中に冷却材を導入するため及
びこの空胴中から冷却材を回収するためにそれぞ
れ用いられる、回転子3の中空シヤフトの端部
4,5と通路16,17との間もやはり真空絶縁
されている。
本発明の電気機械の構成により、より効果的な
基礎に基づいて、回転子の空胴から気体ヘリウム
を回収することが可能になる。気体ヘリウムの除
去により回転子内の液体ヘリウム上に存在する気
体ヘリウムの圧力が低下するので、冷却材そのも
のの圧力及び温度、従つて、超電導巻線の温度が
低下する。超電導巻線の温度が低下することによ
り超電導巻線の信頼性は高くなり超電導巻線を流
れる電流密度は増大し、この結果、機械全体の効
率は増大する。機械が非常に大きい回転数で動作
するとき、ヘリウムはより速い速度でかつ超電導
巻線がつくられるための好ましい温度条件で回収
される。一方、シヤフトの端部、電源リード線及
び集電手段の冷却においてヘリウム蒸気の「熱吸
収」の性質をより効率的に用いることにより、超
電導巻線の超電導状態を維持するために必要なヘ
リウムの全体としての消費量が減少する。
独立の通路内の正及び負の符号の集電手段に接
続された電源リード線の配置は、リード線のため
のより簡単な絶縁方法を保証し、また、シヤフト
は電源リード線の熱容量と比較してより大きな熱
容量を有するので、その絶縁方法をより信頼性の
あるものとする。この結果、正符号集電手段に接
続された電源リード線は、始動モード中及び過渡
的状態に機械を生じる熱サージによつて相当に影
響を受けることはない。一方、負符号集電手段に
接続された電源リード線は、それぞれ通常の導電
率及び超電導率を有する成分A及びBで構成され
る多孔性材料でつくられている。このことによ
り、電源リード線が超電導となる領域の拡張が可
能となり、この結果、電源リード線を流れる電流
及び電源リード線の適切な作用のために必要とさ
れる気体ヘリウムの量は広い範囲にわたり調節さ
れ得る。
正及び負の符号の集電手段に接続されている電
源リード線は、ペルチユ効果によるよりよい方法
で以下の通り冷却され得る。正符号の集電手段に
接続されている電源リード線において、従来の導
体とリード線内に合体された超電導体とをはんだ
付けした点である量の熱が吸収される。一方、負
符号の集電手段に接続されている電源リード線に
おいて、同量の熱が同じ条件で放出される。「負
符号」の電源リード線はヘリウムに対してより大
きい接触領域をもつているので、上記の熱は容易
に除去され得る。排出手段と集電手段との結合に
よりこれらの手段のよりよい作用が可能になる。
気体ヘリウムの排出により回転可能な液体・金属
接点が強く冷却され、液体・金属接点の酸化が防
止される。同時に、液体・金属接点は、排出気体
ヘリウムが回転可能な気密装置の疲労によつて生
成した異物によつて汚染されないようにしようと
する。上述の利点は本発明の電気機械の信頼性及
び効率を向上させ、動作価格を低減化させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による、極低温冷却を用いる電
気機械を示す部分的縦断面図、第2図は正符号集
電手段に接続された電源リード線が中空シヤフト
の両端部に対して利用可能である、本発明によ
る、極低温冷却を用いる電気機械を示す部分的縦
断面図、第3図はうず巻車輪の形につくられた、
回転子から冷却材を回収するための排出手段を備
えた、本発明による、極低温冷却を用いる電気機
械を示す部分的縦断面図、第4図は本発明によ
る、第3図の−線断面図、第5図は排出手段
が円板の形につくられており条片が円板の間に設
けられ、集電手段内に液体・金属合金が設けられ
た、本発明による、極低温冷却を用いる電気機械
を示す部分的縦断面図、第6図は本発明による、
第5図の−線断面図、第7図は中空シヤフト
の両端部上の集電手段が液体・金属合金を備えて
おり、冷却材集収室の筐体が固定子筐体の端しや
へいに配置されたベアリングの筐体に強固に結合
されている、本発明による、極低温冷却を用いる
電気機械の部分的縦断面図、第8図は負符号集電
手段に接続された電源リード線は多孔性であり、
集電手段は液体・金属合金を備えている、本発明
による、極低温冷却を用いる電気機械の縦断面
図、第9図は本発明による、第8図の−線断
面図、第10図から第15図はそれぞれ、従来の
超電導電気機械の縦断面図である。 3……中空シヤフト、4,5……中空回転子3
のシヤフトの端部、6……ベアリング、10……
超電導巻線、11,12……電源リード線、13
……正符号集電手段、14……端部4を冷却する
冷却用ダクト、15……負符号集電手段、16…
…電源リード線12を収容する通路、17……冷
却材を超電導巻線10に供給する通路、18……
冷却材を回転子3内に導入する入口手段、19…
…端部5を冷却する冷却用ダクト、20,21,
22……冷却材を回転子3から回収するための排
出手段、23,24……冷却材集収室、26……
電源リード線、28……うず巻車輪、29,30
……円板、31……条片、32……条片31及び
円板29,30によつて形成される通路、33,
34……円板、36,37……空間、38,39
……冷却材集収室23内につくられ、空間36,
37を形成するための仕切り壁、44……冷却材
集収室24に配置された円板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷却材で満たされた中空回転子3を有し極低
    温冷却を用いる電気機械であつて、該回転子3は
    冷却されている少なくとも第1および第2の2本
    の電源リード線11,12を有する超電導巻線1
    0を備えており、この場合、該第1の電源リード
    線11は正符号集電手段13に接続されてペルチ
    エ効果により熱を吸収するようにされておりかつ
    該回転子3の中空シヤフトの1端部4を冷却する
    ための少なくとも1つの冷却用ダクト14内に配
    置されており、該回転子3の該中空シヤフトの端
    部4,5を冷却するための冷却用ダクト14,1
    9は回転子3から冷却材を回収するためのそれぞ
    れの排出手段20,22を介して、それぞれの冷
    却材集収室23,24に結合されており、該第2
    の電源リード線12は負符号集電手段15に接続
    されてペルチエ効果により熱を放出するようにさ
    れており、該回転子3の該中空シヤフトはベアリ
    ング6内に支持されており、該ベアリングの各々
    は密封装置を用いた筐体を有し、該回転子3は冷
    却材を超電導巻線10に供給するための通路17
    を備えており、この場合、該通路17は冷却材を
    該回転子3内に導入するための入口手段18に結
    合されており、該入口手段18は該回転子3の中
    空シヤフトの端部5に配置されており、該回転子
    3は通路16を備えており、この場合、該通路1
    6は該回転子3の中空シヤフトの他の端部4内に
    設けられかつ該回転子3の空胴と、回転子3から
    冷却材を回収するための排出手段21を介して、
    冷却材集収室23とに接続されており、該第2の
    電源リード線12は該通路16内に配置されてお
    り、該集電手段13,15は冷却材集収室23内
    に配置されている、極低温冷却を用いる電気機
    械。 2 該第1の電源リード線は、該正符号集電手段
    13,27に接続されかつ該回転子3の中空シヤ
    フトの両端部4,5を冷却するための冷却用ダク
    ト14,19内に配置された2本の電源リード線
    11,26を有し、該回転子3の中空シヤフトの
    一方の端部4において、負符号集電手段15に接
    続された該第2の電源リード線12と共に配置さ
    れている該第1の電源リード線の一方11に接続
    された該正符号集電手段13は、該負符号集電手
    段15と共に、冷却材集収室23内に配置され
    た、特許請求の範囲第1項記載の電気機械。 3 回転子から冷却材を回収するための少なくと
    も1つの排出手段を有し、該排出手段は回転子3
    の中空シヤフトの端部4,5を冷却する冷却用ダ
    クト14,19と冷却材集収室23,24の間の
    連絡を行なうように配置され、かつ、うず巻車輪
    28として形成されて回転子3の中空シヤフトの
    端部4を冷却する冷却用ダクト14の出口端部材
    上に設けられ、冷却材集収室23内で利用可能な
    1つ又は両方の集電手段に近接した冷却材集収室
    23内に配置されている、特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の電気機械。 4 うず巻車輪28は2つの円板29,30を備
    えており、該円板29,30の間に固定的に巻回
    された条片31はらせんを形成しそれにより該条
    片31によつて形成された通路32の幅がらせん
    の外周部からその中心を見て回転子3の回転方向
    と一致する方向に増大するようにした、特許請求
    の範囲第3項記載の電気機械。 5 集電手段13,15の各々は回転子3の中空
    シヤフトに堅固に設けられかつ各々が冷却材集収
    室23のそれぞれの端壁面と冷却材集収室23内
    につくられたそれぞれの仕切り壁とによつて形成
    された空間36,37内に配置されたそれぞれの
    円板33,34を備えており、該空間36,37
    は、電気的伝導を与え且つ冷却材を介して互いに
    集収室23の他の端壁面と仕切り壁38,39と
    によつて形成された空間に接続されている液体・
    金属合金で満たされている、特許請求の範囲第1
    項から第4項の何れかに記載の電気機械。 6 冷却材集収室23,24の少なくとも1つ
    は、電気的及び熱的絶縁材料でつくられており、
    かつ、集電手段13,15,27に関する冷却材
    集収室23,24内に配置された集電手段13,
    15,17の円板33,34,44の中心位置の
    調整を行なうために、それぞれのベアリング6に
    面する冷却材集収室23,24の端壁面によつ
    て、ベアリング6の筐体に堅固に取付られてお
    り、この場合、冷却材を回転子3に導入するため
    の入口手段18の近辺の回転子3の中空シヤフト
    の端部5に配置された集収室24は、入口手段1
    8に対する付加的な固定された関係で入口手段1
    8に面する端壁面を有する、特許請求の範囲第5
    項記載の電気機械。 7 負符号集電手段15に接続された該第2の電
    源リード線12は多孔性のものであり、かつ、2
    つの成分A及びBからなる材料でつくられてお
    り、この場合、成分Aは通常の電導率を有してお
    り成分Bは超電導率を有しており、該成分A及び
    Bは、集電手段15に接続している該第2の電源
    リード線12の端部の100%が成分Aからなる材
    料でできており該第2の電源リード線12の他端
    部の100%が成分Bからなる材料でできているよ
    うに、かつ、該成分A及びBの内容が、それぞれ
    の端部におけるそれぞれの最大値から測定を始め
    て、該第2の電源リード線12のそれぞれの端部
    から反対方向に次第に減少するように、該第2の
    電源リード線12の全長にわたり分布されてい
    る、特許請求の範囲第1項から第6項の何れかに
    記載の電気機械。
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