JPS6257793A - 硬軟多層構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方法 - Google Patents

硬軟多層構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方法

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JPS6257793A
JPS6257793A JP60195055A JP19505585A JPS6257793A JP S6257793 A JPS6257793 A JP S6257793A JP 60195055 A JP60195055 A JP 60195055A JP 19505585 A JP19505585 A JP 19505585A JP S6257793 A JPS6257793 A JP S6257793A
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin material
material layer
laser light
soft synthetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP60195055A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetani Takagi
高木 宗谷
Kazuhisa Sanbe
和久 三瓶
Kazumasa Itoga
糸賀 一聖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS6257793A publication Critical patent/JPS6257793A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬質合成樹脂材料層と軟質合成樹脂材料層と
の多層構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂成形品のパリまたは不要部分を切断して
トリミングする際には、ホットナイフプレス、カッタナ
イフまたはウォータジェットが広〈実施されている。こ
れらのトリミング方法においては、硬質合成樹脂材料か
らなる成形品のトリミングには適している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、硬質合成樹脂材料層の表面に軟質合成樹
脂材料層を積層した多層構造の合成樹脂成形品のうち、
硬質合成樹脂材料層を残し、軟質合成樹脂材料層の不要
部分のみを切断してトリミングする場合、ホットナイフ
プレスまたはカッタナイフによる機械的な力を加えて切
断する方法では、軟質合成樹脂材料層が軟らかいために
、硬質合成樹脂材料層にナイフを押し当てるような力を
加えることで切断を行うことになる。このため、硬質合
成樹脂材料層にナイフが食い込んで切り込み傷が発生し
、繰り返しまたは静的曲げ応力が加わった際に疲労破壊
または一発破壊の危険があり、合成樹脂成形品の信頼性
を低下させる不具合がある。
また、ウォータジェットのように物理的な力を加えて切
断する方法では、貫通切断を行う際GこGま高速で切断
作業を行うことができるので、切断面の品質も良好に実
施することができるものの、軟質合成樹脂材料層のみの
切断になると、切断時に使用されたウォータの行き場所
がなくなる。このため、成形品の硬質合成樹脂材料層と
軟質合成樹脂材料層との間にウォータが潜り込み、両層
を剥離させるという不具合がある。
従って、この発明は、上記の不具合を解消するためにな
されたもので、合成樹脂材料に対して光の吸収率の高い
波長を持ったレーザ光を使用し、軟質合成樹脂材料層の
不要部分のみをトリミングすることによって、硬質合成
樹脂材料層への切り込み傷の発生を防止するとともに、
硬質合成樹脂材料層と軟質合成樹脂材料層との眉間剥離
を防止することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明に係る硬軟多層構造からなる合成樹脂
成形品のトリミング方法においては、硬質合成樹脂材料
層の表面に軟質合成樹脂材料層を積層した多層構造の合
成樹脂成形品のうち、硬質合成樹脂材料層を残し、軟質
合成樹脂材料層の不要部分のみを切断するトリミング方
法であって、前記軟質合成樹脂材料層の切断部位に、合
成樹脂材料に対して光の吸収率の高い波長を有するレー
ザ光を照射し、軟質合成樹脂材料層のみを加熱・熔融し
て切断するようにしたものである。
そして、トリミング時に使用されるレーザ光としては、
ガラス:ネオジウム3+レーザ光、YAG:ネオジウム
3+レーザ光、ルビーレーザ光、ヘリウム−ネオンレー
ザ光、クリプトンレーザ光、アルゴンレーザ光、H,レ
ーザ光、N2レーザ光、C02レーザ光等を挙げること
ができ、このうち、特に、CO2レーザ光が最も通して
いる。
また、レーザ光の出力においては、軟質合成樹脂材料層
のみを加熱・溶融することができる出力であればよく、
上述のレーザ光にあわせて出力を選定することが必要で
ある。例えば、CO2レーザ光の場合には70Wないし
250Wが適しており、100Wないし200Wが最も
適している。
そして、その出力が70W以下の場合には軟質合成樹脂
材料層のみを加熱・溶融して切断することが困難となり
、250W以上の場合には軟質合成樹脂材料層のみを加
熱・溶融にとどまらず、硬質合成樹脂材料層まで加熱・
溶融してしまう危険がある。
また、レーザ光の移動速度は、レーザ光の種類および出
力と関係するものであり、出力が高い場合にはレーザ光
の移動速度を速くし、出力が低い場合にはレーザ光の移
動速度を遅くすることが必要である。例えば、CO2レ
ーザ光の出力が100Wないし200W程度の場合には
4m/minの範囲が最も適している。いずれにせよ、
レーザ光の移動速度はレーザ光の種類および出力とを考
慮に入れ、軟質合成樹脂材料層は切断できるが硬質合成
樹脂材料層には切り込み傷をあたえない速度を選定する
ことが必要である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
(第1実施例) 第1図は本発明に係るトリミング方法の第1実施例を説
明する斜視図、第2図は第1実施例によるトリミング部
を説明する拡大斜視図、第3図は第1図のA部円内を拡
大した断面図を示すものである。
第1図ないし第3図において、lは自動車の車室内に設
けられるコンソールボックスであって、このコンソール
ボックス1は基材2である硬質合成樹脂材料層3と、そ
の表面に接着剤(図示せず)を介在して貼着されている
軟質合成樹脂材料層4とからなっており、軟質合成樹脂
材料層4は発泡材5とその表面に接着剤(図示せず)を
介在して貼着されている表皮材6とからなっている。
そして、基材2はガラス繊維(図示せず)が添加されて
強化された不飽和ポリエステル樹脂から射出成形によっ
て成形されている。また、発泡材5はウレタン樹脂から
発泡成形によって成形されており、表皮材6は塩化ビニ
ールのシートによって基材2よりもや大きめに裁断され
ている。
また・コンソールボックスlには他の部品(図示せず)
を取り付けるための言通した取付は穴7が形成されてお
り、その周辺部は第3図に示すようにガーニッシュ(図
示せず)を取り付けるためにU字溝形状に形成されてい
る。また、U字溝形状の縁部には軟質合成樹脂材料層4
が覆っており、この部位の軟質合成樹脂材料層4がトリ
ミングを必要とする不要部分8となっている。
そして、軟質合成樹脂材料層4の不要部分8をトリミン
グする際には、コンソールボックスlのトリミングする
部位を水平に保持し、第1図に示すように軟質合成樹脂
材料層4の不要部8と必要部分9の境界Yの上方にCO
,レーザ発振器(図示せず)に通ずる照射ノズル10を
位置させる。
その後、照射ノズル10から波長が10.6μm、出力
が135ないし160wのCO,レーザ光11を照射し
、その焦点を第2図に示すように硬質合成樹脂材料層3
と軟質合成樹脂材料層4の境界面12に合わせる。
この状態で、照射ノズル10を6m/minの切断速度
で境界Yに沿って移動させる。その際、C02レーザ光
は、その波長と軟質合成樹脂材料層4の吸収スペクトル
との関連によって、軟質合成樹脂材料層4の境界Y部に
エネルギとして蓄積されるとともに、そのエネルギによ
って軟質合成樹脂材料層4の境界Y部が順次加熱・溶融
されて切断される。そして、その際にはコンソールボッ
クスlのトリミングする部位が平行に保持され、かつC
O,レーザ光11の焦点は硬質合成樹脂材料WI3と軟
質合成樹脂材料層4の境界面12に合わせられているの
で、硬質合成樹脂材料層3の表面には切り込み傷を発生
させることなしにトリミングすることができる。
その後、CO2レーザ光11の照射を停止するとともに
、照射ノズル10の移動を停止してコンソールボックス
1の上方から遠ざける。これによって、硬質合成樹脂材
料層3の表面に切り込み傷を発生させることなく、軟質
合成樹脂材料層4の不要部分8のみがトリミングされて
完成品とされる。
(第2実施例) 第4図は本発明に係るトリミング方法の第2実施例を説
明する斜視図、第5図は第4図のB部円内を拡大した斜
視図を示すものである。
この第2実施例は多くの点で第1実施例と同じであり、
同一部品に同一番号を付して、その説明は省略し、相違
点のみを述べる。
第2実施例において異なる点は、第4図および第5図に
示すようにコンソールボックス1の形状を変更し、自動
車々体(図示せず)に取り付ける際には取付は穴フの周
辺に形成されている座面部1aのボルト穴1bにボルト
(図示せず)を挿通して装着するようにしたところにあ
る。
そして、座面部1aのボルト穴1bを覆っている軟質合
成樹脂材料層4の不要部分8をトリミングする際には、
コンソールボックス1のトリミングする部位を水平に保
持し、軟質合成樹脂材料層4の不要部分8と必要部分9
の境界Yの上方にC0□レ一ザ発振器(図示せず)に通
ずる照射ノズル10を位置させる。その後、照射ノズル
10がら波長が10.6μm、出力が130ないし14
0WのCo2レーザ光11を照射し、その焦点を硬質合
成樹脂材料層3と軟質合成樹脂材料層4の境界面12に
合わせる。
この状態で、照射ノズルlOを4m/minの切断速度
で境界Yに沿って移動させる。その際、CO2レーザ光
は、その波長と軟質合成樹脂材料1’i4の吸収スペク
トルとの関連によって、軟質合成樹脂材料層4の境界Y
部にエネルギとして蓄積されるとともに、そのエネルギ
によって軟質合成樹脂材料層4の境界Y部が順次加熱・
溶融されて切断される。そして、その際にはコンソール
ボックス1のトリミングする部位が平行に保持され、か
つCO,レーザ光11の焦点は両層3.4の境界面12
に合わされているため、硬質合成樹脂材料層3の表面に
は切り込み傷を発生させることなく、トリミングするこ
とができる。
その後、CO2レーザ光11の照射を停止するとともに
、照射ノズル10の移動を停止してコンソールボックス
1の上方から遠ざける。これによって、硬質合成樹脂材
料層3の表面に切り込み傷を発生させることなく、軟質
合成樹脂材料層4の不要部分8のみがトリミングされて
完成品とされる。
なお、第1実施例および第2実施例ともに自動車のコン
ソールボックスで説明したが、本発明においてはこれに
限定されるものではなく、硬質合成樹脂材料層の表面に
軟質合成樹脂材料層を積層した多層構造の合成樹脂成形
品のうち、硬質合成樹脂材料層を残し、軟質合成樹脂材
料層の不要部分のみを切断するものであればいずれにも
適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る硬軟多層構造からな
る合成樹脂成形品のトリミング方法においては、合成樹
脂材料に対して光の吸収率の高い波長を持ったレーザ光
を使用し、軟質合成樹脂材料の不要部分のみをトリミン
グするようにしたから、トリミング時において硬質合成
樹脂材料層への切り込み傷の発生を防止することができ
る効果がある。
また、本発明においては、合成樹脂材料に対して光の吸
収率の高い波長を有するレーザ光を使用してトリミング
するようにしたから、従来のようなウォータジェットを
使用する必要がないので、硬質合成樹脂材料層と軟質合
成樹脂材料層との眉間剥離を防止することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトリミング方法の第1実施例を説
明する斜視図である。 第2図は第1実施例によるトリミング部を説明する拡大
斜視図である。 第3図は第1図のA部円内を拡大した断面図である。 第4図は本発明に係るトリミング方法の第2実施例を説
明する斜視図である。 第5図は第4図のB部円内を拡大した斜視図である。 1−・−−一−コンソールボックス 2−−一基材 3−・−硬質合成樹脂材料層 4・−・−軟質合成樹脂材料層 5−−−−−一発泡材 6・−−−−一表皮材 7−・・−取付は穴 8−−一・不要部分 9−=−・・必要部分 10・−・・照射ノズル 11−・−C02レーザ光 12−−−−・境界面 出願人  トヨタ自動車株式会社 第1図 第2図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硬質合成樹脂材料層の表面に軟質合成樹脂材料層を積層
    した多層構造の合成樹脂成形品のうち、硬質合成樹脂材
    料層を残し、軟質合成樹脂材料層の不要部分のみを切断
    するトリミング方法であって、前記軟質合成樹脂材料層
    の切断部位に、合成樹脂材料に対して光の吸収率の高い
    波長を有するレーザ光を照射し、軟質合成樹脂材料層の
    みを加熱・溶融して切断することを特徴とする硬軟多層
    構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方法。
JP60195055A 1985-09-04 1985-09-04 硬軟多層構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方法 Pending JPS6257793A (ja)

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JP60195055A JPS6257793A (ja) 1985-09-04 1985-09-04 硬軟多層構造からなる合成樹脂成形品のトリミング方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035091A (ja) * 1989-05-19 1991-01-10 Lpf Verpakkingen Bv 可塑性材料、特に包装材料に弱い線または溝を形成する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035091A (ja) * 1989-05-19 1991-01-10 Lpf Verpakkingen Bv 可塑性材料、特に包装材料に弱い線または溝を形成する方法

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