JPS6255834A - 傍熱型陰極ヒ−タ - Google Patents
傍熱型陰極ヒ−タInfo
- Publication number
- JPS6255834A JPS6255834A JP60193770A JP19377085A JPS6255834A JP S6255834 A JPS6255834 A JP S6255834A JP 60193770 A JP60193770 A JP 60193770A JP 19377085 A JP19377085 A JP 19377085A JP S6255834 A JPS6255834 A JP S6255834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- cathode
- alumina
- porous alumina
- alumina film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Solid Thermionic Cathode (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は陰極線管の陰極構体加熱用ヒータを被覆する多
孔質アルミナ皮膜の構造に係り、即応性を要求される陰
極線管に適した傍熱形陰極ヒータに関する。
孔質アルミナ皮膜の構造に係り、即応性を要求される陰
極線管に適した傍熱形陰極ヒータに関する。
一般にカラーブラウン管などの陰啄線管の傍熱形陰極ヒ
ータは、陰極構体の金属筒体に挿入されて陰極を加熱す
ることにより電子放射を行わせるもので陰極線管の重要
な役割を有している。
ータは、陰極構体の金属筒体に挿入されて陰極を加熱す
ることにより電子放射を行わせるもので陰極線管の重要
な役割を有している。
受像機をスイッチオンしてから蛍光スクリーンに画像が
でるまでの時間を極力短縮することが要求されている。
でるまでの時間を極力短縮することが要求されている。
そのためには電子線発生源の陰極を速く電子線発生に必
要な温度まで加熱すること夫がされている。
要な温度まで加熱すること夫がされている。
陰極から熱電子の放出するまでの過程は、スイッチオン
されるとまずヒータに電流が流れてヒータの温度が上が
る。このヒータの熱が伝わって陰極構体表面の電子放射
性物質から電子線が放射される。従ってタングステン線
から陰極構体への伝熱効率の良し悪しが陰極構体が所定
温度に上がり、電子線が放射されるまでの時間(エミッ
ション立ち上り時間’l’ew)を左右する。即ち陰極
構体とヒータであるタングステン線の間に介在される絶
縁層の多孔質アルミナ膜の熱容量はできるだけ小さいこ
とが望ましい(特開昭57−433371゜しかし、熱
容量の小さいことが要求される該アルミナ皮膜は、最も
高温になるタングステン線の熱膨張による寸法変化を受
けるので他の部分よりも強度の大きなアルミナ皮膜であ
ると云う逆の特性も要求される。従って特開昭57−4
3337に述べられているように、金属筒体頂部側にな
るタングステン線を20〜30μmの粒径のアルミナで
被覆することはかさ密度を抑える効果があっても、一方
では強度不足を招くことになる。
されるとまずヒータに電流が流れてヒータの温度が上が
る。このヒータの熱が伝わって陰極構体表面の電子放射
性物質から電子線が放射される。従ってタングステン線
から陰極構体への伝熱効率の良し悪しが陰極構体が所定
温度に上がり、電子線が放射されるまでの時間(エミッ
ション立ち上り時間’l’ew)を左右する。即ち陰極
構体とヒータであるタングステン線の間に介在される絶
縁層の多孔質アルミナ膜の熱容量はできるだけ小さいこ
とが望ましい(特開昭57−433371゜しかし、熱
容量の小さいことが要求される該アルミナ皮膜は、最も
高温になるタングステン線の熱膨張による寸法変化を受
けるので他の部分よりも強度の大きなアルミナ皮膜であ
ると云う逆の特性も要求される。従って特開昭57−4
3337に述べられているように、金属筒体頂部側にな
るタングステン線を20〜30μmの粒径のアルミナで
被覆することはかさ密度を抑える効果があっても、一方
では強度不足を招くことになる。
本発明の目的はエミッション立上シ時間を短縮した高信
頼性の傍熱形陰極ヒータを提供することにある。
頼性の傍熱形陰極ヒータを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するためにヒータを構成するタ
ングステンの接触側と外皮部とで、多孔質アルミナ皮膜
のかさ密度をヒータ線接触側が外器側より大きく、好ま
しくは前者が後者の3=2のかさ密度を有し、また、金
属筒体頂部側から長手方向に対してそれぞれ粒度の異な
るアルミナを以て被覆するものである。
ングステンの接触側と外皮部とで、多孔質アルミナ皮膜
のかさ密度をヒータ線接触側が外器側より大きく、好ま
しくは前者が後者の3=2のかさ密度を有し、また、金
属筒体頂部側から長手方向に対してそれぞれ粒度の異な
るアルミナを以て被覆するものである。
゛第1図は、本発明による傍熱形陰極ヒータの断面を示
す一実施例を示す。この場合、陰極構体1に固着した金
属筒体2頂部側から金属筒体の約1/2の長さく約4
rps )まで、挿入されたタングステン線のコイル部
3に於いて、タングステン線4の表面からアルミナ被覆
の全膜厚の3/4(60、μm)に相当する部分5を平
均粒径3.75μmのアルミナ粉で被覆し、その外周部
分6(20μm)即ち外皮側には平均粒径1μm以下の
アルミナを被覆する。一方、ヒータの足部7の多孔質ア
ルミナ皮膜では、外皮部8は全膜厚の約1/2(40μ
m)が平均粒径1μm以下の多孔質アルミナ皮膜であり
、その内部9(40μm)は平均粒径3.75μmのア
ルミナ粉からなるものである。このようにアルミナの粒
径を変えてヒータ側のかさ密度を外皮側のそれより大き
くした。
す一実施例を示す。この場合、陰極構体1に固着した金
属筒体2頂部側から金属筒体の約1/2の長さく約4
rps )まで、挿入されたタングステン線のコイル部
3に於いて、タングステン線4の表面からアルミナ被覆
の全膜厚の3/4(60、μm)に相当する部分5を平
均粒径3.75μmのアルミナ粉で被覆し、その外周部
分6(20μm)即ち外皮側には平均粒径1μm以下の
アルミナを被覆する。一方、ヒータの足部7の多孔質ア
ルミナ皮膜では、外皮部8は全膜厚の約1/2(40μ
m)が平均粒径1μm以下の多孔質アルミナ皮膜であり
、その内部9(40μm)は平均粒径3.75μmのア
ルミナ粉からなるものである。このようにアルミナの粒
径を変えてヒータ側のかさ密度を外皮側のそれより大き
くした。
本実施例によれば第2図から判るように’l’ewが従
来のものに比べ20%短縮される。
来のものに比べ20%短縮される。
ヒートサイクル試験でのヒータ電流の変化におよぼす全
アルミナ膜厚の依存性については第4図(a)の結果を
得た。この場合、アルミナ膜は第3図に示す(外層アル
ミナ膜厚/内層アルミナ膜厚)比=1.0の条件を満た
すものを用いたが、従来品に比べ全アルミナ膜厚が80
μm以上になるとヒータ電流の低下に対する影響が少な
い。
アルミナ膜厚の依存性については第4図(a)の結果を
得た。この場合、アルミナ膜は第3図に示す(外層アル
ミナ膜厚/内層アルミナ膜厚)比=1.0の条件を満た
すものを用いたが、従来品に比べ全アルミナ膜厚が80
μm以上になるとヒータ電流の低下に対する影響が少な
い。
TeWと全アルミナ膜厚との関係を第4図(b)に示す
。出画時間に相当するエミッション立上シ時間(Tew
)は全アルミナ膜厚が100μmを越えると増加する。
。出画時間に相当するエミッション立上シ時間(Tew
)は全アルミナ膜厚が100μmを越えると増加する。
従って第4図(a)(b)e総合すると、本発明の二重
構造のアルミナ膜厚は全体で80〜100μmとするこ
とが望ましい。
構造のアルミナ膜厚は全体で80〜100μmとするこ
とが望ましい。
本発明によれば、コイル部3をかさ密度の小さいアルミ
ナ皮膜で全膜厚の2/3〜1/2を被覆することで、タ
ングステン線の熱量を速やかに陰極構体に伝えることが
でき、第2図に示すようにTeW(エミッション立上り
時間)を従来品の値に比べて約20%短縮することがで
きる。また、足部(第1図中7)で外皮部のかさ密度の
大きな多孔質アルミナ皮膜8?、コイル部のそれより厚
くすることによって高温折曲げ強度が図3に示すように
従来の単層の場合に比べ最大160%向上させる。
ナ皮膜で全膜厚の2/3〜1/2を被覆することで、タ
ングステン線の熱量を速やかに陰極構体に伝えることが
でき、第2図に示すようにTeW(エミッション立上り
時間)を従来品の値に比べて約20%短縮することがで
きる。また、足部(第1図中7)で外皮部のかさ密度の
大きな多孔質アルミナ皮膜8?、コイル部のそれより厚
くすることによって高温折曲げ強度が図3に示すように
従来の単層の場合に比べ最大160%向上させる。
第1図■は傍熱形陰極構体の全体図、第1図面は本発明
によるヒータのコイル部断面を拡大した模式図、第1図
(0は同じく足部断面を拡大した模式図、第2図は、本
発明の効果を示すコイル部の多孔質アルミナ膜のかさ密
度に対する’l’ewの変化を示す図、第3図は本発明
の効果を高温折曲げ強度で示す図、第4図(a)はヒー
トサイクル特性を示す線図、第4図(b)は全アルミナ
膜厚とエミッション高上り時間との関係を示す線図であ
る。 1・・・隈極構体、2・・・金属筒体、3・・・ヒータ
のコイル部、4・・・タングステン線、5および9・・
・かさ密度の小さい多孔質アルミナ膜、6および8・・
・かさ密度の大きい多孔質アルミナ膜、10・・・空隙
。
によるヒータのコイル部断面を拡大した模式図、第1図
(0は同じく足部断面を拡大した模式図、第2図は、本
発明の効果を示すコイル部の多孔質アルミナ膜のかさ密
度に対する’l’ewの変化を示す図、第3図は本発明
の効果を高温折曲げ強度で示す図、第4図(a)はヒー
トサイクル特性を示す線図、第4図(b)は全アルミナ
膜厚とエミッション高上り時間との関係を示す線図であ
る。 1・・・隈極構体、2・・・金属筒体、3・・・ヒータ
のコイル部、4・・・タングステン線、5および9・・
・かさ密度の小さい多孔質アルミナ膜、6および8・・
・かさ密度の大きい多孔質アルミナ膜、10・・・空隙
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、陰極線管の電子線放出陰極構体を加熱するらせん状
に巻回されたヒータ線と、該ヒータ線を被覆した多孔質
アルミナ皮膜とから成るヒータにおいて、前記多孔質ア
ルミナ皮膜のかさ密度を、ヒータ線接触側が外皮側より
も大であるようにしたことを特徴とする傍熱形陰極ヒー
タ。 2、上記陰極構体の金属筒体頂部側から、金属筒体の長
さの1/2〜1/3の部分まで挿入されている前記ヒー
タの多孔質アルミナ皮膜かさ密度が、残りの部分のかさ
密度より小さいことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の傍熱形陰極ヒータ。 3、ヒータ線接触側の多孔質アルミナ皮膜が粒径3〜4
μmのアルミナ粉末で被覆され、外皮部側の多孔質アル
ミナ皮膜が粒径1μm以下のアルミナ粉末で被覆されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
項記載の傍熱陰極ヒータ。 4、陰極構体に固定した金属筒体頂部側から1/2〜1
/3の長さのヒータの多孔質アルミナ皮膜がヒータ線接
触側から外皮側までの膜厚の2/3〜3/4が粒径3〜
4μmのアルミナ粉末で被覆され残りが粒径1μm以下
のアルミナ粉末で被覆されていることを特徴とする特許
請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか記載の傍熱形
陰極ヒータ。 5、多孔質アルミナ皮膜の膜厚が80〜100μmであ
る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか記載の
傍熱形陰極ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60193770A JPS6255834A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 傍熱型陰極ヒ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60193770A JPS6255834A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 傍熱型陰極ヒ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6255834A true JPS6255834A (ja) | 1987-03-11 |
Family
ID=16313515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60193770A Pending JPS6255834A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | 傍熱型陰極ヒ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6255834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0407104A2 (en) * | 1989-07-01 | 1991-01-09 | Hitachi, Ltd. | Inorganically insulated heater, process for production thereof and cathode ray tube using the same |
-
1985
- 1985-09-04 JP JP60193770A patent/JPS6255834A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0407104A2 (en) * | 1989-07-01 | 1991-01-09 | Hitachi, Ltd. | Inorganically insulated heater, process for production thereof and cathode ray tube using the same |
US5138221A (en) * | 1989-07-01 | 1992-08-11 | Hitachi, Ltd. | Inorganically insulated heater, and cathode ray tube and air flow sensor using the same |
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