JPS6255073A - コロニ−自動移殖システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ 本発明は、コロニー自動移殖システムに関し、特に、コ
ロニー自動移殖装置の内部の雰囲気を無菌雰囲気に近い
状態を容易に形成できるようなコロニー自動移殖システ
ムに関する。

［従来技術］ 従来、新しい菌種は、−・般に、次のような９つの［程
を経て処理され、培養されている。

それは、（１）ｌユ壌の採取、（２）水による希釈。

（３）培養シャーレ内の寒天培地への植え付け、（４）
保温器内で一定時間の培養、（５）寒天培地１・、で繁
殖した各種の菌のコロニーを１１視判定、（Ｇ）所望の
色をしたコロニーのみを白金Ｍなどで採取。

（７）試験シャーレまたは試験管の寒天培地への移植、
　（ｅ）　ｋｒｒ五してみて有望な菌であれば種々のテ
ストを繰り返して検討、（９）薬、醸造、その他のバイ
オテクノロジーの分立への適用というステップを経てお
こなわれる。

以１の１−程で有望そうな特定の菌のコロニーの１１視
判定と採取、そして移植は、人丁；によって行われ、面
倒で効率の良くない作業である。そこで、このような欠
点を解１１″１するために、Ｘ−Ｙステージを利用して
ンヤーレの培地を順次観察できるような操作装置とか、
直接肉眼あるいは顕微鏡を介して培養シャーレの培地を
観察することに代わって、カラーＴＶモニターによって
画像処理をし、このカラーＴＶを１１視することによっ
て観察し、その作業の効率化と疲労を軽減しようとする
自動装置が提案され、また、開発されている。この種の
自動装置として開発されたコロニー自動移殖処理部は、
各種のコロニーが混在した状態で繁殖しているソース／
ヤーレの培地から、所定の色のコロニーを選別し、選別
に応したコロニーを自動的に、かつ、連続的に順次採取
してオブジェクトンャーレｌ―の培地に順次移植するも
のである。

［発明が解決しようとする問題点コ しかし、この移植作業はしばしば数白゛枚から数丁・枚
のシャーレを使用し、長時間にわたっておこなわれる。

この移植作業を解放状態の人気中でおこなうと空気中の
ｌツ遊雑菌（例えば、枯１°Ｊ菌等）がオブジェクトシ
ャーレ中の培地１−に落ドし、該培地１−で繁殖を始め
る。その結果、目的とする微生物に関する試験結果を誤
らせることとなり、挙げ句のはでには移植試験を最初か
らやり直さなければならない・ＩＣ！１４に至る。この
空気中の浮遊雑菌によるｌり染の危険性は移植作業時間
が長くなるほど高くなる。

しかも、コロニー移植装置の周囲を無菌状態に保つこと
はなかなか難しい。したがって、コロニー移植作業は常
に空気中の１７遊雑菌によるｌり染の危険にさらされて
いる。このＩＩす染避けるためには、移植装置全体を無
菌室（クリーンルーム）の中にいれて移植作業を行わな
ければならない。

しかし、無菌室（クリーンルーム）を建設するには適゛
１１なスペースのほかに多大な費用を必波とする。また
、クリーンルームの運転コストモｊＨ（視することはで
きない。

特に、移植作業を１１゛わない場合にもルーム内に２１
Ｅ菌が繁殖しないようにするため適当な防除処置を講じ
なければならない。この目的には、一般的に紫外線殺菌
料が使用されるが、室内が大きければ、それに比例して
大規模な紫外線殺菌料をを備しなければならない。しか
し、コロニー自動移殖装置それ自体はさほど大型の装置
ではない。従って、クリーンルームのような大規模な設
備はかえって無駄となる。

［発明の１１的コ 本発明の目的は、クリーンルームのような大規模な設備
を使用しな（でも、コロニー自動移殖装置の内部の雰囲
気を無菌雰囲気に近い状態に容易にできるコロニー自動
移殖システムを提供することである。

［問題点を解決するためのＬ段］ この発明は、コロニー自動移殖装置にクリーンベンチユ
ニットを結合したものであって、前記のような「１的を
達成するためのこの発明のコロニー自動移殖システムに
おける１段は、給気部とこの給気部の下品に配置された
コロニー自動移殖処理ｎくと、このコロニー自動移ｙ１
処理部の下部に配置されたｔＪＦ気部気韻らなり、給気
部からコロニー移殖処理部へは除菌フィルタを通して空
気が供給され、コロニー自動移殖処理部からυ［気韻へ
空気が排出されるというものである。

［作用］ このように、コロニー自動移殖処理部（コロニー自動移
殖装置）とクリーンベンチユニットを一体化することに
より、クリーンルームのような大規模な１設備を用意し
なくとも、容易にかつ安価にはどんと無菌状態に近い雰
囲気をコロニー自動移殖処理部（コロニー自動移殖装置
）の内部に形成することができる。

［実施例］ 以ド、図面を参照しながら本発明のコロニー自動移殖シ
ステムについて説明する。

第１図は本発明のコロニー自動移殖システムの・実施例
を示す概略図であり、第２図及び第３図は、それぞれ他
の実施例の概略図である。なお、これら図において同・
のちのは、同一の符吋をもって／１＜す。

第１図に示されるように本発明のコロニー自動移殖シス
テムは、所定の容積を有するぼぼ密閉ＩＩ）能なハウジ
ング３内を、給気部の具体例としての１・１部給気ダク
ト室５．該１一部給気ダクト室５のド都に位置する公知
のコロニー自動移殖装置で構成されるコロニー移殖処理
部７、そして更に最上部に排気部の具体例としての一下
部排気ダクト室８とがそれぞれ積み市ねられた状態で配
置されている。

なお、５ａは、１一部給気ダクト室５のフィルタ付きの
吸気量１１部であり、７ａは、コロニー自動移殖装置本
体の部分である。また、８ａは、下部υＩ気ダクト室８
のυ１気開１−．１部であり、ｌＯは、ファンである。

ここで、１一部給気ダクト室５には第１除菌フイルタ１
３が設けられていて、コロニー移殖処理部７へはこの１
一部給気ダクト室５から第１除菌フイルタ１３を通して
空気が供給される。また、下部排気ダクト室８には第２
除菌フイルタ１５が設けられていて、コロニー移殖処理
部７から下部υＦ気ダクト室８へは第２除菌フイルタ１
５を通して空気かυ［出される。

ここで、図では、１一部給気ダクト室５とコロニー自動
移殖装置で構成されるコロニー移殖処理部７と一下部υ
Ｆ気ダクト室８とが１つの）飄つジング３を分割した状
態で形成されているが、これらは、２図に見るようにユ
ニ７）化されて独＼γのものとして形成され、コロニー
自動移殖装置で構成されるコロニー移殖処理部７に！・
１部給気ダクト室５と下部ｖト気ダクト室８とを適当な
結合り段を介して結合して第２図に見るように積み市ね
てもよい。

第３図に見る実施例では、排気ダクト室８に代えて還気
ダクト室９を設けたものであって、１１部給気ダクト室
５と下部還気ダクト室９は側面還気通路１１により連通
されており、側面還気通路１１の下部還気ダクト室９側
に説けられたファン１７により前記；一部給気ダクト室
５へ強制的に還流する。

したがって、１°９部給気ダクト室５からコロニー移殖
処理部７へ、コロニー移殖処理部７から下部還気ダク］
・室９へ、そして１一部給気ダクト室５へと無菌状態に
近い空気が循環する。なお、第３図におけるハウジング
３内の仝気はファン１７により矢印の方向に流動される
。

ところで、コロニー移植作業を妨害する汚染源となる空
気中の雑菌の大きさは−・般に０．２μｍ−８０μｍの
範囲内である。したがって、第１除菌フイルタおよび第
２除菌フイルタはこのサイズ範囲内の雑菌を除去できる
能力をイｒするものであればいずれのタイプのフィルタ
であっても使用できる。

例えば、−・般のクリーンルーム用に使用されているＨ
ＥＰＡ（Ｈｉｇｈ　　ＥｆｆｉｃｉｅｎｃｙＰａｒｔｉ
ｅｕｌａｔｅ　　Ａｉｒ：）ｓイ・エフィシェンシイ・
パティキュレイト・エア）フィルタあるいは食品または
薬品製造などにおいて広く使用されているメンブランフ
ィルタ等を使用できる。

ＨＥＰＡフィルタはろ材として数μｍｍトド直径のガラ
ス繊、１）　”’？、をシート状にしたものであって、
０．３μｍの固体粒ｒを９９．９７％以１−捕集する能
力を有している。また、特開昭５７−３５９２０号公報
に開示されている、０．１２μｍの固体粒ｒを９９．９
９９９％以１−捕集できる超高性能フィルタも使用でき
る。第１除菌フイルタおよび第２除菌フイルタには同・
の、または、異なった、種類あるいはタイプのフィルタ
をくみあワセて使用することもできる。

第１除菌フイルタおよび第２除菌フイルタの取り付は枚
数、および、取り付は位置は本発明の必須要件ではない
。従って、該フィルタの大きさよりもやや小さな開１１
部を有する、１一部給気ダクト室５とコロニー移殖処理
部７とを仕切る１−都仕切板１８およびコロニー移殖処
理部と下部排気ダクト室８（又は下部還流ダクト室９）
とを仕切る下部仕切板２１の１−側および／またはド側
であって前記開１１部に対応する位置に配置固定すれば
よい。

したがって、各実施例では、第１除菌フイルタ１３は１
°０部仕切板１８のｌ側に、また、第２除菌フイルタ１
５は下部什切板２１のド側に配置固定されているが、こ
の配置例に限定されないことは説明を要しないであろう
。

なお、この発明にあっては、最低第１の除菌フィルタを
備えていればよく、第２は、除菌フィルタでなくてもよ
い。

さて、コロニー移植作業を１１゛っていない場合、無菌
空気の供給も１１゛われない。その結果、コロニー移殖
処理部内に雑菌が繁殖する恐れがある。この危険を避け
るために、例えば、１一部給気ダクト室５とコロニー移
殖処理部７とを仕切る１・１部仕ｕＪ板１８の下部側（
すなわち、コロニー移殖処理部側）に−水辺１−の紫外
線殺菌灯２３を配設することが好ましい。

そして、空気供給を１１めたら、直ちに、この紫外線殺
菌灯を点幻させ雑菌の繁殖を阻１１−する。コロニー移
植作業中であっても、この紫外線殺菌灯を点灯させるこ
ともできる。しかし、紫外線により目的微生物またはコ
ロニーに突然変異を誘発する１■能性もあるので、コロ
ニー移植作業中は紫外線殺菌灯は消幻することか必要で
ある場合も少なくない。

ところで、気流方式は第１図に図示されたような川向層
流方式が好ましい。６直層流方式は乱流方式に比べて最
高度の清浄状態が容易に得られるからである。

１一部給気ダクト室５および下部還気ダクト室の容積は
前記の空気の垂直層流を発生させるのに必要にして１−
分な容積であればよい。このような容積は当業者が容易
に決定できる。また、コロニー移殖処理部の容積は、そ
こに配置されるコロニー自動移殖装置の大きさに依存す
る。従って、゛コロニー移殖処理部の容積は、−・般的
に、適当なコロニー自動移殖装置と同害のものであって
、これが接続でき又はコロニー自動移殖装置を配設乃至
は内蔵できるものである。そして、この処理部によりコ
ロニー移植作業を円滑に好うことができるに足りる必要
１・分な容積であればよい。

所望により、本発明のクリーンベンチユニットのハウノ
ング底部には、該ベンチを床面に安定的に設置出来るよ
うにするための適当な脚部２５を配設できる。

コロニー移殖処理部に設置されるコロニー自動移殖装置
自体は本出願人の出願に係る、例えば、特願昭５９−２
３５０２１吋等に開、１（されており公知である。

コロニー移殖処理部の前面にはシャーレ類などを出し入
れするための気密密閉が＋ｉ）能な開閉扉（国事されて
いない）を配設できる。この扉を解放してコロニー自動
移殖処理部に移植作業に必要なシャーレ類を供給する際
、雑菌を含んだｚｌｉ染空気も同時にコロニー移殖処理
部内に侵入するＩＩ）能性がある。したがって、シャー
レ類を供給し、扉を完全に密閉した後、１・分な除菌操
作を打ってからコロニーの移植作業を開始するとよい。

このような密閉ハウジング内の空気の汚染度をチェック
するため、該空気をサンプリングする適当な１段（図示
されていない）を配設することもできる。

［発明の効果コ 以ｌ−説明したように、本発明のコロニー自動移殖シス
テムにあっては、給気〜くとこの給気部の下部に配置さ
れたコロニー自動移殖処理部と、このコロニー自動移殖
処理部の下部に配置された排気部とからなり、給気部か
らコロニー移殖処理部へは除菌フィルタを通して空気が
供給され、コロニー自動移殖処理部から排気部へ空気が
排出されるようにしているので、クリーンルームのよう
な大規模な設備を用、αしな（とも、容易にかつ安価に
ほとんど無菌状態に近い雰囲気をコロニー自動移殖処理
部（コロニー自動移殖装置）の内部に形成することがで
きる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明のコロニー自動移殖システムの・実施例
を７１（す概略図であり、第２図及び第３図は、それぞ
れ他の実施例の概略図である。 １・・・コロニー自動移殖システム ３・・・ハウジング　５・・・１°１部給気ダクト室７
・・・コロニー移殖処理部 ８・・・下部ｉＪｌ気ダクト部　９・・・下部還気ダク
ト室１１・・・側面還気通路　１３・・・第１除菌フイ
ルタ１５・・・第２除菌フイルタ　１７・・・ファン１
８・・・１−Ｍり仕切板　２１・・・下部仕切板２３・
・・紫外線殺菌灯　２５・・・脚特りｎ出願人 ［ＩＸｒ、電ｒエンジニアリング株式会社代理人　弁理
１　梶　山　拮　是 第　　１　　　図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）給気部とこの給気部の下部に配置されたコロニー
   自動移殖処理部と、このコロニー自動移殖処理部の下部
   に配置された排気部とからなり、前記給気部からコロニ
   ー移殖処理部へは除菌フィルタを通して空気が供給され
   、前記コロニー自動移殖処理部から排気部へ空気が排出
   されることを特徴とするコロニー自動移殖システム。
2. （２）コロニー自動移殖処理部から排気部への排気除菌
   フィルタを通して行われることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のコロニー自動移殖システム。
3. （３）給気部とコロニー自動移殖処理部と排気部とは、
   それぞれユニット化されていて結合されることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のコロニー自動移殖シス
   テム。
4. （４）排気部と給気部とがダクトにより結合され、空気
   が環流されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のコロニー自動移殖システム。
5. （５）コロニー移殖処理部内に紫外線殺菌灯が一本以上
   配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   又は第４項のうちのから選択されたいずれか１項記載の
   コロニー自動移殖システム。