JPS6253470B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6253470B2 JPS6253470B2 JP56024663A JP2466381A JPS6253470B2 JP S6253470 B2 JPS6253470 B2 JP S6253470B2 JP 56024663 A JP56024663 A JP 56024663A JP 2466381 A JP2466381 A JP 2466381A JP S6253470 B2 JPS6253470 B2 JP S6253470B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintering
- lithium oxide
- density
- sintered
- compact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 30
- FUJCRWPEOMXPAD-UHFFFAOYSA-N lithium oxide Chemical compound [Li+].[Li+].[O-2] FUJCRWPEOMXPAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 229910001947 lithium oxide Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 6
- XUCJHNOBJLKZNU-UHFFFAOYSA-M dilithium;hydroxide Chemical compound [Li+].[Li+].[OH-] XUCJHNOBJLKZNU-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 5
- 229910018068 Li 2 O Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 4
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 claims description 2
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 12
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000004580 weight loss Effects 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は酸化リチウム（Li2O）焼結体の製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
従来酸化リチウム焼結体は、酸化リチウム粉末
をバインダーなしで加圧成型し、これを蓋付の焼
結容器に収納し、真空内または、不活性ガス内で
焼結して製造している。
をバインダーなしで加圧成型し、これを蓋付の焼
結容器に収納し、真空内または、不活性ガス内で
焼結して製造している。
この方法では、酸化リチウム圧粉体を収納する
焼結容器の蓋の閉まり方により、酸化リチウムの
蒸発量が多大な影響を受け、その結果、目的とす
る嵩密度、特に高密度の焼結体を得ることが困難
である。すなわち、蓋の閉まり方により、同一焼
結条件下においても、焼結密度の再現性が難し
く、また、焼結体の寸法精度に問題があつた。極
端な１例を示すと、直径12.8mmφ、高さ5.8mmの
圧粉体を４個、直径27mmφ、高さ30mmの焼結容器
に収納し、真空内において焼結温度1200℃、焼結
時間４時間で焼結した場合、焼結容器の蓋がある
場合とない場合との嵩密度および蒸発量を比較す
ると、前者では、嵩密度は理論密度の91.2〜92.6
％、蒸発量は、1.2〜1.9重量％、後者では、嵩密
度は理論密度の98.1％〜99.1％蒸発量は、8.5〜
17.7重量％と大きな違いがある。すなわち蒸発量
は、真空に接した圧粉体の表面積に比例した。
焼結容器の蓋の閉まり方により、酸化リチウムの
蒸発量が多大な影響を受け、その結果、目的とす
る嵩密度、特に高密度の焼結体を得ることが困難
である。すなわち、蓋の閉まり方により、同一焼
結条件下においても、焼結密度の再現性が難し
く、また、焼結体の寸法精度に問題があつた。極
端な１例を示すと、直径12.8mmφ、高さ5.8mmの
圧粉体を４個、直径27mmφ、高さ30mmの焼結容器
に収納し、真空内において焼結温度1200℃、焼結
時間４時間で焼結した場合、焼結容器の蓋がある
場合とない場合との嵩密度および蒸発量を比較す
ると、前者では、嵩密度は理論密度の91.2〜92.6
％、蒸発量は、1.2〜1.9重量％、後者では、嵩密
度は理論密度の98.1％〜99.1％蒸発量は、8.5〜
17.7重量％と大きな違いがある。すなわち蒸発量
は、真空に接した圧粉体の表面積に比例した。
本発明の目的はこのような欠点のない酸化リチ
ウム（Li2O）焼結体の製造方法を提供すること
である。
ウム（Li2O）焼結体の製造方法を提供すること
である。
而してこの目的は、Li2Oと反応しない金属箔
など（白金箔など）で、酸化リチウム（Li2O）
圧粉体の表面を密着して覆い、これを密閉状態に
近い焼結容器に収納し、焼結過程中における圧粉
体の蒸発を完全に近く防ぐようにすることによつ
て達成した。第１図に示すのは、焼結温度1100℃
から1350℃、焼結時間４時間の同一焼結条件下に
おいて酸化リチウム（Li2O）圧粉体の表面を白
金箔により覆つた場合（○印）と覆わない場合
（△印）の結果であるが焼結温度1100℃、1200℃
および1350℃の場合で比較すると、前者では、嵩
密度は、それぞれ理論密度の85.5±0.5％、95.2±
0.6％および98.0±0.2％、蒸発量は、それぞれ0.9
重量％、1.0重量および3.4重量％、後者では、嵩
密度は、それぞれ理論密度の81.5〜83.5％90.0〜
91.4および96.0〜97％、蒸発量は、それぞれ1.1〜
1.7重量％、1.8〜2.4重量％、および9.0〜11.5重
量％となり、大きな被覆効果を示している。特に
低い焼結温度において、嵩密度の高密度化効果
が、また高い焼結温度では、蒸発量の低減下効果
が著しい。これらの結果から、酸化リチウムの焼
結では、圧粉体の表面を金属箔などで取り囲むこ
とにより（云い換えると、圧粉体の表面からの蒸
発を防ぐことにより）、焼結体の嵩密度の高密度
化効果が得られた。
など（白金箔など）で、酸化リチウム（Li2O）
圧粉体の表面を密着して覆い、これを密閉状態に
近い焼結容器に収納し、焼結過程中における圧粉
体の蒸発を完全に近く防ぐようにすることによつ
て達成した。第１図に示すのは、焼結温度1100℃
から1350℃、焼結時間４時間の同一焼結条件下に
おいて酸化リチウム（Li2O）圧粉体の表面を白
金箔により覆つた場合（○印）と覆わない場合
（△印）の結果であるが焼結温度1100℃、1200℃
および1350℃の場合で比較すると、前者では、嵩
密度は、それぞれ理論密度の85.5±0.5％、95.2±
0.6％および98.0±0.2％、蒸発量は、それぞれ0.9
重量％、1.0重量および3.4重量％、後者では、嵩
密度は、それぞれ理論密度の81.5〜83.5％90.0〜
91.4および96.0〜97％、蒸発量は、それぞれ1.1〜
1.7重量％、1.8〜2.4重量％、および9.0〜11.5重
量％となり、大きな被覆効果を示している。特に
低い焼結温度において、嵩密度の高密度化効果
が、また高い焼結温度では、蒸発量の低減下効果
が著しい。これらの結果から、酸化リチウムの焼
結では、圧粉体の表面を金属箔などで取り囲むこ
とにより（云い換えると、圧粉体の表面からの蒸
発を防ぐことにより）、焼結体の嵩密度の高密度
化効果が得られた。
すなはち焼結密度（嵩密度）は、焼結温度1100
℃から1350℃の温度全般にわたつて、表面被覆し
た方が高く、特に低焼結温度で著しい。また、重
量損失も1350℃の高い焼結温度において、表面被
覆した場合3.4重量％、被覆しない場合9.0〜11.5
重量％で、特に高温域においてこの効果が著し
い。
℃から1350℃の温度全般にわたつて、表面被覆し
た方が高く、特に低焼結温度で著しい。また、重
量損失も1350℃の高い焼結温度において、表面被
覆した場合3.4重量％、被覆しない場合9.0〜11.5
重量％で、特に高温域においてこの効果が著し
い。
焼結過程中に、Li2Oと反応しない金属箔など
（白金箔など）により、圧粉体の表面を密着して
覆う方法として圧粉体の型状に合せた型の容器を
用いて密封溶接するのが理想的であるが、溶接お
よび焼結後の開封などに費用と労力がかかり過
ぎ、また、複雑な圧粉体の場合は容易でなく、工
業規模の製造には適当でない。それゆえ、焼結容
器は、圧粉体（焼結体）の出し入れが簡単な構造
が望ましい。
（白金箔など）により、圧粉体の表面を密着して
覆う方法として圧粉体の型状に合せた型の容器を
用いて密封溶接するのが理想的であるが、溶接お
よび焼結後の開封などに費用と労力がかかり過
ぎ、また、複雑な圧粉体の場合は容易でなく、工
業規模の製造には適当でない。それゆえ、焼結容
器は、圧粉体（焼結体）の出し入れが簡単な構造
が望ましい。
そこで、簡便で工業的規模に適用する方法とし
て、焼結過程中に、酸化リチウムと反応しない金
属箔など（白金箔など）で、酸化リチウム圧粉体
の表面を密着して巻きつけて秘覆し、それを焼結
容器に収納し、焼結する本発明の方法が得られた
のである。本発明により、経済性に見合う方法に
よつて、蒸発の低減下および焼結密度（嵩密度）
の高密度化が達成され、さらに、焼結体の寸法精
度も向上した。
て、焼結過程中に、酸化リチウムと反応しない金
属箔など（白金箔など）で、酸化リチウム圧粉体
の表面を密着して巻きつけて秘覆し、それを焼結
容器に収納し、焼結する本発明の方法が得られた
のである。本発明により、経済性に見合う方法に
よつて、蒸発の低減下および焼結密度（嵩密度）
の高密度化が達成され、さらに、焼結体の寸法精
度も向上した。
第１図は、酸化リチウム焼結体の焼結密度（嵩
密度）および蒸発による重量損失の焼結温度依存
性を、圧粉体表面を白金箔で密着して覆つた場合
と、被覆しない場合とを比較して示したグラフで
ある。 図において、横軸はいづれも焼結温度で、縦軸
は上のグラフは嵩密度で理論密度に対する％、下
のグラフは蒸発による重量損失（重量％）を示
す。また−〇−は圧粉体の表面を白金箔で覆つた
場合、−−〓−−は表面被覆をしない場合であ
る。
密度）および蒸発による重量損失の焼結温度依存
性を、圧粉体表面を白金箔で密着して覆つた場合
と、被覆しない場合とを比較して示したグラフで
ある。 図において、横軸はいづれも焼結温度で、縦軸
は上のグラフは嵩密度で理論密度に対する％、下
のグラフは蒸発による重量損失（重量％）を示
す。また−〇−は圧粉体の表面を白金箔で覆つた
場合、−−〓−−は表面被覆をしない場合であ
る。
Claims (1)
- １ 酸化リチウム（Li2O）粉末を加圧成型し、
Li2Oと反応しない金属箔などにより圧粉体の表
面を密着して覆い、これを、密閉状態に近い焼結
容器に収納し、真空または不活性ガス内で焼結す
ることから成る酸化リチウム（Li2O）焼結体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56024663A JPS57140367A (en) | 1981-02-21 | 1981-02-21 | Manufacture of lithium oxide (li20) sintered body |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56024663A JPS57140367A (en) | 1981-02-21 | 1981-02-21 | Manufacture of lithium oxide (li20) sintered body |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57140367A JPS57140367A (en) | 1982-08-30 |
| JPS6253470B2 true JPS6253470B2 (ja) | 1987-11-10 |
Family
ID=12144381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56024663A Granted JPS57140367A (en) | 1981-02-21 | 1981-02-21 | Manufacture of lithium oxide (li20) sintered body |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57140367A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0369586U (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-10 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3807853C1 (ja) * | 1988-03-10 | 1989-08-10 | Nukem Gmbh, 6450 Hanau, De |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5188503A (ja) * | 1975-02-03 | 1976-08-03 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5575652U (ja) * | 1978-11-20 | 1980-05-24 |
-
1981
- 1981-02-21 JP JP56024663A patent/JPS57140367A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5188503A (ja) * | 1975-02-03 | 1976-08-03 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0369586U (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57140367A (en) | 1982-08-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3992200A (en) | Method of hot pressing using a getter | |
| US5073459A (en) | Sintered light-weight structural material and method of its manufacture | |
| US4108652A (en) | Method for producing a sintered body of high density | |
| US4256688A (en) | Method for manufacturing an object of silicon nitride | |
| US4744944A (en) | Process for producing tungsten heavy alloy billets | |
| US3144328A (en) | Method of producing porous sintered tantalum anodes | |
| JPS6253470B2 (ja) | ||
| CN113747988B (zh) | Ti-Zr合金粉末以及含有其的阳极 | |
| US3348976A (en) | Self-supporting sintered zinc anode structure | |
| US3359095A (en) | Sintering of loose particulate aluminum metal | |
| SU1011045A3 (ru) | Способ изготовлени изделий из нитрида кремни | |
| DE2915831A1 (de) | Verfahren zur herstellung eines gegenstandes aus einem pulverfoermigen material | |
| US3986869A (en) | Process for making electrolytic capacitor anodes forming a continuum of anodes and cutting the continuum into individual bodies | |
| JP3252446B2 (ja) | 熱間静水圧加圧成形用のカプセルおよび熱間静水圧加圧成形方法 | |
| JPS629520Y2 (ja) | ||
| US4214293A (en) | Electrolytic capacitors | |
| JP2601037B2 (ja) | 粉末成形体の焼成方法 | |
| SU146947A1 (ru) | Способ изготовлени фильтров из металлического титана | |
| JPS63125601A (ja) | 金属粉末から金属板材を製造する方法 | |
| JPS624871Y2 (ja) | ||
| SU859479A1 (ru) | Способ изготовлени пористого водородного электрода | |
| US20240261856A1 (en) | Method for heat treating an object containing at least one rare-earth element with a high vapor pressure | |
| JPS6053454B2 (ja) | 焼結形コンデンサ素子の製造方法 | |
| JPS6131161B2 (ja) | ||
| SU118300A1 (ru) | Способ изготовлени металлических пористых фильтрующих элементов |