JPS6252524B2 - - Google Patents
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- JPS6252524B2 JPS6252524B2 JP55007989A JP798980A JPS6252524B2 JP S6252524 B2 JPS6252524 B2 JP S6252524B2 JP 55007989 A JP55007989 A JP 55007989A JP 798980 A JP798980 A JP 798980A JP S6252524 B2 JPS6252524 B2 JP S6252524B2
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- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 8
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 5
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- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 2
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- Patch Boards (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、しや断器、整流器、継電器等の電
気機器を収納した屋外用閉鎖配電盤に関する。
気機器を収納した屋外用閉鎖配電盤に関する。
一般に、しや断器、変流器、継電器等の電気機
器を収納した閉鎖配電盤は、運転中、通電による
電気機器の発熱により盤内の空気温度が高温にな
るため、高温対策が必要とされ、電気機器の発熱
量および外部からの受熱量の低減、盤内の換気お
よび外部への放熱を良好にする方法等が種々工夫
されている。そして、とりわけ屋外用閉鎖配電盤
においては、日射受熱量の影響が大きいため、受
熱量の低減と温度差による結露防止の目的で配電
盤本体の屋根を二重天井構造にしたり、あるいは
屋根の内側に断熱材を貼付する等の方法が採ら
れ、かつ盤内の換気を良好にする手段が採られて
いる。
器を収納した閉鎖配電盤は、運転中、通電による
電気機器の発熱により盤内の空気温度が高温にな
るため、高温対策が必要とされ、電気機器の発熱
量および外部からの受熱量の低減、盤内の換気お
よび外部への放熱を良好にする方法等が種々工夫
されている。そして、とりわけ屋外用閉鎖配電盤
においては、日射受熱量の影響が大きいため、受
熱量の低減と温度差による結露防止の目的で配電
盤本体の屋根を二重天井構造にしたり、あるいは
屋根の内側に断熱材を貼付する等の方法が採ら
れ、かつ盤内の換気を良好にする手段が採られて
いる。
しかし、大電流機器を収納したり多くの機器を
収納した大形大容量閉鎖配電盤や、トランジスタ
形継電器のように許容温度が低い機器を収納した
閉鎖配電盤では、外気温度が高くなる夏期には自
然換気だけでは盤内の冷却に対応できないため、
フアンを用いた強制換気やエアコンを用いた強制
冷却が必要とされている。
収納した大形大容量閉鎖配電盤や、トランジスタ
形継電器のように許容温度が低い機器を収納した
閉鎖配電盤では、外気温度が高くなる夏期には自
然換気だけでは盤内の冷却に対応できないため、
フアンを用いた強制換気やエアコンを用いた強制
冷却が必要とされている。
ところで、屋外用閉鎖配電盤は、内部汚損の進
行を防止する必要から防塵構造とすることが望ま
しく、冷却方式としてはフアンを用いた強制換気
よりエアエン等の冷却装置を用いた強制冷却が好
ましい。さらに、冷却効率を向上させるためには
断熱材を貼付けた完全な断熱構造が望ましい。
行を防止する必要から防塵構造とすることが望ま
しく、冷却方式としてはフアンを用いた強制換気
よりエアエン等の冷却装置を用いた強制冷却が好
ましい。さらに、冷却効率を向上させるためには
断熱材を貼付けた完全な断熱構造が望ましい。
しかし、この種屋外用閉鎖配電盤では、外部へ
の放熱に対しては悪くなり、自然冷却の効果を減
ずることになり、冷却装置の長時間運転により電
力損失の増大となるとともに、夜間の騒音に対し
ても配慮する必要がある。
の放熱に対しては悪くなり、自然冷却の効果を減
ずることになり、冷却装置の長時間運転により電
力損失の増大となるとともに、夜間の騒音に対し
ても配慮する必要がある。
この発明は、前記の点に留意してなされたもの
であり、つぎにこの発明を、その１実施例を示し
た図面とともに詳細に説明する。
であり、つぎにこの発明を、その１実施例を示し
た図面とともに詳細に説明する。
図面において、１は屋外用閉鎖配電盤の筐体状
の配電盤本体、２，３は配電盤本体１内を前部の
配電盤室４と中央部のケーブル室５と後部のしや
断器室６とに区画する隔壁、７は配電盤室４内に
立設された可揺盤であり、該可揺盤７には複数個
の継電器８が取付けられている。９，９′はしや
断器室６内に上下２段に前後動自在に収納された
しや断器、１０ａ，１０a′および１０ｂ，１０
b′はそれぞれ隔壁３に取付けられしや断器９，
９′の接触子に接離される上部断路部および下部
断路部、１１はケーブル室５内に左右方向に配設
された支持碍子１２により支持された母線であ
り、上段の下部断路部１０ｂおよび下段の上部断
路部１０a′がそれぞれ母線１１に接続されてい
る。１３，１３′はケーブル室５内に配設された
負荷側ケーブルであり、各ケーブル１３，１３′
の端部はそれぞれ支持碍子１４，１４′により支
持されるとともに、それぞれリードバー１５，１
５′を介して上段の上部断路部１０ａ、下段の下
部断路部１０b′に接続されている。
の配電盤本体、２，３は配電盤本体１内を前部の
配電盤室４と中央部のケーブル室５と後部のしや
断器室６とに区画する隔壁、７は配電盤室４内に
立設された可揺盤であり、該可揺盤７には複数個
の継電器８が取付けられている。９，９′はしや
断器室６内に上下２段に前後動自在に収納された
しや断器、１０ａ，１０a′および１０ｂ，１０
b′はそれぞれ隔壁３に取付けられしや断器９，
９′の接触子に接離される上部断路部および下部
断路部、１１はケーブル室５内に左右方向に配設
された支持碍子１２により支持された母線であ
り、上段の下部断路部１０ｂおよび下段の上部断
路部１０a′がそれぞれ母線１１に接続されてい
る。１３，１３′はケーブル室５内に配設された
負荷側ケーブルであり、各ケーブル１３，１３′
の端部はそれぞれ支持碍子１４，１４′により支
持されるとともに、それぞれリードバー１５，１
５′を介して上段の上部断路部１０ａ、下段の下
部断路部１０b′に接続されている。
１６は配電盤本体１の上方に設けられた屋根で
あり、配電盤本体１の両側板が上方に延出して屋
根１６を支持している。１７は屋根１６の下部に
設けられ配電盤本体１の上面開口を閉塞して該本
体１内を閉塞する密閉された天井容器であり、防
錆性の良好なステンレス鋼またはアルミニウム等
の材質により形成され、天井容器１７の上面には
3/100〜5/100程度の後方への傾斜が形成されてい
る。１８は天井容器１７内に注入され50〜60℃の
沸点を有する冷媒であり、該冷媒１８の沸点に合
わせて前記天井容器１７内の蒸気圧が最適状態に
保持されている。１９は天井容器１７の上部内面
に貼装された金網、焼結金属、多孔質材等の液滴
付着層であり、該付着層１９も天井容器１７の上
面に応じて後方に傾斜されている。２０は屋根１
６と天井容器１７との間に形成され前後に開口さ
れた空気層、２１，２２は配電盤本体１の前後面
に設けられた扉である。
あり、配電盤本体１の両側板が上方に延出して屋
根１６を支持している。１７は屋根１６の下部に
設けられ配電盤本体１の上面開口を閉塞して該本
体１内を閉塞する密閉された天井容器であり、防
錆性の良好なステンレス鋼またはアルミニウム等
の材質により形成され、天井容器１７の上面には
3/100〜5/100程度の後方への傾斜が形成されてい
る。１８は天井容器１７内に注入され50〜60℃の
沸点を有する冷媒であり、該冷媒１８の沸点に合
わせて前記天井容器１７内の蒸気圧が最適状態に
保持されている。１９は天井容器１７の上部内面
に貼装された金網、焼結金属、多孔質材等の液滴
付着層であり、該付着層１９も天井容器１７の上
面に応じて後方に傾斜されている。２０は屋根１
６と天井容器１７との間に形成され前後に開口さ
れた空気層、２１，２２は配電盤本体１の前後面
に設けられた扉である。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
なお、配電盤本体１内の空気温度をθ１、空気層
２０の空気温度をθ２、外気温度をθ３とする。
なお、配電盤本体１内の空気温度をθ１、空気層
２０の空気温度をθ２、外気温度をθ３とする。
まず、外気温度が高い夏期日中時、すなわちθ
１＜θ３の場合、θ１＜θ２となり、第２図に示
すように、日射が直接屋根１６に照射され、高温
となるが、配電盤本体１の上部が空気層２０、天
井容器１７および天井１７内の空間の三重構造と
なつているため、その断熱効果が極めて良く、配
電盤本体１内の日射受熱量が低減され、配電盤本
体１内の空気温度の高温が防止される。
１＜θ３の場合、θ１＜θ２となり、第２図に示
すように、日射が直接屋根１６に照射され、高温
となるが、配電盤本体１の上部が空気層２０、天
井容器１７および天井１７内の空間の三重構造と
なつているため、その断熱効果が極めて良く、配
電盤本体１内の日射受熱量が低減され、配電盤本
体１内の空気温度の高温が防止される。
また、外気温度より配電盤本体１内の空気温度
が高い状態、すなわちθ１＞θ３の場合、θ１＞
θ２となり第３図に示すように、配電盤本体１内
の空気の高温度により天井容器１７内の冷媒１８
が熱せられ、θ１が50〜60℃になると、冷媒１８
は吸熱して蒸発する。この蒸発された冷媒１８は
上動して液滴付着層１９に達し、該所において、
凝縮して放熱し、液体となつて付着層１９に付着
し、さらに、同図に太線矢印に示すように、付着
層１９の傾斜に従つて後方へ移動し、再び天井容
器１７内の下部に戻される。そして、この冷媒１
８の還流により、配電盤本体１内の熱が天井容器
１７の上面に熱輸送され、さらに、この熱は空気
層２０内に放出され、屋根１６を介して外部へ、
あるいは空気層２０の前後の開口より外部へそれ
ぞれ熱放出され、配電盤本体１内が冷却される。
が高い状態、すなわちθ１＞θ３の場合、θ１＞
θ２となり第３図に示すように、配電盤本体１内
の空気の高温度により天井容器１７内の冷媒１８
が熱せられ、θ１が50〜60℃になると、冷媒１８
は吸熱して蒸発する。この蒸発された冷媒１８は
上動して液滴付着層１９に達し、該所において、
凝縮して放熱し、液体となつて付着層１９に付着
し、さらに、同図に太線矢印に示すように、付着
層１９の傾斜に従つて後方へ移動し、再び天井容
器１７内の下部に戻される。そして、この冷媒１
８の還流により、配電盤本体１内の熱が天井容器
１７の上面に熱輸送され、さらに、この熱は空気
層２０内に放出され、屋根１６を介して外部へ、
あるいは空気層２０の前後の開口より外部へそれ
ぞれ熱放出され、配電盤本体１内が冷却される。
したがつて、前記実施例によると、外気温度が
高い時間帯には、屋根１６、空気層２０、天井容
器１７等による断熱により、外部からの受熱量を
低減でき、配電盤本体１内の空気温度の上昇を防
止できるとともに、配電盤本体１内の空気温度が
外気温度より高い場合には、天井容器１７内の冷
媒１８の還流による熱輸送、すなわちヒートポン
プ作用により、配電盤本体１内の熱を天井容器１
７、空気層２０を介して外部へ放出することがで
き、配電盤本体１内の空気を冷却して高温を防止
できる。さらに、従来のように、エアコン等の冷
却装置を用いる必要がないため、電力損失をなく
すことができるとともに、該装置の運転による騒
音の必配もない。
高い時間帯には、屋根１６、空気層２０、天井容
器１７等による断熱により、外部からの受熱量を
低減でき、配電盤本体１内の空気温度の上昇を防
止できるとともに、配電盤本体１内の空気温度が
外気温度より高い場合には、天井容器１７内の冷
媒１８の還流による熱輸送、すなわちヒートポン
プ作用により、配電盤本体１内の熱を天井容器１
７、空気層２０を介して外部へ放出することがで
き、配電盤本体１内の空気を冷却して高温を防止
できる。さらに、従来のように、エアコン等の冷
却装置を用いる必要がないため、電力損失をなく
すことができるとともに、該装置の運転による騒
音の必配もない。
なお、前記実施例において、天井容器１７の上
面、下面にフインを設けて放熱面積を増加した
り、空気層２０にフアンを設け、空気層２０を強
制冷却して放熱容量を大きくしたり、あるいは、
屋根１６の内側に断熱材を貼付ける構造として空
気層２０における放熱への日照の影響を小さくす
ることにより、放熱効果を向上でき、配電盤本体
１内の冷却をより一層効果的に行なえることはも
ちろんである。
面、下面にフインを設けて放熱面積を増加した
り、空気層２０にフアンを設け、空気層２０を強
制冷却して放熱容量を大きくしたり、あるいは、
屋根１６の内側に断熱材を貼付ける構造として空
気層２０における放熱への日照の影響を小さくす
ることにより、放熱効果を向上でき、配電盤本体
１内の冷却をより一層効果的に行なえることはも
ちろんである。
以上のように、この発明の屋外用閉鎖配電盤
は、筐体状の配電盤本体の屋根の下部に密閉の天
井容器を設け、該容器内に前記配電盤本体内の高
温時に蒸発する冷媒を収容するとともに、前記容
器の内側上面に蒸発した前記冷媒を凝縮させる多
孔質材よりなる液滴付着層を設けたことを特徴と
するものである。
は、筐体状の配電盤本体の屋根の下部に密閉の天
井容器を設け、該容器内に前記配電盤本体内の高
温時に蒸発する冷媒を収容するとともに、前記容
器の内側上面に蒸発した前記冷媒を凝縮させる多
孔質材よりなる液滴付着層を設けたことを特徴と
するものである。
したがつて、この発明によると、外気温度の高
温時、屋根および天井容器により断熱して配電盤
本体内の日射受熱量を低減できるとともに、配電
盤本体内の空気温度が外気温度より高温の時、天
井容器における冷媒および液滴付着層によるヒー
トポンプ作用により、配電盤本体内の空気の熱を
外部へ放出して配電盤本体内の空気を冷却でき、
配電盤本体内の高温をエアコン等を使用すること
なく防止できるものである。
温時、屋根および天井容器により断熱して配電盤
本体内の日射受熱量を低減できるとともに、配電
盤本体内の空気温度が外気温度より高温の時、天
井容器における冷媒および液滴付着層によるヒー
トポンプ作用により、配電盤本体内の空気の熱を
外部へ放出して配電盤本体内の空気を冷却でき、
配電盤本体内の高温をエアコン等を使用すること
なく防止できるものである。
図面はこの発明の屋外用閉鎖配電盤の１実施例
を示し、第１図は一部切断側面図、第２図および
第３図はそれぞれ外気温度が高い場合および外気
温度が低い場合の要部の切断側面図である。 １……配電盤本体、１６……屋根、１７……天
井容器、１８……冷媒、１９……液滴付着層。
を示し、第１図は一部切断側面図、第２図および
第３図はそれぞれ外気温度が高い場合および外気
温度が低い場合の要部の切断側面図である。 １……配電盤本体、１６……屋根、１７……天
井容器、１８……冷媒、１９……液滴付着層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 筐体状の配電盤本体の屋根の下部に密閉の天
井容器を設け、該容器内に前記配電盤本体内の高
温時に蒸発する冷媒を収容するとともに、前記容
器の内側上面に蒸発した前記冷媒を凝縮させる多
孔質材よりなる液滴付着層を設けたことを特徴と
する屋外用閉鎖配電盤。 ２ 天井容器の内側上面が傾斜された特許請求の
範囲第１項に記載の屋外用閉鎖配電盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP798980A JPS56107714A (en) | 1980-01-25 | 1980-01-25 | Outdoor enclosed switchboard |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP798980A JPS56107714A (en) | 1980-01-25 | 1980-01-25 | Outdoor enclosed switchboard |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56107714A JPS56107714A (en) | 1981-08-26 |
| JPS6252524B2 true JPS6252524B2 (ja) | 1987-11-05 |
Family
ID=11680820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP798980A Granted JPS56107714A (en) | 1980-01-25 | 1980-01-25 | Outdoor enclosed switchboard |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56107714A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0249663U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-06 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5834504U (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-07 | 株式会社明電舎 | 屋外配電盤 |
| JPS63138809U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-13 | ||
| JP6100415B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-03-22 | 株式会社日立産機システム | 配電盤 |
-
1980
- 1980-01-25 JP JP798980A patent/JPS56107714A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0249663U (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56107714A (en) | 1981-08-26 |
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