JPS6251955A - 飼料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家畜を含む諸動物に投与するための顆粒状飼料
組成物に関する。

発明の記述 本発明の飼料組成物はビタミンＡ、ビタミンＤ或はこれ
らビタミンの双方を含有するマイクロカプセル（被覆粒
）を必須成分とする配せ物を加圧成形した後破砕して得
られた３、５メツシュないし６０メツシュの大きさ含有
する顆粒状の組成物である。

本発明の飼料組成物は上述のビタミンＡおよび（またば
）ビタミンＤのほかに例えばビタミンＥ。

ビタミン１（などの脂富性ビタミン類或は水浴性のビタ
ミンＲＢ、　Ｒ６，Ｒ１，ビタミン０、葉酸。

ビオチン、パントテン酸およびそれらの塩類、ニコチン
酸およびその誘導体、イノシトール、塩化コリン、ミネ
ラル類たとえば硫酸鉄、硫酸銅、す７２カルシウムなど
、或は抗生物質、消ｆヒ酵素。

ホルモン類、安定剤、賦形剤、結付剤、増量剤。

色素等の患数或は初数の付加的成分金含有することがで
きる。これら付加的成分の内の或種のものは本発明にお
ける必須組成要素である上記ビタミンＡまたはビタミン
Ｄ或はこれらの双方全含有するマイクロカプセル自体に
含有させてもよく、或は、本発明の顆粒状飼料組成物を
製造する際の加圧底形工程の１１１成物に配付してもよ
い。この場せ児成顆粒組成物におけるビタミンＡおよび
（またはノビタミンＤならびに任意の上記付加的成分の
相関的配会割せには別段制限はない。なお、これら付加
的成分のｗツ物はこれをマイクロカプセルの形態にて配
合することが好ましいこともある。

こｎらのマイクロカプセルは噴霧造粒法、相分離造粒法
、ゼラチンビーズ法、界面重せ法、液中硬化被覆法、液
中乾燥法、気中懸濁被覆法、真空蒸着被覆法、静電的付
体法、転勤造粒法などによって製造さｆ′した被覆粒子
である。

本発明ではこのようなマイクロカプセルを必須組成要素
として配付したものを打錠機、ローラーコンノぐクター
、ブリケツチング・マシンなどの公知の圧縮成形機によ
って錠剤状、板状、波板状。

棒状１Ｍ方体状などに加圧成形した後、オツシレーター
、フラッシュ・ミル、ロール・クラニュレーター、クラ
ッシャーなどの破砕機によって顆粒となし、篩分によっ
て３．５メツシュないし６０メツシュのものを採取する
。

こうして得らｎだ本発明の顆粒状飼料組成物は牛、馬、
豚、ヤギ、羊、兎、Ｑ、アヒル、七面鳥。

ウズラ吟の家畜、家禽、その他大小の獣類、愛玩観賞用
鳥類等の飼育用として、或は養魚用として、単独に或は
他の飼料に配合して投与する。

従来の技術 さて、従来固形の飼料組成物としては、主として押出し
造粒法によって造らｆ″したペレット、およびそれを更
に破砕して得らｆ′した顆粒が広汎に使用されてきた。

このような押出し造粒法は殊に飼料用ペレットを製造す
るには配せ物を捏和するために多少の水を添加する。い
わゆる湿式造粒法であり。

これは加熱下での配合組成物の練成押出し工程に次いで
行わｎる加熱乾燥工程等によって、配合組成分殊にその
中のビタミン類、抗生物質、消化酵素等が一部分化学的
に分解することが避けらｎない。

これに反し本発明の顆粒状飼料組成物はその製造過程に
おいて水分の添加や加熱工程を必吸としないために組成
物中の有効成分の分ｉｔ避けることが出来るのみならず
、後で実証することから明らかなように、他の公知剤中
の飼料組成物に比し動物の発育に著しい好結果金もたら
すものである。

実施例 次に本発明の飼料組成物を実施例によって説明する。

実施例１ （イ）　顆粒状飼料組成物の製造 ビタミンＡとビタミンＤ３とを含有する市販のマイクロ
カプセル（被徨粒）（例えば商品名ロビミックスＡＤ３
５００／ｌ　００　）、ケイ酸微粉末で粉末化した酢酸
トコフェロール、アセトメナフトン、リボフラビン、塩
酸ピリドキシンおよびジアノコバラミン、ハ６ントテン
酸カルシウムの混ｘ物（ｐａｖｃ乳糖を加えて５０吟と
し、容［１００ｔのり１ビンミキサで混才口して粉末（
８）とした。

（ロ）　このｓｌ；ｆ２５ｋｑｆローラーコンノぞフタ
−で加圧成形して得り板状体を８メツシュのスクリーン
ケ備えたオツシレータで破砕し、２０メツシュの篩を連
通しない破砕顆粒１５に７ケ得、これ全試料ｌとした。

この試′Ｉ＃＋１は以下述べる比較実験における第３区
の雛鶏の飼料に配付さｎている。

実施例２ 実施例１の第１節に記載と同様にして５０に９の混会粉
末（８）全得た。

この粉末（Ｂ）の２５ｋｇ全ブリケテイ／グマシンで加
圧成形した後３．５メツシュのスクリーンヲ備工たオツ
シレーターで破砕し、ｌＯメツシュの篩で整粒して３．
５〜１０メツシュの顆粒２０に９を得、こｆ′Ｌを試料
２とした。この試料は特に馬、牛等り）大動物の飼料に
＾；合するのに好適である。

実施例３ 実施例２で得７′ｉ：混台粉末（８）の残９２５局をロ
ーラーコンノミフタ−で加圧成形した後％　２０メツシ
ュの７クリーンを備えたオツシレーターで破砕し。

６０メツシュの篩で整粒して２０〜６０メツシュの顆粒
１７階をイ旦、こｎを試料３とした。

この試料は特にマウス、猫、小魚、稚魚等の小動物の飼
料に配付するのに好適である。

上記の試料１ｉ用いて次の実鋏ヲ行った。

さて、鶏は他の動物例えば人体、牛、馬、豚等と異って
体重の割付に腸管が短い動物であり、しかもとｎは代謝
が速く、また栄養取分の吸収率が個体によって大きくバ
ラツキがあり、従って個体相互間の氏長格差が著しいも
のである。なかんずく５ビタミンに関しては剤型の僅か
な差異が鶏の肝臓および血液への移行並に収育に大きく
影響を与える。

よって以下述べる実験では例示として雌鶏ケ実験材料と
して採用し、これらの発育がその飼料に配付さｎたビタ
ミンＡ、Ｄ剤の剤型の差異によって如何に影祷さｎるか
を探究した。

この雌鶏は１９８４年５月２３日に餌付けを開始した白
色レグホンａ（８−３００７の総計８０羽であり、この
実験期間は餌付は開始日より向う３５日間であった。そ
の間第１４日齢までは一律に市販の幼雛用飼料のみ金与
えた。

餌付は開始日には先づこｆら８０羽の幼雛につき各個の
体重全測定した（後記第３表参照〕。次にこの飼育の１
４日目（１４日齢雛）にその内から無作為に５羽を抽出
して常法によりＮＤＩ（Ｉ　Ｃニューカッスル病ＨＩＪ
抗体価°全測定してＧＭ＝　１．６８を得た。そしてこ
の日に残りの雛１００羽につきニューカッスル病生ワク
チン（以下ＮＤと略す〕の第１回１ドース点眼を行った
後でこｎを３区に分けて各区２５羽となし、これら１４
日齢雛各区の内果１区を対照区とし、残りの２区（第２
〜３区）について次に示す剤型の異るＰＩ　ｇのビタミ
ンＡ、Ｄ全上台した飼料にてそれぞれ更に２１日間比較
飼育した。

第１区　　　（ビタミン剤を添加しない幼雛用（対照区
〕　　　飼料のみノ。

第２区　　　先に実施例１の（ロ）珀で述べた試料１？
前記幼雛用飼料１　ｋｇにつき１０２添加したもの。

第３区　　　実施例工の（イ）項に記載の粉末（Ｂ）ｔ
−曲記幼雛用飼料ｌ陽につきｉｏｐ 添加したもの。

この比較飼育期間２１日中に各区について次の測定およ
び観察を行った。

（イ）ＮＤＨＩ抗体価の測定 （ロ）綿毛残雛（換羽）の鑑識 （ハ）体重の測定 （ａ）上記ＮＤＨＩ抗体価の測定（イ）はこの比較実験
開始日（１４日齢雛）と、その後７日目毎に合計４回実
施し、そのためにはその都度各区からそれぞれ５羽の雛
を無作為に抽出し、常法によって採血について行った。

なお各区にはこの比較実検開始日（１４日齢雛）および
比較実験開始日目（２８日齢雛）に会計２回のＮＤの点
眼を行った。

このＮＤＨＩ価の測定値を次の第１表に掲げる。

第　　１　　表 この第１表の数値は添付の第１図にグラフで示している
。

（ｂ）　　綿毛残雛の鑑別（ロ）は各区の２８日齢雛の
頚部の綿毛脱落状態を肉眼観察によって行った。その結
果を次の第２表および添付の第２図のグラフで示す。

第　　２　　表 （ｃ）　　体重の測定（ハ）は餌付は開始日と、その後
の飼育７日経過毎に行い、その都度各区における体重測
定を実施した。体重変動係数の算出は次式によって求め
た。

その値は第３表および第３図のグラフで示す。

上述の実験によって得られたデータから次の示唆が得ら
ｎる。

（１）抗体産生の推移 第１表および第１図によれば、ＮＤ生ワクチン接種前の
１〜３区の抗体価はいづれも１．６８であったものが、
第１回（２１日齢）および第２回（２８日齢）における
ＮＤ生ワクチン接極により、ＮＤＨＩ価は順次上昇した
。

なかでも第２区（本発明試料１給与区）では３５．２　
ｆｉに増大し、しかもその増加の傾向は第１区および第
３区のそれらに比較して極めて順調であることが特に第
１図のグラフから理解できる。

（２）綿毛脱落 ２８日齢雛における綿毛脱落（換羽完了）の状態は第２
表および第２図のグラフにて示した。

第２区の正常雛が９０係に達しておジ、この値はその第
１位である。

（３）発育の状況 体言測定値を第３表および第３図に示した。

この底積は養鶏業者に極めて有意義な示唆と云えよう。

すなわち餌付は開始日の体重は第１〜３区ｔ−通じ１羽
平均３７．２２〜３７．５　ｔであって、その間に差異
はない。しかし各区毎の体重のバラツキ度付を示す変動
係数は最低６．２（第１区）ないし最大８．２（第２区
）である。

１４日齢雛についてそれ以後２１日間の比較実験結果に
基いて、それぞれ剤型の異ったビタミンＡ、Ｄ、含有飼
料による第２および第３区の飼育および対照第１区のビ
タミン剤添加なしての飼育による通算３５日齢雛の各体
重の増加および体重の標準偏差ならびに変動係数の変化
傾向を考察すると、標準偏差ならびに変動係数（ｒ）に
おいては各区間に可成りの差が認められる。

特に注目すべきことは、第３表の最下段（す）および第
３図に表示さｎている全飼育期間に生じた体重変動係数
の増減指向（ｆ−ｅ）である。そしてこれについて特に
注目されることは本発明の実施例に記載の試料１ｔ−配
付した飼料による第３区の飼育難局は第３図によって一
層明瞭に認めつるように比較実験開始前の工４日間まで
の飄 飼育では体重の変動係数が加齢と共に増大したが、比較
実験開始からこの変動係数は急カーブで降下して遂に最
低値（５，７）に達している。こｎに対し、信置の体重
変動係数曲線はいずれも全く不規則である。２８日齢以
後では体重のバラツキ程度が明ら力）に増加の傾向を辿
っていることである。

発明の効果 以上の考察から本発明で特定せる顆粒飼料ｍ放物を例え
ば家畜の飼料に配合丁ｎは抗体の増加および体重のバラ
ツキ減少の下で良好な飼育効果が達成されることが理解
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１〜３区の比較飼育幼雛のＮＤ生ワクチンに
対する抗体価の測定値を表わしたグラフである。 第２図は同じく通算飼育２８日目（２８日齢雛）におけ
る頚部の綿毛残留雛の割付を示すグラフである。 第３図は通算３５日飼育鍋稈（この内１４〜３５日齢は
比較飼育である。）における第１〜３区雛の体重増加の
変動係数指間を示すグラフである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ビタミンＡまたはビタミンＤのいずれか、或はこれらビ
   タミンの双方を含有するマイクロカプセルが必須の組成
   要素である配合物を加圧成形した後、破砕して成る３．
   ５メッシュないし６０メッシュの顆粒状飼料組成物。