JPS6251466B2 - - Google Patents

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JPS6251466B2
JPS6251466B2 JP54055801A JP5580179A JPS6251466B2 JP S6251466 B2 JPS6251466 B2 JP S6251466B2 JP 54055801 A JP54055801 A JP 54055801A JP 5580179 A JP5580179 A JP 5580179A JP S6251466 B2 JPS6251466 B2 JP S6251466B2
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JP
Japan
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image
photoconductor
latent image
electrostatic latent
potential
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JP54055801A
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English (en)
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JPS554084A (en
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Randa Benzuion
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Savin Corp
Original Assignee
Savin Corp
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Publication date
Application filed by Savin Corp filed Critical Savin Corp
Publication of JPS554084A publication Critical patent/JPS554084A/ja
Publication of JPS6251466B2 publication Critical patent/JPS6251466B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/045Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for charging or discharging distinct portions of the charge pattern on the recording material, e.g. for contrast enhancement or discharging non-image areas

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真法及び電子写真装置に関する
ものである。
電子写真式複写器に関する主な問題点のうちの
1つの問題が、コピーの作成するスピードに対す
る要求から起つている。光導電体が帯電(以下充
電と称する)させられた後は、潜像を良好なコピ
ーを作成するのに充分なコントラストを持つ原稿
(以下原紙と称する)の明暗度に創り出すために
必要とされるエネルギは、該光導電体上に当たる
光の量及び該光導電体の光に対する感度の関数で
ある。理想を云うならば、光導電体の照明は、像
の最も明るい部分が充分に放電され、最も暗い部
分では光導電体は充分に充電されている状態に残
されるように、行われるような程度のものでなけ
ればならない。実際に於ては、このようなこと
は、既知の光導電体には光に対する感度に限度が
あるために、行なわれることはない。現在の複写
機械の技術的状態では、コピーの作成スピードが
毎分約30枚を越える場合には、複写器を使用する
のに必要とされるエネルギは1500ワツトに近い。
事務所及び家屋の配線に於ける通電の電圧は110
ボルトであるので、或る与えられたアウトレツト
から得られる電力は、1500ワツトに制限されてい
る。従つて、高速度で良好なコピーを作成するた
めには、特殊の電気施設が必要である。このこと
は、複写機械を分散させることができず、高電圧
のアウトレツトの地域に設置しなければならない
ことを意味している。更に、高エネルギは、エネ
ルギ消費の経費を別として、光導電体に関しても
また環境の点からも、熱的の問題を提起する。こ
のような問題があるために、光導電体の光感度を
増大させる多くの努力が払われつつある。
本発明は、光導電体の有効感度を増大させて、
文書類の電子複写の速度を速めることのできる新
規な方法に関連するものである。
次に記載する米国特許は、本願明細書と関連の
あるものであつて本明細書で引用する。
スタインヒルパー(Stein hilper)
米国特許第2756676号 シエーフアー(Schaefer)外
同 第3892481号 ハヤシ(Hayashi)外 同 第3907423号 ブルツク(Brooke) 第3912387号 ブルツク(Brooke) 同 第3994723号 スタインヒルパーは、後に詳細に述べるが、一
回の原紙の露光から創り出された像の、多数コピ
ー作成を提唱している。この方法では、現像した
像を転写した後そのたびに光導体を再充電し、こ
の再充電した像を照明に曝すことによつて増強す
るようにしている。ここでは、ゼログラフイー的
な複写方法の速度増大については、全く教示的な
記載は見当らない。ここに示されている装置は、
1個所の現像場所を備えているに過ぎない。また
光学的マスキング場所もない。光学的シールドが
行なわれるトーニング場所に於けるバイアスを加
えてトーナアツプリケータも示されてはいない。
シエーフアー外は、現像電極にバイアスを加え
る自動コントロル装置を示している。このコント
ロル装置は、本発明の特徴であるマスク形成段階
に於ても、またシエーフアー外によつて教示され
ている現像段階に於ても、共に使用することがで
きる。
ハヤシ外は、潜像を現像した後過剰の液体を光
導電体から取除くように計画した逆回転ローラを
示している。本発明にもこの型のローラを使つて
いるが、このローラは大地から絶縁してあり、光
導電体の電荷と同じ極性の電圧にバイアスを付加
してある。しかし背景電圧よりは高い電圧にし
て、マスク形成段階が実施されているときトーナ
ーが像の背景区域に堆積しないようにする。
ブルツクの両特許には、露光不足の背景区域の
検出、及び静電潜像の現像以前の光線によるこれ
らの背景区域の放電が示されている。
本発明の目的の第一は、コピー操作のスピード
を増す新しい電子写真法を提供することにある。
本発明の目的はまた、コピースピードを増大し
更に使用操作に必要なエネルギ量を減少させる新
しい電子写真法を提供することにある。
本発明の目的はまた、光導電体の有効スピード
を増大することにある。
本発明はまたコントラストの弱い原紙をコピー
することのできる新しい電子写真法を提供するこ
とを目的としている。
また本発明の目的は、光導電体が大きな感度を
持つている色から成る原紙をコピーすることにあ
る。
また本発明の目的は、このような電子写真法を
実施する新しい装置を提供することにある。
更にその他の本発明の目的は、以下述べるとこ
ろから自ら明らかになろう。
以下本発明を、好適とする実施例について、詳
細に説明する。
本発明では、一般的に、暗所に於て光導電体に
充電をするようにしてある。次いでこの充電をし
た光導電体を原紙の明暗像に露光する。これによ
つて光導電体上に静電潜像が生じる、この原紙の
露光は、満足すべき像つまり像の区域が暗色で背
景区域が白色であるような充分なコントラストを
持つ像を生じさせるために通常必要とされる光の
量の5%又は10%というような少ないものに過ぎ
ない。しかしこのようにして生じた潜像は充分な
コントラストを持つているので、この潜像は、樹
脂粉末のような任意適宜のトナー又は更に好まし
いトナーとして業界にはよく知られている絶縁液
内に分散させたトナーを使つて調色(tone)即ち
現像(develop)をすることができる。このマス
キング段階は、光に対してほぼ不透明なシールド
を、コピーしつつある原紙の像区域に亘つて生じ
させる。マスキング段階の重要な特徴は、シール
ドが像区域に亘つてだけ生じ、背景区域に亘つて
は全く生じない、ということである。このこと
は、現像電極又はトナーを施す装置を、マスキン
グ段階の間、背景区域に存在する電位よりも高く
静電潜像の像区域に存在する電位よりも低い或る
電位に確実にバイアスを加えることによつて達成
することができる。
次いで本発明では光導電体を光のブランケツト
に露光する。光導電体上のマスクされた像の静電
荷は周辺に減衰するか或は全くしないが、背景区
域の静電荷は50V程度の極めて低い電圧にまで放
電される。これは、本発明によつて得られるよう
になつた強いコントラストを持つ潜像を創り出す
のに通常必要とされるエネルギの約1/10の必要量
を使つただけで、静電潜像の電荷を極めて大きな
百分率に亘つて増強する効果を持つている。この
増強された静電像は次いで業界に於て周知の任意
適宜の方法で現像し、また必要ならば直ちにキヤ
リヤーシートに転写される。
以上のことを更に詳細に述べると、本発明を実
施する装置を示す第2図に於て、金属製ドラム1
0には光導電体層12を持たせてあるが、この光
導電体はセレンでもよい。ドラム10は、軸16
に取付けこの軸と一緒に回転するようにキーでと
めた穴のある円板14で支える。この軸16は、
接地してもよいが、ドラム10を矢印の方向に回
転させる任意の周知の装置によつて駆動する。充
電用コロナ18は、セレン光導電体12の表面を
800Vないし1000Vの電圧に充電する。このために
は、充電用コロナは5000Vないし6000Vの正電位
に付勢する。コロナ放電装置のエレメントによつ
て周囲の大気の電離が起り、セレンの表面上に一
様な正の電荷が生じる。本発明方法を酸化亜鉛を
施した紙を使つて実施したとすれば、コロナは負
の電荷を生ずるように付勢することは云うまでも
ない。光導電体12は次いで露光位置20を通過
して運ばれていく。レンズ22で略図的に示した
投光光学装置によつて、コピーすべき原紙の像を
光導電体12上に投光させる。本発明では露光時
間は極端に短い。本発明では通常の僅か50%程の
露光でコピーを作つているが、これによつて原紙
の完全な満足なコピーを得ることができる。
セレン光導電体は、通常最初の電荷の約1/5を
約3フート―キヤンドル秒内に放電する。これは
第3図に見ればよく分るように、800Vのセレン
光導電体の表面電位が、2ないし3フート―キヤ
ンドル秒間で160Vに放電されることを示してい
る。通常、複写機の光源には充分なエネルギを使
つて、光導電体の背景区域が約50V又は60Vに放
電されるようにする。このようにするには、約5
フートカンドル秒を必要とする。この光の量の5
%は約0.25フート―キヤンドル秒である。第3、
第4図から、この短い露光の後、背景区域Bは像
区域Iから約100Vの電圧降下をすることが分
る。このような像がトーニングされたとしたらな
らば、極めて低コントラストの像が得られるであ
ろう。もしこの像が、トーニングされた後、ドラ
ムから紙面に転写されたとしたならば、トーニン
グされた像の密度が極めて小さいので、その結果
は貧弱な転写になるか又は転写不能となり、たゞ
薄い像が現われるだけであろう。しかしこの低コ
ントラストの像は、現像した時には、充分な光学
的密度を持つていて、本発明の実施に対しては充
分に濃い静電潜像用のマスク又はシールドを提供
するのである。
第2図に静電潜像用のマスク又はシールドを提
供する装置を示す。この装置は、タンク24を備
え、このタンクから分散したトナー粒子を含んだ
現像液26を導管28を通つて引くようにする。
現像液は充電してあつてもよいが、ポンプ30を
使い更に導管32を通つてノズル34に導き、現
像液を光導電体及び逆回転ローラ36間に放出さ
せる。トナー粒子が導電性であるならば、これら
の粒子は、電界の作用のもとに潜像に隣接して通
過することによつて、誘導によつて電荷を獲得す
る。この場合、請電充電のパターンは、まず粒子
の充電に、次いで粒子のトラツプに役立つ。液体
で運ばれるトナー粒子の場合には、連続相は室温
に於て蒸気圧の低い絶縁液例えば炭化水素液、弗
素化炭化水素液などであり、分散相は静電潜像を
見得るようにするのに適した細かいトナー粒子か
ら成るものである。周知のように、充電した粒子
の極性は現像液に加える物質によつてコントロル
することができる。これらの物質は吸着作用によ
つて粒子の表面に働らき、粒子が獲得した電荷の
大きさ及び極性を、粒子形成時に於ける粒子の環
境及び粒子の製法に基づいて変える。トナー粒子
は、静電潜像の極性と同じ極生の電位にしかも背
景区域の電位より高く像区域の電位より低い電位
にバイアスを加えた現像電極によつて施さなけれ
ばならない。液体現像を行なうときには逆回転ロ
ーラを現像電極として使うのがよい。
この逆回転ローラは金属で作り、光導電体の回
転方向とは逆方向に回転するようにして軸38に
取付ける。またこの逆回転ローラは大地から絶縁
し、光導電体の表面に密接に隣接させるように位
置させ、0.05ないし0.1mm程度の隙間を与える。
逆回転ローラは原動機によつて駆動し、速さをコ
ントロルして光導電体から過剰の現像液を取除く
ようにする。現像電極のバイアスは本発明では極
めて重要であつて、それは後述のように本発明で
は背景区域のマスキングはないからである。絶縁
した金属製逆回転ローラを充電した光導電体に極
めて接近させておくことは、このローラが浮動し
て光導電体の平均電圧を保ち、オートバイアスを
するためであることが分る。逆回転アツプリケー
タローラ36上の平均電位は光導電体上の背景電
位よりも上にあるので、トナー粒子は光導電体上
の背景区域へではなくアツプリケータローラへ移
動する。必要ならば、逆回転アツプリケータロー
ラ又は計量ローラ36に電気的に浮動することを
許す代りに、このローラを、任意適宜の直流電圧
源からとつた背景区域の電位以上であるが像区域
の電位以下の電位に、バイアスを加えるようにし
てもよい。トナーアツプリケータローラ上のバイ
アスによつて、光導電体の背景区域に於けるマス
キングトナーの堆積が実質的になくなる。
しかし、通常の現像液では、キヤリヤ液体はそ
の沸点が低いので容易に蒸発して、現像された像
が紙のようなキヤリヤシートに転写された場合、
触れると乾いた感じのコピーができる。しかし、
マスキング段階では、炭化水素キヤリヤ液は高い
沸点を持ち蒸発しないものを使うことができる。
これは、マスキング段階の間、大気汚染の危険を
減少させることは云うまでもない。必要ならば、
液体を担体とするトナーの代りにマスキング段階
に対してドライトナーを使つてもよい。このよう
なドライトナーは周知である。本発明に於て使う
ことのできる逆回転ローラの一例は、ハヤシ外の
米国特許第3907423号明細書に示されている。マ
スキング段階からの過剰トナーは、タンク24内
に受けて再循環する。ワイパープレード40によ
つて、金属製の逆回転ローラを清潔に保つ。
既に述べた任意適宜な方法により光学的シール
ドができた後、光導電体を光のブランケツトに当
てる。このことは、マスクされた像を持つ光導電
体に隣接して置かれ、これを横切つて延びる細長
い白熱灯42によつて行なう。通常、事務所用複
写器では、約500Wの出力を持つ石英ハロゲンラ
ンプが使われる。本発明では、これよりも極めて
低エネルギの露光ランプを像の投影に使う。更に
背景区域を約50Vの残存電圧にまで放電させるた
めの背景区域の照度は、比較的少ないエネルギを
必要とするに過ぎない。関連技術者には容易に分
るように、露光段階では光導電体を反射光線によ
つて原紙の像に当てる。照明された原紙は、光学
系によつて、充電された光導電体上に焦点を合わ
せる。この光学系によつて集められた光は、原紙
を照明する光の小部分に過ぎないので、原紙の明
るく輝く照明が必要とされる。背景放電段階に於
ては、光学的シールドを置いた後、光導電体の照
明は直接光によつて行なわれ、このことは背景区
域の放電には僅かのエネルギを必要とするに過ぎ
ないことを説明している。像区域Iは、前記のよ
うに本発明により施したマスク又はシールドのた
めに放電はされない。像区域Iをほゞ放電されな
いまゝに残して背景区域Bの電位を放電させるこ
との効果は、第5図に示してある。
本発明により、背景区域と像区域との間にほゞ
750Vのコントラストが得られ、原紙の露光に必
要とされるエネルギの約10倍減のエネルギでこの
強電界を創り出すことができたことが分るであろ
う。このことは明らかに、タングステンフイラメ
ント付の石英ハロゲン型の500Wランプを現用し
ている複写機械で、50Wのランプ又は螢光灯を使
うことのできることを示している。また、複写機
械が現在理論上毎分25枚のコピーしかできないの
に、本発明によれば毎分150枚のコピーを作るこ
とのできる複写機械を作ることのできることも分
るであろう。しかし実際問題としては、機械の部
品の慣性により、また安全率をとるために限度一
杯の運転を避けるために、本発明を使つて毎分75
ないし100枚のコピーを作る複写機械を製造する
ことができる。更にこのことは大量に消費された
エネルギーの増加を伴うことなく行なうことがで
きる。その理由は、必要とされる追加エネルギー
は、第1の現像段階又はマスキング段階で使われ
るエネルギ及び像区域がマスクされた後光導電体
の光放電に於けるエネルギであるからである。白
熱灯の代りとしてその他の任意適宜な光源を使つ
て光導電体にフラツド即ち投光をするようにして
もよい。
光導電体上の微かな潜像を強化するためのフラ
ツドライトの使用は本来は新しいことではない。
スタインヒルパンの米国特許第2756676号明細書
には、原紙の1回の露光から複数のゼロツクス複
写を得る方法が記載されている。しかしこの明細
書では、光導電体の有効スピードは、その方法が
完全にトーニングされた像を創り出す第1の現像
段階を通らなければならないことのために、増加
しない。既述のように本発明方法ではマスキング
段階というものはない。第1の像が現像された後
は像は紙などのようなキヤリヤシートの転写され
る。光導電体上に残された微かな像は、電位が低
過ぎて光によつて強化したり現像したりすること
はできない。スタインヒルパーは光導電体上のこ
の像を消さずに光導電体を再充電している。スタ
インヒルパーは次に背景区域を光によつて放電さ
せている。この微かな像はシールドを生じさせる
ことは確実なので、強化された潜像が生ずること
になろう。しかし本発明の著しい特徴はスタイン
ヒルパーの発明には欠けている。スタインヒルパ
ーは、その現像電極にバイアスを加えないで常時
接地しておくという事実があるために、背景区域
を現像剤から自由に残して置くような方法で低コ
ントラストの静電潜像を形成することはしていな
い。スタインヒルパーの方法は、残りの像を現像
した像の第1の転写から通常の遅い速度で形成す
るように行なわなければならない。このように、
本発明による自明ではない結果、即ち光導電体の
有効感度の増加は、スタインヒルパーの発明の教
示していることではなく、またそれによつて達成
されるようなものでもない。
マスクを創り出すのに充分なだけの光学的密度
を得ることのできる範囲が本発明では極めて広い
ので、本発明では単一の露光及び現像システムに
於けるバイアスを加えてセツテイングを使い、た
とえ背景が超白色であろうと黒ずんだ灰色であろ
うと、どのような原紙からでも鮮鋭で明瞭なコピ
ーを得ることができる。
関連技術に精通している者ならば容易に理解さ
れることであるが、第5図に示したコントラスト
電位を以つてすれば、鮮鋭で明瞭な像を得ること
には全く問題はない。白熱灯42によつて背景電
位を放電させた後、スポンジゴムなどで作つた清
掃用ローラ44を使つて前記のようにして生じた
強化された潜像から光学的シールドをぬぐうこと
ができる。このようなぬぐい作用は、液体トーニ
ングによるマスク又は乾式現像剤トーニングによ
るマスクのいずれかによつて、行うことができ
る。次いで強化された静電潜像に任意適宜の通常
の方法によつてトーニングを施す。
第2図は米国特許明細書第3892481号に記載さ
れたシエーフアー外のトーニング装置であるが、
ここではタンク46を使い、このタンタ46から
液体トナー48が導管50を経てトナー供給タン
ク(図示していない)に至り、次いでそこから導
管52を経てタンク46に戻る。現像電極54を
コントロルして光導電体の背景に残されている残
存電圧をバイアスさせるようにする。しかし本発
明では、背景電位を本発明方法によつて放電して
あるので、背景の平均残存バイアスより僅か高い
固定バイアスを使うことのできることが容易に理
解されよう。これによつて明瞭な白色背景が得ら
れ、必要ならば前記シエーフアー外の米国特許明
細書に示されているセンシング―バイアシング法
を省略することができる。
液体で運ばれるトナーで現像した後、米国特許
第3907423号明細書に示されているような逆回転
ローラ56を置いて現像した像から過剰の現像液
を除去する。この逆回転ローラ56には、ワイパ
ー58を設ける。またこのローラ56は、この米
国特許明細書に記載されているように設置し、記
載されているスピードで回転する。
像はここで無地紙などのようなキヤリヤーシー
トに転写する準備が整つたことになる。無地紙6
0は転写充電用コロナ66に向つてローラ62に
よりローラ64に送る。ここで再考すべきこと
は、トーニングを行つた像が、残存背景電位を除
くために加えられた光又はバイアスによつて放電
されていなかつた像区域内のセレンドラムの表面
上に、高い正電荷を越える目に見える像を、依然
として含んでいるということである。現像された
像をドラムから紙のキヤリヤーシートに転写する
ために、コピー紙の裏側に高い正荷電を加える。
シートに高い正荷電を加えた結果、トナー粒子は
ドラム表面から紙の方へと引かれる。はぎ取り装
置68によつて、紙がドラムを去り像を持つよう
になつた紙の端70が乾いて受け用トレイ(図示
してない)に運ばれるようにする。清掃ローラ7
2によつて、ドラムから取除かれていなかつたト
ナー粒子が取除かれるように該ドラムをぬぐい、
ワイパーブレード47によつてドラムの清掃操作
を終らせる。
本発明を酸化亜鉛を塗布した紙に対して実施し
た場合には、云うまでもなく、像は塗布された紙
上に残る。更に、可溶性樹脂粉末から成り熱によ
つて定着されるドライトナーを使うこともできる
ことは周知の通りである。
周知のように、光導電体が強い電界を持つ強化
された静電潜像を持つに至つたので、周知の任意
適宜の方法を使つて現像をすることができる。
セレン光導電体は青色光には極めて敏感であ
り、従つてセレン光導電体を使つた複写機械はコ
ントラストの高い青着色の原紙からはコピーをす
ることができない。換言すれば、セレン光導電体
は青色光を殆んど白色と見る。本発明によれば青
色原紙をあたかも黒色であるかのように複写する
ことができる。黄色原紙は色彩が極めて明るく多
量の光線を反射するので、複写機械によつて作成
されたコピーに於ては黄色原紙は現われ方が弱
い。本発明の像強化法によれば黄色を有効に複写
再現することができる。更に、密度のグラデーシ
ヨン、即ちグレイスケールもまた本発明によつて
得られる。
本発明によつて得られる有効光導電感度が広い
寛容度を持つているので、米国特許第3892481号
明細書に記載されている自動バイアスを使う際に
は、マスク形成段階に先立つてコントラストの低
い像を生じさせる段階に於て照度を調節して、原
紙の最も明るい背景即ち純白色背景を持つ満足す
べき複写を作成することができる。これは、コン
トラストが低過ぎて満足なコピーを得るために効
果的に現像することのできない像を生ずることに
なろうが、マスク形成段階が容易に行なわれるこ
とになる。アツプリケータローラに加えられるバ
イアス電位は、静電潜像の背景電位を完全に除去
するのに必要とされる電位よりも可成り高くなる
であろうが、それでも像区域の電位よりは低いで
あろう。このことによつて、像区域を、光学シー
ルド形成段階に亘つて、トナーによつて光学的に
マスクすることができる。像形成段階の照度は、
光源の強さを変えることによつて、或いは像投影
装置の光通路に於けるシヤツタによつて、容易に
コントロールすることができる。
以上の説明では、まず像のトーニングについ
て、次いでキヤリヤーシートへの転写について示
し且つ記載してきたが、本発明の像強化法はどの
ような電子写真にも使うことができることは明ら
かであろう。例えば、強化された静電潜像を誘電
シートに転写し、次いでトーニング又は現像を行
つて同シート上の可視像にすることができること
は周知の通りである。
このようにして本発明の目的を達成することが
できる。本発明により光導電体の有効感度を増加
することができる。本発明により、コピー操作の
スピードを大きく増加させる電子写真法の改良が
行われたことになる。本発明はこのようなスピー
ドの増加を、必要とされるエネルギの量の減少と
共に達成させることができる。コントラストの弱
い原紙を使つて、この原紙と比較して驚く程コン
トラストの強いコピーを作ることができる。光導
電体が大きな感度を示して従つて通常は所望のコ
ントラストを持つコピーを作成することのできな
い色でできている原紙をコピーすることもでき
る。またこのように改良された方法を実施する新
しい装置も得られる。
以上本発明を実施例について詳細に説明した
が、本実施例は本発明の精神を逸脱することなく
種々の変化変型をなし得ることは云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の工程を示すフローダイヤ
グラムで、実線で示す矢印は必要な工程を、また
断続線で示す矢印は任意選択的工程をそれぞれ示
している。第2図は本発明の実施に使うことので
きる装置の概略図を示す。第3図は縦軸を対数で
横軸をリニヤーで表わした理想曲線で、光導電体
が露光された量をフート―キヤンドル秒で表わし
た場合光導電体の表面の電位をプロツトしたもの
である。第4図は縦軸を対数で表わし、光導電体
を第3図に示すようにして0.25フート―キヤンド
ル秒間露光した後の光導電体表面の電圧を示すグ
ラフである。第5図は第4図と類似のグラフであ
るが、本発明に従つて第4図の像区域がマスクさ
れ無像又は背景区域が光によつて放電された後の
光導電体の電圧を示すグラフである。 10…金属製ドラム、12…光導電体層、14
…円板、16…軸、18…充電用コロナ、20…
露光位置、22…レンズ、24,46…タンク、
26…現像液、28,32,50,52…導管、
30…ポンプ、34…ノズル、36,56…逆回
転ローラ、40,74…ワイパブレード、42…
白熱灯、44,72…清掃用ローラ、48…液体
トナー、54…現像電柱、58…ワイパー、60
…無地紙、62,64…ローラ、66…転写充電
用コロナ、68…紙のはぎ取り装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 帯電段階に於て光導電体を暗所内で帯電さ
    せ、露光段階に於て前記光導電体を、複写しよう
    とする書類の明暗像にさらしてこの光導電体の表
    面に前記書類の静電潜像を生じさせ、現像段階に
    於て前記静電潜像を現像して前記光導電体上に可
    視像を生じさせるようにする電子写真法に於て、
    (イ)前記露光段階の光エネルギを、多量に減少させ
    てコントラストの低い静電潜像を形成すること
    と、(ロ)前記光導電体の背景区域にトナーの堆積す
    るのを防止しながら前記コントラストの低い静電
    潜像にトナーを施してコントラストの低い静電潜
    像用の光学的マスクを作ることと、(ハ)前記光導電
    体上のマスクを施した前記コントラストの低い静
    電潜像に低い強度の直接光の作用を受けさせて前
    記静電潜像のマスクを施してない区域の放電を行
    ない、これによつて前記コントラストの低い静電
    潜像を強化して高いコントラストを持つ静電像を
    生じさせることと、(ニ)次いで現像段階を実施する
    こととを包含する電子写真法。 2 (イ) 光導電体と、 (ロ) この光導電体を所定の電位に帯電させる帯電
    装置と、 (ハ) この帯電させられた光導電体を、原稿書類の
    光学像に露光させて第1の静電潜像を形成する
    ときに、前記所定の電位の半分をかなり越える
    第1の電位に、前記第1の静電潜像の背景区域
    が放電させられるのに充分な短時間にわたつて
    前記露光を行なうようにする露光装置と、 (ニ) 第1の電圧にバイアスをかけられた電極を持
    ち、光学的に不透明な帯電粒子から成るマスキ
    ング材料で前記第1の静電潜像を現像する第1
    の現像装置と、 (ホ) 前記背景区域を、前記第1の電位より小さい
    第2の電位に放電させて、第2の潜像を形成す
    るように、前記現像された第1の像を均等に照
    明する照明装置と、 (ヘ) 前記第2の潜像からマスキング材料を除去す
    る除去装置と、 (ト) 前記第1の電圧より小さい第2の電圧にバイ
    アスをかけられた電極を持ち、帯電させられた
    トナー粒子を含む現像液で、マスクされてない
    前記第2の潜像を現像する第2の現像装置と、 を備え、原稿書類の電子写真コピーを作る電子写
    真装置。
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