JPS625082A - ア−ク炉用冷却パネル - Google Patents

ア−ク炉用冷却パネル

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JPS625082A
JPS625082A JP14442085A JP14442085A JPS625082A JP S625082 A JPS625082 A JP S625082A JP 14442085 A JP14442085 A JP 14442085A JP 14442085 A JP14442085 A JP 14442085A JP S625082 A JPS625082 A JP S625082A
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JP
Japan
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cooling
panel
flow
fluid
baffle
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JP14442085A
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イグナシオ・ジメネツ・グラゲダ
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Hylsa SA de CV
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は冶金処理、たとえば製鋼に関し、より詳細には
本発明はアーク炉または類似の高温冶金炉の構成に関す
る。本発明は、より具体的にアーク炉の壁および屋根用
冷却パネルを指向している。
〔先行技術の簡単な説明〕
製鋼に用いられるタイプの、従来の直接電弧式炉は、一
般に、その内壁が耐火材料で内張すされている鋼外殻を
含んで構成されている。通常の使用においてスラグライ
ンより上方の耐火材料は普通350回までの加熱につい
て予期される耐火性を有しており、その後、炉は新しい
耐火材料で再内張すされる。
製鋼に伴う高い加工費の故で、最近の傾向は強力(HP
)または超強力(UHP)操業に向かって来た。
超強力操業になるにつれて、アーク温度は極端に高くな
る。これはより速い溶融とより高い生産性という有益な
効果を有しているが、より高いアーク温度は耐火物壁に
ホットスポット(hot 5pot)を生ずる可能性が
ある。これが順次、スポーリング、クラブキング、およ
びその他の耐火材料の破壊を導く可能性がある。従って
、強力または超強力操業において達成されるより高い生
産性は耐火物内張りを、よりしばしば交換する必要性に
より相殺される。
耐火物の費用を減少させるため、およびアーク炉の操業
上の耐火物寿命を長引かせるために、数種類のアプロー
チが単独もしくは併用により試みられて来た。これらの
アプローチには、少なくとも電極に近いホ・ノドスポッ
ト帯域内により高い品質の耐火材料を用いる、ホットス
ポットにおいて耐火物の厚さを増加させる、再内張りの
手持ち時間を減少させるためにスプリット炉外殻を用い
る、テーパーを付した、もしくはバレル形の外殻および
/または傾斜させたマスト及び電極を用いることにより
その電極から炉の側壁に及ぶ距離を増加させる、炉の自
動制御を利用する、および特にホットスポット領域にお
ける炉壁を水冷する、というものが包含される。
最後に述べたアプローチに関し、アーク炉内のスラグラ
イン上方の冷却用パネルの使用が耐火物側壁の寿命を通
常の耐火材料のそれよりも少なくとも25倍は増加させ
るものであること、ならびに冷却パネルの使用はアーク
炉操業に対し重大な障害をもたらすものではないことが
見出された。水冷炉は冷却パネルを外殻壁およびまた炉
屋根の双方について使用することができる。
一般に、冷却装置の全体は冷却パネルのリングから形成
され、該冷却パネルはスラグライン上方の炉内部および
電極開口部と炉屋根のヘリとの間のパネルの環状配列を
取囲むものである。
冷却パネルは通例2種類のタイプのいずれか、すなわち
ボックスまたはプレート冷却器あるいはコイルまたはチ
ューブ冷却器である。ボックス冷却用器は包囲した容積
を限定する前面および後面・プレートによって一般に構
成される。バッフルを包囲容積内に用いて入口管と出口
管との間に曲がりくねった流路を形成してもよい。
コイルまたはチューブタイプの冷却器は近接並置状態に
整列された運搬チューブから一般に構成されている。こ
れらのチューブは通常、連続対のチューブの端部におい
て普通“U字形”またはパイプベンドにより接続されて
、チューブを経由する前後に曲がりくねったラスクツロ
ー・パターンを形成する。
チューブタイプの冷却器は高い機械的強度を有しており
、これがたとえば、綱スクラップやスポンジ鉄を炉内に
装填する場合の間中最大の機械的衝撃荷重を吸収するこ
とを許容させるものである。
チューブタイプ冷却器のチューブもまた、より均一な冷
却をもたらし、それにより熱応力を減少させる。
いずれのタイプの冷却パネルであっても、これを経由す
る水またはその他の冷却用流体の強制循環が存効かつ信
頬性のある冷却を達成するためには絶対的に必須である
。大量の水がパネル全体を迅速に流れて、アーク炉、溶
湯、および炉ガスにより付与された熱負荷を吸収せねば
ならないという事実に鑑みて、非常に大きいポンプ圧が
必要である。チューブタイプ冷却器はこの点で優れてい
る。それはボックスタイプの冷却器が可能であるよりも
、迩かに容易に高い内圧に耐えることかできるからであ
る。
ボックスタイプ冷却器またはチューブタイプ冷却器のい
ずれもが遭遇する一つの問題は蒸気だまりの発生、特に
「デッドゾーン(dead zones) Jにおける
その発生である。これらのデッドゾーンは、たとえば流
れの方向において急激な変化かある場合に生ずる。膜沸
騰もまた、デッドゾーンの近辺において生ずるものであ
る。それは膜沸騰を阻止するための流れがそこには全く
存在しないか    −らである。
この種の作用が冷却パネルの内壁と冷却水間の伝熱容量
の急激な損失を導く可能性がある。このことは、次には
冷却パネル自体の金属について温度の激しい上昇をもた
らす可能性があり、また「バーンアウト」を導く可能性
もあり、更にチューブまたはプレートの破損の可能性が
ある。
チューブタイプの冷却器の設計およびチューブの寸法決
めに際して注意が払われることになり、そして流量がこ
の望ましくない作用を克服する助けとなるものである。
しかし、従来単純な設計上の配慮によっては「デッドゾ
ーン」の現出を減少させることは不可能であった。蒸気
だまりおよびデッドゾーンは依然としてベンド、特に冷
却液流の方向における激しい変化の存在する冷却パネル
の端縁において、生ずるようである。
〔発明の目的および要約〕
従って、本発明の目的は先行技術の問題を回避するアー
ク炉用の冷却パネルを提供することにある。
より詳細に、本発明の目的はアーク炉の壁または屋根か
らの有効な熱の除去と、「デッドゾーン」の発生の実質
的な減少乃至排除の双方を許容する冷却パネルを提供す
ることにある。
本発明の更に他の目的は、パネル内の冷却液流の方角的
変化の位置に、チューブ間のバリヤーまたはバッフルを
介して少量の流れを提供して冷却液がよどまないように
し、また有害な蒸気だまりおよび膜蒸発が起らないよう
にしである冷却パネルを提供することにある。
更に本発明の他の目的は、その正面上に耐火材料を保持
するための適切な手段を備えたアーク炉用の冷却パネル
を提供することにある。
本発明の一特徴によれば、アーク炉の壁または屋根用の
冷却パネルが提供され、そしてこのものは主冷却部を含
んで構成され、該部分を経由して冷却用流体が入口バイ
ブから出口バイブへ前後方向ラスターフローのパターン
においてコースをとるものである。バッフル機構は冷却
流体の流れが方向を変える冷却パネル内の位置に設けら
れている。このバッフル機構の夫々はバッフル機構を経
由する少なくとも1個の通路を包含して、少量の冷却用
流体を該バッフル機構を介して流すものである。これが
、流体の流れ中の急激なベンド付近における「デッドゾ
ーン」の出現を阻止するか、あるいはこれを実質的に減
少させるものである。
一実施態様において、冷却パネルは、互いに平行かつ近
接して配置された複数本の横方向パイプから成るチュー
ブまたはパイプ冷却器として整列されている。第1ヘツ
ダ導管は横方向パイプの第1端と連結し、かつそれと連
通ずる各開口を備え、また第2ヘツダ導管は横方向パイ
プの第2端と連結し、かつそれと連通ずる各開口を備え
ている。
バ・ッフル機構は、入口バイブに入る冷却用流体が出口
バイブに向かって進む際、それが1本の横方向パイプか
ら次のものに前後方向のラスターフローのパターンにお
いて移行するように、横方向パイプの交互に隣接する各
端部間の第1および第2ヘツダ導管内に配置されている
このバッフル機構は夫々少なくとも1個の通路を備え、
その中を少量の冷却用流体を該バッフル機構を介して流
すようにしてデッドゾーンの出現を、第1およ、び第2
ヘツダ導管の付近において実質的に減少させるものであ
る。好ましいのは、その少量の流れが冷却パネルを経由
する流れ全体の約1%乃至5%の範囲内にあることであ
る。更に、好ましいのは、複数個のパイプスタブが横方
向パイプ上ならびにパネルの前面またはその内方に対面
する側のヘッダ導管に溶接されていることである。これ
らのパイプスタブはパネルを覆って施された耐火材料の
層を保持するために機能する。
他の実施態様において、冷却パネルはボックスまたはプ
レート冷却器として構成され、そして炉の内部に対面す
る前面および炉とは別の方向に対面する後面と共に、そ
れらの間に包囲された空間を形成する側面とを備えるパ
ネルエレメントを含んで構成される。複数個の流体案内
バッフルの夫々は包囲された空間の一端縁から対向端縁
へと、パネルエレメントの前面側と後面側との間に延在
していく。これらのバッフルの各々には、それらの各主
開口部を第1端縁において備えている交互流体案内バッ
フルおよびそれらの各主開口部を他端縁において備えて
いる中間に置かれた残留流体案内バッフルと共に、バッ
フル機構が包囲された空間内に曲がりくねった流路を形
成し、かつ冷却用流体が入口バイブから出口バイブへ前
後方向ラスターフローのパターンで流れるように、対向
端縁において主開口部を残して、冷却用流体の主要部分
をそれを介して流すようにしである。交互および残留流
体案内バッフルの各々は、更に略第2および第1端縁に
おいて夫々配置された通路乃至コリフィスを備えていて
、少量の冷却用流体をそれらのバッフルを介して流すよ
うにして冷却パネルエレメントの端縁の付近におけるデ
ッドゾーンの出現を阻止する。
本明細書および添付図面において、本発明の好ましい実
施態様が示され、かつ説明されており、更にその各種の
代替物および変形が示唆されているが、これらは完全な
網羅を意図するものではないこと、およびその他の多く
の変更そして変形が本発明の範囲内で行い得ることを理
解すべきである。本明細書中の示唆は、当業者が本発明
およびその原理をより完全に理解し、その結果特定用途
の条件に適合するように種々の形態において、それを形
成し得るようにするための例示の目的に関して選択され
、かつ包含されるものである。
〔好ましい実施態様の詳細な説明〕
第1〜3図はアーク炉の壁用冷却パネルの好ましい実施
態様を示しており、この冷却パネルは本発明を具現する
開示されたユ゛ニークな特徴を包含している。これらの
第1〜3図において、チューブタイプ壁冷却パネル10
は互いに溶接した複数本の金属パイプを含んで構成され
、多かれ少がれ平坦であるが、僅かにアーチ状配列を形
成している。
第1図に示されるように、本実施態様においてパネルは
略30°のアーチを切断する円筒の部分を形成している
冷却パネル10は水入口チューブ12を備えており、そ
の中に冷却用流体、ここでは好ましくは、水がパネル1
0に供給され、水出口チューブ14において、これを介
して冷却用流体がパネル10から排水される。複数本の
水平乃至横方向パイプ16a乃至16jは、たとえば溶
接により並んで接合されており、各々は図面の左手にお
ける接続ヘッダ18と流体連通状態である一端を有し、
また図面の右手において示される接続へ・ノダ20と流
体連通状態にある他端を有している。これらのヘッダ1
8および20 (好ましくは水平パイプ16a〜16j
 と同一の直径を有するパイプ)は水平横パイプ16a
乃至16jの各端部に連結する開口を備えている。
対応する複数個の端部バッフル22は、パイプ16a乃
至16j の端部の交互のものの間のヘッダ18,20
中に設定されている。これらの端部バッフル22は左お
よび右接続ヘッド18および20間でジグザグに配置さ
れて、横方向パイプ16a乃至16jならびにヘラダニ
8および20を経由して曲がりくねったラスターフロー
・パターンを形成する。その結果、入口チューブ12に
入る冷却用流体は出口チューブ14に向かう途上、横方
向パイプ16a乃至16jを経由して前後方向流路へ流
入する。
端部バ・iフル22は好ましくはその外端縁に最も近接
する側において、それらの中に切込まれた通路またはオ
リフィス24を備えている。これらの通路24の目的は
後で述べる。
このパネル10の構造を完成するために、その中にバッ
フル28を備えた最下段横断パイプ26、最上段横断パ
イプ30および下降パイプ32が設けられている。バッ
フル28は横断パイプ26を分割して、出口チューブ1
4と直接流体連通する部分26Lと、入口チューブ12
と直接流体連通ずる他の部分261?とにする。部分2
6Rは更に第1の横方向パイプ16aと直接流体連通し
ている。最上段横断パイプ30は、これら横方向パイプ
16jの最後のものと流体連通しており、また下降パイ
プ32は最上段横断パイプ30を最下段横断パイプ26
の第1の部分26Lに連結する。
第1図および第2図に図式的に示されるように、複数個
のパイプスタブ(steebs)34が冷却パネル10
の凹面乃至前面側に対して突合せ、溶接されている。こ
れらのパイプスタブ34は不要な図面の乱雑さを排除す
るためにパネルの角および中央部にのみ例示的に示すも
のとする。
しかし、実際には、これらのパイプスタブ34はパネル
10の全前面にわたり均一に分布している。
すなわち、パイプスタブ34は各エレメント16a乃至
16j 、 18.20.26.30および32に規則
的な間隔をもって溶接されている。
アーク炉の充填に先立って、これらのパイプスタブ34
は吹付化合物または他の耐火材料をパネルの全前面にわ
たり保持す、るために機能する。溶融中および注入後、
これらのパイプスタブ34はスラグを収集し、かつ凝固
したスラグを保持する。これらのパイプスタブ34はま
た、伝導性フィンとして機能することにより、パネル1
oの伝熱特性を改良するために作用する。本実施態様に
おいては、パイプスタブ34が用いられ、がっ最適な効
果をもたらしているが、他の突起部材もまた、同様な効
果のために用いることができた。
通路乃至オリフィス24は、冷却用流体の主流路の外の
帯域で発生しないとすれば、特にバッフル22が冷却用
流体の方向を変える領域において発生するホットスポッ
トや蒸気バブルの問題を克服するために機能する。これ
らの通路24は少量の流体をバッフルを横切って流すの
で、曲がりくねった流路内のベンドにおいて流体は連続
的に変化することになる。これが流体のスチーミング(
steaming)や膜蒸発を導くことになるよどみを
阻止、そして冷却用流体と冷却パネル10の金属間の凡
ゆる点において良好な熱的接触を保証する。
第4.5.6および7図はアーク炉の屋根に用いるのに
適した代表的な屋根冷却パネル40を示している。この
パネル40は一般に、台形状であり、その側面は60度
よりも僅かに小さい再度をもって収束しているので、6
枚のこれら屋根パネル40を用いて、その中の中央電極
開口と屋根のへりとの間に屋根の環状帯域を輪形とする
ことができる。
各屋根冷却パネル40は入口チューブ42および出口チ
ューブ44を備えている。最下段の横断パイプ46は入
口チューブ42から上昇パイプ48へ延びており、該上
昇パイプはパネル40の一つの収束端縁に沿って最上段
の横断パイプ50に延在しており、この横断バイブ52
は、パネル40の他の収束側面に配置される下降パイプ
52に順次連結している。通常漸減する長さを有する同
心円のアーチとして形成される複数本の湾曲横断パイプ
54a乃至54mは夫々左方ヘッダ56および右方ヘッ
ダ58に連結された左方および右方端を備えている。複
数枚のそらせ板60は横方向パイプ54a乃至54mの
交互端部間のヘッダ56および58間に夫々配置されて
、第4図および第7図中に矢印で示されるように曲がり
くねったラスター流路を形成する。これら横断パイプ5
4aの最初のパイプは下降パイプ52に連結され、そし
てそれらの最後のパイプ54mは出口チューブ44に連
結されている。
先に論述した壁パネル10におけるパフフル22に関す
るように、屋根パネル40におけるそらせ板60はその
中に切込まれた小さな通路またはオリフィス62を備え
ている。これらは冷却用流体の少量の、 流れを、流路
内に方向の急激な変化が存在する場所でそらせ板60を
介して通過するようにさせる。
好ましいのは、この少量の流れが、流れ全体の約1乃至
5%の量を占めることである。
第5図および第6図に示すように、パイプスタブ64は
、パネル40の全下面にわたり規則的に離間して、好【
シ<は突合せ溶接により固着されている。これらのパイ
プスタブ64は、パネル40上の適所に耐火物、たとえ
ば吹付材料あるいは凝固したスラグを適所に保持する突
起物として機能する。
第8図は通常の表現におけるアーク炉70上のパネル1
0の使用態様を示している。若干のケースでは炉70は
鋼外殻72を備えており、その中にパネル10(ゴース
トラインで示す)が固着されている。
時にはパネル10が炉壁を構成しており、これは完全な
綱外殻を不要とする。入口チューブ12および出口チュ
ーブ14は殻72を経由して延在し、そして適切な可撓
性シールド導管(図示せず)に連結されている。炉殻7
2の底部74は炉70のスラグライン下方に炉床部を形
成し1.そしてこの炉床部は一般に耐火レンガまたはそ
の他の耐火材料により内張すされている。通常、底部7
4は、たとえ超強力操業においてアークの極端な熱にさ
らされることはない。しかし、単一電極炉の場合には、
高電流が炉壁を介して伝導されることになり、底部74
も冷却パネルにより保護される可能性がある。
屋根乃至カバー76は、それに固着された複数枚(ここ
では6枚)の屋根冷却パネル40を有する屋根外殻78
により形成されている。これらのパネル40は互いに密
接に併合され、かつ屋根外殻7日のヘリとその中心にお
ける電極用開口との間にリング乃至環を形成する。これ
らのパネルの入口および出口導管42.44もまた、適
当な可撓性シールド流体導管(図示せず)に連結されて
いる。
アーク炉のアークを生成するための複数本の垂直可動電
極80もまた示されている。
好ましくはパネル10および40は、それらの各可撓性
導管を経由して適切な熱交換器に連結され、その結果冷
却用流体は好ましい温度、たとえば140度F(60℃
)より低く維持される。
第9図及び第10図は本発明の他の実施態様を示してい
る。これらの図において、「ボックス」冷却パネル11
0は夫々炉のメルトに向かい、また炉の外殻に向かって
配置される前方プレート116および後方プレート11
8から形成されている。これらのプレート116および
118は左端縁プレート120、右端縁プレート122
.、頂部プレート124および底部プレート126と共
に包囲された空間を形成し、これに対し流体は入口チュ
ーブ112を経由して供給され、そしてこれから出口チ
ューブ114を経由して流体は排水される。
複数枚のバッフル部材128が前方および後方プレート
116.08の間に延在しており、そしてこれらは交互
に端縁プレート120.122に接合されており、それ
によって夫々他端縁プレー1−122.120における
主流路を残すことになる。このようにして、バッフル部
材128は曲がりくねったラスター流路130を形成し
、その中で流体がその道程を入口チューブ112から出
口チューブ114に向かって移動する際、それは前後方
向に流れる。
各バッフル部材128は、各左あるいは右端縁プレート
120または122に連結される側において、それを切
込ん、で貫通する1個以上のオリフィス132を備えて
いる。従って、そこには曲がりくねった通路130を経
由する冷却流体の主流が存在するが、一方そこにはオリ
フィス132を経由する少量の流れもまた存在し、これ
は流れ全体の1乃至5%の量となるのが好ましい。この
少量の流れは、パワフル部材が冷却用流体の主流の方向
を変化させる場所におけるポットスポットおよび蒸気バ
ブ 4゜ルの問題を阻止する。
方位の用語、たとえば頂部、底部、前方、左および右は
開示された実施態様の上記説明に際して用いられて、そ
の記載の理解を容易にするためのものである。しかし、
本発明は上に説明した態様において所定の位置に置かれ
た構造に限定されるものではない。たとえば、本発明の
原理は、曲がりくねった流れが交互に左および右へ進む
場合の説明された実施態様においてそれが存在したよう
に、流体流路が交互に上方から下方へ変化する場合にも
同様に利用可能である。
第6図および第7図は隣接チューブ54a乃至54eお
よび引続くものが僅かに互いに離間しているという点で
好ましい実施態様に対し僅かな変形を示している。この
空隙はチューブ間の冷却したスラグを捕捉し、かつ保持
するために機能し得る。端部における構造により固定さ
れるこの空隙はまた、チューブの長さに沿うスペーサ(
図示せず)を備えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施態様によるアーク炉用の壁冷却パ
ネルを示す頂面図、第2図は第1図の壁冷却パネルを示
す前面平面図、第3図は第1図の壁冷却パネルを示す断
面図、第4図は本発明この実施態様によるアーク炉用屋
根冷却パネルを示す断面図、第5図は第4図の屋根冷却
パネルを示す側断面図、第6図は第4図および第5図の
屋根冷却パネルを示す説明図、第7図は第4図の屋根冷
却パネルを経由する冷却流を、示す詳細断面図、第8図
は本発明の第一実施態様の壁冷却パネルおよび屋根冷却
パネルの使用を例示するアーク炉の斜視図、そして第9
図および第10図も本発明の原理を用いるアーク炉用ボ
ックスタイプ冷却パネルを示す頂部平面図および図式的
斜視図である。 符号の説明 to−・−冷却パネル、    12・−・−水入口チ
ューブ、14・−・−・−水出口チューブ、  16a
〜16j −・・−水平パイプ、18.20 −・−・
−・接続ヘッド、  22・−・・端部バッフル、24
−・・−・・通路、       26−−−−一・・
最下段横断パイプ、30〜・−・−・最上段横断パイプ
、32−・−・−下降パイプ、34.64・・−・−・
−パイプスタブ、  42 、112−−−−−−−一
・入口チューブ、44.114・・・−・−出口チュー
ブ、116−−−−−・・前方プレート、118−・・
−・・後方プレート、   120−・−・−左端縁プ
レート、122−・・・−右端縁プレート、  124
−・・−−一−−−頂部プレート、126・−・−・−
・底部プレート、   128−・−・−バッフル部材
、130−−−−−−一・ラスクー流路、   132
− ・・−・オリフィス。 5ヒ FIG、 8

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷却用流体が供給される入口(12、112)と
    、前記冷却用流体を排水するための出口(14、114
    )と、前記入口を前記出口に連結し、かつ曲りくねった
    通路を形成して、その中を前記冷却用流体が前記入口(
    12、112)から前記出口(14、114)に向かう
    際、それがラスターで、通常前後方向流路の形態で流れ
    ている包囲体(16a〜16j、26、30および32
    ;116〜126)とを含んで成り、前記包囲体(16
    a〜16j、26、30および32;116〜126)
    は前記冷却用流体の主流を曲げ、かつその主流路中にベ
    ンドを形成する構造体(22、128)を備えている治
    金加工で用いられる炉用の冷却パネルにおいて、副流路
    (24、132)が流路屈曲構造体(22、128)を
    介して設けられ、前記構造体は少量の前記冷却用流体を
    前記ベンドにおいて、デッドゾーンの発生がこの種のベ
    ンドの近辺において実質的に減少されるようにどちらか
    の流路に流すことを特徴とする冷却パネル。
  2. (2)更に、前記少量の流体流が全冷却用流体流の約1
    %乃至約5%を構成する特許請求の範囲第1項記載の冷
    却パネル。
  3. (3)包囲体(16a〜16j、26、30および32
    )は、平行かつ互いに近接して整列されている複数本の
    横方向パイプ(16a〜16j)を備えるチューブタイ
    プのものから成り、そして一対のヘッダ(18、20)
    に隣接パイプ(16a〜16j)同志の同様の端部が連
    結しており、前記屈曲構造体が前記パイプ(16a〜1
    6j)の交互のものの端部における前記ヘッダ(18、
    20)中に配置される複数個のバッフル(22)を包含
    する特許請求の範囲第1項記載の冷却パネルにおいて、
    更に副流路(24)が前記少量の冷却用流体を前記バッ
    フル(22)を経由して流すように前記バッフル(22
    )内に位置決めされている冷却パネル。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の冷却パネルにおいて
    、更に前記横方向パイプ(16a〜16j)および前記
    ヘッダ(18、20)は、炉に関して半径方向内方に対
    面しているその側で溶接されており、複数個の突起物(
    64)が前記パネルを覆って施された耐火材料を保持し
    ている冷却パネル。
  5. (5)包囲体(116、118、120、124、12
    6)が包囲された空間を形成する前方プレート(116
    )および後方プレート(118)を備えるボックスタイ
    プを構成し、そして前記屈曲構造体が、複数個の室内バ
    ッフル(128)であって、その各々が包囲された空間
    の一端から対向端へ向い、前方および後方プレート(1
    16、118)間に延在し、かつ包囲された空間の一端
    においてそれらの各主開口部を備えている前記流体案内
    バッフル(128)の交互バッフルおよび前記空間の他
    端においてそれらの各開口部を備えている前記流体案内
    バッフル(128)の中間に置かれた残留バッフルと共
    に前記対向端縁において主開口部を残して、主要部分の
    冷却用流体をそれを介して流すようにしてあるものを包
    含する特許請求の範囲第1項記載の冷却パネルにおいて
    、更にバッフル(128)が各主開口部に対向する略そ
    れらの端部においてそれを経由する前記副通路(132
    )を備えている冷却パネル。
  6. (6)更に複数個の突起部材が、前記パネルを覆って施
    された耐火材料を保持するために前記前方プレート(1
    16)中に固着される特許請求の範囲第5項記載の冷却
    パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519516A (ja) * 1998-07-01 2002-07-02 テクノロジカル リソーシズ プロプライエタリー リミテッド 直接製錬容器および直接製錬法
JP2007327660A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Hyuga Seirensho:Kk 三相交流電極式円形電気炉とその冷却方法
JP2012046785A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Nippon Steel Corp 溶鋼の取鍋精錬装置及び溶鋼の取鍋精錬方法
JP2019536971A (ja) * 2016-11-10 2019-12-19 アメリファブ,インコーポレイテッド 製鋼炉に使用するための延長されたレッグ折り返しエルボおよびその方法

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