JPS6250544A - 蓄熱建材およびその製法 - Google Patents

蓄熱建材およびその製法

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Publication number
JPS6250544A
JPS6250544A JP60188004A JP18800485A JPS6250544A JP S6250544 A JPS6250544 A JP S6250544A JP 60188004 A JP60188004 A JP 60188004A JP 18800485 A JP18800485 A JP 18800485A JP S6250544 A JPS6250544 A JP S6250544A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
building material
latent heat
latent
specific gravity
Prior art date
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Pending
Application number
JP60188004A
Other languages
English (en)
Inventor
竹中 文也
堀江 旭
金岡 賢司
三喜男 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP60188004A priority Critical patent/JPS6250544A/ja
Publication of JPS6250544A publication Critical patent/JPS6250544A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、住宅等の蓄熱構造に使用される蓄熱建材に
関する。
〔背景技術〕
近年、住宅等において、室の熱容量を増加させることに
より温度変化の少ない快適な室内環境を作り出すため、
蓄熱構造が設けられるようになった。このような蓄熱構
造を構成する蓄熱建材としては、コンクリート水等を利
用した顕熱蓄熱性のものと、無機水和塩、パラフィン等
を利用した潜熱蓄熱性のものがあげられる。中でも、前
記無機水和°塩、パラフィン等の潜熱蓄熱材をカプセル
化してセメント、石こう等の基材中に均一に分散させた
蓄熱建材が、軽(て熱容量が大きく、蓄熱効果の高いも
のとして、注目されている。
ところが、このような蓄熱建材3′では、第3図に温度
曲線で示したように、室外近くに分散された潜熱蓄熱材
l (図中、Aの範囲内のもの)の温度を、その相移転
温度まで上昇させることができないため、この部分の潜
熱蓄熱材lがムダとなってしまう。このことは、放熱の
場合においても同様である。。このため、蓄熱建材の蓄
放熱特性(蓄放熱のしやすさ)は悪く、蓄熱効率(単位
体積当りの蓄熱量)は低下してしまう。
〔発明の目的〕
この発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであって
、蓄放熱特性が良く、かつ、蓄熱効率が高い蓄熱建材お
よびその製法を提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
以上の目的を達成するため、第1の発明は、潜熱蓄熱材
が骨材として基材に分散されてなる蓄熱建材であって、
前記潜熱蓄熱材が建材の一方の面の側に偏在して分散さ
れていることを特徴とする蓄熱建材を要旨とし、第2の
発明は、基材に、この基材の比重とは異なった比重を持
つ潜熱蓄熱材を分散させ、両者の比重差にもとづいて、
前記潜熱蓄熱材を偏在させて固化する蓄熱建材の製法を
要旨としている。
まず、第1の発明について、その一実施例をあられす図
にもとづいて、くわしく説明する。
ここでいう潜熱蓄熱材1とは、固体−液体間の相変化(
融解)や、同素体変化、多形変化、包晶変化、共晶変化
等の固体−固体間転移等に伴う潜熱を蓄熱に利用するも
のである。このような性質を有する化合物としては種々
のものがあげられるが、従来から、蓄熱材用途に用いら
れてきた、芒硝(硫酸ナトリウム・lO永和塩)等の無
機水和塩系やn−パラフィン系等、固体−液体間の融解
熱を利用したものを使用することが好ましい。
このような潜熱蓄熱材1は、そのままで、あるいは、核
材に含浸させた状態で、熱可塑性樹脂の外殻でカプセル
化されて使用されることが好ましい。このようにするこ
とで、水等から前記潜熱蓄熱材を守り、接触面積を増加
させて熱転等の効率を良くし、潜熱蓄熱材の膨張収縮に
よる体積変化を吸収することができるからである。
このような働きをする外殻の材料としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂が
あげられる。
以上のような潜熱蓄熱材1が、基材2に分散。
固化されて建材となるのであるが、その時に、前記潜熱
蓄熱材1が第1図(a)または(b)にみるように、建
材の一方の面の側に偏在して分散されることで、この発
明の蓄熱建材3は構成されている。
基材2の材料には、通常、建材に使用されるものであれ
ば、あらゆるものを利用することができるが、その中で
も、前記潜熱蓄熱材1を分散させやすいものであること
が好ましい。このような条件を満たし、この発明に好ま
しい基材としては、セメント、石こう等があげられる。
以上のように構成されたこの発明の蓄熱建材は、例えば
、第2図のようにして使用することができる。図は、こ
の発明の蓄熱建材3を、天井材として使用する場合を示
している。このとき、図のように、前記蓄熱建材3の潜
熱蓄熱材1が偏在している方の面を室内4に向けておけ
ば、第3図の温度曲線にみるように、はとんどの潜熱蓄
熱材1の温度を、その相転移温度まですみやかに上昇さ
せることができるため、効率のよい蓄熱を行うことが可
能となるのである。また、放熱の場合にも同様に、すみ
やかに、効率のよい放熱を行うことができ、結果として
、この発明の蓄熱建材は、蓄放熱特性が良く、かつ、蓄
熱効率が高いものとなっている。
つぎに、第2の発明について、くわしく説明する。この
発明は、第1の発明にかかる蓄熱建材を而単に、効率良
く作る蓄熱建材の製法に関するものである。以下に、第
2の発明の工程の一例を示す。
まず、セメント、石こう等の基材に、この基材の比重と
は異なった比重を持つ潜熱蓄熱材を分散混合する。
基材の比重と潜熱蓄熱材の比重とを異ならせる方法とし
ては、種々の方法が考えられるが、好ましい方法として
、前記両成分のうち、いずれか一方に、グラファイト、
Al粉末等を添加して、その成分の比重を他方の成分の
比重よりも大きくする方法があげられる。このようにす
れば、比重に差をつけることができるばかりでなく、熱
伝導率を向上させることができるからである。
つぎに、基材の混合をやめ、前記両成分の比重差にもと
づいて、潜熱蓄熱材を、建材の一方の面の方向に移動さ
せる。潜熱蓄熱材を移動させるにあたっては、基材を静
置しておいて、自然に移動させてもよいし、゛基材を振
動させて強制的に移動させるようであってもよい。この
発明では、前記両成分のうち、いずれの比重が大きいか
、ということは特に限定されるものではない。要するに
、前記両成分の比重に差があればよいのである。基材2
の比重の方が潜熱蓄熱材1の比重よりも大きい場合には
、第1図(a)にみるように、潜熱蓄熱材lが基材2の
上方へ移動(浮上)し、逆に潜熱蓄熱材1の比重の方が
基材2の比重よりも大きい場合には、第1図(b)にみ
るように、潜熱蓄熱材1が基材2の下方へ移動(沈降)
する。
このあと、基材を硬化させれば、蓄熱建材が得られる。
以上のように、この発明の蓄熱建材の製法では、比重差
による自然な浮上または沈降によって潜熱蓄熱材を建材
の一方の面の側に偏在させるようにしているため、従来
の工程とほぼかわらない工程で、第1の発明にかかる蓄
熱建材を製造することが可能となっている。また、潜熱
蓄熱材を建材の一方の面の側に偏在させるためには、前
述したような振動装置以外特別な装置を必要としないた
め、コストが高くなることもない。したがって、この発
明の蓄熱建材の製法を用いれば、簡単に、かつ、効率良
(、第1の発明にかかる蓄熱建材を製造することができ
るようになる。つぎに、第1および第2の発明の実施例
について、比較例とあわせて説明する。
(実施例1) 相転移温度25℃のCa (NO3) z ・4HzO
+Zn (NO:l) 2・6■20系潜熱蓄熱材にグ
ラファイトを加えたものをポリエチレンでカプセル化し
て蓄熱カプセルを作成し、これを骨材として、石こう中
に体積比で30%配合して混合5分散させた。このもの
に対し、約5分間の振動を与えて、前記蓄熱カプセルを
沈降、偏在させ、石こうを硬化させて蓄熱建材を作成し
た。この蓄熱建材の蓄熱カプセルが偏在した側の蓄放熱
量を測定したところ、潜熱蓄熱材1 kgあたり約30
kcalの熱量を測定することができた。これは、前記
Ca (NOz) z ・41120 +Zn (NO
3) z ・6H20系潜熱蓄熱材1 kgの理論蓄熱
M(融解熱)にほぼ近い値であった。
(実施例2) グラファイトを石こうの側に添加し、蓄熱カプセルを浮
上させて偏在させた以外は、実施例1と同様にして蓄熱
建材を作成した。この蓄熱建材について、蓄放熱量を測
定したところ、実施例1とほぼ同じ熱量を測定すること
ができた。
(比較例) 蓄熱カプセルを均一に分散させた以外は、実施例1,2
と同様にして蓄熱建材を作成した。このものについても
、その蓄放熱量を測定したところ、潜熱蓄熱材1 kg
あたり約15kcalの熱量しか測定できなかった。
〔発明の効果〕
第1および第2の発明は、以上のように構成されており
、蓄放熱特性が良く、かつ、蓄熱効率が高い蓄熱建材と
、この蓄熱建材を簡単に製造できる蓄熱建材の製法とを
得ることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、  (b)は、それぞれ、第1の発明に
かかる蓄熱建材の一実施例をあられす断面図、第2図は
この実施例を天井面として使用する場合を説明する概略
説明図、第3図は室内、蓄熱建材内部および室外の温度
分布と潜熱蓄熱材との関係をあられす説明図である。 1・・・潜熱蓄熱材 2・・・基材 3・・・蓄熱建材
内部人 −1711す  叔 奈 古 序第1図 第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)潜熱蓄熱材が骨材として基材に分散されてなる蓄
    熱建材であって、前記潜熱蓄熱材が建材の一方の面の側
    に偏在して分散されていることを特徴とする蓄熱建材。
  2. (2)潜熱蓄熱材が熱可塑性樹脂外殻で被覆されてカプ
    セル化された蓄熱カプセルである特許請求の範囲第1項
    記載の蓄熱建材。
  3. (3)基材に、この基材の比重とは異なった比重を持つ
    潜熱蓄熱材を分散させ、両者の比重差にもとづいて、前
    記潜熱蓄熱材を偏在させて固化する蓄熱建材の製法。
  4. (4)潜熱蓄熱材が熱可塑性樹脂外殻で被覆されてカプ
    セル化された蓄熱カプセルである特許請求の範囲第3項
    記載の蓄熱建材の製法。
JP60188004A 1985-08-27 1985-08-27 蓄熱建材およびその製法 Pending JPS6250544A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007635A1 (de) * 2002-07-12 2004-01-22 Merck Patent Gmbh Mittel zur speicherung von wärme
JP2007170040A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Tsukasa Watanabe コンクリート体、コンクリート体生産方法、施設及び施設生産方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004007635A1 (de) * 2002-07-12 2004-01-22 Merck Patent Gmbh Mittel zur speicherung von wärme
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